JP3007863B2 - 造作材仮保持治具 - Google Patents

造作材仮保持治具

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JP3007863B2
JP3007863B2 JP9266288A JP26628897A JP3007863B2 JP 3007863 B2 JP3007863 B2 JP 3007863B2 JP 9266288 A JP9266288 A JP 9266288A JP 26628897 A JP26628897 A JP 26628897A JP 3007863 B2 JP3007863 B2 JP 3007863B2
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勤 岡村
和則 大島
宏之 中島
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ナショナル住宅産業株式会社
有限会社メイコウ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汎用性を高めた造
作材仮保持治具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、天井、長押、鴨居等の各種造作
材は、建物部材に接着剤を介して取り付けることが多い
が、このような場合、接着剤が硬化するまで両者を押し
付けて仮保持しておく必要がある。従来、このような仮
保持用の治具は、例えば図10に模式的に示すように、
L型クランプaの先端に設けられた受け面a1と、前記
L型クランプaにアームbを介して設けられる押圧具c
の先端の押圧面c1との間で造作材f、建物部材hを挟
むことにより両者を仮保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
治具は、前記押圧面c1が平坦に形成されているため、
例えば図4に示すようにコーナで交わる2つの平面F
1、F2をともに押圧しえず、このような位置では造作
材を仮保持できないという問題がある。
【0004】また、前記治具では、押圧面c1と受け面
a1とが互いに向き合う方向に固定されているため、例
えば図5に示すように階段等の手摺壁A1と、この手摺
壁A1の上縁に配される笠木B1とを締め付けできな
い。このように、従来の治具では、使用箇所がきわめて
限定されており、治具の汎用性に欠けるという欠点があ
った。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めに案出されたものであって、押圧片の形状などを改良
することによって、使用用途を拡大し汎用性を高めうる
造作材仮保持治具の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
記載の発明は、建物部材とそれに取付けられる造作材と
を含む被保持体の両者を互いに押し付ける造作材仮保持
治具であって、軸状にのびる基部の一端に該基部の中心
線から側方に位置ずれしてかつ前記被保持体の一方で保
持される保持片を有する取付部を設けた軸状本体部と、
前記基部に移動自在かつ係止可能に取付けられるととも
に被保持体の他方を押圧する押圧片を有する押圧具とか
らなり、かつ前記押圧片は、1つの平面及びコーナで交
わる2つの平面をともに押圧する押圧面を具えることを
特徴とする造作材仮保持治具である。
【0007】又、請求項2記載の発明は、前記軸状本体
部の前記保持片が、前記被保持体の一方で保持する止め
具が通る孔部を有することを特徴とする請求項1記載の
造作材仮保持治具である。
【0008】又、請求項3記載の発明は、前記軸状本体
部の前記保持片の、前記被保持体の一方で保持される保
持面が、前記押圧面と向き合う側と、前記基部の中心線
と略平行をなす向きとで向き換え可能としたことを特徴
とする請求項1又は2記載の造作材仮保持治具である。
【0009】又、請求項4記載の発明は、前記取付部の
保持片又は押圧具の押圧片の少なくとも一方が、回動、
又は首振り自在であることを特徴とする請求項1、2又
は3記載の造作材仮保持治具である。
【0010】又、請求項5記載の発明は、前記押圧片の
押圧面が、略ハ字状に開脚することにより前記コーナで
交わる2つの平面をともに押圧するコーナ押圧面部と、
このコーナ押圧面部から側方にのび前記1つの平面を押
圧する平面押圧面部とからなることを特徴とする請求項
1、2、3又は4記載の造作材仮保持治具である。
【0011】又、請求項6記載の発明は、前記押圧片
は、基部の両端に傾動自在な回動体を有し、この回動体
の傾動により1つの平面及びコーナで交わる2つの平面
をともに押圧する押圧面を形成することを特徴とする請
求項1乃至5のいずれか1に記載の造作材仮保持治具で
ある。
【0012】又、請求項7記載の発明は、前記保持片
の、被保持体の一方で保持される保持面と、前記押圧片
の押圧面とが、軟質カバーにより被覆されたことを特徴
とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の造作材仮
保持治具である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図1〜5において本発明の造作
材仮保持治具1(以下、単に治具1ということがあ
る。)は、建物部材Aとそれに取付けられる造作材Bと
を含む被保持体Cを互いに押し付けることにより、例え
ば両者を接合する接着剤が硬化するまで仮保持すること
ができるもので、本例では図4、図5に示すように、建
物部材Aとしての階段等の手摺壁A1と、造作材Bとし
て前記手摺壁A1の上縁、側縁を覆う笠木B1ないし笠
木状材B2(以下、単に笠木B2という)とを押しつけ
しうる場合を例にとり説明する。なお、建物部材Aとし
ては、さらに間仕切り壁を含む種々の壁体、天井、床な
どの種々のものを含み、かつ造作材Bとしては開口化粧
枠、長押、鴨居等の種々のものを含む。
【0014】前記治具1は、図1に示すように、軸状本
体部2と押圧具3とからなる。軸状本体部2は、軸状に
のびる基部4の一端に該基部4の中心線から側方に位置
ずれしてかつ前記被保持体Cの一方、本例では図4に示
したように前記手摺壁A1に保持される保持片6を有す
る取付部5を設けている。
【0015】前記基部4は、例えば断面矩形、円形等、
本例では矩形に鍛造により成形されたスチール製の長尺
体からなるものを示す。また前記取付部5は、この基部
4に連続して一体に設けられ基部4の一端で略直角に折
れ曲がるとともに該基部4の中心線から側方にのびる継
ぎ部分20と、この継ぎ部分20の先端に設けられる前
記保持片6とから構成されているものを例示する。
【0016】前記保持片6は、前記手摺壁A1で保持さ
れる平坦な保持面7を有する平板状をなし、該保持面7
は、前記基部4の中心線と略平行(該中心線と±5゜の
範囲内)かつ基部4の前記一端から離れる向きにのびる
とともに、本例では後述する押圧片10の平面押圧面部
12と直交するものを示している。
【0017】また前記保持片6には、前記手摺壁A1で
この保持片6の前記保持面7を保持するビス等の止め具
Dが通る孔部8が穿設されているもの示す。これによっ
て、被保持体Cの一方に保持片6をビス締めにより簡単
に取り付けでき作業性を向上しうる点で好ましい。
【0018】前記押圧具3は、本例ではアーム体21に
より前記基部4に移動自在かつ係止可能に取付けられる
とともに、被保持体Cの他方、本例では前記笠木B1、
B2を押圧しうる押圧片9を有している。
【0019】前記アーム体21は、図1、図3に示すよ
うに、前記基部4を摺動自在に通す孔21Aが設けられ
た一端部から基部4側方(前記保持片6側)に突出する
とともに、他端部に、前記押圧具3のネジ軸23を螺着
しうるネジ穴21Bが設けられている。
【0020】前記押圧具3は、本例では、前記アーム体
21のネジ穴21Bに螺着されかつ前記基部4の中心線
と略平行にのびるネジ軸23と、このネジ軸23の前記
取付部5に向く一端に設けられる押圧片9と、他端に設
けられる把持部24とから構成されるものを示す。
【0021】そして押圧具3は、例えば図4に示したよ
うに、前記保持片6を手摺壁A1の壁面に止め具Dにて
取り付け、かつ前記把持部24のねじ込み動作により前
記押圧片9を笠木B1に押圧することができる。また、
さらに把持部24をねじ込むことにより、前記アーム体
21は、ネジ穴21B側の端部が基部4側の端部に比し
て把持部24側へと先送りされる向きに傾く。この作用
によって、前記基部4を通す孔21Aの端縁X、Yが基
部4の表面に強固に押圧することによって基部4を拘束
でき、これにより、押圧具3は該基部4に対して相対移
動不能に係止できる。
【0022】そして、本発明では前記押圧片9は、図5
に示すように1つの平面F1及び図4に示すようにコー
ナで交わる2つの平面F1、F2をともに押圧する押圧
面10を具えていることを特徴としている。
【0023】このように、治具1の押圧片9が、1つの
平面F1及びコーナで交わる2つの平面F1、F2をと
もに押圧する押圧面10を具えることによって、手摺壁
A1に笠木B1、B2を取り付ける作業に際して、図5
に示すように笠木B1の水平な上面部を押圧して仮保持
することはもとより、図4に示すように、コーナ面をも
押圧することができるなど、その使用箇所を拡大でき、
汎用性を高めうる。
【0024】前記押圧片9は、本例では図2に示すよう
に、略ハ字状に開脚するハ字部26と、その開脚側の一
端縁から夫々側方かつ一平面上をのびる一対の鍔部2
7、27と、前記ハ字部26の他端縁に設けられ前記ネ
ジ軸23の一端に固着された球状体30を回動自在に保
持しかつ前記軸体23を遊挿する孔29Aを穿設した保
持部29とを具えたものを例示している。
【0025】また前記押圧面10は、本実施形態では前
記ハ字部26によって形成されかつ略ハ字状に開脚する
ことによりコーナで交わる前記2つの平面F1、F2を
ともに押圧するコーナ押圧面部11と、前記鍔部27、
27によって形成されかつコーナ押圧面部11から側方
にのび前記1つの平面F1又はF2を押圧する平面押圧
面部12とからなるものを示し、なお本例では、前記コ
ーナ押圧面部11は略90度の角度で開脚するものを例
示している。
【0026】このように、押圧面10に予め決まった角
度、特に頻度の高い直角のコーナ部の角度に合わせて開
脚するコーナ押圧面部11と、1つの平面を押圧する平
面押圧面部12とを形成することにより、1つの平面
部、および予め決まった角度をなすコーナ部とで造作材
Bを確実に押圧しうる利点がある。
【0027】また前記取付部5の保持片6又は押圧具3
の押圧片9の少なくとも一方、本例では前記押圧片9
を、前記球状体30を収容する前記保持部29により、
前記ネジ軸23に対して回動自在及び前記孔29Aで軸
体23が動く範囲内で首振り自在としている。これによ
り、被保持体Cの押圧面が多少のずれ角をもって形成さ
れているような場合においても押圧片9をこれに対応さ
せて配することができるから造作材Bをより確実に押圧
しうる他、押圧具3のねじ込みによるネジ軸23の傾動
などを効果的に吸収し押圧面を一定位置に保持しうる。
【0028】なお前記保持片6の、被保持体Cの一方で
保持される保持面7と、前記押圧片9の押圧面10と
は、例えば軟質カバーSにより被覆することが望まし
い。これによって、押圧による造作材B、建物部材Aの
押圧による損傷を効果的に防止しつつ取り付け作業を行
うことができる。なお軟質カバーSとしては、ゴム、発
泡体、樹脂等の弾性材、フェルト等の布材等を好ましく
用いることができる。
【0029】さらに前記押圧片9は、図9に示すよう
に、本例では前記ネジ軸23に取り付く基部40の両端
に、軸41、41により傾動自在に支持された回動体4
2を設けるとともに、この回動体42の傾動により回動
体42の表面にて1つの平面F1又はF2、及びコーナ
で交わる2つの平面F1、F2をともに押圧する押圧面
10を形成することもできる。
【0030】このように押圧片9を構成したときには、
コーナで交わる2つの平面F1、F2の交わり角度が直
角以外の場合であっても回動体42、42がコーナ角度
に応じて傾動し自在に対応でき、さらに汎用性を高めう
る点で好ましい。なお本例では基部42が略ハ字状で開
脚し、回動体42、42がこの開脚角度以下になるのを
規制するものを示したが、基部41は必ずしも開脚状に
構成する必要はない。
【0031】以上説明したような治具1は、図4に示す
ように、前記保持片6を止め具Dにて手摺壁A1(建物
部材A)の壁面に保持させるとともに、前記押圧具3の
押圧片9のコーナ押圧面部11をコーナで交わる笠木B
1、B2の2平面F1、F2に当接させ、前記押圧具3
の把持部24をねじ込み回動させることにより、基部4
に対して押圧具3を係止しつつこのコーナー部において
笠木B1、B2をともに手摺壁A1に押圧して仮保持で
きる。なお笠木B1、B2と手摺壁A1とを接着する接
着剤が硬化した後は、前記保持片6の止め具Dを手摺壁
A1から取り外せば良い。
【0032】また図5に示すように、前記保持片6を止
め具Dにて手摺壁A1(建物部材A)の壁面に保持させ
るとともに、前記押圧具3の押圧片9の平面押圧面部1
2、12を笠木B1の上面に当接させ、前記押圧具3の
把持部24をねじ込み回動させることにより、手摺壁A
1の壁面と直交する面に配された笠木B1を押圧でき、
仮保持できる。このように本発明の治具1は、造作材B
の仮保持の用途を従来よりも大幅に拡大することによっ
てその汎用性を向上しうるのである。
【0033】図6〜8には本発明の他の実施形態を例示
している。本例では、取付部5が、前記基部4の一端
に、この基部4の軸線回りに回動自在に取り付きかつ基
部4から略直角方向にのびる連結部45と、この連結部
45の先端に本例では前記基部4の軸線、及び連結部4
5の長手方向と直交するピン47により傾動自在に設け
られた保持片46とから構成されるものを示す。
【0034】本実施形態において、前記連結部45は、
図8(A)、(B)に示すように、断面略U字状をなす
連結枠45aと、この連結枠45aの内側に固着されか
つ前記基部4に形成された小径の軸部4aに回動自在に
挿通するボス部45bとからなる。なお連結枠45aに
は、前記ピン47が取り付く孔部45cが形成される。
また前記基部4の軸部4aの先端は前記ボス部45bを
挿通した後にかしめ等により抜け止め部4bを形成して
いる。したがって、連結部45は、前記基部4の軸線回
りに回動しうる。
【0035】また前記保持片46は、図6、図7に示す
ように、前記ピン47に傾動自在に枢支される枢支部4
6Aと、この枢支部46Aの両側から基部4の軸線方向
にのびる第1、第2の張り出し部49、50を形成して
いる。図7に示す状態において、押圧片9側に配される
第1の張り出し部49には、その上面に軟質カバーSが
設けられる。
【0036】また第2の張り出し部50には、被保持体
Cにこの保持片46を保持させるための止め具Dが通る
孔8を形成している。さらに、図6に示すように、この
保持片46の第1の張り出し部49を前記押圧面10に
向き合わせた際には、前記第2の張り出し部50が前記
基部4の抜け止め部4bに当接することによりそれ以上
の傾動が規制でき、保持片46と押圧片9との間で強固
に被保持体Cを挟み付けしうる。また、連結部45を基
部4に対して回動させることによって、種々の形状に応
じた被保持体Cを挟み付けしうる点で好ましい。
【0037】このように、軸状本体部2の前記保持片4
6は、その前記被保持体Cの一方で保持される保持面7
A、7Bは、前記押圧面10と向き合う側と(図6)、
前記基部4の中心線と略平行をなす向き(図7)とで向
き換え可能としているため、建物部材Aと造作材Bとが
向き合っているような2つの平面間を挟み付けることに
も使用しうる結果、さらに治具の汎用性を向上しうる利
点がある。
【0038】なお保持片46の形状を例えばL字状とす
ることによって、同一の保持面を用いてその向き換えを
行わせることもできる。
【0039】以上詳述したが、本発明は上記の実施形態
に限定されるものではなく、例えば押圧具3がアーム体
21の傾動作用により軸状本体部2に係止されるものを
示したが、別個に係止具を設けてもよく、また保持片の
形状などは図示以外にも種々の態様に変形しうる。
【0040】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明では、
治具の押圧片が、1つの平面及びコーナで交わる2つの
平面をともに押圧する押圧面を具えることによって、例
えば手摺壁に笠木を取り付ける作業に際して、笠木の平
面ばかりかコーナ面をも押圧することができるなど、各
種造作材の建物部材への取付作業においてその使用箇所
を拡大でき、汎用性を高めうる。
【0041】また請求項2記載の発明では、前記軸状本
体部の前記保持片は、前記被保持体の一方で保持する止
め具が通る孔部を有することによって、被保持体の一方
にビス等の止め具を用いて容易に取り付けでき、作業性
を向上しうる。
【0042】また請求項3記載の発明では、軸状本体部
の前記保持片は、その前記被保持体の一方で保持される
保持面が、前記押圧面と向き合う側と、前記基部の中心
線と略平行をなす向きとで向き換え可能としたことによ
り、向き合う2つの平面間を挟み付けしうるとともに、
例えば手摺壁の壁面に保持片を保持させ、この壁面の上
縁などに配される笠木表面を押圧片により押圧すること
ができるから治具の汎用性がさらに向上しうる。
【0043】また請求項4記載の発明では、前記取付部
の保持片又は押圧具の押圧片の少なくとも一方は、回
動、又は首振り自在であることによって、押圧面又は保
持面が他方のずれ角をもって形成されているような場合
においても造作材を確実に押圧しうる。
【0044】また請求項5記載の発明では、前記押圧面
は、略ハ字状に開脚することによりコーナで交わる2つ
の平面をともに押圧するコーナ押圧面部と、このコーナ
押圧面部から側方にのび前記1つの平面を押圧する平面
押圧面部とからなることにYって、平面部と予め決まっ
た角度をなすコーナ部とで造作材を確実に押圧しうる。
【0045】また請求項6記載の発明では、前記押圧片
は、基部の両端に傾動自在な回動体を有し、この回動体
の傾動により1つの平面及びコーナで交わる2つの平面
をともに押圧する押圧面を形成することによって、様々
な角度で2平面が交わるコーナー部分においても、前記
回動体が傾動することで自在に対応して造作材を押圧す
ることができる。
【0046】また請求項7記載の発明では、前記保持片
の、被保持体の一方で保持される保持面と、前記押圧片
の押圧面とが、軟質カバーにより被覆されたことによっ
て、造作材を傷つけることなく取付作業を行いうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の造作材仮保持治具を例示す
る斜視図である。
【図2】押圧片の拡大斜視図である。
【図3】アーム体の側面図(一部断面図)である。
【図4】本実施形態の治具のコーナ使用例を示す側面図
である。
【図5】本実施形態の治具の平面使用例を示す側面図で
ある。
【図6】本発明の他の実施形態の造作材仮保持治具の側
面図である。
【図7】本発明の他の実施形態の造作材仮保持治具の斜
視図である。
【図8】(A)は、連結部の側面図、(B)は(A)の
X−X断面図である。
【図9】押圧片の他の実施形態を示す拡大斜視図であ
る。
【図10】従来の造作材仮保持治具の側面図である。
【符号の説明】
1 造作材仮保持治具 2 軸状本体部 3 押圧具 4 基部 5 取付部 6 保持片 7 保持面 9 押圧片 10 押圧面 11 コーナ押圧面部 12 平面押圧面部 A 建物部材 B 造作材 C 被保持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 宏之 大阪府藤井寺市西古室2−1−15 有限 会社 メイコウ内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 21/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物部材とそれに取付けられる造作材とを
    含む被保持体の両者を互いに押し付ける造作材仮保持治
    具であって、 軸状にのびる基部の一端に該基部の中心線から側方に位
    置ずれしてかつ前記被保持体の一方で保持される保持片
    を有する取付部を設けた軸状本体部と、 前記基部に移動自在かつ係止可能に取付けられるととも
    に被保持体の他方を押圧する押圧片を有する押圧具とか
    らなり、 かつ前記押圧片は、1つの平面及びコーナで交わる2つ
    の平面をともに押圧する押圧面を具えることを特徴とす
    る造作材仮保持治具。
  2. 【請求項2】前記軸状本体部の前記保持片は、前記被保
    持体の一方で保持する止め具が通る孔部を有することを
    特徴とする請求項1記載の造作材仮保持治具。
  3. 【請求項3】前記軸状本体部の前記保持片は、その前記
    被保持体の一方で保持される保持面が、前記押圧面と向
    き合う側と、前記基部の中心線と略平行をなす向きとで
    向き換え可能としたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の造作材仮保持治具。
  4. 【請求項4】前記取付部の保持片又は押圧具の押圧片の
    少なくとも一方は、回動、又は首振り自在であることを
    特徴とする請求項1、2又は3記載の造作材仮保持治
    具。
  5. 【請求項5】前記押圧片の押圧面は、略ハ字状に開脚す
    ることにより前記コーナで交わる2つの平面をともに押
    圧するコーナ押圧面部と、このコーナ押圧面部から側方
    にのび前記1つの平面を押圧する平面押圧面部とからな
    ることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の造作
    材仮保持治具。
  6. 【請求項6】前記押圧片は、基部の両端に傾動自在な回
    動体を有し、この回動体の傾動により1つの平面及びコ
    ーナで交わる2つの平面をともに押圧する押圧面を形成
    することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記
    載の造作材仮保持治具。
  7. 【請求項7】前記保持片の、被保持体の一方で保持され
    る保持面と、前記押圧片の押圧面とが、軟質カバーによ
    り被覆されたことを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5又は6記載の造作材仮保持治具。
JP9266288A 1997-09-30 1997-09-30 造作材仮保持治具 Expired - Fee Related JP3007863B2 (ja)

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