JP4648234B2 - クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車体を構成する各種パネル等の被取付部材に対して、ブラケット等の取付部材を取り付けるクリップに関するものである。
従来、自動車の車体を構成する各種パネルに対して、ブラケット等を取り付ける際に使用される各種のクリップが提案されている。
例えば、板状の基部と、この基部の一側に設けられた係止頭部と、前記基部の他側に設けられた取付片部とを有するクリップを、前記取付片部を取付孔に挿入して所定角度回転させることにより取付孔の周縁部を取付片部と基部との間で挟持させて取付孔に取り付けるクリップの取付構造であって、クリップの前記所定角度回転により前記取付孔に挿入されてクリップの取付孔内での回転を阻止する回り止めばね部を前記クリップに設けた構成のクリップがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−112512号公報(段落(0016)〜(0024)、図1〜図5)
しかしながら、前記特許文献1に記載されたクリップは、クリップが取付孔の長手方向に沿って移動するため、自動車の車体を構成する各種パネル等の被取付部材に対して、ブラケット等の取付部材をボルト等に変わって密着固定することができないという問題がある。また、前記特許文献1に記載されたクリップは、一般的に取付孔の幅寸法は約8mm〜10mmであるため、軸方向に約2000Nの大きな引張力が負荷される場合には、ボルトによって固定する構造が一般的であるが、車体の下面パネルにボルト止めする場合には、上向き作業で重い六角レンチ等を持ち上げて締め付ける必要があり、作業性が悪く、手や腕の疲労が大きいという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、取付部材と被取付部材とを高保持力(例えば、軸方向約2000N以上の引張力に耐える保持力である。)で密着固定することが可能となると共に、重い六角レンチ等を使用せず、極めて簡単な作業で取り付けることが可能なクリップを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るクリップは、取付部材に穿設された第1取付孔と、被取付部材に穿設されて前記第1取付孔が重ねられる第2取付孔とに挿入回転して該取付部材と被取付部材とを密着固定するクリップにおいて、前記第1取付孔及び第2取付孔は、平面視長方形の略同一形状に穿設されて、該第1取付孔及び第2取付孔とほぼ同じ平面視略長方形でこの第1取付孔及び第2取付孔を通過する略直方体形状の押さえ頭部と、前記押さえ頭部の幅に等しい幅を有して該押さえ頭部の長手方向に長い平面視略長方形で前記第1取付孔及び第2取付孔を通過できない基部と、前記押さえ頭部と基部とを連結して前記取付部材と被取付部材とを重ねた厚さに等しい隙間を該押さえ頭部と基部との間に形成すると共に、前記第1取付孔及び第2取付孔内で回転可能に形成される軸部と、前記押さえ頭部を前記第1取付孔及び第2取付孔に挿通して90度回転させて、前記軸部を該第1取付孔及び第2取付孔の長手方向の一方の端縁部に押し当てた場合に、前記基部の一方の側端縁部と該第1取付孔及び第2取付孔の長手方向の他方の端縁部との間に形成される隙間に等しい厚さを有して該基部側から該隙間に嵌入される嵌入部材と、前記隙間に嵌入された嵌入部材の基部側端縁部と前記基部の他方の側端縁部とを連結する細長薄板状の連結部と、を備え、前記嵌入部材は、前記隙間に嵌入された場合に、前記第1取付孔又は第2取付孔の前記押さえ頭部側の周縁部に弾性的に係止する第1弾性係止部を有することを特徴とする。
また、請求項2に係るクリップは、請求項1に記載のクリップにおいて、前記軸部は、回転軸に対して垂直な断面が全体としてはほぼ正方形状をなし、一組の対角が前記第1取付孔の短辺の長さに等しい直径の円弧をなし、他の組の対角がほぼ直角をなしていることを特徴とする。
また、請求項3に係るクリップは、請求項1又は請求項2に記載のクリップにおいて、前記嵌入部材は、前記隙間に嵌入された場合に、前記基部側の端面部から外側方向に延出されて前記第1取付孔又は第2取付孔の周端面部に当接される延出部を有することを特徴とする。
また、請求項4に係るクリップは、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のクリップにおいて、前記軸部の前記押さえ頭部の平面視長辺側に対向する両側面部に設けられて、該軸部を前記第1取付孔及び第2取付孔に挿通した場合に、この第1取付孔又は第2取付孔の該押さえ頭部側の周縁部に弾性的に係止する一対の第2弾性係止部を備えたことを特徴とする。
また、請求項5に係るクリップは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のクリップにおいて、前記基部は、前記軸部を挟んだ押さえ頭部側両端面部に平面視長手方向に沿って形成される所定高さの第1リブ部を有し、該押さえ頭部を前記第1取付孔及び第2取付孔に挿入して回転させる際に、前記各第1リブ部が該第1取付孔又は第2取付孔の周端縁によって切除されることを特徴とする。
また、請求項6に係るクリップは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のクリップにおいて、前記押さえ頭部は、前記軸部を挟んだ基部側両端面部に平面視長手方向に沿って形成される所定高さの第2リブ部を有し、該押さえ頭部を前記第1取付孔及び第2取付孔に挿入して回転させる際に、前記各第2リブ部が該第1取付孔又は第2取付孔の周端縁によって切除されることを特徴とする。
また、請求項7に係るクリップは、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のクリップにおいて、前記押さえ頭部は、前記軸部を挟んだ基部側両端面部の該軸部の前記円弧を形成する一組の対角に対向する角部が平面視短辺方向外側へ斜め下がりに形成されていることを特徴とする。
前記構成を有する請求項1に係るクリップでは、取付部材に穿設された第1取付孔と、被取付部材に穿設されて第1取付孔が重ねられる第2取付孔とは、平面視長方形の略同一形状に穿設されている。また、この第1取付孔及び第2取付孔に挿通される押さえ頭部は、該第1取付孔及び第2取付孔とほぼ同じ平面視略長方形で略直方体形状に形成されている。また、この押さえ頭部に軸部で連結されて第1取付孔及び第2取付孔を通過できない基部は、押さえ頭部の幅に等しい幅を有して該押さえ頭部の長手方向に長い平面視略長方形に形成されている。そして、第1取付孔を第2取付孔に重ねて、押さえ頭部を挿入後90度回転させることによって該押さえ頭部の基部側端面と基部の押さえ頭部側端面部とで該取付部材と被取付部材とが挟まれて密着される。続いて、軸部を該第1取付孔及び第2取付孔の長手方向の一方の端縁部に押し当てて、基部の一方の側端縁部と該第1取付孔及び第2取付孔の長手方向の他方の端縁部との間に形成される隙間に、基部側からこの隙間に等しい厚さを有する嵌入部材を嵌入することによって、取付部材と被取付部材とが挟まれて密着した状態で、固定される。また、嵌入部材は、この隙間に嵌入された場合に、第1弾性係止部が第1取付孔又は第2取付孔の押さえ頭部側の周縁部に弾性的に係止するため、第1取付孔及び第2取付孔から抜けなくなる。また、隙間に嵌入された嵌入部材の基部側端縁部と基部の他方の側端縁部とが細長薄板状の連結部によって連結されている。
これにより、クリップは、基本的に平面視略長方形で第1取付孔及び第2取付孔を通過する略直方体形状の押さえ頭部と、平面視略長方形で第1取付孔及び第2取付孔を通過できない基部と、この基部と押さえ頭部とを連結する軸部と、細長薄板状の連結部によって基部に連結される嵌入部材とから構成されているため、クリップの形状を簡易な構成にすることができ、容易に小型化を図ることができる。
また、軸部は、押さえ頭部が嵌挿される第1取付孔及び第2取付孔内で回転可能に形成すればよいため、押さえ頭部の短辺を一辺とする略正方形の断面形状に近づけることが可能となり、簡易な形状で、且つ、断面積を大きくすることが可能となり、取付部材と被取付部材とを高保持力(例えば、押さえ頭部の大きさが平面視約9mm×12mmの長方形で、軸方向約2000N以上の引張力に耐える保持力である。)で密着固定することが可能となる。
また、第1取付孔を第2取付孔に重ね合わせて、押さえ頭部を挿入して90度回転後、軸部を該第1取付孔及び第2取付孔の長手方向の一方の端縁部に押し当てることによって、該押さえ頭部の基部側端面と基部の押さえ頭部側端面部とで取付部材と被取付部材とが挟まれて密着されると共に、細長薄板状の連結部によって基部に連結される嵌入部材が、該基部の一方の側端縁部と該第1取付孔及び第2取付孔の長手方向の他方の端縁部との間に形成される隙間に嵌入されて第1弾性係止部によって弾性的に係止されるため、クリップを極めて簡単な作業で第1取付孔及び第2取付孔へ迅速に取り付けることができ、上向き作業でも重い六角レンチ等を持ち上げる必要がなく、手や腕の疲労を抑えることが可能となると共に、取り付け後の該クリップの回転を確実に防止することができる。また、嵌入部材の第1弾性係止部が第1取付孔又は第2取付孔の押さえ頭部側の周縁部に弾性的に係止するため、弾性的なクリック感を伴って嵌合して、作業者は嵌入部材の第1取付孔及び第2取付孔への嵌合を音や感触によって知ることができる。
更に、該隙間に嵌入された嵌入部材の基部側端縁部と基部の他方の側端縁部とが細長薄板状の連結部によって連結されているため、嵌入部材の紛失を防止できると共に、嵌入部材を第1取付孔及び第2取付孔へ更に迅速に取り付けることができる。
また、請求項2に係るクリップでは、軸部は、回転軸に対して垂直な断面が全体としてはほぼ正方形状をなし、一組の対角が第1取付孔の短辺の長さに等しい直径の円弧をなし、他の組の対角がほぼ直角に形成されているため、円弧をなす方向にクリップを回転でき、その際に一対の円弧の直径が第1取付孔の短辺の長さに等しく形成されていることから、回転中心が振れることなく確実に決定され、円滑に回転できる。また、軸部の直角な角部が第1取付孔及び第2取付孔の長辺に当接すると、回転が規制されるので、押さえ頭部及び基部を第1取付孔及び第2取付孔に対して確実に90度回転させた位置に配置することができると共に、軸部の直角な角部が第1取付孔及び第2取付孔の長手方向の一方の端縁部に押し当てられるため、該基部の一方の側端縁部と該第1取付孔及び第2取付孔の長手方向の他方の端縁部との間に形成される隙間を常に一定寸法にすることができ、嵌入部材を該隙間に嵌入させて確実に係止することができる。
また、請求項3に係るクリップでは、嵌入部材を基部の一方の側端縁部と該第1取付孔及び第2取付孔の長手方向の他方の端縁部との間に形成される隙間に嵌入する場合には、延出部を指で押下して第1取付孔又は第2取付孔の基部側の周端面部に当接させることによって該隙間に容易に嵌入させることができる。
また、請求項4に係るクリップでは、軸部には、該軸部を第1取付孔及び第2取付孔に挿通した場合に、一対の第2弾性係止部が、この第1取付孔又は第2取付孔の押さえ頭部側の周縁部に弾性的に係止されるため、上向き作業において、軸部を第1取付孔及び第2取付孔に挿通後、90度回転前に該クリップから手を離しても第1取付孔及び第2取付孔から抜け落ちるのを確実に防止することができる。
また、請求項5に係るクリップでは、基部の軸部を挟んだ押さえ頭部側両端面部に平面視長手方向に沿って所定高さの第1リブ部が形成され、第1取付孔を第2取付孔に重ねて該押さえ頭部を挿入後90度回転させた場合に、各第1リブ部が該基部側の第1取付孔又は第2取付孔の周端縁によって切除され、各第1リブ部が基部側の第1取付孔又は第2取付孔の周縁部に密接するため、取付部材及び被取付部材を隙間なく高保持力で密着固定することができる。
また、請求項6に係るクリップでは、押さえ頭部の軸部を挟んだ基部側両端面部に平面視長手方向に沿って所定高さの第2リブ部が形成され、第1取付孔を第2取付孔に重ねて該押さえ頭部を挿入後90度回転させた場合に、各第2リブ部が該押さえ頭部側の第1取付孔又は第2取付孔の周縁部によって切除され、各第2リブ部が押さえ頭部側の第1取付孔又は第2取付孔の周縁部に密接するため、取付部材及び被取付部材を更に隙間なく高保持力で密着固定することができる。
更に、請求項7に係るクリップでは、押さえ頭部を第1取付孔及び第2取付孔に挿通して90度回転させる場合に、第1取付孔又は第2取付孔の押さえ頭部側周端縁部が、軸部の円弧を形成する一組の対角に対向する角部の傾斜面によって基部側に押し付けられるので、取付部材及び被取付部材を容易に密着固定することができる。
以下、本発明に係るクリップについて、本発明を具体化した一実施例に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施例に係るクリップの構成について図1乃至図6に基づき説明する。
図1は本実施例に係るクリップを示す斜視図である。図2は本実施例に係るクリップを示す平面図である。図3は本実施例に係るクリップを示す正面図である。図4は本実施例に係るクリップを示す底面図である。図5は本実施例に係るクリップを示す左側面図である。図6は本実施例に係るクリップを示す右側面図である。
尚、図1乃至図6において、クリップ1は、一般に「スーパータフナイロン」といわれる中・高衝撃ナイロン等の樹脂で成形されている。また、中・高衝撃ナイロンの引張強度は、約48MPa以上であり、好ましくは55MPa以上である。
図1乃至図6に示すように、クリップ1は、平面視略長方形(例えば、短辺が9mmで長辺が12mmの長方形である。)で略直方体形状の押さえ頭部2と、この押さえ頭部2の幅にほぼ等しい幅で該押さえ頭部2よりも長手方向に長い平面視略長方形(例えば、短辺が9mmで長辺が16mm〜18mmの長方形である。)に形成される基部3と、この押さえ頭部2と基部3とを連結する軸部4と、基部3の側面部から外側方向に延出される一対の細長薄板状の連結部5によって該基部3に連結される嵌入部材6とから構成されている。
また、基部3の上端面の長手方向中央部には全幅に渡って正面視略台形状の摘み部8が立設され、後述のように該摘み部8を指等で挟んでクリップ1を回転軸回りに回転させることが可能に構成されている。また、各連結部5の長さは、摘み部8の高さよりも長くなるように形成され、後述のように嵌入部材6が摘み部8を超えることができるように構成されている。
また、基部3の下端面の長手方向中央部と押さえ頭部2の長手方向中央部とは、軸部4によって連結されている。そして、基部3の下端面には、軸部4の一方の基端部を挟んで該基端部の両側から長手方向に沿ってそれぞれ一対の第1リブ部10が、基部3の幅方向中心線に対して略対称に該基部3の幅寸法の約半分の間隔で端縁部まで所定高さ(例えば、約0.3mm〜約0.5mmの高さである。)で立設されている。
また、軸部4は、回転軸に対して垂直な断面が、全体としては押さえ頭部2の幅を一辺とするほぼ正方形状(例えば、一辺が9mmの正方形である。)に形成され、一組の対角が該押さえ頭部2の幅の長さに等しい直径の各円弧4Aをなし、他の組の対角がほぼ直角に形成されている。また、軸部4の軸方向の高さ寸法は、自動車の車体を構成する各種パネル等の被取付部材21(図7参照)とブラケット等の取付部材23(図7参照)とを重ねた厚さ寸法にほぼ等しくなるように形成されている。
尚、後述のように、被取付部材21に穿設される第2取付孔22(図7参照)と取付部材23に穿設される第1取付孔24(図7参照)とは、押さえ頭部2の回転軸に対して垂直な断面にほぼ等しい平面視長方形に形成されている。
このため、クリップ1は、各円弧4Aをなす方向に回転でき、その際に一対の円弧4Aの直径が第1取付孔24及び第2取付孔22の短辺の長さに等しく形成されていることから、回転中心が振れることなく確実に決定され、円滑に回転できる。また、クリップ1を90度回転させた場合には、軸部4の直角な角部が第1取付孔24及び第2取付孔22の長辺に当接して、回転が規制される。
続いて、押さえ頭部2は、平面視略長方形で略直方体形状に形成され、基部3側の上端面部には、軸部4の他方の基端部を挟んで該基端部の両側から長手方向に沿ってそれぞれ第2リブ部12が、押さえ頭部2の幅方向中心線に沿って該押さえ頭部2の端縁部まで所定高さ(例えば、約0.3mm〜約0.5mmの高さである。)で立設されている。また、押さえ頭部2の軸部4の各円弧4Aに対向する一組の角部上端面は、各第2リブ部12から幅方向外側に斜め下がりに形成され、各斜面部13が設けられている。
また、押さえ頭部2の平面視長辺側に対向する両側面部には、長手方向中央部に下端面から基部3の下端面近傍に達する所定幅寸法の(本実施例では、押さえ頭部2の長手方向幅寸法の約1/3の幅寸法である。)の各溝部15が形成されている。また、各溝部15の上端面部の外側端縁部には、被取付部材21と取付部材23とを重ねた厚さ寸法よりも少し長い長さで内側方向に弾性変形可能な各弾性係止片16が、正面視左側角部から下方に垂設されている。また、各弾性係止片16の先端部には、外側方向に突出する各突起部16Aが形成されている。尚、各弾性係止片16及び各突起部16Aは、第2弾性係止部を構成する。
また、嵌入部材6は、一対の細長薄板状の連結部5側方向(図3及び図5中、下側方向)に開口する正面視略コの字に形成され、摘み部8に対向するように設けられている。また、嵌入部材6の厚さ寸法は、押さえ頭部2の平面視長方形の長辺の長さ寸法と短辺の長さ寸法との差にほぼ等しくなるように形成されると共に、嵌入部材6の幅寸法は、押さえ頭部2の平面視長方形の短辺の長さ寸法にほぼ等しくなるように形成されている。
これにより、嵌入部材6は、後述のように押さえ頭部2を第1取付孔24及び第2取付孔22に挿通して90度回転して、軸部4を該第1取付孔24及び第2取付孔22の長手方向嵌入部材6側の端縁部に当接させた場合に、この第1取付孔24及び第2取付孔22の長手方向の他方の端縁部と基部3及び軸部4の側面部との間に形成される隙間31(図10参照)に等しい厚さ寸法に形成されると共に、第1取付孔24及び第2取付孔22の幅寸法に等しい幅寸法に形成されている。
また、図1(A)及び図3に示すように、嵌入部材6の下端面部には、外側方向に突出する平面視略コの字型の所定厚さの当接部18が形成されている。この当接部18は、延出部として機能し、後述のように嵌入部材6を隙間31(図10参照)に嵌入した場合に、第1取付孔24又は第2取付孔22の基部3側の周縁部に当接される(図12参照)。
また、嵌入部材6の内周上端面部の幅方向中央には、摘み部8側方向に弾性変形可能な弾性係止片19が外側端縁部から垂設されている。また、弾性係止片19には、嵌入部材6を隙間31(図10参照)に嵌入して、当接部18を第1取付孔24又は第2取付孔22の周縁部に当接した場合に(図12参照)、第1取付孔24又は第2取付孔22の押さえ頭部2側の周縁部に引っ掛かる突起部19Aが外側面に設けられている。従って、嵌入部材6を隙間31(図10参照)に嵌入して、当接部18を第1取付孔24又は第2取付孔22の周縁部に当接した場合に(図12参照)は、該突起部19Aが第1取付孔24又は第2取付孔22の押さえ頭部2側の周縁部に弾性的に係止され、嵌入部材6が隙間31から抜けなくなる。尚、弾性係止片19及び突起部19Aは、第1弾性係止部を構成する。
次に、上記のように構成されたクリップ1によって被取付部材21及び取付部材22を重ね合わせて密着固定する方法について図7乃至図12に基づいて説明する。
図7は被取付部材21の第2取付孔22と取付部材23の第1取付孔24とを重ねてクリップ1の押さえ頭部2を嵌挿させる状態を示す斜視図である。図8は被取付部材21の第2取付孔22と取付部材23の第1取付孔24とにクリップ1を嵌挿して、該クリップ1の基部3を取付部材23に押し当てた状態を示す斜視図である。図9は被取付部材21の第2取付孔22と取付部材23の第1取付孔24とにクリップ1を挿入後90度回転後、この第2取付孔22と第1取付孔24の嵌入部材6側の一方の端縁部に軸部4を当接させた状態を示す斜視図である。図10は図9のクリップ1を含む中央側断面図である。図11は第2取付孔22と第1取付孔24の他方の端縁部と軸部4との隙間31に嵌入部材6を基部3側から嵌入したした状態を示す斜視図である。図12は図11のクリップ1を含む中央側断面図である。
ここで、図7に示すように、被取付部材21と取付部材23には、それぞれクリップ1の押さえ頭部2の回転軸に垂直な断面にほぼ等しい形状の平面視略長方形の第2取付孔22と第1取付孔24が穿設されている。
そして、図7及び図8に示すように、先ず、被取付部材21の第2取付孔22の上側に取付部材23の第1取付孔24を重ね合わせる。そして、この重ね合わされた各取付孔22、24に取付部材23側から矢印26方向にクリップ1の押さえ頭部2を嵌挿して、該クリップ1の基部3を取付部材23に当接させる。これにより、押さえ頭部2及び軸部4の両側面部に形成される各溝部15に設けられた各弾性係止片16の各突起部16Aが第1取付孔22の押さえ頭部2側の周縁部に弾性的に係止され、上側に抜けなくなる。
続いて、図9及び図10に示すように、クリップ1の基部3を取付部材23に押し当てた状態で摘み部8を持って、時計方向(矢印27方向)に回転させた場合には、軸部4が各円弧4の外周面に沿って各取付孔22、24内を回転して、押さえ頭部2の上端面部の一組の対角に形成される各斜面部13が被取付部材21の下面にスムーズに進入して、押さえ頭部2の上端面部は摺動回転する。
また、基部3の押さえ頭部2側端面に形成された各第1リブ部10は、取付部材23の第2取付孔24の上端周縁部に当接して切除され、取付部材23の上端面に乗り上げて、摺動する。また、押さえ頭部2の基部3側端面に形成された各第2リブ部12は、被取付部材21の第1取付孔22の下端周縁部に当接して切除され、被取付部材21の下端面に乗り上げて、摺動する。
そして、クリップ1をこの状態で更に回転して、90度回転した場合には、軸部4の直角な角部が第1取付孔22及び第2取付孔24の長辺に当接して、回転が規制される。
その後、この状態で、クリップ1を矢印28方向に摺動させて、軸部4の嵌入部材6側の直角な角部を第1取付孔22及び第2取付孔24の長手方向の一方の端縁部に押し当てる。
これにより、被取付部材21と取付部材23は、押さえ頭部2の基部3側端面部と基部3の押さえ頭部2側端面部とによって挟まれて密着される。また、第1取付孔22及び第2取付孔24の内周面は、軸部4の嵌入部材6側の側面に沿って重ね合わされる。また、第1取付孔24及び第2取付孔22の長手方向の他方の端縁部と基部3及び軸部4の側面部との間には、押さえ頭部2の平面視長方形の長辺の長さ寸法と短辺の長さ寸法との差にほぼ等しい幅、即ち、嵌入部材6の厚さ寸法に等しい幅の隙間31が形成される。
そして、図11及び図12に示すように、嵌入部材6を摘み部8側方向(矢印29方向)に回動させて、嵌入部材6の先端部を取付部材23側から隙間31に嵌入後、当接部18を指等で押下して取付部材23に当接させて、該嵌入部材6を隙間31に嵌入する。これにより、嵌入部材6に設けられた弾性係止片19の突起部19Aが第1取付孔22の押さえ頭部2側の周縁部に弾性的に係止され、嵌入部材6は上側に抜けなくなり、各取付孔22、24内に固定される。
これにより、被取付部材21と取付部材23は、押さえ頭部2の基部3側端面部と基部3の押さえ頭部2側端面部とによって挟まれて密着固定される。また、嵌入部材6が各取付孔22、24内の隙間31に固定されるため、該クリップ1は回転しない。
尚、図7乃至図12では、クリップ1の押さえ頭部2を取付部材23側から各取付孔24、22に嵌挿して、該クリップ1の基部3を取付部材23に当接させたが、このクリップ1の押さえ頭部2を被取付部材21側から、各取付孔22、24に嵌挿して、該クリップ1の基部3を被取付部材21に当接させてもよい。
即ち、図1(B)に示す状態で下側から各取付孔22、24に押さえ頭部2を嵌挿して基部3を被取付部材21に当接させた場合には、押さえ頭部2の各溝部15に設けられた各弾性係止片16の各突起部16Aが第2取付孔24の押さえ頭部2側の周縁部に弾性的に係止されるため、上向き作業において、押さえ頭部2を各取付孔22、24に嵌挿後、該クリップ1から手を離しても下側に抜け落ちない。
そして、上向き作業状態において、上記図9及び図10と同様に、クリップ1の基部3を被取付部材21に押し当てた状態で摘み部8を持って、時計方向に90度回転させた後、軸部4の嵌入部材6側の直角な角部を第1取付孔22及び第2取付孔24の長手方向の一方の端縁部に押し当てる。
続いて、上向き作業状態で、上記図11及び図12と同様に、嵌入部材6を摘み部8側方向に回動させて、当接部18を指等で押下して該嵌入部材6を隙間31に嵌入して固定する。
これにより、被取付部材21と取付部材23は、押さえ頭部2の基部3側端面部と基部3の押さえ頭部2側端面部とによって挟まれて密着固定される。また、嵌入部材6が各取付孔22、24内の隙間31に固定されるため、該クリップ1は回転しない。
ここで、クリップ1は、引張強度が約48MPa以上の中・高衝撃ナイロン等の樹脂で成形されているため、例えば、軸部4の軸方向の長さを約2.8mm、回転軸に垂直な断面を一辺が約9mmの略正方形状とし、押さえ頭部2の回転軸に垂直な断面を約9mm×約12mmの平面視長方形とし、基部3の回転軸に垂直な断面を約9mm×約16mmの平面視長方形とし、被取付部材21の厚さ寸法を約0.8mm、第2取付孔22を約9mm×約12mmの平面視長方形とし、取付部材23の厚さ寸法を約2mm、第1取付孔24を約9mm×約12mmの平面視長方形とした場合には、軸部4の回転軸に垂直な断面の面積は約50平方cmになるため、該軸部4の引張強度は約2000N以上になる。このため、クリップ1は、被取付部材21と取付部材22との密着固定を約2000Nの荷重まで保持することが可能となり、小型で高保持力有するクリップ1を作成することができる。
従って、本実施例に係るクリップ1では、基本的に平面視略長方形で第1取付孔24及び第2取付孔22を通過する略直方体形状の押さえ頭部2と、平面視略長方形の基部3と、この基部3と押さえ頭部2とを連結する軸部4と、一対の細長薄板状の連結部5によって基部3に連結される嵌入部材6とから構成されているため、クリップ1の形状を簡易な構成にすることができ、容易に小型化を図ることができる。
また、第1取付孔24を第2取付孔22に重ね合わせて、クリップ1の押さえ頭部2を挿入して90度回転後、軸部4を該第1取付孔24及び第2取付孔22の長手方向嵌入部材6側の端縁部に押し当てて、嵌入部材6を該基部3及び軸部4の一方の側端縁部と該第1取付孔24及び第2取付孔22の端縁部との間に形成される隙間31に嵌入して弾性係止片19及び突起部19Aによって係止することによって被取付部材21及び取付部材23が密着固定されるため、クリップ1を極めて簡単な作業で第1取付孔24及び第2取付孔22へ迅速に取り付けることができ、上向き作業でも重い六角レンチ等を持ち上げる必要がなく、手や腕の疲労を抑えることが可能となると共に、取り付け後の該クリップ1の回転を確実に防止することができる。また、嵌入部材6に設けられた弾性係止片19の突起部19Aが、第1取付孔24又は第2取付孔22の押さえ頭部2側の周縁部に弾性的に係止するため、弾性的なクリック感を伴って嵌合して、作業者は嵌入部材6の第1取付孔24及び第2取付孔22への嵌合を音や感触によって知ることができる。
更に、この隙間31に嵌入された嵌入部材6の基部3側端縁部と基部3の側端縁部とが一対の細長薄板状の連結部5によって連結されているため、嵌入部材6の紛失を防止できると共に、嵌入部材6を第1取付孔24及び第2取付孔22へ更に迅速に取り付けることができる。
また、該軸部4を第1取付孔24及び第2取付孔22に挿通した場合に、押さえ頭部2及び軸部4の両側面部に形成される各溝部15に設けられた各弾性係止片16の各突起部16Aが第1取付孔22の押さえ頭部2側の周縁部に弾性的に係止され、基部3側に抜けなくなるため、上向き作業において、軸部4を各取付孔22、24に挿通後、90度回転前に該クリップ1から手を離しても各取付孔22、24から抜け落ちるのを確実に防止することができる。
また、基部3の軸部4を挟んだ押さえ頭部2側両端面部に形成される各第1リブ部10と、押さえ頭部2の軸部4を挟んだ基部3側両端面部に形成される各第2リブ部12とは、軸部4を各取付孔22、24に挿通後、クリップ1を90度回転させた場合に、第1取付孔24又は第2取付孔22の周端縁によって切除され、各第1リブ部10及び各第2リブ部12が第1取付孔24又は第2取付孔22の周縁部に密接するため、取付部材23及び被取付部材21を隙間なく高保持力で密着させることができる。
また、押さえ頭部2を第1取付孔24及び第2取付孔22に挿通して90度回転させる場合に、第1取付孔24又は第2取付孔22の押さえ頭部2側周端縁部が、軸部4の円弧4Aを形成する一組の対角に対向する角部に形成される斜面部13によって基部3側に押し付けられるので、取付部材23及び被取付部材21を容易に密着させることができる。
また、軸部4は、回転軸に対して垂直な断面が、全体として各取付孔22、24の幅を一辺とする略正方形の断面形状に近づけることができるため、簡易な形状で、且つ、断面積を大きくすることが可能となり、取付部材23と被取付部材21とを高保持力(例えば、押さえ頭部2の大きさが平面視約9mm×12mmの長方形で、軸方向約2000N以上の引張力に耐える保持力である。)で密着固定することが可能となる。
また、軸部4は、回転軸に対して垂直な断面が全体としてはほぼ正方形状をなし、一組の対角が各取付孔22、24の幅に等しい直径の円弧4Aをなし、他の組の対角がほぼ直角に形成されているため、円弧4Aをなす方向にクリップ1を回転でき、その際に一対の円弧4Aの直径が各取付孔22、24の幅に等しく形成されていることから、回転中心が振れることなく確実に決定され、円滑に回転できる。また、軸部4の直角な角部が第1取付孔24及び第2取付孔22の長辺に当接すると、回転が規制されるので、押さえ頭部2及び基部3を第1取付孔24及び第2取付孔22に対して確実に90度回転させた位置に配置することができると共に、軸部4の直角な角部が第1取付孔24及び第2取付孔22の長手方向嵌入部材6側の端縁部に押し当てられるため、該基部3及び軸部4の側端縁部と該第1取付孔及24び第2取付孔22の長手方向の内側端縁部との間に形成される隙間31を常に一定寸法、即ち、押さえ頭部2の平面視長方形の長辺の長さ寸法と短辺の長さ寸法との差にほぼ等しい幅にすることができ、嵌入部材6を該隙間31に嵌入させて確実に係止し、取付部材23と被取付部材21とを密着固定することができる。
更に、嵌入部材6をこの隙間31に嵌入する場合には、当接部8を指等で押下して第1取付孔24又は第2取付孔22の基部3側の周端面部に当接させることによって該隙間31に嵌入部材6を容易に嵌入させることができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施例に係るクリップを示す図で、(A)は上側から挿通させる状態の斜視図、(B)は下側から挿通させる状態の斜視図である。 本実施例に係るクリップを示す平面図である。 本実施例に係るクリップを示す正面図である。 本実施例に係るクリップを示す底面図である。 本実施例に係るクリップを示す左側面図である。 本実施例に係るクリップを示す右側面図である。 クリップを取付部材と被取付部材の各取付孔に嵌挿させる状態を示す斜視図である。 クリップを取付部材と被取付部材の各取付孔に嵌挿して、該クリップの基部を取付部材に押し当てた状態を示す斜視図である。 クリップを取付部材と被取付部材の各取付孔に挿入後90度回転後、各取付孔の一方の端縁部に軸部を当接させた状態を示す斜視図である。 図9のクリップを含む中央側断面図である。 各取付孔の他方の端縁部と軸部との隙間に嵌入部材を基部側から嵌入したした状態を示す斜視図である。 図11のクリップを含む中央側断面図である。
符号の説明
1 クリップ
2 押さえ頭部
3 基部
4 軸部
5 連結部
6 嵌入部材
10 第1リブ部
12 第2リブ部
13 斜面部
16、19 弾性係止片
16A、19A 突起部
18 当接部
21 被取付部材
22 第2取付孔
23 取付部材
24 第1取付孔
51 隙間

Claims (7)

  1. 取付部材に穿設された第1取付孔と、被取付部材に穿設されて前記第1取付孔が重ねられる第2取付孔とに挿入回転して該取付部材と被取付部材とを密着固定するクリップにおいて、
    前記第1取付孔及び第2取付孔は、平面視長方形の略同一形状に穿設されて、該第1取付孔及び第2取付孔とほぼ同じ平面視略長方形でこの第1取付孔及び第2取付孔を通過する略直方体形状の押さえ頭部と、
    前記押さえ頭部の幅に等しい幅を有して該押さえ頭部の長手方向に長い平面視略長方形で前記第1取付孔及び第2取付孔を通過できない基部と、
    前記押さえ頭部と基部とを連結して前記取付部材と被取付部材とを重ねた厚さに等しい隙間を該押さえ頭部と基部との間に形成すると共に、前記第1取付孔及び第2取付孔内で回転可能に形成される軸部と、
    前記押さえ頭部を前記第1取付孔及び第2取付孔に挿通して90度回転させて、前記軸部を該第1取付孔及び第2取付孔の長手方向の一方の端縁部に押し当てた場合に、前記基部の一方の側端縁部と該第1取付孔及び第2取付孔の長手方向の他方の端縁部との間に形成される隙間に等しい厚さを有して該基部側から該隙間に嵌入される嵌入部材と、
    前記隙間に嵌入された嵌入部材の基部側端縁部と前記基部の他方の側端縁部とを連結する細長薄板状の連結部と、
    を備え、
    前記嵌入部材は、前記隙間に嵌入された場合に、前記第1取付孔又は第2取付孔の前記押さえ頭部側の周縁部に弾性的に係止する第1弾性係止部を有することを特徴とするクリップ。
  2. 前記軸部は、回転軸に対して垂直な断面が全体としてはほぼ正方形状をなし、一組の対角が前記第1取付孔の短辺の長さに等しい直径の円弧をなし、他の組の対角がほぼ直角をなしていることを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記嵌入部材は、前記隙間に嵌入された場合に、前記基部側の端面部から外側方向に延出されて前記第1取付孔又は第2取付孔の周端面部に当接される延出部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクリップ。
  4. 前記軸部の前記押さえ頭部の平面視長辺側に対向する両側面部に設けられて、該軸部を前記第1取付孔及び第2取付孔に挿通した場合に、この第1取付孔又は第2取付孔の該押さえ頭部側の周縁部に弾性的に係止する一対の第2弾性係止部を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のクリップ。
  5. 前記基部は、前記軸部を挟んだ押さえ頭部側両端面部に平面視長手方向に沿って形成される所定高さの第1リブ部を有し、
    該押さえ頭部を前記第1取付孔及び第2取付孔に挿入して回転させる際に、前記各第1リブ部が該第1取付孔又は第2取付孔の周端縁によって切除されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のクリップ。
  6. 前記押さえ頭部は、前記軸部を挟んだ基部側両端面部に平面視長手方向に沿って形成される所定高さの第2リブ部を有し、
    該押さえ頭部を前記第1取付孔及び第2取付孔に挿入して回転させる際に、前記各第2リブ部が該第1取付孔又は第2取付孔の周端縁によって切除されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のクリップ。
  7. 前記押さえ頭部は、前記軸部を挟んだ基部側両端面部の該軸部の前記円弧を形成する一組の対角に対向する角部が平面視短辺方向外側へ斜め下がりに形成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載のクリップ。
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