JP4234538B2 - ターンクリップ - Google Patents

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本発明は、取付け部材に形成された長孔に一端を係止させ、被取付け部材の取付け孔に他端を係止させることにより、両部材を固定するターンクリップに関する。
自動車の内装部品や外装部品、例えばバンパー、フェンダー、スポイラー、サンバイザー等を車体パネルに取付けるために、部品との接続部における強度の確保と円滑な取外しができるターンクリップが使用されている。
ターンクリップは、小判形フランジとそれに平行な円盤形フランジを備えた頭部と、弾性片を備える脚部で構成される。そして、長孔を穿設した取付け部材に小判形フランジを挿入し、90度回転して円板形フランジとの間で挟持することで部品を固定し、被取付け部材である車体パネルの取付け孔に脚部を挿入し、脚部に設けられた弾性片を取付け孔の孔縁に係止させて、取付け部材を車体パネルに取付けるようになっている。
このようなターンクリップとして、例えば下記特許文献1には、長孔を穿設した部品をパネルに固定するクリップであって、上記部品の長孔の長辺に沿う孔縁に一対の係止部を形成する一方、クリップ本体は、部品の一面に当接する押え壁部と、上記部品の長孔内に貫通されて回転することにより部品の他面に当接する楕円状頭部とを有し、当該楕円状頭部の両端部に上記一対の係止部に弾性的に係合する一対の係合部を設けたものが開示されている。このターンクリップは、クリップ本体の楕円状頭部を部品の長孔内に貫通して回転させると、当該楕円状頭部側の係合部が部品側の係止部に弾性的に係合することとなるので、例え、不測の振動等が加わったとしても、クリップ自体が容易に逆回転することがなくなり、その楕円状頭部が部品の長孔から簡単に抜け外れることを有効に防止できる。
特開2000−9117号公報
しかしながら、上記特許文献1のターンクリップにおいては、楕円状頭部側の係合部が部品側の係止部に弾性的に係合するため、部品の板厚の変更やバラツキにより、弾性係合力が変わってしまい、ガタ付きを十分に抑えられない場合があった。また、部品の板厚が大きく異なる場合には、押え壁部と楕円状頭部との間隔を変えた別のクリップを用いる必要があった。更に、部品を一箇所で車体パネルに取付けた場合は、部品の板厚バラツキによって部品側の係止部の弾性係合力が低下し、クリップが逆回転して、部品自体が脱落する可能性がないとは言えなかった。
したがって、本発明の目的は、取付け部品の板厚の変更やバラツキがあっても、ガタ付きなく取付けることができるようにしたターンクリップを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、取付け部材の長孔に挿入回転して固定する一方、被取付け部材の取付け孔に係止して二部材を固定するターンクリップにおいて、前記長孔を通過し、回転することによって係合する頭部と、前記長孔も前記取付け孔も通過できない基部と、前記頭部と前記基部とを連結する軸部と、前記基部の前記頭部とは反対面からターンクリップの回転軸方向に沿って延設され、前記取付け孔を通過してその孔縁に係止する弾性脚部とを備え、前記頭部と前記基部との間に隅肉部が形成されており、前記頭部を前記長孔に挿入して回転させる際に、前記隅肉部が前記長孔の孔縁によって切除されることを特徴とするターンクリップを提供することにある。
上記発明によれば、取付け部材の長孔にクリップの頭部を挿入して回転する際に、長孔の孔縁によって前記隅肉部が切除されるため、取付け部材の板厚に適合するスリットが形成され、このスリットに長孔の孔縁が保持されることにより、取付け部品の板厚の変更やバラツキがあっても、ガタ付きなく取付けることができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記隅肉部は、前記回転軸に対して垂直な断面の面積が、前記頭部から前記基部に向かって減少する形状をなしているターンクリップを提供するものである。
上記発明によれば、取付け部材の長孔にクリップの頭部を挿入して回転する際に、長孔の孔縁が隅肉部の傾斜面によって基部側に押付けられるので、取付け部材をしっかりと保持することができる。
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記基部は、前記頭部に対向する面に、前記回転軸方向に撓む弾性片を備え、この弾性片は、前記頭部を前記長孔に挿入して回転させた際に、前記長孔に係合する突条を有しているターンクリップを提供するものである。
上記発明によれば、頭部を長孔に挿入して回転させると、基部に設けられた弾性片の上記突条が、長孔の幅方向に嵌合するので、クリップの回転が規制され、クリップが回転して頭部が長孔から抜けて、取付け部材が外れてしまうことを防止できる。
本発明の第4は、前記第3の発明において、前記弾性片は、一端を自由端とする片持ち梁形状をなし、前記突条は、前記自由端方向がより高くなるように形成されているターンクリップを提供するものである。
上記発明によれば、頭部を長孔に挿入して回転させたとき、弾性片の突条が長孔に嵌合する直前で、突条の最も高い部分によって弾性片がもっとも撓んだ状態になるので、嵌合したときのクリック感が強調され、作業者が嵌合状態を容易に確認できる。
本発明の第5は、前記第1〜4の発明のいずれかにおいて、前記軸部の前記回転軸に対して垂直な断面が、全体としてはほぼ正方形状をなし、一組の対角が前記長孔の幅とほぼ同一直径の円弧をなし、他の組の対角がほぼ直角をなしていて、前記隅肉部は、前記直角な角部近傍に設けられているターンクリップを提供するものである。
上記発明によれば、頭部を長孔に挿入したとき、軸部の断面が円弧をなす方向にクリップを回転でき、その際に一対の円弧の直径が長孔の幅とほぼ同一であるので、回転中心が振れることなく確実に決定され、円滑な回転運動がなされ、かつ、隅肉部は回転中心からより遠くに位置するので大きな回転トルクが作用し、隅肉部の切除を容易に行うことができる。また、軸部の直角な角部が長孔の長辺に当接すると、回転が規制されるので、頭部を長孔に対して交差するように確実に配置することができる。
本発明の第6は、前記第5の発明において、前記軸部の前記直角な角部には窪みが設けられているターンクリップを提供するものである。
上記発明によれば、頭部を長孔に挿入して回転させるとき、長孔の孔縁によって切除された隅肉部の切り屑が上記窪みに溜まるので、切り屑が挟まって回転に支障をきたすようなことを防止できる。
本発明の第7は、前記第6の発明において、前記窪みは、前記基部と前記隅肉部との間にあって、前記直角な角部の端縁まで連続しているターンクリップを提供するものである。
上記発明によれば、頭部を長孔に挿入して回転させるとき、長孔の孔縁によって切除された隅肉部の切り屑が上記窪みに溜まり、この窪みが直角な角部の端縁まで連続しているので、オーバーフローしたとしても上記端縁の隙間から流出することができ、回転摺動面に挟まることを、より確実に防止できる。
本発明の第8は、前記第1〜7の発明のいずれかにおいて、前記頭部は、六角レンチに嵌合する操作部を有し、前記弾性脚部は、縮径形状における稜線が該六角レンチに嵌合できる形状とされているターンクリップを提供するものである。
上記発明によれば、頭部に六角レンチを嵌合させてクリップを回すこともでき、被取付部材の取付け孔から突出する弾性脚部に六角レンチを被せて、弾性脚部を縮径させながら嵌合させてクリップを回すこともできる。そして、クリップを回して、頭部の長手方向とと、長孔の長手方向とを平行にし、頭部を長孔から抜き出すことにより、取付け部材と被取付け部材とを分離することができる。
本発明によれば、取付け部材の長孔にクリップの頭部を挿入して回転する際に、長孔の孔縁によって前記隅肉部が切除されるため、取付け部材の板厚に適合するスリットが形成され、このスリットに長孔の孔縁が保持されることにより、取付け部品の板厚の変更やバラツキがあっても、ガタ付きなく取付けることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1〜図8は、本発明によるターンクリップの一実施形態を示している。図1は本発明によるターンクリップの斜視図、図2は同ターンクリップの正面図、図3は同ターンクリップの側面図、図4は同ターンクリップの平面図、図5は同ターンクリップの底面図、図6は同ターンクリップの軸部で切断して斜め下方から見た斜視図、図7は同ターンクリップを取付け部材の長孔に挿入し回転した状態を、軸部で切断して示す平面断面図、図8は自動車のバンパーを取付け部材とし、車体フレームを被取付け部材として同ターンクリップを用いて固定した状態を示す断面図である。
図1に示すように、このターンクリップ10は、主として、頭部20と、基部30と、頭部20及び基部30の間を連結する軸部40と、基部30の前記頭部20とは反対側の面に突設された弾性脚部50とで構成されている。
頭部20は、図1に示すように、取付け部材1に形成された長孔2(図7参照)に挿入可能な楕円状部21を有している。また、頭部20は楕円状部21から突設された六角柱状の角柱部22を有している。この角柱部22は、後述するように六角レンチに嵌合できる形状をなしている。
楕円状部21は取付け部材1の長孔2に挿入され、その状態で回転させることにより長孔2と係合し、取付け部材1を、頭部20と基部30との間に挟み付ける役割をなす。この実施形態の場合、楕円状部21は楕円形状をなしているが、長孔2に挿入でき回転した際に、長孔2に係合する形状であれば、その形状は特に限定されない。
図1及び図2を、併せて参照すると、頭部20の楕円状部21の下面には、基部30に向けて突出する隅肉部23が形成されている。隅肉部23は、頭部20の楕円状部21の左右に突出した長手方向の下面に形成されており、回転軸に対して垂直な断面の面積が、前記頭部20から前記基部30に向かって減少する形状をなし、後述する回転方向に向けて、その後端側に最も突出した部分が位置している。そして、隅肉部23の最も突出した部分に向けて、回転方向に沿って斜面24が形成されている。
基部30は、ほぼ円形のフランジ部31と、このフランジ部31よりも縮径し、フランジ部31の上方に突出形成された盤状部32とを有している。但し、基部30は取付け部材1の長孔2及び被取付け部材3の取付け孔4を通過できない形状をなしていればよく、上記形状に限定されるものではない。
図3,4に示すように、この実施形態の場合、盤状部32には頭部20の長手方向両側に沿って形成された一対のスリット33により、片持ち梁状に支持された弾性片34が設けられている。この一対の弾性片34、34は、前記スリット33、33により回転軸方向に撓むことが可能とされている。
弾性片34、34の上面には、突条35、35がそれぞれ形成されている。これらの突条35は、後述するように、取付け部材1の長孔2の幅方向内径に適合する長さを有している。また、突条35には後述する回転方向に沿って、その後方部が次第に高くなり、端部に最も高い突出部36が形成されている。
頭部20の楕円状部21と、基部30の盤状部32との間に形成された軸部40は、図6,7に示すように、その回転軸に対して垂直な断面形状において、全体としてほぼ正方形をなし、一組の対角が前記長孔2の幅とほぼ同一直径の円弧41をなしている。また、他の組の対角が、ほぼ直角な角部42をなしている。
前述した隅肉部23は、前記角部42に近接した位置に形成されている。また、角部42には、軸部40の周壁を穿設して形成される窪み43が設けられている。この窪み43は、基部30の盤状部32と、隅肉部23との間にあって、前記直角な角部42の端縁まで連続している。
また、軸部40は前述した断面形状をなすため、頭部20の楕円状部21を、長孔2に挿通させて、ターンクリップ10を回転させる際には、その回転方向としては図7の矢印Aで示す方向にしか回転できないようになっている。
そして、楕円状部21を長孔2に対して矢印A方向に回転させると、角部42が長孔2の長辺方向に沿った内周に係合して停止し、その状態で楕円状部21が長孔2に対してほぼ直角になるように構成されている。
窪み43は、隅肉部23の最も下方に突出した部分よりも、前記回転方向Aに対して、後方よりに配置されるように形成されている。その結果、後述する態様で、隅肉部23が取付け部材1の長孔2の孔縁によって削り取られるとき、その切り屑は、隅肉部23の最も突出した位置に対して、回転方向Aに対し、後方部分に位置する窪み43に溜まるようになっている。その結果、切り屑が軸部40と長孔2との摺動面に挟み込まれることを防止でき、ターンクリップ10の回転をスムーズに行うことができる。
また、楕円状部21を、長孔2に対してほぼ直角になるまで回転させると、前述した盤状部32に設けられた突条35は、長孔2の幅方向に配置され長孔2から突出して、長孔2の幅方向内壁に嵌合する。その結果、ターンクリップ10は長孔2内に嵌合し、その回転を固定されるため、再び逆方向に回転して戻ることが防止される。
また、突条35は前述したように、その回転方向に対して後方よりの部分が次第に高くなり、その端部に突出部36が形成されているため、長孔2内に嵌合する直前において弾性片34が最も大きく撓み、強いクリック感をもって長孔2内に嵌合する。その結果、作業者は、ターンクリップ10が長孔2に嵌合したことを、音や感触で確認することができる。
弾性脚部50は、基部30の頭部20とは反対側の面から、回転軸方向に沿って延出された支柱51を有している。この支柱51は、長孔2の幅方向内径に適合する幅広のストレート部51aと、先端部51cに向かって、次第に縮径するテーパ部51bとを有している。
また、支柱51の先端部51cから、一対の弾性係止片52が、基部30側に向けて錨状に延びている。この弾性係止片52は、図8に示すように、被取付け部材3の取付け孔4の孔縁に係合する係合部54をその先端に有しており、また、係合部54から基部30側に短い長さで延びて、被取付け部材3の取付け孔4の内周に圧接される孔縁当接部53を有している。
図5に示すように、弾性脚部50の弾性係止片52、52は、外力のない状態では、両側に広がった形状になっている。しかしながら、弾性係止片52、52を縮径させると、その縮径状態における稜線52a、52aが、図5の想像線Bで示される六角形の各辺に接するような形状となるように構成されている。
このため、上記六角形に適合する内径の六角レンチを、弾性脚部50の先端部51c側から押し込むと、図5の想像線Bで示される位置まで、弾性係止片52、52が縮径され、六角レンチに嵌合する形状とされている。なお、この六角レンチは、前述した頭部20の角柱部に嵌合する六角レンチと同じ大きさのものであることが、工具を共用できるために好ましい。
図8には、このターンクリップ10を、自動車のバンパー60の取付けに適用した例が示されている。
この例において、バンパー60は、樹脂製であって、挿通孔61を有している。そして、この挿通孔61の内面側には、金属製の補強板62が添設されており、この補強板62に長孔2が形成されている。そして、バンパー60と補強板62が、本発明における取付け部材1を構成している。また、本発明における被取付け部材3は、この例の場合は車体フレームをなしている。この被取付け部材3には、取付け孔4が形成されている。
ターンクリップ10は、前述したものと同じ構造をなしているが、この適用例の場合、基部30のフランジ部31の下面に、環状のパッド63が取付けられている。パッド63は発泡樹脂からなり、被取付け部材3とフランジ部31との間に挟まれて、弾性脚部50を取付け孔4に、ガタ付きなく装着させる役割をなす。また、バンパー60と被取付け部材3から侵入した水が、室内に入るのを防止している。
このバンパー60の取付けに際しては、頭部20の楕円状部21を、長孔2の長手方向と整合させて、頭部20をバンパー60の挿通孔61側から挿入し、楕円状部21を長孔21に通して差し込み、その状態でターンクリップ10を、図7に示した矢印A方向に回転させる。
そして、ターンクリップ10を長孔2に対して90°回転させると、軸部40の角部42が長孔2の長辺方向に沿った内周に係合して停止する。また、前述した突条35が、長孔2の幅方向内周に位置し、前述した突出部36の作用により、弾性的なクリック感を伴って嵌合する。その結果、作業者は取付け部材1に、ターンクリップ10が嵌合したことを、音や感触によって知ることができる。
更に、前述のように、ターンクリップ10を図7に示した矢印A方向に回転させると、斜面24に案内され、更に隅肉部23の突出部に連なる斜面に案内されて、金属の補強板62が基部30の盤状部32に圧接される。それと共に、隅肉部23の最も下方に突出した部分が、補強板62の長孔2の孔縁によって削り取られ、長孔2の孔縁に密接する。
その結果、補強板62は隅肉部23と、盤状部32との間に、隙間無くぴったりと保持され、ターンクリップ10を、ガタ付きなく取付けることができる。こうして、ターンクリップ10の頭部20は、補強板62と共にバンパー60に固定される。
なお、隅肉部23の削り取られた屑は、前述したように、軸部40の窪み43に収容されるので、長孔2と軸部40の摺接面に挟み込まれることが防止される。
そして、バンパー60に固定されたターンクリップ10の弾性脚部50を、自動車の車体フレームからなる被取付け部材3の取付け孔4に押し込む。すると、弾性脚部50の一対の弾性係止片52が、取付け孔4の内周に当接して弾性的に撓みつつ挿通され、その係合部54が被取付け部材3の裏面側に抜け出ると、係合部54が取付け孔4の裏面側の孔縁に係合する。
こうして、バンパー60を、自動車の車体フレームである被取付け部材3に固定することができる。このとき、前述したパッド63が、フランジ3部1と、被取付け部材3との間に挟まれて、弾性的に圧縮されるため、弾性脚部50の弾性係止片52は、ガタ付きなく取付け孔4に係合し、バンパー60を、しっかりと車体フレームである被取付け部材3に、固定することができる。
本発明のターンクリップは、取付け部品と被取付け部品とを、比較的高い強度をもって容易に接合固定でき、しかも円滑に取外すこともできるので、例えば自動車の内装部品や外装部品、特にはバンパー、フェンダー、スポイラー、サンバイザー等を車体パネルに取付ける用途などに好適に用いることができる。
本発明の一実施形態によるターンクリップの斜視図である。 同ターンクリップの正面図である。 同ターンクリップの側面図である。 同ターンクリップの平面図である。 同ターンクリップの底面図である。 同ターンクリップの軸部で切断して斜め下方から見た斜視図である。 同ターンクリップを取付け部材の長孔に挿入し回転した状態を、軸部で切断して示す平面断面図である。 自動車のバンパーを取付け部材とし、車体フレームを被取付け部材として同ターンクリップを用いて固定した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 取付け部材
2 長孔
3 被取付け部材
4 取付け孔
10 ターンクリップ
20 頭部
23 隅肉部
30 基部
34 弾性片
35 突条
40 軸部
41 円弧
42 角部
43 窪み
50 弾性脚部
52a 稜線

Claims (8)

  1. 取付け部材の長孔に挿入回転して固定する一方、被取付け部材の取付け孔に係止して二部材を固定するターンクリップにおいて、前記長孔を通過し、回転することによって係合する頭部と、前記長孔も前記取付け孔も通過できない基部と、前記頭部と前記基部とを連結する軸部と、前記基部の前記頭部とは反対面からターンクリップの回転軸方向に沿って延設され、前記取付け孔を通過してその孔縁に係止する弾性脚部とを備え、前記頭部と前記基部との間に隅肉部が形成されており、前記頭部を前記長孔に挿入して回転させる際に、前記隅肉部が前記長孔の孔縁によって切除されることを特徴とするターンクリップ。
  2. 前記隅肉部は、前記回転軸に対して垂直な断面の面積が、前記頭部から前記基部に向かって減少する形状をなしている請求項1記載のターンクリップ。
  3. 前記基部は、前記頭部に対向する面に、前記回転軸方向に撓む弾性片を備え、この弾性片は、前記頭部を前記長孔に挿入して回転させた際に、前記長孔に係合する突条を有している請求項1又は2記載のターンクリップ。
  4. 前記弾性片は、一端を自由端とする片持ち梁形状をなし、前記突条は、前記自由端方向がより高くなるように形成されている請求項3記載のターンクリップ。
  5. 前記軸部の前記回転軸に対して垂直な断面が、全体としてはほぼ正方形状をなし、一組の対角が前記長孔の幅とほぼ同一直径の円弧をなし、他の組の対角がほぼ直角をなしていて、前記隅肉部は、前記直角な角部近傍に設けられている請求項1〜4のいずれか1つに記載のターンクリップ。
  6. 前記軸部の前記直角な角部には窪みが設けられている請求項5記載のターンクリップ。
  7. 前記窪みは、前記基部と前記隅肉部との間にあって、前記直角な角部の端縁まで連続している請求項6記載のターンクリップ。
  8. 前記頭部は、六角レンチに嵌合する操作部を有し、前記弾性脚部は、縮径形状における稜線が該六角レンチに嵌合できる形状とされている請求項1〜7のいずれか1つに記載のターンクリップ。
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