JP4050045B2 - 部材嵌合構造及びその部材嵌合解除方法 - Google Patents

部材嵌合構造及びその部材嵌合解除方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば自動車のセンターコンソールに納められるカーオーディオ等のシャーシに化粧パネルを組み付ける場合などに適用される部材嵌合構造及びその部材嵌合解除方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来の部材嵌合構造を示す分解斜視図、図11(a)は図10の要部拡大平面図、図11(b)は図11(a)のC−C線断面図、図12は図11(a)の部材嵌合状態を示す平面図である。
図において、1は例えば自動車のセンターコンソール内に納められるカーオーディオ等のケース、2はそのケース1の前面開口端に一体のパネル嵌合用のシャーシであり、このシャーシ2の外壁面には係合爪3が切り起し形成されている。
【0003】
4は前記ケース1上に前記シャーシ2を避けて一体的に載置されたディスプレイ等の搭載物、5は前記ケース1の前面開口部に組み付ける化粧用のパネルである。このパネル5は、前記ケース1の前面開口部となる前記シャーシ2の外側に前方から嵌め込む嵌合周壁部5aを一体に有する樹脂材からなっている。したがって、前記シャーシ2とパネル5は互いに嵌合すべき2つの部材となるものである。
【0004】
6は前記嵌合周壁部5aにおける前記係合爪3との対応位置に切り込み形成された弾性変形可能な係合片部である。この係合片部6の中央部には、前記係合爪3に係脱可能に嵌め込み係合させるための係合穴6aが設けられている。
ここで、前記係合爪3は、この切り起し端部が前記搭載物4の立ち上がり前面4aと対向するようテーパ状に形成されている。一方、前記係合穴6aは前記係合爪3とほぼ同一幅に形成されているもので、前記シャーシ2に対する前記パネル5の嵌合時に前記係合爪3に係合するようになっている。
【0005】
図13は図12中の部材嵌合解除時の動作説明図、図14は図13の断面図であり、図において、10はパネル取り外し用の治具であり、この治具10としては、例えばマイナスドライバーやピンセット等のような先端扁平部材であればよい。
【0006】
次に動作について説明する。
まず、パネル5の取り付けに際して、ケース1前部のシャーシ2の外側に前方からパネル5を嵌合させると、その嵌合過程でパネル5の係合片部6がシャーシ2の係合爪3上に弾性変形しながら乗り上げ、その係合片部6の先端部位が前記係合爪3を通過した時点で前記係合片部6が弾性復元して該係合片部6の係合穴6aが前記係合爪3に係合する。これにより、前記シャーシ2にパネル5が組み付けられる。
【0007】
その組み付け状態において、ケース1の内部点検や修理等のためにパネル5を取り外す際には、図13および図14に示すように、前記係合片部6の先端側(シャーシ2に対するパネル5の嵌合方向とは逆方向)から該係合片部6とシャーシ2との間に治具10を差し込むことができれば、その治具10で前記係合片部6を引き起こして該係合片部6と前記係合爪3との係合を解除することができるので、前記シャーシ2からパネル5を取り外すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のパネル嵌合構造は以上のように構成されているので、シャーシ2に嵌め込み係合されたパネル5の取り外しに際しては、シャーシ2の係合爪3とパネル5の係合片部6との係合を治具10で解除する必要があるが、その係合解除方向が前記シャーシ2に対するパネル5の嵌合方向とは逆方向に制約されるため、ケース1上に搭載物4が無ければ、前記パネル5の嵌合とは逆方向からパネル5の係合片部6とシャーシ2との間に治具10を差し込んで前記係合爪3と前記係合片部6との係合を解除することができるが、ケース1上に搭載物4が一体的にユニット化されていると、その搭載物4が邪魔となって治具10を前記係合片部6とシャーシ2との間に差し込むことができなくなり、このため、カーオーディオ等の点検や修理等に際してのパネル5の取り外し作業が非常に困難化するという課題があった。
【0009】
そこで、従来周知のように、シャーシ2とパネル5との嵌合部をネジ止めすれば、ケース1上に搭載物4がユニット化されていても、その搭載物4がパネル取り外し時の弊害となるようなことはないが、しかし、この場合、シャーシ2に対するパネル5組み付け時のネジ止め作業やパネル5取り外し時のネジ外し作業に多くの手数がかかって作業性が悪いという課題があった。
【0010】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、止めネジを必要とせずに、互いに嵌合すべき2つの部材を容易に嵌め込み係合させることができ、その係合部近傍に障害壁面等があってもドライバー等の治具による部材相互の係合を容易に解除することができる部材嵌合構造及びその部材嵌合解除方法を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る部材嵌合構造は、互いに嵌合すべき一方の部材に外向きの係合爪を設けると共に、他方の部材には前記係合爪に嵌め込み係合させるための係合穴を有する係合片部を一体形成し、前記一方の部材に他方の部材を一方向から嵌合させて前記係合爪と係合穴を嵌め込み係合させる部材嵌合構造において、前記両方の部材の少なくとも一方に、前記係合爪と係合穴の係合を解除する治具を前記係合穴の内部から前記係合片部の裏側に複数方向から挿入可能な治具挿入用の間隙を設け、前記間隙は、前記係合爪よりも前記係合穴を幅広く形成することで前記係合爪の幅方向の少なくとも一側に形成された係合穴の余白空隙と、前記係合穴の余白空隙に接続し、前記係合爪の一側縁部に沿って前記一方の部材に設けられたスリット、または、前記係合穴の余白空隙に接続し、前記係合爪の一側縁部に沿って前記他方の部材に設けられた溝とを有するものである。
【0013】
この発明に係る部材嵌合構造は、一方の部材に、係合爪の幅方向の少なくとも一側縁部に沿って、その係合爪が係合した係合穴の余白空隙に接続するスリットを設けたものである。
【0015】
この発明に係る部材嵌合構造は、一方の部材を板金で形成し、他方の部材を樹脂材で形成したものである。
【0016】
この発明に係る部材嵌合構造は、両方の部材を板金または樹脂材で形成したものである。
【0017】
この発明に係る部材嵌合構造は、係合片部が弾力性を有し、係合爪が剛性を有しているものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による部材嵌合構造の分解斜視図、図2(a)は図1の要部拡大平面図、図2(b)は図2(a)のA−A線断面図、図3は図2(a)の部材嵌合状態を示す平面図であり、図10〜図14と同一の構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
図において、7は互いに嵌合すべき一方の部材となるシャーシ2の係合爪3近傍に設けたスリットである。このスリット7は、図2(a)に示すように、前記係合爪3の先端縁部に沿う先端スリット部位7aと、前記係合爪3の幅方向両側縁部に沿う側部スリット部位7bとからなるコ字状に形成されている。かかるスリット7は、前記シャーシ2に嵌合すべき他方の部材となるパネル5に一体形成された係合片部6の裏側に、後述する係合穴8から治具10の挿入を可能とする治具挿入用の間隙を形成するものである。
【0020】
8は前記係合片部6の中央部に形成した係合穴であり、この係合穴8は前記係合爪3の幅よりも幅広く形成されている。したがって、前記係合爪3に嵌め込み係合させた前記係合穴8の幅方向両側には、前記係合爪3の幅方向両端縁部との間に余白空隙が形成される。この余白空隙は、前記スリット7両側の側部スリット部位7bと共に治具挿入用の間隙8a(図4,図5参照)を形成するものである。なお、前記係合爪3は剛性で、前記係合片部6は弾性変形可能となっているものである。
【0021】
次に動作について説明する。
まず、パネル5の組み付けに際して、シャーシ2の周壁部外側に前方からパネル5を嵌合させると、その嵌合過程でパネル5の係合片部6がシャーシ2の係合爪3上に弾性変形しながら乗り上げ、その係合片部6の先端部位が前記係合爪3を通過した時点で前記係合片部6が弾性復元して該係合片部6の係合穴8が前記係合爪3に係合する。これにより、前記シャーシ2にパネル5が組み付けられる。
【0022】
ここで、前記係合片部6の係合穴8は前記係合爪3の幅よりも幅広く形成されているので、シャーシ2にパネル5が組み付けられた状態では、前記係合穴8の幅方向両側に前記係合爪3の幅方向両側縁部との間に治具10を挿入可能な間隙8aが形成され、この間隙8aには前記係合爪3側のスリット7両側の側部スリット部位7bが合致連通した状態となる。
【0023】
次に、前記パネル5を取り外す際には、前記係合穴8内の係合爪3の幅方向両側に形成されている前記間隙8aから前記係合爪3の側部スリット部位7bを介して係合片部6の先端部裏側に治具10を差し込み挿入し(図5(a)、(b)参照)、該治具10で前記係合片部6を弾性力に抗して引き上げ変形させる(図5(c)参照)。これにより、前記係合爪3と係合穴8との係合が解除されるので、その係合解除状態では、シャーシ2からパネル5を容易に取り外すことができる。
【0024】
以上説明した実施の形態1によれば、シャーシ2の係合爪3の近傍にスリット7を設けると共に、パネル5の係合片部6には前記係合爪3よりも幅広い係合穴8を形成することで、この係合穴8に嵌め込み係合された前記係合爪3の幅方向両側に前記スリット7と部分的に連通して治具10の挿入を可能とする間隙8aが形成されるように構成したので、たとえケース1上に搭載物4がユニットされている場合でも、パネル5の取り外し時における治具10の差し込み挿入方向がシャーシ2に対するパネル5の嵌合方向とは逆方向に制約されるようなことがなく、パネル5の嵌合方向に沿って前記間隙8aからスリット7の側部スリット部位7bを介して前記係合片部6の先端部裏側に治具10を差し込み挿入することができる。このため、前記治具10による前記係合爪3と係合穴8の係合解除が容易で、前記パネル5をシャーシ2から簡単に取り外すことができるという効果がある。
【0025】
実施の形態2.
前記実施の形態1では、パネル5側の治具挿入用の間隙8aが、係合穴8に係合した係合爪3の幅方向両側部に形成されるように構成したが、その係合爪3の幅方向一側部のみに形成されるようにしてもよい。これと同様にして、前記シャーシ2の係合爪3近傍に形成したスリット7は、必ずしも平面コ字状に形成する必要はなく、前記係合爪3の幅方向の少なくとも一側に沿って形成されたスリットであってもよい。
したがって、この実施の形態2の場合でも前記実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。
【0026】
実施の形態3.
図6(a)はこの発明の実施の形態3による部材嵌合構造の分解斜視図、図6(b)は図6(a)のB−B線断面図、図7は図6(a)の部材嵌合状態を示す平面図であり、図1〜図5と同一の構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
図において、9は係合片部6の先端部裏面に形成して係合穴8の両側に接続されたテーパ状の溝からなる治具挿入用の間隙である。
すなわち、この実施の形態3では、前記実施の形態1によるシャーシ2側のスリット7の代えてテーパ溝状の間隙9をパネル5側の係合片部6の先端部裏面に形成して係合穴8に接続させたものである。
【0027】
このような間隙9を設けた実施の形態3の場合であっても、図8及び図9に示すように、係合穴8に係合した係合爪3の幅方向一側縁部に沿って前記間隙9に治具10を挿入することにより、前記係合片部6の裏側に治具10を差し込することができ、このため、前記実施の形態1の場合と同様の作用効果が得られる。
【0028】
なお、この実施の形態3による前記間隙9は、テーパ状の溝に限らず、例えば、前記係合片部6の先端部裏面における係合穴8側を部分的に切り欠いて形成された溝であってもよく、また、その溝は前記係合片部6の幅方向両側の裏面に形成されたものであってもよい。そのいずれの場合でも前記実施の形態1と同様の作用効果が得られる。
【0029】
実施の形態4.
前記実施の形態3では、パネル5の係合片部6の裏面に溝状の間隙9を設けたが、その間隙9は、シャーシ2におけるパネル5との嵌合面に形成した溝からなるものであってもよく、この場合でも、その溝から前記係合片部6の治具10を挿入することができるので、前記実施の形態1と同様の作用効果が得られる。
【0030】
実施の形態5.
前記実施の形態1では、一方の部材であるシャーシ2を板金で形成し、他方の部材であるパネル5を樹脂材で形成するようにしたが、それらのシャーシ2とパネル5の両方を板金または樹脂材で形成するようにしてもよく、この場合であっても、係合片部6に、係合爪3と係合穴8との係合強度を満足させるに十分な弾性力を付与することができる。
【0031】
実施の形態6.
前記各実施の形態では、カーオーディオ等のシャーシ2と、このシャーシ2の前面開口部に組み付ける化粧用のパネル5とを、互いに嵌合すべき部材として説明したが、その嵌合すべき部材は、前記シャーシ2とパネル5に限らず、その他の例えばコネクタ等であってもよい。
【0032】
実施の形態7.
前記各実施の形態では、係合爪3と係合穴8を平面上で係合させるようにしたが、その係合爪3と係合穴8は、曲面状や円筒面上または球面状に係合させることも可能である。また、前記シャーシ2およびパネル5は、それぞれの形状が特定されるものではなく、いかなる形状のものであってもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、互いに嵌合すべき一方の部材に外向きの係合爪を設けると共に、他方の部材には前記係合爪に嵌め込み係合させるための係合穴を有する係合片部を一体形成し、前記一方の部材に他方の部材を一方向から嵌合させて前記係合爪と係合穴を嵌め込み係合させる部材嵌合構造において、前記両方の部材の少なくとも一方に、前記係合爪と係合穴の係合を解除する治具を前記係合穴の内部から前記係合片部の裏側に複数方向から挿入可能な治具挿入用の間隙を設け、前記間隙は、前記係合爪よりも前記係合穴を幅広く形成することで前記係合爪の幅方向の少なくとも一側に形成された係合穴の余白空隙と、前記係合穴の余白空隙に接続し、前記係合爪の一側縁部に沿って前記一方の部材に設けられたスリット、または、前記係合穴の余白空隙に接続し、前記係合爪の一側縁部に沿って前記他方の部材に設けられた溝とを有するように構成したので、前記係合爪と係合穴の係合を解除する治具の挿入方向が、一方の部材に対する他方の部材の嵌合方向とは反対方向に制約されるようなことがなく、このため、前記係合爪と係合穴との係合部付近に障害壁面等があっても、前記係合穴の内部から係合片部の裏側に前記間隙から治具を容易に差し込むことができ、このため、前記治具による前記係合爪と係合穴の係合解除が容易で、一方の部材から他方の部材を簡単に取り外すことができるという効果がある。
【0037】
この発明によれば、一方の部材を板金で形成し、他方の部材を樹脂材で形成するように構成したので、板金製の部材に形成された係合爪の剛性が得られると共に、樹脂製の部材に形成された係合片部には十分な弾力性を付与できるという効果がある。
【0038】
この発明によれば、両方の部材を板金または樹脂材で形成するように構成したので、板金製部材の場合は係合爪と係合穴との係合強度を十分に満足させることができ、樹脂製部材の場合は係合片部に十分な弾性力を付与することができて係合爪と係合穴係合強度を満足させることができるという効果がある。
【0039】
この発明によれば、係合片部が弾力性を有し、係合爪が剛性を有するように構成したので、係合爪の機械的強度を十分に得ることができると共に、係合爪と係合穴の係合解除に際して係合片部を容易に弾性変形させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による部材嵌合構造を示す分解斜視図である。
【図2】 図2(a)は図1の要部を部分的に示す拡大平面図、図2(b)は図2(a)のA−A線断面図である。
【図3】 図2(a)の部材嵌合状態を示す平面図である。
【図4】 図3の部材嵌合解除時の動作説明図である。
【図5】 図4の部材嵌合解除工程を示す図である。
【図6】 図6(a)はこの発明の実施の形態3による部材嵌合構造の分解斜視図、図6(b)は図6(a)のB−B線断面図である。
【図7】 図6(a)の部材嵌合状態を示す平面図である。
【図8】 図7の部材嵌合解除時の動作説明図である。
【図9】 図8の部材嵌合解除工程を示す図である。
【図10】 従来の部材嵌合構造を示す分解斜視図である。
【図11】 図11(a)は図10の要部拡大平面図、図11(b)は図11(a)のC−C線断面図である。
【図12】 図11(a)の部材嵌合状態を示す平面図である。
【図13】 図12の部材嵌合解除動作を説明するための平面図である。
【図14】 図13の断面図である。
【符号の説明】
1 ケース、2 シャーシ(一方の部材)、3 係合爪、4 搭載物、5 パネル(他方の部材)、6 係合片部、7 スリット(間隙)、7a 先端側スリット部位、7b 側部スリット部位(間隙)、8 係合穴、8a 間隙、9 間隙(溝)、10 治具。

Claims (4)

  1. 互いに嵌合すべき一方の部材に外向きの係合爪を設けると共に、他方の部材には前記係合爪に嵌め込み係合させるための係合穴を有する係合片部を一体形成し、前記一方の部材に他方の部材を一方向から嵌合させて前記係合爪と係合穴を嵌め込み係合させる部材嵌合構造において、前記両方の部材の少なくとも一方に、前記係合爪と係合穴の係合を解除する治具を前記係合穴の内部から前記係合片部の裏側に複数方向から挿入可能な治具挿入用の間隙を設け、
    前記間隙は前記係合爪よりも前記係合穴を幅広く形成することで前記係合爪の幅方向の少なくとも一側に形成された係合穴の余白空隙と、前記係合穴の余白空隙に接続し、前記係合爪の一側縁部に沿って前記一方の部材に設けられたスリットまたは、前記係合穴の余白空隙に接続し、前記係合爪の一側縁部に沿って前記他方の部材に設けられたとを有することを特徴とする部材嵌合構造。
  2. 一方の部材が板金で形成され、他方の部材が樹脂材で形成されていることを特徴とする請求項1記載の部材嵌合構造。
  3. 両方の部材を板金または樹脂材で形成したことを特徴とする請求項1記載の部材嵌合構造。
  4. 係合片部が弾力性を有し、係合爪が剛性を有していることを特徴とする請求項1記載の部材嵌合構造。
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