JP5759812B2 - カバーの接続構造およびカバーの接続方法 - Google Patents

カバーの接続構造およびカバーの接続方法 Download PDF

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Description

本発明は、ケースにカバーを取り付けるためのカバーの接続構造およびカバーの接続方法に関する。
従来、電子部品を外力や水、埃などから保護するために、電子部品を収容する収容空間が内部に形成された収容ケースが用いられている。
この種の収容ケースとしては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。この収容ケースは、ケースと、ケースに取り付けられるカバーとを備えている。カバーの開口端周辺には、内壁部(内側支持片)および外壁部(外側支持片)が組となって複数形成されている。外壁部には、貫通孔である嵌合口(係合部)が形成されている。一方で、ケースの壁部の内面には、内面から突起した複数のガイドリブが設けられている。ガイドリブには、突起する高さを開口端に向けて減少させたテーパー部が設けられている。壁部の外面には、前述の嵌合口に係合する爪部(突起部)が形成されている。
カバーの内壁部と外壁部との間にケースの壁部を挿入したときに、嵌合口に爪部が係合するとともに、テーパー部により内壁部が外壁部から離間する方向に湾曲する。内壁部がテーパー部から受ける弾性力により、ケースに対してカバーがガタつくのが抑えられる。さらに、爪部および嵌合口により、ケースからカバーが外れにくくなる。
特開2001−339174号公報
しかしながら、特許文献1の収容ケースでは、爪部および嵌合口が複数組あるため、ケースの真上からカバーを取り付けたときに複数の爪部をほぼ同時に係合させることになり、大きな力が必要となる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、突起部および係合部がそれぞれ複数ある場合であっても、ケースにカバーを容易に取り付けることができるカバーの接続構造およびカバーの接続方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明のカバーの接続構造は、板状のケース本体、および前記ケース本体の縁部から立設する壁部材を有するケースと、前記ケースの開口を覆うカバーと、を接続するカバーの接続構造であって、前記カバーに設けられ、前記壁部材の縁部に当接する前記カバーの当接面から立設し、前記ケースに前記カバーが取り付けられたときに前記壁部材の内周面側に配置される内側支持片と、前記カバーに設けられ、前記当接面から立設し、かつ、前記内側支持片に対向するとともに、前記ケースに前記カバーが取り付けられたときに前記壁部材の外周面側に配置される外側支持片と、前記壁部材の外周面に設けられ、前記壁部材の外周面から突出する突起部と、を備え、前記外側支持片における前記内側支持片側の面には、前記ケースに前記カバーが取り付けられたときに前記突起部に係合する係合部が形成され、前記内側支持片、前記外側支持片、および前記係合部は、組となって前記カバーの縁部に沿って複数設けられ、前記壁部材は、前記カバーを取り付けるときに前記内側支持片に当接し前記内側支持片を内方に押しつけるために、前記壁部材の縁部から前記ケースの底部に向かうにつれて内方に向かって傾斜する内周面を有し、前記突起部は前記壁部材に複数設けられ、前記カバーにおける前記縁部に沿って隣り合う前記外側支持片の間には、前記カバーの縁部から延びる切欠きが形成されていることを特徴としている。
また、本発明のカバーの接続方法は、上記に記載のカバーの接続構造を用いたカバーの接続方法であって、前記ケースに前記カバーを取り付けるときに、前記切欠きが設けられた前記カバーの縁部を前記当接面側が凸となるように湾曲させつつ、前記ケース本体の縁部に沿った一方側から他方側に向けて1つずつ順番に、前記突起部に前記係合部を係合させることを特徴としている。
この発明によれば、ケースにカバーを取り付けるときに、切欠きが設けられたカバーの縁部を当接面側が凸となるように弾性的に湾曲させておく。カバーには切欠きが形成されているため、カバーの曲げ剛性が低下していてカバーを容易に湾曲させることができる。
そして、ケース本体の縁部に沿った一方側から他方側に向けた順で、1つずつ順番に突起部に係合部を係合させることで、突起部に同時に係合する係合部の数を低減させる。このため、複数の突起部と複数の係合部とを比較的小さな力で容易に係合させることができる。
また、上記のカバーの接続構造において、前記突起部は、前記壁部材が前記ケース本体の縁部から立設する立設方向の端部に、前記立設方向に向かうにしたがって前記壁部材の外周面に近づくように形成された案内面を有することがより好ましい。
この発明によれば、内側支持片と外側支持片との間に突起部を挟むときに、外側支持片が案内面に沿って内側支持片から離間するように変形する。これにより、突起部を内側支持片と外側支持片との間に挟みやすくすることができる。
また、上記のカバーの接続構造において、前記案内面は、前記ケース本体の縁部に沿った一方側の端部が、前記ケース本体の縁部に沿った前記一方側から他方側に向かうにしたがって前記壁部材の外周面から離間するように形成されていることがより好ましい。
この発明によれば、突起部に対して係合部を一方側から他方側に向けて係合させた方が、他方側から一方側に向けて係合させた場合に比べて、外側支持片が案内面に沿って内側支持片から離間するように変形しやすくなる。したがって、カバーの取り付けやすさの違いにより、ケースにカバーを取り付けている向きを作業者に認識させることができる。
また、上記のカバーの接続構造において、前記内側支持片は、自身の前記外側支持片側の面である突出基準面に前記外側支持片に向けて突出する凸部を有し、前記凸部と前記外側支持片との距離は、前記壁部材の厚さ以下に設定されていることがより好ましい。
この発明によれば、凸部と外側支持片との距離は壁部材の厚さ以下に設定されているため、内側支持片と外側支持片との間で、凸部が突出する方向に壁部材が移動するのを抑えることができる。
また、内側支持片が凸部を有することで、内側支持片と外側支持片との間に壁部材を挿入したときに内側支持片が外側支持片から離間するように弾性的に変形する変形量が大きくなる。このため、壁部材は内側支持片により凸部が突出する方向により強く押し付けられるようになる。したがって、内側支持片と外側支持片との間で、凸部が突出する方向に壁部材が移動するのをより確実に抑えることができる。
また、上記のカバーの接続構造において、前記凸部は、前記内側支持片が前記当接面から立設する第二の立設方向の端部に、前記第二の立設方向に向かうにしたがって前記突出基準面に近づくように形成された凸部側案内面を有することがより好ましい。
この発明によれば、壁部材を凸部と外側支持片との間に挟みやすくすることができる。
本発明のカバーの接続構造およびカバーの接続方法によれば、突起部および係合部がそれぞれ複数ある場合であっても、ケースにカバーを容易に取り付けることができる。
本発明の実施形態のカバーの接続構造が用いられる収容ケースの一部を破断した斜視図である。 図1中の切断線A1−A1の断面図である。 図2中の要部拡大図である。 同カバーの接続構造の突起部の斜視図である。 同カバーの接続構造を用いたカバーの接続方法を説明する側面図である。 本発明の実施形態の変形例におけるカバーの接続構造の突起部を破断した斜視図である。 本発明の実施形態の変形例におけるカバーの接続構造の突起部を破断した斜視図である。 本発明の実施形態の変形例におけるカバーの接続構造で、図8(A)は凸部の断面図であり、図8(B)は凸部の斜視図である。 本発明の実施形態の変形例におけるカバーの接続構造で、図9(A)は凸部の断面図であり、図9(B)は凸部の斜視図である。 本発明の実施形態の変形例におけるカバーの接続構造が用いられる収容ケースの一部を破断した斜視図である。 本発明の実施形態の変形例におけるカバーの接続構造の内側支持片および外側支持片の断面図である。
以下、本発明に係るカバーの接続構造(以下、「接続構造」とも称する。)の実施形態、および接続構造が用いられる収容ケースを、図1から図11を参照しながら説明する。図1に示すように、この収容ケース1は、ケース10と、ケース10の開口10a(図2参照。)を覆うカバー20とを備えている。
図1および図2に示すように、ケース10は、平面視で矩形の板状に形成されたケース本体11、および、ケース本体11の縁部全周から立設する壁部材12を有している。
図1に示すように、壁部材12におけるケース本体11の短辺側の外周面12aには、一対の接続片13が設けられている。接続片13は、壁部材12のケース本体11側に設けられている。
それぞれの接続片13には、貫通孔13aが形成されている。貫通孔13aにネジ部材を挿通させて固定することで、ケース10を他の装置などに取り付けることができる。
壁部材12の外周面12aには、端子台14および端子台15が不図示のネジ部材により接続されている。端子台14および端子台15は、ケース10を長手方向Xに挟むように配置され、それぞれがケース10内と電気的に接続されている。
ケース10内には電子機器が収容可能になっていて、端子台14からケース10内に導かれた電力は、この電子機器により所定の処理が施され、端子台15などから出力される。
図2および図3に示すように、壁部材12におけるケース本体11の長辺側の外周面12bには、外周面12bから突出する突起部16が設けられている。本実施形態では、2カ所ある外周面12bのそれぞれの縁部に、長手方向Xに間隔をおいて6つの突起部16が設けられている(図1参照。)。
それぞれの突起部16は、図4に示すように、壁部材12がケース本体11の縁部から立設するZ1方向(立設方向)の端部に、Z1方向に向かうにしたがって外周面12bに近づくように形成された案内面16aを有している。案内面16aは、長手方向Xに延びる曲面状に形成されている。
本実施形態では、ケース10は、アルミニウムを鋳造することで形成されている。ケース10を製造するときには、壁部材12におけるケース本体11の長辺側において、図3に示す金型分離面Lを境界面として下型と上型とに分離された型を用いる。壁部材12の内周面12cとケース本体11とのなす角θ1は、上型を取り外すために90°より大きく設定され、内周面12cは抜きテーパー面となっている。
カバー20は、図1および図2に示すように、ケース10の開口10aを覆う平板状のカバー本体28、および、カバー本体28の縁部からZ2方向(第二の立設方向)に立設する外枠25を有している。
カバー本体28は、平面視で短辺28aおよび長辺28bを有する矩形状に形成されている。
カバー本体28には、図3に示すように、壁部材12の縁部に当接するカバー本体28の当接面28cから立設する内側支持片21および外側支持片22が設けられている。内側支持片21および外側支持片22は、それぞれ小さな板状に形成され、短手方向Yに対向するように配置されている。外側支持片22は、カバー本体28の縁部に設けられている。ケース10にカバー20が取り付けられたときに、内側支持片21は壁部材12の内周面12c側に配置され、外側支持片22は壁部材12の外周面12b側に配置される。
なお、突起部16、内側支持片21、および外側支持片22で、本実施形態の接続構造31を構成する。
内側支持片21は、自身の外側支持片22側の面である突出基準面21aに外側支持片22に向けて突出する凸部23を有している。本実施形態では、凸部23はドーム状に形成されている。凸部23は、図3に示すように、内側支持片21が当接面28cから立設するZ2方向の端部に、Z2方向に向かうにしたがって突出基準面21aに近づくように形成された凸部側案内面23aを有している。外力が作用していない自然状態における凸部23と外側支持片22との距離は、壁部材12の厚さ以下に設定されている。
外側支持片22には、ケース10にカバー20が取り付けられたときに突起部16に係合する貫通孔(係合部)22aが形成されている。内側支持片21および外側支持片22は、組となってカバー本体28の各長辺28bに沿って長手方向Xに間隔をおいて6つ設けられている(図1参照。)。
図2に示すように、外側支持片22と外枠25との間は切欠き24で隔てられている。切欠き24は、カバー本体28の縁部まで延びている。カバー本体28において、切欠き24は短手方向Yに延びるように形成されている。
本実施形態では、カバー本体28、内側支持片21、外側支持片22、および外枠25は、弾性材料である金属板をプレス加工することで一体に形成されている。
次に、以上のように構成された接続構造31を用いた本実施形態のカバー20の接続方法について説明する。
まず、カバー20の長辺28bの両端を把持し、図5に示すように、カバー本体28の長辺28bを当接面28c側が凸となるように弾性的に湾曲させておく。
そして、ケース本体11の縁部に沿ったX1方向(一方側)側から、このX1方向とは反対方向となるX2方向(他方側)側に向けて、壁部材12を両側から挟むように組となる内側支持片21および外側支持片22を1つずつ順番に取り付けていく。
壁部材12を内側支持片21および外側支持片22で挟むときに、壁部材12は凸部側案内面23aにより凸部23と外側支持片22との間に導かれ、内側支持片21は、凸部23と外側支持片22との距離が壁部材12の厚さに等しくなるように自身の基端を中心として外側支持片22から離間するように弾性的に変形する。このとき、外側支持片22は、挟まれる壁部材12の突起部16に形成された案内面16aに沿って内側支持片21から離間するように弾性的に変形し、突起部16が貫通孔22aに係合したときに内側支持片21側に戻り、壁部材12の外周面12bに当接する。
長手方向Xに並べて設けられた6つの突起部16と6つの貫通孔22aとを、X1方向側からX2方向側に向けて1つずつ順番に係合させていくことで、ケース10にカバー20を取り付ける。このとき、湾曲していたカバー20は、もとの平坦な形状に戻る。
以上説明したように、本実施形態の接続構造31およびカバー20の接続方法によれば、ケース10にカバー20を取り付けるときに、カバー本体28の長辺28bを当接面28c側が凸となるように弾性的に湾曲させておく。カバー20には切欠き24が形成されているため、カバー20の長手方向Xの曲げ剛性が低下していてカバー20を容易に湾曲させることができる。
そして、X1方向側からX2方向側に向けて、1つずつ順番に突起部16に貫通孔22aを係合させることで、突起部16に同時に係合する貫通孔22aの数を低減させる。このため、複数の突起部16と複数の貫通孔22aとを比較的小さな力で容易に係合させることができる。
突起部16は案内面16aを有しているため、突起部16を内側支持片21と外側支持片22との間に挟むときに、外側支持片22が案内面16aに沿って内側支持片21から離間するように変形する。これにより、突起部16を内側支持片21と外側支持片22との間に挟みやすくすることができる。
凸部23と外側支持片22との距離は自然状態で壁部材12の厚さ以下に設定されているため、内側支持片21と外側支持片22との間で、壁部材12が短手方向Yに移動するのを抑えることができる。
また、内側支持片21が凸部23を有することで、内側支持片21と外側支持片22との間に壁部材12を挿入したときに内側支持片21が外側支持片22から離間するように弾性的に変形する変形量が大きくなる。このため、壁部材12は内側支持片21により短手方向Yにより強く押し付けられるようになる。したがって、内側支持片21と外側支持片22との間で、壁部材12が短手方向Yに移動するのをより確実に抑えることができる。
凸部23は凸部側案内面23aを有しているため、壁部材12が凸部23に係止されるのを防止し、壁部材12を凸部23と外側支持片22との間に挟みやすくすることができる。
壁部材12の内周面12cは前述のような抜きテーパー面となっているため、壁部材12を内側支持片21と外側支持片22との間に挟んでいくことで、凸部23をより確実に壁部材12に接触させることができる。
突起部16は長手方向Xに6つ設けられている。突起部16のZ2方向側の面におけるZ2方向の位置にバラつきがあっても、6つの突起部16のうちの少なくとも2つが貫通孔22aのZ2方向側の内周面に当接する。これにより、ケース10とカバー20とがZ2方向にガタつくのを抑えることができる。
本実施形態においては、接続構造の構成を以下に説明するように様々に変形させることができる。
例えば、図6に示す突起部16の案内面16bは、外周面12bをZ1方向および長手方向Xをそれぞれ軸にして回転させた面に平行に形成されている。より具体的には、案内面16bは、突起部16のZ1方向の端部に、Z1方向に向かうにしたがって外周面12bに近づくように形成されている。この案内面16bはさらに、X1方向からX2方向に向かうにしたがって壁部材12の外周面12bから離間するように形成されている。
案内面16bをこのように構成することで、突起部16に対して貫通孔22aをX1方向側からX2方向側に向けて係合させた方が、X2方向側からX1方向側に向けて係合させた場合に比べて、外側支持片22が案内面16bに沿って内側支持片21から離間するように変形しやすくなる。したがって、カバー20の取り付けやすさの違いにより、ケース10にカバー20を取り付けている向きを作業者に認識させることができる。
なお、この変形例では、案内面16b全体が、X1方向からX2方向に向かうにしたがって壁部材12の外周面12bから離間するように形成した。しかし、案内面16bのX1方向側の端部のみが、X1方向からX2方向に向かうにしたがって壁部材12の外周面12bから離間するように形成してもよい。
また、この変形例においては、図7に示すように、突起部16が、X1方向側に前記変形例の案内面16bを有するとともに、X2方向側に本実施形態の案内面16aを有するように構成してもよい。
また、本実施形態では、凸部23をドーム状に形成したが、図8に示す凸部26のように、ドーム形状のZ2方向側の半分のみを残した形状に形成してもよい。
この場合、凸部26のZ2方向側の面が、Z2方向に向かうにしたがって突出基準面21aに近づくように形成された凸部側案内面26aとなる。この例では、凸部26のZ1方向側の面26bは、Z1方向に直交するように形成されている。
凸部26は、金属板の一部を切り欠いてプレス加工することなどで形成することができる。
図9に示すように、金属板を斜めに切り起こすことで凸部27を形成してもよい。
この場合、凸部27のZ2方向側の面が、平面状に形成された凸部側案内面27aとなる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更なども含まれる。さらに、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できることは、言うまでもない。
たとえば、前記実施形態では、突起部16が外周面12bから突出する長さが短い場合などには、案内面16bは設けられなくてもよい。
ケース10とカバー20とのガタつきが問題とならない場合などには、内側支持片21に凸部23は備えられなくてもよい。
また、前記実施形態では、外側支持片22に貫通孔22aが形成されているとした。しかし、貫通孔22aに代えて、外側支持片22における内側支持片21側の面に、ケース10にカバー20が取り付けられたときに突起部16に係合する凸部や凹部などの係合部が形成されるように構成してもよい。
前記実施形態では、ケース10の長手方向Xに6つの突起部16を設け、カバー20の長手方向Xに6組の内側支持片21および外側支持片22を設けた。
しかし、長手方向Xにおいて、ケース10に設けられる突起部16の数、および、カバー20に組となって設けられる内側支持片21および外側支持片22の数に制限はなく、複数であればいくつでもよい。
また、前記実施形態では、カバー20に外枠25は備えられなくてもよい。
また、図10に示すように、切欠き24が長手方向Xに隣り合う外側支持片22の中央部に形成されていてもよい。この変形例では、カバー20に外枠25は設けられていない。
切欠き24をこのように形成しても、カバー20の長手方向Xの曲げ剛性を低下させることができる。
また、前記実施形態では、カバー20は金属板をプレス加工することで形成されるとした。
しかし、図11に示すカバー40のように、カバー40を鋳造などで形成する場合には、内側支持片41および外側支持片42は、カバー40の縁部ではなく、中央部にも形成することができる。この場合、スライド機構を用いることで凸部23を形成することができる。
1 収容ケース
10 ケース
11 ケース本体
12 壁部材
12b 外周面
16 突起部
16a、16b 案内面
20、40 カバー
21、41 内側支持片
21a 突出基準面
22、42 外側支持片
22a 貫通孔(係合部)
23、26、27 凸部
23a、26a、27a 凸部側案内面
24 切欠き
28c 当接面
31 カバーの接続構造
X1 方向(一方側)
X2 方向(他方側)
Z1 方向(立設方向)
Z2 方向(第二の立設方向)

Claims (6)

  1. 板状のケース本体、および前記ケース本体の縁部から立設する壁部材を有するケースと、前記ケースの開口を覆うカバーと、を接続するカバーの接続構造であって、
    前記カバーに設けられ、前記壁部材の縁部に当接する前記カバーの当接面から立設し、前記ケースに前記カバーが取り付けられたときに前記壁部材の内周面側に配置される内側支持片と、
    前記カバーに設けられ、前記当接面から立設し、かつ、前記内側支持片に対向するとともに、前記ケースに前記カバーが取り付けられたときに前記壁部材の外周面側に配置される外側支持片と、
    前記壁部材の外周面に設けられ、前記壁部材の外周面から突出する突起部と、
    を備え、
    前記外側支持片における前記内側支持片側の面には、前記ケースに前記カバーが取り付けられたときに前記突起部に係合する係合部が形成され、
    前記内側支持片、前記外側支持片、および前記係合部は、組となって前記カバーの縁部に沿って複数設けられ、
    前記壁部材は、前記カバーを取り付けるときに前記内側支持片に当接し前記内側支持片を内方に押しつけるために、前記壁部材の縁部から前記ケースの底部に向かうにつれて内方に向かって傾斜する内周面を有し、
    前記突起部は前記壁部材に複数設けられ、
    前記カバーにおける前記縁部に沿って隣り合う前記外側支持片の間には、前記カバーの縁部から延びる切欠きが形成されていることを特徴とするカバーの接続構造。
  2. 前記突起部は、前記壁部材が前記ケース本体の縁部から立設する立設方向の端部に、前記立設方向に向かうにしたがって前記壁部材の外周面に近づくように形成された案内面を有することを特徴とする請求項1に記載のカバーの接続構造。
  3. 前記案内面は、前記ケース本体の縁部に沿った一方側の端部が、前記ケース本体の縁部に沿った前記一方側から他方側に向かうにしたがって前記壁部材の外周面から離間するように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のカバーの接続構造。
  4. 前記内側支持片は、自身の前記外側支持片側の面である突出基準面に前記外側支持片に向けて突出する凸部を有し、
    前記凸部と前記外側支持片との距離は、前記壁部材の厚さ以下に設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のカバーの接続構造。
  5. 前記凸部は、前記内側支持片が前記当接面から立設する第二の立設方向の端部に、前記第二の立設方向に向かうにしたがって前記突出基準面に近づくように形成された凸部側案内面を有することを特徴とする請求項4に記載のカバーの接続構造。
  6. 請求項1に記載のカバーの接続構造を用いたカバーの接続方法であって、
    前記ケースに前記カバーを取り付けるときに、前記切欠きが設けられた前記カバーの縁部を前記当接面側が凸となるように湾曲させつつ、前記ケース本体の縁部に沿った一方側から他方側に向けて1つずつ順番に、前記突起部に前記係合部を係合させることを特徴とするカバーの接続方法。
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