JP2006345245A - アンテナ取付装置 - Google Patents

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和喜 上遠野
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Abstract

【課題】取付孔の寸法の違いに、係止部材の設計変更で対応できるアンテナ取付装置を提供する。
【解決手段】取付孔24に挿通できる係止部材20に下方から取付ネジ18を嵌挿し、その先端部をアンテナベース10に下方から螺入する。係止部材20は、周縁部から上方に向けて4つの突起を突出し、突起は下部分を一体で上部分を縦割りで2つに分割し、上部分の1方を係止爪20aとし、他方を断面く字状に内方に折り曲げて開口用腕部20bとする。アンテナベース10の凸部の周面に開口用腕部20bの上端部が当接して上方と内方への移動を規制する溝10dを設ける。取付ネジ18の締め付け螺入により開口用腕部20bの断面く字状をより深く折り曲げ、下部分が一体の係止爪20aの先端を外方に拡げて取付孔24の周縁部に臨ませる。開口用腕部20bの長さ変更で、係止爪20aが外方に拡がる大きさを変更する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車体のルーフ等にアンテナベースを取り付けるアンテナ取付装置に関するものである。
自動車用アンテナ装置を車体のルーフ等に取り付ける従来のアンテナ取付装置の構造は、ルーフ等に穿設した取付孔に、自動車用アンテナ装置のアンテナベースから下方に突出する取付ネジを挿通し、ルーフ等の下方に突出した取付ネジに対して、下方から爪付きワッシャを嵌挿し、さらにナットを螺合して固定するものである。そこで、作業性を良くするために、爪付きワッシャとナットがネジ軸回りに相対回転可能でしかもネジ軸方向に離さないように連結して一体化されていた。さらに、作業性を向上させる目的で、特許第2751146号により、取付ネジに爪付きワッシャを介してナットを仮止めする技術が提案されている。この提案技術によれば、仮止め後は、作業者がナットから手を離しても取付ネジからナットが脱落することがなく、作業性がより改善される。
特許第2751146号公報
上記の特許第2751146号で提案された技術は、取付ネジにナットを仮止めした後は、ナットから作業者が手を離してもナットが脱落せず、作業性に優れたものである。しかしながら、ルーフ等の上方から取付孔に挿通した取付ネジに対して、ルーフ等の下方からナットを仮止めするため、ナットを仮止めする作業工程が必要である。そこで、取付ネジにナットが既に螺合されて一体化されたものを、取付孔にルーフ等の上方から挿通し、ルーフ等の下方から単にナットを締め付けるならば、作業性を大幅に改善できる。かかる技術が、特開2005−51412号や特表2005−506732号に示されている。
特開2005−51412号公報 特表2005−506732号公報
特開2005−51412号に示される技術は、係止爪を設けた係止部材を、平面から見て一部が開口した略C字状とし、この係止部材を嵌挿する取付ネジの締め付け螺入により、係止部材の開口をアンテナベースに設けた楔状部材と取付ネジのテーパー状部による楔効果により拡げて、係止爪の先端を外方に拡げて車体に穿設した取付孔の周縁部に臨ませるようにしたものである。また、特表2005−506732号に示される技術は、係止爪を設けた係止部材に上部が広いテーパー状の開口用当接部を設け、アンテナベースにも上部が広いテーパー状の拡大部を設け、係止部材の開口用当接部にアンテナベースの拡大部を当接させて、同様に楔効果により、係止部材の開口用当接部を拡げて係止爪の先端を外方に拡大するようにしたものである。
特開2005−51412号に示されている技術にあっては、係止部材の開口をアンテナベースに設けた楔状部材と取付ネジのテーパー状部により拡げて、係止爪の先端を車体に穿設した取付孔の周縁部に臨ませるようにしたものであるので、車体に穿設された取付孔の寸法の違いに対応するためには、係止部材およびアンテナベースに設ける楔状部材の楔の開き角度さらに取付ネジのテーパー状部のテーパーの角度を変更しなければならない。また、特表2005−506732号に示されている技術にあっても、取付孔の寸法の違いに対応するためには、係止部材に設けた上部が広いテーパー状の開口用当接部およびアンテナベースに設けた上部が広いテーパー状の拡大部のテーパーの角度を変更しなければならない。そこで、取付孔の寸法の違いに対応するためには、いずれも2部品の設計変更が必要であり、汎用性に欠けていた。
本発明は、上述のごとき事情に鑑みてなされたもので、取付孔の寸法の違いに対して、1部品の設計変更で対応できるアンテナ取付装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明のアンテナ取付装置は、車体に穿設した取付孔に挿通できる係止部材に下方から頭部付きの取付ネジを嵌挿し、アンテナベースに下方から前記取付ネジの先端部を螺入し、前記係止部材は、周縁部から上方に向けて複数の突起を突出し、前記突起は下部分を一体で上部分を縦割りで複数に分割して形成し、前記複数に分割され上部分の1つを係止爪とし、他の1つを断面く字状となるように内方に折り曲げて開口用腕部とし、前記アンテナベースに前記開口用腕部の上端部が当接して上方と内方への移動を規制する当接部を設け、前記取付ネジの締め付け螺入により前記開口用腕部の前記断面く字状をより深く折り曲げることで前記下部分が一体の前記係止爪の先端が外方に拡がって前記取付孔の周縁部に臨むように構成されている。
そして、アンテナベースから下方に取付ネジを突設し、前記取付ネジに車体に穿設した取付孔に挿通できる係止部材を嵌挿し、さらに前記取付ネジの下端部にナットを螺合し、前記係止部材は、周縁部から上方に向けて複数の突起を突出し、前記突起は下部分を一体で上部分を縦割りで複数に分割して形成し、前記複数に分割され上部分の1つを係止爪とし、他の1つを断面く字状となるように内方に折り曲げて開口用腕部とし、前記アンテナベースに前記開口用腕部の上端部が当接して上方と内方への移動を規制する当接部を設け、前記ナットの締め付け螺合により前記開口用腕部の前記断面く字状をより深く折り曲げることで前記下部分が一体の前記係止爪の先端が外方に拡がって前記取付孔の周縁部に臨むように構成しても良い。
また、車体に穿設した取付孔に挿通できる係止部材に下方から頭部付きの取付ネジを嵌挿し、アンテナベースに下方から前記取付ネジの先端部を螺入し、前記係止部材は、周縁部から上方に向けて複数の突起を突出し、前記突起の一部分を内方に折り曲げてその先端が上方を向くように切り起こし、前記突起を係止爪とし、前記切り起こしを開口用腕部とし、前記アンテナベースに前記開口用腕部の上端部が当接して上方と内方への移動を規制する当接部を設け、前記取付ネジの締め付け螺入により前記開口用腕部の前記切り起こしの折り曲げの深さを浅くすることで前記係止爪の先端が外方に拡がって前記取付孔の周縁部に臨むように構成することもできる。
そしてまた、アンテナベースから下方に取付ネジを突設し、前記取付ネジに車体に穿設した取付孔に挿通できる係止部材を嵌挿し、さらに前記取付ネジの下端部にナットを螺合し、前記係止部材は、周縁部から上方に向けて複数の突起を突出し、前記突起の一部分を内方に折り曲げてその先端が上方を向くように切り起こし、前記突起を係止爪とし、前記切り起こしを開口用腕部とし、前記アンテナベースに前記開口用腕部の上端部が当接して上方と内方への移動を規制する当接部を設け、前記ナットの締め付け螺合により前記開口用腕部の前記切り起こしの折り曲げの深さを浅くすることで前記係止爪の先端が外方に拡がって前記取付孔の周縁部に臨むように構成することも可能である。
さらに、前記突起に上縁部から下方に向けて途中まで切り込みを設けて、前記突起を下部分が一体で上部分が複数に分割された形状に構成しても良い。
また、前記突起に上縁部から下方に向けて途中まで1本の切り込みを設けて、前記突起を下部分が一体で上部分が2つに分割された形状に構成しても良い。
また、前記突起の中央部分に、上側を連結し下側を遊端部とする切り込みを設け、前記遊端部をレ字状に内方に折り曲げてその先端が上方を向くように切り起こして前記開口用腕部を構成しても良い。
また、前記突起の中央部分に、上側を遊端部とし下側を連結する切り込みを設け、前記遊端部をく字状に内方に折り曲げてその先端が上方を向くように切り起こして前記開口用腕部を構成しても良い。
また、前記当接部で前記開口用腕部の上端部が前記取付ネジの締め付け螺入方向へ移動するのを規制するように構成しても良い。
また、前記当接部で前記開口用腕部の上端部が前記ナットの締め付け螺合方向へ移動するのを規制するように構成しても良い。
また、前記アンテナベースに前記係止爪の上端部が当接する上部が広いテーパー状の斜面を設け、前記取付ネジの締め付け螺入の初期の段階で、前記係止爪の先端が外方に前記斜面により拡がるように構成しても良い。
また、前記アンテナベースに前記係止爪の上端部が当接する上部が広いテーパー状の斜面を設け、前記取付ナットの締め付け螺合の初期の段階で、前記係止爪の先端が外方に前記斜面により拡がるように構成しても良い。
請求項1乃至4記載のいずれのアンテナ取付装置にあっても、係止部材の開口用腕部の長さを変更することで、係止爪の開く角度を調整できて係止爪の先端が外方に拡がる大きさを変更することができる。そこで、取付孔の寸法の違いに対して、係止部材の1部品を変更することで対応できる。
請求項5および6記載のいずれのアンテナ取付装置にあっても、係止部材の周縁部に設けた突起に、上縁部から下方に向けて途中まで切り込みを設けることで、突起を係止爪と開口用腕部を形成する部分とに分割でき、構造が簡単である。
請求項7および8記載のいずれのアンテナ取付装置にあっても、突起の中央部分に、上側または下側を連結し他方側を遊端部とする切り込みを設け、遊端部を内方に折り曲げてその先端が上方を向くように切り起こして開口用腕部を形成しているので、請求項5および6記載のものと同様に、構造が簡単である。
請求項9および10記載のいずれのアンテナ取付装置にあっても、アンテナベースに設けた当接部で、開口用腕部の上端部が取付ネジまたはナットとともに共回りするのが規制され、アンテナベースに対して係止部材の相対位置が変化することがない。
請求項11および12記載のいずれのアンテナ取付装置にあっても、取付ネジまたはナットを締め付ける初期の段階で、係止部材の係止爪の先端がアンテナベースに設けた斜面で拡大されるので、開口用腕部の折り曲げと共同して係止爪の先端を外方に拡げることができる。そこで、取付ネジまたはナットを締め付ける初期の段階で、開口用腕部を折り曲げる力を軽減することができる。
以下、本発明の第1実施例を図1ないし図8を参照して説明する。図1は、本発明のアンテナ取付装置の第1実施例を取付孔に上方から挿入した状態を示し、(a)は正面図、(b)は底面図である。図2は、本発明のアンテナ取付装置の第1実施例で、図1の状態から取付ネジを締め付け螺入させた状態を示し、(a)は正面図、(b)は底面図である。図3は、図1(b)のA−A矢視断面図である。図4は、図2(b)のB−B矢視断面図である。図5は、係止部材を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)のC−C矢視断面図である。図6は、アンテナベースの要部を示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は底面図、(d)は(c)のD−D矢視断面図、(e)は(a)のE−E矢視断面図である。図7は、本発明のアンテナ取付装置の第1実施例の分解図である。図8は、取付ネジの締め付け螺入により係止爪の先端が外方に拡がる動作を説明するものであり、(a)は締め付け前の状態、(b)は締め付け途中の状態、(c)は締め付けた状態である。
本発明の第1実施例において、図6に示すアンテナベース10は、従来のアンテナ取付装置と同様に、その上側に図示しないケースが設けられ、このケース内に増幅回路等が適宜に収容配設され、またケースに図示しないアンテナエレメントの基端部が固定される。そして、アンテナベース10の下側には、図示しないゴムパッキン部材が配設されて、車体に当接配置される。
そして、本発明の第1実施例のアンテナベース10は、導電金属で形成され、下面に平面が略正方形でその四隅が面取されたごとき形状のの凸部10aが設けられ、この凸部10aの中央に外形が円柱状の円柱部10bが設けられ、その中央で上下方向に雌ネジ10cが螺切される。また、凸部10aの略正方形の4つの側方の周面に、下端面から上方に途中まで設けた当接部としての溝10d、10d…が設けられ、この溝10d、10d…の上端面と凸部10aの側方の周面に跨り上部が拡がるテーパー状の斜面10e、10e…が設けられる。さらに、凸部10aの1つの隅に上下方向に貫通するケーブル孔10fが穿設される。また、凸部10aの対向する2つの側方の周面に開口するとともに上方向に貫通する仮止め部材用孔10g、10gが穿設される。
また、本発明の第1実施例の係止部材20は、導電金属板で形成され、図5に示すごとく、下側に円形の底部を有し、この底部の周縁部から上方に向けて4つの突起を突出させ、これらの突起に上縁部から下方に向けて途中までの切り込みが設けられる。突起は、下部分が一体で上部分が縦割りで2つに分割される。この2つに分割された一方を係止爪20aとしてその先端が凸なる三角とされ、他方が開口用腕部20bとして断面く字状となるように内方に少し折り曲げられる。そして、底部の中央には、取付ネジ挿通用の孔20cが穿設される。かかる形状の係止部材20は、アンテナベース10の凸部10aの平面寸法を超えないように設定されている。また、底部の周縁部にケーブル逃げ用の切り欠き20fが設けられる。なお、底部は、浅い容器状であっても良く、また係止爪20a、20a…に上下方向に打ち出しによるリブ20e、20e…を設けて、係止爪20a、20a…の折り曲げ強度を大きなものとしても良い。
さらに、取付ネジ18は、導電金属で形成され、図7に示すごとく、平面六角形の頭部18aを備え、この頭部18aのネジ棒側に、フランジ部18bが形成される。また、仮止め部材22は、弾性を備えた樹脂等で形成され、図7に示すごとく、略コ字状でその両側のアームの先端に互いに外方に向けて突出する仮止め爪22a,22aが設けられている。また、仮止め部材22には、取付ネジ逃げ用の切り欠き22bが設けられている。
アンテナベース10と係止部材20と取付ネジ18および仮止め部材22が、図7に示すごとく、組み付けられる。すなわち、アンテナベース10に上方から仮止め部材22が組み付けられて、両側のアームがアンテナベース10の仮止め部材用孔10g、10gに挿通され、両側のアームの先端の仮止め爪22a、22aがアンテナベース10の凸部の対向する2つの周面から側方に突出した状態となる。さらに、係止部材20の孔20cに、下方から取付ネジ18を挿通し、取付ネジ18の先端部をアンテナベース10の雌ネジ10cに螺入させて一体化される。ここで、取付ネジ18を適宜な長さだけ螺入させると、係止部材20の開口用腕部20b、20b…の上端部が、アンテナベース10に設けた溝10d、10…の上端面に当接するとともに、係止部材20の係止爪20a、20a…の先端が、アンテナベース10に設けた斜面10e、10e…に当接する。かかる状態では、溝10d、10d…の上端面により開口用腕部20b、20b…の上端部が上方への移動が規制され、溝10d、10d…の深さにより開口用腕部20b、20b…の上端部が内方への移動が規制され、さらに溝10d、10d…の幅により開口用腕部20b、20b…の上端部が取付ネジ18の締め付け回転方向への移動が規制される。なお、アンテナベース10のケーブル孔10fに、係止部材20の切り欠き20fが臨むように配設され、この貫通孔にケーブルが挿通される。
かかる一体化された状態で、図1および図3に示すごとく、車体のルーフ等に穿設された取付孔24に、上方から挿入する。この取付孔24は、アンテナベース10の凸部10aの平面寸法より僅かに大きな寸法に設定されている。そこで、取付孔24を挿通する際に、仮止め部材22の両側のアームが弾性変形して挿入が許容され、通過すると弾性復帰して仮止め爪22a、22aが取付孔24の周縁部の裏面に位置し、上方への抜けが規制され、仮止め状態となる。この仮止め状態から、取付ネジ18を締め付けると、まず図8(a)に示すごとく、溝10d、10d…の上端面により、係止部材20の開口用腕部20b、20b…の上端部が上方と内方への移動が規制されるために、開口用腕部20b、20b…には上方からの力Pが作用する。ここで、開口用腕部20b、20b…は、上端部が内方に断面く字状に折り曲げられているので、さらに座屈するように、この折り曲げ部を外方に拡大する力Fが作用する。これと同時に、取付ネジ18の締め付け螺入の初期の段階では、係止爪20a、20a…の先端がアンテナベース10の斜面10e、10e…に当接して相対移動するので、楔効果により先端を外方に拡げる力が作用する。そこで、この楔効果による係止爪20a、20a…の先端を外方に拡げる力も、開口用腕部20b、20b…の断面く字状の折り曲げ部を外方に拡げるように作用する。もって、取付ネジ18の締め付け螺入の初期の段階では開口用腕部20b、20b…の断面く字状の折り曲げが浅くてより深く折り曲げるのに大きな力が必要であるが、楔効果による係止爪20a、20a…の先端を外方に拡げる力の共同作用により、小さな力で開口用腕部20b、20b…の断面く字状の折り曲げ部をより深く折り曲げることができる。そして、この開口用腕部20b、20b…の断面く字状の折り曲げが深くなることで、図8(b)に示すごとく、下部分が一体である係止爪20a、20a…の先端が外方に拡がり、取付孔24の周縁部に臨む位置となる。さらに、取付ネジ18を締め付け螺入させると、開口用腕部20b、20b…の断面く字状の折り曲げがより深くなり、係止爪20a、20a…の先端の外方もさらに拡げられる。最終的には、アンテナベース10の円柱部10bの下端面と取付ネジ18のフランジ部18bで係止部材20の底部が狭持される状態となって、図8(c)に示すごとく、これ以上の取付ネジ18の締め付け螺入ができない状態となる。この取付ネジ18の締め付け螺入ができない状態となる前の適宜な状態で、係止爪20a、20a…の先端が取付孔24の周縁部の車体の裏面に当接するように設定することで、更なる取付ネジ18の締め付け螺入により係止爪20a、20a…の先端が車体の裏面に当接したまま位置がずれて塗装面を削り、車体自体に食い込む。そこで、係止爪20a、20a…を介して、アンテナベース10が車体に確実に電気的接続される。しかも、溝10d、10d…の幅により係止部材20は、取付ネジ18の締め付け螺入と共に回動することがないので、ケーブルを損傷させる虞がない。
かかる構成の第1実施例にあっては、開口用腕部20b、20b…の上下方向の寸法を長くするほど、取付ネジ18がこれ以上締め付け螺入されない状態で、断面く字状の折り曲げ深さが大きくなり、これによって係止爪20a、20a…の先端が外方により大きく拡大される。また、係止爪20a、20a…の上下方向の寸法を長くするほど、先端が外方により大きく拡大されることは勿論である。よって、取付孔24の寸法の違いに対して、1つの部品である係止部材20を適宜に設計変更することによって十分に対応することができる。なお、係止爪20a、20a…の先端が外方に拡げられる大きさは、開口用腕部20b、20b…の断面く字状の折り曲げ深さによって変化することから、アンテナベース10の円柱部10bの上下方向の長さや、溝10d、10d…の上下方向の長さを適宜に変更しても、取付孔24の寸法の違いに対応することができる。そこで、係止部材20とアンテナベース10の2部品を設計変更して、取付孔24の寸法の違いに対応することも勿論可能である。そして、上端縁からの切り込みにより開口用部材20b、20b…が形成されるので、その構造が簡単であり、板金加工機械などでの製造が容易である。
次に、本発明の第2実施例を図9を参照して説明する。図9は、本発明のアンテナ取付装置の第2実施例の分解図である。図9において、図1ないし図8と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
図9に示す第2実施例において、アンテナベース30が第1実施例のアンテナベース10と相違するところは、雌ネジ10cを螺切するのに代えて、アンテナベース30から下方に取付ネジ30aを突設したことにある。そして、この取付ネジ30aに螺合するナット32は、平面六角形の頭部32aとフランジ部32bを有する。なお、係止部材20および仮止め部材22は、第1実施例と同じである。
かかる構成の第2実施例にあっても、ナット32を締め付け螺合させることで、係止部材20の開口用腕部20b、20b…の断面く字状の折り曲げがより深くなり、これに伴って、係止爪20a、20a…の先端が外方に拡がって、取付孔24の周縁部で車体の裏面に当接して食い込む。
上記第1実施例および第2実施例では、突起の上部分を縦割りで2つに分割して、一方を係止爪20aとし、他方を開口用腕部20bとしているが、これに限られず、突起の上部分を縦割りで3つ以上に分割して、そのうちの少なくとも1つを係止爪とし残りのうちの少なくとも1つを開口用腕部としても良い。また、上記第1実施例および第2実施例では、突起の上縁部から下方に向けて途中までスリット状の切り込みを設けることで、上部分を縦割りにしているが、このスリット状の縦割りに限られず、上部分で係止爪20aと開口用腕部20bが分かれており、下部分で一体であれば、いかなる形状であっても良い。さらに、上記第1実施例および第2実施例では、開口用腕部20bが内方に折り曲げられて、その先端が斜め上方を向くようになされているが、これに限られず、上方からの力Pが作用すると、開口用腕部20b、20b…が座屈するようにこの折り曲げ部を外方に拡大する力Fが作用する形状であれば良く、例えば、開口用腕部20bが係止爪20aと連結される部分の近くで内方に折り曲げられるとともに先端の近くで上を向くように再び折り曲げられて形成されても良い。
さらに、本発明の第3実施例を図10および図11を参照して説明する。図10は、本発明のアンテナ取付装置の第3実施例の係止部材を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)のF−F矢視断面図である。図11は、取付ネジの締め付け螺入により係止部材の係止爪の先端が外方に拡がる動作を説明するものであり、(a)は締め付け前の状態、(b)は締め付け途中の状態、(c)は締め付けた状態である。なお、図10および図11において、図1ないし図8と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
図10および図11に示す第3実施例において、係止部材40が第1実施例と相違している。第3実施例の係止部材40は、導電金属板で形成され、図10に示すごとく、下側に円形の底部を有し、この底部の周縁部から上方に向けて4つの突起を突出させ、これらの突起の中央部が、上側が突起に連結され下側が遊端部となるように切り込みが入れられて、この遊端部がレ字状に内方に深く折り曲げられてその先端が斜め上方に向くように切り起こされている。突起の先端が上に凸なる三角とされて係止爪40a、40a…とされ、先端が斜め上方を向いた切り起こしが開口用腕部40b、40b…とされる。そして、底部の中央には、取付ネジ挿通用の孔40cが穿設される。かかる形状の係止部材40は、アンテナベース10の凸部10aの平面寸法を超えないように設定されている。また、底部の周縁部にケーブル逃げ用の切り欠き40fが設けられる。なお、アンテナベース10の凸部10aの周面に設けられる溝10d、10d…は、切り起こしからなる開口用腕部40b、40b…の先端部が上方と内方さらには取付ネジ18の締め付け回転方向への移動が規制されるように設定される。また、突起からなる係止爪40a、40a…の先端が、凸部10aの周面に設けられる上方が拡がるテーパー状の斜面10e、10e…に当接するように設定される。
本発明の第3実施例では、図10に示す係止部材40が、第1実施例の係止部材20に代えて組み付けられて、アンテナベース10と仮止め部材22と係止部材40および取付ネジ18が一体化される。そして、取付ネジ18を締め付けると、まず図11(a)に示すごとく、溝10d、10d…の上端面により、係止部材40の開口用腕部40b、40b…の上端部が上方と内方への移動が規制されるために、開口用腕部40b、40b…には上方からの力Pが作用する。この力Pにより、切り起こしのレ字状の折り曲げ部に折り曲げを元に戻す力が作用し、折り曲げ部を外方に拡大する力Fが作用する。これと同時に、取付ネジ18の締め付け螺入の初期の段階では、係止爪40a、40a…の先端がアンテナベース10の斜面10e、10e…に当接して相対移動するので、楔効果により先端を外方に拡げる力が作用する。もって、開口用腕部40b、40b…の折り曲げ部の折り曲げ深さをより浅くし、すなわち折り曲げを元に戻しようにして、図11(b)に示すごとく、係止爪40a、40a…の先端が外方に拡げられて、取付孔24の周縁部に臨む位置となる。さらに、取付ネジ18を締め付け螺入させると、図11(c)に示すごとく、開口用腕部40b、40b…の折り曲げ部の折り曲げ深さがさらに浅くなり、係止爪40a、40a…の先端が外方にさらに拡げられる。
かかる構成の第3実施例にあっても、開口用腕部40b、40b…となる切り起こしの上下方向の寸法を長くすると、係止爪40a、40a…の先端が外方により大きく拡大される。よって、取付孔24の寸法の違いに対して、1つの部品である係止部材40を適宜に設計変更することで十分に対応することができる。そして、突起の一部が切り起こされて開口用部材40b、40b…が形成されるので、第1実施例と同様に、その構造が簡単であり、板金加工機械などでの製造が容易である。
そしてさらに、本発明の第4実施例を図12および図13を参照して説明する。図12は、本発明のアンテナ取付装置の第4実施例の係止部材を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)のG−G矢視断面図である。図13は、アンテナベースに取付ネジにより係止部材が組み付けられた要部の縦断面図である。なお、図12および図13において、図1ないし図11と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
図12および図13に示す第4実施例において、係止部材50が第3実施例と少し相違し、この相違に伴い、アンテナベース60が第3実施例と若干相違する。第4実施例の係止部材50は、導電金属板で形成され、図12に示すごとく、下側に円形の底部を有し、この底部の周縁部から上方に向けて4つの突起を突出させ、これらの突起の中央部が、下側が突起に連結され上側が遊端部となるように切り込みが設けられ、この遊端部がく字状に内方に浅く折り曲げられてその先端が斜め上方に向くように切り起こされている。突起の先端が上に凸なる三角とされて係止爪50a、50a…とされ、先端が斜め上方を向いた切り起こしが開口用腕部50b、50b…とされる。ここで、係止爪50a、50a…は、開口用腕部50b、50b…より、第3実施例に比べて、かなり上方に長い寸法となる。そして、底部の中央には、取付ネジ挿通用の孔50cが穿設される。かかる形状の係止部材50は、アンテナベース60の凸部10aの平面寸法を超えないように設定されている。また、底部の周縁部にケーブル逃げ用の切り欠き50fが設けられる。なお、アンテナベース60の凸部10aの周面に設けられる溝10d、10d…は、切り起こしからなる開口用腕部50b、50b…の先端部が上方と内方さらには取付ネジ18の締め付け回転方向への移動が規制されるように設定される。また、突起からなる係止爪50a、50a…の先端が、凸部10aの周面に設けられる上方が拡がるテーパー状の斜面10e、10e…に当接するように設定される。この斜面10e、10e…は、係止爪50a、50a…が開口用腕部50b、50b…よりかなり上方に長い寸法となるのに伴い、溝10d、10d…の上端部より内方に浅い別の溝60a,60a…を設け、この浅い溝60a、60a…の上端面を上方に拡がるテーパー状の斜めとして形成されている。
本発明の第4実施例では、取付ネジ18を締め付けると、溝10d、10d…の上端面により、係止部材50の開口用腕部50b、50b…の上端部が上方と内方への移動が規制されるために、開口用腕部50b、50b…には上方からの力が作用する。この力により、切り起こしの折り曲げ部にく字状の折り曲げをさらに深くする力が作用し、折り曲げ部を外方に拡大する力が作用する。これと同時に、取付ネジ18の締め付け螺入の初期の段階では、係止爪50a、50a…の先端がアンテナベース60の斜面10e、10e…に当接して相対移動するので、楔効果により先端を外方に拡げる力が作用する。もって、開口用腕部50b、50b…の折り曲げ部の折り曲げをより深くし、係止爪50a、50a…の先端が外方に拡げられて、取付孔24の周縁部に臨む位置となる。
かかる構成の第4実施例にあっても、開口用腕部50b、50b…となる切り起こしの上下方向の寸法を長くすると、係止爪50a、50a…の先端が外方により大きく拡大される。また、係止爪50a、50a…は、開口用腕部50b、50b…より、かなり上方に長い寸法となっているので、切り起こしの折り曲げ部が外方に拡大される寸法が、倍増されて、係止爪50a、50a…の先端が外方により大きく拡大される。よって、取付孔24の寸法の違いに対して、1つの部品である係止部材50を適宜に設計変更することで十分に対応することができる。そして、突起の一部が切り起こされて開口用部材50b、50b…が形成されるので、第1実施例と同様に、その構造が簡単であり、板金加工機械などでの製造が容易である。
上記第3実施例および第4実施例では、突起の中央部に切り込みを設けて切り起こしを形成し、この切り起こしを開口用腕部40b、50bとしているが、これに限られず、突起の片側部分または両側部分を切り起こして開口用腕部40b、50bとしても良い。
なお、上記第1実施例乃至第4実施例のいずれにあっても、係止爪20a、20a…、40a、40a…、50a、50a…は4本設けられているが、係止爪の本数はこれに限られるものでない。アンテナベース10、30、60を車体に電気的導通させるためには係止爪は1本以上あれば良い。そして、取付孔24の周縁部に略均等分割位置に当接するように3本以上の係止爪が設けられれば、係止爪が車体の裏面に当接して食い込む際に、車体に対してアンテナベース10、30、60を回動させる方向の力を作用させることなく固定させることができ、車体に歪みを生じさせる虞がない。また、係止爪20a、20a…、40a、40a…、50a、50a…により、アンテナベース10、30、60を車体に電気的導通させる必要がないならば、係止部材20、40、50は適宜に弾性変形または塑性変形できるものであれば良い。
本発明のアンテナ取付装置の第1実施例を取付孔に上方から挿入した状態を示し、(a)は正面図、(b)は底面図である。 本発明のアンテナ取付装置の第1実施例で、図1の状態から取付ネジを締め付け螺入させた状態を示し、(a)は正面図、(b)は底面図である。 図1(b)のA−A矢視断面図である。 図2(b)のB−B矢視断面図である。 係止部材を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)のC−C矢視断面図である。 アンテナベースの要部を示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は底面図、(d)は(c)のD−D矢視断面図、(e)は(a)のE−E矢視断面図である。 本発明のアンテナ取付装置の第1実施例の分解図である。 図8は、取付ネジの締め付け螺入により係止爪の先端が外方に拡がる動作を説明するものであり、(a)は締め付け前の状態、(b)は締め付け途中の状態、(c)は締め付けた状態である。 本発明のアンテナ取付装置の第2実施例の分解図である。 本発明のアンテナ取付装置の第3実施例の係止部材を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)のF−F矢視断面図である。 取付ネジの締め付け螺入により係止部材の係止爪の先端が外方に拡がる動作を説明するものであり、(a)は締め付け前の状態、(b)は締め付け途中の状態、(c)は締め付けた状態である。 本発明のアンテナ取付装置の第4実施例の係止部材を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)のG−G矢視断面図である。 アンテナベースに取付ネジにより係止部材が組み付けられた要部の縦断面図である。
符号の説明
10、30、60 アンテナベース
10a 凸部
10b 円柱部
10c 雌ネジ
10d 溝
10e 斜面
10f ケーブル孔
18、30a 取付ネジ
18a、32a 頭部
18b、32b フランジ部
20、40、50 係止部材
20a、40a、50a 係止爪
20b、40b、50b 開口用腕部
20c、40c、50c 孔
20f、22b、40f、50f 切り欠き
22 仮止め部材
22a 仮止め爪
24 取付孔
32 ナット

Claims (12)

  1. 車体に穿設した取付孔に挿通できる係止部材に下方から頭部付きの取付ネジを嵌挿し、アンテナベースに下方から前記取付ネジの先端部を螺入し、前記係止部材は、周縁部から上方に向けて複数の突起を突出し、前記突起は下部分を一体で上部分を縦割りで複数に分割して形成し、前記複数に分割され上部分の1つを係止爪とし、他の1つを断面く字状となるように内方に折り曲げて開口用腕部とし、前記アンテナベースに前記開口用腕部の上端部が当接して上方と内方への移動を規制する当接部を設け、前記取付ネジの締め付け螺入により前記開口用腕部の前記断面く字状をより深く折り曲げることで前記下部分が一体の前記係止爪の先端が外方に拡がって前記取付孔の周縁部に臨むように構成したことを特徴とするアンテナ取付装置。
  2. アンテナベースから下方に取付ネジを突設し、前記取付ネジに車体に穿設した取付孔に挿通できる係止部材を嵌挿し、さらに前記取付ネジの下端部にナットを螺合し、前記係止部材は、周縁部から上方に向けて複数の突起を突出し、前記突起は下部分を一体で上部分を縦割りで複数に分割して形成し、前記複数に分割され上部分の1つを係止爪とし、他の1つを断面く字状となるように内方に折り曲げて開口用腕部とし、前記アンテナベースに前記開口用腕部の上端部が当接して上方と内方への移動を規制する当接部を設け、前記ナットの締め付け螺合により前記開口用腕部の前記断面く字状をより深く折り曲げることで前記下部分が一体の前記係止爪の先端が外方に拡がって前記取付孔の周縁部に臨むように構成したことを特徴とするアンテナ取付装置。
  3. 車体に穿設した取付孔に挿通できる係止部材に下方から頭部付きの取付ネジを嵌挿し、アンテナベースに下方から前記取付ネジの先端部を螺入し、前記係止部材は、周縁部から上方に向けて複数の突起を突出し、前記突起の一部分を内方に折り曲げてその先端が上方を向くように切り起こし、前記突起を係止爪とし、前記切り起こしを開口用腕部とし、前記アンテナベースに前記開口用腕部の上端部が当接して上方と内方への移動を規制する当接部を設け、前記取付ネジの締め付け螺入により前記開口用腕部の前記切り起こしの折り曲げの深さを浅くすることで前記係止爪の先端が外方に拡がって前記取付孔の周縁部に臨むように構成したことを特徴とするアンテナ取付装置。
  4. アンテナベースから下方に取付ネジを突設し、前記取付ネジに車体に穿設した取付孔に挿通できる係止部材を嵌挿し、さらに前記取付ネジの下端部にナットを螺合し、前記係止部材は、周縁部から上方に向けて複数の突起を突出し、前記突起の一部分を内方に折り曲げてその先端が上方を向くように切り起こし、前記突起を係止爪とし、前記切り起こしを開口用腕部とし、前記アンテナベースに前記開口用腕部の上端部が当接して上方と内方への移動を規制する当接部を設け、前記ナットの締め付け螺合により前記開口用腕部の前記切り起こしの折り曲げの深さを浅くすることで前記係止爪の先端が外方に拡がって前記取付孔の周縁部に臨むように構成したことを特徴とするアンテナ取付装置。
  5. 請求項1または2記載のアンテナ取付装置において、前記突起に上縁部から下方に向けて途中まで切り込みを設けて、前記突起を下部分が一体で上部分が複数に分割された形状に構成したことを特徴とするアンテナ取付装置。
  6. 請求項1または2記載のアンテナ取付装置において、前記突起に上縁部から下方に向けて途中まで1本の切り込みを設けて、前記突起を下部分が一体で上部分が2つに分割された形状に構成したことを特徴とするアンテナ取付装置。
  7. 請求項3または4記載のアンテナ取付装置において、前記突起の中央部分に、上側を連結し下側を遊端部とする切り込みを設け、前記遊端部をレ字状に内方に折り曲げてその先端が上方を向くように切り起こして前記開口用腕部を構成したことを特徴とするアンテナ取付装置。
  8. 請求項3または4記載のアンテナ取付装置において、前記突起の中央部分に、上側を遊端部とし下側を連結する切り込みを設け、前記遊端部をく字状に内方に折り曲げてその先端が上方を向くように切り起こして前記開口用腕部を構成したことを特徴とするアンテナ取付装置。
  9. 請求項1または3記載のアンテナ取付装置において、前記当接部で前記開口用腕部の上端部が前記取付ネジの締め付け螺入方向へ移動するのを規制するように構成したことを特徴とするアンテナ取付装置。
  10. 請求項2または4記載のアンテナ取付装置において、前記当接部で前記開口用腕部の上端部が前記ナットの締め付け螺合方向へ移動するのを規制するように構成したことを特徴とするアンテナ取付装置。
  11. 請求項1または3記載のアンテナ取付装置において、前記アンテナベースに前記係止爪の上端部が当接する上部が広いテーパー状の斜面を設け、前記取付ネジの締め付け螺入の初期の段階で、前記係止爪の先端が外方に前記斜面により拡がるように構成したことを特徴とするアンテナ取付装置。
  12. 請求項2または4記載のアンテナ取付装置において、前記アンテナベースに前記係止爪の上端部が当接する上部が広いテーパー状の斜面を設け、前記取付ナットの締め付け螺合の初期の段階で、前記係止爪の先端が外方に前記斜面により拡がるように構成したことを特徴とするアンテナ取付装置。
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