JP5025439B2 - デッキプレート用吊り金具およびそれを使用した吊り構造 - Google Patents

デッキプレート用吊り金具およびそれを使用した吊り構造 Download PDF

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Description

本発明は、デッキプレートの上にコンクリートを打設して床スラブを形成した場合に、この床スラブ(デッキプレート床)等の下部空間に設ける天井、設備用配管、ダクト等を支持するために床スラブの下面に取り付ける吊り金具およびそれを使用した吊り構造に関する。
従来、デッキプレートの上にコンクリートを打設して形成した床スラブの下部空間に配管、ダクトなどを設置する場合、コンクリート打設前にデッキプレートの所定位置にドリルで穴をあけ、この穴にインサートを取り付けておき、打設したコンクリートが硬化した後、前記インサートに吊りボルトをねじ込み、この吊りボルトに配管、ダクトなどを取り付ける方法が一般に採用されている。
また、従来、(1)全体として上に向かって彎曲または凸状とした板状または版状の止め金具の両端部を、デッキプレートにおける間隔をおいて対向する各傾斜ウェブに設けた凹部に係止するようにした吊り構造が知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。
また、(2)上横部辺および下横部辺および縦部辺を備えた断面コ字状で逆台形状金具本体における上部両端の鋭角状角部を、それぞれデッキプレートにおける傾斜ウェブに設けた凹部に係合させるようにした天井材取付金具も知られている(例えば、特許文献5参照)。
ところで、デッキプレートにおける間隔をおいて対向する傾斜ウェブの被係止部間の幅寸法は、デッキプレートの部材長手方向で一定ではなく、多少の寸法ばらつきがあり、場合によっては、間隔が異なる場所がある。このような場所では、前記(1)および(2)の場合は、ほぼ一定寸法であるため、強固に係止させることが困難になる場合がある。
デッキプレートにおける間隔をおいて対向する傾斜ウェブの被係止部間の多少の寸法ばらつきに対応可能な技術として、(3)底板の両側に傾斜側板を有し、その傾斜側板の上端に係合部を備えた翼状部材と、受け金具とを備えた吊り金具が知られている(例えば、特許文献6参照)。
実開昭63−5115号公報 実開平04−10620号公報 特開平10−219918号公報 特開平11−287008号公報 実開平06−65515号公報 特開平05−33421号公報
前記(1)(2)の従来技術の課題を解消する技術としての前記(3)の吊り金具の場合には、吊り金具の主要部が、翼状部材と受け金具との2部品からなるので、構造が複雑になり加工製作コストが格段に高くなるという問題があった。
本発明は、デッキプレートにおける間隔をおいて対向する傾斜ウェブの被係止部間の多少の寸法ばらつきに対応可能であると共に、耐力が高く安価なデッキプレート用吊り金具およびそれを使用した吊構造を提供することを目的とする。
前記の課題を有利に解決するために、第1発明のデッキプレート用吊り金具では、デッキプレートの対向する傾斜したウェブの底面側で、ウェブの高さ方向中央部よりも上方に設けられた段部または溝部等の被係合部に係合可能な吊り金具であって、その吊り金具は、剛性のある吊り金具本体の長手方向の両端部に、前記被係合部に先端部が係合される弾性係止用アームを備え、その弾性係止用アームは、断面略への字状に屈曲した板材からなり、その断面略への字状に屈曲した板材の頂部が、剛性のある前記吊り金具本体の端部上端面よりも下方に位置し、前記吊り金具本体における間隔をおいて対向する各縦側板の長 手方向の両端部に、上部になるにしたがって、漸次部材長手方向の外側になる急傾斜支承端面がそれぞれ設けられ、前記各縦側板の長手方向の両端部の各急傾斜支承端面により、それぞれ弾性係止用アームの基端側板体が支承可能にされ、前記急傾斜支承端面は、前記 吊り金具本体における底板の延長線と急傾斜支承端面とのなす角度が前記底板の延長線と 前記基端側板体とのなす角度と同じに設定された急傾斜支承端面とされ、前記各基端側板 体の幅寸法は間隔をおいた各縦側板の急傾斜支承端面の間の内側間寸法よりも広くされて 、前記基端側板体の側部が支承可能にされ、前記吊り金具本体における底板に各基端側板 体が一体に接続していることを特徴とする。
また、第2発明では、第1発明のデッキプレート用吊り金具において、吊り金具本体の長手方向の両端部の弾性係止用アームに、横方向に張り出す回り止めを備えていることを特徴とする。
また、第3発明では、第2発明のデッキプレート用吊り金具において、吊り金具本体の長手方向の一端部の弾性係止用アームの回り止めと、他端部の弾性係止用アームの回り止めとは、吊り金具本体の幅方向で互いに異なる方向に張り出されていることを特徴とする。
また、第4発明では、第2または第3発明のデッキプレート用吊り金具において、各弾性係止用アームにおける前記回り止めと幅方向反対側のコーナー部は、平面視で円弧状部とされていることを特徴とする。
また、第5発明では、第2〜第4発明のいずれかに記載のデッキプレート用吊り金具において、前記弾性係止用アームと回り止めとは、溶接を用いないで、吊り金具本体に一体に屈曲連設されていることを特徴とする。
また、第6発明では、第1〜第5発明のいずれかに記載のデッキプレート用吊り金具において、吊り金具本体および弾性係止用アームは一枚の鋼板に折り曲げ加工が施されて屈曲形成されていることを特徴とする。
また、第7発明では、第1〜第6発明のいずれかに記載のデッキプレート用吊り金具において、吊り金具本体の中央部に雌ねじ孔を有することを特徴とする。
また、第8発明では、第1〜第7発明のいずれかに記載のデッキプレート用吊り金具において、弾性係止用アームの基端側板体と先端側板体とのなす角度が、20度〜90度とされていることを特徴とする。
また、第9発明では、第1発明〜第8発明のいずれかのデッキプレート用吊り金具において、断面略への字状に屈曲した板材の頂部に脆弱部が設けられていることを特徴とする。
また、第10発明の吊り構造においては、第1発明〜第9発明のいずれかのデッキプレート用吊り金具が、デッキプレートの対向する傾斜ウェブの底面側で、ウェブの段部または溝部等の被係合部に係合されていると共にデッキプレート用吊り金具に支持ボルトの上部雄ねじ軸部がねじ込まれていることを特徴とする。
また、第11発明では、第10発明の吊り構造において、デッキプレートの対向する傾斜ウェブの底面側で、ウェブの段部または溝部等の被係合部が、ウェブの高さ方向中央よりも上位の位置にそれぞれ設けられ、前記各被係合部にデッキプレート用吊り金具の両端部の弾性係止用アームの先端部がそれぞれ挿入係止されていることを特徴とする。
本発明によると、剛性のある吊り金具本体の長手方向の両端部に、前記被係合部に先端部が係合される弾性係止用アームを備えているので、デッキプレートにおける間隔をおいて、対向する傾斜ウェブの被係止部間の多少の寸法ばらつきに対応可能であると共に、耐力が高く安価なデッキプレート用吊り金具とすることができる等の効果が得られる。
したがって、デッキプレートにおけるウェブに形成された凹部または溝等の被係止部が、ウェブ高さ方向の上部の位置にあっても、剛性のある吊り金具本体とされているので、天井材等を、支持ボルトを介して吊り下げ支持した場合のハンガー強度が高い。
また、弾性係止用アームが、断面略への字状に屈曲した板材からなるので、弾性係止用アームの先端部弾性を確実に被係合部に係合させることができ、また、弾性係止用アームにおける先端側板体および基端側板体の曲げ弾性を発揮させることができ、ウェブ間幅方向の許容差が大きく、デッキプレート長手方向の被係合部間に多少の寸法ばらつきがあっても、弾性係止用アームの部分で弾性変形して容易に対応可能で確実強固に固定することができる。
また、断面略への字状に屈曲した板材からなる弾性係止用アームであるので、施工場所において、容易に作業員が手または手動工具で断面略への字状の弾性係止用アームを曲げることができるため、施工時にデッキプレートにおけるウェブ間の幅が広がっても、片持ち式の弾性係止用アームの角度を変えて(幅寸法の調整)姿勢を調整した上、セットすることができ、所定の耐力を得ることができる。
また、本発明の吊り金具は、その長手方向の両端部の曲げモーメントの小さい部位にデッキプレートの山幅方向(ウェブ間幅方向と同じ)の幅調整機能を有する弾性係止用アームを備えているので、幅方向の調整機能を有する弾性係止用アーム部分の断面性能が低くても、所定の耐力を得ることができる。
また、断面略への字状に屈曲した板材の頂部が、剛性のある吊り金具本体の端部上端面よりも下方に位置しているので、吊り金具本体側に弾性係止用アームを支承させる場合に、弾性係止用アームの頂部付近が金具本体のコーナー部付近で曲げ変形を受ける恐れを排除することができる。
また、吊り金具本体の長手方向の両端部の弾性係止用アームに、横方向に張り出す回り止めを備えているので、吊り金具が所定の位置以上に水平回動するのを防止し、所定の位置にセットすることができ施工性が高まり、かつ、吊り金具の両端部で幅方向において、互いに異なる方向に張り出されていると一層確実に回り止めを図ることができる。
また、回り止めと幅方向反対側のコーナー部は、平面視で円弧状部とされているので、吊り金具中心から円弧状部までの半径寸法を小さくして、吊り金具の水平回動時においてデッキプレートにおける傾斜ウェブと吊り金具のコーナー部との干渉を防止し、水平回動を容易にすることができる。
前記弾性係止用アームと回り止めとは、溶接を用いないで、吊り金具本体に一体に屈曲連設されているので、加工コストが安価になると共に構造が簡単で、耐久性を高めることができる。
吊り金具本体および弾性係止用アームは一枚の鋼板に折り曲げ加工が施されて屈曲形成されているので、加工が単純になり、容易に安価に製作することができる。
また、吊り金具本体の端部の急傾斜支承端面により、弾性係止用アームの基端側板体を支承可能にされているので、弾性係止用アームに大きな応力が作用して、弾性係止用アームの基端側板体が、吊り金具本体の中央側に向かって変形するような場合、基端面板を支承して、弾性係止用アームが大きく変形するのを防止することができる。
また、吊り金具本体の中央部に雌ねじ孔を有するので、これに支持ボルトをねじ込んで、支持ボルトで天井材等を支持する場合、確実に支持ボルトを介して支持することができる。
弾性係止用アームの基端側板体と先端側板体とのなす角度が、20度〜90度とされているので、弾性係止用アームが適度に弾性変形してその先端部を確実に被係止部に係止させることができる。
また、本発明の吊り金具が、デッキプレートの対向する傾斜ウェブの底面側で、ウェブの段部または溝部等の被係合部に係合されていると共に吊り金具に支持ボルトの上部雄ねじ軸部がねじ込まれている構造であるので、確実に吊り金具をデッキプレートに固定して、支持ボルトにより、天井材等を支持することができる。
また、本発明の吊り金具は、デッキプレートにおけるウェブ高さ方向の中央より上に配置して固定されているので、コンパクトに配置することができ、デッキプレートにおける下向き開口溝内に配置された吊り金具の下側で、かつ下向き開口溝内において、配管等の配置スペースを確保することができ、デッドスペースを少なくすることができる。
また、断面略への字状に屈曲した板材の頂部に脆弱部が設けられていると、デッキプレート用吊り金具デッキプレートに確実に係合させるために、突出部の角度をペンチ等の手動工具等により容易に調整することができる。
次に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
先ず、図5および図6に示すデッキプレート用吊り金具1と、図7に示すデッキプレート用吊り金具1を展開した図を参照しながら説明すると、本発明の実施形態のデッキプレート用吊り金具1では、鋼板を打ち抜いて所定の形状に製作した板体に折り曲げ加工が施されて製作され、溶接等の接合手段は用いられていない。
図7における中央部の左右方向に延長する長方形状の底板2における幅方向両側に一点鎖線で示す各長辺である第1折り曲げ線3の部分で直角に起立されて各縦側板4が形成され、前記各縦側板4の長手方向の両端部は、高さ方向の上部になるにしたがって、漸次部材長手方向の外側に広がる急傾斜辺5aを含む急傾斜支承端面5とされて、後記の弾性係止用アーム6のアーム基端側を支承可能にされている。
各縦側板4の各長辺である第4折り曲げ線24の部分で水平に折り曲げられることにより、各縦側板4の上端部に、縦側板4に一体に屈曲形成された横方向外側に張り出す水平フランジ7が形成されて、底板2および縦側板4を備えた吊り金具本体8の曲げ剛性が高められている。前記の底板2の延長線と急傾斜支承端面5とのなす角度θは、例えば75度に設定される。前記の傾斜角θは、前記弾性係止用アーム6における基端側板体6aの傾斜角(底板2の延長線と基端側板体6aとのなす角)とほぼ同じに設定すると、基端側板体6aを確実に急傾斜支承端面5により面タッチ状態で支承することができ、急傾斜支承端面により支承した状態では、反力として、弾性係止用アーム6における先端側板体11に横方向の分力と下向きの分力を作用させることができる。
前記長方形状の底板2の長手方向の両端部の一点鎖線で示す短辺である第2折り曲げ線9に接続するように、弾性係止用アーム6の基端側を構成するための基端側板体6aが一体に設けられ、その基端側板体6aの前後方向の幅寸法は、間隔をおいて対向する急傾斜支承端面5の内側間寸法よりも広く、各急傾斜支承端面5の外側間寸法よりも僅かに広い幅寸法とされている。前記のように基端側板体6aの前後方向の幅寸法を設定することにより、前記第2折り曲げ線9の部分で基端側板体6aを急傾斜状態で起立させて、急傾斜支承端面5に近接または接触するようにされて、片持ち式の弾性係止用アーム6の基端側板体6aが構成され、弾性係止用アーム6の基端側板体6aの側部を、縦側板4端部の急傾斜支承端面5に支承可能にされている。
前記の基端側板体6aの傾斜角は、前記の通りであるが、急傾斜支承端面5に対して弾性係止用アーム6の基端側板体側部を接触させずに離した状態で近接配置する場合には、多少異なっていてもよいが、弾性係止用アーム6が弾性変形した時に、急傾斜支承端面5に支承させるようにする。
また、基端側板体6aの長さ寸法(急傾斜状態で起立させた場合の高さ寸法)は、縦側板4の高さ寸法より低くされ、急傾斜支承端面5から基端側板体6aが突出しないように、すなわち、弾性係止用アーム6における基端側板体6aと先端側板体11とにより形成される断面略への字状に屈曲した板材の頂部26が、剛性のある吊り金具本体8の端部上端面(急傾斜支承端面5の上端)よりも下方に位置するようにされて、弾性係止用アーム6の基端側が、急傾斜支承端面5に支承される場合に、その急傾斜支承端面5から突出して曲げ変形を生じないようにされている。
前記基端側板体6aの先端部に一体に、図7に一点鎖線で示す第2折り曲げ線9に平行な第3折り曲げ線10を境界線として下向きに外側に広がるように急傾斜状態で傾斜する先端側板体11が設けられている。前記の先端側板体11の下端レベルは、前記底板2の下面レベルよりも上位のレベルとされている。前記の各先端側板体11の前後方向の一端側には、横方向に張り出す突出部12が一体に設けられて回り止め12aが形成され、各突出部12は、点対称位置となるように設けられ、各先端側板体11における突出部12と反対側のコーナー部は、平面視で円弧状部13とされ、施工性が向上するようにされている。
少なくとも底板2と縦側板4で構成される吊り金具本体8の長手方向の一端部の弾性係止用アーム6の回り止め12aと、他端部の弾性係止用アーム6の回り止め12aとは、吊り金具本体8の幅方向で互いに反対に異なる方向に張り出されていることで、デッキプレート用吊り金具本体8における回り止め12aを、デッキプレート14におけるウェブ15に接近させる方向に回動させる場合は、ウェブ15の内側面に係合させてストッパとして機能させ、吊り金具1が回動不能になるようにされ、前記の回り止め12aをウェブ15から離れるように回動した場合に、デッキプレート用吊り金具1を回動可能になるようにされている(図3参照)。
前記の各突出部12のコーナー角部間を結ぶ対角方向の距離は、デッキプレート用吊り金具1を配置するデッキプレート14の位置における段部または溝等の被係合部16間の距離よりも大きくされて、突出部12の外側コーナー角部25が、デッキプレート14のウェブ15内側面に係合するようにされて回り止めが図られる。また、円弧状部13間を結ぶ対角方向の距離よりも、デッキプレート14側の被係合部16間の距離が大きくされて、被係合部16間の配置位置において、デッキプレート用吊り金具1を円弧状部13側に水平回動可能にされている。
前記の第3折り曲げ線10の部分を境にして、先端側板体11を下向きに急傾斜状態で折り曲げることにより、断面略への字状(断面略逆V字状)の弾性係止用アーム6が形成され、前記の突出部12により回り止め12aが形成されている。また、回り止め12aの反対側において円弧状部13とされている。
前記の先端側板体11と基端側板体6aとの下面側がなす角度Aは、20度〜90度の範囲において設定される。また、先端側板体11の先端部を通る鉛直線と、先端側板体11がなす角度α(図5参照)が90度未満の鋭角になるようにされる。
前記のように、吊り金具本体8および弾性係止用アーム6を備えたデッキプレート用吊り金具1を製作すると、1枚の鋼板に折り曲げ加工を施して屈曲形成して、構造が簡単で安価に製作されたデッキプレート用吊り金具1とすることができる。
前記の底板2の中央部には、支持ボルト17の雄ねじ軸部をねじ込むための雌ねじ孔20が形成されている。
次に、図1〜図4を参照して、前記のデッキプレート用吊り金具1をデッキプレート14に固定する場合について説明する。
図2および図3に実線で示すように、デッキプレート14における左右の各傾斜ウェブ15と、各傾斜ウェブ15を一体に接続するフランジ18とにより形成される下向き開口
溝19部分に、デッキプレート用吊り金具1の長手方向が、前記下向き開口溝19の長手方向となるように配置された状態で、デッキプレート用吊り金具1が円弧状部13側に水平回動されて、傾斜ウェブ15における段部または溝部等の被係合部16に位置するようにされ、この状態で、吊り金具本体8における雌ねじ孔20にねじ込まれた支持ボルト17をさらにねじ込んで、図1に示すように、デッキプレート14における下向き開口溝19内におけるフランジ18の下向き突出部下面21を押圧することにより、その反作用として、弾性係止用アーム6の先端部を、デッキプレート14側の被係合部16に、強固に挿入係合させることにより、吊り金具本体8が強固にデッキプレート14に取り付けられ、前記の支持ボルト17により、天井材22等を支持するように構成されている。
前記の場合、弾性係止用アーム6の部分は、デッキプレートの対向する傾斜ウェブの底面側で、各ウェブ15における凹部または溝等の被係合部16間の多少間隔が広くなっても、施工場所において、容易に作業員が手または手動工具で、断面略への字状の弾性係止用アーム6を曲げて調整するようにするとよい。
前記の弾性係止用アーム6は部材長手方向の端部にのみ配置されており、この部分の負担する曲げモーメントが小さいため、有利である。
前記実施形態では、デッキプレート14における間隔をおいて対向する傾斜ウェブ15の段部または溝部等の被係合部16が、傾斜ウェブ15の高さ方向中央よりも上位の位置にそれぞれ設けられ、前記各被係合部16に吊り金具1の両端部の弾性係止用アーム6の先端部がそれぞれ挿入係止される吊り構造とされている。
本発明の前記実施形態におけるデッキプレート用吊り金具1の高さ寸法が、デッキプレート14側の下向き開口溝19の深さ寸法の1/2より小さい寸法とした場合、デッキプレート14における傾斜ウェブ15に設ける段部または溝部等の被係合部16の位置が、傾斜ウェブ15の高さ方向中央よりも上位の位置にあっても、確実に弾性係止用アーム6を、デッキプレート14における被係合部16に係合するように設置することができる。
また、前記実施形態では、部材長手方向の弾性係止用アーム6の先端部が、底板2と略同レベル付近に配置されているので、傾斜ウェブ15側の被係合部16が、傾斜ウェブ15における下部の位置に設けられていても、吊り金具本体8が、下向き開口溝19より下方に突出する寸法を小さくすることができる。
図8〜図12は、本発明の第2実施形態を示すものであって、この形態と前記実施形態と相違する部分は、前記実施形態では、剛性のある吊り金具本体8における各縦側板4の上端部に、縦側板4に一体に屈曲形成された横方向外側に張り出す水平フランジ7が設けられ、この第2実施形態では、水平フランジ7が省略されている点が相違する。
前記のように縦側板4に水平フランジ7を設けない場合には、吊り金具本体8の板厚を厚くして、曲げ剛性の低下を防止することができる。その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な要素には同様な符号を付している。
図13〜図17は、本発明の第3実施形態を示すものであって、この形態では、吊り金具本体8全体を上に凸に円弧状に彎曲させ、縦側板4を円弧状の縦側板4に、水平フランジ7を円弧状の横フランジ23とした形態としている。この形態では、吊り金具本体8が予め曲げ配置されているので、吊り金具本体8に天井板等の鉛直荷重が作用した場合には、吊り具本体8の端部が水平になるように変形した場合、デッキプレート14の傾斜ウェブ15に接近するようになるので、弾性係止用アーム6の先端部が、デッキプレート14側の被係合部16に押し付けられるようになり、一層確実に被係合部16に係合されるようになる。
この形態では、第1実施形態の状態から全体を曲げ加工して、上に凸の円弧状としても
よいが、図17に示すように、第1実施形態における水平フランジ7に相当する彎曲した横フランジ23の部分と円弧状の縦側板4とをそれぞれ分離した部材とし、接着剤あるいはボルトあるいはこれらを併用して組み立てるようにしてもよい。その他の構成は、前記各実施形態と同様であるので、同様な要素には同様な符号を付した。
図18および図19は、本発明の第4実施形態を示すものであって、この形態では、断面略への字状に屈曲した板材の頂部26に脆弱部27が設けられている。このように頂部26に脆弱部27が設けられていると、デッキプレート用吊り金具1をデッキプレート14の被係合部16に確実に係合させるために、前記脆弱部27を中心にして塑性変形させて、突出部12の角度をペンチ等の手動工具等により容易に調整することができる。したがって、現場の作業性が向上する。
前記の脆弱部27としては、図示の形態のように、一つまたは間隔をおいて複数の貫通孔27aまたは板厚を薄くした凹部を設けるようにしてもよく、また、頂部26に沿って線状に板厚を薄くした凹部または窪み部を設けてもよい。
また、この形態では、弾性係止用アーム6の先端部に、直線状の傾斜部28が設けられている。前記の傾斜部28は、図18(a)において、弾性係止用アーム6の先端部がストッパ25側に向かうに従って回転半径中心側に僅かに接近する方向の直線状の傾斜である共に、図19(a)において、弾性係止用アーム6の先端部において、ストッパ25側が若干上位レベルになるように傾斜している直線状の傾斜部(傾斜角としては、例えば、1°〜10°程度、傾斜部の基端側から先端部までの変位量としては、1mm〜3mm前後の変位でよい)とされている。
前記の弾性係止アーム6が多少弾性変形して、前記のような直線状の傾斜部28がデッキプレート14の被係合部16に圧着するように接触した状態では、傾斜部28の傾斜面が被係合部16に係合するようになるため、円弧状部13が図3に示す矢印方向とは逆方向にデッキプレート用吊り金具1が回転するのを防止するストッパ作用を発揮し、デッキプレート用吊り金具1が被係合部16から外れるのを防止する機能を発揮することができ、また、図3における矢印方向へはストッパ部25がストッパとして機能するので、装着後においては、時計方向および反時計方向の両方向の回動が防止でき、デッキプレート14の被係合部16から離脱するのを防止することができる。
そのために、前記の傾斜部28は、デッキプレート用吊り金具1を回転させて、デッキプレート14の被係合部16に係合させるときに、係合用弾性アーム6の先端部の係合回転角または上下方向の弾性変形を多少多くさせて被係合部16に深く係合させるためのものである。前記の傾斜部28は、デッキプレート用吊り金具1が離脱しないようにするために、係合用弾性アームの先端部には、装着時の回転方向(図3に矢印で示す回転方向)の後部に向かって、漸次、張出し量が少なくなるような傾斜部28である。
なお、デッキプレート用吊り金具1の回転半径方向で、前記の弾性係止用アーム6における先端側板体11の先端面は、テーパー状の傾斜部28であってもよく、このようにすると、弾性係止アーム6が弾性変形した場合に多少の角度が変化しても、テーパー状の傾斜部28をデッキプレート14の被係合部16に線タッチまたは面タッチさせることができる。
これらの実施形態では、次のような作用を発揮することができる。
(1)剛性のある吊り金具本体の長手方向の両端部に、前記被係合部に先端部が係合される弾性係止用アームを備えているので、デッキプレートの対向する傾斜ウェブの底面側で、傾斜ウェブの被係止部間の多少の寸法ばらつきに対応可能であると共に、耐力が高く安価なデッキプレート用吊り金具とすることができる等の効果が得られる。
したがって、デッキプレートにおけるウェブに形成された凹部または溝等の被係止部が、ウェブ高さ方向の上部の位置にあっても、剛性のある吊り金具本体とされているので、天井材等を支持ボルトを介して吊り下げ支持した場合のハンガー強度が高い。
(2)弾性係止用アームが、断面略への字状に屈曲した板材からなるので、弾性係止用アームの先端部弾性を確実に被係合部に係合させることができ、また、弾性係止用アームにおける先端側板体および基端側板体の曲げ弾性を発揮させることができ、ウェブ間幅方向の許容差が大きく、デッキプレート長手方向の被係合部間に多少の寸法ばらつきがあっても、弾性係止用アームの部分で弾性変形して容易に対応可能で確実強固に固定することができる。
(3)断面略への字状に屈曲した板材からなる弾性係止用アームであるので、施工場所において、容易に作業員が手または手動工具で断面略への字状の弾性係止用アームを曲げることができるため、施工時にデッキプレートにおけるウェブ間の幅が広がっても、片持ち式の弾性係止用アームの角度を変えて(幅寸法の調整)姿勢を調整した上、セットすることができ、所定の耐力を得ることができる。
(4)本発明の吊り金具は、その長手方向の両端部の曲げモーメントの小さい部位にデッキプレートの山幅方向(ウェブ間幅方向と同じ)の幅調整機能を有する弾性係止用アームを備えているので、幅方向の調整機能を有する弾性係止用アーム部分の断面性能が低くても、所定の耐力を得ることができる。
(5)また、断面略への字状に屈曲した板材の頂部が、剛性のある吊り金具本体の端部上端面よりも下方に位置しているので、吊り金具本体側に弾性係止用アームを支承させる場合に、弾性係止用アームの頂部付近が金具本体のコーナー部付近で曲げ変形を受ける恐れを排除することができる。
(6)また、吊り金具本体の長手方向の両端部の弾性係止用アームに、横方向に張り出す回り止めを備えているので、吊り金具が所定の位置以上に水平回動するのを防止し、所定の位置にセットすることができ施工性が高まり、かつ、吊り金具の両端部で幅方向において、互いに異なる方向に張り出されていると一層確実に回り止めを図ることができる。
(7)また、回り止めと幅方向反対側のコーナー部は、平面視で円弧状部とされているので、吊り金具中心から円弧状部までの半径寸法を小さくして、吊り金具の水平回動時においてデッキプレートにおける傾斜ウェブと吊り金具のコーナー部との干渉を防止し、水平回動を容易にすることができる。
(8)前記弾性係止用アームと回り止めとは、溶接を用いないで、吊り金具本体に一体に屈曲連設されているので、加工コストが安価になると共に構造が簡単で、耐久性を高めることができる。
(9)吊り金具本体および弾性係止用アームは一枚の鋼板に折り曲げ加工が施されて屈曲形成されているので、加工が単純になり、容易に安価に製作することができる。
(10)また、吊り金具本体の端部の急傾斜支承端面により、弾性係止用アームの基端側板体を支承可能にされているので、弾性係止用アームに大きな応力が作用して、弾性係止用アームの基端側板体が、吊り金具本体の中央側に向かって変形するような場合、基端面板を支承して、弾性係止用アームが大きく変形するのを防止することができる。
(11)また、吊り金具本体の中央部に雌ねじ孔を有するので、これに支持ボルトをね
じ込んで、支持ボルトで天井材等を支持する場合、確実に支持ボルトを介して支持することができる。
(12)弾性係止用アームの基端側板体と先端側板体とのなす角度が、20度〜90度とされているので、弾性係止用アームが適度に弾性変形してその先端部を確実に被係止部に係止させることができる。
(13)また、本発明の吊り金具が、デッキプレートの対向する傾斜ウェブの底面側で、ウェブの段部または溝部等の被係合部に係合されていると共に吊り金具に支持ボルトの上部雄ねじ軸部がねじ込まれている構造であるので、確実に吊り金具をデッキプレートに固定して、支持ボルトにより、天井材等を支持することができる。
(14)また、本発明の吊り金具は、デッキプレートにおけるウェブ高さ方向の中央より上に配置して固定されているので、コンパクトに配置することができ、デッキプレートにおける下向き開口溝内に配置された吊り金具の下側で、かつ下向き開口溝内において、配管等の配置スペースを確保することができ、デッドスペースを少なくすることができる。
(15)また、断面略への字状に屈曲した板材の頂部に脆弱部が設けられていると、デッキプレート用吊り金具デッキプレートに確実に係合させるために、突出部の角度をペンチ等の手動工具等により容易に調整することができる。
なお、本発明において、剛性のある吊り金具本体とは、吊り金具をデッキプレートにおける間隔をおいて対向する傾斜ウェブ15の被係止部間に係合した際に、吊り金具本体がたわまずに弾性係止用アーム6の係合が外れない程度の曲げ剛性がある吊り金具本体をいう。
本発明の第1実施形態のデッキプレート用吊り金具をデッキプレートにおける下向き開口溝内に配置し、支持ボルトをデッキプレートに押圧して、デッキプレート用吊り金具を固定した状態を示す一部縦断正面図である。 本発明の一実施形態のデッキプレート用吊り金具をデッキプレートにおける下向き開口溝内に配置し、デッキプレート用吊り金具を固定する前の状態を示す一部縦断正面図である。 デッキプレート用吊り金具を回動して、デッキプレートにおける下向き開口溝におけるデッキプレートにおける間隔をおいて溝とデッキプレート用吊り金具と(a)(b)(c)は一部縦断側面図である。 本発明の第1実施形態のデッキプレート用吊り金具とデッキプレートとを示す斜視図である。 第1実施形態の吊り金具本体を示すものであって、(a)は平面図、(b)は(a)の正面図である。 第1実施形態の吊り金具本体を示すものであって、(a)は吊り金具本体の側面図、(b)は図5(a)のA−A線断面図である。 第1実施形態の吊り金具本体を展開した状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態のデッキプレート用吊り金具をデッキプレートにおける下向き開口溝内に配置し、支持ボルトをデッキプレートに押圧して、デッキプレート用吊り金具を固定した状態を示す一部縦断正面図である。 第2実施形態のデッキプレート用吊り金具とデッキプレートとを示す斜視図である。 第2実施形態の吊り金具本体を示すものであって、(a)は平面図、(b)は(a)の縦断正面図である。 本発明の第2実施形態の吊り金具本体を示すものであって、(a)は吊り金具本体の側面図、(b)は図10(a)のB−B線断面図である。 第2実施形態の吊り金具本体を展開した状態を示す平面図である。 本発明の第3実施形態のデッキプレート用吊り金具をデッキプレートにおける下向き開口溝内に配置し、支持ボルトをデッキプレートに押圧して、デッキプレート用吊り金具を固定した状態を示す一部縦断正面図である。 第3実施形態のデッキプレート用吊り金具とデッキプレートとを示す斜視図である。 第3実施形態の吊り金具本体を示すものであって、(a)は平面図、(b)は(a)の縦断正面図である。 第3実施形態の吊り金具本体を示すものであって、(a)は吊り金具本体の側面図、(b)は図15(a)のC−C線断面図である。 第3実施形態の吊り金具本体を展開した状態を示す平面図である。 第4実施形態の吊り金具本体を示すものであって、(a)は吊り金具本体の平面図、(b)は正面図である。 第4実施形態の吊り金具本体を示すものであって、(a)は吊り金具本体の側面図、(b)は図18(a)のD−D線断面図である。
符号の説明
1 デッキプレート用吊り金具
2 底板
3 第1折り曲げ線
4 縦側板
5 急傾斜支承端面
5a 急傾斜辺
6 弾性係止用アーム
6a 基端側板体
7 水平フランジ
8 吊り金具本体
9 第2折り曲げ線
10 第3折り曲げ線
11 先端側板体
12 突出部
12a 回り止め
13 円弧状部
14 デッキプレート
15 ウェブ
16 被係合部
17 支持ボルト
18 フランジ
19 下向き開口溝
20 雌ねじ孔
21 突出部下面
22 天井材
23 横フランジ
24 第4折り曲げ線
25 コーナー角部
26 頂部
27 脆弱部
27a 貫通孔
28 傾斜部

Claims (11)

  1. デッキプレートの対向する傾斜したウェブの底面側で、ウェブの高さ方向中央部よりも上方に設けられた段部または溝部等の被係合部に係合可能な吊り金具であって、その吊り金具は、剛性のある吊り金具本体の長手方向の両端部に、前記被係合部に先端部が係合される弾性係止用アームを備え、その弾性係止用アームは、断面略への字状に屈曲した板材からなり、その断面略への字状に屈曲した板材の頂部が、剛性のある前記吊り金具本体の端部上端面よりも下方に位置し、前記吊り金具本体における間隔をおいて対向する各縦側板の長手方向の両端部に、上部になるにしたがって、漸次部材長手方向の外側になる急傾斜支承端面がそれぞれ設けられ、前記各縦側板の長手方向の両端部の各急傾斜支承端面により、それぞれ弾性係止用アームの基端側板体が支承可能にされ、前記急傾斜支承端面は、前記吊り金具本体における底板の延長線と急傾斜支承端面とのなす角度が前記底板の延長線と前記基端側板体とのなす角度と同じに設定された急傾斜支承端面とされ、前記各基端側板体の幅寸法は、間隔をおいた各縦側板の急傾斜支承端面の間の内側間寸法よりも広くされて、前記基端側板体の側部が支承可能にされ、前記吊り金具本体における底板に各基端側板体が一体に接続していることを特徴とするデッキプレート用吊り金具。
  2. 吊り金具本体の長手方向の両端部の弾性係止用アームに、横方向に張り出す回り止めを備えていることを特徴とする請求項1に記載のデッキプレート用吊り金具。
  3. 吊り金具本体の長手方向の一端部の弾性係止用アームの回り止めと、他端部の弾性係止用アームの回り止めとは、吊り金具本体の幅方向で互いに異なる方向に張り出されていることを特徴とする請求項2に記載のデッキプレート用吊り金具。
  4. 各弾性係止用アームにおける前記回り止めと幅方向反対側のコーナー部は、平面視で円弧状部とされていることを特徴とする請求項2または3に記載のデッキプレート用吊り金具。
  5. 前記弾性係止用アームと回り止めとは、溶接を用いないで、吊り金具本体に一体に屈曲連設されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のデッキプレート用吊り金具。
  6. 吊り金具本体および弾性係止用アームは一枚の鋼板に折り曲げ加工が施されて屈曲形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のデッキプレート用吊り金具。
  7. 吊り金具本体の中央部に雌ねじ孔を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のデッキプレート用吊り金具。
  8. 弾性係止用アームの基端側板体と先端側板体とのなす角度が、20度〜90度とされていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のデッキプレート用吊り金具。
  9. 断面略への字状に屈曲した板材の頂部に脆弱部が設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のデッキプレート用吊り金具。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のデッキプレート用吊り金具が、デッキプレートの対向する傾斜ウェブの底面側で、ウェブの段部または溝部等の被係合部に係合されていると共にデッキプレート用吊り金具に支持ボルトの上部雄ねじ軸部がねじ込まれていることを特徴とする吊り構造。
  11. デッキプレートの対向する傾斜ウェブの底面側で、ウェブの段部または溝部等の被係合部が、ウェブの高さ方向中央よりも上位の位置にそれぞれ設けられ、前記各被係合部にデッキプレート用吊り金具の両端部の弾性係止用アームの先端部がそれぞれ挿入係止されていることを特徴とする請求項10に記載の吊り構造。
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