JP3606125B2 - 演奏制御装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、予め複数の演奏パートを複数のトラックのいずれかに対応させて記憶しておいた演奏データを読み出し、この演奏データに基づいて楽音を再生する電子楽器あるいは自動演奏装置その他演奏装置に関し、特に所定の演奏データを再生しながら他の演奏データへと切り換えを行う際に演奏パート単位に順次切り換えを行うことのできる演奏制御装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から知られた電子楽器あるいは自動演奏装置等の演奏装置では、多数の演奏データを記憶し、いずれか選択された演奏データに基づいて自動演奏を行うようになっている。また、ある演奏データの自動演奏中にパネルスイッチを操作することで、自動演奏される演奏データを演奏中に次々と切り換えながら楽音の演奏を行うことができるようになっている。なお、演奏データの演奏パート(例えば、ドラムパートやベースパートあるいはコードバッキングパート等の複数の演奏パート)は、それぞれ所定のトラックのいずれかに対応付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の演奏制御装置では演奏データを新たな演奏データに切り換える際に複数の演奏パートを全て同時に一括して切り換えることしかできなかったために、全ての演奏パートで同時に演奏形態が変化することとなって演奏の切り換えとして不自然である、という問題点があった。
【0004】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、所定の演奏データの演奏中に新たに異なる演奏データへと演奏を切り換える場合に、演奏中の演奏データから新たに切り換え指示された演奏データへと徐々に演奏を切り換えることができるようにした演奏制御装置及び方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る演奏制御装置は、複数の演奏形態の各々に対応して、複数の演奏パートについての演奏データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から所望の演奏形態に対応する前記演奏データを読み出して、これに基づいて複数の演奏パートについての演奏音を再生する再生手段と、現在再生中の演奏形態から別の演奏形態への移行を指示する指示手段と、前記指示手段による移行指示に応じて、再生中の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データを移行先の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データに置き換えるよう複数のフェーズで制御することにより、再生中の演奏形態の演奏パートを徐々に移行先の演奏形態の演奏パートに置き換えていく制御手段とを備えたものである。
【0006】
演奏データは演奏される楽曲を音楽的に特徴付けるデータであり、あらかじめ記憶手段に複数記憶されている。この演奏データを指定してやることで、それに基づいた演奏形態で楽曲を演奏することが可能となっている。ユーザは演奏中(再生中)の演奏データとは異なった演奏形態等で演奏を行いたい場合に、指示手段から移行指示を与えることができる。この指示手段は、再生中の演奏データから異なる演奏データ(すなわち、移行先の演奏データ)へ移行を指示することができる。移行指示が行われると、所定の移行順序に従って移行元の演奏データと移行先の演奏データとを演奏パート毎に順次に移行して再生するよう再生手段を制御する。再生手段は、記憶手段から演奏パート毎に移行先の演奏形態の演奏データ及び移行元の演奏形態の演奏データを読み出して、これらの演奏データを混在した状態で同時に再生することができる。すなわち、演奏データを移行する際に、演奏パート単位に徐々に演奏データを移行することができる。
【0007】
本発明は、装置の発明として構成し、実施することができるのみならず、方法の発明として構成し、実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。
図1は、この発明に係る演奏制御装置を内蔵した電子楽器の構成を示すハードブロック図である。
電子楽器は、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、プログラムメモリ2及びワーキングメモリ3からなるマイクロコンピュータによって制御されるようになっている。CPU1は、この電子楽器全体の動作を制御するものである。このCPU1に対して、データ及びアドレスバス1Dを介してプログラムメモリ2、ワーキングメモリ3、押鍵検出回路4、スイッチ検出回路5、表示回路6、音源回路7、効果回路8、外部記憶装置9、MIDIインタフェース(I/F)10および通信インタフェース11がそれぞれ接続されている。CPU1には、タイマ割込み処理における割込み時間や各種時間を計時するタイマ1Aが接続されている。
【0009】
プログラムメモリ2は、CPU1により実行あるいは参照される各種プログラムや各種データ等を格納するものであり、リードオンリメモリ(ROM)等で構成されている。ワーキングメモリ3は、演奏に関する各種情報やCPU1がプログラムを実行する際に発生する各種データを一時的に記憶するものであり、ランダムアクセスメモリ(RAM)の所定のアドレス領域がそれぞれ割り当てられ、レジスタやフラグなどとして利用される。鍵盤4Aは楽音の音高を選択するための複数の鍵を備えており、各鍵に対応してキースイッチを有しており、この鍵盤4Aは楽音演奏のために使用できるのは勿論のこと、移行指示の入力手段として使用することもできる。押鍵検出回路4は、鍵盤4Aの各鍵の押圧及び離鍵を検出し、検出出力を生じる。スイッチ部5Aは移行指示を入力したり、あるいは演奏曲に関する各種の音楽条件を入力するための各種の操作子を含んで構成される。例えば、数値データ入力用のテンキーや文字データ入力用のキーボード、あるいはパネルスイッチ等である。この他にも音高、音色、効果等を選択・設定・制御するための各種操作子を含んでいてよい。スイッチ検出回路5は、スイッチ部5Aの各操作子の操作状態を検出し、その操作状態に応じたスイッチ情報をデータ及びアドレスバス1Dを介してCPU1に出力する。表示回路6はCPU1の制御状態、設定データの内容等の各種情報を、例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成されるディスプレイに表示するようになっている。
【0010】
音源回路7は、複数のチャンネルで楽音信号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス1Dを経由して与えられた演奏情報を入力し、このデータに基づき楽音信号を発生する。音源回路7から発生された楽音信号は、サウンドシステム8Aを介して発音される。また、効果回路8は前記音源回路7から発生された楽音信号に対して各種効果を与える。前記音源回路7における楽音信号発生方式はいかなるものを用いてもよい。例えば、発生すべき楽音の音高に対応して変化するアドレスデータに応じて波形メモリに記憶した楽音波形サンプル値データを順次読み出す波形メモリ読み出し方式、又は上記アドレスデータを位相角パラメータデータとして所定の周波数変調演算を実行して楽音波形サンプル値データを求めるFM方式、あるいは上記アドレスデータを位相角パラメータデータとして所定の振幅変調演算を実行して楽音波形サンプル値データを求めるAM方式等の公知の方式を適宜採用してもよい。すなわち、音源回路の方式は、波形メモリ方式、FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VCO+VCF+VCAのアナログシンセサイザ方式、アナログシミュレーション方式等、どのような方式であってもよい。また、専用のハードウェアを用いて音源回路を構成するものに限らず、DSPとマイクロプログラム、あるいはCPUとソフトウェアを用いて音源回路を構成するようにしてもよい。さらに、1つの回路を時分割で使用することによって複数の発音チャンネルを形成するようなものでもよいし、1つの発音チャンネルが1つの回路で形成されるようなものであってもよい。
【0011】
外部記憶装置9は、スタイルデータ(後述する)やリズムパターンなどのような演奏に関するデータやCPU1が実行する各種プログラム等の制御に関するデータを記憶するものである。前記ROM2に制御プログラムが記憶されていない場合、この外部記憶装置9(例えばハードディスク)に制御プログラムを記憶させておき、それを前記RAM3に読み込むことにより、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。なお、外部記憶装置9はハードディスク(HD)に限らず、フロッピィーディスク(FD)、コンパクトディスク(CD−ROM・CD−RAM)、光磁気ディスク(MO)、あるいはDVD(Digital Versatile Diskの略)等の着脱自在な様々な形態の記憶メディアを利用する記憶装置であってもよい。
【0012】
MIDIインタフェース(I/F)10は、当該電子楽器外部の他のMIDI機器10A等からMIDI規格の演奏情報を入力したり、あるいはMIDI演奏情報を当該電子楽器外部へ出力するためのものである。通信インタフェース11は、例えばLANやインターネット、電話回線等の通信ネットワーク11Bに接続されており、概通信ネットワーク11Bを介して、サーバコンピュータ11Aと接続され、当該サーバコンピュータ11Aから制御プログラムや各種データを電子楽器装置側に取り込むためのものである。すなわち、ROM2やハードディスクに制御プログラムや各種データが記憶されていない場合に、サーバコンピュータ11Aから制御プログラムや各種データをダウンロードするために用いられる。クライアントとなる電子楽器装置は、通信インターフェース11及び通信ネットワーク11Bを介してサーバコンピュータ11Aへと制御プログラムや各種データのダウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュータ11Aは、このコマンドを受け、要求された制御プログラムやデータを、通信ネットワーク11Bを介して本装置へと配信し、本装置が通信インタフェース11を介して、これら制御プログラムや各種データを受信してハードディスクに蓄積することにより、ダウンロードが完了する。なお、MIDIインタフェース10は専用のMIDIインタフェースを用いるものに限らず、RS232−C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインタフェースを用いてMIDIインタフェースを構成するようにしてもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。
【0013】
図2は、この発明において採用するスタイルデータのデータ構成の一実施例を概念的に示した図である。ただし、この実施の形態ではスタイルデータ中に移行情報が含まれている例を示す。
スタイルデータは、大別すると、ヘッダデータとパターンデータとに分けられる。ヘッダデータは、例えば、スタイル番号、スタイル名、拍子、移行情報(移行先スタイル番号及びトラック移行順序)等を記憶する項目からなり、後述するパターンデータに共通するパラメータデータである。この移行情報(移行先スタイル番号及びトラック移行順序)はスタイルデータ毎に異なる内容に設定されていてもよいし、同じ内容に設定されているスタイルデータがあってもよい。パターンデータは複数のトラックデータ1〜nからなり、各トラックデータ1〜nはドラムパート、ベースパート、コードバッキングパート等の演奏パートに対応するデータである。例えば、第1のトラックデータ1がドラムパートに、第2のトラックデータ2がベースパートに、第3のトラックデータ3がコードバッキングパートに対応する。本実施例では、各スタイルデータにおける同一トラックデータ1〜nは全て同じ演奏パートに対応する。各トラックデータ1〜nは、それぞれノートデータとタイミングデータを組み合わせた列で構成されたデータからなる。ただし、ドラムパート以外の演奏パートは、必要に応じてノートデータを別途指定される和音に応じたものに変換してもよい。
なお、スタイルデータはこれ以外にも音色やテンポ小節数等、他の演奏パラメータを項目として備えていてもよいことは言うまでもない。
【0014】
項目「スタイル番号」は、スタイルデータ毎に対応して付与される当該スタイルデータを指し示すための番号(あるいは記号)である。項目「スタイル名」は演奏スタイル名であり、例えば「ダンス&ポップス系(ラップ、ユーロビート、ポップバラード)」、「ソウル系(ダンスファンク、ソウルバラード、R&B)」、「ロック系(ソフト8ビート、8ビート、ロックンロール)」、「ジャズ系(スィング、ジャズバラード、ジャズボサノバ)」、「ラテン系(ボサノバ、サンバ、ルンバ、ビギン、タンゴ、レゲエ)」、「マーチ系」、「演歌系」、「唱歌系」などの演奏スタイル毎に与えられる名前である。項目「拍子」は、例えば4分の4拍子や8分の8拍子等の拍子である。項目「移行先スタイル番号」は、移行先のスタイルデータを指し示す番号(つまり、移行先の「スタイル番号」)である。スタイルを移行する際には、当該「移行先スタイル番号」と同一の「スタイル番号」を持つスタイルデータへと移行する。また、「移行先スタイル番号」に対応するスタイルデータは、同じ拍子のスタイルが設定される。項目「トラック移行順序」はトラックデータを移行する順序を示すものであり、スタイルデータを移行する際には「トラック移行順序」に規定された順のトラック単位にスタイルデータを移行する。
【0015】
なお、スタイルデータは各データが連続的に記憶領域に記憶されているものに限らず、飛び飛びの記憶領域に散在して記憶されていてもよい。例えば、ヘッダデータとパターンデータとを別々のメモリ上に記憶してもよい。ただし、この場合には各々散在するデータを、連続するデータとして別途管理することが必要であることはいうまでもない。例えば、ヘッダデータとパターンデータとを関連づけしたテーブルを用意し、このテーブルを参照することによってスタイルデータが決定されるようにしてよい。
【0016】
次に、スタイルデータのパターン移行態様について簡単に説明する。
例えば、移行元のスタイルデータの「スタイル番号」が「1」、「移行先スタイル番号」が「2」、「トラック移行順序」が「1、2、3」である場合のパターン移行例を図3Aに示す。移行元のスタイルデータの「スタイル番号」が「2」であり、「移行先スタイル番号」が「3」かつ「トラック移行順序」が「2、3、1」である場合のパターン移行例を図3Bに示す。ただし、移行元及び移行先スタイルデータともトラックを3つ備えた場合を例に示す。また、各図の左側に移行前の演奏スタイルを示し、各図の右側に移行後の演奏スタイルを示す。
【0017】
図3Aに示すように、移行前においては「スタイル番号」が「1」のスタイルデータから各トラックデータ1〜3が読み出される。すなわち、各トラック1〜3は全て同一の演奏スタイル(スタイル1)で演奏されることになる。第1の移行指示があると、まずトラック1がスタイル1からスタイル2に移行する(矢印X1)。すなわち、「スタイル番号」が「2」のスタイルデータからトラックデータ1が読み出され、「スタイル番号」が「1」のスタイルデータからトラックデータ2と3が読み出される。第2の移行指示があると、トラック2がスタイル1からスタイル2に移行する(矢印X2)。第3の移行指示があると、トラック3がスタイル1からスタイル2に移行する(矢印X3)。こうすると、移行後においては「スタイル番号」が「2」のスタイルデータから各トラックデータ1〜3が読み出される。すなわち、各トラック1〜3は全て同一の演奏スタイル(スタイル2)で演奏されるようになる。
同様に図3Bでは、第1の移行指示があると、まずトラック2がスタイル2からスタイル3に移行する(矢印X1)。次に、第2の移行指示があると、トラック3がスタイル2からスタイル3に移行する(矢印X2)。そして、第3の移行指示があると、トラック1がスタイル2からスタイル3に移行する(矢印X3)。
このように、トラック別に異なった演奏スタイルのデータを混在して読み出すことができるので、移行指示がある度に、「トラック移行順序」に従って、各トラックを順次に同一の演奏スタイルへと移行することができる。
【0018】
図4は、この発明に係る演奏制御装置における機能ブロックの一実施例を示すブロック図である。図4に示す各部はハードウェアで実現してもよいし、ソフトウェアによる処理で実現するようにしてもよい。
スタイルデータ・移行情報記憶部21は上述したスタイルデータや移行情報(移行先スタイル番号及びトラック移行順序)を多数記憶する、例えばROMやRAMあるいはハードディスク等の外部記憶媒体などである。記憶するスタイルデータや移行情報はメーカー等が供給したものでもよいし、ユーザが記録したものでもよい。スタイル選択部22は多数のスタイルデータの中からいずれかのスタイルデータをユーザからの指示により選択して、選択されたスタイル番号を移行元パターン読み出し部25と移行制御部24に供給する。例えば、ユーザがスタイル番号を選択指示できるテンキーや、ユーザがディスプレイ上に表示されたスタイル名(あるいはスタイル番号)を見ながら選択指示することのできるタッチパネルなどである。移行指示部23はスイッチ等からなり、スタイルデータを移行先へと移行する「移行指示+」命令、あるいはスタイルデータを移行元へと戻す「移行指示−」命令を移行制御部へ供給する。
移行制御部24は、スタイル選択部22から供給されたスタイル番号と同一のスタイル番号の付与されたスタイルデータをスタイルデータ・移行情報記憶部21から読み出し、読み出したスタイルデータから移行先スタイル番号及びトラック移行順序を得て、移行先パターン読み出し部26に対して移行先として読み出すべきスタイル番号を供給する。また、供給された「移行指示+」あるいは「移行指示−」に応じて、移行元パターン読み出し部25と移行先パターン読み出し部26に対してトラック指示を供給する。例えば、トラック移行順序が「1、2、3」である場合、最初の「移行指示+」により移行元パターン読み出し部25にはトラック1の読み出し停止を指示し、移行先パターン読み出し部26にはトラック1の読み出し開始を指示する。そして、2回目の「移行指示+」があると移行元パターン読み出し部25にはトラック2の読み出し停止を指示し、移行先パターン読み出し部26にはトラック2の読み出し開始を指示する。また、「移行指示−」が供給されると、上記の読み出し停止と開始を逆にしたトラック指示を移行元パターン読み出し部25及び移行先パターン読み出し部26へと供給する。
【0019】
移行元パターン読み出し部25は、スタイル選択部22から供給されたスタイル番号のスタイルデータを読み出して、パターンデータを音源部27へと供給する。初期状態(つまり、最初のスタイルデータ読み出し時)では、全トラックのパターンデータ(詳しくは、トラックデータ)の読み出しを行う。そして、移行制御部24から供給されるトラック指示に応じて、読み出すトラックの制御を行う。例えば、トラック1の読み出し停止が指示されると、トラック1の読み出しを停止する。なお、読み出しを停止することなく、読み出したパターンデータを音源部27へと供給しないようにすることで、トラックの読み出し制御を行ってもよい。移行先パターン読み出し部26は移行制御部から供給されたスタイル番号のスタイルデータを読み出し、パターンデータを音源部27へと供給する。初期状態(つまり、最初のスタイルデータ読み出し時)では、全トラックについてパターンデータ(詳しくは、トラックデータ)の読み出しを行わない。そして、移行制御部24から供給されるトラック指示に応じて、読み出すトラックの制御を行う。例えば、トラック1の読み出し開始が指示されると、トラック1の読み出しが開始される。なお、初期状態で全トラックのパターンデータの読み出しを行うが、読み出したパターンデータを音源部27へと供給しないようにしておいて、読み出し開始が指示されたときのみに音源部27へ供給するようにして、トラックの読み出しを制御するようにしてもよい。
音源部27は供給された移行元及び移行先パターンデータに応じて、楽音を発生させる。複数トラックの音を同時に発生可能である。
【0020】
図5は、上述した移行制御部24で実行される移行制御処理の一実施例を示すフローチャートである。図5Aは、移行指示があると直ちにトラック指示を発生する場合の処理である。図5Bは、移行指示の後に拍や小節タイミングに達した時点でトラック指示を発生する場合の処理である。図5Cは、移行指示のタイミングが小節内の所定タイミング(例えば3拍目)よりも前なら直ちに、後なら次の小節タイミングに達した時点でトラック指示を発生する場合の処理である。なお、各処理は所定の周期毎に実行される(例えばタイマ割り込み処理)が、この所定周期はテンポに応じた周期でもよいし、テンポとは無関係な周期でもよい。一例としては、4分音符の96分の1の周期で実行するものをあげることができる。
【0021】
以下、図5の各フローチャートに従って、移行制御処理の動作を説明する。 まず、図5Aの移行制御処理について説明する。
ステップS1では、移行指示が行われたか否かを判定する。移行指示が行われていない場合(ステップS1のNO)、スタイルデータを移行する必要がないので当該処理を終了する。移行指示が行われている場合には(ステップS1のYES)、後述するトラック指示処理を行う(ステップS2)。すなわち、この場合には移行指示があると直ちにトラック指示を発生してスタイルデータを移行する。
【0022】
次に、図5Bの移行制御処理について説明する。
ステップS5では、移行指示が行われたか否かを判定する。移行指示が行われている場合(ステップS5のYES)、移行予約を行う(ステップS6)。移行指示がなかった場合(ステップS5のNO)、ステップS7へジャンプする。ステップS7では、拍あるいは小節タイミングにあるか否かを判定する。拍あるいは小節タイミングでない場合には(ステップS7のNO)、当該処理を終了する。すなわち、移行を行わない。拍あるいは小節タイミングである場合(ステップS7のYES)、移行予約が既に為されているか否かを判定する(ステップS8)。移行予約が未だになされていなかった場合には(ステップS8のNO)、当該処理を終了する。移行予約が既になされていた場合には(ステップS8のYES),後述のトラック指示処理を行い(ステップS9)、移行予約を解除した後に(ステップS10)、当該処理を終了する。このように、移行指示があると直ちに移行を行うのではなく、移行指示がなされた後の所定のタイミングで移行するように構成することで、ユーザは移行指示をラフに行うことができる。
【0023】
次に、図5Cの移行制御処理について説明する。
ステップS11において、移行指示が行われたか否かを判定する。移行指示が行われていない場合(ステップS11のNO)、ステップS15へジャンプする。移行指示が行われている場合(ステップS11のYES)、当該移行指示が所定のタイミングよりも前に行われたか否かを判定する(ステップS12)。所定のタイミングよりも前で行われていないならば(ステップS12のNO)、移行予約を行う(ステップS13)。所定のタイミングよりも前で行われているならば(ステップS12のYES)、後述するトラック指示処理を行う(ステップS14)。ステップS15では、小節タイミングにあるか否かを判定する。小節タイミングでない場合には(ステップS15のNO)、当該処理を終了する。すなわち、移行を行わない。小節タイミングである場合(ステップS15のYES)、移行予約がなされているか否かを判定する(ステップS16)。移行予約がなされていない場合には(ステップS16のNO)、当該処理を終了する。移行予約がなされている場合には(ステップS16のYES)、後述のトラック指示処理を行い(ステップS17)、移行予約を解除して(ステップS18)当該処理を終了する。このように、移行指示が小節内の所定タイミングよりも前か後かによって移行の仕方を変えると、ユーザの意図に沿った移行が可能となる。例えば、小節タイミングの前後で移行指示がなされた場合について考える。移行指示によって直ちに移行を行っている場合に小節タイミング前に移行指示が行われると、最初に移行するトラックがほんの短い時間しか演奏されず、実質的に2番目に移行するトラックからの演奏となってしまう。一方、移行指示後の小節タイミングまで待ってから移行を行っている場合に小節タイミング直後に移行指示が行われると、最初に移行するトラックが演奏されるまでに1小節程度待たされることになる。図5Cに示した処理では、これらの不都合を解決することができる。
【0024】
なお、現在のタイミングが所定のタイミングより前/後の判定や、現在のタイミングが拍/小節のタイミングかの判定は、現在のタイミングを図示しない処理によって別途管理することにより実現することができる。
また、上述した例のようにタイミング制御(移行指示後、拍や小節タイミングになるまでトラック指示を遅延させる)を移行制御部24にて行うものに限らず、読み出し部25及び26へのトラック指示を直ちに行い、読み出し部25及び26側にてタイミング制御するようにしてもよい。
【0025】
ここで、後述のトラック指示処理で使用する移行管理テーブルについて簡単に説明する。図6は、移行管理テーブルの全体構成の一実施例を概念的に示した概念図である。ただし、この実施例ではトラックを3つ備えてなり、「トラック移行順序」が‘1→2→3’と設定されているスタイルデータから作成される移行管理テーブルを示す。
移行管理テーブルは「トラック移行順序」に基づいて作成され、移行フェーズ(移行段階)毎に移行元スタイル及び移行先スタイルのどのトラックをオン/オフするかを記憶するテーブルである。移行フェーズは移行時における移行の進行度合いを示すものであり、本実施例では‘フェーズ0’、‘フェーズ1’、‘フェーズ2’、‘フェーズE’の段階別に分けられる。‘フェーズ0’が最初の移行前の状態であり、‘フェーズE’が最終的な移行後の状態である。移行元スタイルは移行元のトラック別の移行状態を示し、移行先スタイルは移行先のトラック別の移行状態を示す。スタイル移行前では全てのトラックが移行元スタイルであるので、‘フェーズ0’の移行元スタイルの全トラックにオン(この例では、フラグが1)を記憶する。そして、‘フェーズ0’の移行先スタイルの全トラックにオフ(この例では、フラグが0)を記憶する。「トラック移行順序」が‘1→2→3’の場合、最初の移行段階‘フェーズ1’では、トラック1が移行元スタイルから移行先スタイルに移行するので移行元スタイルのトラック1にオフを記憶し、移行先スタイルのトラック1にオンを記憶する。2番目の移行段階‘フェーズ2’では、トラック2が移行元スタイルから移行先スタイルに移行するので移行元スタイルのトラック2にオフを記憶し、移行先スタイルのトラック2にオンを記憶する。3番目の移行段階‘フェーズE’では、トラック3が移行元スタイルから移行先スタイルに移行するので移行元スタイルのトラック3にオフを記憶し、移行先スタイルのトラック3にオンを記憶する。つまり、移行終了時の‘フェーズE’では、移行元スタイルの全トラックにオフ、移行先スタイルの全トラックにオンを記憶する。このように、移行管理テーブルは移行フェーズの進行に応じて各トラックのオン/オフ状態を記憶する。
【0026】
図7は、図5A〜図5Cに示した各移行制御処理で行われるトラック指示処理の一実施例を示すフローチャートである。当該処理は、移行指示があるたびに移行管理テーブルを参照して各トラックのオン/オフを決定し、移行元及び移行先パターン読み出し部25及び26へ指示する。
まず、供給された移行指示が「移行指示+」であるか否かを判定する(ステップS21)。移行指示が「移行指示+」であって、現在の移行フェーズが‘フェーズE’である場合には(ステップS21のYESかつステップS22のYES)、移行スタイル変更処理1を行う(ステップS23)。現在の移行フェーズが‘フェーズE’でない場合には(ステップS22のNO)、移行管理テーブルの現在の移行フェーズを次の移行フェーズへ1つ進める(ステップS24)。そして、1つ進められた移行フェーズの移行元スタイルにおける各トラックのオン/オフを移行元パターン読み出し部25へ、移行先スタイルにおける各トラックのオン/オフを移行先パターン読み出し部26へと指示する(ステップS25)。一方、移行指示が「移行指示+」でなく「移行指示−」であって、現在の移行フェーズが‘フェーズ0’である場合には(ステップS21のNOかつステップS26のYES)、移行スタイル変更処理2を行う(ステップS27)。現在の移行フェーズが‘フェーズ0’でない場合には(ステップS26のNO)、移行管理テーブルの現在の移行フェーズを前の移行フェーズへ1つ戻す(ステップS28)。そして、1つ戻された移行フェーズの移行元スタイルにおける各トラックのオン/オフを移行元パターン読み出し部25へ、移行先スタイルにおける各トラックのオン/オフを移行先パターン読み出し部26へと指示する(ステップS25)。
なお、移行フェーズが‘フェーズE’まで進んだ後に、更に移行指示として「移行指示+」が指示された場合は、その指示を無視するようにしてもよい。この場合には、移行スタイル変更処理1(ステップS23)を実行しないでトラック指示処理を終了する。同様に、移行フェーズが‘フェーズ0’で移行指示として「移行指示−」が指示された場合も、その指示を無視するようにしてもよい。この場合には、移行スタイル変更処理2(ステップS27)を実行しないでトラック指示処理を終了する。
【0027】
図8Aは、上述したトラック指示処理で行われる移行スタイル変更処理1の一実施例を示すフローチャートである。
現移行先スタイルを新たな移行元スタイルとして移行元パターン読み出し部25に指示する(ステップS31)。新たな移行元スタイルにおける移行先スタイル番号を読み出し、移行先パターン読み出し部26に指示する(ステップS32)。新たな移行元スタイルにトラック移行順序を読み出し、移行管理テーブルを作成する(ステップS33)。現在の移行フェーズを‘フェーズ0’に設定する(ステップS34)。現在の移行フェーズの各トラックのオン/オフを移行元及び移行先パターン読み出し部25及び26へと指示する(ステップS35)。そして、移行経過を更新する(ステップS36)。この移行経過の更新では、直前の移行元を移行経過として記憶保持する。例えば、移行スタイルが‘1→2→4→3’の順に変化した場合、移行元スタイルは‘1→2→4’の順に、移行先スタイルは‘2→4→3’の順となるので、移行経過には‘1、2’が記録される。
このように、移行フェーズが‘フェーズE’(最終フェーズ)に達した後に更に「移行指示+」が指示されると、それまでの移行先スタイルデータが新たな移行元スタイルデータとなり、新たな移行元スタイルデータに設定されている移行先スタイルデータへ更に移行が進むことになる。こうすることにより、移行指示をするだけで、最後の移行トラックまで移行が完了しても、更に次の移行先のスタイルデータへと移行を進めて演奏することができる。
【0028】
図8Bは、上述したトラック指示処理で行われる移行スタイル変更処理2の一実施例を示すフローチャートである。
移行経過に基づいて戻るスタイル(移行元となるスタイル)を決定し、決定したスタイルを新たな移行元スタイルとして移行元パターン読み出し部25に指示する(ステップS41)。現移行元スタイルを新たな移行先スタイルとして移行先パターン読み出し部26に指示する(ステップS42)。新たな移行元スタイルのトラック移行順序を読み出し、移行管理テーブルを作成する(ステップS43)。現在の移行フェーズを‘フェーズE’に設定する(ステップS44)。現在の移行フェーズの各トラックのオン/オフを移行元及び移行先パターン読み出し部25及び26へと指示する(ステップS45)。移行経過を更新する(ステップS46)。この移行経過の更新では、新たに移行元となったものを削除する。例えば、移行経過に‘1、2’と記録されていたときは、新たな移行元は‘2’となり、移行経過としては‘1’のみが残って記録される。なお、移行元決定(ステップS41参照)において、移行経過に何も記録されていないときは(例えば、初期状態や上記のように削除されたような場合)、新たな移行元を決定せず、スタイルの移行は行われない。
このように、移行フェーズが‘フェーズ0’(先頭フェーズ)にある場合に更に移行指示として「移行指示−」が指示されたとき、それまでの移行経過に応じて戻し先を決定し、それを新たな移行元スタイルデータとする。そして、それまでの移行元が移行先となる。すなわち、それまでの移行元が新たな移行先となり、決定されたスタイルが移行元となる。こうすることにより、移行フェーズを戻す移行指示をした場合に、最初の移行トラックまで移行が完了しても、更に次の移行元のスタイルデータへと移行を戻して演奏することができる。この際、過去の移行経過に応じて戻す移行元を決定するので、移行経過のとおりに戻すことができる。
【0029】
図8Cは、上述したトラック指示処理で行われる移行スタイル変更処理2の他の実施例を示すフローチャートである。
現移行元スタイルが移行先スタイルに設定されているスタイルをサーチし、新たな移行元スタイルとして移行元パターン読み出し部25に指示する(ステップS51)。現移行元スタイルを新たな移行先スタイルとして移行先パターン読み出し部26に指示する(ステップS52)。新たな移行元スタイルのトラック移行順序を読み出し、移行管理テーブルを作成する(ステップS53)。現在の移行フェーズを‘フェーズE’に設定する(ステップS54)。現在の移行フェーズの各トラックのオン/オフを移行元及び移行先パターン読み出し部26へと指示する(ステップS55)。なお、移行元決定(ステップS51参照)において、現移行元スタイルが移行先スタイルに設定されているスタイルデータが見つからなかったときは、新たな移行元を決定せず、移行は行われない。また、複数のスタイルデータが移行元の候補としてあがったときは、いずれかのスタイルデータをランダムに選択して移行元に決定する。
このように、移行フェーズが‘フェーズ0’(先頭フェーズ)に戻った後に更に「移行指示−」が指示されたとき、現在の移行元スタイルデータが移行先に設定されているスタイルデータをサーチし、それを新たな移行元スタイルデータとする。そして、それまでの移行元が移行先となる。こうすることにより、移行フェーズを戻す移行指示をするだけで、最初の移行トラックまで移行が完了しても、更に次の移行元のスタイルデータへと移行を戻して演奏することができる。この際、現移行元を移行先に設定してあるスタイルデータを移行元に設定するので、移行の経歴がない場合(あるいは移行経歴はあるが既に最初のスタイルデータに戻ってしまった場合)であっても、戻すことができる。
【0030】
上述したスタイルデータ(図2参照)ではヘッダデータ内に移行情報を構成した例を示したが、移行情報をスタイルデータと別に構成して、それぞれをROMやRAMあるいは外部記憶媒体等に記憶するようにしてもよい。図9はスタイルデータの別のデータ構成例であり、詳しくはスタイルデータと移行情報とを別々に構成したものである。
スタイルデータは、ヘッダデータとパターンデータとにより構成される。ヘッダデータは、例えば、スタイル番号、スタイル名、拍子等を記憶する項目からなり、パターンデータに共通したパラメータである。パターンデータは複数のトラックからなり、各トラックはドラムパート、ベースパート、コードバッキングパート等の演奏パートに対応している。移行情報は、移行元スタイル番号と移行先スタイル番号とトラック移行順序とにより構成される。移行元スタイル番号は移行元のスタイルデータを示すためのスタイル番号である。このようにスタイルデータと移行情報とを別々に構成することにより、スタイルデータに移行情報を含むものに比べて、スタイルデータを変更せずに移行情報を設定することができるので、ユーザ独自の移行元と移行先の組み合わせやトラック移行順序を作成することが可能となる(後述の移行情報作成処理参照)。
なお、各スタイルデータについて1つの移行情報を持たせるように構成するだけに限らず、スタイルデータ毎に複数の移行情報を持たせるように構成してもよい。ただし、その場合には、ユーザが何れかの移行情報を予め選択することで移行先スタイルやトラック移行順序を決定することができるようにする。また、移行元と移行先のスタイルが同じでトラック移行順序が異なる複数の移行情報を記憶するようにしてもよい。
【0031】
移行情報は、移行情報作成処理により作成される。図10は、移行情報作成処理の一実施例を示したフローチャートである。
ユーザは、移行元スタイル番号(ステップS61)と、移行先スタイル番号(ステップS62)と、トラック移行順序(ステップS63)とを指定する。そして、それらの指定に従って、移行元スタイル番号、移行先スタイル番号、トラック移行順序の組を移行情報として記憶する(ステップS64)。
なお、上述のように移行情報を新たに作成するものに限らず、既存の移行情報をコピーし、一部を修正して新たな移行情報を作成するようにしてもよい。こうすると、既存の移行情報を破壊する恐れがないし、類似の移行情報を作成することが簡単にできるようにもなる。
【0032】
図11〜図13は、移行順序の設定内容別にパターン移行の様子を示した概念図である。ただし、図11及び図12は移行元と移行先のトラック数が異ならない場合であり(この実施例ではトラック数が3)、図13は移行元と移行先のトラック数が異なる場合である(この実施例では、トラック数が3と4)。
図11Aは、複数のトラックをまとめて移行できるように移行順序の内容を設定した場合のパターン移行例を示すものである。例えば、移行順序が‘1と2、3’と設定されている場合である。この場合には、移行フェーズが‘フェーズ1’に移行するとトラック1とトラック2とが同時にスタイル2となる。そして、‘フェーズ1’から‘フェーズE’に移行するときに残りのトラック3がスタイル2に移行する。このように、1つの移行指示で複数のトラックを移行させることによって、例えば全トラック数が多い場合であっても少ない回数の移行指示で移行を完了させることができるようになる。
図11Bは、最後のフェーズ(つまり、‘フェーズE’)までいっても移行しないトラックがあるように移行順序の内容を設定した場合のパターン移行例を示すものである。例えば、移行順序が‘1、3’と設定されている場合である。この場合、移行フェーズが‘フェーズ1’に移行するとトラック1がスタイル2となり、‘フェーズ1’から‘フェーズE’に移行するとトラック3がスタイル2に移行する。そして、トラック2はスタイル1のまま移行しない。このように、最終フェーズまで達しても移行しないトラックを設けることによって、移行元のスタイルデータの演奏内容を残したまま移行を完了させることができるようになる。
図11C〜Eは、トラックの移行順序をランダムに決定するように移行順序の内容を設定した場合のパターン移行例を示すものである。例えば、移行順序が‘ランダム’と設定されている場合である。この場合、移行フェーズが‘フェーズ1’に移行するとランダムに選択されたトラックがスタイル2となる。図11Cではトラック1が、図11Dではトラック2が、図11Eではトラック3が選択されてスタイル2に移行している。次に、移行フェーズが‘フェーズ1’から‘フェーズ2’に移行すると‘フェーズ1’移行時に移行しなかったトラックからランダムに選択されたトラックがスタイル2となる。図11C及び図11Dではトラック3が、図11Eではトラック2が選択されてスタイル2に移行している。更に、移行フェーズが‘フェーズ2’から‘フェーズE’に移行すると‘フェーズ1’及び‘フェーズ2’移行時に移行しなかった残りのトラックがスタイル2となる。図11Cではトラック2が、図11D及び図11Eではトラック1がスタイル2に移行している。このように、移行するトラックをランダムに決定することによって、変化に富んだ移行を楽しむことができるようになる。
【0033】
図12は、移行元と移行先のトラックが異なるように移行順序を設定した場合のパターン移行例を示すものである。例えば、移行順序が‘1→1、2→3、3→1’と設定されている場合である。この場合、移行フェーズが‘フェーズ1’に移行するとトラック1がトラック2となり、かつ、スタイル2に移行する。これにより、トラック1のパートは演奏されず、トラック2では2系列のパートが同時に演奏される。次に、移行フェーズが‘フェーズ1’から‘フェーズ2’に移行すると、トラック2がトラック3となり、かつ、スタイル2に移行している。更に、移行フェーズが‘フェーズ2’から‘フェーズE’に移行すると、トラック3がトラック1となり、かつ、スタイル2に移行している。
【0034】
図13は、移行元と移行先のトラック数が異なるように移行順序を設定した場合である。例えば、移行順序が‘1→1、2→2と3、3→4’と設定されている場合である。この場合、移行フェーズが‘フェーズ1’に移行するとトラック1がスタイル2に移行する。次に、移行フェーズが‘フェーズ1’から‘フェーズ2’に移行すると、トラック2がトラック2とトラック3となり、かつ、スタイル2に移行している。更に、移行フェーズが‘フェーズ2’から‘フェーズE’に移行すると、トラック3がトラック4となり、かつ、スタイル2に移行している。
このように、移行元と移行先のトラックを非対応としたことによって、例えば移行元のベースパートを残したまま移行先のベースパートも演奏する、といった複雑な演奏を行うことが可能となる。
【0035】
次に、各トラックの演奏データの内容を判断して、トラック移行順序を決定する処理について説明する。図14は、トラック移行順序決定処理の一実施例を示すフローチャートである。
図14Aは、移行元と移行先の各トラックのスタイルデータの一致度を判定し、一致度の高い順(あるいは低い順)にトラックを移行させるようにトラック移行順序を決定するための処理である。まず、移行元と移行先の各トラックの一致度を判定する(ステップS71)。この一致度の判定は、音数や音高変化傾向あるいは音域等のパラメータに基づいて決定する。そして、この判定に基づいて一致度の高い順(あるいは低い順)に各トラックに順番付けを行い(ステップS72)、前記順番に従ってトラック移行順序を設定する(ステップS73)。この場合、一致度の高い順にトラック移行順序を設定すると、最初の移行フェーズでの移行パターン変化があまり目立たず、移行フェーズが進むに従って徐々に移行パターン変化が目立つようにすることができるので、少しずつの変化を楽しむことができるようになる。反対に、一致度の低い順にトラック移行順序を設定すると、最初の移行フェーズで大きく移行パターンを変化することができるので、劇的な変化を楽しむことができるようになる。
図14Bは、移行元及び/又は移行先の各トラックの音数を検出し、音数の少ない順(あるいは多い順)にトラックを移行させるようにトラック移行順序を決定するための処理である。まず、移行元及び/又は移行先の各トラックの音数を検出する(ステップS81)。この音数の検出は、移行元だけでもよいし、移行先だけでもよい。また、移行元及び移行先の双方でもよい。ただし、双方の音数を検出する場合には、双方の音数を合わせた(例えば、平均化した)音数とする。そして、この検出に基づいて音数の少ない順(あるいは多い順)に各トラックに順番付けを行い(ステップS82)、前記順番に従ってトラック移行順序を設定する(ステップS83)。この場合、音数の少ない順にトラック移行順序を設定すると、最初の移行フェーズでの移行パターン変化があまり目立たず、移行フェーズが進むに従って徐々に移行パターン変化が目立つようにすることができるので、少しずつの変化を楽しむことができるようになる。反対に、音数の多い順にトラック移行順序を設定すると、最初の移行フェーズで大きく移行パターンを変化することができるので、劇的な変化を楽しむことができるようになる。
図14Cは、移行元及び/又は移行先の各トラックの平均音量を検出し、音量の小さい順(あるいは大きい順)にトラックを移行させるようにトラック移行順序を決定するための処理である。まず、移行元及び/又は移行先の各トラックの平均音量を検出する(ステップS91)。この平均音量の検出は、移行元だけでもよいし、移行先だけでもよい。また、移行元及び移行先の双方でもよい。ただし、双方の音量を検出する場合には、双方の音量を合わせた(例えば、平均化した)音量とする。そして、この検出に基づいて平均音量の小さい順(あるいは大きい順)に各トラックに順番付けを行い(ステップS92)、前記順番に従ってトラック移行順序を設定する(ステップS93)。この場合、平均音量の小さい順にトラック移行順序を設定すると、最初の移行フェーズでの移行パターン変化があまり目立たず、移行フェーズが進むに従って徐々に移行パターン変化が目立つようにすることができるので、少しずつの変化を楽しむことができるようになる。反対に、平均音量の多い順にトラック移行順序を設定すると、最初の移行フェーズで大きく移行パターンを変化することができるので、劇的な変化を楽しむことができるようになる。このように、移行元と移行先のトラックの各内容を判別して移行順序を決定することによって、自然な移行が可能となる。
【0036】
次に、1回の移行指示を行うだけで、所定期間毎に(例えば、1小節毎や2拍毎など)、自動的に移行が進むようにした場合における自動移行制御処理について説明する。図15は、自動移行制御処理の一実施例を示すフローチャートである。図15Aに自動移行制御処理の前半部分を、図15Bに自動移行制御処理の後半部分を示す。なお、以下の処理において、移行が進む速度(期間)を変更可能としてもよい。例えば、予め移行が進む速度(期間)を設定可能としてもよいし、ユーザの移行指示の態様(例えば操作子の操作タッチなど)に応じて速度を設定するようにしてもよい。
ステップS101では移行指示があったか否かを判定する。移行指示がなかった場合には(ステップS101のNO)、ステップS112へジャンプする。移行指示があった場合には(ステップS101のYES)、ユーザの操作タッチに応じて所定の期間を設定する(ステップS102)。例えば、ユーザの操作タッチが所定値よりも強いときは1小節とし、弱いときは2拍のようにして設定する。勿論、所定期間が固定の場合、あるいは別途に予め設定する場合にはステップS102の処理は不要である。そして、移行指示が「移行指示+」であるか否かを判定する(ステップS103)。移行指示が「移行指示+」であって、現在の移行フェーズが‘フェーズE’である場合には(ステップS103のYESかつステップS104のYES)、ステップS112へ行く。現在の移行フェーズが‘フェーズE’でない場合には(ステップS104のNO)、自動移行予約に「+」をセットし(ステップS105)、現在の移行フェーズから次の移行フェーズへ移行フェーズを1つ進める(ステップS106)。そして、現在の移行フェーズの各トラックのオン/オフを移行元及び移行先パターン読み出し部へと指示する(ステップS107)。また、所定期間をタイマにセットする(ステップS108)。
一方、移行指示が「移行指示+」でなく「移行指示−」であって、現在の移行フェーズが‘フェーズ0’である場合には(ステップS103のNOかつステップS109のYES)、ステップS112へ行く。現在の移行フェーズが‘フェーズ0’でない場合には(ステップS119のNO)、自動移行予約に「−」をセットし(ステップS110)、現在の移行フェーズから前の移行フェーズへ移行フェーズを1つ戻す(ステップS111)。そして、ステップS107へ行く。
【0037】
ステップS112において、自動移行予約が「+」であるか否かを判定する。自動移行予約が「+」でなされている場合(ステップS112のYES)、所定の期間が経過しており、現在の移行フェーズが‘フェーズE’である場合には(ステップS113のYESかつステップS114のYES)、自動移行予約「+」を解除する(ステップS115)。現在の移行フェーズが‘フェーズE’でない場合には(ステップS114のNO)、ステップS106へ戻る。
自動移行予約が「−」でなされている場合(ステップS112のNOかつステップS116のYES)、所定の期間が経過しており、現在の移行フェーズが‘フェーズ0’である場合には(ステップS117のYESかつステップS118のYES)、自動移行予約「+」を解除する(ステップS119)。現在の移行フェーズが‘フェーズ0’でない場合には(ステップS118のNO)、ステップS111へ戻る。
このように、1つの移行指示により自動的に複数フェーズの移行がなされることによって、ユーザの負担を減らすことができるようになる。
【0038】
次に、移行元から移行先へと移行する際に、クロスフェード波形合成処理を行うようにした場合について説明する。図16は、クロスフェード波形合成処理を行うようにした移行元パターン読み出し処理の一実施例を示すフローチャートである。なお、移行の際にクロスフェード波形合成処理を行う場合には、移行先読み出し処理でも同様の処理を行う必要があるが、移行元パターン読み出し処理と同様の処理を行えばよいことから、ここでの説明は省略する。
まず、トラックオンの指示があるか否かを判定する(ステップS121)。トラックオンの指示がある場合(ステップS121のYES)、指示のあったトラックをオンに設定し(ステップS122)、指示のあったトラックのフェードインを開始する(ステップS123)。一方、トラックオンの指示がなかった場合であって、トラックオフの指示があった場合には(ステップS121のNOかつステップS124のYES)、指示のあったトラックのフェードアウトを開始する(ステップS125)。ステップS126ではフェードイントラックがあるか否かを判定し、ステップS127ではフェードアウトトラックがあるか否かを判定する。フェードイントラックがある場合(ステップS126のYES)、フェードイントラックのボリュームを所定量増加する(ステップS128)。この所定量は予め決まっていてもよいし、ユーザが設定可能としてもよい。例えば、移行指示操作の操作タッチに応じて所定量を決定するように構成してもよい。そして、ボリュームが最大になった場合(ステップS129のYES)、フェードインを終了させる(ステップS130)。このボリュームの最大値とはそのトラックに設定されていたボリューム値のことであり、例えば、そのトラックのボリューム値が「90」に設定されていた場合には最大値は「90」である。
一方、フェードアウトトラックがある場合には(ステップS127のYES)、フェードアウトトラックのボリュームを所定量減少する(ステップS131)。そして、ボリュームが0になった場合(ステップS132のYES)、フェードアウトを終了させて、該トラックをオフに設定する(ステップS133)。
ステップS134では、オンに設定されているトラックのパターン読み出しを行う。
このように、移行元から移行先へとクロスフェード波形合成することによって、滑らかに移行を進めることができるようになる。
【0039】
図17は、移行元パターンから移行先パターンへと切り換えるのではなく、移行元パターンを所定のアルゴリズムに従って変形させるように構成した場合の機能ブロックの一実施例を示す概念図である。
この場合には、移行情報としてトラック移行順序データと変形種類を記憶する。パターン変形部28は、複数種類の変形アルゴリズムを有しており、指示された変形種類に応じた変形アルゴリズムに基づいて移行元パターンを変形させる。この際、移行が指示される毎に該移行指示されたトラックのパターンデータを変形させてもよいし、予め全トラックのパターンデータを変形させておき、移行が指示される毎に該移行指示されたトラックの変形済みパターンデータを読み出すようにしてもよい。このように、移行先スタイルデータを移行元スタイルデータを変形させて作成するようにしたことによって、既存の演奏データ以外の新規なスタイルデータに移行させることができるようになる。
上述したように、ユーザは演奏中(再生中)の演奏スタイルとは異なった演奏スタイルで演奏を行いたい場合に、移行指示部23から移行指示を与えることができる。移行指示が行われると、所定の移行順序に従って再生中の演奏スタイルから移行先の演奏スタイルへと演奏パート毎に順次に移行して再生するよう移行制御部24は制御を開始する。この際に、パターン変形部28は再生中の演奏スタイルの演奏データを変形して移行先の演奏スタイルの演奏データを作成する。こうすると、移行先の演奏スタイルの演奏データは再生中の演奏スタイルの演奏データと基本的な音楽的特徴が一致するようにして作成することができる。すなわち、再生中の演奏スタイルの演奏データの一部のみを変更して移行先の演奏スタイルの演奏データを作成することによって、再生中の演奏スタイルと移行先の演奏スタイルの演奏データに同一性を保たせることができる。例えば、再生中の演奏スタイルにおけるフレーズ毎や小節線毎の音楽的特徴の一部、例えばピッチパターンやリズムパターンなどは再生中の演奏スタイルのものをそのまま使用したいような場合は、再生中の演奏スタイルの演奏データの一部を変更すればよい。また、既存の演奏データ以外の新規の演奏データを作成して移行することもできるようになる。
【0040】
上述した実施例において、複数の演奏パートとして、ドラムパート、ベースパート、コードバッキングパート等が含まれている例を示したが、これに限られるものではない。例えば、複数のドラム楽器からなるドラムパートのみでもよい。
移行元スタイル番号と移行先スタイル番号を、例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成されるディスプレイ等に表示するようにしてもよい。また、移行中のトラックや、移行元あるいは移行先でそれぞれ演奏されている(あるいは演奏されていない)トラック番号をディスプレイ等に表示するようにしてもよい。
移行元と移行先のパターンデータの小節数は異なっていてもよい(例えば移行元は2小節、移行先は4小節など)。この場合、移行途中のトラックにおいては小節数の異なる2種類のパターンが混在した状態となるが、繰り返しの周期が異なるだけで演奏上は何ら問題ない。
【0041】
電子楽器は鍵盤楽器の形態に限らず、弦楽器や管楽器、あるいは打楽器等どのようなタイプの形態でもよい。また、上述の実施の形態では、音源装置、自動作曲装置等を1つの電子楽器本体に内臓したものについて説明したが、これに限らず、それぞれが別々に構成され、MIDIインタフェースや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するように構成されたものにも同様に適用できることはいうまでもない。また、パソコンとアプリケーションソフトウェアという構成であってもよく、この場合処理プログラムを磁気ディスク、光ディスクあるいは半導体メモリ等の記憶メディアから供給したり、ネットワークを介して供給するものであってもよい。さらに、カラオケ装置に利用する曲データの作成にも適用してよいし、あるいは自動演奏ピアノのような自動演奏装置に適用してもよい。
【0042】
自動演奏装置に適用する場合、演奏データのフォーマットは、イベントの発生時刻を曲や小節内における絶対時間で表した『イベント+絶対時間』形式のもの、イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表した『イベント+相対時間』形式のもの、音符の音高と符長あるいは休符と休符長で演奏データを表した『音高(休符)+符長』形式のもの、演奏の最小分解能毎にメモリの領域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応するメモリ領域にイベントを記憶した『ベタ方式』形式のものなど、どのような形式のものでもよい。また、複数チャンネル分の演奏データが存在する場合は、複数のチャンネルのデータが混在した形式であってもよいし、各チャンネルのデータがトラック毎に別れているような形式であってもよい。さらに、自動演奏データの処理方法は、設定されたテンポに応じて処理周期を変更する方法、処理周期は一定で自動演奏中のタイミングデータの値を設定されたテンポに応じて変更する方法、処理周期は一定で1回の処理において自動演奏データ中のタイミングデータの計数の仕方をテンポに応じて変更する方法等、どのようなものであってもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、演奏パート毎に異なる演奏スタイルで演奏することができるようにしたことから演奏データを演奏パート毎に徐々に切替することができ、音楽的に不都合のない自然な演奏スタイルの変化を得ることができる、という効果が得られる。
また、ユーザは演奏スタイルの切り換え設定を自由に行うことができることから、ユーザの意向に沿った演奏スタイルの切り換えを行うことが可能となる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る演奏制御装置を内蔵した電子楽器の構成を示すハードブロック図。
【図2】この発明の一実施例において採用するスタイルデータのデータ構成を概念的に示した概念図。
【図3A】「トラック移行順序」が「1、2、3」である場合のパターン移行例を概念的に示した概念図。
【図3B】「トラック移行順序」が「2、3、1」である場合のパターン移行例を概念的に示した概念図。
【図4】この発明の一実施例において採用する機能ブロック図。
【図5A】移行指示があると直ちにトラック指示を発生する移行制御処理の一実施例を示すフローチャート。
【図5B】移行指示の後に拍や小節タイミングに達した時点でトラック指示を発生する移行制御処理の一実施例を示すフローチャート。
【図5C】小節内の所定タイミングの前後でトラック指示を発生する移行制御処理の一実施例を示すフローチャート。
【図6】移行管理テーブルの全体構成の一実施例を概念的に示した概念図。
【図7】移行制御処理で行われるトラック指示処理の一実施例を示すフローチャート。
【図8A】トラック指示処理で行われる移行スタイル変更処理1の一実施例を示すフローチャート。
【図8B】トラック指示処理で行われる移行スタイル変更処理2の一実施例を示すフローチャート。
【図8C】トラック指示処理で行われる移行スタイル変更処理2の別の実施例を示すフローチャート。
【図9】スタイルデータと移行情報とを別々に構成した場合のデータ構成を概念的に示した概念図。
【図10】移行情報作成処理の一実施例を示すフローチャート。
【図11A】複数のトラックをまとめて移行可能とした場合のパターン移行例を説明するための説明図。
【図11B】最後のフェーズまでいっても移行しないトラックがある場合のパターン移行例を説明するための説明図。
【図11C】トラックの移行順序をランダムに決定するようにした場合のパターン移行例を説明するための説明図。
【図11D】トラックの移行順序をランダムに決定するようにした場合のパターン移行例を説明するための説明図。
【図11E】トラックの移行順序をランダムに決定するようにした場合のパターン移行例を説明するための説明図。
【図12】移行元と移行先のトラックが異なるように移行順序を設定した場合のパターン移行例を説明するための説明図。
【図13】移行元と移行先のトラック数が異なるように移行順序を設定した場合のパターン移行例を説明するための説明図。
【図14A】移行元と移行先の各トラックのスタイルデータの一致度を判定してトラック移行順序を決定する処理の一実施例を示すフローチャート。
【図14B】移行元及び/又は移行先の各トラックの音数を検出してトラック移行順序を決定する処理の一実施例を示すフローチャート。
【図14C】移行元及び/又は移行先の各トラックの平均音量を検出してトラック移行順序を決定する処理の一実施例を示すフローチャート。
【図15A】自動移行制御処理の前半部分の一実施例を示すフローチャート。
【図15B】自動移行制御処理の後半部分の一実施例を示すフローチャート。
【図16】クロスフェード波形合成処理を行うようにした移行元パターン読み出し処理の一実施例を示すフローチャート。
【図17】移行元パターンを所定のアルゴリズムに従って変形させるようにした場合の機能ブロックの一実施例を示す概念図。
【符号の説明】
1…CPU、1A…タイマ、2…プログラムメモリ、3…ワーキングメモリ、4…押鍵検出回路、4A…鍵盤、5…スイッチ検出回路、5A…テンキー&キーボード&各種スイッチ、6…表示回路、7…音源回路、8…効果回路、8A…サウンドシステム、9…外部記憶装置、10…MIDIインタフェース、10A…他のMIDI機器、11A…サーバコンピュータ、11B…通信ネットワーク、1D…データ及びアドレスバス、21…スタイルデータ・移行情報記憶部、22…スタイル選択部、23…移行指示部、24…移行制御部、25…移行元パターン読み出し部、26…移行先パターン読み出し部、27…音源部、28…パターン変形部

Claims (22)

  1. 複数の演奏形態の各々に対応して、複数の演奏パートについての演奏データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から所望の演奏形態に対応する前記演奏データを読み出して、これに基づいて複数の演奏パートについての演奏音を再生する再生手段と、
    現在再生中の演奏形態から別の演奏形態への移行を指示する指示手段と、
    前記指示手段による移行指示に応じて、再生中の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データを移行先の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データに置き換えるよう複数のフェーズで制御することにより、再生中の演奏形態の演奏パートを徐々に移行先の演奏形態の演奏パートに置き換えていく制御手段と
    を備えた演奏制御装置。
  2. 前記指示手段は操作子を含んでなり、
    前記制御手段は、前記操作子の1回の操作毎に前記フェーズを順次進めることを特徴とする請求項1に記載の演奏制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記指示手段による1回の指示に応じて自動的に前記フェーズを順次進めることを特徴とする請求項1に記載の演奏制御装置。
  4. 移行先の演奏形態を指示する識別情報を移行元の前記各演奏形態毎に予め記憶し、
    現在再生中の演奏形態に応じた前記識別情報に従って、移行先の演奏形態が判定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の演奏制御装置。
  5. 前記複数のフェーズにおける各演奏パートの移行順序を前記各演奏形態毎に予め記憶し、
    現在再生中の演奏形態に応じた前記移行順序に従って、フェーズが進む毎に順次に再生中の演奏形態の演奏パートの演奏データを移行先の演奏形態の演奏パートの演奏データに置き換えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の演奏制御装置。
  6. 移行先の演奏形態を指示する識別情報を任意に設定する手段を備えてなり、
    設定した前記識別情報に従って、再生中の演奏形態に対応する移行先の演奏形態が決定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の演奏制御装置。
  7. 前記複数のフェーズにおける演奏パートの移行順序を任意に設定する手段を備えてなり、
    設定した前記移行順序に従って、フェーズが進む毎に順次に再生中の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データを移行先の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データに置き換えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の演奏制御装置。
  8. 前記制御手段は、再生中の演奏形態の一部の演奏パートを移行先の演奏形態における異なる種類の演奏パートに置き換えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の演奏制御装置。
  9. 再生中の演奏形態の演奏パート数と移行先の演奏形態の演奏パート数とが異なっていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の演奏制御装置。
  10. 前記制御手段は演奏パートの移行順序をランダムに決定し、決定した前記移行順序に従って、フェーズが進む毎に順次に再生中の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データを移行先の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データに置き換えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の演奏制御装置。
  11. 前記制御手段は演奏パートの移行順序を再生中の演奏形態の演奏パート及び移行先の演奏形態の演奏パートにより決定し、決定した前記移行順序に従って、フェーズが進む毎に順次に再生中の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データを移行先の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データに置き換えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の演奏制御装置。
  12. 前記制御手段は、前記指示手段による移行指示がなされた後の所定の演奏タイミングに対応して、再生中の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データを移行先の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データに置き換えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の演奏制御装置。
  13. 前記制御手段は、前記指示手段による移行指示がなされた時点が演奏タイミングのどの時点に対応するかに応じて、再生中の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データを移行先の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データに置き換えるタイミングを決定することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の演奏制御装置。
  14. 再生中の演奏形態の演奏パートの演奏データが移行先の演奏形態の演奏パートの演奏データに全て置き換えられた場合に、移行先の演奏形態を新たに再生中の演奏形態とし、該新たに再生中の演奏形態に応じた前記識別情報に従って、次の移行先の演奏形態が決定されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の演奏制御装置。
  15. 前記指示手段は前記フェーズを戻すことのできる操作子を含んでなり、
    現在再生中の演奏形態に対して最初の移行を開始する前に前記操作子が操作された場合に、それまでの移行経過から戻す先となる演奏形態を決定し、当該演奏形態を新たに再生中の演奏形態とし、再生中であった演奏形態を新たに移行先の演奏形態とすることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の演奏制御装置。
  16. 前記指示手段は前記フェーズを戻すことのできる操作子を含んでなり、
    現在再生中の演奏形態に対して最初の移行を開始する前に前記操作子が操作された場合に、現在再生中の演奏形態が移行先の演奏形態として設定されている演奏形態をサーチし、当該演奏形態を新たに再生中の演奏形態とし、再生中であった演奏形態を新たに移行先の演奏形態とすることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の演奏制御装置。
  17. 全てのフェーズまで移行が進んでも移行しない演奏パートを設けたことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の演奏制御装置。
  18. 前記制御手段は、移行元の演奏形態から移行先の演奏形態へと演奏データを移行する際に、演奏データのクロスフェード処理を行いながら移行を進めることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の演奏制御装置。
  19. 前記指示手段の1回の移行指示に応じて再生中の演奏形態の全演奏パートではない複数の演奏パートを移行先の演奏形態の複数の演奏パートに置き換えることを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載の演奏制御装置。
  20. 前記指示手段による移行指示に応じて、前記移行先の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データは、前記再生中の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データを変形することで作成されるものであることを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の演奏制御装置。
  21. 演奏データを記録するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    複数の演奏形態の各々に対応する、複数の演奏パートからなる演奏データを記憶すると共に
    各演奏形態毎に、当該演奏形態から他の演奏形態へと移行すべきときの移行先の演奏形態を指定する情報と、移行元の当該演奏形態の演奏パートを徐々に移行先の演奏形態の演奏パートに置き換えていく順序を指定する情報とを記憶してなり
    当該記録媒体に記憶されたいずれかの前記演奏形態の演奏データの再生中に当該再生中の演奏形態から他の演奏形態へと移行すべきとき、当該記録媒体に記憶された前記移行先の演奏形態を指定する情報と前記順序を指定する情報が指定する順序に従い、移行元の演奏形態の演奏パートを徐々に移行先の演奏形態の演奏パートに置き換えていくことができるようにしたことを特徴とする演奏データを記録する記録媒体。
  22. 複数の演奏形態の各々に対応して複数の演奏パートについての演奏データを記憶した記憶手段から所望の演奏形態に対応する前記演奏データを読み出して、これに基づいて複数の演奏パートについての演奏音を再生する自動演奏装置における演奏制御方法であって、
    現在再生中の演奏形態から別の演奏形態への移行を指示するステップと、
    前記移行指示に応じて、再生中の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データを移行先の演奏形態の一部の演奏パートの演奏データに置き換えるよう複数のフェーズで制御することにより、再生中の演奏形態の演奏パートを徐々に移行先の演奏形態の演奏パートに置き換えていくステップと
    を備えた演奏制御方法。
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