JP3719219B2 - 電子楽音発生装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ユーザによる演奏操作子の操作あるいは予め用意された自動演奏データなどに従って楽音を発生する電子楽音発生装置及び方法に関し、特に楽音生成の際に用いる音階を演奏パート毎にユーザが自由に設定することができるようにした電子楽音発生装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、所望の音階(スケール)を選択することにより、該音階に基づいた楽音を発生することが可能な電子楽音発生装置(例えば、電子ピアノのような電子楽器など)が知られている。こうした電子楽器では、例えば特殊音階の1つであるアラビア音階が選択されたような場合に、該電子楽器で用いるべき音階を予め楽器毎に決められている標準音階(例えば平均律音階など)から選択されたアラビア音階へと変更する。そして、該変更されたアラビア音階に基づき標準音階の楽音をアラビア音階の楽音へと変更する、あるいは直接アラビア音階に基づいた楽音を発生することができるようになっている。また、最近の電子楽器は各種の演奏機能が非常に充実している。こうした演奏機能として、例えば左手演奏パートと右手演奏パートとでそれぞれ音色を分けて演奏することのできる機能(以下、こうした機能をレフト機能と呼ぶ)、1つの鍵盤に対する操作で異なる2つの音色を同時に演奏することのできる機能(以下、こうした機能をレイヤー機能と呼ぶ)、メロディ演奏とは別に所定のコード構成音に対応する鍵盤を操作することにより該コードに応じた所定の自動伴奏音を自動的に演奏することのできる機能(以下、こうした機能をオートアカンパニメント機能と呼ぶ)などがあり、これらの多種多様な演奏機能を数多く具えた電子楽器が従来から知られている。こうした従来の電子楽器において上記のようなユーザ所望の音階の選択を行った場合には、左手演奏パートと右手演奏パートの音階、同時に演奏される2つの音色の音階、メロディ演奏と自動伴奏の音階など、これらの全ての音階が選択された音階へと変更されていた。すなわち、従来の電子楽器(電子楽音発生装置)においては音階が選択されることに伴って、メロディ演奏に関するメロディパート、ベースやコード演奏などに関する伴奏パート、リズム伴奏に関するリズムパートなどの複数パートの全ての楽音を、選択された音階に基づいて発生するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ユーザによっては左手演奏パートと右手演奏パートのどちらか一方のみ、同時に演奏される2つの音色のどちらか一方のみ、あるいはメロディ演奏と自動伴奏のどちらか一方のみ、といったように各パート別に適宜に適用する音階を変更することによって、ユーザオリジナルな演奏を行いたい場合がある。しかし、上述したように、従来の電子楽器(電子楽音発生装置)では音階の選択に伴って、複数パートの全ての音階を選択した音階に変更することしかできなかった。すなわち、ユーザの好みにあわせてパート毎に音階を適宜に変更するといったユーザが望む演奏の設定ができなかったため、ユーザが意図したオリジナルな演奏を行うことができない、という問題点があった。
【0004】
本発明は、ユーザがパート毎に所望の音階を選択することに従って、個々のパート毎に選択された音階に基づいて楽音を発生することにより、個々のユーザが意図したオリジナルな演奏を行うことができるようにした電子楽音発生装置及び方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
複数の音階種類の各々に対応して、その音階の音高情報を記憶する記憶手段と、少なくとも1パートの演奏情報を入力する鍵盤操作子と、前記パートとは別のパートの演奏情報を入力する、前記鍵盤操作子とは形状が異なる演奏操作子と、前記各パートに対して夫々所望の音階種類を個別に選択して割り当てるパート別音階選択手段と、前記パート別音階選択手段により各パートに割り当てられた音階種類に対応して各パート毎の音階の音高情報を前記記憶手段から選択し、前記鍵盤操作子又は前記演奏操作子の操作に基づき入力された演奏情報に対応する楽音を、前記選択された音階の音高情報に基づく音高で夫々生成する楽音生成手段とを具えるものである。
【0006】
この発明によると、鍵盤操作子の操作に基づき入力された演奏情報に対応する楽音と、前記鍵盤操作子とは形状が異なる演奏操作子の操作に基づき入力された演奏情報に対応する楽音とを、所望の音階の音高で夫々生成するよう、前記鍵盤操作子と前記演奏操作子から入力される各パートに対して夫々所望の音階種類を割り当てできる。鍵盤操作子は少なくとも1パートの演奏情報を入力することのできる操作子であり、他方、演奏操作子は前記鍵盤操作子により入力されるパートとは別のパートの演奏情報を入力することのできる、前記鍵盤操作子とは形状が異なる操作子である。これらの各操作子から入力される各パートに対して、パート別音階選択手段により夫々所望の音階種類を個別に選択して割り当てる。楽音生成手段は、前記鍵盤操作子又は前記演奏操作子の操作に基づき入力された演奏情報に対応する楽音を、前記選択された音階の音高情報に基づく音高で夫々生成する。すなわち、鍵盤操作子又は演奏操作子から入力された演奏情報に基づくオリジナルな音高での楽音をそのまま生成するのではなく、選択された音階の音高情報に基づく音高で楽音を生成する。このように、鍵盤操作子と、前記鍵盤操作子とは形状が異なる演奏操作子により入力される各パートに対して所望の音階種類を割り当てることで、個々のパートに割り当てた音階種類をユーザはより認識しやすくなる。
【0007】
本発明は、装置の発明として構成し、実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1は、この発明に係る電子楽音発生装置の全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。ただし、本実施例においては鍵盤型の演奏操作子を具備した電子ピアノのような電子楽器を例にして、本発明に係る電子楽音発生装置について以下説明する。
【0010】
本実施例に示す電子楽器は、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロコンピュータによって制御されるようになっている。CPU1は、この電子楽器全体の動作を制御するものである。このCPU1に対して、データ及びアドレスバス1Dを介してリードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3、外部記憶装置4、インタフェース5、パネル操作子6、演奏操作子7、表示器8、音源回路9、効果回路10がそれぞれ接続されている。更に、CPU1には、タイマ割込み処理(インタラプト処理)における割込み時間や各種時間を計時するタイマ1Aが接続されている。すなわち、タイマ1Aは時間間隔を計数したり、曲を自動演奏する際の演奏テンポを設定したりするためのテンポクロックパルスを発生する。このテンポクロックパルスの周波数は、パネル操作子6の中のテンポ設定パネルスイッチ(図示せず)等によって調整される。このようなタイマ1AからのテンポクロックパルスはCPU1に対して処理タイミング命令として与えられたり、あるいはCPU1に対してインタラプト命令として与えられる。CPU1は、これらの命令に従って各種処理を実行する。各種処理には、例えばパネル操作子6からの入力内容に従って各種設定を行う「パネル設定処理」、演奏操作子7の操作あるいは自動演奏データに従って曲を演奏する「演奏指示の処理」等がある。これらの処理についての説明は後述することから、ここでの説明を省略する。
【0011】
なお、この電子楽器は専用の装置に限られず、例えばパソコンなどの汎用装置あるいはマルチメディア機器等であってもよく、本発明に従う所定のソフトウエア又はハードウエアを用いることによって演奏操作子7の操作あるいは自動演奏データに従って楽音を生成し発音することのできる装置であればどのようなものであってもよい。
【0012】
ROM2は、CPU1により実行あるいは参照される各種の制御プログラム(例えば、後述する「パネル設定処理」や「演奏指示の処理」など)や各種データ(例えば、後述するスケールチューン・テンプレートなど)等を格納するものである。RAM3は、曲を自動演奏する際に用いる自動演奏情報やCPU1が所定のプログラムを実行する際に発生する各種データなどを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータを記憶するメモリ等として使用される。RAM3の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用される。
【0013】
ここで、上述したROM2に記憶されるスケールチューン・テンプレートについて、図2を用いて簡単に説明する。図2は、スケールチューン・テンプレートの一実施例を示す概念図である。ただし、この実施例ではスケールを構成する複数の音名(以下、これをスケールノートと呼ぶ)の数が12音構成のもの、つまり12音音階のスケールチューン・テンプレートについて説明する。
【0014】
スケールチューン・テンプレートは各音名における所定の標準音階のピッチと各特殊音階のピッチとの間の差分値を音階(Scale)の種類毎に定義したデータであり、このスケールチューン・テンプレートに従って各音階に基づく楽音が生成される。この実施例に示すスケールチューン・テンプレートでは、「平均律音階」「アラビア音階」「純正律音階」「ヴェルクマイスター調律」などのスケール種類毎に、基準とする音名(以下、これをベースノート(BaseNote)と呼ぶ)が「C」音の場合の各音名における標準音階(この実施例では平均律)との差分値(単位:セント)を定義している。そうすると、図2から理解できるように、「平均律音階」では全ての音名において差分値が「0」と定義されるし、「アラビア音階」では「E」音と「B」音(あるいは「D」音と「A」音)における差分値のみが「−50(セント)」と定義される。そして、「純正律音階」及び「ヴェルクマイスター調律」では、ベースノートである「C」音以外の全ての音名において所定の差分値を持つように定義される。
【0015】
一般的に「平均律音階」においては、半音の音程が「100(セント)」、全音の音程が「200(セント)」と平均化した音程を有する。したがって、「C」音を「0(セント)」のベースノートとした場合には、「C♯」音が「100」、「D」音が「200」、「D♯」音が「300」の順で以降「100」ずつの間隔で各音名を表わすことができる。つまり、「C、C♯、D、E♭、E、F、F♯、G、A♭、A、B♭、B」の1オクターブ分の各音名をそれぞれ「0、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100」のようにして表わすことができる(1オクターブを1200セントで表す)。これに対して、上記スケールチューン・テンプレートを用いると、簡単に特殊音階における各音名を表わすことができるようになる。例えば、「アラビア音階」における1オクターブ分の各音名は、スケールチューン・テンプレートに従うと、「0、100、200、300、350(400-50)、500、600、700、800、900、1000、1050(1100-50)」のように表わすことができる。同様に、「純正律音階」における1オクターブ分の各音名は、「0、70(100-30)、204(200+4)、316(300+16)、386(400-14)、498(500-2)、591(600-9)、702(700+2)、777(800-23)、884(900-16)、1018(1000+18)、1088(1100-12)」のように表わすことができる。
【0016】
なお、スケールチューン・テンプレートは上記したような12音音階のものに限らず、5音音階〜11音音階などのその他の音階のものであってもよい。また、図2に示した差分値は一例であって、これ以外の差分値が定義されていてよいことは言うまでもない。さらに、上述した実施例においてはベースノート「C」音における1オクターブ分の各音名の差分値から、ベースノートが他の音である場合における1オクターブ分の各音名の差分値を求めるようにしたがこれに限らず、スケールチューン・テンプレートに各ベースノートにおける1オクターブ分の各音名の差分値を予め定義しておくようにしてもよい。
【0017】
図1に示すハードウエア構成の説明に戻って、外部記憶装置4は自動演奏時に用いる各種演奏条件などのパラメータ、自動演奏や自動伴奏に関する自動演奏データあるいは自動伴奏データ、CPU1が実行する各種プログラムの制御に関するデータ等を記憶するものである。前記ROM2に制御プログラムが記憶されていない場合、この外部記憶装置4(例えばハードディスク)に制御プログラムを記憶させておき、それを前記RAM3に読み込むことにより、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。なお、外部記憶装置4はハードディスク(HD)に限られず、フロッピィーディスク(FD)、コンパクトディスク(CD-ROM・CD-RAM)、光磁気ディスク(MO)、あるいはDVD(Digital Versatile Disk)等の着脱自在な様々な形態の外部記録媒体を利用する記憶装置であってもよい。
【0018】
インタフェース5は該電子楽器と外部の演奏データ生成機器5Aとの間で各種情報を送受するための、例えばMIDIインタフェースや通信インタフェースなどである。MIDIインタフェースは、外部の演奏データ生成機器5A(この場合には、他のMIDI機器等)からMIDI規格の楽音情報(MIDIデータ)を当該電子楽器へ入力したり、あるいは当該電子楽器からMIDI規格の楽音情報(MIDIデータ)を他のMIDI機器等へ出力するためのインタフェースである。他のMIDI機器はユーザによる操作に応じてMIDI形式のデータを発生する機器であればよく、鍵盤型、ギター型、管楽器型、打楽器型、身振り型等どのようなタイプの操作子を具えた(若しくは、操作形態からなる)機器であってもよい。通信インタフェースは、例えばLANやインターネット、電話回線等の有線あるいは無線の通信ネットワーク(図示せず)に接続されており、概通信ネットワークを介して、外部の演奏データ生成機器5A(この場合には、サーバコンピュータ等)と接続され、当該サーバコンピュータから制御プログラムや自動演奏データなどの各種情報を該電子楽器に取り込むためのインタフェースである。すなわち、ROM2や外部記憶装置4(ハードディスク)等に制御プログラムや自動演奏データなどの各種情報が記憶されていない場合に、サーバコンピュータから各種情報をダウンロードするために用いられる。クライアントとなる電子楽器は、通信インターフェース及び通信ネットワークを介してサーバコンピュータへと制御プログラムや自動演奏データなどの各種情報のダウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュータは、このコマンドを受け、要求された各種情報を通信ネットワークを介して本電子楽器へと配信し、本電子楽器が通信インタフェースを介して各種情報を受信して外部記憶装置4(ハードディスク)等に蓄積することにより、ダウンロードが完了する。
【0019】
なお、インタフェース5をMIDIインタフェースで構成した場合、該MIDIインタフェースは専用のMIDIインタフェースを用いるものに限らず、RS232−C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインタフェースを用いてMIDIインタフェースを構成するようにしてもよい。この場合、MIDIイベントデータ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。MIDIインタフェースとして上記したような汎用のインタフェースを用いる場合には、他のMIDI機器はMIDIイベントデータ以外のデータも送受信できるようにしてよい。勿論、音楽情報に関するデータフォーマットはMIDI形式のデータに限らず、他の形式であってもよく、その場合はMIDIインタフェースと他のMIDI機器はそれにあった構成とする。
【0020】
パネル操作子6はパート毎に適用すべき音階を選択するためのスケール設定スイッチ6a、該電子楽器による演奏を行う際に用いるべき各種演奏機能(例えば、レフト機能やレイヤー機能あるいはオートアカンパニメント機能など)を設定するためのパート設定スイッチ6b、自動演奏のオン・オフや自動演奏の際に用いる各種演奏条件等を入力するための自動演奏スイッチ6c、その他の設定ボタン6dなどの各種の操作子を含んで構成される。スケール設定スイッチ6aは後述する「音階設定画面」(図3参照)を表示器8上に表示するためのスイッチであり、ユーザは該「音階設定画面」を用いることで簡単にパート毎に適用すべき音階を設定することができる。この「音階設定画面」を用いてのパート毎に適用すべき音階の設定方法については後述することから、ここでの説明を省略する。パート設定スイッチ6bは、該電子楽器における各種演奏機能を設定するためのスイッチである。該電子楽器が電子ピアノのような鍵盤楽器である場合、このパート設定スイッチ6bを操作することによって、例えばレフト機能やレイヤー機能、あるいはオートアカンパニメント機能などの各種演奏機能をワンタッチで変更することができるようになっている。
【0021】
自動演奏スイッチ6cは、自動演奏のオン・オフ(つまり、自動演奏再生指示・停止指示)、自動演奏データの選択、その他自動演奏の際に用いる各種演奏条件等の入力などを行うためのスイッチである。その他の設定ボタン6dは各種演奏設定に共通に用いられるスイッチであり、表示器8に表示される画面における所定の機能表示位置に対応付けされる。すなわち、その他の設定ボタン6dは表示器8に表示された画面内容に従って機能するスイッチである。例えば、後述する「音階設定画面」(図3参照)において、その他の設定ボタン6dは、音階設定ボタン61、ベースノート設定ボタン62、スケールノート変更ボタン63、チューン設定1ボタン64、チューン設定2ボタン65、パート選択ボタン66、オン・オフ選択ボタン67としてそれぞれ機能する。これらのボタンについての詳しい説明は後述する。これらのパネル操作子6の操作状態が検出されると、その操作状態に応じたスイッチ情報がデータ及びアドレスバス1Dを介してCPU1に出力され、CPU1では該スイッチ情報に応じて該電子楽器の設定内容を変更する。
【0022】
なお、電子楽器には上記したようなパネル操作子6以外にも音高、音色、効果等を選択・設定・制御するための数値データ入力用のテンキーや文字データ入力用のキーボード、あるいは表示器8に表示される所定のポインティングデバイスを操作するために用いるマウスなどの各種操作子を含んでいてよいことは言うまでもない。
【0023】
演奏操作子(鍵盤等)7は楽音の音高を選択するための複数の鍵を備えており、各鍵に対応してキースイッチを有しており、この演奏操作子7は楽音演奏のために使用できるのは勿論のこと(つまり、演奏操作子7の操作に応じて対応する演奏データを発生する)、自動演奏する際に用いる演奏条件を入力したり、該電子楽器で用いる各種設定を指示(例えば、「音階設定画面」を用いての各パート毎に適用する音階の指示)するための入力手段として使用することもできる。勿論、演奏操作子7はピアノのような鍵盤の形状をしたものに限られず、他の自然楽器と同様の形状をした演奏操作子7であってよいことは言うまでもない。例えば、管楽器のような形状の演奏操作子7を具えたものであってもよい。また、演奏操作子7は自然楽器と同様の形状をした以外のものであってもよい。例えばマルチパッドのようなスイッチ形状の演奏操作子7であってもよく、こうしたマルチパッドを用いた場合にはその操作に応じてファンファーレ、あるいはフレーズやリズムなどの演奏の開始・停止が行われる。表示器8は、例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成されるディスプレイなどの表示装置であって、「音階設定画面」(図3参照)は勿論のこと、該「音階設定画面」により設定された各パート毎に適用される音階に関する情報、各種演奏機能に関する情報、自動演奏の際に用いる各種演奏条件に関する情報、あるいはCPU1の制御状態などを表示する。
【0024】
音源回路9は、複数のチャンネルで楽音信号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス1Dを経由して与えられた演奏情報(演奏データ)を入力し、この演奏情報に基づいて楽音信号を発生する。音源回路9から発生された楽音信号は、サウンドシステム11を介して発音される。また、効果回路(DSP)10は前記音源回路9から発生された楽音信号に対して各種効果を与える。すなわち、演奏情報を基に音源回路9で楽音データを生成し、それを更に効果回路(DSP)10で加工して、サウンドシステム11でDA(デジタル・アナログ)変換及び増幅を行ってスピーカ(図示せず)から放音する。前記音源回路9における楽音信号発生方式はいかなるものを用いてもよい。例えば、発生すべき楽音の音高に対応して変化するアドレスデータに応じて波形メモリに記憶した楽音波形サンプル値データを順次読み出す波形メモリ読み出し方式、又は上記アドレスデータを位相角パラメータデータとして所定の周波数変調演算を実行して楽音波形サンプル値データを求めるFM方式、あるいは上記アドレスデータを位相角パラメータデータとして所定の振幅変調演算を実行して楽音波形サンプル値データを求めるAM方式等の公知の方式を適宜採用してもよい。すなわち、音源回路9の方式は、波形メモリ方式、FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VCO+VCF+VCAのシンセサイザ方式、アナログシミュレーション方式等、どのような方式であってもよい。また、専用のハードウェアを用いて音源回路9を構成するものに限らず、DSPとマイクロプログラム、あるいはCPU1とソフトウェアを用いて音源回路9を構成するようにしてもよい。さらに、1つの回路を時分割で使用することによって複数の発音チャンネルを形成するようなものでもよいし、1つの発音チャンネルが1つの回路で形成されるようなものであってもよい。
【0025】
ここで、スケール設定スイッチ6aを操作することに伴って表示器8上に表示される「音階設定画面」について、図3を用いて説明する。図3は、音階設定画面の一実施例を示す概念図である。この図3から理解できるように、表示器8上に表示される「音階設定画面」は、スケール名表示部8a、差分値表示部8b、スケール(SCALE)種類表示部8c、ベースノート(BaseNote)表示部8d、チューン(TUNE)表示部8e、パートセレクト(PART・SELECT)表示部8f、マーク(MARK)表示部8gとを少なくとも含む画面である。
【0026】
スケール名表示部8aは、現在設定されている音階の種類(つまり、スケールチューン・テンプレート名)とベースノートとを表示する。図示の例では、音階の種類として「純正律音階(PureMajorSCALE)」、ベースノートとして「C」音が現在設定されている状態として表示されている。このスケール名表示部8aに表示された内容によって、ユーザは現在設定中である音階の種類がわかるようになっている。差分値表示部8bは、現在設定中の音階の種類及びベースノートでの各音名毎の差分値を表示する。各音名毎の差分値の表示方法は、「12音音階」を構成する各音名が割当てられた鍵盤の各鍵に対して、対応する各音名の差分値を表示する。図示の例では、現在設定中の「純正律音階(PureMajorSCALE)」(ベースノート「C」音)のスケールチューン・テンプレートに従い(図2参照)、各音名「C、C♯、D、E♭、E、F、F♯、G、A♭、A、B♭、B」に対してそれぞれ対応する差分値「0、-30、4、16、-14、-2、-9、2、-27、-16、18、-12」が表示されている。この差分値表示部8bに表示された内容によって、ユーザは現在設定されている各音名の差分値がわかるようになっている。なお、ユーザによるスケールチューン・テンプレートの選択に従いスケール名表示部8aの表示内容を変更することは当然であるが、スケールチューン・テンプレートに従う各音名の差分値が適宜にチューニングされて変更された場合においても、該変更された値を差分値表示部8bに表示すると共に、スケール名表示部8aの表示内容を変更するとよい。そうした場合、例えば「Edited Scale」表示などのように差分値が変更されたスケールチューン・テンプレートであることを表わすように表示を変更するとよい。
【0027】
スケール種類表示部8cは、各パートに対して適用することのできるスケール種類を表示する。このスケール種類表示部8cに表示されるスケール種類は、ROM2やRAM3に記憶されているスケールチューン・テンプレートに対応して表示される。すなわち、スケールチューン・テンプレートが用意されていない音階は、該スケール種類表示部8cに表示されない。このスケール種類表示部8cに表示された内容によって、ユーザは各パート毎に適用することが可能な音階の種類がわかるようになっている。ベースノート表示部8dは、ベースノートとして設定することのできる音名を表示する。図示の例では、「C」音が選択されている状態を示している。上述したように、スケールチューン・テンプレートは「C」音をベースノートとした場合における各音名の差分値を定義したものである。したがって、実演奏でベースノートとする音名が「C」音でない場合には、スケールチューン・テンプレートに従う各音名の差分値をそのまま使用することができない。そこで、ユーザがベースノートを選択することにより、スケールチューン・テンプレートに従う各音名の差分値を選択されたベースノートにあわせて算出する。このベースノートにあわせた各音名の差分値の算出方法については後述することから、ここでの説明を省略する。チューン表示部8eは差分値表示部8bに表示された各音名毎の差分値のうち、所望の音名における現在設定されている差分値を表示する。図示の例では、「D」音が選択されている状態を示している。このチューン表示部8eに表示される差分値はユーザが適宜の値に変更することが可能であり、ユーザは表示される差分値を確認しながら各音名に対してより細かな差分値でチューニング設定を行うことができるようになっている(詳しくは後述する)。
【0028】
パートセレクト表示部8fは、音階を割当てることが可能なパートの種類を表示する。図示の例では、パートの種類として「メイン(MAIN)」「レイヤー(LAYER)」「レフト(LEFT)」「オートアカンパニメント(ACMP)」「マルチパッド(M.PAD)」の5種類のパートが表示されている。例えば「メイン(MAIN)」パートは、通常機能設定時における全ての鍵域での演奏に対応するパート、レフト機能設定時における右の鍵域での演奏に対応する右手演奏パート、レイヤー機能設定時における主の音色を演奏するパート、あるいはオートアカンパニメント機能設定時におけるメロディを演奏するパートなどである。「レイヤー(LAYER)」パートは、レイヤー機能設定時における主の音色に付随する従の音色を演奏するパートなどである。「レフト(LEFT)」パートは、レフト機能設定時における左の鍵域での演奏に対応する左手演奏パートなどである。「オートアカンパニメント(ACMP)」パートは、オートアカンパニメント機能設定時における自動伴奏を演奏するパートなどである。「マルチパッド(M.PAD)」パートは、マルチパッドの操作に従いファンファーレ、あるいはフレーズやリズム等を演奏するパートなどである。マーク表示部8gは、パートセレクト表示部8fに表示された各パート毎のチェックボックス欄にチェックマーク表示を追加するための「ON」表示と、チェックマーク表示を削除するための「OFF」表示を表示する。すなわち、スケール名表示部8aに表示されている現在設定中の音階を、パートセレクト表示部8fに表示されたパートのうちどのパートに適用するか否かを「ON」「OFF」選択に従って決定するための表示である。例えばチェックボックス欄にチェックマーク表示があるパートが表示されている音階を適用するパートであり、チェックボックス欄にチェックマーク表示がないパートが表示されている音階を適用しないパートである。このように、上記パートセレクト表示部8f及びマーク表示部8gに表示された内容によって、ユーザはパート毎に所望の音階を設定することができるようになっている(詳しくは後述する)。
【0029】
ここで、パート毎の音階設定について説明する。上記「音階設定画面」におけるスケール表示部8c、ベースノート表示部8d、チューン表示部8e、パートセレクト表示部8f、マーク表示部8gはそれぞれがその他の設定ボタン6dに対応付けられるようにして表示器8上に表示されており、各々対応付けられたその他の設定ボタン6dの操作に応じて、該電子楽器における各パート毎に適用する音階の種類を設定することができるようになっている。この実施例では、その他の設定ボタン6dのうちスケール種類表示部8cに対応付けられたボタンを音階設定ボタン61、ベースノート表示部8dに対応付けられたボタンをベースノート設定ボタン62、チューン表示部8eに対応付けられたボタンをスケールノート変更ボタン63及びチューン設定1ボタン64及びチューン設定2ボタン65、パートセレクト表示部8fに対応付けられたボタンをパート選択ボタン66、マーク表示部8gに対応付けられたボタンをオン・オフ選択ボタン67とそれぞれ分けて呼ぶことにする。以下、上記「音階設定画面」及び各ボタンを用いたパート毎の音階設定について説明する。
【0030】
音階設定ボタン61は、スケールチューン・テンプレートの選択を行うためのボタンである。すなわち、スケール表示部8cに表示されたスケール種類の中から所望のスケール種類を選択することにより、対応するスケールチューン・テンプレートがROM2などから読み出される。図示のように、選択されたスケール種類は表示方法が変わる(この実施例では「純正律音階(PureMajorSCALE)」が選択されており、その部分の表示だけが他の部分と表示方法が異なる)。ベースノート設定ボタン62は、ベースノートの設定を行うためのボタンである。音階設定ボタン61により選択されたスケール・テンプレートに基づく各音名のスケールチューン値は、ベースノート設定ボタン62により現在設定されているベースノートに従い決定される。すなわち、各スケール・テンプレートにおける音階は「C」音をベースノートとして定義されたものであるが(図2参照)、実演奏においてはベースノートが「C」音以外であることも多い。そこで、各音名のチューン値を、ベースノート設定ボタン62によるベースノートの変更により、各スケール・テンプレートに基づく現在のスケールチューン値から「C」音からの差分だけ平行移動することにより決定する。例えば、図2に示したスケールチューン・テンプレートを用いて「純正律音階」が選択された場合に、ベースノートとして「E」音が設定されると、「E、F、F♯、G、A♭、A、B♭、B、C、C♯、D、E♭」の各差分値は「0、+12、+5、+16、-13、-2、+32、+2、+14、-16、+18、+30」となることから、1オクターブ分の各音名はそれぞれ「400、512(500+12)、605(600+5)、716(700+16)、787(800-13)、898(900-2)、1032(1000+32)、1102(1100+2)、1214(1200+14)、1284(1300-16)、1418(1400+18)、1530(1500+30)」のように表わされる。
【0031】
スケールノート変更ボタン63は、スケール・テンプレートにおける各音名のうち、より細かなチューニングを行う対象とする音名を設定するためのボタンである。この図4に示す実施例においては「D」音がチューニング対象の音名として選択されており、この選択に従い画面上に該「D」音の現在のスケールチューン値「4」が表示される。チューン設定1ボタン64は、スケールチューン値を「-50、0、+50」のいずれかのみに設定するためのボタンである。例えば、該チューン設定1ボタン64を1回のみ操作すると「-50」がスケールチューン値として設定され、2回操作すると「0」が設定され、3回操作すると「+50」が設定される。すなわち、スケールチューン値を50セント単位でスキップできるという意味ではなく、-50、0、+50のいずれかのみを固定的に設定するために使用するボタンである。このようなボタンは、「アラビア音階」のように所定の音名におけるスケールチューン値が「-50、0、+50」のいずれかである場合に役立つ。チューン設定2ボタン65は、1セント単位にスケールチューン値を設定するためのボタンである。
【0032】
パート選択ボタン66は、該選択されたスケール・テンプレートに基づくスケールチューン値の有効/無効を設定するパートを選択するためのボタンである。オン・オフ選択ボタン67は、前記パート選択ボタン66により選択されているパートについて、スケールチューン値の有効/無効を設定するためのボタンである。すなわち、パート選択ボタン66とオン・オフ設定ボタン67の両方を用いることにより、スケール・テンプレートに基づくスケールチューン値を有効に設定するパートを選択するようになっている。例えば、まず最初にパート選択ボタン66により「メイン(MAIN)」パートを選択しておき、次にオン・オフ設定ボタン67により「ON」設定すると、「音階設定画面」におけるパートセレクト表示部8fにおける「メイン(MAIN)」表示に対応するチェック欄にチェックマークが付与される。
【0033】
本実施例に示す電子楽器においては、パネル操作子6による設定指示に従って該電子楽器における各パート毎の音色設定や各種演奏設定などの変更が行われる。そこで、こうした該電子楽器に対する設定変更処理について、図を用いて説明する。図4は、図1に示した電子楽器に対し各種の設定を行う場合にメインとなる処理のフローチャートの一実施例を示す図である。図1に示したCPU1は、このメイン処理に従って動作する。このメイン処理は、該電子楽器の主電源のオン操作と同時に開始され、主電源のオフ操作によって終了される。以下、図4のフローチャートに従って、該電子楽器における設定変更処理の動作について説明する。
【0034】
ステップS1では、該電子楽器における各種の演奏設定状態を初期化する。すなわち、後述する「パネル設定処理」(ステップS2参照)に従って各種設定を行うため、現在設定されている演奏設定状態を初期設定状態に戻す。例えば、各パートに適用する音階として予め決められた所定の標準音階(例えば平均律音階など)を設定したり、レフト機能やレイヤー機能あるいはオートアカンパニメント機能などの設定を解除したり、あるいはRAM3の内容をクリアしたりする。こうした各種演奏設定状態の初期化を終了すると、次に「パネル設定処理」を行う(ステップS2)。このパネル設定処理では、パネル操作子6を用いての演奏設定操作が行われたか否かの判定を各スイッチの機能毎に行い(例えば、パート毎に適用する音階を設定するためのスケール設定スイッチ6aの音階設定機能、レフト機能やレイヤー機能あるいはオートアカンパニメント機能などを設定するためのパート設定スイッチ6bの各種演奏機能、自動演奏や自動伴奏に関する各種設定を行うための自動演奏スイッチ6cの自動演奏機能など)、該判定に従って各種機能の設定オン・設定オフ動作を行う。すなわち、各スイッチの操作に応じて、該電子楽器における各種機能の設定を適宜に行うことができるようになっている。このパネル設定処理についての詳細な説明は、後述する(図5及び図6参照)。
【0035】
ステップS3では、「演奏指示の処理」を行う。この演奏指示の処理では、入力された演奏データを各パート毎に設定された音階に基づいて変更する。ここで入力される演奏データは、演奏操作子7のユーザによる操作に応じて発生する演奏データ、ROM2や外部記憶装置4などに予め記憶しておいた既存の自動演奏データ、あるいは外部の演奏データ生成機器5Aから読み込んだ自動演奏データ等などである。この演奏指示の処理についての詳細な説明は、後述する(図7参照)。ステップS4では、楽音信号の生成処理を行う。すなわち、前記「演奏指示の処理」により変更された演奏データなどに基づいて楽音信号を生成し、該楽音信号に基づく演奏を開始する。具体的には、変更された演奏データなどを基に音源回路9で楽音信号を生成し、設定されている各種演奏条件に従って効果回路(DSP)10で加工した楽音信号をサウンドシステム11に送り、サウンドシステム11では該楽音信号をDA(デジタル・アナログ)変換することによって前記楽音信号をデジタル信号からアナログ信号に直し、さらに該楽音信号を増幅してスピーカから放音する。こうした一連の処理を行うことにより、ユーザは所望の機能を選択的に用いて、ユーザオリジナルな演奏を楽しむことができるようになる。
【0036】
次に、「パネル設定処理」について説明する。図5は、図4に示した「メイン処理」で行われる「パネル設定処理」(図4のステップS2参照)の一実施例を示すフローチャートである。
【0037】
まず、最初のステップS11ではパネル操作子6からの入力の有無、つまり各スイッチによる設定変更操作が行われたか否かを判定する。すなわち、パネル操作子6を操作することによる各種機能の設定入力が行われたか否かを判定する。パネル操作子6からの入力がない、つまりスケール設定スイッチ6a、パート設定スイッチ6b、自動演奏スイッチ6cのいずれもが操作されていないと判定した場合には(ステップS11のNO)、該電子楽器で用いる各種機能の設定を行うことなく該パネル設定処理を終了する。他方で、パネル操作子6のうちスケール設定スイッチ6a、パート設定スイッチ6b、自動演奏スイッチ6cのいずれかが操作されたと判定した場合には(ステップS11のYES)、後述するステップS12以降の各処理を行い、操作されたスイッチに対応して該電子楽器で用いるべき各種機能を選択的に設定する。すなわち、パネル操作子6のスイッチのいずれかがユーザによって操作されている場合においては、該スイッチ操作がスケール設定スイッチ6aの操作であるか(ステップS12)、パート設定スイッチ6bの操作であるか(ステップS14)、あるいは自動演奏スイッチ7cの操作であるか(ステップS19〜ステップS22)の判定を行い、該判定結果に従ってスイッチ毎にそれぞれ異なる機能の設定処理を実行する。
【0038】
パネル操作子6からの入力としてスケール設定スイッチ6aの操作が行われたと判定した場合には(ステップS12のYES)、「音階設定処理」を行う(ステップS13)。該音階設定処理では、上述した「音階設定画面」(図3参照)を用いてのユーザによる各ボタン操作に応じて各パート毎に適用する音階の設定を行う。これによると、例えばレフト機能を設定している場合において、ユーザは右手演奏パートを「アラビア音階」に左手演奏パートを「平均律音階」に各々設定したり、あるいはレイヤー機能を設定している場合において、メインパートを「ヴェルクマイスター調律」にレイヤーパートを「純正律音階」に各々設定したりすることができるようになる。この音階設定処理について詳しくは後述することから(図6参照)、ここでの説明を省略する。
【0039】
パネル操作子6からの入力としてパート設定スイッチ6bの操作が行われたと判定した場合には(ステップS14のYES)、パート指定の選択を受け付ける(ステップS15)。すなわち、レフト機能やレイヤー機能あるいはオートアカンパニメント機能などの各種の演奏機能の設定を受け付ける。ステップS16では、設定状態を読み出し表示する。すなわち、受け付けた各種の演奏機能を実現するために該電子楽器に設定すべき初期設定情報をROM2などから読み出し、該初期設定情報に基づいて該電子楽器に対して初期設定を行うと共に、表示器8上に該設定状態を表示する。例えば、レイヤー機能が選択された場合には、メインパートに適用する音色としてピアノ音色を、レイヤーパートに適用する音色としてギター音色などの予め用意されていた初期設定情報に基づいて各パート毎の音色を設定すると共に、こうした設定状態を表示器8上に表示する。ステップS17では、発音特性の選択を受け付ける。ステップS18では、パート毎の設定状態を上記ステップS17で受け付けた内容で更新する。すなわち、パート毎の発音特性をユーザ所望の発音特性にカスタマイズすることができる。例えば、メインパートやレイヤーパートに適用する音色を、初期設定の音色からユーザ所望の音色に適宜変更することができる。
【0040】
パネル操作子6からの入力として自動演奏スイッチ6cのうちの再生指示、つまり自動演奏オン操作が行われたと判定した場合には(ステップS19のYES)、自動演奏処理を開始する(ステップS23)。他方、パネル操作子6からの入力として自動演奏スイッチ6cのうちの停止指示、つまり自動演奏オフ操作が行われたと判定した場合には(ステップS20のYES)、現在行われている自動演奏処理を停止する(ステップS24)。また、パネル操作子6からの入力として自動演奏スイッチ6cのうちの曲選択指示が行われたと判定した場合には(ステップS21のYES)、表示器8上に曲名を一覧表示している曲リストを表示して(ステップS25)、該曲リストを基にユーザからの曲指定の受け付けを行う(ステップS26)。ステップS27では、曲リストに基づきユーザにより指定された曲に関する演奏データをROM2や外部記憶装置4などから読み出し、該読み出した演奏データを自動演奏する対象のデータとするようにセットする(ステップS27)。ステップS22では、上記した以外のその他の指示に応じた処理を実行する。その他の指示に応じた処理としては、例えば自動演奏曲の再生テンポの設定などがある。
【0041】
次に、図5に示した「パネル設定処理」で行われる「音階設定処理」(図5のステップS13参照)について説明する。図6は、音階設定処理の一実施例を示すフローチャートである。
【0042】
ステップS31では、現在設定されている音階設定状態を読み出し、該読み出した音階設定状態を「音階設定画面」上に表示する。ステップS32では、パート毎に適用する音階の設定を受け付ける。すなわち、表示器8上に表示されている「音階設定画面」を用いての音階設定の変更を受け付ける。この音階設定の変更では、「音階設定画面」の所定表示位置に対応した以下に示す各ボタンの操作有無に従って、それぞれのボタンに対応付けられた表示位置に示された内容に音階設定は変更される。すなわち、音階変更ボタン61の操作が行われた場合には(ステップS33のYES)、該ボタン操作に伴って選択された音階種類に対応するスケールチューン・テンプレートを変更する(ステップS41)。ベースノート変更ボタン62の操作が行われた場合には(ステップS34のYES)、ベースノートを該ボタン操作に伴って選択されたベースノートに変更する(ステップS42)。スケールノート変更ボタン63の操作が行われた場合には(ステップS35のYES)、細かなチューニングを行う対象とする音名を該ボタン操作に伴って選択された音名(つまり、スケールノートのいずれか)に変更する(ステップS43)。チューン設定1ボタン64の操作が行われた場合には(ステップS36のYES)、選択された音名の音高を該ボタン操作に伴って選択された+50、0、-50セントのいずれかに(つまり50セントずれで)変更する(ステップS44)。チューン設定2ボタン65の操作が行われた場合には(ステップS37のYES)、選択された音名の音高を該ボタン操作に従い1セント刻みで変更する(ステップS45)。パート選択ボタン66の操作が行われた場合には(ステップS38のYES)、該ボタン操作に従いパートを選択する(ステップS46)。オン・オフ選択ボタン67の操作が行われた場合には(ステップS39のYES)、該ボタン操作に従い有効/無効を選択する(ステップS47)。このように、各ボタン操作に応じて各ボタンに対応する表示内容に従い設定内容を変更する。ステップS40では、その他の指示に応じた処理を実行する。すなわち、表示器8上に表示されている「音階設定画面」を用いてのユーザによる各種指示に従って、上記ステップS33〜ステップS39以外の処理を行う。その他の指示に応じた処理としては、例えば、音階設定の変更記録の指示入力である場合にチューン設定された音階をRAM3や外部記憶装置4に記憶したり、あるいは音階設定の変更とは関係のない指示入力である場合に「音階設定画面」を終了する、などの各種処理がある。
【0043】
このように、パネル操作子6からの入力としてスケール設定スイッチ6aの操作が行われた場合には「音階設定画面」を表示器8上に表示し、該「音階設定画面」の表示内容に対応付けられた各ボタンを操作することにより、例えば「平均律音階」、「アラビア音階」、「純正律音階」、「ヴェルクマイスター調律」などの音階を、右手演奏パート、左手演奏パート、メインパート、レイヤーパート、自動伴奏パートなどの各パート毎に適宜に割当てるように設定することができる。また、各パート毎に割り当てられた音階に従う各音名をより細かくチューニングすることもできる。こうした音階設定をパート毎に設定することによって、ユーザはパート毎に設定された音階に従う音階音で演奏を行うことができるようになる。
【0044】
次に、図4に示した「メイン処理」で行われる「演奏指示の処理」(図4のステップS3参照)について具体的に説明する。図7は、演奏指示の処理の一実施例を示すフローチャートである。
【0045】
ステップS51では、自動演奏中であるか否かを判定する。すなわち、上述した「パネル設定処理」における再生指示(図5のステップS19参照)に従って自動演奏が開始されているか否かを判定する。自動演奏中であると判定した場合には(ステップS51のYES)、自動演奏データから発音するタイミングのデータを読み出す(ステップS52)。すなわち、次に自動演奏を行うべき対象とする自動演奏データを準備する。自動演奏中でないと判定した場合には(ステップS51のNO)、前記読み出し処理を行うことなくステップS53の処理へ行く。ステップS53では、演奏操作子7又は自動演奏にてキーオン指定であるか否かを判定する。キーオン指定でないと判定した場合には(ステップS53のNO)、キーオフ指定であるか否かを判定する(ステップS54)。キーオフ指定でもないと判定した場合には(ステップS54のNO)、該演奏指示の処理を終了する。すなわち、この場合には何らの演奏指示も行われない。他方、ステップS54において、キーオフ指示であると判定した場合には(ステップS54のYES)、対応する楽音を停止する(ステップS64)と共に、当該キーオフ指示に対応する演奏指示(キーオンデータ)を蓄積したデータ(ステップS56参照)から削除する(ステップS65)。
【0046】
ステップS53において、キーオン指定であると判定した場合には(ステップS53のYES)、自動伴奏が設定中であるか否かを判定する(ステップS55)。すなわち、オートアカンパニメント機能がパート設定スイッチ6bにより設定済みであるか否かを判定する。自動伴奏設定中でないと判定した場合、つまりオートアカンパニメント機能に設定されていない場合には(ステップS55のNO)、ステップS61の処理へジャンプする。一方、自動伴奏設定中であると判定した場合、つまりオートアカンパニメント機能が設定されている場合には(ステップS55のYES)、キーオンデータを蓄積する(ステップS56)。そして、ステップS57では、蓄積したキーオンデータの組み合わせが特定のコードを示すものであるか否かを判定する。蓄積したキーオンデータの組み合わせが特定のコードを示すものでないと判定した場合には(ステップS57のNO)、ステップS61の処理へジャンプする。蓄積したキーオンコードの組み合わせが特定のコードを示すものであると判定した場合には(ステップS57のYES)、自動伴奏音が現在鳴っているか否かを判定する(ステップS58)。自動伴奏音が現在鳴っていると判定した場合には(ステップS58のYES)、該自動伴奏音を停止する(ステップS66)。
【0047】
ステップS59では、蓄積したキーオンデータの組み合わせにより示される特定のコードに対応している自動伴奏データをROM2や外部記憶装置4などから読み出す。ステップS60では、自動伴奏の音階指定がされているか否かを判定する。自動伴奏の音階指定がされていると判定した場合には(ステップS60のYES)、読み出した自動伴奏データのピッチを指定されている音階に基づいて修正する(ステップS67)。ステップS61では、キーオンの指定の演奏データを読み出す。ステップS62では、キーオンがあったパートは音階指定されているものであるか否かを判定する。キーオンがあったパートは音階指定されているものであると判定した場合には(ステップS62のYES)、読み出した演奏データのピッチを指定されている音階に基づき修正する(ステップS68)。ステップS63では、発音特性の情報を音源に送信する。
【0048】
以上のようにすると、パート毎に設定された音階に基づく楽音を演奏指示に従って発生することができるようになる。これにより、例えばメロディとして経過音的に半音下げた音を用いるような場合に、メロディに適用する音階を変更し、伴奏などのコード構成音に適用する音階は変更することなくそのままの音階を用いるように設定することが、パート毎の音階を変更するだけで簡単にできるようになる。こうした使い方の他の例としては、マルチパッドを用いる際に、マルチパッドを伴奏的に用いる場合にはマルチパッドパートに対してメインパートとは異なる他の音階を設定することなく、マルチパッドをメロディのリフのように用いる場合にはマルチパッドパートに対してメインパートとは異なる他の音階を設定するとよい。さらに、レフト機能とオートアカンパニメント機能を同時に設定した際に、左手演奏パートとオートアカンパニメントパートに対してそれぞれ異なる音階を設定するとよい。
【0049】
なお、ユーザが既存のスケールチューニング・テンプレートをもとにして各音名毎に適宜にチューニングを行った場合、該チューニング結果の差分値を含む既存のスケールチューニング・テンプレートを新たなスケールチューニング・テンプレートとして適宜の名前を付与して記憶するようにしてもよい。こうした場合には、「音階設定画面」におけるスケール名表示部8a及びスケール種類表示部8cに前記付与した名前を音階の種類として表示するようにし、該スケールチューニング・テンプレートをユーザが音階設定ボタン61を操作して選択することができるようにしてよい。
【0050】
なお、上述した電子楽音発生装置においてレイヤー機能を設定した際に、主の音色(メインパート)と該主の音色に付随する従の音色(レイヤーパート)とを同じ音色に設定すると共に、さらにそれぞれのパートに適用する音階を異なる音階で設定してもよいし、あるいは同じ音階を設定しておき少なくとも一方の音階に対して細かなチューニングをしてもよいことは言うまでもない。こうした場合には、メインパートとレイヤーパートとの間において微少なピッチずれを簡単に起こすことができ、発生する楽音に広がりを持たせることができるようになる。また、メインパートとレイヤーパートのそれぞれに設定する音色や音階を一括して設定することができるようにしてもよい。
【0051】
なお、電子楽器は鍵盤楽器の形態に限らず、弦楽器や管楽器、あるいは打楽器等どのようなタイプの形態でもよい。また、上述の実施の形態では、音源装置、自動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内臓したものについて説明したが、これに限らず、それぞれが別々に構成され、MIDIインターフェイスや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するように構成されたものにも同様に適用できることはいうまでもない。また、パソコンとアプリケーションソフトウェアという構成であってもよく、この場合処理プログラムを磁気ディスク、光ディスクあるいは半導体メモリ等の記憶メディアから供給したり、ネットワークを介して供給するものであってもよい。
【0052】
【発明の効果】
この発明によれば、パート毎に適用する音階を選択的に設定することができると共に、設定した音階の各音名毎に細かなチューニング設定を行うことができるようにしたことから、ユーザは意図した演奏を行うためにユーザが望む演奏の設定を簡単に行うことができるようになる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る電子楽音発生装置の全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。
【図2】 スケールチューン・テンプレートの一実施例を示す概念図である。
【図3】 音階設定画面の一実施例を示す概念図である。
【図4】 電子楽器に対し各種の設定を行う場合にメインとなる処理のフローチャートの一実施例を示す図である。
【図5】 メイン処理で行われるパネル設定処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図6】 パネル設定処理で行われる音階設定処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図7】 メイン処理で行われる演奏指示の処理の一実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…CPU、1A…タイマ、2…ROM、3…RAM、4…外部記憶装置、5…インタフェース、5A…外部の演奏データ生成機器、6…パネル操作子、7…演奏操作子、8…表示器、9…音源回路、10…効果回路、11…サウンドシステム、1D…データ及びアドレスバス、6a…スケール設定スイッチ、6b…パート設定スイッチ、6c…自動演奏スイッチ、61…音階変更ボタン、62…ベースノート変更ボタン、63…スケールノート変更ボタン、64…チューン設定1ボタン、65…チューン設定2ボタン、66…パート選択ボタン、67…オン・オフ選択ボタン、8a…スケールチューン・テンプレート名表示部、8b…差分値表示部、8c…スケール種類表示部、8d…ベースノート表示部、8e…チューン表示部、8f…パートセレクト表示部、8g…マーク表示部

Claims (3)

  1. 複数の音階種類の各々に対応して、その音階の音高情報を記憶する記憶手段と、
    少なくとも1パートの演奏情報を入力する鍵盤操作子と、
    前記パートとは別のパートの演奏情報を入力する、前記鍵盤操作子とは形状が異なる演奏操作子と、
    前記各パートに対して夫々所望の音階種類を個別に選択して割り当てるパート別音階選択手段と、
    前記パート別音階選択手段により各パートに割り当てられた音階種類に対応して各パート毎の音階の音高情報を前記記憶手段から選択し、前記鍵盤操作子又は前記演奏操作子の操作に基づき入力された演奏情報に対応する楽音を、前記選択された音階の音高情報に基づく音高で夫々生成する楽音生成手段と
    を具える電子楽音発生装置。
  2. 少なくとも1パートの演奏情報を入力する鍵盤操作子、前記パートとは別のパートの演奏情報を入力する、前記鍵盤操作子とは形状が異なる演奏操作子の、前記各パートに対して夫々所望の音階種類を個別に選択して割り当てるステップと、
    前記各パートに割り当てられた音階種類に対応して各パート毎の音階の音高情報を所定の記憶手段から選択し、前記鍵盤操作子又は前記演奏操作子の操作に基づき入力された演奏情報に対応する楽音を、前記選択された音階の音高情報に基づく音高で夫々生成するステップと
    を具える電子楽音発生方法。
  3. コンピュータに、
    少なくとも1パートの演奏情報を入力する鍵盤操作子、前記パートとは別のパートの演奏情報を入力する、前記鍵盤操作子とは形状が異なる演奏操作子の、前記各パートに対して夫々所望の音階種類を個別に選択して割り当てる手順と、
    前記各パートに割り当てられた音階種類に対応して各パート毎の音階の音高情報を所定の記憶手段から選択し、前記鍵盤操作子又は前記演奏操作子の操作に基づき入力された演奏情報に対応する楽音を、前記選択された音階の音高情報に基づく音高で夫々生成する手順と
    を実行させるためのプログラム。
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