JP5655285B2 - 電子打楽器 - Google Patents

電子打楽器 Download PDF

Info

Publication number
JP5655285B2
JP5655285B2 JP2009203409A JP2009203409A JP5655285B2 JP 5655285 B2 JP5655285 B2 JP 5655285B2 JP 2009203409 A JP2009203409 A JP 2009203409A JP 2009203409 A JP2009203409 A JP 2009203409A JP 5655285 B2 JP5655285 B2 JP 5655285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
tone
pads
selection operator
scaled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009203409A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011053514A (ja
Inventor
伊藤 義久
義久 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2009203409A priority Critical patent/JP5655285B2/ja
Publication of JP2011053514A publication Critical patent/JP2011053514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5655285B2 publication Critical patent/JP5655285B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

本発明は、電子打楽器に関する。
電子楽器の1種として、パッドを打撃して演奏を行なう電子打楽器が用いられている(例えば特許文献1参照)。
電子打楽器は、通常、ドラム等のリズム音色の演奏に用いられる。しかし、例えばビブラフォン等の音程が定まった音色(スケールが付与できるスケール付き音色)での演奏を行ないたい場合もある。
スケール付き音色での演奏を行なう場合、演奏したい音色と音高を、パッドごとにいちいち設定すると手間が掛かる。
特開平9−319370号公報
本発明の一目的は、スケール付き音色での演奏を容易にした電子打楽器を提供することである。
本発明の一観点によれば、打撃される複数のパッドと、スケール付き音色を複数個含む音色群から音色を選択するスケール付き音色選択操作子と、1オクターブ当たり12音未満の音で構成されたスケールを複数個含むスケール群からスケールを選択するスケール選択操作子と、前記複数のパッドの中から、前記スケールの音高を前記複数のパッドに一斉に割り当てる際の基準となる基準パッドに基準音を設定する手段と、前記スケール付き音色選択操作子が操作されたモードでは、該スケール付き音色選択操作子で選択されたスケール付き音色を、前記複数のパッドに一斉に割り当て、前記スケール選択操作子が操作されたモードでは、前記スケール選択操作子で選択された、1オクターブ当たり12音未満の音で構成されたスケールの音高を、前記基準パッドに基づいて前記複数のパッドに一斉に割り当てる割り当て手段とを有し、前記基準パッドに割り当てられる音高は、前記スケール選択操作子で選択されるスケールに関わらず、同一であることを特徴とする電子打楽器が提供される。
所望のスケール付き音色を、複数のパッドに一斉に割り当て、所望のスケールの音高を、複数のパッドに一斉に割り当てることができるので、電子打楽器のスケール付き音色での演奏が容易になる。
図1は、本発明の実施例による電子打楽器の概略平面図である。 図2は、実施例の電子打楽器の全体システム構成を概略的に示すブロック図である。 図3は、実施例のパネルスイッチ及びディスプレイを概略的に示すブロック図である。 図4A〜図4Cは、パッドへのスケールの割り当て例である。 図5は、実施例のボイス設定処理全体の手順を示すフローチャートである。 図6は、ボイスバッファのデータ配置例である。 図7は、実施例のボイス設定モードの発音処理手順を示すフローチャートである。 図8は、実施例の基準音シフト処理手順を示すフローチャートである。
まず、図1を参照して、本発明の実施例による電子打楽器の構造について説明する。
図1は、実施例の電子打楽器の概略平面図である。実施例の電子打楽器は、2行に配置されたドラムパッドを有する。下側の行に、左側から3個のドラムパッドDP1〜DP3が配置され、上側の行に、左側から3個のドラムパッドDP4〜DP6が配置されている。
さらに、各ドラムパッドと対をなしてリムパッドが配置されている。下側の行については、各ドラムパッドDP1〜DP3の下側に近接してそれぞれリムパッドRP1〜RP3が配置されている。上側の行については、各ドラムパッドDP4〜DP6の上側に近接してそれぞれリムパッドRP4〜RP6が配置されている。
ドラムパッドとリムパッドは、例えばスネアドラム等の自然楽器の皮部とリム部に対応する。ドラムパッドは、上面が平らな矩形状で、リムパッドに比べて面積が広い。リムパッドは、上面が上に凸のカマボコ形状であり、近接するドラムパッドの辺に沿って細長い。各ドラムパッドの上面に対し、対応するリムパッドの上面が出っ張っている。
このようなパッド構造により、例えば、ドラムパッドとリムパッドとを別々に叩けば、それぞれの音色音が発音されるとともに、同時に叩くようにすれば、スネアドラムの皮部とリム部と同時に叩くオープンリムショットのような演奏感が得られる。
ドラムパッドとリムパッドを対にしたパッド構造は、例えばスネアドラム等のリズム音色の演奏で特に有用である。一方、例えばビブラフォン等のような、スケールが付与できる音色での演奏を行なう場合、たくさんの音高を発音させるために、ドラムパッドとリムパッドを独立した別のパッドとして使用することができる。
ドラムパッドとリムパッドを別々に捉えると、4行3列に配置された12個のパッドP1〜P12として機能させることができる。ここで、パッドP1〜P12の順番は、下方の行ほど若く、同行内では左方ほど若くなるように付けている。
パッドP1〜P12を含むパッド部1の下側に、音量調節やボイス設定等を行なう各種操作子を含むパネルスイッチ3と、各種情報を表示するディスプレイ4とを含む操作部OPが配置されている。なお、後述の基準音シフター操作子も、パネルスイッチ3に含めることができる。
次に、図2を参照して、実施例の電子打楽器の全体システム構成について説明する。
図2は、実施例の電子打楽器の全体システム構成を概略的に示すブロック図である。パッドセンサ2、パネルスイッチ3、表示回路5、音源6、RAM9、ROM10、ボイスレジスタ12、ボイスバッファ13、及び通信インターフェース(I/F)14が、バス8を介してCPU11に接続されている。
パッドセンサ2は、パッド部1のパッドごとに、打撃の有無及び打撃強さ(タッチ)を検出する。パネルスイッチ3は、音量調節やボイス設定等の各種操作を行なう操作子を含む。表示回路5は、ディスプレイ4に各種情報を表示させる。
音源6は、ボイスバッファ13から入力されたデータに基づき楽音信号を生成し、アンプとスピーカを含むサウンドシステム7が、楽音信号を音響に変換する。ボイスレジスタ12は、ボイス設定時に選択可能な音色等のデータを格納する。
CPU11は、実施例の電子打楽器全体を制御する。RAM9は、各種入力情報、各種フラグやバッファデータ及び演算結果等を一時的に記憶する。ROM10は、CPU11が実行する制御プログラムや各種テーブルデータ等を記憶する。通信I/F14は、外部の通信ネットワーク15に接続されている。
次に、図3を参照して、パネルスイッチ3の主要な操作子と、各種操作モードの概要について説明する。
図3は、実施例の操作部OP(パネルスイッチ3及びディスプレイ4)を概略的に示すブロック図である。パネルスイッチ3の主要な操作子を示す。パネルスイッチ3の各操作子による操作状態が、ディスプレイ4に表示される。
確定したボイスでの演奏を行なうプレイモードが、プレイモード操作子21により選択される。
所望のボイスを選択するボイス設定モードが、スケール付き音色選択操作子24、スケール選択操作子25、及びリズム音色キット選択操作子26のいずれかの操作により選択される。スケール付き音色選択操作子24、スケール選択操作子25、及びリズム音色キット選択操作子26として、例えばロータリースイッチが用いられる。
プレイモード時はプレイモード操作子21が点灯し、ボイス設定モード時はボイス設定モード表示器22が点灯して、いずれのモードであるかユーザに知らせる。プレイモード及びボイス設定モードのいずれでも、音量操作子23により、音量がコントロールされる。
ボイス設定モードについて、さらに説明する。ボイス設定モードは、スケール付き音色選択操作子24を操作して入るモード(これを、スケール付き音色選択モードと呼ぶこととする)と、スケール選択操作子25を操作して入るモード(これを、スケール選択モードと呼ぶこととする)と、リズム音色キット選択操作子26を操作して入るモード(これを、リズム音色キット選択モードと呼ぶことにする)に分けられる。
スケール付き音色選択モードでは、ビブラフォン、マリンバ等の、スケールを付与できる音色を複数個含む音色群から、所望の音色を選択する。スケール付き音色選択操作子24の操作に伴い、ビブラフォン、マリンバ等の音色名がディスプレイ4に順次表示され、ユーザは、所望の音色名が表示されるまでスケール付き音色選択操作子24を操作して、スケール付き音色を選択する。
スケール選択モードでは、スケール付き音色に対して、メジャースケール、ペンタトニックスケール等のスケールを複数個含むスケール群から、所望のスケールを選択する。 スケール選択操作子25の操作に伴い、メジャースケール、ペンタトニックスケール等のスケール名がディスプレイ4に順次表示され、ユーザは、所望のスケール名が表示されるまでスケール選択操作子25を操作して、スケールを選択する。
スケール群に用意されているスケールは、例えば、メジャースケール、ペンタトニックスケール、ホールトーンスケール、モードスケール、ディミニッシュスケール、ドミナント7thスケール、ブルーススケール等のスケールや、各種コードの構成音(例えばCメジャーコードのC、E、G)を並べたスケールや、各種民族音楽のスケール(例えば都節音階や琉球音階等)等を含む。
例えば、演奏されるコードに対して適切なスケールを選択することにより、和声的に響きの良い演奏が容易になる(和声的に避ける方が好ましい音高のパッドが少なくなるので、演奏しやすくなる)。換言すれば、複数のパッドを連続的に叩いても違和感を生じにくいので、アドリブ演奏に適している。
また例えば、適当に音高を選んでも旋律的な演奏がしやすいスケール(例えばペンタトニックスケールや、沖縄風の響きにしたい場合の琉球音階)を選択して、演奏を行なうことができる。
スケール群に用意されるスケールは、1オクターブ内の12音中から、重要度の高い音を適当に選択してできたスケール(1オクターブ当たり12音未満の音(例えば5音〜8音)で構成されるスケール)となる。
図4A〜図4Cに示すように、各スケールの音高は、例えばパッドP4を基準として設定されており、パッドP1〜P12に順に割り当てられる。図4A〜図4Cに示すスケール例は、それぞれ、メジャースケール、ペンタトニックスケール、メジャーコードの構成音を並べたスケールであり、基準音としてC3を例示する。なお、基準音をシフトする(各種スケールを移調する)ことができ、例えば半音単位で上下にシフトする機能を設けることができる。基準音のシフトについて図8を参照して後述する。
このように、スケール付き音色選択モード及びスケール選択モードでボイス設定を行なうことにより、所望のスケール付き音色及びスケールを選択することができる。
リズム音色キット選択モードでは、各パッドに異なるリズム音色(バスドラム、スネアドラム、ハイハット、ハイタム、ロータム、シンバル等)を配置したリズム音色キットを複数個含むリズム音色キット群から、所望のリズム音色キットを選択する。例えば、リズム音色キット選択操作子26の操作に伴い、ドラムキット1、ドラムキット2等のリズム音色キット名がディスプレイ4に順次表示され、ユーザは、所望のリズム音色キット名が表示されるまでリズム音色キット選択操作子26を操作して、リズム音色キットを選択する。
通常の、ドラム等のリズム音色の演奏をする場合は、リズム音色キット選択モードでのボイス設定が行なわれる。
次に、図5〜図8を参照して、実施例の電子打楽器のボイス設定処理について説明する。
図5は、ボイス設定処理全体の手順を示すフローチャートである。電源をオンしてから、ボイス設定モードに入って、ボイス(スケール付き音色及びスケール、またはリズム音色キット)を設定する状況を想定している。
まず、ステップS1で、電源がオンにされて処理がスタートする。
次に、ステップS2で、種々の初期設定が行なわれる。電源がオンにされた初期状態では、プレイモードが選択されている。
次に、ステップS3で、モードが選択される。ここでいうモードは、ボイス設定モードのうちの、スケール付き音色選択モード、スケール選択モード、あるいはリズム音色キット選択モードである。つまり、ステップS3で、スケール付き音色選択操作子、スケール選択操作子、及びリズム音色キット選択操作子のいずれかが操作されて、プレイモードから、所望のボイス設定モードに入る。
なお、例えば3桁の二進数で、各モードを区別できる。例えば最上位ビットが0でプレイモードを表し、最上位ビットが1でボイス設定モードを表すことができ、000をプレイモード、100をスケール付き音色選択モード、101をリズム音色キット選択モード、110をスケール選択モードに対応させることができる。
次に、ステップS4で、選択されたモードに応じたボイス設定状態に対応するデータを、ボイスレジスタからボイスバッファに格納する。
ボイスレジスタに、選択可能なスケール付き音色、スケール、リズム音色キット(つまり、スケール付音色群、スケール群、リズム音源キット群)を規定するデータが格納されており、ユーザが選択したスケール付き音色、スケール、リズム音色キットに対応するデータが、(ボイス設定用の)ボイスバッファに格納される。
図6に、(ボイス設定用の)ボイスバッファのデータ配置例を示す。12個のパッドP1〜P12に対応して、12個のボイスバッファVB1〜VB12が用意されている。各ボイスバッファVB1〜VB12は、それぞれ、MIDIチャンネルナンバーデータ(MIDI ch No)、ノート(音高)データ、ベロシティデータ、音色データ、及び、その他パラメータを含む。
スケール付き音色選択モードでスケール付き音色が選択されると、その音色データが、全パッドに同一音色が割り当てられるように、全ボイスバッファVB1〜VB12に一斉に設定される。このようにして、所望のスケール付き音色が、全パッドP1〜P12に一斉に割り当てられる。
スケール選択モードでスケールが選択されると、そのスケールの音高データが、各パッドに対応する音高が割り当てられるように、全ボイスバッファVB1〜VB12に一斉に設定される。このようにして、所望のスケールの音高が、全パッドP1〜P12に一斉に割り当てられる。
なお、スケール付き音色選択モードで選択されるスケール付き音色は、所定のスケールでの演奏を前提とする。スケール付き音色選択モードに入ったとき、スケールについては、直前のスケール設定状態が維持される。なお、初期のスケールとして、例えば、基準音がC3のメジャースケールが設定されている。
一方、スケール選択モードで選択されるスケールは、所定のスケール付き音色での演奏を前提とする。スケール選択モードに入ったとき、スケール付き音色については、直前のスケール付き音色設定状態が維持される。なお、初期のスケール付き音色として、例えばビブラフォンが設定されている。
リズム音色キット選択モードでリズム音色キットが選択されると、そのキットを構成する音色と音高のデータが、各パッドに対応する音色及び音高が割り当てられるように、全ボイスバッファVB1〜VB12に一斉に設定される。このようにして、所望のリズム音色キットが、全パッドP1〜P12に一斉に割り当てられる。
図5に戻って説明を続ける。なお、ボイスバッファは、上述のボイス設定用の他に、ボイス設定状態をディスプレイに表示するための表示用が設けられている。ステップS4では、さらに、ボイス設定状態を表示するのに必要なデータが、表示用ボイスバッファに格納される。
次に、ステップS5で、表示用ボイスバッファに格納されたデータに基づき、モードに応じたボイス設定状態を、ディスプレイに表示する。ユーザは、ディスプレイを見て、スケール付き音色、スケール、リズム音色キットの選択状態を確認できる。
次に、ステップS6で、設定しようとする音の確認のための、ユーザによる適当なパッドの打撃に基づいて、発音処理を行う。
図7は、ステップS6の発音処理の手順を示すフローチャートである。ステップS61のスタート処理の後、ステップS62で、いずれかのパッドが打撃されたかどうか判定する。打撃があれば、ステップS63で、そのパッドのタッチを検出する。打撃がなければ、図5のフローチャートのステップS3のモード選択前に戻る。
ステップS63でのタッチ検出の後、ステップS64で、タッチ検出されたパッドつまりベロシティが取得されたパッドに対応するボイスバッファに、ベロシティデータが格納される。ボイス設定操作で設定された音色、音高に加えて、ベロシティが取得されたことにより、発音が可能になる。
次に、ステップS65で、このボイスバッファのデータを音源に送り、発音が行なわれる。このようにして、図5のステップS6の発音処理が行われる。なお、ステップS6の発音処理でのパッド打撃は、ボイスの確定操作を兼ねることができる。
図5に戻って説明を続ける。ステップS6の後、ステップS7で、必要なその他処理を行って、ステップS3のモード選択の前に戻る。ユーザは、必要に応じて、モード選択(及びそれ以後の処理)を繰り返すことができる。ステップS7のその他処理の一例として、基準音のシフト(スケールの移調)を行なうことができる。
図8は、基準音シフト処理の手順を示すフローチャートである。ステップS71のスタート処理の後、ステップS72で、基準音シフター操作子のオンイベントの有無を判断する。基準音シフター操作子として、例えばロータリースイッチまたはロータリーエンコーダを用いることができる。
例えば、所定角度(1クリック角)右に回せば基準音音高が1半音(100セント)アップする。さらに、2クリック角右回転で2半音(200セント)アップする等、例えば11半音まで上方にシフト(+1100セントまでシフト)できる。また、左回転で、例えば11半音まで下方にシフト(−1100セントまでシフト)できる。なお、上限の+1100セントあるいは下限の−1100セントまでシフトしたら、それ以上右回転、左回転してもシフト量は変わらない。
ステップS73で、基準音シフト量を取得し、シフト量に基づいて基準音を変更し、その他パッドについてもシフト分をシフトして移調処理を完了させる。その後ステップS74にリターンし、図5のステップS3に戻る。
なお、ステップS7の処理は瞬時に行われるので、ステップS73の処理は実質的に加算方式でシフト量がアップダウンする。+、−操作子で同様の基準音シフト処理を行うこともできる。
このようにして、ボイス設定を行なうことができる。なお、ボイス設定の後、プレイモード操作子の操作で、プレイモードに抜けることができる。プレイモードでは、確定しているボイスのデータが(ベロシティデータを除き)ボイスバッファに格納されており、パッド打撃によりベロシティデータが取得されて、発音が行なわれる。
以上説明したように、本実施例の電子打楽器は、ビブラフォン等のスケール付き音色で演奏しようとする際、スケール付き音色選択操作子により、複数パッドに所望のスケール付き音色を一斉に割り当てることができ、スケール選択操作子により、複数パッドに所望のスケールの音高を一斉に割り当てることができる。これにより、パッドごとに音色と音高を設定する手間が省ける。
なお、上記実施例では、スケール付き音色とスケールとを別々の操作子で設定したが、両操作子を1つの操作子にまとめることも可能である。つまり、スケール付き音色とスケールをまとめた群から、一度に所望のスケール付き音色及びスケールを選択するようにすることも可能である。例えば、このような操作子で、都節音階の三味線から、琉球音階の三線に、一斉に切り替えることができる。
なお、上記実施例では、パッド数を12個としたが、パッド数は必要に応じて変更することができる。例えば、4個〜12個程度が適当であろう。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
DP1〜DP6 ドラムパッド
RP1〜RP6 リムパッド
P1〜P12 パッド
1 パッド部
2 パッドセンサ
3 パネルスイッチ
4 ディスプレイ
5 表示回路
6 音源
7 サウンドシステム
8 バス
9 RAM
10 ROM
11 CPU
12 ボイスレジスタ
13 ボイスバッファ
14 通信インターフェース
15 通信ネットワーク
21 プレイモード操作子
22 ボイス設定モード表示器
23 音量操作子
24 スケール付き音色選択操作子
25 スケール選択操作子
26 リズム音色キット選択操作子
VB1〜VB12 ボイスバッファ

Claims (3)

  1. 打撃される複数のパッドと、
    スケール付き音色を複数個含む音色群からスケール付き音色を選択するスケール付き音色選択操作子と、
    1オクターブ当たり12音未満の音で構成されたスケールを複数個含むスケール群からスケールを選択するスケール選択操作子と、
    前記複数のパッドの中から、前記スケールの音高を前記複数のパッドに一斉に割り当てる際の基準となる基準パッドに基準音を設定する手段と、
    前記スケール付き音色選択操作子が操作されたモードでは、該スケール付き音色選択操作子で選択されたスケール付き音色を、前記複数のパッドに一斉に割り当て、前記スケール選択操作子が操作されたモードでは、前記スケール選択操作子で選択された、1オクターブ当たり12音未満の音で構成されたスケールの音高を、前記基準パッドに基づいて前記複数のパッドに一斉に割り当てる割り当て手段と
    を有し、
    前記基準パッドに割り当てられる音高は、前記スケール選択操作子で選択されるスケールに関わらず、同一であることを特徴とする電子打楽器。
  2. さらに、
    前記複数のパッドに複数種類のリズム音色が対応付けられたリズム音色キットを複数個含むリズム音色キット群からリズム音色キットを選択するリズム音色キット選択操作子を有し、
    前記割り当て手段は、前記リズム音色キット選択操作子が操作されたモードでは、リズム音色キット選択操作子で選択されたリズム音色キットを、前記複数のパッドに割り当てる請求項1に記載の電子打楽器。
  3. 前記音色群と前記スケール群が、スケール付き音色及び1オクターブ当たり12音未満の音で構成されたスケールの組合せを複数個含む、音色及びスケール群にまとめられており、
    前記スケール付き音色選択操作子及び前記スケール選択操作子が、前記音色及びスケール群から音色及びスケールの組合せを選択するスケール付き音色及びスケール選択操作子にまとめられており、
    前記割り当て手段は、前記スケール付き音色及びスケール選択操作子が操作されたモードで、当該操作子で選択された音色、及び当該操作子で選択されたスケールの音高を、前記複数のパッドに一斉に割り当てる請求項1または2に記載の電子打楽器。
JP2009203409A 2009-09-03 2009-09-03 電子打楽器 Expired - Fee Related JP5655285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009203409A JP5655285B2 (ja) 2009-09-03 2009-09-03 電子打楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009203409A JP5655285B2 (ja) 2009-09-03 2009-09-03 電子打楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011053514A JP2011053514A (ja) 2011-03-17
JP5655285B2 true JP5655285B2 (ja) 2015-01-21

Family

ID=43942558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009203409A Expired - Fee Related JP5655285B2 (ja) 2009-09-03 2009-09-03 電子打楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5655285B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2692677B2 (ja) * 1996-11-14 1997-12-17 ヤマハ株式会社 電子打楽器
JP3719219B2 (ja) * 2002-02-08 2005-11-24 ヤマハ株式会社 電子楽音発生装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011053514A (ja) 2011-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4752425B2 (ja) 合奏システム
US8324493B2 (en) Electronic musical instrument and recording medium
JP5574474B2 (ja) アドリブ演奏機能を有する電子楽器およびアドリブ演奏機能用プログラム
EP2405421B1 (en) Editing of drum tone color in drum kit
US20080173163A1 (en) Musical instrument input device
JP5347854B2 (ja) 演奏教習装置および演奏教習プログラム
JP5655285B2 (ja) 電子打楽器
JP2003288077A (ja) 曲データ出力装置及びプログラム
JP4670686B2 (ja) コード表示装置及びプログラム
JP4259532B2 (ja) 演奏制御装置、およびプログラム
JP4556852B2 (ja) 電子楽器および電子楽器に適用されるコンピュータプログラム
JP2007163710A (ja) 演奏支援装置及びプログラム
JP4318194B2 (ja) 電子楽器の自動伴奏装置及び自動伴奏方法
JP3661963B2 (ja) 電子楽器
JP4244504B2 (ja) 演奏制御装置
JP3933070B2 (ja) アルペジオ生成装置及びプログラム
JP7452501B2 (ja) 自動演奏装置、電子楽器、演奏システム、自動演奏方法、及びプログラム
JP4175364B2 (ja) アルペジオ発音装置およびアルペジオ発音を制御するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体
JP4548365B2 (ja) 楽譜表示装置及びプログラム
JP2005017676A (ja) 自動演奏装置及びプログラム
JP4093000B2 (ja) 楽譜表示データを記憶した記憶媒体、その楽譜表示データを用いた楽譜表示装置及びプログラム
JP2000172253A (ja) 電子楽器
JP3896986B2 (ja) 電子楽器
JPH08278781A (ja) 音源モジュール
JP2000029466A (ja) 電子鍵盤楽器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140929

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141028

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141110

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees