JP3601329B2 - エンジンルーム内部品配設構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、エンジンルーム内部品配設構造で、特に直噴エンジンの高圧燃料ポンプ等、エンジンルーム内部品をスペース効率よく配設することが出来るエンジンルーム内部品配設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両1では、図7及び図8に示すように、車両後部の燃料タンク2内の燃料は、この燃料タンク2近傍に配設された低圧ヒューエルポンプ3により、燃料配管4を経由して、車両前方のエンジンルーム5内へ向けて圧送される。
【0003】
エンジンルーム5内では、横置きマウントされたエンジン本体6の側面部6aの上方位置には、高圧レギュレータアッセンブリ7が装着されている。この高圧レギュレータアッセンブリ7内には、エンジン本体6のカムシャフトの回転により駆動する高圧ポンプ7aが設けられている。
【0004】
そして、この高圧ポンプ7aによって昇圧された燃料は、デリバリーパイプ9を介して、燃料室内に直接、インジェクタ10,10から噴霧される。
【0005】
次に、エンジンルーム5内の吸気系配管及び吸気系配管周囲の部品配設構造について図8を用いて説明する。
【0006】
この従来のエンジンルーム内部品配設構造では、前記エンジン本体6の上部後縁に、複数のインテークマニホールド8…を束ねた集束部21が設けられている。この集束部21からは、車幅方向に向けて略直交方向である車幅方向に横出しされて導入管部21aが、一体に設けられている。
【0007】
この導入管部21aの端部21bには電子スロットル装置11が設けられている。
【0008】
この電子スロットル装置11は、略90度車両前方に向けて折曲されて、前記エンジン本体6の側面部6a上方に突設して設けられる前記高圧レギュレータアッセンブリ7を回避する蛇腹管12を介して、エアクリーナ装置13と接続されている。
【0009】
このエアクリーナ装置13は、前記エンジン本体6の側面部6aに隣接して設置されると共に、内部にフィルタ装置13aが設けられている。
【0010】
この蛇腹管12内には、エアフローメータ12aが設けられている。
【0011】
また、前記エンジンルーム5の前壁部5aには、エアインテーク開口部14aを有するエアインレット14が設けられていて、前記エアクリーナ装置13と接続されている。この前壁部5aからは、バッテリ台15が延設されていて、このバッテリ台15には、バッテリ17が、取付金具16によって取り付けられている。
【0012】
また、このエンジンルーム5の両側壁5b近傍には、一対のサイドメンバ部材18,18が車両前,後方向に沿って延設されている。このうち、一方のサイドメンバ部材18の上部には、リレーボックス19が配置されている。
【0013】
更に、前記エンジンルーム5の後壁部を構成するダッシュパネル5c近傍には、ABS制御装置20a及びキャニスタ装置20bが設けられている。
【0014】
次に、この従来のエンジンルーム内部品配設構造のうち、主に空気導入経路に沿って作用を説明する。
【0015】
前記エンジンルーム5前壁部5aに設けられたエアインテーク開口部14aからエアインレット14内に取り入れられた空気は、このエアクリーナ装置13内に設けられたエアフィルタ13aを通過して清浄されると共に、前記蛇腹管12を介して、略90度曲げられて、前記電子スロットル装置11に取り入れられる。
【0016】
前記電子スロットル装置11では、適宜空気の流量が調整されて、前記導入管部21aから集束部21内に導入された空気を流入させる。集束部21内に導入された空気は、エンジン本体6の燃料室内へ送られて、前記噴霧された燃料を混合気として燃料させる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のエンジンルーム内部品配設構造では、前記導入管部21aの端部に設けられた電子スロットル装置11と前記エアクリーナ装置13とを、前記蛇腹管12を略90度折曲することより接続させているので、前記エアクリーナ装置13から送られる空気は、前記蛇腹管12内で、略90度、直交するように曲げられて前記電子スロットル装置11に到達する。
【0018】
このため、前記電子スロットル装置11に吸い込まれる直前の通気抵抗が大きくなってしまうといった問題があった。
【0019】
また、前記エアクリーナ装置13から一旦横出しされた前記蛇腹管12を回避して、前記ABS制御装置20a及びキャニスタ装置20b等、エンジンルーム5内の機器の設置スペースを前記ダッシュパネル5c前部に確保することが困難であった。
【0020】
また、前記導入管部21aは、集束部21に一体に設けられているので、エンジン本体6上面部に設けられるイグニッションコイルを調整する際に、前記集束部21と共に、前記電子スロットル装置11を取り外さなければならず、再び、集束部21を元の位置に戻す際、前記電子スロットル装置11を端部21bに装着し直さなければならない。このため、作業性が良好であるとは言い難かった。
【0021】
更に、前記高圧レギュレータアッセンブリ7は、前記エンジン本体6の側面部6aの上方位置に装着されているので、前記燃料配管4の一部4aを、前記電子スロットル装置11及び蛇腹管12の前方を通過させて、前記ダッシュパネル5cに向けて降下させる形状とする構成が多く採用される。しかしながら、このような構成では、燃料配管4の長さが長くなることにより、エンジン本体6の揺動によるエンジンルーム内に固定される蛇腹管2や電子スロットル装置11等、他の部品との干渉を防止する為のクリアランス量を大きく設定しなければならない。
【0022】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、電子スロットル装置に吸い込まれる直前の通気抵抗を減少させると共に、ダッシュパネル前部に機器設置スペースを確保して、しかも、メンテナンス作業性が良好なエンジンルーム内部品配設構造を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、エンジンルーム内に横置きマウントされるエンジン本体を設けて、該エンジン本体上部からインテークマニホールドを導出し、前記インテークマニホールドには、吸気量の調整を行う電子スロットル装置を装着して、該電子スロットル装置よりも車両上面視前方位置に、該エンジン本体に固着される高圧燃料ポンプを設けるエンジンルーム内部品配設構造において、前記電子スロットル装置にエアを直入させるエアクリーナ装置をサイドメンバ部材上から延設すると共に、前記電子スロットル装置は、該エアクリーナ装置に向かって、前記エンジンルーム内に形成されるストラットタワーハウジングの車両上面視前方位置に、該ストラットタワーハウジングの車両上面視前面部の湾曲形状に沿わせて、傾斜して配設し、前記インテークマニホールドには、エンジンの各気筒から延びる分岐管を束ねた集束部を設けて、該集束部の車両後方側面からは、前記エアクリーナ装置へ向けて所定角度傾斜させて、前記電子スロットル装置を装着する連通管を設けると共に、該連通管には、前記集束部及び、前記電子スロットル装置の間に介在して、該集束部の車両後方側壁部に着脱可能に設けられる横出し連通管部と、該横出し連通管に接続されて、エアクリーナ装置へ向けて所定角度傾斜させて、端面に前記電子スロットル装置を装着する電子スロットル装置装着面を形成する傾斜連通管部とに分割して形成し、該電子スロットル装置に、前記エアクリーナ装置を、エアが直入するように連結するエンジンルーム内部品配設構造を特徴としている。
【0024】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記エンジン本体に固着される高圧燃料ポンプを前記電子スロットル装置よりも車両上面視前方位置設けて、前記サイドメンバ部材上から延設される前記エアクリーナ装置と電子スロットル装置とを略直線上に接続出来る。このため、該エアクリーナ装置からのエアが前記電子スロットル装置に直入されるので、該電子スロットル装置に吸い込まれる直前の通気抵抗を減少させることが出来る。
【0025】
また、前記電子スロットル装置を前記連通管の端面に形成された電子スロットル装置装着面に装着することにより、該電子スロットル装置を前記サイドメンバ部材上から延設されるエアクリーナ装置方向に向けて所定角度傾斜させて配設することが出来る。
【0027】
そして、前記連通管の横出し連通管部を傾斜管連通部から切り離して、更に、前記集束部からも取り外せば、該エンジン本体上面部に設けられるイグニッションコイル等の部品を交換することが出来る。このため、前記電子スロットル装置を車体側に取り付けたまま整備作業を行うことが出来、整備性が良好である。
【0029】
そして、前記エアクリーナ装置が、エンジンルーム内に形成されるストラットタワーハウジングの車両上面視前方位置に、前記電子スロットル装置と連結されて設けられると共に、前記ストラットタワーハウジングの車両上面視前面部の湾曲形状に沿わせて、車両後方へ傾けて固定されている。
【0030】
このため、エアクリーナ装置の容量を大きく確保することが出来ると共に、前記電子スロットル装置にエアを直入させる為の配管が、前記ストラットタワーハウジングの車両上面視前面部の湾曲形状に沿わせて傾斜配置できる。
【0031】
更に、請求項2に記載されたものでは、前記高圧燃料ポンプから延出される燃料配管を前記電子スロットル装置下方位置で固定する配管固定ブラケットを有する請求項1乃至4のうち何れか一項記載のエンジンルーム内部品配設構造を特徴としている。
【0032】
このように構成された請求項2記載のものでは、前記電子スロットル装置下方位置で、前記高圧燃料ポンプから延出される燃料配管が固定されるので、エンジンルーム内を最短距離で通すことが出来る。
【0033】
また、該燃料配管の車体側取付点と、前記エンジン本体側取付点との間に該電子スロットル装置に取り付けられる点が存在するので、エンジン本体の揺動によるエンジンルーム内に固定される他の部品との干渉を防止するためのクリアランス量の設定を小さく出来、この点においても、良好なスペース効率のエンジンルーム内部品配設構造を得ることが出来る。
【0034】
特に、電子スロットル装置の傾斜配置により高圧燃料ポンプと電子スロットル装置、吸気系配管との間のクリアランスが小さくなるがこれらの干渉等の問題を未然に防止できる。
【0035】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の具体的な実施の形態1について、図示例と共に説明する。
【0036】
図1乃至図6は、この発明の実施の形態1を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
【0037】
まず、構成を説明すると、この実施の形態1のものでは、車両22後部の燃料タンク内の燃料は、この燃料タンク近傍に配設された低圧ヒューエルポンプによって、送り側燃料配管4aを経由して、車両前方のエンジンルーム23内へ向けて圧送される。
【0038】
エンジンルーム23内では、横置きマウントされたエンジン本体6の側面部6aに、高圧燃料ポンプ24が装着されている。この高圧燃料ポンプ24は、エンジン本体6のカムシャフトの回転により駆動して、昇圧された燃料を、デリバリーパイプを介して、燃料室内に直接、インジェクタから噴霧する。また、余剰燃料を戻り側燃料配管4bを介して、前記車両22後部の燃料タンク方向へ圧送するように構成されている。
【0039】
次に、このエンジンルーム23内の吸気系配管及び吸気系配管周囲の部品配設構造について説明する。
【0040】
前記エンジン本体6の上部後縁には、エンジンの各気筒から延びる複数の分岐管としてのインテークマニホールド8…を束ねた集束部21が設けられている。この集束部21からは、車幅方向に向けて略直交方向である車幅方向に横出しされ、しかも、車両前方方向へ向けて所定角度傾斜させて、前記電子スロットル装置11を装着する連通管26が、一体に設けられている。
【0041】
この連通管26は、主に横出し連通管部27と、傾斜連通管部28とに2分割されて形成されている。
【0042】
すなわち、この連通管26には、前記集束部21と、前記電子スロットル装置11との間に介在して、この集束部21の車両後方側壁部21cに、一端のフランジ部27aを着脱可能に設ける横出し連通管部27が設けられている。この車両後方側壁部21cと前記一端のフランジ部27aとの間には、図5に示すようにガスケット29が介在されて、複数のボルト部材30…によって締結されている。
【0043】
また、この連通管26には、この横出し連通管部27の他端のフランジ部27bに、一端のフランジ部28aが接続される傾斜連通管部28が設けられている。この他端のフランジ部27bと一端のフランジ部28aとの間には、図5に示すようにガスケット31が介在されて、複数のボルト部材32…によって締結されている。
【0044】
この傾斜連通管部28の他端には、電子スロットル装置装着面28bがフランジ状に形成されている。この電子スロットル装置装着面28bには、車両前方方向へ向けて所定角度α傾斜された状態の前記電子スロットル装置11が、ガスケット33を介して、複数のボルト部材34…によって締結されて装着されている。
【0045】
また、図3に示すように、この電子スロットル装置11よりも車両上面視前方位置で、しかも、図4に示すように、この電子スロットル装置11の下方位置に、前記エンジン本体6に固着される高圧燃料ポンプ24が設けられている。
【0046】
そして、電子スロットル装置11にエアを直入させるように、直線状に接続する吸気系配管としての蛇腹管35を介して、エアクリーナ装置36が、前記サイドメンバ部材18上から車両中央方向へ向けて所定長さ延設されるケース36aを有している。このエアクリーナ装置36のケース36aは、エンジンルーム23内の一側壁部23bに形成されるストラットタワーハウジング37の上面視車両前方位置に設けられると共に、前記ストラットタワーハウジング37の車両上面視前面部37aの湾曲形状に沿わせて、車両後方へ傾けて延設されて固定されている。
【0047】
このケース36a内には、エアフィルタ36bが略車幅方向に沿って延設されていると共に、前記蛇腹管35との接続部近傍にエアフローメータ12aが設けられている。
【0048】
また、前記エンジンルーム23の前壁部23aには、エアインテーク開口部14aを有するエアインレット14が設けられている。このエアインレット14は、前記エアクリーナ36のケース36a前面部に形成された開口と接続されている。
【0049】
更に、前記サイドメンバ部材18の上面部には、バッテリ台15が設けられていて、このバッテリ台15には、バッテリ17が、取付金具16によって取り付けられている。
【0050】
また、この実施の形態1では、エンジンルーム23の両側壁23b,23b近傍には、前記一対のサイドメンバ部材18,18が車両前,後方向に沿って延設されていて、このうち、前記エアクリーナ装置36が設けられたサイドメンバ部材18に対して、反対側の側壁部23bとサイドメンバ部材18との間には、リレーボックス19が配設されている。
【0051】
また、図2乃至4及び図6に示すように前記送り側及び戻り側燃料配管4a,4bが、エンジンルーム23内に敷設された長さの略中間位置で、前記電子スロットル装置11の下面側部11aに固定される中間ブラケット38を介して、この電子スロットル装置11の下方で固定されている。
【0052】
この中間ブラケット38は、断面略コ字状に形成されていて、前記送り側燃料配管4aに嵌着されるホースクリップ部材39及び戻り側燃料配管4bに嵌着されるホースクリップ部材40を各々係止する係止孔が形成された水平クリップ装着面部38aと、ボルト部材41によって、前記下面側部11aに固着される垂直装着面部38bとによって主に構成され、上面視略くの字状を呈している。
【0053】
また、この送り側燃料配管4aの他端部は、コネクタジョイント部材43に接続されている。このコネクタジョイント部材43には、前記エンジンルーム23の後壁部を構成するダッシュパネル5cにボルト部材42,42によって固定されるL字状固定片部43aが一体に設けられている。
【0054】
更に、このコネクタジョイント部材43のエンジンルーム23側には、前記戻り側燃料配管4bをクリップ部材44によって挟持して固定する戻り配管固定片43bが下方に向けて垂下するように一体に延設されている。
【0055】
また、前記エンジンルーム23の後壁部を構成するダッシュパネル5c近傍には、ABS制御装置20a及びキャニスタ装置20bが設けられている。
【0056】
次に、この実施の形態1のエンジンルーム内部品配設構造の作用について説明する。
【0057】
この実施の形態1では、前記エンジン本体6に固着される高圧燃料ポンプ6を前記電子スロットル装置11よりも、図2に示すように車両上面視前方位置に設けて、図1に示すように、前記サイドメンバ部材18上から延設される前記エアクリーナ装置36と電子スロットル装置11とを略直線上に接続出来る。
【0058】
このため、前記エアインレット14のエアインテーク開口部14aを介して導入されたエアは、このエアクリーナ装置36のエアフィルタ36bで浄化されて、前記電子スロットル装置11に、直線状の蛇腹管35を介して直入されるので、この電子スロットル装置11に吸い込まれる直前の通気抵抗を減少させることが出来る。
【0059】
また、サイドメンバ部材18上から、車幅方向に、しかも、この実施の形態1では、車両後方に傾けられて、エアクリーナ装置13が延設されることにより、このエアクリーナ装置13の前記エアフィルタ13a等の容量が大きく設定出来る。
【0060】
また、前記電子スロットル装置11を前記傾斜連通管部28の端面に形成された電子スロットル装置装着面28bに装着することにより、この電子スロットル装置11を前記サイドメンバ部材18上から延設されるエアクリーナ装置13方向に向けて所定角度車両前方に傾斜させて配設することが出来る。
【0061】
そして、前記連通管26の横出し連通管部27を傾斜連通管部28から切り離して、前記集束部22からも取り外せば、エンジン本体6上面部に設けられるイグニッションコイル等の部品を整備することが出来る。
【0062】
このため、前記電子スロットル装置11を車体側に取り付けたまま整備作業を行うことが出来、整備性が良好である。
【0063】
また、前記エアクリーナ装置36が、エンジンルーム5内に形成されるストラットタワーハウジング37の車両上面視前方位置に、前記電子スロットル装置11と連結されて設けられると共に、前記ストラットタワーハウジング37の車両上面視前面部37aの湾曲形状に沿わせて、車両後方へ傾けて固定されている。
【0064】
このため、エアクリーナ装置13の容量を更に、大きく確保することが出来ると共に、前記電子スロットル装置11にエアを直入させる為の蛇腹管12が、前記ストラットタワーハウジング37の車両上面視前面部37aの湾曲形状に沿わせて傾斜配置できる。
【0065】
また、蛇腹管35の後方で、前記ダッシュパネル5c前部に前記ABS制御装置20a及びキャニスタ装置20b等、エンジンルーム23内の機器の設置スペースを充分に確保できる。
【0066】
更に、図2乃至4及び図6に示すように、前記電子スロットル装置11下方位置で、前記中間ブラケット38及び各ホースクリップ部材39,40によって、前記送り側燃料配管4a及び戻り側燃料配管4bが各々固定されるので、エンジンルーム5内を最短距離で通すことが出来る。
【0067】
また、前記高圧燃料ポンプ24から延出される送り側燃料配管4a及び戻り側燃料配管4bの略中央位置が固定されているので、これらの送り側燃料配管4a及び戻り側燃料配管4bの車体側取付点であるコネクタジョイント部43と、前記エンジン本体側取付点である高圧燃料ポンプ24との間に、この電子スロットル装置11に取り付けられる点が存在する。
【0068】
このため、前記送り側燃料配管4a及び戻り側燃料配管4bが、前記エンジン本体6の揺動により図6中二点鎖線で示す様にブレる量が少なくて済み、エンジンルーム23内に固定される他の部品との干渉を防止するためのクリアランス量の設定を小さく出来、この点においても、良好なスペース効率のエンジンルーム内部品配設構造を得ることが出来る。
【0069】
特に、電子スロットル装置11と高圧燃料ポンプ24とは、共に、エンジンと共に揺動するため、高圧燃料ポンプ24と電子スロットル装置11と蛇腹管35との距離の変化は小さく、従って両者間の距離が電子スロットル装置11を傾斜させたことにより小さくなっても、燃料配管4a,4bが、前記蛇腹管35と高圧燃料ポンプ24との間で干渉する虞がない。
【0070】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、前記エンジン本体に固着される高圧燃料ポンプを前記電子スロットル装置よりも車両上面視前方位置設けて、前記サイドメンバ部材上から延設される前記エアクリーナ装置と電子スロットル装置とを略直線上に接続出来る。このため、該エアクリーナ装置からのエアが前記電子スロットル装置に直入されるので、該電子スロットル装置に吸い込まれる直前の通気抵抗を減少させることが出来る。
【0071】
また、前記電子スロットル装置を前記連通管の端面に形成された電子スロットル装置装着面に装着することにより、該電子スロットル装置を前記サイドメンバ部材上から延設されるエアクリーナ装置方向に向けて所定角度傾斜させて配設することが出来る。
【0072】
そして、前記連通管の横出し連通管部を傾斜管連通部から切り離して、更に、前記集束部からも取り外せば、該エンジン本体上面部に設けられるイグニッションコイル等の部品を交換することが出来る。このため、前記電子スロットル装置を車体側に取り付けたまま整備作業を行うことが出来、整備性が良好である。
【0073】
また、前記エアクリーナ装置が、エンジンルーム内に形成されるストラットタワーハウジングの車両上面視前方位置に、前記電子スロットル装置と連結されて設けられると共に、前記ストラットタワーハウジングの車両上面視前面部の湾曲形状に沿わせて、車両後方へ傾けて固定されている。
【0074】
このため、エアクリーナ装置の容量を大きく確保することが出来ると共に、前記電子スロットル装置にエアを直入させる為の配管が、前記ストラットタワーハウジングの車両上面視前面部の湾曲形状に沿わせて傾斜配置できる。
【0075】
更に、請求項2に記載されたものでは、前記電子スロットル装置下方位置で、前記高圧燃料ポンプから延出される燃料配管が固定されるので、エンジンルーム内を最短距離で通すことが出来る。
【0076】
また、該燃料配管の車体側取付点と、前記エンジン本体側取付点との間に該電子スロットル装置に取り付けられる点が存在するので、エンジン本体の揺動によるエンジンルーム内に固定される他の部品との干渉を防止するためのクリアランス量の設定を小さく出来、この点においても、良好なスペース効率のエンジンルーム内部品配設構造を得ることが出来る。
【0077】
特に、電子スロットル装置の傾斜配置により高圧燃料ポンプと電子スロットル装置、吸気系配管との間のクリアランスが小さくなるがこれらの干渉等の問題を未然に防止できる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のエンジンルーム内部品配設構造で、全体の構成を説明する平面図である。
【図2】実施の形態1のエンジンルーム内部品配設構造で、エンジン本体を側面から見た構成を説明する側面図である。
【図3】実施の形態1のエンジンルーム内部品配設構造で、要部の拡大平面図である。
【図4】実施の形態1のエンジンルーム内部品配設構造で、エンジン本体の要部の拡大側面図である。
【図5】実施の形態1のエンジンルーム内部品配設構造で、連通管の構成を説明する分解斜視図である。
【図6】実施の形態1のエンジンルーム内部品配設構造で、燃料配管の構成及び固定の様子を説明する斜視図である。
【図7】車両の燃料配管を説明する斜視透過図である。
【図8】従来例のエンジンルーム内部品配設構造で、全体の構成を説明する平面図である。
【符号の説明】
燃料配管
4a 送り側燃料配管
4b 戻り側燃料配管
6 エンジン本体
6a 側面部
8 インテークマニホールド
9 集束部
11 電子スロットル装置
18,18 サイドメンバ部材
22 車両
23 エンジンルーム
24 高圧燃料ポンプ
26 連通管
27 横出し連通管部
28 傾斜連通管部
28b 電子スロットル装置装着面
36 エアクリーナ装置
37 ストラットタワーハウジング
37a 前面部
Claims (2)
- エンジンルーム内に横置きマウントされるエンジン本体を設けて、該エンジン本体上部からインテークマニホールドを導出し、前記インテークマニホールドには、吸気量の調整を行う電子スロットル装置を装着して、該電子スロットル装置よりも車両上面視前方位置に、該エンジン本体に固着される高圧燃料ポンプを設けるエンジンルーム内部品配設構造において、
前記電子スロットル装置にエアを直入させるエアクリーナ装置をサイドメンバ部材上から延設すると共に、前記電子スロットル装置は、該エアクリーナ装置に向かって、前記エンジンルーム内に形成されるストラットタワーハウジングの車両上面視前方位置に、該ストラットタワーハウジングの車両上面視前面部の湾曲形状に沿わせて、傾斜して配設し、
前記インテークマニホールドには、エンジンの各気筒から延びる分岐管を束ねた集束部を設けて、該集束部の車両後方側面からは、前記エアクリーナ装置へ向けて所定角度傾斜させて、前記電子スロットル装置を装着する連通管を設けると共に、該連通管には、前記集束部及び、前記電子スロットル装置の間に介在して、該集束部の車両後方側壁部に着脱可能に設けられる横出し連通管部と、該横出し連通管に接続されて、エアクリーナ装置へ向けて所定角度傾斜させて、端面に前記電子スロットル装置を装着する電子スロットル装置装着面を形成する傾斜連通管部とに分割して形成し、該電子スロットル装置に、前記エアクリーナ装置を、エアが直入するように連結することを特徴とするエンジンルーム内部品配設構造。 - 前記高圧燃料ポンプから延出される燃料配管を前記電子スロットル装置下方位置で固定する配管固定ブラケットを有することを特徴とする請求項1記載のエンジンルーム内部品配設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36272698A JP3601329B2 (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | エンジンルーム内部品配設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36272698A JP3601329B2 (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | エンジンルーム内部品配設構造 |
Publications (2)
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