JP2000177407A - エンジンルーム内部品配設構造 - Google Patents

エンジンルーム内部品配設構造

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JP2000177407A
JP2000177407A JP10362726A JP36272698A JP2000177407A JP 2000177407 A JP2000177407 A JP 2000177407A JP 10362726 A JP10362726 A JP 10362726A JP 36272698 A JP36272698 A JP 36272698A JP 2000177407 A JP2000177407 A JP 2000177407A
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throttle device
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七己 至田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子スロットル装置に吸い込まれる直前の通気
抵抗を減少させると共に、ダッシュパネル前部に機器設
置スペースを確保して、しかも、メンテナンス作業性が
良好なエンジンルーム内部品配設構造を提供する。 【解決手段】エンジンルーム23内に横置きマウントさ
れるエンジン本体6を設けて、エンジン本体6上部から
インテークマニホールド8…を導出するエンジンルーム
内部品配設構造である。インテークマニホールド8に
は、吸気量の調整を行う電子スロットル装置11を装着
して、電子スロットル装置11よりも車両上面視前方位
置で、電子スロットル装置11下方位置に、エンジン本
体6に固着される高圧燃料ポンプ24が設けられてい
る。そして、電子スロットル装置11にエアを直入させ
るエアクリーナ装置13をサイドメンバ部材18上から
エンジンルーム内側へ延設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンルーム
内部品配設構造で、特に直噴エンジンの高圧燃料ポンプ
等、エンジンルーム内部品をスペース効率よく配設する
ことが出来るエンジンルーム内部品配設構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両1では、図7及び図8に示す
ように、車両後部の燃料タンク2内の燃料は、この燃料
タンク2近傍に配設された低圧ヒューエルポンプ3によ
り、燃料配管4を経由して、車両前方のエンジンルーム
5内へ向けて圧送される。
【0003】エンジンルーム5内では、横置きマウント
されたエンジン本体6の側面部6aの上方位置には、高
圧レギュレータアッセンブリ7が装着されている。この
高圧レギュレータアッセンブリ7内には、エンジン本体
6のカムシャフトの回転により駆動する高圧ポンプ7a
が設けられている。
【0004】そして、この高圧ポンプ7aによって昇圧
された燃料は、デリバリーパイプ9を介して、燃料室内
に直接、インジェクタ10,10から噴霧される。
【0005】次に、エンジンルーム5内の吸気系配管及
び吸気系配管周囲の部品配設構造について図8を用いて
説明する。
【0006】この従来のエンジンルーム内部品配設構造
では、前記エンジン本体6の上部後縁に、複数のインテ
ークマニホールド8…を束ねた集束部21が設けられて
いる。この集束部21からは、車幅方向に向けて略直交
方向である車幅方向に横出しされて導入管部21aが、
一体に設けられている。
【0007】この導入管部21aの端部21bには電子
スロットル装置11が設けられている。
【0008】この電子スロットル装置11は、略90度
車両前方に向けて折曲されて、前記エンジン本体6の側
面部6a上方に突設して設けられる前記高圧レギュレー
タアッセンブリ7を回避する蛇腹管12を介して、エア
クリーナ装置13と接続されている。
【0009】このエアクリーナ装置13は、前記エンジ
ン本体6の側面部6aに隣接して設置されると共に、内
部にフィルタ装置13aが設けられている。
【0010】この蛇腹管12内には、エアフローメータ
12aが設けられている。
【0011】また、前記エンジンルーム5の前壁部5a
には、エアインテーク開口部14aを有するエアインレ
ット14が設けられていて、前記エアクリーナ装置13
と接続されている。この前壁部5aからは、バッテリ台
15が延設されていて、このバッテリ台15には、バッ
テリ17が、取付金具16によって取り付けられてい
る。
【0012】また、このエンジンルーム5の両側壁5b
近傍には、一対のサイドメンバ部材18,18が車両
前,後方向に沿って延設されている。このうち、一方の
サイドメンバ部材18の上部には、リレーボックス19
が配置されている。
【0013】更に、前記エンジンルーム5の後壁部を構
成するダシュパネル5c近傍には、ABS制御装置20
a及びキャニスタ装置20bが設けられている。
【0014】次に、この従来のエンジンルーム内部品配
設構造のうち、主に空気導入経路に沿って作用を説明す
る。
【0015】前記エンジンルーム5前壁部5aに設けら
れたエアインテーク開口部14aからエアインレット1
4内に取り入れられた空気は、このエアクリーナ装置1
3内に設けられたエアフィルタ13aを通過して清浄さ
れると共に、前記蛇腹管12を介して、略90度曲げら
れて、前記電子スロットル装置11に取り入れられる。
【0016】前記電子スロットル装置11では、適宜空
気の流量が調整されて、前記導入管部21aから集束部
21内に導入された空気を流入させる。集束部21内に
導入された空気は、エンジン本体6の燃料室内へ送られ
て、前記噴霧された燃料を混合気として燃料させる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエンジンルーム内部品配設構造では、前記導
入管部21aの端部に設けられた電子スロットル装置1
1と前記エアクリーナ装置13とを、前記蛇腹管12を
略90度折曲することより接続させているので、前記エ
アクリーナ装置13から送られる空気は、前記蛇腹管1
2内で、略90度、直交するように曲げられて前記電子
スロットル装置11に到達する。
【0018】このため、前記電子スロットル装置11に
吸い込まれる直前の通気抵抗が大きくなってしまうとい
った問題があった。
【0019】また、前記エアクリーナ装置13から一旦
横出しされた前記蛇腹管12を回避して、前記ABS制
御装置20a及びキャニスタ装置20b等、エンジンル
ーム5内の機器の設置スペースを前記ダッシュパネル5
c前部に確保することが困難であった。
【0020】また、前記導入管部21aは、集束部21
に一体に設けられているので、エンジン本体6上面部に
設けられるイグニッションコイルを調整する際に、前記
集束部21と共に、前記電子スロットル装置11を取り
外さなければならず、再び、集束部21を元の位置に戻
す際、前記電子スロットル装置11を端部21bに装着
し直さなければならない。このため、作業性が良好であ
るとは言い難かった。
【0021】更に、前記高圧レギュレータアッセンブリ
7は、前記エンジン本体6の側面部6aの上方位置に装
着されているので、前記燃料配管4の一部4aを、前記
電子スロットル装置11及び蛇腹管12の前方を通過さ
せて、前記ダッシュパネル5cに向けて降下させる形状
とする構成が多く採用される。しかしながら、このよう
な構成では、燃料配管4の長さが長くなることにより、
エンジン本体6の揺動によるエンジンルーム内に固定さ
れる蛇腹管2や電子スロットル装置11等、他の部品と
の干渉を防止する為のクリアランス量を大きく設定しな
ければならない。
【0022】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、電子スロットル装置に吸い込まれる直前の通気
抵抗を減少させると共に、ダッシュパネル前部に機器設
置スペースを確保して、しかも、メンテナンス作業性が
良好なエンジンルーム内部品配設構造を提供することに
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、エンジンルーム内
に横置きマウントされるエンジン本体を設けて、該エン
ジン本体上部からインテークマニホールドを導出し、前
記インテークマニホールドには、吸気量の調整を行う電
子スロットル装置を装着して、該電子スロットル装置よ
りも車両上面視前方位置に、該エンジン本体に固着され
る高圧燃料ポンプを設けるエンジンルーム内部品配設構
造において、該電子スロットル装置にエアを直入させる
エアクリーナ装置をサイドメンバ部材上から延設すると
共に、前記電子スロットル装置は、エアクリーナ装置に
向かって傾斜して配設するエンジンルーム内部品配設構
造を特徴としている。
【0024】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記エンジン本体に固着される高圧燃料ポンプを
前記電子スロットル装置よりも車両上面視前方位置設け
て、前記サイドメンバ部材上から延設される前記エアク
リーナ装置と電子スロットル装置とを略直線上に接続出
来る。このため、該エアクリーナ装置からのエアが前記
電子スロットル装置に直入されるので、該電子スロット
ル装置に吸い込まれる直前の通気抵抗を減少させること
が出来る。 また、請求項2に記載されたものでは、前
記インテークマニホールドには、エンジンの各気筒から
延びる分岐管を束ねた集束部を設けて、該集束菅の車両
後方側面から導出されると共に、略直交方向である車幅
方向に横出しされ、しかも、エアクリーナ装置へ向けて
所定角度傾斜させて、前記電子スロットル装置を装着す
る連通管を設けて、該連通管の端面に電子スロットル装
置装着面を形成する請求項1記載のエンジンルーム内部
品配設構を特徴としている。
【0025】このように構成された請求項2に記載され
たものでは、前記電子スロットル装置を前記連通管の端
面に形成された電子スロットル装置装着面に装着するこ
とにより、該電子スロットル装置を前記サイドメンバ部
材上から延設されるエアクリーナ装置方向に向けて所定
角度傾斜させて配設することが出来る。
【0026】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記連通管は、前記集束部及び、前記電子スロットル装
置の間に介在して、該集束部の車両後方側壁部に着脱可
能に設けられる横出し連通管部と、該横出し連通管に接
続されて、車両前方方向へ向けて所定角度傾斜させて、
前記電子スロットル装置を装着する傾斜連通管部とに分
割して形成されている請求項2記載のエンジンルーム内
部品配設構造を特徴としている。
【0027】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記連通管の横出し連通管部を傾斜管連通部から
切り離して、更に、前記集束部からも取り外せば、該エ
ンジン本体上面部に設けられるイグニッションコイル等
の部品を交換することが出来る。このため、前記電子ス
ロットル装置を車体側に取り付けたまま整備作業を行う
ことが出来、整備性が良好である。
【0028】また、請求項4に記載されたものでは、前
記エアクリーナ装置は、エンジンルーム内に形成される
ストラットタワーハウジングの車両上面視前方位置に、
前記電子スロットル装置と連結されて設けられると共
に、前記ストラットタワーハウジングの車両上面視前面
部の湾曲形状に沿わせて、車両後方へ傾けて固定されて
いる請求項1〜3記載の請求項のうち何れか一項記載の
エンジンルーム内部品配設構造を特徴としている。
【0029】このように構成された請求項4記載のもの
では、前記エアクリーナ装置が、エンジンルーム内に形
成されるストラットタワーハウジングの車両上面視前方
位置に、前記電子スロットル装置と連結されて設けられ
ると共に、前記ストラットタワーハウジングの車両上面
視前面部の湾曲形状に沿わせて、車両後方へ傾けて固定
されている。
【0030】このため、エアクリーナ装置の容量を大き
く確保することが出来ると共に、前記電子スロットル装
置にエアを直入させる為の配管が、前記ストラットタワ
ーハウジングの車両上面視前面部の湾曲形状に沿わせて
傾斜配置できる。
【0031】更に、請求項5に記載されたものでは、前
記高圧燃料ポンプから延出される燃料配管を前記電子ス
ロットル装置下方位置で固定する配管固定ブラケットを
有する請求項1乃至4のうち何れか一項記載のエンジン
ルーム内部品配設構造を特徴としている。
【0032】このように構成された請求項5記載のもの
では、前記電子スロットル装置下方位置で、前記高圧燃
料ポンプから延出される燃料配管が固定されるので、エ
ンジンルーム内を最短距離で通すことが出来る。
【0033】また、該燃料配管の車体側取付点と、前記
エンジン本体側取付点との間に該電子スロットル装置に
取り付けられる点が存在するので、エンジン本体の揺動
によるエンジンルーム内に固定される他の部品との干渉
を防止するためのクリアランス量の設定を小さく出来、
この点においても、良好なスペース効率のエンジンルー
ム内部品配設構造を得ることが出来る。
【0034】特に、電子スロットル装置の傾斜配置によ
り高圧燃料ポンプと電子スロットル装置、吸気系配管と
の間のクリアランスが小さくなるがこれらの干渉等の問
題を未然に防止できる。
【0035】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0036】図1乃至図6は、この発明の実施の形態1
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
部分については同一符号を付して説明する。
【0037】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1のものでは、車両22後部の燃料タンク内の燃料は、
この燃料タンク近傍に配設された低圧ヒューエルポンプ
によって、送り側燃料配管4aを経由して、車両前方の
エンジンルーム23内へ向けて圧送される。
【0038】エンジンルーム23内では、横置きマウン
トされたエンジン本体6の側面部6aに、高圧燃料ポン
プ24が装着されている。この高圧燃料ポンプ24は、
エンジン本体6のカムシャフトの回転により駆動して、
昇圧された燃料を、デリバリーパイプを介して、燃料室
内に直接、インジェクタから噴霧する。また、余剰燃料
を戻り側燃料配管4bを介して、前記車両22後部の燃
料タンク方向へ圧送するように構成されている。
【0039】次に、このエンジンルーム23内の吸気系
配管及び吸気系配管周囲の部品配設構造について説明す
る。
【0040】前記エンジン本体6の上部後縁には、エン
ジンの各気筒から延びる複数の分岐管としてのインテー
クマニホールド8…を束ねた集束部21が設けられてい
る。この集束部21からは、車幅方向に向けて略直交方
向である車幅方向に横出しされ、しかも、車両前方方向
へ向けて所定角度傾斜させて、前記電子スロットル装置
11を装着する連通管26が、一体に設けられている。
【0041】この連通管26は、主に横出し連通管部2
7と、傾斜連通管部28とに2分割されて形成されてい
る。
【0042】すなわち、この連通管26には、前記集束
部21と、前記電子スロットル装置11との間に介在し
て、この集束部21の車両後方側壁部21cに、一端の
フランジ部27aを着脱可能に設ける横出し連通管部2
7が設けられている。この車両後方側壁部21cと前記
一端のフランジ部27aとの間には、図5に示すように
ガスケット29が介在されて、複数のボルト部材30…
によって締結されている。
【0043】また、この連通管26には、この横出し連
通管部27の他端のフランジ部27bに、一端のフラン
ジ部28aが接続される傾斜連通管部28が設けられて
いる。この他端のフランジ部27bと一端のフランジ部
28aとの間には、図5に示すようにガスケット31が
介在されて、複数のボルト部材31…によって締結され
ている。
【0044】この傾斜連通管部28の他端には、電子ス
ロットル装置装着面28bがフランジ状に形成されてい
る。この電子スロットル装置装着面28bには、車両前
方方向へ向けて所定角度α傾斜された状態の前記電子ス
ロットル装置11が、ガスケット33を介して、複数の
ボルト部材34…によって締結されて装着されている。
【0045】また、図3に示すように、この電子スロッ
トル装置11よりも車両上面視前方位置で、しかも、図
4に示すように、この電子スロットル装置11の下方位
置に、前記エンジン本体6に固着される高圧燃料ポンプ
24が設けられている。
【0046】そして、電子スロットル装置11にエアを
直入させるように、直線状に接続する吸気系配管として
の蛇腹管35を介して、エアクリーナ装置36が、前記
サイドメンバ部材18上から車両中央方向へ向けて所定
長さ延設されるケース36aを有している。このエアク
リーナ装置36のケース36aは、エンジンルーム23
内の一側壁部23bに形成されるストラットタワーハウ
ジング37の上面視車両前方位置に設けられると共に、
前記ストラットタワーハウジング37の車両上面視前面
部37aの湾曲形状に沿わせて、車両後方へ傾けて延設
されて固定されている。
【0047】このケース36a内には、エアフィルタ3
6bが略車幅方向に沿って延設されていると共に、前記
蛇腹管35との接続部近傍にエアフローメータ12aが
設けられている。
【0048】また、前記エンジンルーム23の前壁部2
3aには、エアインテーク開口部14aを有するエアイ
ンレット14が設けられている。このエアインレット1
4は、前記エアクリーナ36のケース36a前面部に形
成された開口と接続されている。
【0049】更に、前記サイドメンバ部材18の上面部
には、バッテリ台15が設けられていて、このバッテリ
台15には、バッテリ17が、取付金具16によって取
り付けられている。
【0050】また、この実施の形態1では、エンジンル
ーム23の両側壁23b,23b近傍には、前記一対の
サイドメンバ部材18,18が車両前,後方向に沿って
延設されていて、このうち、前記エアクリーナ装置36
が設けられたサイドメンバ部材18に対して、反対側の
側壁部23bとサイドメンバ部材18との間には、リレ
ーボックス19が配設されている。
【0051】また、図2乃至4及び図6に示すように前
記送り側及び戻り側燃料配管4a,4bが、エンジンル
ーム23内に敷設された長さの略中間位置で、前記電子
スロットル装置11の下面側部11aに固定される中間
ブラケット38を介して、この電子スロットル装置11
の下方で固定されている。
【0052】この中間ブラケット38は、断面略コ字状
に形成されていて、前記送り側燃料配管4aに嵌着され
るホースクリップ部材39及び戻り側燃料配管4bに嵌
着されるホースクリップ部材40を各々係止する係止孔
が形成された水平クリップ装着面部38aと、ボルト部
材41によって、前記下面側部11aに固着される垂直
装着面部38bとによって主に構成され、上面視略くの
字状を呈している。
【0053】また、この送り側燃料配管4aの他端部
は、コネクタジョイント部材43に接続されている。こ
のコネクタジョイント部材43には、前記エンジンルー
ム23の後壁部を構成するダッシュパネル5cにボルト
部材42,42によって固定されるL字状固定片部43
aが一体に設けられている。
【0054】更に、このコネクタジョイント部材43の
エンジンルーム23側には、前記戻り側燃料配管4bを
クリップ部材44によって挟持して固定する戻り配管固
定片43bが下方に向けて垂下するように一体に延設さ
れている。
【0055】また、前記エンジンルーム23の後壁部を
構成するダシュパネル5c近傍には、ABS制御装置2
0a及びキャニスタ装置20bが設けられている。
【0056】次に、この実施の形態1のエンジンルーム
内部品配設構造の作用について説明する。
【0057】この実施の形態1では、前記エンジン本体
6に固着される高圧燃料ポンプ6を前記電子スロットル
装置11よりも、図2に示すように車両上面視前方位置
に設けて、図1に示すように、前記サイドメンバ部材1
8上から延設される前記エアクリーナ装置36と電子ス
ロットル装置11とを略直線上に接続出来る。
【0058】このため、前記エアインレット14のエア
インテーク開口部14aを介して導入されたエアは、こ
のエアクリーナ装置36のエアフィルタ36bで浄化さ
れて、前記電子スロットル装置11に、直線状の蛇腹管
35を介して直入されるので、この電子スロットル装置
11に吸い込まれる直前の通気抵抗を減少させることが
出来る。
【0059】また、サイドメンバ部材18上から、車幅
方向に、しかも、この実施の形態1では、車両後方に傾
けられて、エアクリーナ装置13が延設されることによ
り、このエアクリーナ装置13の前記エアフィルタ13
a等の容量が大きく設定出来る。
【0060】また、前記電子スロットル装置11を前記
傾斜連通管部28の端面に形成された電子スロットル装
置装着面28bに装着することにより、この電子スロッ
トル装置11を前記サイドメンバ部材18上から延設さ
れるエアクリーナ装置13方向に向けて所定角度車両前
方に傾斜させて配設することが出来る。
【0061】そして、前記連通管26の横出し連通管部
27を傾斜連通管部28から切り離して、前記集束部2
2からも取り外せば、エンジン本体6上面部に設けられ
るイグニッションコイル等の部品を整備することが出来
る。
【0062】このため、前記電子スロットル装置11を
車体側に取り付けたまま整備作業を行うことが出来、整
備性が良好である。
【0063】また、前記エアクリーナ装置36が、エン
ジンルーム5内に形成されるストラットタワーハウジン
グ37の車両上面視前方位置に、前記電子スロットル装
置11と連結されて設けられると共に、前記ストラット
タワーハウジング37の車両上面視前面部37aの湾曲
形状に沿わせて、車両後方へ傾けて固定されている。
【0064】このため、エアクリーナ装置13の容量を
更に、大きく確保することが出来ると共に、前記電子ス
ロットル装置11にエアを直入させる為の蛇腹管12
が、前記ストラットタワーハウジング37の車両上面視
前面部37aの湾曲形状に沿わせて傾斜配置できる。
【0065】また、蛇腹管35の後方で、前記ダッシュ
パネル5c前部に前記ABS制御装置20a及びキャニ
スタ装置20b等、エンジンルーム23内の機器の設置
スペースを充分に確保できる。
【0066】更に、図2乃至4及び図6に示すように、
前記電子スロットル装置11下方位置で、前記中間ブラ
ケット38及び各ホースクリップ部材39,40によっ
て、前記送り側燃料配管4a及び戻り側燃料配管4bが
各々固定されるので、エンジンルーム5内を最短距離で
通すことが出来る。
【0067】また、前記高圧燃料ポンプ24から延出さ
れる送り側燃料配管4a及び戻り側燃料配管4bの略中
央位置が固定されているので、これらの送り側燃料配管
4a及び戻り側燃料配管4bの車体側取付点であるコネ
クタジョイント部43と、前記エンジン本体側取付点で
ある高圧燃料ポンプ24との間に、この電子スロットル
装置11に取り付けられる点が存在する。
【0068】このため、前記送り側燃料配管4a及び戻
り側燃料配管4bが、前記エンジン本体6の揺動により
図6中二点鎖線で示す様にブレる量が少なくて済み、エ
ンジンルーム23内に固定される他の部品との干渉を防
止するためのクリアランス量の設定を小さく出来、この
点においても、良好なスペース効率のエンジンルーム内
部品配設構造を得ることが出来る。
【0069】特に、電子スロットル装置11と高圧燃料
ポンプ24とは、共に、エンジンと共に揺動するため、
高圧燃料ポンプ24と電子スロットル装置11と蛇腹管
35との距離の変化は小さく、従って両者間の距離が電
子スロットル装置11を傾斜させたことにより小さくな
っても、燃料配管4a,4bが、前記蛇腹管35と高圧
燃料ポンプ24との間で干渉する虞がない。
【0070】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、前記エンジン本体に固着される高圧燃料ポ
ンプを前記電子スロットル装置よりも車両上面視前方位
置設けて、前記サイドメンバ部材上から延設される前記
エアクリーナ装置と電子スロットル装置とを略直線上に
接続出来る。このため、該エアクリーナ装置からのエア
が前記電子スロットル装置に直入されるので、該電子ス
ロットル装置に吸い込まれる直前の通気抵抗を減少させ
ることが出来る。
【0071】また、請求項2に記載されたものでは、前
記電子スロットル装置を前記連通管の端面に形成された
電子スロットル装置装着面に装着することにより、該電
子スロットル装置を前記サイドメンバ部材上から延設さ
れるエアクリーナ装置方向に向けて所定角度傾斜させて
配設することが出来る。
【0072】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記連通管の横出し連通管部を傾斜管連通部から切り離
して、更に、前記集束部からも取り外せば、該エンジン
本体上面部に設けられるイグニッションコイル等の部品
を交換することが出来る。このため、前記電子スロット
ル装置を車体側に取り付けたまま整備作業を行うことが
出来、整備性が良好である。
【0073】また、請求項4に記載されたものでは、前
記エアクリーナ装置が、エンジンルーム内に形成される
ストラットタワーハウジングの車両上面視前方位置に、
前記電子スロットル装置と連結されて設けられると共
に、前記ストラットタワーハウジングの車両上面視前面
部の湾曲形状に沿わせて、車両後方へ傾けて固定されて
いる。
【0074】このため、エアクリーナ装置の容量を大き
く確保することが出来ると共に、前記電子スロットル装
置にエアを直入させる為の配管が、前記ストラットタワ
ーハウジングの車両上面視前面部の湾曲形状に沿わせて
傾斜配置できる。
【0075】更に、請求項5に記載されたものでは、前
記電子スロットル装置下方位置で、前記高圧燃料ポンプ
から延出される燃料配管が固定されるので、エンジンル
ーム内を最短距離で通すことが出来る。
【0076】また、該燃料配管の車体側取付点と、前記
エンジン本体側取付点との間に該電子スロットル装置に
取り付けられる点が存在するので、エンジン本体の揺動
によるエンジンルーム内に固定される他の部品との干渉
を防止するためのクリアランス量の設定を小さく出来、
この点においても、良好なスペース効率のエンジンルー
ム内部品配設構造を得ることが出来る。
【0077】特に、電子スロットル装置の傾斜配置によ
り高圧燃料ポンプと電子スロットル装置、吸気系配管と
の間のクリアランスが小さくなるがこれらの干渉等の問
題を未然に防止できる、という実用上有益な効果を発揮
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のエンジンルーム内部品
配設構造で、全体の構成を説明する平面図である。
【図2】実施の形態1のエンジンルーム内部品配設構造
で、エンジン本体を側面から見た構成を説明する側面図
である。
【図3】実施の形態1のエンジンルーム内部品配設構造
で、要部の拡大平面図である。
【図4】実施の形態1のエンジンルーム内部品配設構造
で、エンジン本体の要部の拡大側面図である。
【図5】実施の形態1のエンジンルーム内部品配設構造
で、連通管の構成を説明する分解斜視図である。
【図6】実施の形態1のエンジンルーム内部品配設構造
で、燃料配管の構成及び固定の様子を説明する斜視図で
ある。
【図7】車両の燃料配管を説明する斜視透過図である。
【図8】従来例のエンジンルーム内部品配設構造で、全
体の構成を説明する平面図である。
【符号の説明】
燃料配管 4a 送り側燃料配管 4b 戻り側燃料配管 6 エンジン本体 6a 側面部 8 インテークマニホールド 9 集束部 11 電子スロットル装置 18,18 サイドメンバ部材 22 車両 23 エンジンルーム 24 高圧燃料ポンプ 26 連通管 27 横出し連通管部 28 傾斜連通管部 28b 電子スロットル装置装着面 36 エアクリーナ装置 37 ストラットタワーハウジング 37a 前面部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンルーム内に横置きマウントされる
    エンジン本体を設けて、該エンジン本体上部からインテ
    ークマニホールドを導出し、前記インテークマニホール
    ドには、吸気量の調整を行う電子スロットル装置を装着
    して、該電子スロットル装置よりも車両上面視前方位置
    に、該エンジン本体に固着される高圧燃料ポンプを設け
    るエンジンルーム内部品配設構造において、 該電子スロットル装置にエアを直入させるエアクリーナ
    装置をサイドメンバ部材上から延設すると共に、前記電
    子スロットル装置は、エアクリーナ装置に向かって傾斜
    して配設することを特徴とするエンジンルーム内部品配
    設構造。
  2. 【請求項2】前記インテークマニホールドには、エンジ
    ンの各気筒から延びる分岐管を束ねた集束部を設けて、
    該集束菅の車両後方側面から導出されると共に、略直交
    方向である車幅方向に横出しされ、しかも、エアクリー
    ナ装置へ向けて所定角度傾斜させて、前記電子スロット
    ル装置を装着する連通管を設けて、該連通管の端面に電
    子スロットル装置装着面を形成することを特徴とする請
    求項1記載のエンジンルーム内部品配設構造。
  3. 【請求項3】前記連通管は、前記集束部及び、前記電子
    スロットル装置の間に介在して、該集束部の車両後方側
    壁部に着脱可能に設けられる横出し連通管部と、該横出
    し連通管に接続されて、エアクリーナ装置へ向けて所定
    角度傾斜させて、前記電子スロットル装置を装着する傾
    斜連通管部とに分割して形成されていることを特徴とす
    る請求項2記載のエンジンルーム内部品配設構造。
  4. 【請求項4】前記エアクリーナ装置は、エンジンルーム
    内に形成されるストラットタワーハウジングの車両上面
    視前方位置に、前記電子スロットル装置と連結されて設
    けられると共に、前記ストラットタワーハウジングの車
    両上面視前面部の湾曲形状に沿わせて、車両後方へ傾け
    て固定されていることを特徴とする請求項1〜3記載の
    請求項のうち何れか一項記載のエンジンルーム内部品配
    設構造。
  5. 【請求項5】前記高圧燃料ポンプから延出される燃料配
    管を前記電子スロットル装置下方位置で固定する配管固
    定ブラケットを有することを特徴とする請求項1乃至4
    のうち何れか一項記載のエンジンルーム内部品配設構
    造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009193671A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システムの吸気装置
JP2012067630A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Honda Motor Co Ltd 車体前部構造
CN103338954A (zh) * 2011-02-03 2013-10-02 丰田自动车株式会社 车辆设备安装结构
JP2020158086A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 ダイハツ工業株式会社 自動車

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