JP2020032988A - 鞍乗り型車両の燃料供給構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンクから燃料ポンプ側に燃料を導く上流側燃料供給系と、燃料ポンプから燃料噴射弁側に燃料を導く下流側燃料供給系と、下流側燃料供給系から余剰燃料を燃料タンク側に戻す余剰燃料戻し系とを備える鞍乗り型車両の燃料供給構造において、燃料タンクに取付けられるジョイントの個数を減少させて生産コストの低減を図る。【解決手段】内管117が外管118で覆われて成る二重管構造に形成されて燃料タンク15内に挿入される挿入管部116aと、内管117内に通じる第1接続管部116bと、外管118内に通じる第2接続管部116cとを有する燃料ホースジョイント116が燃料タンク15に取付けられ、燃料吸入ホース95が第1および第2接続管部116b,116cの一方に接続され、燃料戻しホース100が第1および第2接続管部116b,116cの他方に接続される。【選択図】 図11

Description

本発明は、燃料タンクと、当該燃料タンクからの燃料を内燃機関が有する燃料噴射弁に供給するようにして前記燃料タンクの外部に配置される燃料ポンプと、前記燃料タンクから前記燃料ポンプ側に燃料を導く上流側燃料供給系と、前記燃料ポンプから前記燃料噴射弁側に燃料を導く下流側燃料供給系と、当該下流側燃料供給系から余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す余剰燃料戻し系とを備える鞍乗り型車両の燃料供給構造に関する。
燃料タンクに、燃料タンクの外部に配置される燃料ポンプに燃料を導く上流側燃料供給系と、燃料ポンプから燃料噴射弁側に導かれる燃料のうち余剰の燃料を燃料タンク側に戻す余剰燃料戻し系とが接続されるようにした自動二輪車の燃料供給装置が、特許文献1で知られている。
特許第5184479号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたものでは、燃料タンクに接続される複数のホース毎に個別のジョイントが燃料タンクに取付けられており、部品点数の増加を招いている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、燃料タンクに取付けられるジョイントの個数を減少させて生産コストの低減を図った鞍乗り型車両の燃料供給構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料タンクと、当該燃料タンクからの燃料を内燃機関が有する燃料噴射弁に供給するようにして前記燃料タンクの外部に配置される燃料ポンプと、前記燃料タンクから前記燃料ポンプ側に燃料を導く上流側燃料供給系と、前記燃料ポンプから前記燃料噴射弁側に燃料を導く下流側燃料供給系と、当該下流側燃料供給系から余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す余剰燃料戻し系とを備える鞍乗り型車両の燃料供給構造において、内管が外管で覆われて成る二重管構造に形成されて前記燃料タンク内に挿入される挿入管部と、前記内管内に通じて前記燃料タンクの外部に配置される第1接続管部と、前記外管内に通じて前記燃料タンクの外部に配置される第2接続管部とを有する燃料ホースジョイントが前記燃料タンクに取付けられ、前記上流側燃料供給系の一部を構成する燃料吸入ホースが前記第1および第2接続管部の一方に接続され、前記余剰燃料戻し系の一部を構成する燃料戻しホースが前記第1および第2接続管部の他方に接続されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記燃料タンクの底部に取付けられる前記燃料ホースジョイントの前記第1接続管部に前記燃料戻しホースが接続され、前記外管内での前記内管の上端出口開口部が、前記外管に設けられる開口部の下端よりも上方に配置されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記外管の上端部は前記内管の前記上端出口開口部よりも上方に配置され、前記開口部のうち前記内管の前記上端出口開口部よりも上方の部分にメッシュスクリーンが設けられることを第3の特徴とする。
本発明は、第2または第3の特徴の構成に加えて、複数に分割されるとともに上下に長く延びて前記燃料タンク内に開口する縦長開口部を有するもののメッシュスクリーンは有しないジョイントが、前記燃料ホースジョイントから離隔した位置で前記燃料タンクの底部に取付けられ、前記燃料ポンプで発生したベーパーを前記燃料タンク側に戻すとともに前記燃料タンクの燃料を前記燃料ポンプに供給可能なブリーザホースが前記ジョイントに接続されることを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記下流側燃料供給系に、前記燃料ポンプから吐出される燃料中の不純物を取り除くようにして前記燃料ポンプの近傍に配置される二次フィルタと、前記下流側燃料供給系からの余剰燃料を前記余剰燃料戻し系に導くようにして前記燃料タンクの近傍に配置される圧力制御弁とが設けられることを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、内管および外管を有して二重管構造に形成される挿入管部を有する燃料ホースジョイントが燃料タンクに取付けられ、上流側燃料供給系の一部を構成する燃料吸入ホースと、余剰燃料戻し系の一部を構成する燃料戻しホースとが前記内管および前記外管のいずれかに通じるようにして燃料ホースジョイントに接続されるので、上流側燃料供給系および余剰燃料戻し系が単一の燃料ホースジョイントに共通に接続されるようにして燃料タンクに取付けられるジョイントの個数を減少させ、部品点数を低減して生産コストの低減を図ることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、燃料タンクの底部に取付けられる燃料ホースジョイントに、その内管に通じるようにして燃料戻しホースが接続されるとともに外管内に通じるようにして燃料吸入ホースが接続され、内管の上端出口開口部が外管の開口部の下端よりも上方に在るので、燃料ポンプ側に燃料を導く燃料供給口すなわち外管の開口部と、燃料タンク側に余剰燃料を戻す戻し口すなわち内管の上端出口開口部とを近接させて燃料タンク内の燃料減少時の燃料供給性能の向上を図るとともに、余剰燃料内に含まれる燃料ガス成分の前記燃料供給口への侵入を抑制し、燃料供給性能を安定化して内燃機関の性能向上に寄与することができる。
本発明の第3の特徴によれば、外管の上端部は内管の上端出口開口部よりも上方に在り、内管の上端出口開口部よりも上方で開口部にメッシュスクリーンが設けられるので、内管の上端出口開口部から燃料タンク側に戻った燃料がメッシュスクリーンを通過することでより確実な気液分離を行なうことができ、燃料減少時の燃料供給性能のさらなる向上を図るとともに、内燃機関の性能のさらなる向上を図ることができる。また内管の上端出口開口部よりも下方では外管の開口部にメッシュスクリーンが設けられていないので、燃料タンク内の燃料の開口部から外管内への吸入抵抗を減らすとともに内管から燃料タンク内に戻る燃料をメッシュスクリーンで濾過することによって埃やゴミ等の詰まりが燃料供給ホースで生じることを防止することができる。
本発明の第4の特徴によれば、ベーパーを燃料タンク側に戻すとともに燃料タンクの燃料を燃料ポンプに供給可能なブリーザホースが、燃料ホースジョイントから離隔して燃料タンクの底部に取付けられるジョイントに接続され、ジョイントは、複数に分割されて燃料タンク内に開口する縦長開口部を有するもののメッシュスクリーンは有しないので、ベーパーガスのメッシュスクリーンによる戻り不良を防止しつつ、燃料タンクから燃料ポンプ内への大きな不純物の進入を防止することができる。
さらに本発明の第5の特徴によれば、燃料ポンプから吐出される燃料中の不純物を取り除く二次フィルタが燃料ポンプの近傍に配置され、余剰燃料を余剰燃料戻し系に導く圧力制御弁が燃料タンクの近傍に配置されるので、二次フィルタおよび圧力制御弁の分散配置による配置スペースの確保を図るとともに、燃料戻し系の短縮化を図ることができる。
不整地走行車両の左側面図である。 車体フレームの左側面図である。 不整地走行車両の要部縦断左側面図である。 図2の4矢視図である。 図3の5矢示部拡大図である。 モジュールケース、ポンプユニット、二次フィルタ、第1支持部材および第2支持部材の分解斜視図である。 図5の7−7線断面図である。 燃料供給系の構成を示す簡略図である。 図5の9−9線断面図である。 図5の10−10線断面図である。 燃料ホースジョイントの縦断面図である。 キャニスタおよび蒸発燃料制御弁付近の左側面図である。 図12の13矢視図である。 図13の14矢視図である。 キャニスタ、蒸発燃料制御弁、ブラケットおよびカバー部材の分解斜視図である。
本発明の実施の形態について添付の図1〜図15を参照しながら説明する。なお以下の説明において上下、前後および左右は不整地走行車両に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
先ず図1において、この鞍乗り型車両は不整地走行車両であり、その車体フレームFには、燃料タンク15と、その燃料タンク15の後方に配置される乗車用シート16と、前記燃料タンク15の下方に配置される内燃機関Eとが支持される。
図2において、前記車体フレームFは、複数の金属製パイプを含む複数のフレーム部材が溶接、結合されて成り、この実施の形態では、車両前後方向に延びる左右一対のアッパーフレーム17と、それらのアッパーフレーム17の下方で車両前後方向に延びるとともに前記アッパーフレーム17の後端部に後端部が結合される左右一対のロアフレーム18と、前下がりに傾斜して前記アッパーフレーム17の前部および前記ロアフレーム18の前端部間を連結する左右一対の第1フロントダウンフレーム19と、この第1フロントダウンフレーム19の中間部および前記ロアフレーム18の中間部間を結んで後下がりに延びる左右一対の第2フロントダウンフレーム20と、前記第1フロントダウンフレーム19の下部寄り中間部および前記第2フロントダウンフレーム20間を結んで車両前後方向に延びる左右一対のフロントサブフレーム21と、前記アッパーフレーム17の中間部に前端部が連設されて車両前後方向後方に延びる左右一対のリヤアッパーフレーム22と、それらのリヤアッパーフレーム22の中間部から前下がりに傾斜して前記アッパーフレーム17の後端部に結合される左右一対のリヤダウンフレーム23と、前記アッパーフレーム17の後端部および前記リヤアッパーフレーム22の後端部間を結ぶ左右一対のリヤサブフレーム24とを備える。
前記アッパーフレーム17は、後下がりにわずかに傾斜した前部傾斜部17aと、その前部傾斜部17aの後端に連なって当該前部傾斜部17aよりも急角度で後下がりに延びる後部傾斜部17bとを一体に有するように形成される。前記ロアフレーム18の後端部は前記後部傾斜部17bの下端部に結合され、前記リヤアッパーフレーム22の前端部は前記前部傾斜部17aの後端部に結合され、前記リヤダウンフレーム23の前端部(下端部)は前記後部傾斜部17bの下端部に結合される。
前記燃料タンク15は、前記アッパーフレーム17の前記前部傾斜部17a上に支持されており、前記内燃機関Eの機関本体26は、前記ロアフレーム18上に支持される。また前記乗車用シート16は、前記リヤアッパーフレーム22で支持される。
図3および図4を併せて参照して、左右一対の前記アッパーフレーム17における前記前部傾斜部17aの前端部は、車体フレームFの一部を構成して前記燃料タンク15の下方で後方に開いた略U字状の屈曲部17cで一体に連設される。この屈曲部17cには、後方に開いた略U字状の横断面形状を有するステアリングシャフトブラケット28が溶接によって固定されており、このステアリングシャフトブラケット28がその前面に有する支持部29に、左右の前輪WFを操向操作するようにして前記燃料タンク15および前記内燃機関Eの前方に配置される操舵系31の一部を構成する円筒状のステアリングシャフト32が操向可能に支持される。
すなわち前記支持部29は、車幅方向に間隔をあけて配置されて前記ステアリングシャフトブラケット28の前面に突設される左右一対の円筒状のボス30を有しており、図3で明示するように、前記ステアリングシャフト32を挿通させるブッシュ33を保持する前後一対のホルダ34,35が、前記ボス30に締結される。また前記ステアリングシャフト32の上端部にはバー状の操向ハンドル36が連結される。
ところで、前記内燃機関Eの前方に配置される左右一対の前輪WFは、前記車体フレームFの前部を構成する前部車体フレームFfに、独立懸架式のフロントサスペンション(図示せず)を介して懸架されるものであり、この実施の形態で、前記前部車体フレームFfは、左右一対の前記ロアフレーム18の前部、左右一対の前記第1フロントダウンフレーム19、左右一対の前記第2フロントダウンフレーム20、ならびに左右一対の前記フロントサブフレーム21を少なくとも備えるように構成され、この前部車体フレームFfの前記フロントサブフレーム21に前記前輪WFがフロントサスペンション(図示せず)を介して懸架される。また左右一対の後輪WRは、前記車体フレームFのうち左右一対の前記リヤアッパーフレーム22に、独立懸架式のリヤサスペンション38を介して懸架されている。
図1および図3に注目して、前記内燃機関Eは、左右一対の前記前輪WFおよび左右一対の前記後輪WRを駆動する動力を発揮するものであり、この内燃機関Eの排気系39は、機関本体26の一部を構成するシリンダヘッド27の前壁27aに接続される排気管40を有し、その排気管40には、前記シリンダヘッド27から前方に延びる前方延出部分と、後方に折り返して前記機関本体26の右側方を通る折り返し部分とを有するU字状部40aが設けられる。
また前記内燃機関Eの吸気系41は、前記シリンダヘッドの後壁27bから後方に延出されるものであり、前記シリンダヘッド27の後編27bに接続されるスロットルボディ42と、当該スロットルボディ42の上流端が接続されるエアクリーナ43とを有し、エアクリーナ43には、前記燃料タンク15の後側下部に向けて延びる吸気ダクト44が接続される。この吸気系41には燃料噴射弁45が付設されており、この実施の形態では前記スロットルボディ42に前記燃料噴射弁45が取付けられる
前記車体フレームF、前記燃料タンク15、内燃機関E、前記前輪WFおよび前記後輪WRは車体カバー46で覆われる。この車体カバー46は、前記燃料タンク15を上方から覆うタンクカバー47と、そのタンクカバー47の左右両側に連なって前記内燃機関Eの上部および後部を側方から覆う左右一対のサイドカバー48と、左右一対の前輪WFをそれぞれ覆う左右一対のフロントフェンダー49と、左右一対の前記フロントフェンダー49間を結ぶフロントカバー50と、前記乗車用シート16に座った乗員が足を載せるようにして前記サイドカバー48の下端部および前記フロントフェンダー49の後端下部に連設される左右一対のステップ51と、前記サイドカバー48の後端部および前記ステップ51の後端部に連なって左右一対の後輪WRをそれぞれ覆う左右一対のリヤフェンダー52とを備える。
左右の前記フロントフェンダー49の前部および前記フロントカバー50の上方にはフロントキャリア53が配置されており、そのフロントキャリア53は、前記フロントフェンダー49および前記フロントカバー50を前方から覆って前記車体フレームFの前端部すなわち前記前部車体フレームFfの前端部に取り付けられるフロントプロテクタ54に連設される。
図5〜図7を併せて参照して、前記車体フレームFの前部を構成する前記前部車体フレームFfには燃料ポンプモジュール56が支持される。この燃料ポンプモジュール56は、モジュールケース57内に、ポンプユニット58と、当該ポンプユニット58の燃料ポンプ59から吐出される燃料中の不純物を取り除く二次フィルタ60とが収容されて成る。
図6に注目して、前記ポンプユニット58は、燃料ポンプ59と、当該燃料ポンプ59に吸入される燃料から不純物を除去するようにして前記燃料ポンプ59の吸入口61に接続される一次フィルタ62とがポンプハウジング63にともに収容されて成るものであり、前記燃料ポンプ59は、前記一次フィルタ62を収容する吸入室64を前記ポンプハウジング63内に形成して当該ポンプハウジング63内に収容される。
前記ポンプハウジング63の上端部には、前記吸入室64内に燃料を吸入するようにして上下方向に延びる吸入管65と、前記燃料ポンプ59から燃料を吐出するようにして側方に突出する吐出管66と、前記燃料ポンプ59内で発生したベーパーを前記燃料タンク15側に戻すとともに前記燃料タンク15から前記燃料ポンプ59側に燃料を供給することも可能として上下方向に延びるベーパー排出管67とが突設される。
ところで、前記ロアフレーム18の前記第2フロントダウンフレーム20との連設部の前方かつ前記操舵系31の下端部31aよりも後方で左右一対の前記ロアフレーム18の前部間には、前記前部車体フレームFfの一部を構成するクロスメンバ68が架設されており、このクロスメンバ68の車幅方向左側端部寄りに固設される第1のステイ69に、前記ポンプユニット58を支持する第1支持部材70が締結される。
前記第1支持部材70は、屈曲成形された金属板材から成るものであり、前記第1のステイ69に車幅方向左側から対向する第1取付け板部70aと、前記ポンプユニット58を囲むように形成されて前記第1取付け板部70aの後部に連設されるポンプユニット支持部70bと、当該ポンプユニット支持部70bの前記第1取付け板部70a寄りの部分から車幅方向左側に突出するケース支持部70cとを一体に有する。前記第1取付け板部70aは、上下に間隔をあけて配置される一対の第1ボルト71と、それらの第1ボルト71に螺合する第1ナット72とで前記第1のステイ69に締結される。
前記第1支持部材70における前記ポンプユニット支持部70bには、前記ポンプユニット58の車幅方向に沿う一直径線上に配置される一対の第1フック73が上方に突出するようにして一体に突設される。一方、前記ポンプユニット58の前記ポンプハウジング63には、ゴム製のポンプホルダ74が装着されており、このポンプホルダ74が有する一対のスリット状である第1保持孔75に前記第1フック73が下方から挿通されることによって、前記ポンプユニット支持部70b内に配置される前記ポンプユニット58が前記第1支持部材70で支持される。これにより前記ポンプユニット58すなわち燃料ポンプ59は、側面視で前記前輪WFと重なる位置で前記前部車体フレームFfに支持されることになる。
前記二次フィルタ60は、前記ポンプユニット58の左後方側に配置されるものであり、ゴム製のフィルタホルダ77が前記二次フィルタ60に装着され、このフィルタホルダ77には、前方に向かうにつれて車幅方向右側となる方向に傾斜した一対のスリット状の第2保持孔78が形成される。
前記第1支持部材70における前記ポンプユニット支持部70bの前記二次フィルタ60側に臨む部分には、金属板材が屈曲成形されて成る第2支持部材79が固着され、この第2支持部材79は、一対の第2フック80を先端部に有して略U字状に形成されており、第2フック80を前記第2保持孔78に挿通することで前記二次フィルタ60が前記第2支持部材79に支持されることになる。
前記モジュールケース57は、前記ポンプユニット58および前記二次フィルタ60を車両前後方向前方から覆うようにして後方側を開放した碗状に形成されつつ前記クロスメンバ68よりも後方に配置される合成樹脂製の第1ケース部材81と、その第1ケース部材81の開放端を車両前後方向後方側から閉じる合成樹脂製の第2ケース部材82とから成る。前記第1ケース部材81には、前記第1支持部材70の前記第1取付け板部70aを挿通させるスリット状の透孔83が形成される。また前記第1支持部材70の前記ケース支持部70cに固着された第1ウエルドナット84に、前記第1ケース部材81および前記ケース支持部70cに挿通される第2ボルト85を螺合することで前記第1ケース部材81が前記第1支持部材70に固定される。
前記第2ケース部材82の車幅方向左側の端部には、車幅方向左側に突出した3つの係合爪86が上下方向に間隔をあけて突設されており、前記第1ケース部材81の左側開放端部には、前記係合爪86をそれぞれ係合させる係止孔87が形成される。また前記第2ケース部材82の車幅方向右側の端部には、前記第1ケース部材81の右側開放端部を受け入れる溝88が上下方向に延びて形成されており、第1ケース部材81に位置決め保持される第2ケース部材82は、前記第1支持部材70の前記ポンプユニット支持部70bに固着される第2ウエルドナット89に、第2ケース部材82および前記ポンプユニット支持部70bに挿通される第3ボルト90を螺合することで第1支持部材70に固定される。
このようにして前記モジュールケース57が、前記クロスメンバ68よりも後方に配置されて第1支持部材70に固定されるのであるが、前記クロスメンバ68は、前記操舵系31の下端部31aよりも後方に配置されるものであり、前記モジュールケース57は、前記操舵系31の下端部31aの後方近傍に配置されることになる。
図8において、前記燃料タンク15および前記燃料ポンプ59間には、前記燃料ポンプ59側に燃料を導く上流側燃料供給系92が設けられ、前記燃料ポンプ59および前記燃料噴射弁45間には前記燃料ポンプ59から前記燃料噴射弁45側に燃料を導く下流側燃料供給系93が設けられ、当該下流側燃料供給系93および前記燃料タンク15間には余剰燃料を前記燃料タンク15側に戻す余剰燃料戻し系94が設けられる。
前記上流側燃料供給系92は、前記燃料ポンプ59が前記燃料タンク15からの燃料を吸入するための燃料吸入ホース95と、前記ポンプユニット58内に形成される前記吸入室64と、前記一次フィルタ62とで構成されるものであり、可撓性を有する前記燃料吸入ホース95の下流端部は、前記ポンプユニット58の前記吸入管65に接続される。
また前記下流側燃料供給系93は、前記ポンプユニット58の吐出管66に上流端部が接続される第1の燃料吐出ホース96と、第1の燃料吐出ホース96の下流端部に接続される前記二次フィルタ60と、当該二次フィルタ60に上流端部が接続されて前記燃料タンク15側に延出される第2の燃料吐出ホース97と、第2の燃料吐出ホース97の下流端部に接続される圧力制御弁98と、当該圧力制御弁98に上流端部が接続されて前記吸気系41の前記燃料噴射弁45側に延出される第3の燃料吐出ホース99とを備える。
前記余剰燃料戻し系94は、前記圧力制御弁98で調圧されることで余剰となった燃料を前記燃料タンク15側に導くものであり、前記圧力制御弁98に上流端部が接続される燃料戻しホース100を備える。
また前記ポンプユニット58の前記ベーパー排出管67には、前記燃料ポンプ59内で発生したベーパーを前記燃料タンク15側に戻すとともに前記燃料タンク15から前記燃料ポンプ59側に燃料を供給することも可能として前記燃料タンク15側に延びるブリーザホース101の上流端部が接続される。
ところで前記二次フィルタ60が、前記ポンプユニット58における前記燃料ポンプ59の近傍に配置されて前記燃料ポンプ59とともに前記モジュールケース57内に収容されるのに対して、前記圧力制御弁98は、前記燃料タンク15の近傍に配置されるものであり、この実施の形態では、図3で明示するように、前記内燃機関Eからの熱影響が前記燃料タンク15に及ぶのを回避すべく前記燃料タンク15の底部15aを下方から覆うタンク用遮熱カバー102内に収容されるようにして、前記燃料タンク15の前記底部15aに近接した位置で当該燃料タンク15の下方に配置される。
前記燃料タンク15は、前記車体フレームFの一部を構成する左右一対の前記アッパーフレーム17における前記前部傾斜部17aで支持されるのであるが、左側のアッパーフレーム17の前記前部傾斜部17aと、前記前部車体フレームFfにおける左側の第2フロントダウンフレーム20との間には、金属板材から成る保護部材104が、側面視で前記機関本体26の前方を通るようにして架設されており、この保護部材104は、前記内燃機関Eの前記排気管40に設けられた前記U字状部40aの前端部側方を通るように配置される。
前記保護部材104の内側方には、前記燃料ポンプ59側に前記燃料タンク15からの燃料を吸入する燃料吸入ホース95と、前記二次フィルタ60に連なる第2の燃料吐出ホース97と、前記燃料ポンプ59内で発生したベーパーを前記燃料タンク15側に戻すとともに前記燃料タンク15の燃料を前記燃料ポンプ59に供給可能な前記ブリーザホース101とが配置されており、前記燃料吸入ホース95、前記第2の燃料吐出ホース97および前記ブリーザホース101は前記保護部材104で外側方から覆われる。
図9を併せて参照して、前記保護部材104の長手方向に間隔をあけた2箇所で、前記燃料吸入ホース95、前記第2の燃料吐出ホース97および前記ブリーザホース101は、第1クリップ105を有するホースバンド106で結束されており、前記保護部材104の上部に一体に設けられた一対の支持板部104aに、前記第1クリップ105を係合することで、前記燃料吸入ホース95、前記第2の燃料吐出ホース97および前記ブリーザホース101が前記保護部材104に係止される。
前記保護部材104の両端部の少なくとも一方は、左側の前記アッパーフレーム17における前部傾斜部17aならびに前記前部車体フレームFfにおける左側の第2フロントダウンフレーム20の少なくとも一方にラバーマウント構造107で取付けられるものであり、この実施の形態では、前記保護部材104の前端部(下端部)が左側の第2フロントダウンフレーム20にラバーマウント構造107で取付けられ、前記保護部材104の後端部(上端部)は左側のアッパーフレーム17の前部傾斜部17aの下部に設けられる第2のステイ108に一対の第4ボルト109で強固に締結される。
図10において、左側の第2フロントダウンフレーム20には第3のステイ110が固着されており、この第3のステイ110に前記ラバーマウント構造107で前記保護部材104が取付けられる。
前記ラバーマウント構造107は、前記保護部材104の前端部(下端部)に装着される第1のマウントラバー111と、一端部を前記第3のステイ110に当接させるようにして前記第1のマウントラバー111に挿通される円筒状のカラー112と、第3のステイ110との間に前記第1のマウントラバー111を挟んで前記カラー112の他端部に当接するワッシャ113と、当該ワッシャ113に拡径頭部114aを当接、係合させるようにしつつ前記カラー112および前記第3のステイ110に挿通される第5ボルト114と、この第5ボルト114を螺合させるようにして第3のステイ110に固着される第3ウエルドナット115とで構成される。
図11を併せて参照して、前記燃料タンク15の底部15aには、内管117が外管118で覆われて成る二重管構造に形成されて前記燃料タンク15内に挿入される挿入管部116aと、前記内管117内に通じて前記燃料タンク15の外部に配置される第1接続管部116bと、前記外管118内に通じて前記燃料タンク15の外部に配置される第2接続管部116cとを有する燃料ホースジョイント116が取付けられる。
前記燃料ホースジョイント116は、前記燃料タンク15の底部15aに下方から締結されるフランジ部116dと、下端部を閉じた有底円筒状に形成されて前記フランジ部116dから下方に延びる有底円筒部116eとを備え、前記外管118の下端部は前記フランジ部116dの中央部に嵌合、固着され、前記内管117は、前記有底円筒部116eの下部の前記外管118とは偏心した位置に嵌合、固定されて前記外管118内を上方に延出される。また前記外管118の上下方向中間部には下方に臨む環状段部118aが形成されており、この環状段部118aで受けられるようにして前記外管118内に嵌合されリング部材119に前記内管117の上端部が嵌合、固定される。しかも前記内管117はその上端に上端出口開口部120を有しており、前記外管118の上端部118aは前記内管117の上端出口開口部120よりも上方に配置される。
また前記外管118には開口部121が設けられるのであるが、前記開口部121の下端121aよりも上方に前記上端出口開口部120が配置される。また前記開口部121のうち前記内管117の前記上端出口開口部120よりも上方の部分にメッシュスクリーン122が設けられる。
前記第1接続管部116bは、前記内管117の下端に通じるようにして前記有底円筒部116eの下端部に一体に連設されて当該有底円筒部116eから側方に突出し、第2接続管部116cは、前記外管118の下端部に通じるように前記有底円筒部116eの上下方向中間部に一体に連設されて当該有底円筒部116eから側方に突出する。
前記第1および第2接続管部116b,116cの一方に前記上流側燃料供給系92の一部を構成する前記燃料吸入ホース95が接続され、前記第1および第2接続管部116b,116cの他方に前記余剰燃料戻し系94の一部を構成する燃料戻しホース100が接続されるものであり、この実施の形態では、前記第1接続管部116bに前記燃料戻しホース100が接続され、前記第2接続管部116cに前記燃料吸入ホース95が接続される。
前記燃料タンク15の底部15aの前記燃料ホースジョイント116から離隔した部位には、図8で明示するように、ジョイント123が前記燃料ホースジョイント116とは別に取付けられる。このジョイント123は、複数に分割されるとともに上下に長く延びて前記燃料タンク15内に開口する縦長開口部124を有するもののメッシュスクリーンは有しておらず、前記燃料ポンプ59で発生したベーパーを前記燃料タンク15側に戻すとともに前記燃料タンク15から前記燃料ポンプ59側に燃料を供給することも可能とした前記ブリーザホース101が、前記ジョイント123に接続される。
図12〜図15を併せて参照して、前記燃料タンク15の周囲で前記車体フレームFには、蒸発燃料制御ユニット125が取付けられる。この蒸発燃料制御ユニット125は、前記燃料タンク15からの蒸発燃料を吸着するキャニスタ126と、当該キャニスタ126からパージされて前記内燃機関Eの吸気系41に流れる蒸発燃料の流量を制御する蒸発燃料制御弁127と、前記キャニスタ126および前記蒸発燃料制御弁127を共通に支持するブラケット128とを備え、前記燃料タンク15の周囲に配置される前記ブラケット128が前記車体フレームFに第2および第3のマウントラバー129,130を介して取付けられる。
前記ブラケット128は、屈曲成形された金属板材から成るものであり、相互に異なる方向に臨んで平面状に形成される第1および第2支持板部128a,128bを有するように形成される。この実施の形態で前記ブラケット128は、上下方向に延びる第1支持板部128aと、わずかに前上がりに傾斜しつつ前記第1支持板部128aの上部に角度をなして連なる第2支持板部128bとを一体に有する。
前記キャニスタ126は、その長手方向を車幅方向沿わせた姿勢すなわち当該キャニスタ126の円筒状の側壁126aを前記第1支持板部128aに対向させつつ当該第1支持板部128aに支持されるものであり、このキャニスタ126には、当該キャニスタ126を囲繞する一対のリング部131aを有するキャニスタホルダ131が装着されており、前記リング部131aにそれぞれ一体に突設された突部13bにスリット状の第3保持孔132がそれぞれ形成される。一方、前記第1支持板部128aには、一対の第3フック133を有して略U字状に形成される第3支持部材134が溶接され、前記第3フック133を前記第3保持孔132に挿通することで前記キャニスタ126が前記第1支持板部128aに支持される。
また前記蒸発燃料制御弁127は、当該蒸発燃料制御弁127を覆うように形成される保持枠135で保持されており、この保持枠135が、一対の第6ボルトと136、前記第2支持板部128bの外面に固着される第4ウエルドナット137とで前記第2支持板部128bに支持される。
また前記ブラケット128は、前記キャニスタ126の一方の端壁(この実施の形態の形態では車幅方向左側の端壁)126bの外側に配置されるようにして前記第1支持板部128aに直角に連なる一対の平板状の第1カバー支持部128c,128dと、前記キャニスタ126の他方の端壁(この実施の形態の形態では車幅方向左側の端壁)126cの外側に配置されるようにして前記第1支持板部128aに直角に連なる一対の平板状の第2カバー支持部128e,128fとを一体に有し、前記キャニスタ126の側壁126aおよび前記両端壁126b,126cの少なくとも一部を覆うラバー製の平板状のカバー部材138が、一対ずつの第1および第2カバー支持部128c,128d;128e,128fに取付けられる。
前記カバー部材138は、外力が作用しない自然な状態では平板状となっており、前記ブラケット128に組み付ける際に、前記第1支持板部128aに外側から当接する平板状の側壁カバー部138aと、前記キャニスタ126の一方の端壁126bに対向するようにして前記側壁カバー部138aに直角に連なる第1端壁カバー部138bと、前記キャニスタ126の他方の端壁126cに対向するようにして前記側壁カバー部138aに直角に連なる第2端壁カバー部138cとを有するように屈曲させることができる。
一対の前記第1カバー支持部128c,128dには第1取付け孔139がそれぞれ形成されており、前記第1端壁カバー部138bは前記第1取付け孔139にそれぞれ弾発係合される一対の第2クリップ140で前記第1カバー支持部128c,128dに取付けられる。また一対の前記第2カバー支持部128e,128fには第2取付け孔141がそれぞれ形成されており、前記第2端壁カバー部138bは前記第2取付け孔141にそれぞれ弾発係合される第3クリップ142で前記第2カバー支持部128e,128fに取付けられる。さらに前記第1支持板部128aの車幅方向左側の上下方向中間部ならびに前記第1支持板部128aの車幅方向右側の下部には第3取付け孔143がそれぞれ形成されており、前記側壁カバー部138aは前記第3取付け孔143に弾発係合される第4クリップ144で前記第1支持板部128aに取付けられる。
また前記ブラケット128は、前記第2支持板部128bの上部に連なってほぼ垂直に近い角度でわずかに後上がりに傾斜した第2取付け板部128hを一体に有しており、前記ステアリングシャフトブラケット28の下面に固定されて下方に延びる第4のステイ147の前面に、車幅方向に離間して配置される一対の締結部材である第7ボルト148と、第5ウエルドナット149とで前記第2取付け板部128hが第2のマウントラバー129を介して締結される。
すなわち前記第2取付け板部128hの車幅方向に間隔をあけた2箇所に前記第2のマウントラバー129が装着されており、第2のマウントラバー129および前記第4のステイ147に挿通される第7ボルト148を、前記第4のステイ147の後面に固着された第5ウエルドナット149に螺合して締め付けることによって前記第2取付け板部128hが前記第4のステイ147の前面に締結される。
また一対の前記第2カバー支持部18e,128fのうち上方に配置される第2カバー支持部128fには、車幅方向に延びる第3取付け板部128iが一体にかつ直角に連設される。一方、前記前部車体フレームFfの一部を構成する左右一対の第1フロントダウンフレーム19のうち右側の第1フロントダウンフレーム19の中間部には、前記第3取付け板部128iに対向する第5のステイ150が固着されており、この第5のステイ150に、当該第5のステイ150に固着された第6ウエルドナット152および第8ボルト151によって前記第3取付け板部128iが第3のマウントラバー130を介して締結される。
すなわち前記第3取付け板部128iに前記第3のマウントラバー130が装着されており、第3のマウントラバー130および前記第5のステイ150に挿通される第8ボルト151を、前記第5のステイ150に固着された第6ウエルドナット152に螺合して締め付けることによって前記第3取付け板部128iが前記第5のステイ150に締結される。
上述のようにして前記ブラケット128が前記燃料タンク15の周囲で前記車体フレームFに取付けられ、このブラケット128に前記キャニスタ126および前記蒸発燃料制御弁127が支持されるのであるが、前記ブラケット128の前記車体フレームFへの取付け状態で、前記キャニスタ126は、図3で明示するように、前記燃料タンク15の前方で前下がりに傾斜しつつ上下方向に延びる前記ステアリングシャフト32と、前記燃料タンク15との間で、前記燃料タンク15の最下面を通る仮想水平面VHよりも下方に配置される。
また前記蒸発燃料制御弁127は、前記ステアリングシャフト32と、前記燃料タンク15との間で、前記仮想水平面VHよりも上方に配置される。
前記キャニスタ126の一方の端壁126bには、チャージ用接続管154およびパージ用接続管155が突設される。前記チャージ用接続管154に一端部が連なるチャージ用ホース156は、側面視で前記ブラケット128および前記燃料タンク15間を上方に延びて前記ステアリングシャフト32の前方側に屈曲してさらに上方に延出し、図3で明示するように、前記ステアリングシャフト32の上方から後方に屈曲し、前記燃料タンク15の上部の給油キャップ157に接続される。
また前記パージ用接続管155に一端部が連なる第1のパージ用ホース158の他端部は前記蒸発燃料制御弁127に接続され、前記蒸発燃料制御弁127に上流端部が接続された第2のパージ用ホース159は、前記内燃機関Eの吸気系41側に延出され、当該第2のパージ用ホース159の他端部は前記吸気系41に接続される。
前記キャニスタ126の他方の端壁126cの下部にはドレン用接続管160が突設され、前記蒸発燃料制御弁127の開弁時の前記吸気系41への蒸発燃料のパージ時にキャニスタ126内が負圧となってパージ抵抗が増大するのを防止するための外気導入用接続管161が、前記ドレン用接続管160よりも上方に配置されるようにして前記他方の端壁126cに突設される。
前記ドレン用接続管160には、当該ドレン用接続管160から下方に延びるとともに下端開口部163がスリット状となるようにして下端部が絞られたドレンホース162が接続される。
また前記外気導入用接続管161に接続される外気開放ホース164は、前記ステアリングシャフト32に沿って前記キャニスタ126から上方に延びる第1ホース165と、第1ホース165の上端から略U字状に折り返して前記ステアリングシャフト32内に挿入されるとともに当該ステアリングシャフト32内に保持される第2ホース166とを有するように構成されており、第1および第2ホース165,166を結ぶ略U字状の接続パイプ167が、その一部が前記ステアリングシャフト32内に挿入されるようにして前記ステアリングシャフト32の上端開口部に配置される。
ところで前記キャニスタ126と、前記蒸発燃料制御弁127とは、前記キャニスタ126および前記蒸発燃料制御弁127に接続される複数の管路すなわちチャージ用ホース156、第1のパージ用ホース158、第2のパージ用ホース159および外気開放ホース164とともに蒸発燃料制御ユニット125を構成するようにして前記ブラケット128に取付けられる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、内燃機関Eの前方に配置される前輪WFを懸架して車体フレームFの前部を構成する前部車体フレームFfに、側面視で前記前輪WFに少なくとも一部が重なる位置に配置される燃料ポンプ59が支持され、前記車体フレームFの一部を構成して前記前部車体フレームFfに連設される左右一対のアッパーフレーム17上に燃料タンク15が支持され、側面視で機関本体26の前方を通る保護部材104が左側の前記アッパーフレーム17および前記前部車体フレームFf間に架設され、前記燃料ポンプ59側に前記燃料タンク15からの燃料を吸入する燃料吸入ホース95が、前記保護部材104で外側方から覆われるとともに当該保護部材104に係止されるので、燃料ポンプ59を内燃機関Eから離隔させることで内燃機関Eからの熱の影響が燃料ポンプ59に極力及ばないようにして配置上の自由度を確保しながら燃料ポンプ59の保護を可能とし、しかも燃料吸入ホース95が保護部材104で覆われつつ当該保護部材104に係止されるので燃料吸入ホース95の保護が可能となり、また燃料吸入ホース95を保護部材104で位置決めするようにして配置上の自由度をさらに高めることができる。
また金属板材から成る前記保護部材104の両端部の少なくとも一方が、左側のアッパーフレーム17および前記前部車体フレームFfの少なくとも一方にラバーマウント構造107で取付けられるので、保護部材104が金属板材から成ることで燃料吸入ホース95の強固な保護が可能となり、しかも車体フレームFの左右いずれかに配置される保護部材104による車体フレームFの剛性バランスの変化をラバーマウント構造107で吸収することを可能とし、燃料吸入ホース95の保護強度確保と、車体バランスの最適化とを達成することができる。
また前記燃料ポンプ59と、当該燃料ポンプ59から吐出される燃料中の不純物を取り除く二次フィルタ60とが共通のモジュールケース57に収容され、前記モジュールケース57が、前記燃料タンク15および前記内燃機関Eの前方に配置される操舵系31の下端部31aの後方近傍に配置されるので燃料ポンプ59および二次フィルタ60をモジュールケース57とともに操舵系31で保護することができ、モジュールケース57内の燃料ポンプ59および二次フィルタ60に対する内燃機関Eからの熱の影響をより低減することができるとともに、二次フィルタ60のメンテナンス性を高めることができる。
また前記内燃機関Eが、機関本体26から前方に延びる前方延出部分と、後方に折り返す折り返し部分とから成るU字状のU字状部40aが設けられた排気管40を備え、可撓性を有する前記燃料吸入ホース95が、前記U字状部40aの前端部側方を通るように配置される前記保護部材104で覆われるので、排気管40との間に所定間隔があくように燃料吸入ホース95を配置することができるとともに、可撓性を有することでメンテナンス時に燃料吸入ホース95が邪魔になり難い。
また前記内燃機関Eは、前記機関本体26から後方に延びるとともに燃料噴射弁45が付設される吸気系41を有し、前記二次フィルタ60からの燃料を前記吸気系41の前記燃料噴射弁45側に導く第2の燃料吐出ホース97が、前記保護部材104で外側方から保護されるので、燃料吸入ホース95および第2の燃料吐出ホース97を共通の保護部材104で保護することで、部品点数の増大を回避することができる。
しかも前記燃料ポンプ59内で生じたベーパーを前記燃料タンク15に導くとともに前記燃料タンク15の燃料を前記燃料ポンプ59に供給可能なブリーザホース101が、前記保護部材104で外側方から保護されつつ前記燃料タンク15側に延出されるので、燃料吸入ホース95および第2の燃料吐出ホース97に加えて、ブリーザホース101を共通の保護部材104で保護することで、部品点数の増大を回避することができる。
ところで前記燃料タンク15の底部15aには、内管117ならびに当該内管117が外管118で覆われて成る二重管構造に形成されて前記燃料タンク15内に挿入される挿入管部116aと、前記内管117内に通じて前記燃料タンク15の外部に配置される第1接続管部116bと、前記外管118内に通じて前記燃料タンク15の外部に配置される第2接続管部116cとを有する燃料ホースジョイント116が取付けられ、前記燃料タンク15および前記燃料ポンプ59間に設けられて前記燃料ポンプ59側に燃料を導く上流側燃料供給系92の一部を構成する前記燃料吸入ホース95が前記第1および第2接続管部116b,116cの一方に接続され、前記燃料ポンプ59から前記燃料噴射弁45側に燃料を導く下流側燃料供給系93および前記燃料タンク15間に設けられて余剰燃料を前記燃料タンク15側に戻す余剰燃料戻し系94の一部を構成する燃料戻しホース100が前記第1および第2接続管部116b,116cの他方に接続されるので、上流側燃料供給系92および余剰燃料戻し系94が単一の燃料ホースジョイント116に共通に接続されるようにして燃料タンク15に取付けられるジョイントの個数を減少させ、部品点数を低減して生産コストの低減を図ることができる。
また前記燃料タンク15の底部15aに取付けられる前記燃料ホースジョイント116の前記第1接続管部116bに前記燃料戻しホース100が接続され、前記燃料吸入ホース95が前記第2接続管部116cに接続され、前記外管118内での前記内管117の上端出口開口部120が、前記外管118に設けられる開口部121の下端121aよりも上方に配置されるので、燃料ポンプ59側に燃料を導く燃料供給口すなわち外管118の前記開口部121と、燃料タンク15側に余剰燃料を戻す戻し口すなわち内管117の上端出口開口部120とを近接させて燃料タンク15内の燃料減少時の燃料供給性能の向上を図るとともに、余剰燃料内に含まれる燃料ガス成分の前記開口部121への侵入を抑制し、燃料供給性能を安定化して内燃機関Eの性能向上に寄与することができる。
また前記外管118の上端部118aは前記内管117の上端出口開口部120よりも上方に配置され、前記開口部121のうち前記内管117の前記上端出口開口部120よりも上方の部分にメッシュスクリーン122が設けられるので、前記内管117の前記上端出口開口部120から燃料タンク15側に戻った燃料が前記メッシュスクリーン122を通過することでより確実な気液分離を行なうことができ、燃料減少時の燃料供給性能のさらなる向上を図るとともに、内燃機関Eの性能のさらなる向上を図ることができる。また前記内管117の前記上端出口開口部117aよりも下方では前記外管118の前記開口部121にメッシュスクリーンが設けられていないので、燃料タンク15内の燃料の前記開口部121から前記外管118内への吸入抵抗を減らすとともに前記内管117から前記燃料タンク15内に戻る燃料をメッシュスクリーン122で濾過することによって埃やゴミ等の詰まりが燃料供給ホース95で生じることを防止することができる。
また複数に分割されるとともに上下に長く延びて前記燃料タンク15内に開口する縦長開口部124を有するもののメッシュスクリーンは有しないジョイント123が、前記燃料ホースジョイント116から離隔した位置で前記燃料タンク15の底部15aに取付けられ、前記燃料ポンプ59で発生したベーパーを前記燃料タンク15側に戻すとともにとともに前記燃料タンク15から前記燃料ポンプ59側に燃料を供給し得る前記ブリーザホース101が前記ジョイント123に接続されるので、ベーパーガスのメッシュスクリーンによる戻り不良を防止しつつ、前記燃料タンク15から前記燃料ポンプ59内への大きな不純物の進入を防止することができる。
また前記下流側燃料供給系93に、前記燃料ポンプ59から吐出される燃料中の不純物を取り除くようにして前記燃料ポンプ59の近傍に配置される二次フィルタ60と、前記下流側燃料供給系93からの余剰燃料を前記余剰燃料戻し系94に導くようにして前記燃料タンク15の近傍に配置される圧力制御弁98とが設けられるので、二次フィルタ60および圧力制御弁98の分散配置による配置スペースの確保を図るとともに、前記余剰燃料戻し系94の短縮化を図ることができる。
また車体フレームFには、前記燃料タンク15からの蒸発燃料を吸着するキャニスタ126と、当該キャニスタ126からパージされて前記内燃機関Eの吸気系41に流れる蒸発燃料の流量を制御する蒸発燃料制御弁127とが、前記燃料タンク15の周囲で前記車体フレームFに支持されるのであるが、前記キャニスタ126が、前記燃料タンク15の前方で前下がりに傾斜しつつ上下方向に延びるステアリングシャフト32と、前記燃料タンク15との間で、前記燃料タンク15の最下面を通る仮想水平面VHよりも下方に配置されており、前下がりに傾斜して上下方向に延びるステアリングシャフト32および燃料タンク15間の間隔は下方に向かうほど大きくなるので、キャニスタ126を前記ステアリングシャフト32で外部から保護しつつ当該キャニスタ126の容量を確保することができる。
また前記蒸発燃料制御弁127が、前記ステアリングシャフト32と、前記燃料タンク15との間で、前記仮想水平面VHよりも上方に配置されるので、キャニスタ126に比べて小型である蒸発燃料制御弁127およびキャニスタ126を、ステアリングシャフト32で保護しつつ燃料タンク15の周囲にスペース効率よく配置することができる。
また前記燃料タンク15の周囲に配置されるブラケット128が前記車体フレームFに第2および第3のマウントラバー129,130を介して取付けられ、前記キャニスタ126および前記蒸発燃料制御弁127が、前記ブラケット128に共通に支持されるので、キャニスタ126および蒸発燃料制御弁127を配置するためのスペースを燃料タンク15の周囲に容易に確保するとともに組み付け性を高めることが可能となり、しかも車体側からの振動に対してキャニスタ126および蒸発燃料制御弁127を保護することができる。
また前記ブラケット128が、相互に異なる方向に臨んで平面状に形成される第1および第2支持板部128a,128bを有するように形成され、前記キャニスタ126が前記第1支持板部128aの内側に支持され、前記第1支持板部128aに隣接する前記第2支持板部128bの内側に前記蒸発燃料制御弁127が支持されるので、ブラケット128の生産性向上を図ることができるとともに、キャニスタ126および蒸発燃料制御弁127が近接配置されることによって配管の短縮化を図ることができる。
また前記ブラケット128は、前記キャニスタ126の円筒状の側壁126に対向する前記第1支持板部128aと、前記キャニスタ126の一方の端壁126bの外側に配置されて前記第1支持板部128aに直角に連なる平板状の第1カバー支持部128c,128dと、前記キャニスタ126の他方の端壁126cの外側に配置されて前記第1支持板部128aに直角に連なる平板状の第2カバー支持部128e,128fとを有し、前記キャニスタ126の側壁126aおよび前記両端壁126b,126cの少なくとも一部を覆うラバー製の平板状のカバー部材138が、前記第1カバー支持部128c,128dおよび前記第2カバー支持部128e,128fに取付けられるので、キャニスタ126の両端を保護する構造を平板状のカバー部材138で達成することができ、保護性向上を図るための生産性を高めつつコスト低減を図ることができる。
また前記車体フレームFは、前記燃料タンク15の前端部の下方で後方に開いた略U字状の屈曲部17cを有し、後方に開いた略U字状の横断面形状を有しつつ前記屈曲部17cに取付けられるステアリングシャフトブラケット28がその前面に有する支持部129に、ステアリングシャフト32が操向可能に支持され、前記ステアリングシャフトブラケット28の下面に固定されて下方に延びる第4のステイ147の前面に、車幅方向に離間する第7ボルト148および第5ウエルドナット149で第2のマウントラバー129を介して前記ブラケット128が締結されるので、前記ブラケット128の取付けスペースの低減と、組立作業性の向上とを図ることができる。
また前記キャニスタ126に接続される外気開放ホース164が、前記ステアリングシャフト32に沿って前記キャニスタ126から上方に延びる第1ホース165と、第1ホース165の上端から略U字状に折り返して前記ステアリングシャフト32内に挿入されるとともに当該ステアリングシャフト32内に保持される第2ホース166とを有するように構成されるので、ステアリングシャフト32の一部で外気開放のための通路の一部が構成されるようにして外気開放ホース164の短縮化を図るとともにレイアウトを容易とし、組立性も高めることができる。
さらに前記キャニスタ126と、前記蒸発燃料制御弁127とが、前記キャニスタ126および前記蒸発燃料制御弁127に接続されるチャージ用ホース156、第1のパージ用ホース158、第2のパージ用ホース159および外気開放ホース164とともに蒸発燃料制御ユニット125を構成するようにして前記ブラケット128に取付けられるので、キャニスタ126、蒸発燃料制御弁127およびチャージ用ホース156、第1のパージ用ホース158、第2のパージ用ホース159および外気開放ホース164とが小組み状態で取付けられたブラケット128を車体フレームFに取付けるようにして、管路の接続が他の部品に邪魔されることがないようにすることができ、車両への組付け性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば本発明は、上述の実施の形態で説明した不整地走行車両だけでなく、自動二輪車や自動三輪車を含む鞍乗り型車両に広く適用可能である。
15・・・燃料タンク
15a・・・燃料タンクの底部
45・・・燃料噴射弁
59・・・燃料ポンプ
60・・・二次フィルタ
92・・・上流側燃料供給系
93・・・下流側燃料供給系
94・・・余剰燃料戻し系
95・・・燃料吸入ホース
98・・・圧力制御弁
100・・・燃料戻しホース
101・・・ブリーザホース
116・・・燃料ホースジョイント
116a・・・挿入管部
116b・・・第1接続管部
116c・・・第2接続管部
117・・・内管
118・・・外管
118a・・・外管の上端部
120・・・上端出口開口部
121・・・開口部
121a・・・開口部の下端
122・・・メッシュスクリーン
123・・・ジョイント
124・・・縦長開口部
E・・・内燃機関

Claims (5)

  1. 燃料タンク(15)と、当該燃料タンク(15)からの燃料を内燃機関(E)が有する燃料噴射弁(45)に供給するようにして前記燃料タンク(15)の外部に配置される燃料ポンプ(59)と、前記燃料タンク(15)から前記燃料ポンプ(59)側に燃料を導く上流側燃料供給系(92)と、前記燃料ポンプ(59)から前記燃料噴射弁(45)側に燃料を導く下流側燃料供給系(93)と、当該下流側燃料供給系(93)から余剰燃料を前記燃料タンク(15)側に戻す余剰燃料戻し系(94)とを備える鞍乗り型車両の燃料供給構造において、内管(117)が外管(118)で覆われて成る二重管構造に形成されて前記燃料タンク(15)内に挿入される挿入管部(116a)と、前記内管(117)内に通じて前記燃料タンク(15)の外部に配置される第1接続管部(116b)と、前記外管(118)内に通じて前記燃料タンク(15)の外部に配置される第2接続管部(116c)とを有する燃料ホースジョイント(116)が前記燃料タンク(15)に取付けられ、前記上流側燃料供給系(92)の一部を構成する燃料吸入ホース(95)が前記第1および第2接続管部(116b,116c)の一方に接続され、前記余剰燃料戻し系(94)の一部を構成する燃料戻しホース(100)が前記第1および第2接続管部(116b,116c)の他方に接続されることを特徴とする鞍乗り型車両の燃料供給構造。
  2. 前記燃料タンク(15)の底部(15a)に取付けられる前記燃料ホースジョイント(116)の前記第1接続管部(161b)に前記燃料戻しホース(100)が接続され、前記外管(118)内での前記内管(117)の上端出口開口部(120)が、前記外管(118)に設けられる開口部(121)の下端(121a)よりも上方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の燃料供給構造。
  3. 前記外管(118)の上端部(118a)は前記内管(117)の前記上端出口開口部(120)よりも上方に配置され、前記開口部(121)のうち前記内管(117)の前記上端出口開口部(120)よりも上方の部分にメッシュスクリーン(122)が設けられることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両の燃料供給構造。
  4. 複数に分割されるとともに上下に長く延びて前記燃料タンク(15)内に開口する縦長開口部(124)を有するもののメッシュスクリーンは有しないジョイント(123)が、前記燃料ホースジョイント(116)から離隔した位置で前記燃料タンク(15)の底部(15a)に取付けられ、前記燃料ポンプ(59)で発生したベーパーを前記燃料タンク(15)側に戻すとともに前記燃料タンク(15)の燃料を前記燃料ポンプ(59)に供給可能なブリーザホース(101)が前記ジョイント(123)に接続されることを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗り型車両の燃料供給構造。
  5. 前記下流側燃料供給系(93)に、前記燃料ポンプ(59)から吐出される燃料中の不純物を取り除くようにして前記燃料ポンプ(59)の近傍に配置される二次フィルタ(60)と、前記下流側燃料供給系(93)からの余剰燃料を前記余剰燃料戻し系(94)に導くようにして前記燃料タンク(15)の近傍に配置される圧力制御弁(98)とが設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の燃料供給構造。
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