JP3597114B2 - レーザー墨出し器における耐衝撃構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築作業や部屋の間仕切りなどを行う際に、レーザー光によって天井から壁面にかけて、通り芯あるいは「たち」と呼ばれる基準線を投射し、あるいは壁面に「ろく」と呼ばれる基準線を投射するレーザー墨出し器に関するもので、特にその耐衝撃構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レーザー光は、本来横断面が楕円形の光であるが、コリメートレンズおよび軸線を水平とした円柱状のロッドレンズを通すことにより、一条の鉛直光線となる。また、コリメートレンズおよび軸線を垂直とした円柱状のロッドレンズを通すことにより、一条の水平光線となる。
レーザー墨出し器は、このような鉛直光線または水平光線を投射するレーザー投光器を利用したもので、ジンバル機構により支持されたレーザーユニットホルダーを備え、このレーザーユニットホルダーの所定位置にレーザー投光器を備えたレーザーユニットが支持されている。
【0003】
図4、図5、図6は、レーザー墨出し器の各種従来例を示すもので、以下に、それぞれの従来例について説明する。
図4において、板状の部材からなるベース2の下面側には、適宜数、例えば3個の脚4が高さを調節可能に設けられている。ベース2の上面側には、少なくとも2本の柱6が立てられている。各柱6の上端部にはジンバル機構8が取付けられている。ジンバル機構8は、各柱6の上端部に固定された固定リング10と、この固定リング10の内側において図示されない軸、例えばピボット軸により水平方向の軸線を中心に回転可能に支持された揺動リング12と、この揺動リング12の内側においてレーザーユニットホルダー16を揺動可能に支持するピボット軸14、14とを有してなる。ピボット軸14、14の中心を結ぶ軸線は、上記固定リング10で揺動リング12を支持する軸の中心線に対し直交しかつ水平方向の軸線に沿って配置されている。レーザーユニットホルダー16は、ジンバル機構8を介して支持されることにより、垂直方向に垂れ下がるとともに、任意の向きに揺動することができるようになっている。また、鉛直方向の姿勢を保つように、より具体的に言えば、互いに直交する上記軸線を含む二つの鉛直面が交差する線上にレーザーユニットホルダー16の重心が位置する姿勢を保つようになっている。
【0004】
上記レーザーユニットホルダー16の上端部には、斜め上に向かってレーザー光を射出するレーザーユニット20が取付けられている。レーザーユニット20から射出されるレーザー光の進路上には、レーザーユニット20の射出面近傍において、円柱状のロッドレンズ22がその中心軸線を水平方向に向けてレーザーユニットホルダー16に取付けられている。レーザーユニット20から斜め上方に向けて射出されたレーザー光は、ロッドレンズ22によって鉛直面内において扇状に広げられ、レーザー光の進行方向前方に位置する壁面に、レーザー光による鉛直線を描くようになっている。
【0005】
上記レーザーユニットホルダー16の上下方向中間部には、水平方向に向かってレーザー光を射出するレーザーユニット24が取付けられている。レーザーユニット24から射出されるレーザー光の進路上には、レーザーユニット24の射出面近傍において、円柱状のロッドレンズ26がその中心軸線を垂直方向に向けてレーザーユニットホルダー16に取付けられている。レーザーユニット24から水平方向に射出されたレーザー光は、ロッドレンズ26によって水平面内において扇状に広げられ、レーザー光の進行方向前方に位置する壁面に、レーザー光による水平線を描くようになっている。
【0006】
レーザーユニットホルダー16の下端部は、ベース2に形成された孔62を、空間的な余裕をもって貫いている。レーザーユニットホルダー16の下部には、ベース2よりも上側において導電板60が水平方向に取付けられている。ベース2の上面には、レーザーユニットホルダー16の側方において、横向きのU字状のヨーク56が固定され、上下で相対向するヨーク56の水平片の対向面にはそれぞれ永久磁石58、58が固定されている。二つの永久磁石58、58間には空間があってこの空間には磁場が形成されており、この磁場内に、上記導電板60の一部が進出している。レーザーユニットホルダー16が揺動すると、導電板60が上記磁場内で揺動することにより導電板60に渦電流が発生し、レーザーユニットホルダー16の揺動方向に対抗する電磁力が発生する。この電磁力がレーザーユニットホルダー16の揺動に対する制動力となり、レーザーユニットホルダー16のがたつきを抑制するとともに、レーザーユニットホルダー16を鉛直の姿勢に迅速に落ち着かせるようになっている。
【0007】
次に、図5に示す従来例について説明する。なお、図4に示す従来例と実質的に同じ構成部分には共通の符号を付し、なるべく重複した説明は避けることにする。図5において、ベース2の上面側には、レーザーユニットホルダー16の揺動をロックするためのロックレバー64が水平面内において回転可能に取付けられている。ロックレバー64は2個を一対として設けられるが、図5には一方のロックレバー64のみが描かれている。2個一対のロックレバーは、間にレーザーユニットホルダー16の下端部外周をおいて互いに接近しまた離れることができるように取付けられていて、互いに接近したときレーザーユニットホルダー16の下端部外周を両側から挟み込んでレーザーユニットホルダー16の揺動をロックし、互いに離れたときレーザーユニットホルダー16の揺動を許容するようになっている。ロックレバー64は操作レバー66によって操作されるようになっている。レーザー墨出し器を使用しないときは、レーザーユニットホルダー16ががたつかないように、レーザーユニットホルダー16の揺動を上記のようにしてロックする。
【0008】
図6は、別の形式のロック機構を有するレーザー墨出し器の従来例を示す。図6において、ベース2の中央部には、このベース2を上下に貫いてロック部材66が上下方向に移動可能に取付けられている。ロック部材66の上端部は円錐形の突部68となっている。ロック部材66はレーザー墨出し器に作り付けのものではなく、レーザー墨出し器を使用するときはロック部材66を取り外し、レーザー墨出し器を使用しないときにロック部材66を取り付けるようになっている。レーザーユニットホルダー16の下端には、上記突部68が面接触することができる円錐形の凹部64が形成されている。ロック部材66は、これを墨出し器に取付けることにより、上記突部68がレーザーユニットホルダー16の凹部64に嵌まって面接触し、レーザーユニットホルダー16の揺動をロックして、レーザーユニットホルダー16のがたつきを防止するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示す従来のレーザー墨出し器によれば、レーザーユニットホルダー16の周囲をロックレバー64で挟み込んでレーザーユニットホルダー16の揺動をロックする構造になっているため、横方向からの衝撃に対しては有効であるが、上下方向の衝撃に対して弱いという難点がある。
図6に示す従来のレーザー墨出し器によれば、墨出し器本体とは別の部品としてロック部材66を用意する必要があるため、ロック忘れやロック部材の紛失などの問題があり、また、使用中においても、一時的な休止ごとにロック部材66を装着してロックすべきであるにもかかわらず、手間がかかるためにロックしないでおくことが多かった。
【0010】
また、図4〜図6に示す従来のレーザー墨出し器によれば、誤って落としてしまった場合など、外部から大きな衝撃が加わった場合の対策が施されているわけではないため、ジンバル機構の軸受部が大きな衝撃力によって破損しあるいは変形し、可動部の軸がずれたり重心がずれたりして、レーザー光で描かれる線の垂直度や水平度を保つことができないという問題がある。
【0011】
本発明は以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、上下方向からの衝撃にも水平方向からの衝撃にも強いロック構造とするとともに、落下等によって大きな衝撃が加わっても、可動部の軸や重心のずれを防止することができるレーザー墨出し器における耐衝撃構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ジンバル機構により揺動可能に支持されたレーザーユニットホルダーと、このレーザーユニットホルダーに取付けられた少なくとも一つのレーザーユニットとを有してなるレーザー墨出し器において、レーザーユニットホルダーの下端外周を包み込むすり鉢状の受け部を有するロック部材と、このロック部材を上下動させ、ロック部材が上方に移動したとき上記受け部をレーザーユニットホルダーの下端外周に当ててレーザーユニットホルダーの左右上下動を止めるロック部材移動機構とを有し、上記ロック部材は、少なくとも受け部が弾性を有していることを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、ロック部材移動機構が、操作部材と、この操作部材が操作されることによってロック部材を上下動させるカム機構を有することを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項記載の発明において、ロック部材の受け部がレーザーユニットホルダーの下端外周に当たっているとき、レーザーユニットの電源をオフにするスイッチを有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかるレーザー墨出し器における耐衝撃構造の実施の形態について説明する。なお、前記従来例の構成と実質同一の構成部分には共通の符号を付した。
図1において、板状の部材からなるベース2の下面側には、適宜数、例えば3個の脚4が高さを調節可能に設けられている。ベース2の上面側には、少なくとも2本の柱6が立てられている。各柱6の上端部にはジンバル機構8が取付けられている。ジンバル機構8は、各柱6の上端部に固定された固定リング10と、この固定リング10の内側において図示されない軸、例えばピボット軸により水平方向の軸線を中心に回転可能に支持された揺動リング12と、この揺動リング12の内側においてレーザーユニットホルダー16を揺動可能に支持するピボット軸14、14とを有してなる。ピボット軸14、14の中心を結ぶ軸線は、上記固定リング10で揺動リング12を支持する軸の中心線に対し直交しかつ水平方向の軸線に沿って配置されている。レーザーユニットホルダー16は、ジンバル機構8を介して支持されることにより、垂直方向に垂れ下がるとともに、任意の向きに揺動することができるようになっている。また、鉛直方向の姿勢を保つように、より具体的に言えば、互いに直交する上記軸線を含む二つの鉛直面が交差する線上にレーザーユニットホルダー16の重心が位置する姿勢を保つようになっている。
【0017】
上記レーザーユニットホルダー16の上端部には、斜め上に向かってレーザー光を射出するレーザーユニット20が取付けられている。レーザーユニット20から射出されるレーザー光の進路上には、レーザーユニット20の射出面近傍において、円柱状のロッドレンズ22がその中心軸線を水平方向に向けてレーザーユニットホルダー16に取付けられている。レーザーユニット20から斜め上方に向けて射出されたレーザー光は、ロッドレンズ22によって鉛直面内において扇状に広げられ、レーザー光の進行方向前方に位置する壁面に、レーザー光による鉛直線を描くようになっている。
【0018】
上記レーザーユニットホルダー16の上下方向中間部には、水平方向に向かってレーザー光を射出するレーザーユニット24が取付けられている。レーザーユニット24から射出されるレーザー光の進路上には、レーザーユニット24の射出面近傍において、円柱状のロッドレンズ26がその中心軸線を垂直方向に向けてレーザーユニットホルダー16に取付けられている。レーザーユニット24から水平方向に射出されたレーザー光は、ロッドレンズ26によって鉛直面内において扇状に広げられ、レーザー光の進行方向前方に位置する壁面に、レーザー光による水平線を描くようになっている。
【0019】
ベース2は中心部に孔を有し、この孔を上下方向に貫通してロック部材30が嵌められている。ロック部材30は、下側約半分が円筒部で、上側約半分がすり鉢状の受け部32となっている。ロック部材30の下側の円筒部がベース2の孔に嵌まり、この孔の周壁をガイドとして上下動可能となっている。上記受け部32内にレーザーユニットホルダー16の下端外周が入り込んでいる。換言すれば、レーザーユニットホルダー16の下端外周を上記受け部32が包み込む形になっている。ロック部材30が上方に移動したとき上記受け部32がレーザーユニットホルダー16の下端外周に当たり、レーザーユニットホルダー16の左右方向への動きおよび上下方向への動きを止めるようになっている。ロック部材30が下方に移動すると、上記受け部32がレーザーユニットホルダー16の下端外周から逃げ、ジンバル機構8で支持されたレーザーユニットホルダー16があらゆる向きに揺動することができる。
【0020】
ベース2の上面側には、ロック部材30の円筒部を囲んで回転リング34が配置されている。ベース2の上面にはまた、回転リング34を外周から取り囲みかつ回転リング34の上面外周縁部を軽く抑えるようにしてガイド部材35が固定されていて、回転リング34はガイド部材35にガイドされて、ロック部材30の周りに回転することができるようになっている。ガイド部材35の内周側には適宜数の突起36が形成されていて、これらの突起36は、ロック部材30の円筒部に形成されたカム溝に嵌まりカム機構を構成している。ロック部材30の外周からは操作部材としての操作レバー38が外方に伸び出ていて、レーザー墨出し器の外側から操作レバー38を操作してロック部材30を回転させることができるようになっている。
【0021】
上記操作レバー38、回転リング34、回転リング34の突起36、ロック部材30の上記カム溝によって、ロック部材移動機構を構成しており、操作レバー38の操作でロック部材30を上下動させ、レーザーユニットホルダー16のロックまたはロック解除を行うようになっている。操作レバー38の操作ストローク範囲内にはスイッチ40の操作レバーが進出しており、操作レバー38を操作してロック部材30を上向きに移動させ、その受け部32をレーザーユニットホルダー16の下端外周に当て、レーザーユニットホルダー16をロックしているとき、スイッチ40がレーザーユニット20、24の電源をオフにし、ロックが解除されてレーザーユニットホルダー16が自由に揺動することができる状態では、スイッチ40がレーザーユニット20、24の電源をオンにするようになっている。
【0022】
ここで、ロック部材30全体が剛体であるとすると、レーザーユニットホルダー16のロック状態にあっても、ロック部材30に対するレーザーユニットホルダー16のがたつきを防止するには、ロック部材30を相当大きな力でレーザーユニットホルダー16に押し付ける必要があり、ジンバル機構8にダメージを与えるおそれがある。そこで、上記ロック部材移動機構内に弾性体を設け、この弾性体の介在のもとに上記ロック部材30を上下動させるようにする。こうすれば、ロック部材30が弾性力によってレーザーユニットホルダー16に押し付けられるため、ロック部材30を比較的弱い力でレーザーユニットホルダー16に押し付けても、レーザーユニットホルダー16のがたつきを上記弾性体で吸収することができる。
【0023】
ロック部材30に対するレーザーユニットホルダー16のがたつきを防止するためには、ロック部材30の少なくともすり鉢状の受け部32に弾性を持たせてもよい。その手段としては、上記受け部32自体をゴムなどの弾性体で作ってもよいし、受け部32に適宜数のスリットを入れることによって弾性を持たせてもよい。
【0024】
以上説明した実施形態によれば、ロック部材30のすり鉢状の受け部32をレーザーユニットホルダー16の下端外周に当ててレーザーユニットホルダー16をロックするため、レーザーユニットホルダー16に左右方向および上下方向の衝撃が加わっても、レーザーユニットホルダー16を不動状態に保持することができる。
また、ロック部材30の受け部32を、弾性力によってレーザーユニットホルダー16に当てるため、上記受け部32を弱い力でレーザーユニットホルダー16に押し当てても、レーザーユニットホルダー16のがたつきを防止することができるとともに、レーザーユニットホルダー16にかかる衝撃を吸収することができる。
【0025】
次に、図2に示す実施形態について説明する。この実施形態は、ジンバル機構を支持する支柱にクッション材を介在させたものである。図2において、レーザー墨出し器は、ベース2から立ち上がった適宜数の支柱6と、この支柱6に取り付けられたジンバル機構8と、このジンバル機構8により揺動可能に支持されたレーザーユニットホルダー16と、このレーザーユニットホルダー16に取付けられた少なくとも一つのレーザーユニットとを有してなる。上記ベース2と支柱6との間にはクッション材44が介在している。また、支柱6とジンバル機構8との間にもクッション材46が介在している。その他の構成は図1に示す実施形態と同じであるから説明は省略する。
【0026】
図2に示す実施形態によれば、ベース2と支柱6との間に介在しているクッション材44によって、ベース2に加わった外部からの衝撃力が吸収され、ジンバル機構8およびレーザーユニットホルダー16に加わる衝撃力が軽減される。同様に、支柱6とジンバル機構8との間に介在しているクッション材46によっても、ベース2に加わった衝撃力が吸収され、ジンバル機構8およびレーザーユニットホルダー16に加わる衝撃力が軽減される。こうして、ジンバル機構8やレーザーユニットに与えられるダメージが軽減され、ジンバル機構8の軸の狂いやレーザーユニットによって描かれる垂直線や水平線の狂いを無くすことができる。クッション材44とクッション材46は、いずれか一方が設けられていてもよいし、両方とも用いればなお効果的である。
【0027】
図3に示す実施形態は、ベースにクッション材を介在させた例である。図3において、ベース50は、板状のクッション材52と、このクッション材52を上下から挟んだ剛体の板54、54とを有してなる。このベース50のから適宜数の支柱6が立ち上がり、支柱6の上端部にジンバル機構8が取付けられ、ジンバル機構8によってレーザーユニットホルダー16が揺動自在に支持されている。
【0028】
図3に示す実施形態によれば、レーザー墨出し器の外部から衝撃力が加わると、ベース50のクッション材52が衝撃を吸収して支柱6に加わるのを軽減し、ジンバル機構8およびレーザーユニットホルダー16に加わる衝撃力が軽減され、図2に示す実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0029】
図1乃至図3に示す本発明の実施形態においては、それぞれ二つのレーザーユニット20、24が設けられ、鉛直線と水平線とを描くことができるようになっていたが、用途によっては、垂直線または水平線のみを描くレーザーユニットが1個だけ設けられているものであってもよい。また、図1乃至図3には示されていないが、通常は、例えば図4について説明したような制動手段を有している。
【0030】
【発明の効果】
請求項1乃至記載の発明によれば、ロック部材のすり鉢状の受け部をレーザーユニットホルダーの下端外周に当ててレーザーユニットホルダーをロックするように構成されているため、レーザーユニットホルダーに左右方向および上下方向の衝撃が加わっても、レーザーユニットホルダーを不動状態に保持することができる。ロック部材は、少なくとも受け部が弾性を有していて、このロック部材の受け部を、弾性力によってレーザーユニットホルダーに当てるため、上記受け部を弱い力でレーザーユニットホルダーに押し当てても、レーザーユニットホルダーのがたつきを防止することができるとともに、レーザーユニットホルダーにかかる衝撃を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるレーザー墨出し器における耐衝撃構造の実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明にかかるレーザー墨出し器における耐衝撃構造の別の実施形態を示す断面図である。
【図3】本発明にかかるレーザー墨出し器における耐衝撃構造のさらに別の実施形態を示す断面図である。
【図4】従来のレーザー墨出し器の一例を示す断面図である。
【図5】従来のレーザー墨出し器の別の例を示す断面図である。
【図6】従来のレーザー墨出し器のさらに別の例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ベース
8 ジンバル機構
16 レーザーユニットホルダー
20 レーザーユニット
24 レーザーユニット
30 ロック部材
32 受け部材
38 操作部材としての操作レバー
40 スイッチ
44 クッション材
46 クッション材
50 ベース
52 クッション材

Claims (3)

  1. ジンバル機構により揺動可能に支持されたレーザーユニットホルダーと、このレーザーユニットホルダーに取付けられた少なくとも一つのレーザーユニットとを有してなるレーザー墨出し器において、
    レーザーユニットホルダーの下端外周を包み込むすり鉢状の受け部を有するロック部材と、
    上記ロック部材を上下動させ、ロック部材が上方に移動したとき上記受け部をレーザーユニットホルダーの下端外周に当ててレーザーユニットホルダーの左右上下動を止めるロック部材移動機構と、を有し、
    上記ロック部材は、少なくとも受け部が弾性を有していることを特徴とするレーザー墨出し器における耐衝撃構造。
  2. ロック部材移動機構は、操作部材と、この操作部材が操作されることによってロック部材を上下動させるカム機構を有する請求項記載のレーザー墨出し器における耐衝撃構造。
  3. ロック部材の受け部がレーザーユニットホルダーの下端外周に当たっているとき、レーザーユニットの電源をオフにするスイッチを有する請求項記載のレーザー墨出し器における耐衝撃構造。
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