JP2001324325A - レーザー墨出し器における耐衝撃構造 - Google Patents
レーザー墨出し器における耐衝撃構造Info
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Abstract
にも強いロック構造とし、落下等で大きな衝撃が加わっ
ても、可動部の軸や重心のずれを防止することができる
レーザー墨出し器における耐衝撃構造を得る。 【解決手段】 ジンバル機構8により揺動可能に支持さ
れたレーザーユニットホルダー16と、レーザーユニッ
トホルダー16に取付けられた少なくとも一つのレーザ
ーユニット20とを有してなるレーザー墨出し器。レー
ザーユニットホルダー16の下端外周を包み込むすり鉢
状の受け部32を有するロック部材30と、ロック部材
30を上下動させ、ロック部材30が上方に移動したと
き受け部32をレーザーユニットホルダー16の下端外
周に当ててレーザーユニットホルダー16の左右上下動
を止めるロック部材移動機構とを有し、このロック部材
移動機構は弾性体を有し、この弾性体の介在のもとにロ
ック部材30を上下動させる。
Description
間仕切りなどを行う際に、レーザー光によって天井から
壁面にかけて、通り芯あるいは「たち」と呼ばれる基準
線を投射し、あるいは壁面に「ろく」と呼ばれる基準線
を投射するレーザー墨出し器に関するもので、特にその
耐衝撃構造に関するものである。
であるが、コリメートレンズおよび軸線を水平とした円
柱状のロッドレンズを通すことにより、一条の鉛直光線
となる。また、コリメートレンズおよび軸線を垂直とし
た円柱状のロッドレンズを通すことにより、一条の水平
光線となる。レーザー墨出し器は、このような鉛直光線
または水平光線を投射するレーザー投光器を利用したも
ので、ジンバル機構により支持されたレーザーユニット
ホルダーを備え、このレーザーユニットホルダーの所定
位置にレーザー投光器を備えたレーザーユニットが支持
されている。
各種従来例を示すもので、以下に、それぞれの従来例に
ついて説明する。図4において、板状の部材からなるベ
ース2の下面側には、適宜数、例えば3個の脚4が高さ
を調節可能に設けられている。ベース2の上面側には、
少なくとも2本の柱6が立てられている。各柱6の上端
部にはジンバル機構8が取付けられている。ジンバル機
構8は、各柱6の上端部に固定された固定リング10
と、この固定リング10の内側において図示されない
軸、例えばピボット軸により水平方向の軸線を中心に回
転可能に支持された揺動リング12と、この揺動リング
12の内側においてレーザーユニットホルダー16を揺
動可能に支持するピボット軸14、14とを有してな
る。ピボット軸14、14の中心を結ぶ軸線は、上記固
定リング10で揺動リング12を支持する軸の中心線に
対し直交しかつ水平方向の軸線に沿って配置されてい
る。レーザーユニットホルダー16は、ジンバル機構8
を介して支持されることにより、垂直方向に垂れ下がる
とともに、任意の向きに揺動することができるようにな
っている。また、鉛直方向の姿勢を保つように、より具
体的に言えば、互いに直交する上記軸線を含む二つの鉛
直面が交差する線上にレーザーユニットホルダー16の
重心が位置する姿勢を保つようになっている。
部には、斜め上に向かってレーザー光を射出するレーザ
ーユニット20が取付けられている。レーザーユニット
20から射出されるレーザー光の進路上には、レーザー
ユニット20の射出面近傍において、円柱状のロッドレ
ンズ22がその中心軸線を水平方向に向けてレーザーユ
ニットホルダー16に取付けられている。レーザーユニ
ット20から斜め上方に向けて射出されたレーザー光
は、ロッドレンズ22によって鉛直面内において扇状に
広げられ、レーザー光の進行方向前方に位置する壁面
に、レーザー光による鉛直線を描くようになっている。
方向中間部には、水平方向に向かってレーザー光を射出
するレーザーユニット24が取付けられている。レーザ
ーユニット24から射出されるレーザー光の進路上に
は、レーザーユニット24の射出面近傍において、円柱
状のロッドレンズ26がその中心軸線を垂直方向に向け
てレーザーユニットホルダー16に取付けられている。
レーザーユニット24から水平方向に射出されたレーザ
ー光は、ロッドレンズ26によって鉛直面内において扇
状に広げられ、レーザー光の進行方向前方に位置する壁
面に、レーザー光による水平線を描くようになってい
る。
は、ベース2に形成された孔62を、空間的な余裕をも
って貫いている。レーザーユニットホルダー16の下部
には、ベース2よりも上側において導電板60が水平方
向に取付けられている。ベース2の上面には、レーザー
ユニットホルダー16の側方において、横向きのU字状
のヨーク56が固定され、上下で相対向するヨーク56
の水平片の対向面にはそれぞれ永久磁石58、58が固
定されている。二つの永久磁石58、58間には空間が
あってこの空間には磁場が形成されており、この磁場内
に、上記導電板60の一部が進出している。レーザーユ
ニットホルダー16が揺動すると、導電板60が上記磁
場内で揺動することにより導電板60に渦電流が発生
し、レーザーユニットホルダー16の揺動方向に対抗す
る電磁力が発生する。この電磁力がレーザーユニットホ
ルダー16の揺動に対する制動力となり、レーザーユニ
ットホルダー16のがたつきを抑制するとともに、レー
ザーユニットホルダー16を鉛直の姿勢に迅速に落ち着
かせるようになっている。
る。なお、図4に示す従来例と実質的に同じ構成部分に
は共通の符号を付し、なるべく重複した説明は避けるこ
とにする。図5において、ベース2の上面側には、レー
ザーユニットホルダー16の揺動をロックするためのロ
ックレバー64が水平面内において回転可能に取付けら
れている。ロックレバー64は2個を一対として設けら
れるが、図5には一方のロックレバー64のみが描かれ
ている。2個一対のロックレバーは、間にレーザーユニ
ットホルダー16の下端部外周をおいて互いに接近しま
た離れることができるように取付けられていて、互いに
接近したときレーザーユニットホルダー16の下端部外
周を両側から挟み込んでレーザーユニットホルダー16
の揺動をロックし、互いに離れたときレーザーユニット
ホルダー16の揺動を許容するようになっている。ロッ
クレバー64は操作レバー66によって操作されるよう
になっている。レーザー墨出し器を使用しないときは、
レーザーユニットホルダー16ががたつかないように、
レーザーユニットホルダー16の揺動を上記のようにし
てロックする。
ーザー墨出し器の従来例を示す。図6において、ベース
2の中央部には、このベース2を上下に貫いてロック部
材66が上下方向に移動可能に取付けられている。ロッ
ク部材66の上端部は円錐形の突部68となっている。
ロック部材66はレーザー墨出し器に作り付けのもので
はなく、レーザー墨出し器を使用するときはロック部材
66を取り外し、レーザー墨出し器を使用しないときに
ロック部材66を取り付けるようになっている。レーザ
ーユニットホルダー16の下端には、上記突部68が面
接触することができる円錐形の凹部64が形成されてい
る。ロック部材66は、これを墨出し器に取付けること
により、上記突部68がレーザーユニットホルダー16
の凹部64に嵌まって面接触し、レーザーユニットホル
ダー16の揺動をロックして、レーザーユニットホルダ
ー16のがたつきを防止するようになっている。
ザー墨出し器によれば、レーザーユニットホルダー16
の周囲をロックレバー64で挟み込んでレーザーユニッ
トホルダー16の揺動をロックする構造になっているた
め、横方向からの衝撃に対しては有効であるが、上下方
向の衝撃に対して弱いという難点がある。図6に示す従
来のレーザー墨出し器によれば、墨出し器本体とは別の
部品としてロック部材66を用意する必要があるため、
ロック忘れやロック部材の紛失などの問題があり、ま
た、使用中においても、一時的な休止ごとにロック部材
66を装着してロックすべきであるにもかかわらず、手
間がかかるためにロックしないでおくことが多かった。
出し器によれば、誤って落としてしまった場合など、外
部から大きな衝撃が加わった場合の対策が施されている
わけではないため、ジンバル機構の軸受部が大きな衝撃
力によって破損しあるいは変形し、可動部の軸がずれた
り重心がずれたりして、レーザー光で描かれる線の垂直
度や水平度を保つことができないという問題がある。
解消するためになされたもので、上下方向からの衝撃に
も水平方向からの衝撃にも強いロック構造とするととも
に、落下等によって大きな衝撃が加わっても、可動部の
軸や重心のずれを防止することができるレーザー墨出し
器における耐衝撃構造を提供することを目的とする。
ジンバル機構により揺動可能に支持されたレーザーユニ
ットホルダーと、このレーザーユニットホルダーに取付
けられた少なくとも一つのレーザーユニットとを有して
なるレーザー墨出し器において、レーザーユニットホル
ダーの下端外周を包み込むすり鉢状の受け部を有するロ
ック部材と、このロック部材を上下動させ、ロック部材
が上方に移動したとき上記受け部をレーザーユニットホ
ルダーの下端外周に当ててレーザーユニットホルダーの
左右上下動を止めるロック部材移動機構とを有し、この
ロック部材移動機構は弾性体を有し、この弾性体の介在
のもとに上記ロック部材を上下動させることを特徴とす
る。
ホルダーの下端外周を包み込むすり鉢状の受け部を有す
るロック部材と、このロック部材を上下動させ、ロック
部材が上方に移動したとき上記受け部をレーザーユニッ
トホルダーの下端外周に当ててレーザーユニットホルダ
ーの左右上下動を止めるロック部材移動機構とを有し、
上記ロック部材は、少なくとも受け部が弾性を有するこ
とを特徴とする。
記載の発明において、ロック部材移動機構は、操作部材
と、この操作部材が操作されることによってロック部材
を上下動させるカム機構を有することを特徴とする。請
求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明にお
いて、ロック部材の受け部がレーザーユニットホルダー
の下端外周に当たっているとき、レーザーユニットの電
源をオフにするスイッチを有することを特徴とする。
がった支柱と、この支柱に取り付けられたジンバル機構
と、このジンバル機構により揺動可能に支持されたレー
ザーユニットホルダーと、このレーザーユニットホルダ
ーに取付けられた少なくとも一つのレーザーユニットと
を有してなるレーザー墨出し器において、上記ベースと
支柱との間または支柱とジンバル機構との間にクッショ
ン材が介在していることを特徴とする。請求項6記載の
発明は、ベースが、クッション材と、このクッション材
を上下から挟んだ剛体の板とを有していることを特徴と
する。
にかかるレーザー墨出し器における耐衝撃構造の実施の
形態について説明する。なお、前記従来例の構成と実質
同一の構成部分には共通の符号を付した。図1におい
て、板状の部材からなるベース2の下面側には、適宜
数、例えば3個の脚4が高さを調節可能に設けられてい
る。ベース2の上面側には、少なくとも2本の柱6が立
てられている。各柱6の上端部にはジンバル機構8が取
付けられている。ジンバル機構8は、各柱6の上端部に
固定された固定リング10と、この固定リング10の内
側において図示されない軸、例えばピボット軸により水
平方向の軸線を中心に回転可能に支持された揺動リング
12と、この揺動リング12の内側においてレーザーユ
ニットホルダー16を揺動可能に支持するピボット軸1
4、14とを有してなる。ピボット軸14、14の中心
を結ぶ軸線は、上記固定リング10で揺動リング12を
支持する軸の中心線に対し直交しかつ水平方向の軸線に
沿って配置されている。レーザーユニットホルダー16
は、ジンバル機構8を介して支持されることにより、垂
直方向に垂れ下がるとともに、任意の向きに揺動するこ
とができるようになっている。また、鉛直方向の姿勢を
保つように、より具体的に言えば、互いに直交する上記
軸線を含む二つの鉛直面が交差する線上にレーザーユニ
ットホルダー16の重心が位置する姿勢を保つようにな
っている。
部には、斜め上に向かってレーザー光を射出するレーザ
ーユニット20が取付けられている。レーザーユニット
20から射出されるレーザー光の進路上には、レーザー
ユニット20の射出面近傍において、円柱状のロッドレ
ンズ22がその中心軸線を水平方向に向けてレーザーユ
ニットホルダー16に取付けられている。レーザーユニ
ット20から斜め上方に向けて射出されたレーザー光
は、ロッドレンズ22によって鉛直面内において扇状に
広げられ、レーザー光の進行方向前方に位置する壁面
に、レーザー光による鉛直線を描くようになっている。
方向中間部には、水平方向に向かってレーザー光を射出
するレーザーユニット24が取付けられている。レーザ
ーユニット24から射出されるレーザー光の進路上に
は、レーザーユニット24の射出面近傍において、円柱
状のロッドレンズ26がその中心軸線を垂直方向に向け
てレーザーユニットホルダー16に取付けられている。
レーザーユニット24から水平方向に射出されたレーザ
ー光は、ロッドレンズ26によって鉛直面内において扇
状に広げられ、レーザー光の進行方向前方に位置する壁
面に、レーザー光による水平線を描くようになってい
る。
下方向に貫通してロック部材30が嵌められている。ロ
ック部材30は、下側約半分が円筒部で、上側約半分が
すり鉢状の受け部32となっている。ロック部材30の
下側の円筒部がベース2の孔に嵌まり、この孔の周壁を
ガイドとして上下動可能となっている。上記受け部32
内にレーザーユニットホルダー16の下端外周が入り込
んでいる。換言すれば、レーザーユニットホルダー16
の下端外周を上記受け部32が包み込む形になってい
る。ロック部材30が上方に移動したとき上記受け部3
2がレーザーユニットホルダー16の下端外周に当た
り、レーザーユニットホルダー16の左右方向への動き
および上下方向への動きを止めるようになっている。ロ
ック部材30が下方に移動すると、上記受け部32がレ
ーザーユニットホルダー16の下端外周から逃げ、ジン
バル機構8で支持されたレーザーユニットホルダー16
があらゆる向きに揺動することができる。
円筒部を囲んで回転リング34が配置されている。ベー
ス2の上面にはまた、回転リング34を外周から取り囲
みかつ回転リング34の上面外周縁部を軽く抑えるよう
にしてガイド部材35が固定されていて、回転リング3
4はガイド部材35にガイドされて、ロック部材30の
周りに回転することができるようになっている。ガイド
部材35の内周側には適宜数の突起36が形成されてい
て、これらの突起36は、ロック部材30の円筒部に形
成されたカム溝に嵌まりカム機構を構成している。ロッ
ク部材30の外周からは操作部材としての操作レバー3
8が外方に伸び出ていて、レーザー墨出し器の外側から
操作レバー38を操作してロック部材30を回転させる
ことができるようになっている。
転リング34の突起36、ロック部材30の上記カム溝
によって、ロック部材移動機構を構成しており、操作レ
バー38の操作でロック部材30を上下動させ、レーザ
ーユニットホルダー16のロックまたはロック解除を行
うようになっている。操作レバー38の操作ストローク
範囲内にはスイッチ40の操作レバーが進出しており、
操作レバー38を操作してロック部材30を上向きに移
動させ、その受け部32をレーザーユニットホルダー1
6の下端外周に当て、レーザーユニットホルダー16を
ロックしているとき、スイッチ40がレーザーユニット
20、24の電源をオフにし、ロックが解除されてレー
ザーユニットホルダー16が自由に揺動することができ
る状態では、スイッチ40がレーザーユニット20、2
4の電源をオンにするようになっている。
とすると、レーザーユニットホルダー16のロック状態
にあっても、ロック部材30に対するレーザーユニット
ホルダー16のがたつきを防止するには、ロック部材3
0を相当大きな力でレーザーユニットホルダー16に押
し付ける必要があり、ジンバル機構8にダメージを与え
るおそれがある。そこで、上記ロック部材移動機構内に
弾性体を設け、この弾性体の介在のもとに上記ロック部
材30を上下動させるようにする。こうすれば、ロック
部材30が弾性力によってレーザーユニットホルダー1
6に押し付けられるため、ロック部材30を比較的弱い
力でレーザーユニットホルダー16に押し付けても、レ
ーザーユニットホルダー16のがたつきを上記弾性体で
吸収することができる。
ホルダー16のがたつきを防止するためには、ロック部
材30の少なくともすり鉢状の受け部32に弾性を持た
せてもよい。その手段としては、上記受け部32自体を
ゴムなどの弾性体で作ってもよいし、受け部32に適宜
数のスリットを入れることによって弾性を持たせてもよ
い。
材30のすり鉢状の受け部32をレーザーユニットホル
ダー16の下端外周に当ててレーザーユニットホルダー
16をロックするため、レーザーユニットホルダー16
に左右方向および上下方向の衝撃が加わっても、レーザ
ーユニットホルダー16を不動状態に保持することがで
きる。また、ロック部材30の受け部32を、弾性力に
よってレーザーユニットホルダー16に当てるため、上
記受け部32を弱い力でレーザーユニットホルダー16
に押し当てても、レーザーユニットホルダー16のがた
つきを防止することができるとともに、レーザーユニッ
トホルダー16にかかる衝撃を吸収することができる。
る。この実施形態は、ジンバル機構を支持する支柱にク
ッション材を介在させたものである。図2において、レ
ーザー墨出し器は、ベース2から立ち上がった適宜数の
支柱6と、この支柱6に取り付けられたジンバル機構8
と、このジンバル機構8により揺動可能に支持されたレ
ーザーユニットホルダー16と、このレーザーユニット
ホルダー16に取付けられた少なくとも一つのレーザー
ユニットとを有してなる。上記ベース2と支柱6との間
にはクッション材44が介在している。また、支柱6と
ジンバル機構8との間にもクッション材46が介在して
いる。その他の構成は図1に示す実施形態と同じである
から説明は省略する。
支柱6との間に介在しているクッション材44によっ
て、ベース2に加わった外部からの衝撃力が吸収され、
ジンバル機構8およびレーザーユニットホルダー16に
加わる衝撃力が軽減される。同様に、支柱6とジンバル
機構8との間に介在しているクッション材46によって
も、ベース2に加わった衝撃力が吸収され、ジンバル機
構8およびレーザーユニットホルダー16に加わる衝撃
力が軽減される。こうして、ジンバル機構8やレーザー
ユニットに与えられるダメージが軽減され、ジンバル機
構8の軸の狂いやレーザーユニットによって描かれる垂
直線や水平線の狂いを無くすことができる。クッション
材44とクッション材46は、いずれか一方が設けられ
ていてもよいし、両方とも用いればなお効果的である。
ン材を介在させた例である。図3において、ベース50
は、板状のクッション材52と、このクッション材52
を上下から挟んだ剛体の板54、54とを有してなる。
このベース50のから適宜数の支柱6が立ち上がり、支
柱6の上端部にジンバル機構8が取付けられ、ジンバル
機構8によってレーザーユニットホルダー16が揺動自
在に支持されている。
出し器の外部から衝撃力が加わると、ベース50のクッ
ション材52が衝撃を吸収して支柱6に加わるのを軽減
し、ジンバル機構8およびレーザーユニットホルダー1
6に加わる衝撃力が軽減され、図2に示す実施の形態と
同様の効果を得ることができる。
いては、それぞれ二つのレーザーユニット20、24が
設けられ、鉛直線と水平線とを描くことができるように
なっていたが、用途によっては、垂直線または水平線の
みを描くレーザーユニットが1個だけ設けられているも
のであってもよい。また、図1乃至図3には示されてい
ないが、通常は、例えば図4について説明したような制
動手段を有している。
ック部材のすり鉢状の受け部をレーザーユニットホルダ
ーの下端外周に当ててレーザーユニットホルダーをロッ
クするため、レーザーユニットホルダーに左右方向およ
び上下方向の衝撃が加わっても、レーザーユニットホル
ダーを不動状態に保持することができる。また、ロック
部材の受け部を、弾性力によってレーザーユニットホル
ダーに当てるため、上記受け部を弱い力でレーザーユニ
ットホルダーに押し当てても、レーザーユニットホルダ
ーのがたつきを防止することができるとともに、レーザ
ーユニットホルダーにかかる衝撃を吸収することができ
る。
部から衝撃力が加わると、クッション材が衝撃を吸収し
て、ジンバル機構およびレーザーユニットホルダーに加
わる衝撃力が軽減され、ジンバル機構やレーザーユニッ
トに加わるダメージを軽減することができる。
撃構造の実施の形態を示す断面図である。
撃構造の別の実施形態を示す断面図である。
撃構造のさらに別の実施形態を示す断面図である。
ある。
である。
断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ジンバル機構により揺動可能に支持され
たレーザーユニットホルダーと、このレーザーユニット
ホルダーに取付けられた少なくとも一つのレーザーユニ
ットとを有してなるレーザー墨出し器において、 レーザーユニットホルダーの下端外周を包み込むすり鉢
状の受け部を有するロック部材と、 上記ロック部材を上下動させ、ロック部材が上方に移動
したとき上記受け部をレーザーユニットホルダーの下端
外周に当ててレーザーユニットホルダーの左右上下動を
止めるロック部材移動機構とを有し、 上記ロック部材移動機構は弾性体を有し、この弾性体の
介在のもとに上記ロック部材を上下動させることを特徴
とするレーザー墨出し器における耐衝撃構造。 - 【請求項2】 ジンバル機構により揺動可能に支持され
たレーザーユニットホルダーと、このレーザーユニット
ホルダーに取付けられた少なくとも一つのレーザーユニ
ットとを有してなるレーザー墨出し器において、 レーザーユニットホルダーの下端外周を包み込むすり鉢
状の受け部を有するロック部材と、 上記ロック部材を上下動させ、ロック部材が上方に移動
したとき上記受け部をレーザーユニットホルダーの下端
外周に当ててレーザーユニットホルダーの左右上下動を
止めるロック部材移動機構とを有し、 上記ロック部材は、少なくとも受け部が弾性を有するこ
とを特徴とするレーザー墨出し器における耐衝撃構造。 - 【請求項3】 ロック部材移動機構は、操作部材と、こ
の操作部材が操作されることによってロック部材を上下
動させるカム機構を有する請求項1または2記載のレー
ザー墨出し器における耐衝撃構造。 - 【請求項4】 ロック部材の受け部がレーザーユニット
ホルダーの下端外周に当たっているとき、レーザーユニ
ットの電源をオフにするスイッチを有する請求項1また
は2記載のレーザー墨出し器における耐衝撃構造。 - 【請求項5】 ベースから立ち上がった支柱と、この支
柱に取り付けられたジンバル機構と、このジンバル機構
により揺動可能に支持されたレーザーユニットホルダー
と、このレーザーユニットホルダーに取付けられた少な
くとも一つのレーザーユニットとを有してなるレーザー
墨出し器において、 上記ベースと支柱との間または支柱とジンバル機構との
間にクッション材が介在していることを特徴とするレー
ザー墨出し器における耐衝撃構造。 - 【請求項6】 ベースから立ち上がった支柱と、この支
柱に取り付けられたジンバル機構と、このジンバル機構
により揺動可能に支持されたレーザーユニットホルダー
と、このレーザーユニットホルダーに取付けられた少な
くとも一つのレーザーユニットとを有してなるレーザー
墨出し器において、 上記ベースは、クッション材と、このクッション材を上
下から挟んだ剛体の板とを有してなるレーザー墨出し器
における耐衝撃構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000139634A JP3597114B2 (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | レーザー墨出し器における耐衝撃構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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