JP2007139696A - 墨出し器 - Google Patents

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Abstract

【課題】過酷な条件下において使用し、高い位置から落下しても、ジンバル機構が受けるダメージをより効果的に軽減し、その後の継続使用にも耐えうる墨出し器を得る。
【解決手段】ケース1内に取り付けられた支持体2と、支持体2によりジンバル機構3を介して揺動可能に吊り下げられたレーザーユニットホルダー4と、レーザーユニットホルダー4に取り付けられていて光源からの光束を一方向にのみ拡散させてライン光を放射することができる光源ユニット5,6と、を有する墨出し器。支持体2は、上部と下部が衝撃吸収体からなるダンパー7,8を介してケース1に連結され、外部から衝撃が加わったときダンパー7,8が衝撃エネルギーを吸収して衝撃力が支持体2に伝わることを遮断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体レーザーなどの光源からの光束を一方向にのみ拡散して、鉛直方向または水平方向のライン光を照射対象面に照射する墨出し器に関するもので、特に、その衝撃吸収構造に関するものである。
建築現場では、柱や壁などの対象物の鉛直度や水平度の基準となる鉛直ライン光あるいは水平ライン光を照射する光学式墨出し器が使用されている。光学式墨出し器の光源はほとんどが半導体レーザーであり、一般的にはレーザー墨出し器と呼ばれている。レーザー墨出し器は、レーザーユニットホルダーを、ジンバル機構あるいはジャイロ機構といわれる機構(以下「ジンバル機構」という)によって常に鉛直方向の姿勢をとることができるように振り子状に吊り下げ、上記レーザーユニットホルダーで半導体レーザーを含む光源ユニットを支持している。光源ユニットは、光源としての半導体レーザーと、半導体レーザーから放射される発散光を平行光束に変換するコリメートレンズと、平行光束を一方向にのみ拡散するロッドレンズを有する。上記平行光束は、ロッドレンズにその中心軸線に直交する方向から入射することにより、ロッドレンズで屈折されて上記中心軸線に直交する方向にのみ扇形に拡散される。この拡散光を建物の壁面、天井面、床面などの照射対象面に照射することにより、光による直線状のラインを描くことができる。そこで、上記光源ユニットをそのロッドレンズの中心軸線が水平になるように上記レーザーユニットホルダーに取り付けることによって鉛直方向のライン光を照射することができる。また、上記光源ユニットをそのロッドレンズの中心軸線が鉛直になるように上記レーザーユニットホルダーに取り付けることによって水平方向のライン光を照射することができる。以上がレーザー墨出し器の原理である。
レーザー墨出し器は、上記ように、光源ユニットを支持したレーザーユニットホルダーがジンバル機構によって揺動可能に支持されている。レーザー墨出し器は、鉛直方向あるいは水平方向のライン光を精度よく照射する必要があり、そのためには、ジンバル機構の摩擦抵抗ができるだけ小さく、レーザーユニットホルダーが常に所定の鉛直方向の姿勢を保つものであることが望まれる。そこで、ジンバル機構の軸受け部分は、一般的にはボールベアリングとこれによって回転自在に支持される軸を主体として構成される。ところが、レーザー墨出し器のジンバル機構に用いられるボールベアリングは、できるだけ摩擦抵抗の小さいものが選定されていて、耐衝撃性に難点がある。したがって、レーザー墨出し器を使用中に誤って倒しただけでも、ベアリング部が衝撃力によってダメージを受け、摩擦抵抗が大きくなって、照射されるライン光の精度が劣化するという問題点がある。
そこで、レーザー光照射装置を第1支軸で揺動可能に軸支する第1支持体と、この第1支持体を第1支軸と直交する第2支軸で揺動可能に軸支する第2支持体と、第2支持体を保持するための保持部を設けた支持部材とを備え、第2支持体の前後方向、左右方向、上下方向の各両側に緩衝体を介在させた状態で第2支持体を上記保持部に保持したレーザー墨出し器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。上記「レーザー光照射装置」とは、レーザー光源を含む前記レーザーユニットホルダーに対応する部材である。第1支軸、第2支軸、第2支持体は、ジンバル機構を構成している。上記緩衝体は、固定側の上記保持部側に加わった衝撃力が、上記ジンバル機構とこれによって揺動可能に支持されているレーザーユニットホルダーに伝達されるのを軽減して、ジンバル機構がダメージを受けにくくしている。
特許文献1記載の発明によれば、レーザー墨出し器を倒し、あるいは落としたときに、ジンバル機構を保護するのに効果的である。しかしながら、特許文献1記載の発明における上記緩衝体は、第2支持体の外側面、上下面、両側面全体を包み込むように構成する必要があることから、緩衝体の面積および体積が大きくなり、緩衝体がコスト高になること、そして緩衝体が存在することによってレーザー墨出し器の体積が大きくなるという難点がある。また、第2支持体も含めて、ジンバル機構とレーザーユニットホルダーとを緩衝する必要があって、緩衝する対象が多く、その分緩衝効果を高める必要がある。このことが緩衝体の体積が大きくなる一因ともなっている。
特開2004−301756号公報
そこで本出願人は、ジンバル機構を構成する軸の両端部外周を、支持体に保持されている緩衝体で囲み、この緩衝体を介して上記軸を支持体に支持してなる墨出し器を先に提案した。特願2005−64234にかかる発明がそれである。
上記出願にかかる発明によれば、期待したとおりの衝撃吸収効果があるが、過酷な条件の下で使用され、例えば1m以上の高い位置から落下することもありえることを想定すると、上記出願にかかる発明でも十分な衝撃吸収効果を得ることができないことが判明した。
本発明は、より過酷な条件下において使用し、高い位置から落下しても、ジンバル機構が受けるダメージをより効果的に軽減し、その後の継続使用にも耐えうる墨出し器を提供することを目的とする。
本発明は、ケース内に取り付けられた支持体と、この支持体によりジンバル機構を介して揺動可能に吊り下げられたレーザーユニットホルダーと、このレーザーユニットホルダーに取り付けられていて光源からの光束を一方向にのみ拡散させてライン光を放射することができる光源ユニットと、を有する墨出し器であって、上記支持体は、上部と下部が衝撃吸収体からなるダンパーを介して上記ケースに連結され、外部から衝撃が加わったとき上記ダンパーが衝撃エネルギーを吸収して衝撃力が上記支持体に伝わることを遮断することを最も主要な特徴とする。
上記ダンパーは、軸線方向の孔を有するとともに軸線方向中間部に小径部を有し、上記孔は一端部がケースまたは支持体に連結された取り付け軸により貫かれて上記ダンパーが支持体に取り付けられ、上記小径部には上記支持体またはケースと実質一体の部分が嵌められることにより、支持体の上部と下部がダンパーを介してケースに連結されている構成にするとよい。
支持体は、その下部がダンパーによってケースで支えられ、上部がダンパーを介してケースで吊り下げられた形、したがって、ダンパーの介在のもとに支持体がケースから浮いた形になっている。墨出し器が倒されあるいは落下したとき、ケースに加わる衝撃力の多くは、支持体の上部と下部にあるダンパーにより吸収され、衝撃力の支持体への伝達が遮断される。そのため、支持体からジンバル機構に伝達される衝撃力も軽減され、ジンバル機構を構成する軸の支持部に加わる衝撃力も軽減されて、ジンバル機構が受けるダメージが飛躍的に軽減される。比較的大きな衝撃力が加わっても、再調整または補修をすることなく引き続き使用することができる。
以下、本発明にかかる墨出し器の実施例を、図面を参照しながら説明する。
図1乃至図3において、円筒形状のケース1は天板11と底板12を有し、底板12の下面には図示されない三脚が取り付けられ、三脚により縦方向に立った姿勢で設置することができるようになっている。ケース1内には、レーザーユニットホルダー4を揺動可能に支持する支持体2が取り付けられている。本願発明の特徴は、この支持体2の取り付け構造にある。支持体2は、上部と下部が衝撃吸収体からなるダンパー、7,8を介して上記ケース1に連結されている。上部のダンパー7は2個を一対としてなり、各ダンパー7はケース1の天板の下面側にねじ17によって取り付けられている。下部のダンパー8も2個を一対としてなり、ケース1の底板12に近い位置でケース1の内周側に固定されたマウント部材10によって保持されている。図3に示すように、2個一対の下部のダンパー8の中心を結ぶ線の方向をX、2個一対の上部のダンパー7の中心を結ぶ線の方向をYとすると、ケース1の中心軸線方向から見て上記X方向の線とY方向の線は互いに直交する方向の線となっている。
上記各ダンパー7,8は同じ構造で、これらのダンパーを代表して図4にダンパー7の構造を示している。図4において、ダンパー7は、全体が衝撃吸収体からなり、軸線方向の孔71を有するとともに、軸線方向中間部に小径部74を有し、この小径部74を挟んだ両端部72,73は大径部72,73となっている。ダンパー7を構成する衝撃吸収体としては、衝撃を受けたときの運動エネルギーを熱エネルギーに変換して衝撃を吸収する特性を持ち、反発力がないかまたは反発力が低いものであることが要求される。かかる要求に適合する素材として「低反発ゴム」があり、本実施例ではスポンジ状の低反発ゴムを使用した。上記孔71は、取り付け軸によって貫かれる孔であって、この孔71を貫いた取り付け軸の一端部が上記ケース1または支持体2に連結されることによって、上記ダンパー7がケース1と支持体2との間に介在してこれらを連結している。ダンパーを介在させたケース1と支持体2との連結構造は、上部と下部で異なるので、次に、ケース1と支持体2との上部と下部の連結構造について個別に説明する。
図1、図2において、支持体2の上端には、延長マウント材9がネジ止めなどの適宜の手段で継ぎ足されている。延長マウント材9は上下方向の板の上端部と下端部が直角に折り曲げられたU字形を横向きにした形の部材で、下端部の折り曲げ片が支持体2の上端に結合されている。延長マウント材9の上端部の折り曲げ片91には円弧形状の切込みが2箇所に形成されていて、各切込みに上記ダンパー7の小径部74が嵌められ、これによってダンパー7が支持体2と実質一体の延長マウント材9に取り付けられている。各ダンパー7の孔71には、図6に示すスリーブ80が挿入されている。図6において、スリーブ6は、ダンパー7の中心孔に嵌められる円筒形状の本体部分と、本体部分の一端に続いて一体に形成されたフランジ部81を有してなる。上記ダンパー7の中心孔71にはスリーブ80の本体部分が嵌められ、スリーブ80のフランジ部81がダンパー7の上端面に接している。ケース1の天板11を貫いたネジ17がスリーブ80の本体部分の中心孔に上側から通され、各ダンパー7の下端面から突出した各ネジ17にはワッシャ76が嵌められ、さらにナットがねじ込まれている。このようにして、各ダンパー7がケース1の天板11に取り付けられるとともに、各ダンパー7の介在のもとに支持体2の上部がケース1の天板11の下面側に連結されている。
ケース1の下部に固定された前記マウント部材10を図5に示す。図5からわかるように、マウント部材10は平板状の部材をリング状に形成した部材で、周縁部に4個の取り付け孔101を周方向に等間隔に有するとともに、ダンパー8を取り付けるための丸孔102を2箇所に有している。マウント部材10はまた、中心部に円形の比較的大きな丸孔103を有している。マウント部材10はケース1の下部に挟み込まれ、かつ、ケース1の下部から上記取り付け孔101を貫通したネジ13がケース1の本体に締め付けられることによって固定されている。マウント部材10の上記二つの丸孔102にはそれぞれダンパー8の小径部が嵌められ、これによってダンパー8が支持体2と実質一体のマウント部材10に取り付けられている。各ダンパー8の中心孔には上側から前記スリーブ80の本体部分が挿入され、各スリーブ80のフランジ部81がダンパー8の上端面に当接している。各スリーブ80の中心孔には、下側からネジ15が通され、各スリーブ80の上端面から突出した各ネジ15の上端部は支持体2の底板26にねじ込まれている。各ネジ15の頭部とダンパー8の底面との間にはワッシャ86が介在している。このようにして、各ダンパー8は、支持体2の底板26と、ケース1と実質一体の部材であるマウント部材10に連結され、各ダンパー8の介在のもとに支持体2の下部がケース1と実質一体のマウント部材10に連結されている。
以上のように、支持体2の上部が、ダンパー7を介して、ケース1の天板に吊り下げられた態様で連結され、支持体2の下部が、ダンパー8を介しかつマウント部材10を介して、ケース1の下部に下から支えるような態様で連結されている。ケース1が図1、図2に示すように起立した態様で上下方向の衝撃力が加わると、ケース1に対して支持体2が上下方向に相対移動しようとする。このとき、ダンパー7の上下方向両端の大径部72,73が変形し、かつ、ダンパー8の上下方向両端の大径部82,83が変形して、各ダンパー7,8が衝撃力を熱エネルギーに変換し、支持体2に伝達される衝撃力を緩和する。ケース1が倒れるなどの要因によって図1、図2において左右方向からの衝撃力が加わると、ケース1に対して支持体2が左右方向に相対移動しようとする。このとき、上部の各ダンパー7の小径部74を、支持体2と一体の延長マウント材9の折り曲げ片91が押し、下部の各ダンパー8の小径部が、ケース1と一体のマウント部材10で押される。各ダンパー7,8の小径部も低反発ゴムなどの緩衝部材からなるため、支持体2に伝達されようとする衝撃力を、各ダンパー7,8の小径部が変形することによって熱エネルギーに変換し、支持体2に伝達される衝撃力を緩和する。
各ダンパー7,8の中心孔にはスリ−ブ80が嵌められ、スリーブ80の外周面に沿って各ダンパー7,8が変形することができるため、各ダンパー7,8の変形がスムーズであり、ダンピング機能が効果的に発揮される。
ダンパー7,8のそれぞれは、全体を同一の材質からなる衝撃吸収体で一体に形成してもよいし、大径部と小径部とで、緩和する衝撃力の方向が異なるので、緩和すべき衝撃力の方向に応じて効果的に衝撃力を緩和することができるように材質を異ならせてもよい。大径部と小径部とで材質を異ならせる場合、異なる材質のものを軸線方向に並べて接着するとよい。
次に、上記支持体2によって支持されるレーザーユニットホルダー4およびこのレーザーユニットホルダー4を揺動自在に吊り下げるジンバル機構3の構成について説明する。図1、図2において、支持体2の上部には一対の軸受保持部21,21が一体に形成されている。一対の軸受保持部21,21は有底の円筒形状をしていて、開口端が相対向している。各軸受保持部21,21の内面側には有底円筒状に形成されたダンパー22,22が埋め込まれている。各ダンパー22,22の材質は、緩衝機能を持っている部材であればよく、例えば、上記ダンパー7,8と同様に低反発ゴムからなる衝撃吸収体を用いるとよい。軸受保持部21,21には各ダンパー22,22の介在のもとにボールベアリングなどからなる軸受23,23が嵌められ、軸受23,23によって軸25が回転自在に支持されている。
上記軸25によって中間揺動枠40が軸25を中心に揺動可能に支持されている。中間揺動枠40は一対の軸受保持部45,45を一体に有している。一対の軸受保持部45,45は有底の円筒形状をしていて、開口端が相対向している。各軸受保持部45,45の内面側には有底円筒状に形成されたダンパー44,44が埋め込まれている。各ダンパー44,44の材質は、上記ダンパー7,8と同様に低反発ゴムからなる衝撃吸収体を用いるとよい。軸受保持部45,45には各ダンパー44,44の介在のもとにボールベアリングなどからなる軸受43,43が嵌められ、軸受43,43によって軸41が回転自在に支持されている。軸41は上記軸25の上方において軸25と直交する方向に支持されている。軸41によってレーザーユニットホルダー4が吊り下げられ、レーザーユニットホルダー4は軸41を中心に揺動自在となっている。以上説明した軸受23,43、軸25,41、中間揺動枠40などによってジンバル機構3が構成され、このジンバル機構3により、レーザーユニットホルダー4が、支持体2に揺動自在に吊り下げられている。上記軸25はレーザーユニットホルダー4を貫いており、この軸25が上記軸41を中心としたレーザーユニットホルダー4の揺動の障害にならないように、レーザーユニットホルダー4には軸25に対する逃げ孔46が形成されている。
レーザーユニットホルダー4の上端部には光源ユニット5が、また、レーザーユニットホルダー4の上下方向中間部であって上記軸25の下方には光源ユニット6が取り付けられている。光源ユニット5は鉛直方向のライン光を照射する光源ユニットで、ユニットケース51と、このユニットケース51の先端に取り付けられたロッドレンズ52を有してなる。ユニットケース51内には光源として半導体レーザーが取り付けられるとともに、半導体レーザーから放射された拡散光を平行光束にするコリメートレンズが取り付けられている。上記平行光束がロッドレンズ52に対してその中心軸線に対し直交する方向に入射し、ロッドレンズ52は平行光束をその中心軸線に対し直交する方向にのみ拡散して出射するように構成されている。レーザーユニットホルダー4が所定の垂下姿勢をとっているとき、光源ユニット5のロッドレンズ52は水平方向に向き、鉛直方向のライン光を照射するようになっている。光源ユニット5は斜め上方に向けてレーザーユニットホルダー4に取り付けられ、例えば、建物の壁面から天井面にかけてライン光を照射することができるように構成されている。
他方の光源ユニット6は水平方向のライン光を照射する光源ユニットで、ユニットケース61と、このユニットケース61の先端に取り付けられたロッドレンズ62を有してなる。ユニットケース61内には光源として半導体レーザーが取り付けられるとともに、半導体レーザーから放射された拡散光を平行光束にするコリメートレンズが取り付けられている。上記平行光束がロッドレンズ62に対してその中心軸線に対し直交する方向に入射し、ロッドレンズ62は平行光束をその中心軸線に対し直交する方向にのみ拡散して出射するように構成されている。レーザーユニットホルダー4が所定の垂下姿勢をとっているとき、光源ユニット6は水平方向を向くように取り付けられ、光源ユニット6のロッドレンズ62は鉛直方向に向き、水平方向のライン光を照射するようになっている。
レーザーユニットホルダー4の下端部には制動板42が設けられている。制動板42はレーザーユニットホルダー4の揺れを磁気的な作用によって制動するためのもので、前記軸25を中心とした揺動方向はこの揺動奇跡に沿った円弧状に、かつ、レーザーユニットホルダー4の両側に伸び出た形で形成されている。上記制動板42の前記軸41を中心とした揺動方向は、この揺動奇跡に沿った円弧状に形成されている。レーザーユニットホルダー4の材質は特に限定されないが、少なくとも制動板42の部分は導電体からなる。前記支持体2の底板26の上面には、上記制動板42に対し適宜の間隙をおいて適宜数のマグネット50が固定されている。各マグネット50は、円弧面をなす上記制動板42に正対するように、制動板42の円弧面に合わせて傾けて、適宜のヨークを介して配置されている。各マグネット50で形成される磁場内に制動板42が位置している。レーザーユニットホルダー4がジンバル機構3によって揺動すると、制動板42が上記磁場の磁力線を横切り、制動板42に渦電流が発生する。この渦電流によって、レーザーユニットホルダー4の揺動方向とは反対向きの駆動力(トルク)が発生する。したがって、この駆動力がレーザーユニットホルダー4の揺動を静止する力として働き、レーザーユニットホルダー4を迅速に静止させる。
以上、図示の実施例の構成を説明した。次に、上記実施例の動作および作用効果を説明する。墨出し器が落下し、あるいは倒れるなどの要因によって外部から衝撃力が加わったとする。前述のように、上下方向の衝撃力に対しては、上部と下部のダンパー7、8の上下方向両端の大径部が変形し、各ダンパー7,8が衝撃力を熱エネルギーに変換して、ケース1から支持体2に伝達されようとする衝撃力の伝達を低減する。左右方向からの衝撃力に対しては、上部と下部のダンパー7、8の小径部が、延長マウント材9の折り曲げ片91、マウント部材10で押され、各小径部の変形によって衝撃力を熱エネルギーに変換し、ケース1から支持体2に伝達されようとする衝撃力の伝達を低減する。このように、支持体2はその上部と下部がダンパー7,8の介在によってケース1から浮いた形で取り付けられているため、外部からの衝撃力は各ダンパー7,8で吸収され、ケースから支持体2に伝達される衝撃力を大幅に低減することができる。支持体2に伝達される衝撃力を低減することによってジンバル機構3に加わる衝撃力も低減することができ、外部から加わる衝撃力によってジンバル機構3の受けるダメージも低減することができ、墨出し器が衝撃力を受けることによって精度が狂うことを大幅に低減することができる。したがって、乱暴な取り扱いにも耐えることができ、比較的大きな衝撃力が加わっても、再調整または補修をすることなく引き続き使用することができ、再調整やメンテナンスの機会を少なくすることができる。
支持体2の上部と下部を、衝撃吸収体からなるダンパー7,8を介してケース1に連結することによって本発明の目的を達成することができるが、これに加えて、図示の実施例のように、ジンバル機構3を構成する軸25,41を、ダンパー22,44を介して支持すれば、外部からの衝撃力がジンバル機構3の軸25,41に与えるダメージをさらに効果的に低減することができる。これによって、衝撃力を受けることによる精度の狂いをより効果的に低減し、調整し直しやメンテナンスの機会をさらに少なくすることができる。
なお、ジンバル機構3の軸25,41に与えるダメージとは、軸25,41の曲がり、変形などのほかに、軸25,41を支持する軸受の変形なども含む。ジンバル機構3の軸25,41がダメージを受けると、ジンバル機構3が円滑に作動しなくなり、レーザーユニットホルダー4が所定の垂下姿勢をとることができず、レーザーユニットホルダー4の静止位置がばらつくことになる。その結果、光源ユニット5,6から照射されるライン光が、鉛直または水平でなくなることになる。その点、本発明によれば、衝撃力によるジンバル機構の軸が受けるダメージをより効果的に低減することができるため、ある程度大きい衝撃力が加わったとしても、ライン光の鉛直度または水平度の狂いを防止することができる。
図示の実施例では、支持体2をカース1に連結する上部と下部のダンパー7,8を、それぞれ2個ずつ設けているが、上部と下部のダンパーの数は任意である。例えば、上部と下部のダンパーのうち一方は複数個からなり、他方は1個からなるものであってもよい。また、上部と下部のダンパーのうち少なくとも一方は3個からなり、支持体を3点で支持するものであってもよい。上部と下部のダンパーはそれぞれ1個ずつであってもよい。
図示の実施例のように、上部と下部のダンパーをそれぞれ2個一対とし、上部の2個のダンパーの中心を結ぶ線の方向と、下部の2個のダンパーの中心を結ぶ線の方向は、互いに直交する方向にすれば、支持体が一方向に傾きやすいといったことがなく、支持体を安定に支持することができる。
本発明にかかる墨出し器の実施例を示す側面断面図である。 上記実施例の正面断面図である。 上記実施例における上部と下部のダンパーの配置関係を模式的に示す平面図である。 上記実施例に用いられているダンパーの正面図である。 上記実施例に用いられているマウント部材を示す、(a)は平面図、(b)は断面図である。 上記実施例に用いられているスリーブを示す(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は縦断面図である。
符号の説明
1 ケース
2 支持体
3 ジンバル機構
4 レーザーユニットホルダー
5 光源ユニット
6 光源ユニット
7 ダンパー
8 ダンパー
9 延長マウント材
10 マウント部材
71 孔
72 軸線方向端部
73 軸線方向端部
74 小径部

Claims (11)

  1. ケース内に取り付けられた支持体と、この支持体によりジンバル機構を介して揺動可能に吊り下げられたレーザーユニットホルダーと、このレーザーユニットホルダーに取り付けられていて光源からの光束を一方向にのみ拡散させてライン光を放射することができる光源ユニットと、を有する墨出し器であって、
    上記支持体は、上部と下部が衝撃吸収体からなるダンパーを介して上記ケースに連結され、
    外部から衝撃が加わったとき上記ダンパーが衝撃エネルギーを吸収して衝撃力が上記支持体に伝わることを遮断することを特徴とする墨出し器。
  2. ダンパーは、軸線方向の孔を有するとともに軸線方向中間部に小径部を有し、上記孔は一端部がケースまたは支持体に連結された取り付け軸により貫かれて上記ダンパーが支持体に取り付けられ、上記小径部には上記支持体またはケースと実質一体の部分が嵌められることにより、支持体の上部と下部がダンパーを介してケースに連結されている請求項1記載の墨出し器。
  3. ダンパーは、その軸線方向両端部で墨出し器の上下方向の衝撃力を吸収し、軸方向中間部の小径部で墨出し器の水平方向の衝撃力を吸収する請求項2記載の墨出し器。
  4. 上部と下部のダンパーはそれぞれ2個を一対としてなり、上部の2個のダンパーの中心を結ぶ線の方向と、下部の2個のダンパーの中心を結ぶ線の方向は、互いに直交する方向である請求項1記載の墨出し器。
  5. 上部と下部のダンパーのうち一方は複数個からなり、他方は1個からなる請求項1記載の墨出し器。
  6. 上部と下部のダンパーのうち少なくとも一方は3個からなり、支持体を3点で支持している請求項1記載の墨出し器。
  7. ダンパーは、軸線方向両端側の材質と軸線方向中間の小径部の材質が異なる請求項2記載の墨出し器。
  8. ジンバル機構を構成するシャフトのうち少なくとも支持体によって支持されているシャフトは、その両端部を包み込む衝撃吸収ダンパーを介して上記支持体に支持されている請求項1記載の墨出し器。
  9. ケースの底部内周側にはマウント部材が固定され、このマウント部材に下部ダンパーの小径部が嵌められることによって支持体の下部がダンパーを介してケースに連結されている請求項2記載の墨出し器。
  10. 支持体の上部には延長マウント材が継ぎ足され、この延長マウント材に上部ダンパーの小径部が嵌められることによって支持体の上部がダンパーを介してケースに連結されている請求項2記載の墨出し器。
  11. ダンパーは、軸線方向の孔にスリーブが嵌められ、このスリーブを取り付け軸が貫いている請求項2記載の墨出し器。
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