JPH0949734A - 墨出し用レーザ装置 - Google Patents

墨出し用レーザ装置

Info

Publication number
JPH0949734A
JPH0949734A JP20341595A JP20341595A JPH0949734A JP H0949734 A JPH0949734 A JP H0949734A JP 20341595 A JP20341595 A JP 20341595A JP 20341595 A JP20341595 A JP 20341595A JP H0949734 A JPH0949734 A JP H0949734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
holder
marking
lens
holding body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20341595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3148587B2 (ja
Inventor
Yasuyuki Nakayama
康之 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MYZOX KK
Original Assignee
MYZOX KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MYZOX KK filed Critical MYZOX KK
Priority to JP20341595A priority Critical patent/JP3148587B2/ja
Publication of JPH0949734A publication Critical patent/JPH0949734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3148587B2 publication Critical patent/JP3148587B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的小型のレーザを使用するとともに組み
立て時の調整を容易にして墨出し用レーザ装置を安価に
提供すること。 【解決手段】 長さ調整可能な脚2を有するベース1に
立てた支柱4の上部に本体リング5を設ける。本体リン
グ5がジンバル機構を介して保持体11を揺動自在に支
持し、保持体11が自重で鉛直姿勢をとるようにする。
保持体11には鉛直上向きにレーザ光線を投射する第1
レーザと、鉛直線から所定角度傾いた方向にレーザ光線
を投射する第2レーザとを備え、かつ、第2レーザの光
軸上にシリンドリカルレンズ40を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、墨出し用レーザ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば建築現場において、天井面、床面
及び壁面にレーザ光線をあてて鉛直、垂直又は水平等を
チェックしている。この種の墨出し作業に用いるレーザ
装置は、レーザからのレーザ光線をハーフミラーで反射
させて相異なる2方向に投射する構成とするのが一般的
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
墨出し用レーザ装置では、ハーフミラーの反射でレーザ
光線1本当たりの光量が半減し、さらにシリンドリカル
レンズで分散させれば光量減の影響が大きく出る。しか
も、組み立て時にハーフミラーの調整に工数がかかると
いう問題がある。
【0004】そこで、本発明は、光量を弱めることなく
レーザ光線を投射でき、かつ組み立てが容易な墨出し用
レーザ装置を比較的安価に提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、以下のような墨出し用レーザ装置を創作した。すな
わち、請求項1に記載の発明は、自重により鉛直姿勢を
とるように支持本体に揺動自在に支持された保持体に、
鉛直上向きにレーザ光線を投射する第1レーザと、鉛直
線から所定角度傾いた方向にレーザ光線を投射する第2
レーザとを備え、かつ前記第1及び第2レーザのうちの
少なくとも一方の光軸上にシリンドリカルレンズを配設
したことを特徴とする。なお、上記のレーザ光線の投射
方向は、保持体が鉛直姿勢をとっているときを基準にし
ている。したがって、例えば天井面にあてる鉛直墨出し
用のレーザ光線と、壁面にあてる垂直又は水平墨出し用
のレーザ光線とは、第1レーザと第2レーザとから個別
に投射されるので各レーザの光量が維持され、かつ従来
例のようなハーフミラーが不要で全体構造を簡素にでき
る。
【0006】
【発明の効果】すなわち、本発明の墨出し用レーザ装置
では、従来のようにハーフミラーでレーザ光線を反射さ
せる方式でないから光量が弱められず、シリンドリカル
レンズで分散させ後の投影像が明瞭で使い易い。また、
ハーフミラーがないから構造が簡素化され、かつハーフ
ミラー自体の調整工数も不要であるから比較的安価に製
作することができるという効果がある。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1は墨出し用レーザ装置の全体を示す
斜視図、図2は墨出し用レーザ装置の縦断面図である。
両図に示すように、平面形状略三角形のベース1は長さ
調整可能な3本の脚2を有し、水準つまみ3を回して脚
2を上下方向に螺進させることでベース1のレベル調整
が可能に形成されている。
【0008】ベース1には、後述する制動機構を収容す
る筒状部1aが形成され、筒状部1aに4本の支柱4が
立設されて上部に本体リング5が一体的に支持されてい
る。なお、ベース1、支柱4及び本体リング5で本発明
でいうところの支持本体が構成されている。
【0009】支持本体たる本体リング5によりジンバル
機構が支持されている。すなわち、本体リング5には水
平方向に対向して一対のXバランス軸6が設けられ、X
バランス軸6に係合するピボット玉軸受け7を有するジ
ンバルリング8がXバランス軸6により揺動自在に支持
されている。一方、ジンバルリング8にはXバランス軸
6に直交する一対のYバランス軸9が設けられ、Yバラ
ンス軸9に係合するピボット玉軸受け10を有する略筒
状の保持体11がYバランス軸9により揺動自在に支持
されている。つまり、保持体11は任意の方向に揺動自
在な振り子状態で本体リング5に支持され、自重で鉛直
姿勢をとることができるようになっている。なお、図2
は、Xバランス軸6とYバランス軸9を合わせて示す断
面としてある。
【0010】保持体11の上部には、第1レーザ(本実
施例では半導体レーザ)12が保持体11と同心位置に
取付けられ、レーザ光線が上向きに投射されるようにな
っている。図中、13は第1レーザ12を固定するホル
ダー、14はコリメート鏡筒、15はレーザ光線を平行
光線にするレンズ、16はレンズホルダーである。な
お、保持体11の上端面に、半導体レーザや次述する発
光ダイオード(LED)に通電するための接続端子17
が設けられている。
【0011】さらに、保持体11の下部にはLED取付
部20がねじ込まれ、さらにその下側に下部コリメート
鏡筒21が取付けられている。LED取付部20に取付
けられた発光ダイオード22の光は、下部コリメート鏡
筒21内の合焦レンズ23を通つて下方の床面に向け投
射され、第1レーザ12の光軸と合致する直線上でスポ
ット像を結ぶようになっている。
【0012】次に、保持体11の揺動を抑える制動機構
について説明する。下部コリメート鏡筒21に純銅製の
制動円板24が略水平に取付けられており、磁石25が
制動円板24の周縁部を挟んだ上下位置に対をなすよう
にして配置されている。それらの磁石25は筒状部1a
に取付けられたヨーク26にて支持されていて、上下の
磁石間のギャップに所定の磁界が形成されている。した
がって、保持体11が揺動して制動円板24が磁界内で
動くと渦電流が発生して制動円板24が制動力を受け、
保持体11が速やかに鉛直姿勢をとるようになってい
る。なお、ベース1の下面側には、保持体11が大きく
揺動した場合に、下部コリメート鏡筒21の下端部を当
接させて磁石25を保護する樹脂カバー27が取付けて
ある。
【0013】そして、前記保持体11のほぼ中間部にレ
ーザ取付穴30が保持体11の軸線に交差する方向に形
成され、軸線対称位置にはレーザ取付穴30に挿着され
るレーザ(次述する)との重量バランスをとるためのバ
ランスウエイト31が取付けられている。レーザ取付穴
30には、第2レーザ(半導体レーザ)32を有する筒
状の取付ホルダー33が挿着されて止めねじ34で固定
され、前記第1レーザ12の光軸と所定角度(本例では
約60°)傾けてセットされる第2レーザ32の光軸上
に非球面レンズ37とシリンドリカルレンズ40が配設
されている。非球面レンズ37は第2レーザ32の本体
にねじ込まれたレンズホルダー38に取付けられている
が、シリンドリカルレンズ40は次述する取付け構造と
されている。
【0014】図3に示すように、前記取付ホルダー33
のフランジ部に止めねじ35を介してホルダーベース3
6が取付けられ、ホルダーベース36の上に支持部材、
具体的には2個のボール41を挟んだ状態でレンズホル
ダー42が載置されている。このレンズホルダー42
は、図4及び図5参照、左右の調整ねじ43を適宜に螺
進させることで、ボール41を支点にして左右に傾動で
きるように構成されている。
【0015】上記レンズホルダー42には、軸線が第2
レーザ32の光軸とほぼ直交する位置にシリンドリカル
レンズ40が固定されており、かつシリンドリカルレン
ズ40を2分割する分割線上にボール41が位置するよ
うにボール押さえ穴42aが形成されている。なお、図
中、36aはホルダーベース36に形成したボール41
用の位置決め穴である。したがって、上述の調整ねじ4
3によるレンズホルダー42の傾動調整でシリンドリカ
ルレンズ40の傾きの微調整が容易にできる。なお、必
要に応じて止めねじ35を緩めてホルダーベース36の
位置を微調整する。
【0016】さて、墨出し作業をする場合には、図6に
示すように、上記の墨出し用レーザ装置を建物の床面等
に載置し、水準つまみ3を回して脚2を螺進させること
で本体リング5、すなわち装置全体のレベル調整をす
る。このとき、保持体11は前述の制動機構により揺動
が抑えられるから速やかに鉛直姿勢をとる。そして、メ
インスイッチ(図示省略)をオンにすれば半導体レーザ
及び発光ダイオードに通電され、第1レーザ12のレー
ザ光線がレンズ15を通って鉛直上方に投射されて天井
面にレーザスポットS1 が投影される。また、発光ダイ
オード22の光は合焦レンズ23を通って鉛直下方に投
射され、床面にレーザスポットS2 が投影される。
【0017】さらに、第2レーザ32のレーザ光線が非
球面レンズ37とシリンドリカルレンズ40を通過して
壁面に垂直線S3 として投影される。なお、予め取付ホ
ルダー33又はホルダーベース36を回転させることで
シリンドリカルレンズ40を光軸回りに90°回転させ
ておけば、水平直線S4 を投影させることができる。
【0018】以上説明したように、上記実施例の墨出し
用レーザ装置では、鉛直スポット墨出し用の第1レーザ
12と、水平もしくは垂直墨出し用の第2レーザ32と
をそれぞれ専用に備えたので、従来と同じ光量を得るの
であれば比較的小出力の半導体レーザで済み、かつハー
フミラーを使用しないのでコンパクト化とコストダウン
とが可能になった。なお、半導体レーザに代えて他の形
式のレーザ発振器を用いても良い。
【0019】ところで、墨出し用レーザ装置の組み立て
時において、シリンドリカルレンズの姿勢調整を確実か
つ容易に行いたいという要請がある。この点、本実施例
の墨出し用レーザ装置は、上述したように、シリンドリ
カルレンズ40の側方位置に支点部材であるボール41
が配設され、かつレンズホルダー42がボール41を支
点にしてシリンドリカルレンズ40の軸線を傾ける傾動
調整が可能に構成されているので、上記の要請に応える
ことができる。すなわち、ホルダーベース36上のボー
ル41の支持を含めてレンズホルダー42の組み付けが
簡単であり、かつレンズホルダー42が常にボール41
に支持されていて不規則に動くことがないのでシリンド
リカルレンズ40の姿勢調整が確実かつ容易にできると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の墨出し用レーザ装置の斜視図である。
【図2】実施例の墨出し用レーザ装置の縦断面図であ
る。
【図3】第2レーザとシリンドリカルレンズの取付け構
造を示す拡大図である。
【図4】図3のA−A視図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】墨出し用レーザ装置の使用状態を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 ベース 4 支柱 5 本体リング 11 保持体 12 第1レーザ 32 第2レーザ 40 シリンドリカルレンズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自重により鉛直姿勢をとるように支持本
    体に揺動自在に支持された保持体に、鉛直上向きにレー
    ザ光線を投射する第1レーザと、鉛直線から所定角度傾
    いた方向にレーザ光線を投射する第2レーザとを備え、
    かつ前記第1及び第2レーザのうちの少なくとも一方の
    光軸上にシリンドリカルレンズを配設してなる墨出し用
    レーザ装置。
JP20341595A 1995-08-09 1995-08-09 墨出し用レーザ装置 Expired - Fee Related JP3148587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20341595A JP3148587B2 (ja) 1995-08-09 1995-08-09 墨出し用レーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20341595A JP3148587B2 (ja) 1995-08-09 1995-08-09 墨出し用レーザ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0949734A true JPH0949734A (ja) 1997-02-18
JP3148587B2 JP3148587B2 (ja) 2001-03-19

Family

ID=16473703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20341595A Expired - Fee Related JP3148587B2 (ja) 1995-08-09 1995-08-09 墨出し用レーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3148587B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10260040A (ja) * 1997-03-17 1998-09-29 Toyo Techno Kk レーザーライナー墨出し器
JPH11168251A (ja) * 1997-05-28 1999-06-22 Laser Aligment Inc レーザ光線投射器の電力及び伝達システム
JP2006242735A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Audio Technica Corp レーザーラインユニットおよびレーザー墨出し器
JP2008122110A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Hitachi Koki Co Ltd レーザ墨出し器
CN104764446A (zh) * 2014-01-03 2015-07-08 江苏莱赛激光装备有限公司 激光标线仪及其工作方法
CN109291029A (zh) * 2018-11-27 2019-02-01 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 基于空间坐标测量的多点放样工装及放样方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10260040A (ja) * 1997-03-17 1998-09-29 Toyo Techno Kk レーザーライナー墨出し器
JPH11168251A (ja) * 1997-05-28 1999-06-22 Laser Aligment Inc レーザ光線投射器の電力及び伝達システム
JP2006242735A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Audio Technica Corp レーザーラインユニットおよびレーザー墨出し器
JP4526414B2 (ja) * 2005-03-03 2010-08-18 株式会社オーディオテクニカ レーザーラインユニットおよびレーザー墨出し器
JP2008122110A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Hitachi Koki Co Ltd レーザ墨出し器
CN104764446A (zh) * 2014-01-03 2015-07-08 江苏莱赛激光装备有限公司 激光标线仪及其工作方法
CN109291029A (zh) * 2018-11-27 2019-02-01 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 基于空间坐标测量的多点放样工装及放样方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3148587B2 (ja) 2001-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4237462B2 (ja) 建設用レーザ装置
JP2009539066A (ja) レーザベースの位置合わせツール
US5917587A (en) Automatic plumb laser beam generator
JP2003194540A (ja) ラインレーザ装置
US20030000094A1 (en) Laser line beam emitting apparatus having functions of emission of a straight laser line beam therefrom into the area at the wide-angle, and a method thereof
JPH0949734A (ja) 墨出し用レーザ装置
JP3435788B2 (ja) レーザ投光装置
JP4746896B2 (ja) レーザ照射装置
JP3810231B2 (ja) レーザー墨出し器の光軸バランス調整機構
JP2006349350A (ja) レーザー墨出し器およびその三脚用傾き調整アタッチメント
JPH0734336Y2 (ja) 照射光学装置を搭載した測量機
JP3556157B2 (ja) レーザー墨出し器のジンバル機構
JP2683994B2 (ja) 墨出し用レーザー装置
JP2591973B2 (ja) 回転照射型水準測量装置
JP2509510Y2 (ja) 平面設定器
JP2808089B2 (ja) 墨出し用レーザー装置
JP2003177020A (ja) レーザー墨出し器
JP3099744U (ja) 投影式墨出し装置
JP2940910B2 (ja) 墨出し用レーザ装置
JP3571620B2 (ja) レーザー墨出し器の自動傾き調整機構
JP2003028640A (ja) レーザ照射装置
JP2009074827A (ja) 光学式墨出し器
JP3155937B2 (ja) 基準平面設定装置
JP3581206B2 (ja) レーザ墨出し器
JP2003329454A (ja) レーザ墨出し装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees