JP2006178324A - 光学部品保持装置および光学部品保持方法 - Google Patents

光学部品保持装置および光学部品保持方法 Download PDF

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隆也 小川
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Abstract

【課題】光学部品組立体を軸受基台に支持するにあたって、光学部品組立体が外部から振動を受けても、優れた耐振性をもって高精度の光学系機能を保持する光学部品保持装置および光学部品保持方法を提供すること。
【解決手段】光学部品保持装置10は、軸受基台12と、この軸受基台12に回動自在に支持される光学部品組立体13と、を具備し、光学部品組立体13は、光学部品21を支持する光学部品支持フレーム20と、この光学部品支持フレーム20に組込まれる光学部品21を光学部品支持フレーム20へ弾力的に保持するように設けられた弾性体22と、より構成され、光学部品21は、光学部品支持フレーム20から位置調整ネジ30による押圧力により移動して光軸bの位置調整がなされる一方、軸受基台12側から角度調整ネジ31による押圧力により移動して光軸bの角度調整がなされるようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、光学部品を航空機等の移動体に搭載して使用するに適した耐振性を有する光学部品保持装置および光学部品保持方法に関する。
従来、この種の光学部品保持装置が航空機等の移動体に搭載され、ターゲットに対してレーザビーム等の光を照射する光学装置に用いられたものがある。
この光学装置は、ターゲットとなる、例えば航空機等の飛翔体に対して、射出される光の正確な方向を得るために、ターゲットに向けて正確な光軸が得られるように予め調整する必要がある。この光軸の調整にあたっては、ターゲットの大きさや距離に応じて、また、搭載する側の移動体の振動特性を考慮した高精度の微調整が要求され、この微調整にあたって、光学部品保持装置側において光軸の位置および角度を前以て調整し得るようにしている。
このような、光学装置を搭載した光学部品保持装置として、特開2001−153725号公報([特許文献1]参照)に開示されたものがある。
この光学部品保持装置1は、図3に示すように、光学部品組立体2と、この光学部品組立体2を保持するホルダ3と、このホルダ3の回動角を制御して、その光軸4を所要の方向に制御する制御部5とを設けている。
また、光学部品組立体2には、光を光軸4に沿って照射するレンズ6およびホルダ3の中央部にターゲット方向に向かう光軸4が得られるよう調整を行うことができる可動枠体7とを設けている。レンズ6は、制御部5により光軸4を自動的にターゲット方向へ指向するように制御する機能を備えている。
特開2001−153725号公報
光学部品保持装置1の構成によれば、光学部品組立体2を構成する可動枠体7を制御部5により自動的に回動させてレンズ6の方向を制御してターゲットへの指向性を得るようになっている。
この光学部品組立体2の構成によれば、レンズ6により得られる光軸4の方向は、この光軸4と直交する面内を回動する1つの可動枠体7の回動調整により行なっているため、その光学部品組立体2の組立時における微調整がなされた場合にでも、実使用時において移動体が振動した場合には、その振動により光学部品組立体2の指向精度、すなわち、光学部品組立体2の光学系の正確な光軸4を維持することが困難となっていた。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、光学部品組立体が外部から振動を受けても、優れた耐振性をもって光学系の光軸を高精度に調節・保持可能な光学部品保持装置および光学部品保持方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、軸受基台と、この軸受基台に回動自在に支持される光学部品組立体とを具備し、上記光学部品組立体は、光学部品を支持する光学部品支持フレームと、この光学部品支持フレームに組込まれる光学部品を光学部品支持フレーム側へ弾力的に保持するように設けられた弾性体とより構成され、上記光学部品は、上記光学部品支持フレームに設けられて位置調整ネジによる押圧移動により、光軸の位置調整がなされる一方、上記軸受基台に設けられた角度調整ネジによる押圧移動により光軸の角度調整がなされるようにしたことを特徴とする光学部品保持装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明によれば、軸受基台と、この軸受基台に回動自在に支持される光学部品組立体とを具備し、上記光学部品組立体は、光学部品を支持する光学部品支持フレームと、この光学部品支持フレームに組込まれる光学部品を光学部品支持フレーム側へ弾力的に保持するように設けられた弾性体とより構成され、上記光学部品は、上記光学部品支持フレームに設けられて位置調整ネジによる押圧移動により、光軸の位置調整がなされると共に上記軸受基台に設けられた角度調整ネジによる押圧移動により光軸の角度調整がなされる一方、締結ネジにより、上記光学部品組立体および軸受基台を一体的に締結したことを特徴とする光学部品保持装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明によれば、光学部品組立体の光学部品支持フレームを軸受基台に支持する際、この光学部品支持フレームに組込まれる光学部品を、弾性体により光学部品支持フレームへ弾力的に保持させると共に、上記光学部品は、光学部品支持フレームの位置調整ネジによる押圧移動により光軸の位置調整を行う一方、軸受基台の角度調整ネジによる押圧移動により、光軸の角度調整を行うことを特徴とする光学部品保持方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明によれば、光学部品組立体の光学部品支持フレームを軸受基台に支持する際、この光学部品支持フレームに組込まれる光学部品を、弾性体により光学部品支持フレームへ弾力的に保持させると共に、上記光学部品は、光学部品支持フレームの位置調整ネジによる押圧移動により光軸の位置調整を行うと共に、軸受基台の角度調整ネジによる押圧移動により光軸の角度調整を行う一方、締結ネジにより上記光学部品組立体および軸受基台を一体的に締結することを特徴とする光学部品保持方法を提供する。
本発明によれば、光学部品組立体を軸受基台に支持するにあたって、光学部品組立体が外部から振動を受けても、優れた耐振性をもって光学系の光軸を高精度に調節・保持可能な光学部品保持装置および光学部品保持方法を提供することができる。
本発明に係る光学部品保持装置の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る光学部品保持装置10の実施形態の概要を示し、正面側から見た斜視図である。
図2は、光学部品保持装置10を分解し、背面側から見た斜視図である。
光学部品保持装置10は、図1に示すように、航空機等の移動体側に予め設置される矩形の装置基台11と、この装置基台11上に設置される軸受基台12と、この軸受基台12にエレベーション方向(図1の矢視y方向)に回動可能に支持される光学部品組立体13と、を具備している。
軸受基台12は、U字形に設けられたもので、このU字の内側に光学部品組立体13が組み込まれた構成である。
軸受基台12は、対をなす軸受板14および15が組み合わされてU字状に形成される。このU字形に形成された軸受基台12は、軸受板14および15とが、所要の間隔lをとってほぼ平行に間隔lをとって設けられる。
この軸受基台12に組み込まれた光学部品組立体13は、矢印aに示す正面方向が光軸bに沿うように設けられる。
装置基台11は、図2示すように、中央部表面に位置決め用突起部11aが設けられる。装置基台11には、光学部品保持装置10を移動体(図示せず)側に締結するための複数の締結ネジ用孔11cが四隅部に設けられる。
また、軸受基台12の軸受板14および軸受板15は、相対向する側に有底筒状の凹陥部14d(点線図示)および15dが耳軸としてそれぞれ設けられる。この凹陥部14dおよび15dは、光学部品組立体13の耳部23を保持している。
更に、凹陥部14dおよび15dには、複数の締結ネジ用孔14eおよび15eがそれぞれ設けられる。
この凹陥部14dおよび15dのそれぞれには、支持軸16および17用の軸孔14fおよび15fが設けられ、各軸孔14f,15fに支持された支持軸16,17により光学部品組立体13をエレベーション方向yに回動自在に軸支している。
更にまた、軸受基台12の軸受板14および軸受板15には、それぞれ複数の角度調整ネジ用孔14cおよび15cが設けられる。
角度調整ネジ用孔14cおよび15cの縦孔に、角度調整ネジ31を螺入して押圧することにより、軸受基台12に対して光学部品組立体13の支持角度位置を調整することができるようになっている。
また、軸受基台12の軸受板14には、その端部から他方の軸受板15側に突出した基部18が一体に設けられ、この基部18が装置基台11上へ設置される。
軸受基台12の基部18の裏側には、図示しない凹陥部が設けられ、この凹陥部が装置基台11の位置決め用突起部11aに嵌入され、位置決めがなされ設置される。この基部18には、軸受板14を締結する締結ネジ35用の締結ネジ用長孔14gおよび締結ネジ用孔14hが設けられる。
また、軸受基台12は、基部18の締結用長孔14gを利用して装置基台11に対してアジマス方向(図1の矢視x方向)に僅かに回動可能になっている。軸受基台12は、微調整(回動)後に装置基台11へ複数の締結ネジ35により締結される。
軸受基台12にエレベーション方向yに回動可能に保持される光学部品組立体13は、図2に示すように、光学部品支持フレーム20と、この光学部品支持フレーム20に保持される光学部品21と、この光学部品21を光学部品支持フレーム20に弾力的に保持される弾性体としてのバネ部材22とを有する。
光学部品支持フレーム20は、耳部23が軸受基台12の軸受板14および15に形成された対向する凹陥部14d,15dに挿入され、保持される。
軸受板14および15には、複数の角度調整ネジ用孔14cおよび15cが形成され、この角度調整ネジ用孔14cおよび15cに角度調整ネジ31がそれぞれ挿通され、耳部23の角度調整ネジ押圧面23aを押圧して光学部品支持フレーム20の耳部23を、角度調整作業がなされるようになっている。
更に、光学部品組立体13の角度調整の際には、図1に示すように複数の角度調整ネジ31を光軸bの角度(方位)に沿って螺入しながら光学部品組立体13のエレベーション方向yをチェックすることができる。
また、光学部品支持フレーム20の耳部23には、角度調整ネジ31と接触する押圧面23aが対をなして形成され、この耳部23の押圧面23aを、角度調整ネジ31が押圧することにより、光学部品支持フレーム20の光軸bの角度(方位)を所望に調整可能になっている。
従って、光学部品組立体13の方位を調整するにあたって取り扱われる複数の角度調整ネジ31は、光学部品組立体13の耳部23の角度調整ネジ押圧面23aへの押圧力を調節し、光学部品支持フレーム20の光学部品21の光軸bの角度(方位)の微調整を行うことができるものである。
そして、この光学部品組立体13を軸受基台12に対して支持させる角度位置の調整が完了した後は、光学部品支持フレーム20を軸受基台12へ固定することができるようになっている。
また、光学部品支持フレーム20の耳部23には、光軸bの角度調整後に、光学部品支持フレーム20を軸受基台12に締結するための複数の締結ネジ用孔23bを設けている。
一方、光学部品組立体13は装置基台11に対して、図1に示すように、エレベーション方向yおよびアジマス方向xに沿って各々調整可能に設けられる。
光学部品支持フレーム20は、内部に光学部品21を収納する収納スペースsを有し、フレーム頂部20aには位置調整ネジ孔20bが縦孔として設けられる。
この位置調整ネジ孔20bに位置調整ネジ30が上方から挿入され、光学部品支持フレーム20の収納スペースsに光学部品21が組み込まれる。位置調整ネジ30は、光学部品21の光軸bを放射状方向に位置調整するために用いられる。
この光学部品21は、レンズホルダ26と、このレンズホルダ26内に保持される光学レンズ25と、この保持された光学レンズ25をレンズホルダ36に固定させるレンズストッパ27とにより構成される。
レンズホルダ26は、そのフランジ部26bがバネ部材22により光学部品支持フレーム20に弾力的に保持される。
このレンズホルダ26のフランジ部26bは、方形状の枠部26aの4方側外方へ突出させて設けられる。
また、方形状の枠部26aには、その周辺部4方に位置調整押圧面26cが備えられ、この位置調整押圧面26cが位置調整ネジ30により押圧されて、光学部品21が光学部品支持フレーム20に対し位置調整される。
次に、光学部品21の光学部品支持フレーム20に対する取付け構造について図1および図2を参照して更に詳細に説明する。
光学部品21は、図1に示すように、光学部品支持フレーム20に取付けられ、取付けられた光学部品21は、光学部品支持フレーム20の収納スペースsに上下方にバネ部材22により弾力的に保持される。
このバネ部材22には、固定端部22aと、弾力部22bとが備えられる。
バネ部材22は、光学部品21を光学部品支持フレーム20の所定位置に弾力的に保持することができるように光学部品支持フレーム20の開口正面の例えば上下位置に設けられる。
このバネ部材22には、光学部品支持フレーム20の正面開口側の上下部に、それぞれの固定端部22aがネジ止め固定される。バネ部材22の弾力部22bは、光学部品21を光学部品支持フレーム20に弾力的に保持するもので、具体的には、光学部品21のレンズホルダ26のフランジ部26cを光学部品支持フレーム20に弾力的に押圧保持している。
このように、バネ部材22により保持される光学部品21は、光学部品支持フレーム20に対して光軸調整される。
なお、図2に示す光学部品支持フレーム20の符号34は、光学部品支持フレーム20を図示しないレーザ光の光発信装置を取付けるための締結ネジ用孔である。
次に、光学部品保持装置10の作用について説明する。
光学部品保持装置10を仮組立から調整完了までを、光軸調整前組立段階、調整段階、および締結(固定)段階までの手順に従い説明する。
(光軸調整前組立段階)
航空機等の移動体に予め固定された装置基台11上に、軸受基台12を位置決めし、複数の締結ネジ35にてこれら両者を予め締結する。軸受基台12を装置基台11に締結させる際には、装置基台11上に設置する軸受基台12の位置(方位)を、軸受板14の基部18の長孔14gおよび締結ネジ用孔14hを利用してアジマス方向xを適正に調整してから複数の締結ネジ35にて締結する。
一方、軸受基台12に組み込まれる光学部品組立体13は、所定の手順にて予め組立てられる。
図2に示すように、光学部品支持フレーム20内に光学部品21を組み込み、弾性体のバネ部材22により弾性保持される。
光学部品21は、レンズ25,レンズホルダ26およびレンズストッパ27を組立てることにより構成される。
軸受基台12は、軸受板14および15を組合せて組立てられる。
そして、この組立てられた光学部品21を、光軸bに沿うように光学部品支持フレーム20のスペースsへ組込む。
この光学部品21は、光学部品支持フレーム20へ組込まれる際に、レンズホルダ26のフランジ部26bを、バネ部材22を介して光学部品支持フレーム20へ弾力的に保持されるように取付ける。この取付けにより、光学部品組立体13が組立てられる。
次に、この組立てられた光学部品組立体13を軸受基台12の所定位置へ組み込むと共に、支持軸16および17を、軸受基台12の軸孔14fおよび15fを通して光学部品支持フレーム20両側の耳部23の軸孔23cへ挿通する。
これにより、光学部品組立体13は、軸受基台12側にエレベーション方向yへ回動自在に支持された状態となる。
次に、この光学部品組立体13が、軸受基台12に支持された状態にて、光学部品支持フレーム20の位置調整ネジ用孔20bへ位置調整ネジ30を螺入する。
続いて、軸受基台12の角度調整ネジ用孔14cおよび15cから角度調整ネジ31を螺入する。
更に、軸受基台12の軸受板14および15から複数の締結ネジ用孔14eおよび15eを介して、複数の締結ネジ33を通し、光学部品支持フレーム20の耳部23の締結ネジ用孔23bへ螺合して締結する。
この締結状態で光学部品組立体13が軸受基台12に締結され、光学部品保持装置10の光軸調整前組立段階が完了する。
(調整段階)
次に、この光学部品保持装置10の光軸調整前組立状態から調整を行い、そして、調整完了状態を保持する締結段階まで順を追って説明する。
調整段階では、光学部品21の光軸bが、予め定められた基準位置および基準角度(方位)に合致するように調整する。
光学部品21の基準位置および基準角度が、例えば両方が、所要の閾値からずれていた場合には、この両方のずれ分を補正するように調整する。
最初に光学部品21の基準位置を調整(補正)するために、光学部品支持フレーム20の位置調整ネジ30を少しずつ螺入する。
すると、光学部品21のレンズホルダ26の押圧面26c方向へ押圧力がかかり、光学部品組立体13はこの押圧力の方向へほぼ直線的に僅かに移動する。
このため、光学部品21の光軸bの軸位置は、光学部品組立体13の移動分だけずれて移動する。この光学部品21の光軸位置の移動により、光学部品21の光軸bの位置調整(補正)が完了する。
次に、光学部品21の基準角度を調整(補正)するために、軸受基台12の複数の角度調整ネジ31の少なくとも1つの螺入状態を調整する。
すると、光学部品支持フレーム20の耳部23の位置調整ネジ押圧面23aへ調整された押圧力がかかり、光学部品組立体13は、支持軸16および17を中心にして押圧力の方向、すなわち、光学部品支持フレーム20全体が、所要のエレベーション方向yに回転移動する。
この光学部品支持フレーム20のエレベーション方向yの移動により、光学部品21の光軸bの角度調整(補正)が完了する。
なお、この光軸bの角度調整にあたって、光軸bを当該光軸bの横断面方向に僅かに移動させて所要位置へ調整する。所要位置への調整には、図示しない光学調整用機器を用いて行うことができる。
(締結段階)
光学部品21の締結段階では、光学部品21の調整段階が完了段階で、軸受基台12の複数の締結ネジ用孔14eおよび15eへ複数の締結ネジ33を通し、光学部品支持フレーム20の耳部23の締結ネジ用孔23bに螺入して締結する。
光学部品組立体13は、当初の調整(補正)完了状態のままで軸受基台12に保持させられる。
このように、光学部品保持装置10によれば、光学部品21の位置調整および角度(方位)調整をするにあたり、それぞれ別々の位置調整ネジ30および角度調整ネジ31を用いて行なったから、光学部品組立体13を装置基台11への取付け、調整作業が容易となり、正確且つ確実に保持させることが可能となる。
従って、光学部品保持装置10を、航空機等の移動体に搭載して用いられる際に、移動体側にて発生する振動に対しても調整後の保持・保全特性が良好であり、信頼性ある光学部品保持装置を提供することができる。
なお、光学部品保持装置10によれば、光学部品組立体13の光学部品支持フレーム20の両側に設けた耳部23は、必ずしも必要でなく片方のみであってもよい。片方のみの場合には、他の片方を固定させることで調整を可能とすることができる。
また、光学部品保持装置10によれば、光学部品支持フレーム20に設けた位置調整ネジ30は、1本を用いて行うようにしたが、角度の異なった位置、例えば90°程度異なった位置に複数本設けてもよい。
すなわち、例えば軸受板14および15、更には光学部品支持フレーム20の耳部23に位置調整ネジ30の挿通用ネジ孔を設け、このネジ孔に位置調整ネジ30を挿通させて光学部品21のレンズホルダ26を、光軸bと直交する平面方向(縦・横方向)に調整できるようにしてもよい。
このように、位置調整ネジ30と、角度調整ネジ31の螺入方向を異ならせることにより、光軸bの調整が簡易且つ確実なものになると共に、一方側から外力や振動が加わった場合にでも容易にずれを起こさず、高精度に保つことができる。
また、位置調整ネジ30が押圧する光学部品21のレンズホルダ26の位置調整ネジ押圧面26cの反対側の押圧面側には、図示しない伸長バネを配置し、位置調整ネジ30による押圧力に抗して弾性力を発揮させた構成にしてもよい。
この構成を採用した場合には、伸長バネの反発作用が得られるので、位置調整ネジ30による微妙な調整に有利である。
更にまた、角度調整ネジ31が押圧する光学部品支持フレーム20の耳部23の位置調整ネジ押圧面23aの反対側に、図示しない伸長バネを配置して、角度調整ネジ31による押圧力に抗して弾性力を発揮させた構成としてもよい。
本発明に係る光学部品保持装置の実施形態を示す概要図。 図1の光学部品保持装置の分解斜視図。 従来の光学部品保持装置の概略斜視図。
符号の説明
10 光学部品保持装置
11 装置基台
11a 突起部
11b,11c,14e,14h,15e,23b,34 締結ネジ用孔
12 軸受基台
13 光学部品組立体
14,15 軸受板
14b 軸受板部
14c,15c 角度調整ネジ用孔
14d,15d 凹陥部
14f,15f,23c 軸孔
14g 角度調整ネジ用長孔
16,17 支持軸
18 基部
20 光学部品支持フレーム
20a 外面
20b 位置調整ネジ用孔
21 光学部品
22 バネ部材(弾性体)
22a 固定端部
22b 弾力部
23 耳部
23a 角度調整ネジ押圧面
25 レンズ
26 レンズホルダ
26a 枠部
26b フランジ部
26c 位置調整ネジ押圧面
27 レンズストッパ
30 位置調整ネジ
31 角度調整ネジ
33,35 締結ネジ
b 光軸
s 収納スペース

Claims (13)

  1. 軸受基台と、この軸受基台に回動自在に支持される光学部品組立体とを具備し、
    上記光学部品組立体は、光学部品を支持する光学部品支持フレームと、
    この光学部品支持フレームに組込まれる光学部品を光学部品支持フレーム側へ弾力的に保持するように設けられた弾性体とより構成され、
    上記光学部品は、上記光学部品支持フレームに設けられて位置調整ネジによる押圧移動により、光軸の位置調整がなされる一方、上記軸受基台に設けられた角度調整ネジによる押圧移動により光軸の角度調整がなされるようにしたことを特徴とする光学部品保持装置。
  2. 上記光学部品組立体は、位置調整ネジおよび角度調整ネジにより、軸受基台に回動自在に支持され、軸受基台に対する位置および角度調整がなされるようにしたことを特徴とする請求項1記載の光学部品保持装置。
  3. 軸受基台と、この軸受基台に回動自在に支持される光学部品組立体とを具備し、
    上記光学部品組立体は、光学部品を支持する光学部品支持フレームと、
    この光学部品支持フレームに組込まれる光学部品を光学部品支持フレーム側へ弾力的に保持するように設けられた弾性体とより構成され、
    上記光学部品は、上記光学部品支持フレームに設けられて位置調整ネジによる押圧移動により、光軸の位置調整がなされると共に上記軸受基台に設けられた角度調整ネジによる押圧移動により光軸の角度調整がなされる一方、締結ネジにより、上記光学部品組立体および軸受基台を一体的に締結したことを特徴とする光学部品保持装置。
  4. 前記位置調整ネジおよび角度調整ネジと、締結ネジとの螺入方向を異ならせて設け、上記光学部品組立体を軸受基台に支持させたことを特徴とする請求項3記載の光学部品保持装置。
  5. 上記位置調整ネジおよび角度調整ネジと、締結ネジの螺入方向をそれぞれ90°の角度差を有することを特徴とする請求項4記載の光学部品保持装置。
  6. 上記光学部品組立体は、光学部品支持フレームの一側の押圧面が位置調整ネジにより押圧されて位置調整が可能なように設けられたことを特徴とする請求項1または3記載の光学部品保持装置。
  7. 上記光学部品組立体には、光学部品支持フレームに組込まれる光学部品のレンズホルダに位置調整ネジが設けられたことを特徴とする請求項1または3記載の光学部品保持装置。
  8. 上記光学部品組立体は、光学部品が、そのレンズホルダのフランジ部に接合する弾性バネにより光学部品支持フレームに弾性的に保持されたことを特徴とする請求項1または3記載の光学部品保持装置。
  9. 上記光学部品支持フレームは、角度調整ネジにより押圧されて角度調整が可能なように、その両側の少なくとも一方に、上記角度調整ネジの押圧力を受ける押圧面を有する耳部を設けたことを特徴とする請求項1または3記載の光学部品保持装置。
  10. 光学部品組立体の光学部品支持フレームを軸受基台に支持する際、この光学部品支持フレームに組込まれる光学部品を、弾性体により光学部品支持フレームへ弾力的に保持させると共に、
    上記光学部品は、光学部品支持フレームの位置調整ネジによる押圧移動により光軸の位置調整を行う一方、軸受基台の角度調整ネジによる押圧移動により光軸の角度調整を行うことを特徴とする光学部品保持方法。
  11. 光学部品組立体の光学部品支持フレームを軸受基台に支持する際、この光学部品支持フレームに組込まれる光学部品を、弾性体により光学部品支持フレームへ弾力的に保持させると共に、
    上記光学部品は、光学部品支持フレームの位置調整ネジによる押圧移動により光軸の位置調整を行うと共に、軸受基台の角度調整ネジによる押圧移動により光軸の角度調整を行う一方、締結ネジにより上記光学部品組立体および軸受基台を一体的に締結することを特徴とする光学部品保持方法。
  12. 上記光学部品組立体を軸受基台側に支持するに際して、調整ネジにより、位置調整および角度調整を行なってから、上記光学部品組立体および軸受基台の両方を締結ネジにより締結することを特徴とする請求項10または11記載の光学部品保持方法。
  13. 上記締結ネジを、上記位置調整ネジおよび角度調整ネジと螺入方向を異ならせて、締結することを特徴とする請求項12記載の光学部品保持方法。
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