JP7007215B2 - 振れ補正機構付きレーザポインタ - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ光線を対象物に照射して光点を対象物に形成し、対象物の所望の箇所を光点によって指し示すレーザポインタに関し、特に、手振れによる光点のふらつきを抑える振れ補正機構を備える振れ補正機構付きレーザポインタに関する。
従来、この種の振れ補正機構付きレーザポインタとしては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。このレーザポインタは、レーザ発振器の向きを変えて光線の方向を変更する圧電素子を備えている。角度検出手段が手振れを検出すると、信号処理手段が検出された手振れに基づいて圧電素子によりレーザ発振器の向きを変更させ、手振れによる光線の振れを相殺させる。
また、従来、特許文献2に開示されたものもある。このレーザポインタは、重りをつけたレーザ光源をオイルバス中に収納する。重りの大きさは、レーザ光源と重りとの合成比重が、オイルバス中の適度の粘度をもったオイルの比重とほぼ同程度になるように、設定されている。レーザポインタが手振れによって振動しても、その振動はオイルバス中のレーザ光源には伝搬されず、スクリーン上のレーザポイントはちらちら動かない。
特開平11-85007号公報 実用新案登録第3071151号公報
しかしながら、上記従来の特許文献1に開示された振れ補正機構付きレーザポインタでは、圧電素子における圧電体の歪みを利用してレーザ発振器をシフトし、レーザ発振器の向きを変更しているので、その向きを変更できる補正範囲は限られる。また、特許文献2に開示された振れ補正機構付きレーザポインタでは、オイルバス中のオイルの粘性を利用して、レーザ光源に加わる振れを緩衝しているので、その振れを緩衝できる振れの大きさは限られる。このため、上記従来のいずれの振れ補正機構付きレーザポインタによっても、大きな手振れがレーザポインタに加わった場合には、振れを補正することが困難になる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、レーザ光線を出射するレーザ光出射体と、レーザ光出射体を収容する筐体と、筐体に生じる揺れを検出する揺れ検出センサと、揺れ検出センサによって検出される揺れを相殺する方向にレーザ光出射体から出射されるレーザ光線の方向を変更する振れ補正機構とを備えて構成される振れ補正機構付きレーザポインタにおいて、レーザ光出射体および振れ補正機構が筐体に収容される固定体内に内蔵され、固定体の一面に形成された窓に対峙して配置される収納部を有して固定体に内蔵される可動体を備え、揺れ検出センサが可動体または固定体または筐体に内蔵され、振れ補正機構が、レーザ光出射体の側周囲を覆ってレーザ光出射体と共に収納部に収納されて窓を介してレーザ光出射体からレーザ光線を出射させる取付調整部材と、レーザ光出射体から出射されるレーザ光線の光軸方向に交差する2方向に可動体を固定体に対して揺動自在に支持する可動体支持機構と、可動体の外周囲および当該外周囲に対向する固定体の内周囲に設けられるコイルと磁石により2方向の周りに可動体を駆動して揺れ検出センサによって検出される揺れを相殺する可動体駆動機構とから構成され、取付調整部材の外周およびこれを囲む収納部の内周に、光軸方向における取付調整部材の取付位置を可変する第1移動機構、または、レーザ光出射体の外周およびこれを囲む取付調整部材の内周に、光軸方向におけるレーザ光出射体の取付位置を可変する第2移動機構が形成されることを特徴とする。
本構成によれば、レーザ光線の光軸方向に交差する2方向に可動体が可動体支持機構によって固定体に揺動自在に支持され、揺れ検出センサによって検出される揺れを相殺するその2方向の周りに、可動体が可動体駆動機構によって駆動されることで、可動体の収納部に収納されるレーザ光出射体に生じる揺れが相殺される。したがって、固定体の一面に形成された窓を介してレーザ光出射体から出射されるレーザ光線の向きに揺れが生じるのが抑制される。このため、レーザ光線が対象物に照射されて対象物に形成される光点が、手振れによってふらつくのが抑えられる。この振れ補正は、可動体支持機構により可動体を固定体に対して揺動自在に支持する広さに応じて行えるので、従来の、レーザ発振器を圧電素子でシフトすることによって手振れを補正する特許文献1に開示されたレーザポインタや、オイルの緩衝材によってレーザ光源に加わる振れを抑える特許文献2に開示されたレーザポインタよりも、大きな手振れを補正することが可能になる。
また、レーザ光出射体は、取付調整部材に側周囲が覆われて可動体の収納部に収納されるため、取付調整部材を交換することで、取付調整部材以外の部品を変更することなく、複数種類のレーザ光出射体を可動体に取り付けることができる。本構成と異なり、取付調整部材を介することなくレーザ光出射体を収納部に直接収納する構成では、レーザ光出射体の外径が小さい場合には、その外径に応じて収納部の内径が小さくなり、収納部の外周囲を覆って構成される振れ補正機構が小さく構成される。したがって、振れ補正機構は小型化されるが、磁石によって形成される磁界中において駆動トルクを生じさせるコイル辺の長さを十分に確保できないことで、振れ補正機構によって可動体を駆動するのに十分なトルクを生成できない可能性がある。しかし、本構成によれば、取付調整部材を介してレーザ光出射体が可動体の収納部に収納されるので、収納部の周囲を覆って構成される振れ補正機構に大きさを確保することができる。このため、振れ補正機構を構成するコイルおよび磁石によって可動体を駆動するのに十分なトルクを生成し易い構成を提供することができる。
また、第1移動機構が形成される場合、取付調整部材の収納部に対する光軸方向における取付位置が第1移動機構によって可変する。このため、取付調整部材およびこれに保持されるレーザ光出射体の合わさった重さが可動体の光軸方向にかかる位置が可変し、可動体の収納部に取付調整部材によって収納されるレーザ光出射体の種類に応じて、または、レーザ光出射体の各個体に応じて、可動体の重心位置を適切な位置に変えることができる。また、第1移動機構が、取付調整部材の外周に刻まれる雄ネジと、取付調整部材の外周を囲む収納部の内周に刻まれる雌ネジとから形成されると、取付調整部材を収納部に対して回すことで、簡単に、取付調整部材の収納部に対する光軸方向における取付位置を調整することができる。
また、第2移動機構が形成される場合、レーザ光出射体の取付調整部材に対する光軸方向における取付位置が第2移動機構によって可変する。このため、取付調整部材に保持されるレーザ光出射体の重さが可動体の光軸方向にかかる位置が可変し、可動体の収納部に取付調整部材によって収納されるレーザ光出射体の種類に応じて、または、レーザ光出射体の各個体に応じて、可動体の重心位置を適切な位置に変えることができる。また、第2移動機構に加えて第1移動機構を備える場合には、可動体の重心位置をより細かく調整することができ、より適切な位置に可動体の重心位置を変えることができる。また、第2移動機構が、レーザ光出射体の外周に刻まれる雄ネジと、レーザ光出射体の外周を囲む取付調整部材の内周に刻まれる雌ネジとから形成されると、レーザ光出射体を取付調整部材に対して回すことで、簡単に、レーザ光出射体の取付調整部材に対する光軸方向における取付位置を調整することができる。
また、本発明は、可動体支持機構が、レーザ光出射体から出射されるレーザ光線の光軸方向に交差する第1軸線周り、並びに、光軸方向および第1軸線に交差する第2軸線周りの2方向に可動体を揺動自在に支持し、第1軸線方向で離間する第1角部および第3角部、並びに、第2軸線方向で離間する第2角部および第4角部を光軸方向の周りに有する可動枠を備え、可動枠の第1角部および第3角部が固定体に揺動自在に支持され、可動枠の第2角部および第4角部が可動体を揺動自在に支持することを特徴とする。
本構成によれば、可動枠は、第1軸線方向で離間するその第1角部および第3角部が固定体に対して第1軸線周りに揺動自在に支持され、第2軸線方向で離間するその第2角部および第4角部において可動体を第2軸線周りに揺動自在に支持する。したがって、可動体は可動枠を介して固定体に対して第1軸線周りおよび第2軸線周りに揺動自在に支持される。
また、本発明は、第1角部および第3角部と固定体との間のそれぞれに、可動枠および固定体のうちの一方に設けられる突部と、他方に設けられる、突部の先端側を受ける凹状の受け部とから構成される固定体側揺動支持部が構成され、第2角部および第4角部と可動体との間のそれぞれに、可動枠および可動体のうちの一方に設けられる突部と、他方に設けられる、突部の先端側を受ける凹状の受け部とから構成される可動体側揺動支持部が構成されることを特徴とする。
本構成によれば、可動枠の第1角部および第3角部と固定体との間のそれぞれに突部と受け部とにより構成される固定体側揺動支持部によって、可動体が第1軸線周りに揺動自在に支持される。また、第2角部および第4角部と可動体との間のそれぞれに突部と受け部とにより構成される可動体側揺動支持部によって、可動体が第2軸線周りに揺動自在に支持される。
また、本発明は、可動体の重心位置と可動体支持機構による可動体の揺動支持中心位置とが光軸方向において一致して配置されることを特徴とする。
可動体の重心が光軸方向において可動体支持機構の揺動支持中心位置と異なる箇所で支持される場合、可動体の重心位置と可動体支持機構の揺動支持中心位置との間の距離に応じた揺動トルクが生じ、可動体が固定体とは別の振動をして可動体の揺れが複雑化する。しかし、本構成によれば、可動体の重心が光軸方向において可動体支持機構の揺動支持中心位置で支持され、このような揺動トルクが生じないので、可動体に生じる振れを相殺する振れ補正の適切な制御を行うことができる。
また、本発明は、取付調整部材の窓側の端部に突出部または凹部を有することを特徴とする。
本構成によれば、取付調整部材の窓側端部にある突出部または凹部に指先や治具をかけることで、取付調整部材を容易に回して、その位置調整をさらに簡単に行うことができる。
また、本発明は、取付調整部材が金属によって形成されることを特徴とする。
本構成によれば、レーザ光出射体にその動作によって生じる熱を取付調整部材によって速やかに放熱することができる。
本発明によれば、従来のレーザポインタよりも大きな手振れを補正することが可能な振れ補正機構付きレーザポインタを提供することができる。
本発明の一実施形態による振れ補正機構付きレーザポインタの外観斜視図である。 (a)は、一実施形態による振れ補正機構付きレーザポインタの正面図、(b)は側面図である。 一実施形態による振れ補正機構付きレーザポインタの断面図である。 一実施形態による振れ補正機構付きレーザポインタを一方向から見た分解斜視図である。 一実施形態による振れ補正機構付きレーザポインタを他方向から見た分解斜視図である。 (a)は一実施形態による振れ補正機構付きレーザポインタを構成する可動体の斜視図、(b)は(a)に示す状態から取付調整部材を取り外した状態における可動体の斜視図である。
次に、本発明による振れ補正機構付きレーザポインタを実施するための形態について説明する。
(全体構成)
図1は、本発明の一実施形態による振れ補正機構付きレーザポインタ1の外観斜視図、図2(a)は正面図、図2(b)は側面図、図3は図2(b)に示すA-A線に沿って破断して矢視方向から見た断面図である。また、図4は、レーザ光線の被照射側から見た分解斜視図、図5はレーザ光線の照射側から見た分解斜視図である。
本明細書において、同一または相当する部分には同一符号を付して説明する。また、各図に示すXYZの3軸は互いに直交する方向であり、X軸方向の一方側を+X、他方側を-Xで示し、Y軸方向の一方側を+Y、他方側を-Yで示し、Z軸方向の一方側を+Z、他方側を-Zで示す。Z軸方向は、レーザポインタ1の後述する可動体3が揺動していない状態で、可動体3に収納されるレーザモジュール5から出射されるレーザ光線の光軸Lに沿う方向である。また、+Z方向が光軸L方向の被照射側、-Z方向が光軸L方向の照射側である。
レーザポインタ1は、筐体1aに振れ補正アクチュエータ1bを収容して構成される。振れ補正アクチュエータ1bは、筒状ケース2a、前面ケース2b、および背面ケース2cから構成される固定体2を備える。筒状ケース2aは略8角形の外形をしており、磁性材料から形成されている。前面ケース2bは、この筒状ケース2aに対して+Z方向の側(被照射側)から組み付けられ、背面ケース2cは、筒状ケース2aに対して-Z方向の側(照射側)から組み付けられる。前面ケース2bおよび背面ケース2cは樹脂材料から形成されている。
固定体2の内部には、可動体3が環状をした可動枠12に後述するように支持されて内蔵されている。可動体3は、ホルダ4の-Z側に取り付けられるスペーサ11を取り外した状態が図6(a)の外観斜視図に示される。ホルダ4は樹脂によって形成され、略四角形状をした底板部4bの中央に中空円筒状をした筒部4aがZ軸を中心軸にして立設されている。ホルダ4の中央部に形成された筒部4aの内周には、レーザモジュール5が取付調整部材6を介して収納されている。本実施形態では取付調整部材6は金属によって形成される。筒部4aは、固定体2の一面にある前面ケース2bに形成された窓2b1に対峙して配置される収納部を構成する。レーザモジュール5は円柱状をしており、その-Z側の端部からは2本のリード線5a,5bが引き出されている。レーザモジュール5はレーザ光出射体を構成し、リード線5a,5b間に所定の電圧が印加されると、その+Z側の端部からレーザ光線Bを出射する。
(レーザ光出射体の取付構造)
図6(b)は図6(a)に示す状態の可動体3から取付調整部材6を外した状態の斜視図である。同図に示すように、取付調整部材6は中空部を有する円柱状をしており、中空部におけるその内周6aの直径はレーザモジュール5の外周5cが嵌まる寸法、その外周6bの直径は筒部4aの内周4a1に嵌まる寸法に設定されている。
本実施形態においては、取付調整部材6の内周6aとレーザモジュール5の外周5cとの間は接着剤によって固定され、取付調整部材6とレーザモジュール5とが一体に固定されている。また、取付調整部材6の外周6bには雄ネジが刻まれ、取付調整部材6の外周6bを囲む筒部4aの内周4a1には雌ネジが刻まれている。取付調整部材6はその雄ネジが筒部4aの内周4a1の雌ネジに締結されて、レーザモジュール5と共に可動体3に取り付けられる。取付調整部材6の外周6bに刻まれる雄ネジと、筒部4aの内周4a1に刻まれる雌ネジとは、取付調整部材6の外周6bおよびこれを囲む筒部4aの内周4a1に形成される、光軸L方向における取付調整部材6の取付位置を可変する第1移動機構を構成する。
筒部4aの中心軸は、取付調整部材6によって筒部4aに保持されるレーザモジュール5から出射されるレーザ光線Bの光軸Lに一致する。取付調整部材6は、レーザモジュール5の側周囲を覆ってレーザモジュール5と共に筒部4aに収納されて、窓2b1を介してレーザモジュール5からレーザ光線Bを光軸L方向に出射させる。また、筒部4aの+Z側の端部には、光軸L方向における可動体3の重心位置を調整するウエイト7が接着剤によって固定されている。
(可動体駆動機構)
ホルダ4の底板部4bのX軸方向およびY軸方向の各両側には、壁部4cが4箇所に+Z方向に向かって立設されている。4箇所の各壁部4cの外周側にはそれぞれ揺動駆動用コイル8が取り付けられている。また、筒状ケース2aのX軸方向に対向する両内壁およびY軸方向に対向する両内壁には、各揺動駆動用コイル8に対向して揺動駆動用マグネット9がそれぞれ取り付けられている。また、可動体3には、筐体1aを介して固定体2に加わる揺れの量を検出する図示しないジャイロスコープやホールセンサ等が揺れ検出センサとして設けられている。揺動駆動用コイル8および揺動駆動用マグネット9は、X軸方向およびY軸方向の2方向における可動体3の外周囲、および当該外周囲に対向する固定体2の内周囲に設けられ、後述する第1軸線R1および第2軸線R2の2方向の周りに可動体3を駆動して、ジャイロスコープ等によって検出される量の揺れを相殺する可動体駆動機構を構成する。
本実施形態では、揺動駆動用マグネット9は、揺動駆動用コイル8の側に位置する内面側とその反対側の外面側とで異なる磁極に着磁されている。また、揺動駆動用マグネット9は、光軸L方向において2つに分割されており、揺動駆動用コイル8の側に位置する内面側の磁極が+Z側と-Z側とで異なる磁極に着磁されている。したがって、揺動駆動用マグネット9が揺動駆動用コイル8に及ぼす磁界の作用により、揺動駆動用コイル8の各長辺に流れる電流にはフレミングの左手の法則にしたがう同じ方向の力が作用し、揺動駆動用コイル8の各短辺に流れる電流には互いに逆向きの力が作用して相殺される。このため、揺動駆動用コイル8の各長辺が可動体3に揺動トルクを与える有効辺として利用されて、振れ補正が行われる。
なお、可動体駆動機構は、揺動駆動用コイル8を筒状ケース2aの側に、揺動駆動用マグネット9をホルダ4の側に設けるように構成してもよい。また、ジャイロスコープは可動体2ではなく、固定体2または筐体1aに設けられていてもよく、かかるジャイロスコープによって固定体2または筐体1aに加わる揺れの量を検出し、可動体3に搭載されるホール素子によって可動体3の揺れの量を検出するように構成してもよい。
ホルダ4の底板部4bの-Z側の底面には、フレシキブル配線基板10の矩形枠部分10aが底板部4bの底面外縁に沿って接して設けられている。矩形枠部分10aからは帯状の引き回し部10bが引き出されている。矩形枠部分10aに+Z方向に突出する第1立設部分10a1(図4,図5参照)には、Y軸周りの揺れの量を検出するホール素子や温度の変化量を検出するサーミスタが接続され、矩形枠部分10aに+Z方向に突出する第2立設部分10a2(図4,図5参照)には、X軸周りの揺れの量を検出するホール素子が接続される。引き回し部10bはスペーサ11の底板11aの上面および下面に沿ってU字状に曲げられ、レーザモジュール5のリード線5a,5bと共に-Z方向に背面カバー2cから引き出されて、図示しない制御基板に接続される。4つの揺動駆動用コイル8へは制御基板からフレシキブル配線基板10を介して駆動電流が供給され、ジャイロスコープ等によって検出される揺れを相殺するように、可動体3が後述する第1軸線R1および第2軸線R2の2方向の周りに駆動される。レーザモジュール5へは、図示しないスイッチの操作に応じて、制御基板からリード線5a,5bを介してレーザ発振の制御信号が出力される。
(可動体支持機構)
固定体2と可動体3との間には、レーザモジュール5から出射されるレーザ光線Bの光軸L方向に交差する第1軸線R1および第2軸線R2(図4,図5参照)の2方向の周りに、可動体3を固定体2に対して揺動自在に支持するジンバル機構が、可動体支持機構として構成されている。第1軸線R1は、レーザモジュール5から出射されるレーザ光線の光軸L方向であるZ軸方向と直交し、第2軸線R2はZ軸方向および第1軸線R1の双方に直交する。しかも、第1軸線R1および第2軸線R2はそれぞれX軸方向およびY軸方向に対して45度傾く。上記の可動体駆動機構および可動体支持機構は、ジャイロスコープ等によって検出される揺れを相殺する方向にレーザモジュール5から出射されるレーザ光線Bの方向を変更する振れ補正機構を構成する。
可動体支持機構は、可動体3の外周囲を囲む環状の可動枠12を固定体2との間に備える。本実施形態では、可動枠12は、光軸L方向における可動体3の重心位置と一致する箇所で図3に示すように筒部4aのやや-Z側の外周囲を囲み、可動体3の重心位置と可動体支持機構による可動体3の揺動支持中心位置とが光軸L方向において一致して配置されている。可動枠12は、光軸Lの周りに第1角部12a、第2角部12b、第3角部12cおよび第4角部12d(図4,図5参照)を有し、第1角部12aおよび第3角部12cは第1軸線R1方向で離間する。第2角部12bおよび第4角部12dは第2軸線R2方向で離間する。可動枠12の第1角部12aおよび第3角部12cは次述する2箇所の固定体側揺動支持部によって固定体2に揺動自在に支持され、可動枠12の第2角部12bおよび第4角部12dは次述する2箇所の可動体側揺動支持部によって可動体3を揺動自在に支持する。
固定体側揺動支持部は、可動枠12の第1角部12aおよび第3角部12cと固定体2との間のそれぞれに、可動枠12および固定体2のうちの一方に設けられる突部と、他方に設けられる、突部の先端側を受ける凹状の受け部とから構成される。本実施形態では、可動枠12の第1角部12aおよび第3角部12cに溶接された金属製の球体13によって突部が構成される。また、第1軸線R1方向に離間する一対の板状バネ14は、互いに対向する面に半球状の窪み14aが形成されており、窪み14aは凹状の受け部を構成する。これら板状バネ14は、前面カバー2bの背面に第1軸線R1方向に離間して-Z方向に突出する支持板部2b2の、互いに対向して形成される囲みに収められて取り付けられる。板状バネ14の各窪み14aには、第1角部12aおよび第3角部12cにおいて可動枠12の周方向外側に突出する球体13の先端側が受けられる。
可動体側揺動支持部は、可動枠12の第2角部12bおよび第4角部12dと可動体3との間のそれぞれに、可動枠12および可動体3のうちの一方に設けられる突部と、他方に設けられる、突部の先端側を受ける凹状の受け部とから構成される。本実施形態では、可動枠12の第2角部12bおよび第4角部12dに溶接された金属製の球体13によって突部が構成される。また、第2軸線R2方向に離間する一対の板状バネ15は、互いに対向する面に半球状の窪み15aが形成されており、窪み15aは凹状の受け部を構成する。これら板状バネ15は、筒部4aを挟む第2軸線R2方向に離間する位置に、ホルダ4の隣接する一対の壁部4cと底板部4bに3方が囲まれて形成される差し込み部4d(図4,図6参照)に収められて、取り付けられる。板状バネ15の各窪み15aには、第2角部12bおよび第4角部12dにおいて可動枠12の周方向外側に突出する球体13の先端側が受けられる。
したがって、可動枠12は、第1軸線R1の方向で離間するその第1角部12aおよび第3角部12cが固定体2に対して第1軸線R1の周りに揺動自在に支持され、第2軸線方向で離間するその第2角部12bおよび第4角部12dにおいて可動体3を第2軸線R2の周りに揺動自在に支持する。また、可動体3は、可動枠12の第1角部12aおよび第3角部12cと固定体2との間のそれぞれに突部と受け部とにより構成される固定体側揺動支持部によって、第1軸線R1の周りに揺動自在に支持される。また、可動体3は、第2角部12bおよび第4角部12dと可動体3との間のそれぞれに突部と受け部とにより構成される可動体側揺動支持部によって、第2軸線R2の周りに揺動自在に支持される。この結果、可動体3は可動枠12を介して固定体2に対して第1軸線R1の周りおよび第2軸線R2の周りに揺動自在に支持される。
また、前面カバー2bの各支持板部2b2に取り付けられる一対の板状バネ14は第1軸線R1方向に、ホルダ4の差し込み部4dに取り付けられる一対の板状バネ15は第2軸線R2方向に弾性変形可能である。また、スペーサ11の底板11aを+Z側で挟むY軸方向の両端には、一対の脚部11b(図4,図5参照)が互いに対向して形成されている。各脚部11bの上端は、図3に示すように、ホルダ4の底板部4bの底面に-Z側へ突出する突部4eに当接して、固定される。
(作用効果)
本実施形態のレーザポインタ1によれば、レーザ光線Bの光軸L方向に交差する第1軸線R1および第2軸線R2の2方向に可動体3が可動体支持機構によって固定体2に揺動自在に支持され、揺れ検出センサによって検出される揺れを相殺するその2方向の周りに、可動体3が可動体駆動機構によって駆動されることで、可動体3の筒部4aに収納されるレーザモジュール5に生じる揺れが相殺される。したがって、固定体2の一面に形成された窓2b1を介してレーザモジュール5から出射されるレーザ光線Bの向きに揺れが生じるのが抑制される。このため、レーザ光線Bが対象物に照射されて対象物に形成される光点が、手振れによってふらつくのが抑えられる。この振れ補正は、可動体支持機構により可動体3を固定体2に対して揺動自在に支持する広さに応じて行えるので、従来の、レーザ発振器を圧電素子でシフトすることによって手振れを補正する特許文献1に開示されたレーザポインタや、オイルの緩衝材によってレーザ光源に加わる振れを抑える特許文献2に開示されたレーザポインタよりも、大きな手振れを補正することが可能になる。
また、レーザモジュール5は、取付調整部材6に側周囲が覆われて可動体3の筒部4aに収納されるため、取付調整部材6を交換することで、取付調整部材6以外の部品を変更することなく、製造メーカーや品種等が異なる複数種類のレーザモジュール5を可動体3に取り付けることができる。このような構成と異なり、取付調整部材6を介することなくレーザモジュール5を筒部4aに直接収納する構成では、レーザモジュール5の外径が小さい場合には、その外径に応じて筒部4aの内径が小さくなり、筒部4aの外周囲を覆って構成される振れ補正機構が小さく構成される。したがって、振れ補正機構は小型化されるが、揺動駆動用マグネット9によって形成される磁界中において駆動トルクを生じさせる揺動駆動用コイル8の長辺の長さを十分に確保できないことで、振れ補正機構によって可動体3を駆動するのに十分なトルクを生成できない可能性がある。しかし、本実施形態のレーザポインタ1によれば、取付調整部材6を介してレーザモジュール5が可動体3の筒部4aに収納されるので、筒部4aの周囲を覆って構成される振れ補正機構に大きさを確保することができる。このため、振れ補正機構を構成する揺動駆動用コイル8および揺動駆動用マグネット9によって可動体3を駆動するのに十分なトルクを生成し易い構成を提供することができる。
また、可動枠12が光軸L方向において筒部4aを図3に示す位置と異なる位置で囲み、可動体3の重心が光軸L方向において可動体支持機構の揺動支持中心位置と異なる箇所で支持される場合、可動体3の重心位置と可動体支持機構の揺動支持中心位置との間の距離に応じた揺動トルクが生じ、可動体3が固定体2とは別の振動をして可動体3の揺れが複雑化する。しかし、本実施形態のレーザポインタ1によれば、可動体3の重心が光軸L方向において可動体支持機構の揺動支持中心位置で支持され、このような揺動トルクが生じないので、可動体3に生じる振れを相殺する振れ補正の適切な制御を行うことができる。
また、本実施形態のレーザポインタ1によれば、取付調整部材6の筒部4aに対する光軸L方向における取付位置が、取付調整部材6の外周6bと筒部4aの内周4a1との間に形成される第1移動機構によって可変する。このため、取付調整部材6およびこれに保持されるレーザモジュール5の合わさった重さが可動体3の光軸L方向にかかる位置が可変し、筒部4aに取付調整部材6によって収納されるレーザモジュール5の製造メーカーや品種等の異なる種類に応じて、または、レーザモジュール5の各個体に応じて、可動体3の重心位置を適切な位置に変えることができる。また、第1移動機構は、取付調整部材6の外周6bに刻まれる雄ネジと筒部4aの内周4a1に刻まれる雌ネジとの締結によって構成されるので、取付調整部材6を筒部4aに対して回すことで、簡単に、取付調整部材6の筒部4aに対する光軸L方向における取付位置を調整することができる。
また、本実施形態のレーザポインタ1によれば、取付調整部材6が金属によって形成されるので、レーザモジュール5にそのレーザ発振動作によって生じる熱を取付調整部材6によって速やかに放熱することができる。
(変形例)
なお、上記の実施形態においては、取付調整部材6の内周6aとレーザモジュール5の外周5cとの間が接着剤によって固定される場合について、説明した。しかし、レーザモジュール5の外周5cおよびこれを囲む取付調整部材6の内周6aに、光軸L方向におけるレーザモジュール5の取付位置を可変する第2移動機構を形成するように構成してもよい。このような第2移動機構は、例えば、レーザモジュール5の外周5cに刻まれる雄ネジと、レーザモジュール5の外周5cを囲む取付調整部材6の内周6aに刻まれる雌ネジとにより、形成することができる。
本構成によれば、レーザモジュール5の取付調整部材6に対する光軸L方向における取付位置が第2移動機構によって可変する。このため、取付調整部材6に保持されるレーザモジュール5の重さが可動体3の光軸L方向にかかる位置が可変し、可動体3の筒部4aに取付調整部材6によって収納されるレーザモジュール5の種類に応じて、または、レーザモジュール5の各個体に応じて、可動体3の重心位置を適切な位置に変えることができる。また、この第2移動機構に加えて上記の第1移動機構を備える場合には、可動体3の重心位置をより細かく自由度高く調整することができ、より適切な位置に可動体3の重心位置を変えることができる。また、第2移動機構を上記のように雄ネジと雌ネジとの締結によって構成することで、レーザモジュール5の取付調整部材6に対する光軸L方向における取付位置は、レーザモジュール5を取付調整部材6に対して回すことで、簡単に調整することができる。
また、第1移動機構および第2移動機構は、雄ネジと雌ネジとの締結による構成に限られない。例えば、筒部4aの内周と取付調整部材6の外周に、光軸L方向に階段状の段差が構成されるように、周方向に突出または窪みを形成して第1移動機構を構成することで、段差の光軸L方向における噛み合わせ位置によって取付調整部材6の筒部4aに対する相対位置を調節することができる。同様に、取付調整部材6の内周とレーザモジュール5の外周に、光軸L方向に階段状の段差が構成されるように、周方向に突出または窪みを形成して第2移動機構を構成することで、段差の光軸L方向における噛み合わせ位置によってレーザモジュール5の取付調整部材6に対する相対位置を調節することができる。
また、取付調整部材6の窓2b1側の端部に、光軸L方向に突出する突出部または凹部を窓2b1に露出させて形成すると、好適である。本構成によれば、取付調整部材6の窓2b1側端部にある突出部または凹部に指先や治具をかけることで、取付調整部材6を容易に回して、その位置調整をさらに簡単に行うことができる。
本発明による振れ補正機構付きレーザポインタは、スクリーン等に映し出される映像の所望箇所をレーザ光線の光点で指し示しながらプレゼンテーションを聴衆の前で行う際に有用である。レーザポインタを把持するプレゼンターの手先に生じる震えがレーザポインタに大きく伝わっても、光点の震えが抑制され、プレゼンターがプレゼンテーションに集中することが可能となる。
1…振れ補正機構付きレーザポインタ、1a…筐体、1b…振れ補正アクチュエータ、2…固定体、2a…筒状ケース、2b…前面ケース、2b1…窓、2c…背面ケース、2c1…上面、3…可動体、4…ホルダ、4a…筒部、4b…底板部、4c…壁部、4d…差し込み部、4e…突部、5…レーザモジュール(レーザ光出射体)、5a,5b…リード線、6…取付調整部材、6a…内周、6b…外周、7…ウエイト、8…揺動駆動用コイル、9…揺動駆動用マグネット、10…フレキシブル配線基板、11…スペーサ、11a…底板、11b…脚部、12…可動枠、12a,12b,12c,12d…角部、13…球体(突部)、14,15…板状バネ、14a,15a…窪み(受け部)

Claims (9)

  1. レーザ光線を出射するレーザ光出射体と、前記レーザ光出射体を収容する筐体と、前記筐体に生じる揺れを検出する揺れ検出センサと、前記揺れ検出センサによって検出される揺れを相殺する方向に前記レーザ光出射体から出射されるレーザ光線の方向を変更する振れ補正機構とを備えて構成される振れ補正機構付きレーザポインタにおいて、
    前記レーザ光出射体および前記振れ補正機構は前記筐体に収容される固定体内に内蔵され、
    前記固定体の一面に形成された窓に対峙して配置される収納部を有して前記固定体に内蔵される可動体を備え、
    前記揺れ検出センサは前記可動体または前記固定体または前記筐体に内蔵され、
    前記振れ補正機構は、前記レーザ光出射体の側周囲を覆って前記レーザ光出射体と共に前記収納部に収納されて前記窓を介して前記レーザ光出射体からレーザ光線を出射させる取付調整部材と、前記レーザ光出射体から出射されるレーザ光線の光軸方向に交差する2方向に前記可動体を前記固定体に対して揺動自在に支持する可動体支持機構と、前記可動体の外周囲および当該外周囲に対向する前記固定体の内周囲に設けられるコイルと磁石により前記2方向の周りに前記可動体を駆動して前記揺れ検出センサによって検出される揺れを相殺する可動体駆動機構とから構成され
    前記取付調整部材の外周およびこれを囲む前記収納部の内周に、前記光軸方向における前記取付調整部材の取付位置を可変する第1移動機構が形成されることを特徴とする振れ補正機構付きレーザポインタ。
  2. 前記第1移動機構は、前記取付調整部材の外周に刻まれる雄ネジと、前記取付調整部材の外周を囲む前記収納部の内周に刻まれる雌ネジとから形成されることを特徴とする請求項1に記載の振れ補正機構付きレーザポインタ。
  3. レーザ光線を出射するレーザ光出射体と、前記レーザ光出射体を収容する筐体と、前記筐体に生じる揺れを検出する揺れ検出センサと、前記揺れ検出センサによって検出される揺れを相殺する方向に前記レーザ光出射体から出射されるレーザ光線の方向を変更する振れ補正機構とを備えて構成される振れ補正機構付きレーザポインタにおいて、
    前記レーザ光出射体および前記振れ補正機構は前記筐体に収容される固定体内に内蔵され、
    前記固定体の一面に形成された窓に対峙して配置される収納部を有して前記固定体に内蔵される可動体を備え、
    前記揺れ検出センサは前記可動体または前記固定体または前記筐体に内蔵され、
    前記振れ補正機構は、前記レーザ光出射体の側周囲を覆って前記レーザ光出射体と共に前記収納部に収納されて前記窓を介して前記レーザ光出射体からレーザ光線を出射させる取付調整部材と、前記レーザ光出射体から出射されるレーザ光線の光軸方向に交差する2方向に前記可動体を前記固定体に対して揺動自在に支持する可動体支持機構と、前記可動体の外周囲および当該外周囲に対向する前記固定体の内周囲に設けられるコイルと磁石により前記2方向の周りに前記可動体を駆動して前記揺れ検出センサによって検出される揺れを相殺する可動体駆動機構とから構成され
    前記レーザ光出射体の外周およびこれを囲む前記取付調整部材の内周に、前記光軸方向における前記レーザ光出射体の取付位置を可変する第2移動機構が形成されることを特徴とする振れ補正機構付きレーザポインタ。
  4. 前記第2移動機構は、前記レーザ光出射体の外周に刻まれる雄ネジと、前記レーザ光出射体の外周を囲む前記取付調整部材の内周に刻まれる雌ネジとから形成されることを特徴とする請求項3に記載の振れ補正機構付きレーザポインタ。
  5. 前記可動体支持機構は、前記レーザ光出射体から出射されるレーザ光線の前記光軸方向に交差する第1軸線周り、並びに、前記光軸方向および前記第1軸線に交差する第2軸線周りの2方向に前記可動体を揺動自在に支持し、前記第1軸線方向で離間する第1角部および第3角部、並びに、前記第2軸線方向で離間する第2角部および第4角部を前記光軸方向の周りに有する可動枠を備え、前記可動枠の前記第1角部および前記第3角部は前記固定体に揺動自在に支持され、前記可動枠の前記第2角部および前記第4角部は前記可動体を揺動自在に支持することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の振れ補正機構付きレーザポインタ。
  6. 前記第1角部および前記第3角部と前記固定体との間のそれぞれに、前記可動枠および前記固定体のうちの一方に設けられる突部と、他方に設けられる、前記突部の先端側を受ける凹状の受け部とから構成される固定体側揺動支持部が構成され、前記第2角部および前記第4角部と前記可動体との間のそれぞれに、前記可動枠および前記可動体のうちの一方に設けられる突部と、他方に設けられる、前記突部の先端側を受ける凹状の受け部とから構成される可動体側揺動支持部が構成されることを特徴とする請求項5に記載の振れ補正機構付きレーザポインタ。
  7. 前記可動体の重心位置と前記可動体支持機構による前記可動体の揺動支持中心位置とが前記光軸方向において一致して配置されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の振れ補正機構付きレーザポインタ。
  8. 前記取付調整部材の前記窓側の端部に突出部または凹部を有することを特徴とする請求項2または請求項2を引用する請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の振れ補正機構付きレーザポインタ。
  9. 前記取付調整部材は金属によって形成されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の振れ補正機構付きレーザポインタ。
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