JP3597111B2 - ビデオメモリ試験診断方法およびその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はビデオメモリ試験診断方法およびその装置に関し、特にグラフィック装置などに実装されたビデオメモリの異常箇所を容易に視認することができるビデオメモリ試験診断方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオメモリの試験診断はその異常箇所のアドレスを特定し、異常の原因を分析調査している。したがって、試験診断では、ビデオメモリの各アドレスに書き込む前のデータとそれを書き込んだ後に読み出したデータとを比較し、比較結果が不一致であればそのアドレスを異常箇所とする。
【0003】
しかしながら、上記のような原始的な方法は、ビデオメモリの異常箇所を個々に発見することには有効な方法であるが、ビデオメモリ全体の異常状況(異常箇所の分布状態など)を試験診断するには適切ではない。
【0004】
また、ビデオメモリに書き込んだデータを出力装置に表示しても、色値の差異が小さい場合には、それを異常であると視認することは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のビデオメモリ試験診断方法は、ビデオメモリの異常箇所の分布状況を把握することが難しいという問題点がある。
【0006】
本発明の目的は、上記のような欠点を改善し、ビデオメモリの正常箇所と異常箇所のLUT(ルックアップテーブル。以下、LUTという。)の色情報にまったく異なる値を設定して表示し、異常箇所の目視を容易にすることができるビデオメモリ試験診断方法およびその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のビデオメモリ試験診断方法は、色値を保持するLUTを備えたグラフィック装置のビデオメモリの試験診断を行うとき、前記ビデオメモリの全領域に任意のデータを書き込み、前記ビデオメモリから順次にデータを読み出し、読み出したデータと書き込み前のデータとを比較して前記ビデオメモリの異常個所を検知し、前記ビデオメモリの異常個所に対応する前記LUTには前記色値とはまったく異なる色値を登録して表示することを特徴とする。
【0008】
また、本発明のビデオメモリ試験診断方法は、色値を保持するLUTを備えたグラフィック装置のビデオメモリの試験診断を行うとき、前記ビデオメモリの全領域に任意のデータを書き込み、前記ビデオメモリから順次にデータを読み出し、読み出したデータと書き込み前のデータとを比較して前記ビデオメモリの異常個所を検知し、前記ビデオメモリの異常個所に対応する前記LUTには前記色値を反転した色値を登録して表示することを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明のビデオメモリ試験診断方法は、色値を保持するLUTを備えたグラフィック装置のビデオメモリの試験診断を行うとき、前記ビデオメモリの全領域に任意のデータを書き込み、前記ビデオメモリから順次にデータを読み出し、読み出したデータと書き込み前のデータとを比較して前記ビデオメモリの異常個所を検知し、前記ビデオメモリの異常個所に対応する前記LUTには前記色値とその反転した色値とを交互に登録を繰り返して表示することを特徴とする。
【0010】
また、本発明のビデオメモリ試験診断装置は、色値を保持するLUTを備えたグラフィック装置のビデオメモリを診断するビデオメモリ試験診断装置において、前記ビデオメモリの全領域に任意のデータを書き込み,前記ビデオメモリから順次にデータを読み出し,読み出したデータと書き込み前のデータとを比較して前記ビデオメモリの異常個所を検知する手段と、前記ビデオメモリの異常個所に対応する前記LUTには前記色値とはまったく異なる色値を登録して表示する手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
また、本発明のビデオメモリ試験診断装置は、色値を保持するLUTを備えたグラフィック装置のビデオメモリを診断するビデオメモリ試験診断装置において、前記ビデオメモリの全領域に任意のデータを書き込み,前記ビデオメモリから順次にデータを読み出し,読み出したデータと書き込み前のデータとを比較して前記ビデオメモリの異常個所を検知する手段と、前記ビデオメモリの異常個所に対応する前記LUTには前記色値を反転した色値を登録して表示する手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明のビデオメモリ試験診断装置は、色値を保持するLUTを備えたグラフィック装置のビデオメモリを診断するビデオメモリ試験診断装置において、前記ビデオメモリの全領域に任意のデータを書き込み,前記ビデオメモリから順次にデータを読み出し,読み出したデータと書き込み前のデータとを比較して前記ビデオメモリの異常個所を検知する手段と、前記ビデオメモリの異常個所に対応する前記LUTには前記色値とその反転した色値とを交互に登録を繰り返して表示する手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1は本発明の実施の一形態を示す説明図である。同図において、グラフィック装置1は試験診断の対象となるビデオメモリ11と表示する色値を保持するLUT12とを備え、ディスプレイなどの出力装置3に接続されている。そして、ビデオメモリ試験診断装置2は、ビデオメモリ比較手段21と第一のLUT変更手段22と第二のLUT変更手段23とを具備し、上記のグラフィック装置1に接続されてそのビデオメモリ11の試験診断を行う。
【0015】
ビデオメモリ比較手段21は、ビデオメモリ領域の先頭から順に任意の値を書き込み後、それを読み出した値と書き込んだ値とを比較し、ビデオメモリが正常か否かを試験診断する。
【0016】
第一のLUT変更手段22は、ビデオメモリ11が試験診断において異常と判定された場合、異常箇所から読み込んだビデオメモリ値に対応するLUTの色値を、正常なビデオメモリ値に対応したLUT12の色値を反転させた色値に変更する。
【0017】
第二のLUT変更手段23は、第一のLUT変更手段22で変更したLUT12の色値を、正常なビデオメモリ値に対応したLUTの色値に変更する。
【0018】
第一のLUT変更手段22と、第二のLUT変更手段23とを繰り返し実施する。このようにすることによって、ビデオメモリの異常箇所は表示装置上では正常な色値が点滅して表示される。
【0019】
次に、上記のビデオメモリ試験診断装置の動作を説明する。
【0020】
まず、グラフィック装置1に実装されているビデオメモリ領域を先頭から順に試験診断を実施する。ビデオメモリ比較手段21はビデオメモリに任意の値を書き込み後、読み出した値と書き込んだ任意の値を比較する。このとき、あらかじめLUT12に正常なビデオメモリ値に対応した任意の色値を登録しておくことで、試験診断で正常と判別されたビデオメモリ11に対応する領域は、あらかじめ登録しておいた任意の色値が出力装置3に表示される。
【0021】
試験診断において、ビデオメモリ11が異常と判定された場合、第一のLUT変更手段22により、異常箇所から読み出したビデオメモリ値に対応するLUT12の色値を、正常なビデオメモリ値に対応したLUTの色値を反転させた色値に変更する。このとき、試験診断で異常と判別されたビデオメモリ11に対応する領域は、正常なビデオメモリ値に対応したLUT12の色値を反転させた色値が出力装置3に表示される。
【0022】
その後、第二のLUT変更手段23により、第一のLUT変更手段22で変更したLUT12の色値を、正常なビデオメモリ値に対応したLUTの色値に変更する。このとき、試験診断で異常と判別されたビデオメモリ11に対応する領域は、正常なビデオメモリ値に対応したLUT12の色値が出力装置3に表示される。
【0023】
上記の第一のLUT変更手段22と第二のLUT変更手段23とを繰り返し実施することにより、試験診断で異常と判別されたビデオメモリ11に対応する領域は、LUT12の色値が繰り返し変更されるので、出力装置3に点滅して表示される。
【0024】
たとえば、LUTエントリ0:黒,LUTエントリ0xff:白としてビデオメモリを診断する手順は、次の通りである。
【0025】
(1)全ビデオメモリ(たとえば、メモリサイズ:1M)に初期値0を書き込む。
【0026】
(2)試験データ0xffを全ビデオメモリに書き込む。
【0027】
(3)ビデオメモリの先頭から順にデータをチェックする。ここで期待値は0xffである。
【0028】
(4)チェックによって異常箇所が検出され、このときのビデオメモリのデータが0xfeであるとすると、LUTの0xfeの登録値が表示される。
【0029】
(5)LUTの登録値を交互に変化させることにより、出力装置でビデオメモリの異常箇所を視認する。具体的にはLUTの0xfeの登録値を赤に設定することにより、出力装置では赤と白とが点滅して見える。異常箇所が複数存在する場合でも、それぞれのLUTの登録値を変更することによって、各異常箇所を特定できる。
【0030】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、ビデオメモリの異常箇所を出力装置に視認しやすく表示することができる。したがって、実装されるすべてのビデオメモリ領域の試験診断後に、表示装置よりビデオメモリの異常箇所の分布を調査することが容易となり、ビデオメモリの異常原因の分析効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す説明図。
【符号の説明】
1 グラフィック装置
2 データ処理装置
3 出力装置
11 ビデオメモリ
12 LUT
21 ビデオメモリ比較手段
22 第一のLUT変更手段
23 第二のLUT変更手段
Claims (6)
- 色値を保持するLUTを備えたグラフィック装置のビデオメモリの試験診断を行うとき、前記ビデオメモリの全領域に任意のデータを書き込み、前記ビデオメモリから順次にデータを読み出し、読み出したデータと書き込み前のデータとを比較して前記ビデオメモリの異常個所を検知し、前記ビデオメモリの異常個所に対応する前記LUTには前記色値とはまったく異なる色値を登録して表示することを特徴とするビデオメモリ試験診断方法。
- 色値を保持するLUTを備えたグラフィック装置のビデオメモリの試験診断を行うとき、前記ビデオメモリの全領域に任意のデータを書き込み、前記ビデオメモリから順次にデータを読み出し、読み出したデータと書き込み前のデータとを比較して前記ビデオメモリの異常個所を検知し、前記ビデオメモリの異常個所に対応する前記LUTには前記色値を反転した色値を登録して表示することを特徴とするビデオメモリ試験診断方法。
- 色値を保持するLUTを備えたグラフィック装置のビデオメモリの試験診断を行うとき、前記ビデオメモリの全領域に任意のデータを書き込み、前記ビデオメモリから順次にデータを読み出し、読み出したデータと書き込み前のデータとを比較して前記ビデオメモリの異常個所を検知し、前記ビデオメモリの異常個所に対応する前記LUTには前記色値とその反転した色値とを交互に登録を繰り返して表示することを特徴とするビデオメモリ試験診断方法。
- 色値を保持するLUTを備えたグラフィック装置のビデオメモリを診断するビデオメモリ試験診断装置において、前記ビデオメモリの全領域に任意のデータを書き込み,前記ビデオメモリから順次にデータを読み出し,読み出したデータと書き込み前のデータとを比較して前記ビデオメモリの異常個所を検知する手段と、前記ビデオメモリの異常個所に対応する前記LUTには前記色値とはまったく異なる色値を登録して表示する手段とを具備することを特徴とするビデオメモリ試験診断装置。
- 色値を保持するLUTを備えたグラフィック装置のビデオメモリを診断するビデオメモリ試験診断装置において、前記ビデオメモリの全領域に任意のデータを書き込み,前記ビデオメモリから順次にデータを読み出し,読み出したデータと書き込み前のデータとを比較して前記ビデオメモリの異常個所を検知する手段と、前記ビデオメモリの異常個所に対応する前記LUTには前記色値を反転した色値を登録して表示する手段とを具備することを特徴とするビデオメモリ試験診断装置。
- 色値を保持するLUTを備えたグラフィック装置のビデオメモリを診断するビデオメモリ試験診断装置において、前記ビデオメモリの全領域に任意のデータを書き込み,前記ビデオメモリから順次にデータを読み出し,読み出したデータと書き込み前のデータとを比較して前記ビデオメモリの異常個所を検知する手段と、前記ビデオメモリの異常個所に対応する前記LUTには前記色値とその反転した色値とを交互に登録を繰り返して表示する手段とを具備することを特徴とするビデオメモリ試験診断装置。
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