JP3591405B2 - 車両用燃料販売所におけるサービスシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、狭域無線を用いて外部との通信を行う車載装置と、車両用燃料販売所側に設けられて車載装置との無線通信を行い、車載装置から得た情報に基づいて各種制御を行う固定局とからなる車両用燃料販売所におけるサービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
車両用燃料販売所の一例であるガソリンスタンドにおける給油作業は、現状では例えば次のような過程で進行する。まず、スタンド入口から車両を進入させると、スタンド側のスタッフ(店員)が言葉と身振り手振りで車両を給油場所へ誘導してくれる。そして、車両運転手は店員に給油を希望する燃料の種類や分量を伝え、さらに支払い方法を伝える。店員は給油作業が終了したら、車両運転手から受け取った現金・クレジットカード・プリペイドカードなどを持って精算のため事務所内へ行き、クレジットカードであれば照合を行い、いずれの場合であっても精算処理を行ってその結果(釣り銭・カードと領収書)を車両運転手のところへ持参する。
【0003】
このように、人が介在する過程が多く、非常に時間の掛かる作業となっていた。特に、店員を少なくする代わりに値段を安くするような店舗においては、給油作業自体に要する時間よりも、支払いのために要する時間の方が長くなってしまい、給油を待つ車両の行列ができてしまうこともある。
【0004】
また、店員が忙しい場合には、スタンド内に車両を進入させた後、すぐには誘導をしてもらえないこともあり、車両運転手としてはとまどってしまうこともある。そして、その際、車両運転手の判断で適当な給油場所へ車両を移動させることもある。しかし、このように適当な給油場所へ車両を移動させてしまうと、給油場所が効率よく利用されない可能性もある。つまり、スタンド側としては、給油場所の状況や給油作業の進行状況などから、次の車両はこの場所に誘導させたいと考えている。そこに、車両運転手の判断で適当な給油場所へ車両が来てしまた場合、さらに別の場所へ移動させることも現実的には難しい。そのため、ある給油場所が空いているのに、別の給油場所に存在する車両が移動しないと、その空いている給油場所への車両の誘導が難しいといった事態も生じる。
【0005】
そこで本発明は、上記問題点を解決するために、車両用燃料販売所側及び車両運転手側の両方にとって有益な、高品質且つ多様なサービスを実現可能なサービスシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の車両用燃料販売所におけるサービスシステムは、サービスとしては少なくとも燃料供給サービスを行うのであるが、狭域無線を用いて外部との通信を行う通信手段を備えた車載装置と、車両用燃料販売所側に設けられた固定局との間で無線通信を行うことができ、固定局は、車載装置から得た情報に基づいて各種制御を行う。具体的には、車載装置から得た車両側の要求内容に応じ、燃料供給のための管理制御、あるいは燃料供給場所への誘導のための管理制御の少なくともいずれか一方を行う。
【0007】
狭域無線の一例としては、現在、有料道路の料金の自動徴収システム(ETC)への適用が検討されている無線方式であるDSRC(Dedicated Sort−Range Communication)が考えられる。このDSRC無線方式は、「有料道路自動料金収受システム」について電波産業会「ARIB STD−T55」で標準規格として策定されているものであり、以下のような特徴を有している。即ち、DSRC無線方式では、車両に搭載される車載機と道路近傍にアンテナが設置される固定局との間の無線通信に、距離に対して電力が減衰する割合の大きいミリ波帯(ここでは、5.8GHz)の電波を用いているため、極めて小さな通信エリア(3〜30m程度)を設定でき、しかも通信エリア外への電波の漏れや、通信エリア内での電波の混信などが非常に少ないため、通信の個別性を確保でき、信頼性の高い無線通信を実現できる。また、ミリ波帯では、大きな通信容量(ここでは、1.024Mbps)を確保できるため、通信エリアが小さくても、移動する車両に対して通信処理を短時間で確実に完了させることができるのである。
【0008】
なお、従来より、車両に搭載された車載装置と、車外に設置された固定局との間で無線通信を行うことで車両の利用者に対して様々なサービスを提供するシステムの一つとして、例えば、交通の流れを良くしたり、駐車場への適切な誘導を図ったりするために、道路の渋滞や駐車場の空き具合等の道路交通情報をドライバーに伝えるVICS(Vehicle Information and Communication System:道路交通情報通信システム)が知られている。このVICSでは、極小ゾーンによる情報提供用として、放送型の片方行通信を行う電波ビーコンや双方向通信が可能な光ビーコンが用いられている。
【0009】
しかし、電波ビーコンの場合、放送型の片方行通信であるため、車載装置から固定局に向けて通信することができず、一方、光ビーコンの場合、双方向通信が可能であるが、一般利用者用には開放されていない。このため、VICSでは、双方向通信を利用した一般利用者向けの高機能なサービスを実現することができないという問題があった。
【0010】
これに対して、携帯電話や自動車電話等の移動体通信機器を利用して双方向通信を可能とするATIS(Advance Traffic Information Service) が知られている。しかし、ATISでは、公衆回線を介して情報伝送が行われるため、その伝送容量は64kbps程度であり、画像等の大量のデータを伝送するには時間を要するという問題があった。また、ATISでは、情報がセンター(固定局)にて集中的に管理されるため、センターでは広い範囲に渡る情報を扱う必要があり、ここで想定している車両用燃料販売所におけるサービスを向上させる上で有効な情報となる個々の車両の挙動等、極めて局地的で瞬時的な情報を扱うことができなかった。
【0011】
さらに、車載装置と固定局との間の無線通信において、料金の精算等を伴った特定の車両(車載装置)に対するパーソナルな通信を実現することが期待されている。しかし、VICSの電波ビーコンは、極小ゾーンといっても、通信エリアが70m程度もあり、複数の車両が同一エリアに進入可能であるため、関係のない他の車両の車載装置に通信を受信されてしまう可能性が高く、車両用燃料販売所における車両1台単位、というような高い個別性を要求される用途に適用することが困難であった。
【0012】
そこで本発明システムでは、車両用燃料販売所における高品質且つ多様なサービスを実現するため、通信の個別性を確保できるDSRC無線方式などの狭域無線に着目したのである。
つまり、本発明システムによれば、車載装置と固定局との間での狭域無線を介した通信によって、固定局は車両側の要求を的確に把握することができ、その際の人手の介在を極力少なくすることができる。そして、固定局は、その要求内容に応じた燃料供給のための管理制御や燃料供給場所への誘導のための管理制御などを実行するため、それらの作業に際しても人手の介在を極力少なくすることができる。したがって、上述した人手が介在することによって生じる種々の不都合防止に寄与でき、車両用燃料販売所側及び車両運転手側の両方にとって有益な、高品質且つ多様なサービスを実現することが可能となる。
【0018】
具体的に、本発明の車両用燃料販売所におけるサービスシステムは、燃料供給場所への誘導のための管理制御を次のように実行する。固定局は、車両用燃料販売所入口において固定局が車載装置からの応答の有無を判断する。そして、固定局は、車載装置からの応答があった時点における燃料供給可能な場所の有無を判断し、燃料供給可能な場所があれば、その場所を車両用燃料販売所内の所定場所に設けられた報知手段を用いて車両用燃料販売所側のスタッフあるいは車両運転手のいずれかに報知することにより、燃料供給場所への誘導を行うことが考えられる。
【0019】
燃料供給場所へ車両を移動させる場合、大きく分けて、車両用燃料販売所側の店員が誘導作業を行うか、車両運転手自身が指示に従って車両を移動させていくことが考えられる。
店員が誘導作業をするのであれば、その燃料供給可能な場所を少なくとも店員が認識できる位置に報知手段を設ける必要がある。一方、車両運転手に燃料供給場所やその場所への進行方向などを報知すれば、店員は何ら関与する必要がなくなり、誘導の自動化ができる。その際には、少なくとも車両用燃料販売所入口に到着した車両の運転手が認識できる位置に報知手段を設ける必要がある。なお、「少なくとも」としたのは、店員及び車両運転手の両者が認識できる位置に報知手段を設けてもよいことを意味しており、その場合には、基本的には車両運転手の判断で燃料供給場所まで車両を移動させてもらうが、必要な場合には店員の誘導補助もできる、というメリットがある。例えば初めてその車両用燃料販売所に来た客にとっては、店員の誘導補助もあった方がとまどわないからである。
【0020】
また、燃料供給場所を車載装置側に通知し、車載装置において、その場所を報知手段を用いて車両運転手に報知するようにしてもよい。このようにすれば、店員は何ら関与する必要がなくなり、誘導の自動化ができる。そして、車両用燃料販売所側には誘導のための報知手段は不要となる。
【0021】
ところで、燃料供給場所への誘導管理制御に際しては、さらに次の点に着目すると、より適切な制御ができる。つまり、単に燃料供給場所が空いているからといって、どのような場合でも問題なく燃料供給ができるとは限らない。例えば、燃料供給する燃料の種類によっては、特定の位置でしか燃料供給ができない場合もあり、その場合には、燃料種類に対応する燃料供給場所に誘導しなくてはならない。また、たとえ同じ種類の燃料を供給する場合であっても、車両側の燃料供給口位置によっては、位置が制限される場合もある。つまり、燃料供給口を燃料供給機側に向けないと燃料供給ができないような場合である。この際には、燃料供給機を基準として通常とは反対側の燃料供給場所に同じ向きで停車するか、あるいは同じ側の燃料供給場所に車両の方が反対向きで停車することが必要である。さらには、車両サイズによっては燃料供給場所が限定されることも考えられる。
【0022】
そこで、請求項に示すように、車両用燃料販売所入口において、車載装置が、要求する燃料の種類・燃料供給口の位置・車両サイズを含む車両側情報を固定局側へ応答し、その車両側情報にも基づいて、固定局が燃料供給場所への誘導のための管理制御を実行するようにすればよい。このような車両側情報は、車両側で持ち、店舗側に送信してもよいが、例えば、店舗側で車種毎の情報を全て持っていれば、車両側からは車種情報を送信してもらうだけでよくなる。つまり請求項に示すように、固定局が車種毎の燃料供給口の位置及び車両サイズを記憶しておき、車載装置から車種及び要求する燃料の種類を応答してもらい、その応答された車種に応じた燃料供給口の位置及び車両サイズと、要求された燃料の種類に基づいて誘導のための管理制御を実行するのである。
【0023】
また、請求項に示すように車載装置が燃料供給口の位置を車両運転者に報知する報知手段を備えていれば、車両運転者自身もその位置を知ることができる。これは、車両運転者自身でも燃料供給口が左右どちら側にあるか判らない場合もあることを考慮したものである。なお、報知方法は表示を用いて視覚に訴えてもよい、音声にて聴覚に訴えても良いし、それらを併用しても良い。なお、燃料供給口の位置の情報が固定局側にしかない場合には、車載装置が固定局側からその情報を送信してもらうこととなる。
【0024】
一方、これらいずれの場合であっても、請求項に示すように、固定局が、過去の燃料供給サービス履歴に基づき、車載装置あるいは車両の識別情報と、それに対応する燃料供給サービスに必要な情報を記憶しておき、車載装置から識別情報を応答してもらい、その応答された識別情報に応じた燃料供給サービスに必要な情報に基づいて誘導のための管理制御を実行することも考えられる。
【0025】
このようにすれば、車両あるいは車載装置の識別情報とサービスに必要な情報をセットにして登録しておくことにより、次回からは、その車両識別情報を送信するだけでよくなる。特に、毎回、受けたいサービス内容が同じ場合には、便利になる。つまり、燃料種類はもちろん、分量までも同じであり、さらに料金支払い方法も同じであれば、それら全ての情報をセットにして記憶しておけば、いちいち指定する必要がなくなる。このセットにした情報は、やはり車両側で持っていても良いし、店舗側で持ってしてもよい。
【0026】
ところで、この誘導のための管理制御の前提となる「燃料供給可能な場所の有無判断」に関しては、例えば請求項に示すようにすれば、燃料供給場所毎の車載装置からの応答の有無で判断できる。具体的には、燃料供給場所単位を通信エリアとする狭域無線用アンテナを燃料供給場所毎に備えればよい。このような判断ができるのも、通信の個別性を確保できる狭域無線を採用したからである。
【0027】
また、例えば請求項に示すように、燃料供給場所単位での燃料供給作業の進行状況に基づく近い将来における燃料供給可能な場所の有無も加味して、燃料供給可能な場所の有無を判断すれば、より適切な誘導ができる。つまり、燃料供給済みか否か、あるいは燃料供給が間もなく終了する、といった情報を取得して、該当車両の後ろに待機させる、といった誘導も可能となる。
【0028】
この燃料供給作業状態の把握に関しては、例えば燃料供給作業完了までに必要な時間を計算することが考えられる。具体的には、燃料供給希望分量に応じて、次のように行う。例えば満タンを希望する場合には、燃料供給前の燃料タンク内の残量が判らないので、残量0と仮定し、燃料供給速度に基づいて満タンにするのに必要な時間を計算する。そして、燃料供給開始からの経過時間から上記時間を計算する。また、分量指定の場合には、指定された分量を燃料供給速度で割って時間を計算する。後は、同じである。さらに料金指定の場合には、分量に換算することで、後は分量指定の場合と同じである。
【0029】
ところで、車両用燃料販売所におけるサービスとしては、上述したように燃料供給サービスが必須ではあるが、現状では、その他のサービスも合わせて提供するのが一般的である。例えば、洗車サービス、整備サービス、灯油販売サービスなどである。燃料供給以外のサービスは燃料供給場所とは別の場所にて行うが、現状としては車両用燃料販売所内に進入すると、燃料供給場所へ一方的に誘導されることが多く、車両運転手は、燃料供給以外のサービスを受けたいことを窓を開けて店員に伝えないといけなかった。頻繁に利用する車両用燃料販売所であれば、勝手にそのサービス場所へ車両を移動させることも可能ではあるが、初めての車両用燃料販売所ではどの場所に行ってよいのか判らず、また車両用燃料販売所側としても勝手に移動されると困ることもある。
【0030】
そこで、請求項に示すように、車両用燃料販売所入口における車載装置からの応答に基づき、固定局が、その要求されているサービス種類に応じた場所への誘導のための管理制御を行うようにすればよい。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0032】
[第1実施例]
図1は、本発明の車両用燃料販売所におけるサービスシステムが適用された一実施例であるガソリンスタンドにおける給油システムの基本構成を表す説明図である。
【0033】
図1に示すように、本実施例の給油システムは、車両Cに搭載された車載装置10と、この車載装置10との間でDSRC無線方式による無線通信を行う固定局50とからなる。
そして、固定局50のDSRCアンテナ51aは、大きさが数m程度の通信エリアAを形成しており、車両Cが給油のために停止する給油場所Sにおいて車両1台分程度の大きさとなる通信エリアが設定されるように設置される。具体的には、車両に設けられている給油口(図1には示さず)がほぼ給油機30の前に来るように車両Cを停止させた場合の位置が給油場所Sであり、その場所に停止した車両Cに搭載されている車載装置10がこの通信エリアに入るように考慮されている。
【0034】
そして、通常は、固定局50側の通信装置が、所定時間間隔で、車両に搭載された車載装置10側の通信装置(後述のDSRC無線ユニット11)を起動するためのパイロット信号を送信し、そのパイロット信号を受信した車載装置10側の通信装置が応答信号を送信して、その応答信号を受信できた場合に、車載装置10との間のデータ通信を実行する。
【0035】
一方、車載装置10側の通信装置は、固定局50側からのパイロット信号を受信すると応答信号を送信し、その後、固定局50側の通信装置との間でデータ通信を実行する。
また、このように固定局50と車載装置10との間で行われるデータ通信は、全て固定局50の管理の下に実行される。つまり、本実施例では、固定局50側の通信装置は、所定の送信期間中に、パイロット信号や車載装置10宛のデータにより変調された変調信号を送信し、その後、所定の応答期間の間に、車載装置10側の通信装置では、パイロット信号に対する応答信号や固定局50宛のデータを送信するのである。
【0036】
以下では、まず車載装置10について詳述する。ここで図2は、車載装置10の構成を表すブロック図である。
図2(a)に示すように、車載装置10は、DSRC無線方式の無線通信を行う通信手段としてのDSRC無線ユニット11と、料金支払のためのキャッシュカードやプリペイドカードの他、各種メンバーズカード等を含むICカードを着脱自在に装着可能で、装着されたICカードに対してデータの読み書きを行うICカードユニット12と、各種指令を入力する入力手段としてのコントロールパネル14と、各種操作手順を表示したり、DSRC無線ユニット11を介して獲得した情報の表示等を行う表示手段としてのディスプレイユニット15と、これら各部を制御するマイクロコンピュータからなる制御ユニット16とを備えている。
【0037】
また、ここでは図示しないが、磁気カードからデータの読み出しを行う磁気カードユニット等を備えていてもよい。
そして、これら各ユニットは、図2(b)に示すように、それぞれマイクロコンピュータ(以下「マイコン」と呼ぶ)及びLANインタフェースを備えており、車両内に構築されたLAN(Local Area Network,以下「車内LAN」と呼ぶ)に対してLANインタフェースを介して接続されている(図ではDSRC無線ユニットの場合を示す)。
【0038】
このように構成された車載装置10は、図3に示すように、固定局50からの電波を良好に受信し、しかも他のユニットとの干渉を防ぐために、DSRC無線ユニット11がダッシュボード上に設置され、他のユニットは、ディスプレイユニット15及びICカードユニット12はインパネといった具合に、操作性し易い場所,視認性のよい場所等、各ユニットの機能に適合した場所に配置される。
【0039】
ここで、DSRC無線ユニット11について説明する。
このDSRC無線ユニット11は、上述したマイコン11b,LANインタフェース11cに加えて、固定局50との無線通信を実行するDSRC無線通信回路11aを備えている(図2(b)参照)。
【0040】
そして、マイコン11bには、DSRC無線通信回路11aを介して固定局50から提供されるサービス(ここでは給油サービス)に対応したアプリケーションプログラムなどを格納するために、フラッシュROM,EEPROM,バックアップされたRAM等からなるデータの書き換えが可能なメモリが設けられている。
【0041】
次に、固定局50について説明する。
固定局50は、図1に示すように、上述したDSRCアンテナ51aが給油場所Sの近くに配置される以外は、事務所J内に配置されている。そして、図4のブロック図に示すように、DSRCアンテナ51aを介した無線通信を行うためのDSRC無線器51と、各種操作手順やDSRC無線器51を介して獲得した情報等を表示するための表示装置52と、各種指令を入力するための入力装置53と、車載装置10に提供するメニュー情報等が格納されたデータベース54と、これら各部を制御して給油のための各種管理制御処理を実行する制御装置55と、公衆網や専用線等を介して外部に設けられたセンター等との通信を行うための通信装置56と、給油機30との通信を行うための給油機インタフェース57とを備えている。
【0042】
そして、パイロット信号に対する車載装置10からの応答信号がDSRC無線器51にて受信されると、制御装置55は、要求をアップロードするよう問い掛ける。その後、車載装置10からクレジット情報・給油情報・個人情報などを受信すると、これに従って、表示装置52にそれらの情報を表示すると共に、クレジット情報に基づく照合処理を行い、照合結果がOKであれば、給油機30へ給油を指示する。
【0043】
ここで、給油機30について簡単に説明する。
給油機30は、図1に示すように給油場所Sの近くに配置されており、図4のブロック図に示すように、固定局50との通信を行うための固定局インタフェース31と、その固定局インタフェース31を介して固定局50から得た情報等を表示するための表示装置32と、各種指令を入力するための入力装置33と、給油メータ34と、給油ノズル30aからの燃料供給・停止を行う機構を駆動するための給油ノズル駆動部35と、これら各部を制御して給油処理を実行する制御装置36とを備えている。
【0044】
そして、固定局50から給油情報と共に給油を許可する指示がなされると、指示された燃料種類に応じた燃料を、指示された分量だけ給油できるように制御を行う。具体的には、給油ノズル30aから燃料を排出するのに応じて給油量をカウントしており、指定された分量だけ給油したら、給油終了通知を固定局50側へ送る。
【0045】
なお、固定局50と給油機30との間で行う給油許可の指示や給油終了通知などのために用いる信号は、双方向での情報交換及びセキュリティ性を考慮して、単純な「0」・「1」信号ではなく、通信形式でコマンド・暗号文を使用して制御することが望ましい。
【0046】
以上は構成説明であったので、次に、本システムにおいて給油サービスを実現する場合に各部で実行される処理について説明する。
図5は車載装置10側で実行される処理を示すフローチャートであり、図6は固定局50側で実行される処理を示すフローチャートである。これらは、一方の処理の結果に基づいて他方の処理が実行される、というように互いに関連するため、車載装置10側及び固定局50側の両方の処理を適宜取り混ぜながら、基本的には時系列の順番で説明していくこととする。
【0047】
車載装置10においては、図5に示すように、ICカード(磁気カードも含む)がICカードユニット12(図2参照)に挿入されたか否かを判断し(S101)、ICカードが挿入された場合には(S101:YES)、ICカードから有効期限などを含むデータを読み出し、正常か否か判断する(S102)。
【0048】
そして、正常でない場合は(S102:NO)、そのエラー状況、例えば有効期限切れなどをユーザに通知する(S111)。これは、ディスプレイユニット15に表示することで行う。
また、正常である場合は(S102:YES)、固定局50からのDSRC通信があるか否かを判断する(S103)。具体的には、DSRC無線通信回路11aが固定局50から送出されるパイロット信号を受信したか否かによって判断する。そして、通信があれば(S103:YES)、それに応答してDSRC通信処理を実行する(S104)。
【0049】
一方、固定局50においては、上述したように、所定時間間隔でパイロット信号を送信しており、図6に示すように、そのパイロット信号を受信した車載装置10側からの応答があるか否かを判断している(S201)。そして、応答があると(S201:YES)、DSRC通信処理を行う(S202)。具体的には、車載装置10に対して要求をアップロードするよう問い掛ける。すると、図5における車載装置10側での通信処理において、車載装置10から固定局50側へクレジット情報・給油情報・個人情報などが送信されるため、固定局50では、これらの情報を受信する。このように車載装置10からの情報を得るまでがS202での通信処理である。なお、車載装置10側から送信される給油情報の中には、燃料種類と分量が含まれている。
【0050】
固定局50では、その後、受信したクレジット情報に基づいて、そのクレジット番号の照合を行う(S203)。具体的には、通信装置56を介して外部のクレジット決済センターに接続し、カードの有効性を確認する。その結果、カード使用ができる状態であれば(S204:YES)、車載装置10側へ給油が可能である旨を通知し(S205)、カード使用ができない状態であれば(S204:NO)、車載装置10側へクレジット番号の照合エラーである旨を通知する(S211)。
【0051】
これに対して車載装置10においては、固定局50から照合エラー通知があれば(S105:NO)、ディスプレイユニット15にその旨、つまり照合エラーのため給油ができない旨を表示する(S111)が、固定局50から給油可能通知があれば(S105:YES)、ディスプレイユニット15にその旨、つまり給油が可能である旨を表示する(S106)。これでユーザは給油できることを知るため、その後は、その他の情報をディスプレイユニット15に表示し(S107)、固定局50から給油結果の通知が来るのを待つ(S108)。
【0052】
一方、固定局50においては、図6のS205にて車載装置10側へ給油が可能である旨を通知した後は、給油機30に対して給油許可指示を出す(S206)、この際、車載装置10側から指示された燃料種類と分量を通知する。そして、給油機30からの給油終了通知を待つ(S207)。給油機30は、指示された分量の給油が終了すると固定局50へ終了通知を出す。したがって、固定局50では、その給油終了通知を受けたら(S207:YES)、給油機30に対して給油禁止を指示する(S208)。
【0053】
その後、給油した燃料種類や分量に応じて料金精算を行うため、ここではクレジット決済処理を行う(S209)。具体的には、通信装置56を介して外部のクレジット決済センターに接続し、決済のための処理を行う。そして、決済処理が終了すると、車載装置10へその決済結果や会員ポイントなどを通知する(S210)。
【0054】
これに対して車載装置10においては、固定局50から給油結果の通知があれば(S108:YES)、その通知結果に基づき、ICカードユニット12(図2参照)を介してICカードに利用履歴を書き込む(S109)。そして、給油結果をディスプレイユニット15に表示して、ユーザにも通知する。
【0055】
以上の給油サービスを実現する場合の処理を、概念的に示したのが図7,8である。これらについて説明する。
図7は、給油開始までの概略的な処理の流れを示している。ICカードから読み出されたICカード情報を含む車両側情報が車載装置10から固定局50へ送信される。固定局50はてクレジット決済センターと接続して照合を行い、OKであれば給油機30に給油許可が指示される。これによって給油機30にて給油ができる状態となる。
【0056】
一方、図8は、給油完了後の概略的な処理の流れを示している。給油機30において指示された分量の給油が完了すると、固定局50からそれ以降の給油が禁止され、固定局50では給油結果に基づく料金精算のため、クレジット決済センターと接続して決済処理を行い、その精算結果を車載装置10へ送る。車載装置10では、その精算結果に基づいて、履歴あるいはポイントをICカードに書き込む。
【0057】
このように、本システムによれば、車載装置10と固定局50との間でのDSRC無線を介した通信によって、固定局50は車両側の要求を的確に把握することができる。そのため、例えばセルフサービスであっても、ユーザは、給油ノズル30aを車両の給油口に差し込んで給油を開始させるだけでよく、給油が終了するのを待っているだけでよい。つまり、指示した分量の給油がなされれば自動的に給油処理が終了し、精算も自動的に行ってくれるので、給油機30に対する難しいマニュアル操作は不要となる。特に、セルフサービスの場合には、ガソリンスタンドによって給油機30の種類が異なり、その操作方法も異なる可能性があるため、初めて使う給油機30の場合には、操作方法を詳しく調べる必要があった。それに対して、上述のような簡単な作業だけでよくなれば、このようなセルフサービスの給油も利用し易くなる。
【0058】
なお、燃料の種類に関しては、例えば要求された種類の燃料を給油可能な給油機30をランプなどを点灯して報知すれば、作業を行うユーザはどの給油機30を用いればよいか判るので便利である。あるいは複数の給油ノズル30aが準備されており、それらが燃料種類で使い分けられている場合は、要求された種類の燃料を給油可能な給油ノズル30aをランプなどを点灯して報知すればよい。また、要求されていない種類の燃料の給油機30あるいは給油ノズル30aからは給油できないようにしておけば、間違って給油してしまう不都合も回避できる。特にセルフサービスの場合は効果的である。
【0059】
また、店員が行う場合であっても、従来のようにユーザとの会話によるやりとりから始まって、指示された種類の燃料を指示された分量だけ給油し、精算の処理まで関与する場合に比べれば、格段に関与する部分が少なくなる。これは、給油・精算に関する作業時間の短縮というメリットが得られ、給油機30の稼働効率の向上にも有効である。さらに、給油に際して行う作業が、実質的には、給油ノズル30aを車両の給油口に差し込んで給油を開始させるだけでよくなるため、例えば給油作業に熟練していない店員であっても、簡単にその作業を行える。さらにユーザにとっては、店員との会話が一切になくても作業が行えるため、例えば雨の日に窓を開けて店員に自分の意志を伝える、といった面倒がなくなる。
【0060】
このように、人手が介在することによって生じる種々の不都合防止に寄与でき、ガソリンスタンド側及び車両運転手側の両方にとって有益な、高品質且つ多様なサービスを実現することができる。
また、要求されていない種類の燃料を給油機30からは給油できないようにしておけば、間違って給油してしまう不都合も回避できる。このようにすれば、セルフサービスにした場合には特に効果的である。つまり、自分が希望する種類の燃料を希望する分量だけ給油したい場合に、単純作業でよくなるからである。
【0061】
ここで、車載装置10側のディスプレイユニット15に表示される内容例を図9を参照して説明する。例えば図5のS140にて固定局50と通信処理を行っている場合には、図9の表示画面番号1,2に示すように、「いらっしゃいませ」→「ただいまカード照合中です」といった内容の表示を行う。そして、S106での通知は例えば図9の表示画面番号3に示すように、「給油が可能です」と表示する。その後は、例えば図9の表示画面番号4〜6に示すように、給油した燃料種類と分量を明示し、その精算をしている途中あるいはクレジット処理が完了した旨を表示し、最後に謝礼を表示する。
【0062】
但しこの場合は、車載装置10側において予め給油したい燃料種類と分量が登録されており、さらに支払い方法がクレジットであることも登録されていることを前提とした。しかし、これらをその時点で選択入力するようにしてもよい。その場合には、例えば図10の表示画面番号2〜4に示すように、燃料種類(レギュラー、ハイオク、軽油)、支払い方法(現金又はクレジット)、給油量(満タン、[ ]リットル、[ ]円分)をそれぞれ選択入力させる画面を表示し、その選択結果に基づく車両側情報を固定局50側へ送信すればよい。
【0063】
なお、この図10においては、給油中において表示画面番号5,6に示すような表示を行う。例えば、現在給油中の燃料種類(この場合はレギュラー)を表示すると共に、給油した分量(この場合は34.8リッター程度給油した状態)を示す。また、そのガソリンスタンド独自の広告を表示しても良い。これは、図5のS107の処理として実行してもよい内容である。また、表示画面番号10においては、今回の給油を行ったことによって会員ポイントが何点になったかを表示(ここでは167点)し、所定の点数(ここでは200点)になると所定のサービス(ここでは洗車)を無料で受けられることをユーザに示している。
【0064】
このようにすれば、給油したい燃料種類と分量及び支払い方法を、給油する時点で選択できるが、毎回選択するのも面倒である。そこで、図11に示すようにしてもよい。つまり、表示画面番号2に示すように、前回の内容(ここでは燃料種類がレギュラーであり、給油量は満タンであり、支払い方法を現金にて行うという内容)を表示し、これでよいか否か(「はい」か「いいえ」か)を選択入力させる。「いいえ」の場合には、表示画面番号3〜5に示すように、それぞれの項目を逐次選択入力させるが、「はい」の場合には、それらを表示せずに飛ばして、次の画面表示に移ることとなる。
【0065】
[第1実施例の別態様]
(1)上記実施例では、クレジットカードを使う場合に、そのカードの情報を固定局50側へ送信するようにしたが、例えば、いわゆる現金会員カードであっても、同様にカードデータを送信することは有効である。つまり、現金の受け渡し自体は当然人手を介することとなるが、ポイントの加算や顧客情報の管理自体は、車載装置10と固定局50との通信にてまかなえるからである。
【0066】
(2)燃料がガソリンの場合には、レギュラー・ハイオクといった種類があるが、軽油の場合には一般的に選択の余地がないので、軽油を燃料としている車両に車載装置10を搭載した場合には、搭載時に軽油を設定することで、それ以降は、燃料種類の選択をさせないようにした方がよい。つまり、選択画面自体を表示しないようにし、間違ってガソリンを選択してしまうことを防止した方がよいと考えられる。
【0067】
[第2実施例]
上述した第1実施例は、給油サービスにおける給油自体に関して説明したが、給油のためだけであれば、第1実施例のように、給油機30単位で固定局のDSRCアンテナ51aを設け、車両Cが給油場所Sに来てはじめてDSRC通信をすればよい。しかし、実際には、1つのガソリンスタンドには複数の給油場所Sが存在するのが一般的であり、その給油場所Sへの誘導に関しても管理制御することが望ましい。第2実施例は、この「給油場所への誘導のための管理制御」に関するものである。
【0068】
図12に示すように、本実施例のシステムの前提として複数の給油場所Sが設けられており、いずれかの給油場所Sに誘導するため、ガソリンスタンド入口にDSRCアンテナが設けられている。このDSRCアンテナによる通信エリアを通信エリア1と呼ぶ。そして、この入口付近の所定の停止場所にて停止した車両Cにおける車載装置10と通信できるように、通信エリア1が設定されている。
【0069】
一方、各給油場所Sについては、上述した第1実施例と同じように、車両1台分程度の通信エリア(ここでは通信エリア2と呼ぶ。)を持つDSRCアンテナが配置されている。但し、後述するように、この給油場所S単位のDSRCアンテナによって得る情報としては、車両が存在するか否かだけである。
【0070】
なお、この第2実施例の場合も、固定局50を構成する要素の内、入口付近のDSRCアンテナあるいは給油場所S単位のDSRCアンテナ以外は、事務所J内に配置されている。各部の構成自体は、第1実施例にて説明した内容を特段変わらないので、詳しい説明は省略する。
【0071】
次に、本システムにおける給油のための誘導を実現する場合に各部で実行される処理について説明する。
図13は車載装置10側で実行される処理を示すフローチャートであり、図14,15は固定局50側で実行される処理を示すフローチャートである。これらは、第1実施例と同様、一方の処理の結果に基づいて他方の処理が実行される、というように互いに関連するため、車載装置10側及び固定局50側の両方の処理を適宜取り混ぜながら、基本的には時系列の順番で説明していくこととする。
【0072】
まず、車載装置10においては、ガソリンスタンドに到着する以前に、図13に示すS501,S502の処理を実行しておく。S501では車両情報の入力を行う。この車両情報には、会員番号、車両の外形情報、給油口が右か左か、給油する燃料種類、車検証番号などである。
【0073】
ここで、車両の外形情報とは、図16に示すように、車両の前後長L、車両の前端から給油口までの距離Y、車幅W、車高H及び給油口までの高さZである。また、S502では、ガソリンスタンドでの用件を設定する。ガソリンスタンドにて受けたいサービスとしては、例えば給油サービスだけでなく、洗車サービス、整備サービス、灯油販売サービスなどがある。したがって、この内のいずれを希望するかを設定するのである。
【0074】
なお、S501の処理の内、車両の外形情報と給油口が右か左かについては、車両固有のものなので、車両の購入時あるいは車載装置の取り付け時に一度入力すれば、それ以降は同じデータを用いることができる。一方、会員番号と車検証番号も最初に一度入力すればよい。また、給油する燃料種類は、常に同じ種類を希望するのであれば、やはり最初に一度入力すればよい。もちろん、変更したい場合には、変更を希望する時点で入力し直せばよい。
【0075】
一方、S502の処理は、その都度異なることが普通である。したがって、毎回、いずれかを選択させるための画面を表示して、ユーザの設定を待つことが考えられる。なお、この選択の結果は、アプリケーション番号として記憶される。
S502の処理後は、固定局50からのDSRC通信があるか否かを判断する(S503)。車載装置10を搭載した車両Cがガソリンスタンド入口に到着すると、固定局50から送出されるパイロット信号を受信するため、固定局50からの通信があるとして(S503:YES)、S504へ移行する。
【0076】
S504では、S502で設定されたアプリケーション番号が給油サービスに対応するものか否かを判断し、そうであれば(S504:YES)、ディスプレイユニット15に給油口の位置(左側か右側か)を表示する(S505)。例えば図17に示すように、ディスプレイユニット15に、「給油口は右側です」と文章で示すと共に、車両の模式図と共に給油口の位置を矢印で示す。これは、ユーザ自身でも給油口が左右どちら側にあるか判らない場合もあることを考慮したものである。
【0077】
一方、固定局50においては、図14に示すように、所定時間間隔でパイロット信号を送信してIDの応答を要求しており(S601)、そのパイロット信号を受信した車載装置10側からの応答があるか否かを判断している(S602)。そして応答があると(S602:YES)、車載装置10に対して用件をアップロードするよう要求する(S603)。
【0078】
この要求に対して、車載装置10では、図13のS506に示すように、車両情報を固定局50へ送信する。この車両情報とは、S501にて入力された情報である。
一方、固定局50においては、図14に示すように、この車載装置10からの用件を受信すると(S603)、S604〜S606において、その用件内容が洗車であるか否か、メンテナンスであるか否か、灯油購入であるか否かを順番に判断する。そのいずれかにおいて肯定判断された場合には、S609へ移行し、用件に応じた誘導画面を指示する。ここでは、車載装置10側へ送信すると共に、事務所内の表示装置52(図4参照)に表示する。車載装置10側へ送信された場合の処理は、図13におけるS509の「他のアプリ処理」にて実行される。具体的には、洗車・メンテナンス・灯油購入にそれぞれ対応する所定の位置への誘導画面が表示される。
【0079】
これに対し、S604〜S606の全てにおいて否定判断である場合には、結局、用件内容が給油であるため、S608にて給油機決定処理を行う。この給油機決定処理について、図15のフローチャートを参照して説明する。
まず、図14のS603にて受信した車両情報を読み出す(S6081)、その中から、ユーザが希望する燃料種類を読み出す(S6082)。続いて、構内の車両の停車状況を確認する(S6083)。この確認は、給油場所S単位に設けられたDSRCアンテナから車載装置10への問い掛けを行い、応答があった場合には、その給油場所Sに車両Cが停車していると判断する。この結果を受けて、給油可能な給油機30を検索し(S6084)、給油機30に空きがあるか否かを判断する(S6085)。
【0080】
給油機30に空きがなければ(S6085:NO)、S6089へ移行して、現在の給油状況から一番早く給油作業が終了する給油機30を選択し、その給油機に決定する(S6090)。なお、S6089での選択に際しては、各給油機30における給油作業状態の把握が必要であるが、例えば給油作業完了までに必要な時間を計算することで把握できる。具体的には、給油希望分量に応じて、次のように行う。例えば満タンを希望する場合には、給油前の燃料タンク内の残量が判らないので、残量0と仮定し、給油速度に基づいて満タンにするのに必要な時間を計算する。そして、給油開始からの経過時間から上記時間を計算する。また、分量指定の場合には、指定された分量を給油速度で割って時間を計算する。後は、同じである。さらに料金指定の場合には、分量に換算することで、後は分量指定の場合と同じである。
【0081】
一方、給油機30に空きがある場合には(S6085:YES)、2つ以上の給油機30に空きがあるか否かを判断する(S6086)。ここで否定判断された場合には(S6086:NO)、結局、空いている給油機30は一つであるため、他に選択の余地はなく、その給油機に決定する(S6090)。
【0082】
また、2つ以上の給油機30に空きがある場合には(S6086:YES)、いずれを選択するかを決める必要がある。この際、例えば給油機30に番号を付しておき、空いている中で番号の最も若いもの、というように単純に選択してもよいが、給油場所Sへの移動のし易さ、あるいはその後に別の車両を誘導する際の便宜を考慮した方が好ましい。
【0083】
そこで、まず、前後共に車両が停車していないかどうかを判断する(S6087)。ここでいう「前後」とは、給油場所Sで車両が停車した場合に、それが縦列停車するような場合をいう。もちろん、図12に例示するように、給油場所Sの並びが2台単位である場合には、ある給油機30を基準とした考えた場合、前のみが空いているか後のみが空いているかしかないので、この「2台単位の給油場所Sが共に空いている状態」がここでいう「前後共に車両が停車していない状態」となる。そして、前後共に車両が停車していなければ(S6087:YES)、その給油機39に決定する(S6090)。なお、S6087の条件を満たす給油機30は複数存在する可能性があるが、所定の順番で空いている給油機30を判断していき、最初に条件を満たすものを選択すればよい。
【0084】
これに対して、前後のいずれかには車両が停車している場合は(S6087:NO)、その停車している前後いずれかの車両と同じ向きで停車可能かどうかを判断する(S6088)。この判断に際しては、特に給油口の左右位置が重要となる。つまり、車両自体は、同じ向きで給油場所Sに停車できても、給油機30の位置とは反対側に給油口が来るような場合には、ここでいう「同じ向きで停車可能」とは判断しない。そして、停車している前後いずれかの車両と同じ向きで停車できる場合には(S6088:YES)、その給油機39に決定する(S6090)。
【0085】
このS6088にて否定判断となった場合には、2つ以上の給油機30に空きはあるが、上述した「給油場所Sへの移動のし易さ、あるいはその後に別の車両を誘導する際の便宜」の観点からすると、その空いている給油機30を使うことはせずに、空きがない場合と同様の処理を行う。すなわち、現在の給油状況から一番早く給油作業が終了する給油機30を選択し(S6089)、その給油機に決定する(S6090)。
【0086】
なお、ここでは、S6088において、停車している前後いずれかの車両と同じ向きで停車可能かどうかを判断したが、これは、車両の向きを揃えることを優先させて停車させることを考慮した場合であり、他の考慮点を重視するのであれば、その考慮点に応じた判断をすればよい。
【0087】
このようにして給油機30が決定すると、図15の処理を終了して図14のS609へ移行し、給油のための誘導画面を指示する。ここでは、車載装置10側へ送信すると共に、事務所J内の表示装置52(図4参照)に表示する。車載装置10においては、例えば図18に示すように、ディスプレイユニット15に「矢印のようにお進み下さい」と文章で示すと共に、給油機や給油場所の模式図と進行方向の矢印及び車両の模式図を示す。これによって、ユーザはどの方向へ進行すればよいかが、入口において判るので、指示に従って車両Cを移動させればよい。
【0088】
本第2実施例のシステムによる効果を説明する。その際、従来の問題点を確認のために記載する。
まず、給油以外のサービスは給油場所とは別の場所にて行うことが多いが、従来は、スタンド内に進入すると給油場所へ一方的に誘導されることが多かった。その際、ユーザは給油以外のサービスを受けたいことを窓を開けて店員に伝えないといけなかった。頻繁に利用するスタンドであれば、勝手にそのサービス場所へ車両を移動させることも可能ではあるが、初めてのスタンドではどの場所に行ってよいのか判らず、またスタンド側としても勝手に移動されると困ることもある。これに対して本システムによれば、ユーザが希望するサービス種類に応じて適切な場所へ誘導されるので、このような従来の不都合が生じない。
【0089】
また、給油サービスを受ける場合も、単に給油場所Sが空いているからといって、どのような場合でも問題なく給油ができるとは限らない。例えば、給油する燃料の種類によっては、特定の位置でしか給油ができない場合もあり、その場合には、燃料種類に対応する給油場所に誘導しなくてはならない。また、たとえ同じ種類の燃料を供給する場合であっても、車両側の給油口位置によっては、位置が制限される場合もある。つまり、給油口を給油機30側に向けないと給油ができないような場合である。この際には、給油機30を基準として通常とは反対側の給油場所に同じ向きで停車するか、あるいは同じ側の給油場所に車両Cの方が反対向きで停車することが必要である。さらには、車両サイズによっては給油場所Sが限定されることも考えられる。例えば、トラックなどの大型車両の場合には、2台分の給油場所Sが必要とされる、といったことである。これに対して本システムでは、車載装置10から固定局50へ車両情報が送信され、固定局50ではこの車両情報に基づく、高度な誘導制御ができるため、従来の不都合を解消できる。
【0090】
[第2実施例の別態様]
(1)給油場所Sへ車両を移動させる場合、大きく分けて、スタンド側の店員が誘導作業を行うか、車両運転手自身が指示に従って車両を移動させていくことが考えられる。上述した実施例では、後者の場合であったが、店員が誘導作業を行うのであれば、次のようにしてもよい。つまり、図13のS508にて表示していた誘導のための画面を、少なくとも店員が認識できる位置にて表示するのである。
【0091】
もちろん、このような少なくとも店員が認識できる位置にて誘導画面を表示すると共に、車載装置10側において誘導画面を表示してもよい。その場合には、基本的には車両運転手の判断で給油場所まで車両を移動させてもらうが、必要な場合には店員の誘導補助もできる、というメリットがある。例えば初めてそのガソリンスタンドに来た客にとっては、店員の誘導補助もあった方がとまどわなくて済む。
【0092】
(2)上記実施例では、車両側情報を車載装置10側で持ち、固定局50に送信するようにしたが、例えば、固定局50側で車種毎の情報を全て持っていれば、車載装置10からは車種情報を送信してもらうだけでよくなる。
(3)上記実施例では「給油可能な場所の有無判断」を、給油場所S毎に設けたDSRCアンテナによって、各通信エリアにおける車載装置10の応答の有無に基づいて行った。しかし、それ以外にも、赤外線を用いた検知センサなどであってもよい。
【0093】
[その他]
(a)上記実施例では、車載装置10に対するユーザからの入力はコントロールパネル14を用いた操作にて行い、ユーザへの報知はディスプレイユニット15を用いた表示によって行っていた。これに加え、あるいはこれに代えて音声ユニットを用いることも可能である。つまり、マイク,スピーカ,A/D変換器,D/A変換器等を備え音声の入出力を行えるようにしておけば、ユーザからの指示をこの音声ユニットを用いて音声にて入力できる。また、ユーザへ報知したい情報を表示だけでなく、あるいは表示に代えて音声にて行うことができる。
【0094】
(b)上記実施例では、個別に形成された各ユニットを車内LANを介して相互接続しているが、各ユニットに設けられたマイコン及びLANユニットを共通化して一体化した構成の車載装置としてもよい。
また、全てのユニットを一体化する必要はなく、例えばDSRC無線ユニット11以外のユニットが一体化されている複合ユニットがある場合、この複合ユニットとDSRC無線ユニットとを車内LANを介して接続することにより車載装置を構成してもよい。
【0095】
(c)上記実施例では狭域無線の一例としてDSRC無線方式を採用したが、その他にも例えばBluetooth方式を採用することもできる。このBluetooth方式は通信速度10Mbpsを可能し、DSRC無線同様の特徴を持つ。
(d)燃料としては、上述したガソリン・軽油の他にもLPGや電気などが考えられ、これらを含めた場合であっても、燃料種類として、ガソリン(レギュラー・ハイオク)・軽油・LPG・電気などの区別を固定局50側へ送信すれば、同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のシステムの基本構成を表す説明図である。
【図2】車載装置の構成を表すブロック図である。
【図3】車載装置の取付状態を表す説明図である。
【図4】固定局及び給油機の構成を表すブロック図である。
【図5】車載装置側にて実行される給油サービスに係る処理を表すフローチャートである。
【図6】固定局側にて実行される給油サービスに係る処理を表すフローチャートである。
【図7】給油開始までの情報の流れの概要を示す説明図である。
【図8】給油終了以降の情報の流れの概要を示す説明図である。
【図9】車載装置側での表示画面例を示す説明図である。
【図10】車載装置側での表示画面例を示す説明図である。
【図11】車載装置側での表示画面例を示す説明図である。
【図12】第2実施例のシステムの基本構成を表す説明図である。
【図13】車載装置側にて実行される誘導に係る処理を表すフローチャートである。
【図14】固定局側にて実行される誘導に係る処理を表すフローチャートである。
【図15】図14中にて実行される給油機決定処理を表すフローチャートである。
【図16】車両の外形情報の説明図である。
【図17】車載装置側での表示画面例であり、自車両の給油口が左右いずれに位置するかを示す説明図である。
【図18】車載装置側での表示画面例であり、給油場所への誘導を示す説明図である。
【符号の説明】
10…車載装置 11…DSRC無線ユニット
11a…DSRC無線通信回路 11b…マイコン
11c…LANインタフェース 12…ICカードユニット
14…コントロールパネル 15…ディスプレイユニット
16…制御ユニット 30…給油機
30a…給油ノズル 31…固定局インタフェース
32…表示装置 33…入力装置
34…給油メータ 35…給油ノズル駆動部
36…制御装置 39…給油機
50…固定局 51…DSRC無線器
51a…DSRCアンテナ 52…表示装置
53…入力装置 54…データベース
55…制御装置 56…通信装置
57…給油機インタフェース A…通信エリア
C…車両 S…給油場所
L…車両の前後長 Y…車両の前端から給油口までの距離
W…車幅 H…車高
Z…給油口までの高さ

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、狭域無線を用いて外部との通信を行う通信手段を備えた車載装置と、
    車両用燃料販売所側に設けられ、限られた通信エリア内に存在する前記車載装置との無線通信を行って前記車載装置から得た情報に基づき、各種制御を行う固定局と、からなる車両用燃料販売所におけるサービスシステムであって、
    前記車両用燃料販売所におけるサービスとしては少なくとも燃料供給サービスがあり、
    前記固定局は、前記車載装置から得た前記車両側の要求内容に応じ、燃料供給のための管理制御、あるいは燃料供給場所への誘導のための管理制御の少なくともいずれか一方を行い、
    前記固定局は、車両用燃料販売所入口の限られた通信エリア内における前記車載装置からの応答の有無を判断しており、前記車載装置からの応答があった時点における燃料供給可能な場所の有無を判断し、燃料供給可能な場所があれば、その場所を前記車載装置側に通知するか、あるいは車両用燃料販売所内の所定場所に設けられた報知手段を用いて車両用燃料販売所側のスタッフあるいは車両運転手のいずれかに報知することにより、前記燃料供給場所への誘導のための管理制御を実行し、
    一方、前記車載装置は、前記燃料供給可能な場所が通知された場合には、その場所を報知手段を用いて車両運転手に報知すること
    を特徴とする車両用燃料販売所におけるサービスシステム。
  2. 請求項記載の車両用燃料販売所におけるサービスシステムにおいて、
    前記車載装置は、前記車両用燃料販売所入口において、要求する燃料の種類・燃料供給口の位置・車両サイズを含む車両側情報を固定局側へ応答し、
    前記固定局における前記燃料供給場所への誘導のための管理制御は、前記車両側情報にも基づいて実行すること
    を特徴とする車両用燃料販売所におけるサービスシステム。
  3. 請求項記載の車両用燃料販売所におけるサービスシステムにおいて、
    前記固定局は、車種毎の燃料供給口の位置及び車両サイズを記憶しており、
    前記車載装置は、前記車両用燃料販売所入口において、車種及び要求する燃料の種類を固定局側へ応答し、
    前記固定局における前記燃料供給場所への誘導のための管理制御は、前記車載装置側から応答された車種に応じた燃料供給口の位置及び車両サイズと、要求された燃料の種類に基づいて実行すること
    を特徴とする車両用燃料販売所におけるサービスシステム。
  4. 請求項2又は3記載の車両用燃料販売所におけるサービスシステムにおいて、
    前記車載装置は、前記燃料供給口の位置を車両運転者に報知する報知手段を備えていること
    を特徴とする車両用燃料販売所におけるサービスシステム。
  5. 請求項1〜4のいずれか記載の車両用燃料販売所におけるサービスシステムにおいて、
    前記固定局は、過去の燃料供給サービス履歴に基づき、車載装置あるいは車両の識別情報と、それに対応する燃料供給サービスに必要な情報を記憶しており、
    前記車載装置は、前記車両用燃料販売所入口において、前記識別情報を固定局側へ応答し、
    前記固定局における前記燃料供給場所への誘導のための管理制御は、前記車載装置側から応答された識別情報に応じた燃料供給サービスに必要な情報に基づいて実行すること
    を特徴とする車両用燃料販売所におけるサービスシステム。
  6. 請求項1〜5のいずれか記載の車両用燃料販売所におけるサービスシステムにおいて、
    前記固定局は、燃料供給場所単位を通信エリアとしてその通信エリア内に存在する車載装置との通信が可能であり、その通信エリア内において前記車載装置からの応答の有無に基づいて、前記燃料供給可能な場所の有無を判断すること
    を特徴とする車両用燃料販売所におけるサービスシステム。
  7. 請求項1〜6のいずれか記載の車両用燃料販売所におけるサービスシステムにおいて、
    前記固定局は、前記燃料供給可能な場所の有無の判断に際し、燃料供給場所単位での燃料供給作業の進行状況に基づく近い将来における燃料供給可能な場所の有無も加味すること
    を特徴とする車両用燃料販売所におけるサービスシステム。
  8. 請求項1〜7のいずれか記載の車両用燃料販売所におけるサービスシステムにおいて、
    前記車両用燃料販売所におけるサービスとしては、前記燃料供給サービスに加えて、洗車サービス、整備サービス、灯油販売サービスの少なくともいずれか一つがあり、
    前記車載装置は、前記車両用燃料販売所入口において、要求するサービス種類を固定局側へ応答し、
    前記固定局は、前記車載装置から得た前記要求されているサービス種類に応じた場所への誘導のための管理制御を行うこと
    を特徴とする車両用燃料販売所におけるサービスシステム。
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