JP2000344299A - 給油所管理システム - Google Patents
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Abstract
とを課題とする。 【解決手段】 給油所の各計量機17は、各顧客の車両
に搭載される夫々車載通信機32から送信される信号を
受信する無線通信装置33が設けられている。この車載
通信機32は、車両を所有する顧客の情報が格納された
ICカード38が装着されており、送信要求信号により
記憶媒体に記憶された情報を送信する。給油所管理セン
タ44は、通信回線46を介して高速道路自動料金収集
システム(ETC)48のETC管理センタ52に接続
される。このETC管理センタ52は、銀行や信販会社
等からなる複数の金融機関541 〜54n とオンライン
で繋がっている。そのため、給油料金は、ICカード3
8に記憶されたID番号に基づいて給油所管理センタ4
4及びETC管理センタ52を介して指定された金融機
関54で決済される。
Description
したときの給油料金の精算処理を自動化するよう構成し
た給油所管理システムに関する。
の車両が到着すると、給油所の作業者は当該車両の運転
者が希望する油種、支払い方法を確認して給油作業を行
う。そして、給油が終了すると、POS端末機から発行
された伝票に印刷されて給油金額を請求する。そして、
給油料金の支払い方法は、以下のようになる。
業者は受け取った現金を持ってPOS端末機に戻り、そ
の後再び車両の停車位置に戻って釣銭を運転者に手渡し
ている。 顧客がクレジットカード等を使用するカード支払い
を希望する場合には、カードをPOS端末機に接続され
たカードリーダ・ライタに挿入してカードによる精算を
行う。
れた給油所等では、給油を行う前に油種や給油量を設定
すると共に、支払い方法を指定するようになっている。
そして、支払い方法が現金の場合には、運転者は給油終
了後に給油所の事務所に移動して給油料金の支払いを行
う。 セルフサービス方式の計量機に自動支払機が設けら
れている場合には、給油前に予め自動支払機に現金を入
金しておき、給油終了後に釣銭が自動的に支払われる。
金をカードで支払う場合、設定器に設けられたカードリ
ーダ・ライタに挿入してカードによる精算を行う。
な従来の支払い方法〜では、以下のような問題点を
有する。まず、上記支払い方法では、現金を渡してか
ら釣銭を受け取るまでの時間が長くかかるので、給油終
了から給油所を出車するまでの待ち時間が長くなる。
OS端末機に接続されたカードリーダ・ライタに挿入し
てカードに記憶されている情報が読み取られた後、カー
ドが正規のものか、あるいはカードによる支払いが可能
かどうかをチェックしてから決済処理を行ってカード支
払い伝票を発行し、カード支払い伝票とカードを運転者
に返却する必要がある。そのため、上記の場合と同様
に給油終了から給油所を出車するまでの待ち時間が長く
なる。
に運転者が給油所の事務所に移動して給油料金の支払い
を行うため、車両を給油エリアから事務所まで移動させ
てから支払いを行うことになり、顧客の手間が増えるば
かりか給油終了から給油所を出車するまでの待ち時間が
長くなる。また、上記支払い方法では、給油終了後に
釣銭が自動的に支払われるが、現金の入金操作及び釣銭
の返却を行う必要があるので、上記の場合と同様に顧
客の手間が増えるばかりか給油終了から給油所を出車す
るまでの待ち時間が長くなる。
けられたカードリーダ・ライタに挿入してカードによる
精算を行う場合、カードに記憶されている情報が読み取
られた後、カードが正規のものか、あるいはカードによ
る支払いが可能かどうかをチェックしてから決済処理を
行ってカードを返却するため、上記の場合と同様に給
油終了から給油所を出車するまでの待ち時間が長くな
る。
料金だけでなく、洗車やオイル交換等による収入も重要
であるので、給油前あるいは給油終了後に洗車やオイル
交換等を行うように薦めている。しかしながら、顧客に
よっては、給油だけで良いのに他のサービスを受けるか
どうか聞かれると、次回から別の給油所で給油するよう
に変えてしまうことがある。そのため、給油以外のサー
ビスを要望しているかどうかを確認することが難しいと
いった問題がある。
所管理システムを提供することを目的とする。
するため、以下のような特徴を有する。上記請求項1記
載の発明は、給油所に設置された計量機と、該計量機で
給油を行う車両に搭載され、当該車両を所有する顧客の
情報が記憶される記憶媒体と、前記計量機により前記車
両への給油を行うとき、前記記憶媒体に記憶された当該
顧客に関する情報を無線で送信する送信手段と、前記給
油所に設置され、前記送信手段により送信された情報を
受信する受信手段と、該受信手段により受信された当該
顧客の情報と給油量に応じた給油金額とからなる請求デ
ータを作成する請求データ作成手段と、からなることを
特徴とするものである。
憶媒体に記憶された当該顧客に関する情報を無線で受信
し、当該顧客の情報と給油量に応じた給油金額とからな
る請求データを作成するため、現金またはカード支払い
のように手間がかからず、給油時に何ら操作することな
く給油料金を決済することができる。また、請求項2記
載の発明は、上記請求項1記載の給油所管理システムで
あって、前記送信手段は、高速道路自動料金収集システ
ムに用いられることを特徴とするものである。
憶媒体が高速道路自動料金収集システムに用いられるた
め、高速道路自動料金収集システムを利用することがで
き、給油所だけの支払いだけでなく高速道路料金と共に
給油料金を自動的に決済することができる。また、請求
項3記載の発明は、上記請求項1記載の給油所管理シス
テムであって、前記請求データ作成手段は、高速道路自
動料金収集システムに用いられる送信手段からの情報を
給油所の利用者固有情報に変換する変換機能を有するこ
とを特徴とするものである。
求データ作成手段が高速道路自動料金収集システムに用
いられる送信手段からの情報を給油所の利用者固有情報
に変換する変換機能を有するため、高速道路自動料金収
集システムを利用することができ、給油所だけの支払い
だけでなく高速道路料金と共に給油料金を自動的に決済
することができる。
1記載の給油所管理システムであって、前記記憶媒体
は、当該顧客固有の給油所作業に対する指示情報を記憶
していることを特徴とするものである。従って、請求項
4記載の発明によれば、記憶媒体が当該顧客固有の給油
所作業に対する指示情報を記憶しているので、例えば給
油油種や給油量等とともに洗車やオイル交換等の顧客毎
の要望を記憶媒体から自動的に読みだすことができる。
形態について説明する。図1は本発明になる給油所管理
システムの一実施例の全体構成を示す構成図である。図
1に示されるように、給油所管理システムは、大略、給
油所の事務所等の屋内に設置される屋内機器11と、給
油を行う屋外機器12とからなる。屋内機器11として
は、給油所制御装置13、監視モニタ14、POS端末
機15、インタフォン16等が設けられている。また、
POS端末機15は、後述するように管理センタのホス
トコンピュータと接続されており、各顧客の情報(顧客
名、引き落とし銀行名、口座番号、給油料金、その他の
料金等)を管理センタへ送信する。
ビス給油用の複数の計量機171 〜17n 、各計量機1
71 〜17n の給油情報(油種、給油量等)を設定する
設定ユニット181 〜18n 、各計量機171 〜17n
を監視するための監視用カメラ191 〜19n が設けら
れている。各計量機171 〜17n は、設定ユニット1
81 〜18n を介してシリアル回線31により接続され
ており、後述するように相互に給油に関するデータを送
受信している。また、各計量機171 〜17n は、各顧
客の車両に搭載される夫々車載通信機(送信手段)32
から送信される信号を受信する無線通信装置(受信手
段)331 〜33n が設けられている。この車載通信機
32は、車両を所有する顧客の情報が格納された記憶媒
体(後述する)が装着されており、送信要求信号により
記憶媒体に記憶された情報を送信する。尚、車載通信機
32から送信される情報としては、顧客名、引き落とし
銀行名、口座番号、給油可能油種、洗車の有無、オイル
交換の有無等の個人情報がある。
置としては、各計量機171 〜17 n の上部に取り付け
られている。また、無線通信装置331 〜33n は、各
計量機171 〜17n に対応して設けられた設定ユニッ
ト181 〜18n 、あるいは各計量機171 〜17n 近
傍の柱やキャノピ等に設けるようにしても良い。そし
て、各無線通信装置331 〜33n は、互いに混信しな
いように受信感度が抑えられており、各計量機171 〜
17n の近傍に停車した車両からの信号(無線)のみを
受信するように設けられている。
続を示す構成図である。図2に示されるように、給油所
制御装置13は、POS端末機15及び計量機171 〜
17n 、設定ユニット181 〜18n とSS−LAN
(ローカル・エリア・ネットワーク)20,21を介し
て接続されている。そのため、給油所制御装置13は、
計量機171 〜17n 、設定ユニット181 〜18n の
状態を監視すると共に、給油に関するデータの送受信を
行うと共に精算処理を行う。
14とRS232Cインタフェースを介してシリアル通
信線22により接続されており、監視モニタ14の分割
や表示位置の切替え制御を行う。また、各計量機171
〜17n から給油所制御装置13に送信される電文(送
信データ)としては、前述した無線通信装置331 〜3
3n で受信された車載通信機32からの情報や、例えば
給油ノズルの外れ、戻しの状態と、その給油ノズル番
号、給油中は給油量などがある。逆に、給油所制御装置
13から各計量機171 〜17n に送信される電文(信
号)としては、給油許可信号、給油停止信号などがあ
る。
油所制御装置13に送信される電文(送信データ)とし
ては、顧客が設定した油種や給油量などの情報がある。
そして、給油所制御装置13からPOS端末機15に送
信される電文(送信データ)としては、例えば給油終了
信号などがある。POS端末機15は給油所制御装置1
3からの給油終了信号を受けると、精算処理が可能にな
る。
カメラ19により撮像された各計量機171 〜17n の
給油ポイントの画像のうち4箇所の画像のみを写し出
す。監視カメラ191 〜19n は、設定ユニット181
〜18n の設定操作および各計量機171 〜17n の給
油操作等の顧客の様子を写すためのビデオカメラであ
る。給油所制御装置13は、監視カメラ191 〜19n
により撮像された画像の中から給油作業を行っている給
油ポイントを選択し、給油作業中の場所のみを監視モニ
タ14に写す。
油作業を行っている顧客が設定ユニット181 〜18n
の設定方法、あるいは計量機171 〜17n の操作方法
等について質問、回答などのコミュニケーションを図る
ときに使用する。各計量機171 〜17n は、地下タン
ク(図示せず)に貯蔵された油液を内蔵ポンプ(図示せ
ず)で汲み上げて給油を行うと共に、給油量を計測して
出力する機器である。また、各計量機171 〜17
n は、両側に給油ポイントが設けられており、夫々の給
油ポイントに対応して各油種毎に4本の給油ノズル27
a〜27d、給油ホース28a〜28dが設けられてい
る。
71 〜17n の側面に設けられたノズル掛け29a〜2
9dに掛止され、給油を行う際にノズル掛け29a〜2
9dから外されて車両の給油口に挿入される。また、ノ
ズル掛け29a〜29dには、夫々各給油ノズル27a
〜27dの掛け外しを検出するためのノズル着脱検出ス
イッチ30a〜30dが設けられている。
dは、給油ノズル27a〜27dにより押圧されてオン
状態に切り替わるようにノズル掛け29a〜29dの内
部に設けられており、給油ノズル27a〜27dがノズ
ル掛け29a〜29dに掛けられているときは、隠れて
見えない。また、設定ユニット181 〜18n は、イン
ターフォン子機23、音声出力用スピーカ24、設定器
25、プリンタ26を内蔵している。インターフォン子
機23は、通信ケーブルを介してインターフォン16と
相互に接続されており、屋内にいる給油所の係員と会話
を交わすことが出来る。
インターフォン子機23、音声出力用スピーカ24、設
定器25、プリンタ26が夫々一対ずつ設けられてお
り、各計量機171 〜17n の両側に設けられた給油ポ
イントに対応した構成となっている。設定器25は、各
給油ポイント毎に顧客自身が入力操作して給油すべき油
種、給油量等のデータからなる給油条件を設定するため
の装置である。そして、設定器25により設定された給
油条件は、給油所制御装置13に送信される。
を説明するためのブロック図である。図3に示されるよ
うに、給油を行う車両36には、車載通信機32が搭載
されており、車載通信機32には当該車両36を所有す
る顧客の情報が記憶されたICカード(記憶媒体)38
が装着されている。
量機171 〜17n 、POS端末機15、無線通信装置
331 〜33n 等の機器が設けられている。そして、車
載通信機32から送信されたICカード38の情報は、
無線通信装置33で受信された後、POS端末機15か
ら通信回線42を介して給油所管理センタ44に送信さ
れる。
所からの精算データを蓄積しており、通信回線46を介
して高速道路自動料金収集システム(ETC:Electron
ic Toll Collection system )48に接続される。高速
道路自動料金収集システム48は、高速道路の料金所で
の料金支払いを自動化して車両がノンストップで料金所
を通行できるようにするシステムであり、料金所での精
算業務を無くして料金所での渋滞を解消するものであ
る。
金所システム50と、料金所システム50が通信回線4
6を介して接続されたETC管理センタ52とからな
る。そして、ETC管理センタ52は、銀行や信販会社
等からなる複数の金融機関54 1 〜54n とオンライン
で繋がっている。また、料金所システム50は、料金所
に設置され車載通信機32から送信される情報を受信す
る路側機56と、路側機56を制御する路側機制御装置
58とからなる。
速道路自動料金収集システム48を利用して給油所での
精算処理をオンラインで自動的に行うように構成されて
おり、高速道路自動料金収集システム48で使用される
車載通信機32を用いるため、給油所での精算処理のた
めに新たに設置する必要がなく、システム導入に伴う顧
客の経済的な負担を軽減できる。
テムを説明するためのブロック図である。図4に示され
るように、給油装置は、計量機17に設けられた給油制
御装置60、油液を送液するポンプ62、無線通信装置
33、アンテナ66と、設定ユニット18に設けられた
磁気カードリーダ68、設定器25、プリンタ26とを
有する。
である。図5に示されるように、車載通信機32は、装
置本体70の上面にICカード38が載置されるステー
ジ72と、液晶パネルからなる表示器74と、入力操作
を行うキーボード76とが設けられている。ICカード
38に顧客の情報を記録する場合、顧客はステージ72
にICカード38を載置し、キーボード76を操作して
車載通信機32の電源を投入する。そして、顧客は表示
器74に表示されるガイダンスの指示に従ってキーボー
ド76を操作し、ICカード38に顧客の情報を入力し
て記憶させる。
着して計量機17から送信要求信号が入来すると、後述
するように計量機17の無線通信装置33へ送信する情
報の項目を表示する。例えば、給油を受ける当該車両を
所有する顧客のID番号、氏名等の固定情報と、給油を
希望する油種、給油量、洗車、窓拭き、オイル等の可変
情報が表示器74に表示される。
量機17の表示器あるいは設定ユニット18の表示器
(共に図示せず)にも表示される。そのため、給油所の
作業者は、顧客の要望を聞かなくても車載通信機32か
ら送信された情報により正確且つ速やかに確認すること
ができる。よって、従来のように、給油所の作業者が顧
客に確認する際に不快感を与えることがなく、顧客の要
望に応じたサービスを効率良く行える。
明する。図6は車載通信機32の構成を示すブロック図
である。また、図7はICカード38装着状態を示す縦
断面図である。図6及び図7に示されるように、車載通
信機32は、ステージ72の内側にICカード38と無
線通信するためのループアンテナ78が設けられてい
る。80はCPUで、車載通信機32全体の制御を行っ
ている。このCPU80が動作するためのプログラムや
固定データがROM82に記録されている。また、動作
中に必要な一時データは、RAM84に保存される。
やRF回路が含まれており、本実施例ではループアンテ
ナ78が接続されている。90は装置内各デバイスヘの
電源を供給するための電源回路で、車載装置であること
を考慮するとDC12V入力から各デバイスの動作電圧
(一般にはDC5V,DC3V)に変換するDC−DC
コンパータが中心となって構成されている。そして、電
源回路90を除く各デバイスは、内部バス88を利用し
て相互接続されている。
Cカード38について説明する。図8はICカード38
の記録エリアに記憶される項目を模式的に示す図であ
る。図8に示されるように、ICカード38の記憶エリ
ア91には、例えば固定情報91aと、可変情報91b
とが記憶される。
の項目を模式的に示す図である。図9に示されるよう
に、固定情報91aとしては、ID番号、顧客本人の氏
名、住所、電話番号、支払い方法、銀行名、口座番号、
支払日等が記憶される。また、可変情報91bとして
は、給油される油種、給油量、洗車の有無、洗車に種
類、窓拭きの有無、窓拭きの種類、エンジンルームの点
検の有無、エンジンオイル交換の有無、エンジンオイル
の種類、ギアオイル交換の有無、ギアオイルの種類、水
抜き剤添加の有無、タイヤ交換の有無、サービスマンコ
ールの有無等が記憶される。
徴収システムの処理手順につき説明する。図10は給油
料金徴収システムの処理手順のフローチャートである。
図10に示されるように、計量機17の給油制御装置6
0は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)
でICカード38の呼び出し(送信要求)を行う。
スポンスがあるかどうかをチェックする。S12で車載
通信機32からのレスポンスがないときは、当該計量機
17の近傍に車両が停車していないものと判断してS1
1に戻る。しかし、S12において、車載通信機32か
らのレスポンスがあるときは、S13に進み、当該計量
機17の近傍に車両が停車したものと判断してICカー
ド38に記憶されている情報(固定情報及び可変情報)
を読み込む。
されたICカード38の情報に中からID番号をPOS
端末機15へ送信してその顧客が利用可能かの審査を要
求する。POS端末機15では、給油所管理センタ44
にID番号を転送して照合を行う場合と、POS端末機
15内に利用禁止者一覧(一般的なブラックリスト)を
持ち、そのリストで照会する場合がある。
用可能である場合には、S16に進み、計量機17に対
して給油許可を与えて給油を開始する。次のS17で
は、給油が完了したかどうかをチェックする。そして、
S17において、給油が完了すると、S18に進み、計
量機17から油種、給油量のデータをPOS端末機15
に転送して、精算処理をPOS端末機15で実施する。
今回の給油実績のデータ(油種、給油量、金額、給油場
所など)を給油所管理センタ44に転送する。その後、
S20では、給油所管理センタ44から一定期間毎に給
油実績のデータをまとめ、ETC管理センタ52に対し
て、利用サービスの内容と併せてID番号と請求金額を
転送する。
給油所で利用したサービスの料金を高速道路の利用料金
と併せてユーザ(顧客)に課金する。尚、上記S15に
おいて、ID番号の判定結果が利用不可能である場合に
は、S22において、支払い不能であるので、その旨を
POS端末機15、設定器25、車載通信機32の表示
器74に表示して給油所員及び顧客への報知すると共に
計量機17での給油は行われないで今回の処理を終了す
る。
両を所有する当該顧客に関する情報を無線回線を用いて
受信するため、現金またはカード支払いのように手間が
かからず、給油時に何ら操作することなく給油料金を決
済することができる。次に、本発明の変形例について説
明する。前述の実施例では、ETCサービス用に登録さ
れているID番号を給油サービスでも使用したが、他サ
ービスでの流用はID番号の漏洩や不正利用の可能性を
高める原因にも成り得るということを考慮すると、各サ
ービス毎に固有のID番号を付与することが望ましいと
考える。
式的に示す図である。図11に示されるように、ICカ
ード38には、第1の記憶エリア92と第2の記憶エリ
ア93とが設けられている。そして、第1の記憶エリア
92は高速道路自動料金収集システム用の記憶エリアと
して使用し、第2の記憶エリア93は給油料金徴収シス
テム用の記憶エリアとして使用する。
道路自動料金収集システム用のID番号が記憶され、第
2の記憶エリア93には給油料金徴収システム用のID
番号が記憶される。次に、図11に示すICカード38
を使用した場合の課金までの処理手順について説明す
る。
フローチャートである。図12に示されるように、計量
機17の給油制御装置60は、S31で車両の有無を検
出するために車載通信機32の呼び出しを行う。次のS
32において、車載通信機32からのレスポンスが発生
した場合には、車両が計量機17の近傍に到着したもの
と判断し、S33に進む。
た信号を検出した場合には、給油サービス用エリアを指
定してICカード38に記憶された給油サービス用ID
番号を読み出す。そして、S34では、POS端末機1
5に送信してID番号照会を行う。続いて、S35で判
定結果が利用可能の場合には、S36に進み、計量機1
7に対して給油許可を与えて給油が開始される。そし
て、S37では、給油が完了したかどうかをチェックす
る。
38に進み、給油された油種、給油量のデータをPOS
端末機15に送信する。そして、POS端末機15で
は、精算処理を行う。次のS39では、POS端末機1
5は、今回の給油実績(油種、給油量、金額、給油場所
など)を給油所管理センタ44に転送する。そして、S
40では、給油所管理センタ44において、車載通信機
32から送信されたICカード38の第2の記憶エリア
93に記憶された給油サービス用ID番号に基づいて登
録時に関連づけをしていたデータベースを参照してET
Cサービス用ID番号を検索する。
2に対してETCサービス用のID番号と請求金額を転
送する。また、S42では、ETC管理センタ52が給
油所で利用したサービスの料金を高速道路の利用料金と
併せてユーザ(顧客)に課金する。尚、上記S35にお
いて、ID番号の判定結果が利用不可能である場合に
は、S43において、支払い不能であるので、その旨を
POS端末機15、設定器25、車載通信機32の表示
器74に表示して給油所員及び顧客への報知すると共に
計量機17での給油は行われないで今回の処理を終了す
る。
エリア93に給油サービス用ID番号を記憶させてお
き、給油サービス用ID番号に基づいてデータベースか
らETCサービス用ID番号を検索することによりET
Cサービス用ID番号のセキュリティを確保することが
できる。次に、上記構成とされた給油所管理システムに
おいて顧客固有の給油所作業に関する指示情報を無線回
線を用いて給油所側へ送信する場合の手順について説明
する。
順を説明するためのフローチャートである。また、図1
4は図13の処理に続いて行われる手順を説明するため
のフローチャートである。図13及び図14に示される
ように、計量機17の給油制御装置60は、車両の有無
に関わらず連続的、または間欠的にS51で車両の有無
を検出するために車載通信機32の呼び出しを行う。次
のS52において、車載通信機32からのレスポンスが
発生した場合には、車両が計量機17の近傍に到着した
ものと判断し、S53に進む。
た信号を検出した場合には、給油サービス用エリアを指
定して車載通信機32からICカード38に記憶された
給油サービス用ID番号を読み出す。そして、S54で
は、給油サービス用ID番号の読み出しが完了したこと
を確認する。また、次のS55では、読み出された情報
からID番号が登録済みかどうかをチェックする。
56に進み、給油所の作業者は従来通りの接客方法で注
文を伺う。そして、S57では、顧客が指定した油種、
給油量を設定する。この後は後述するS70に移行す
る。また、上記S55において、登録済みであるとき
は、S58に進み、上記給油サービス用ID番号以外の
固定情報91a及び顧客固有の可変情報91b(図9参
照)を読みだす。次のS59では、給油サービス用ID
番号以外の固定情報91a及び可変情報91bが読み出
し完了したかどうかをチェックする。
情報91bが読み出し完了したときは、S60に進み、
ICカード38に記憶された情報から給油を希望する油
種が軽油かどうかをチェックする。S60において、希
望する油種が軽油の場合、S61に進み、軽油用ノズル
のロックを解除する。次のS62では、ICカード38
に記憶された情報から給油を希望する油種がハイオクガ
ソリンかどうかをチェックする。S62において、希望
する油種がハイオクガソリンの場合、S63に進み、ハ
イオクガソリン用ノズルのロックを解除する。
れた情報から給油を希望する油種がレギュラーガソリン
かどうかをチェックする。S64において、希望する油
種がハイオクガソリンの場合、S65に進み、レギュラ
ーガソリン用ノズルのロックを解除する。次のS66で
は、ICカード38に記憶された情報から給油を希望す
る油種が灯油かどうかをチェックする。S66におい
て、希望する油種が灯油の場合、S67に進み、灯油用
ノズルのロックを解除する。これにより、誤った油種の
給油ノズルが計量機17のノズル掛けから取り外される
ことが防止される。
だされた情報に基づいて給油量を設定する。続いて、S
69では、その他の可変情報として、例えば洗車や窓拭
きなどの作業の有無については、図5に示す車載通信機
32の表示器74と同様に計量機17やPOS端末機1
5の表示器(図示せず)に表示する。そのため、給油所
の作業者は、顧客の要望を計量機17やPOS端末機1
5の表示器により確認することができる。
掛け29から外されると、給油可能となる。続いて、S
71では、計量機17のポンプ62を始動し、給油系路
の電磁弁を開弁し、給油が開始される。そして、S72
では、給油された積算流量が給油設定量に達したかどう
かをチェックする。S72において、給油された積算流
量が給油設定量に達しないときは、S73に進み、満タ
ンになったことが検出されたかどうかをチェックする。
S73において、満タンでないときはS72に戻る。ま
た、S72において、給油された積算流量が給油設定量
に達したとき、あるいはS73において、満タンである
ことが検出されたときは、S74に進み、計量機17の
ポンプ62を停止させると共に給油系路の電磁弁を閉弁
させる。
をチェックする。S75において、追加給油があるとき
は、S76に進み、計量機17のポンプ62を始動し、
給油系路の電磁弁を開弁し、給油を再開する。そして、
S77では、給油が停止したかどうかをチェックする。
S77において、給油が行われている場合、S75に戻
る。また、S77において、給油が停止した場合、S7
8に進み、計量機17のポンプ62を停止させると共に
給油系路の電磁弁を閉弁させる。そして、S75に戻
る。
ないときは、S79に進み、給油完了とする。また、給
油所の作業者は、給油中にその他の作業(窓拭き等)を
行っており、S80では、給油完了した時点で洗車やオ
イル交換などの指定されたその他の作業を行う。そし
て、S81では、その作業が全て終了したことを確認
し、S82で伝票を作成して精算する。その後、S83
に進み、作業が全て終了した時点で入力完了情報をリセ
ットしておき、入力未完了状態としておくことで全作業
を終了する。
油装置を一例として挙げたが、これに限らず、例えば給
油ノズルを昇降させる懸垂式給油装置にも適用できるの
は勿論である。また、上記実施の形態では、給油所の作
業者が給油作業を行う場合を一例として挙げたが、これ
に限らず、顧客自身が給油操作を行う所謂セルフサービ
ス給油方式にも適用できるのは勿論である。
ば、記憶媒体に記憶された当該顧客に関する情報を無線
で受信し、当該顧客の情報と給油量に応じた給油金額と
からなる請求データを作成するため、現金またはカード
支払いのように手間がかからず、給油時に何ら操作する
ことなく給油料金を決済することができる。
媒体が高速道路自動料金収集システムに用いられるた
め、高速道路自動料金収集システムを利用することがで
き、給油所だけの支払いだけでなく高速道路料金と共に
給油料金を自動的に決済することができる。また、請求
項3記載の発明によれば、請求データ作成手段が高速道
路自動料金収集システムに用いられる送信手段からの情
報を給油所の利用者固有情報に変換する変換機能を有す
るため、高速道路自動料金収集システムを利用すること
ができ、給油所だけの支払いだけでなく高速道路料金と
共に給油料金を自動的に決済することができる。
媒体が当該顧客固有の給油所作業に対する指示情報を記
憶しているので、例えば給油油種や給油量等とともに洗
車やオイル交換等の顧客毎の要望を記憶媒体から自動的
に読みだすことができる。
全体構成を示す構成図である。
成図である。
ためのブロック図である。
するためのブロック図である。
る。
る。
を模式的に示す図である。
式的に示す図である。
ャートである。
図である。
ートである。
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 給油所に設置された計量機と、 該計量機で給油を行う車両に搭載され、当該車両を所有
する顧客の情報が記憶される記憶媒体と、 前記計量機により前記車両への給油を行うとき、前記記
憶媒体に記憶された当該顧客に関する情報を無線で送信
する送信手段と、 前記給油所に設置され、前記送信手段により送信された
情報を受信する受信手段と、 該受信手段により受信された当該顧客の情報と給油量に
応じた給油金額とからなる請求データを作成する請求デ
ータ作成手段と、 からなることを特徴とする給油所管理システム。 - 【請求項2】 上記請求項1記載の給油所管理システム
であって、 前記送信手段は、高速道路自動料金収集システムに用い
られることを特徴とする給油所管理システム。 - 【請求項3】 上記請求項1記載の給油所管理システム
であって、 前記請求データ作成手段は、高速道路自動料金収集シス
テムに用いられる送信手段からの情報を給油所の利用者
固有情報に変換する変換機能を有することを特徴とする
給油所管理システム。 - 【請求項4】 上記請求項1記載の給油所管理システム
であって、 前記記憶媒体は、当該顧客固有の給油所作業に対する指
示情報を記憶していることを特徴とする給油所管理シス
テム。
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