JP4481679B2 - サービス提供装置及び決済システム及び決済方法 - Google Patents

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Description

本発明は、サービス提供装置がサービスを要求する移動体にサービスを提供するとともに、提供するサービスに対する決済の手続を行う決済システムに関するものである。例えば、ガソリンスタンドにてDSRC(DEDICATED SHORT RANGE COMMUNICATION:狭域通信)システムを用いて路車間通信を実施し車輌を特定する情報を得、その後、給油したガソリン代金をクレジットカード等で自動決済するシステムに関するものである。
移動体を用いて、DSRC(DEDICATED SHORT RANGE COMMUNICATION:狭域通信)による無線通信(狭域無線通信)を利用して行われる決済システムは、ITS(INTELLIGENT TRANSPORT SYSTEMS:高度道路交通システム)のETC(ELECTRONIC TOLL COLLECTION SYSTEM:有料道路自動料金収受システム)で実用化されている。このETCでは、通行車輌に搭載した車載器に契約情報などを記録したETCのみに使用可能なETC専用ICカードを挿入し、この車載器と有料道路の料金所ゲートに設置した路側アンテナとの間で無線通信を行うことで通行料金などの情報をETC専用ICカードと路側アンテナに接続したコンピュータシステムとの双方に記録し、これにより料金所で料金支払いのために止まることなくノンストップで通行できるようになっている。このETCにおいて車と道路を双方向通信で結びつけるDSRCの有効利用が現在注目されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、ITS/無線利用決済システムなど、今後利用が進むと予想される移動体通信とのDSRCによる無線通信を用いた課金決済のシステムにおいては、顧客情報、決済情報などを安全に通信することが要求される。
特開2001−99660号公報
セルフ方式のガソリンスタンドにてDSRCを使用した決済等のサービスを実施する場合において、車輌は給油前には必ずエンジンを切るため通常車内の車載器の電源も切れてしまう。そのため、電源オフ時には、DSRCを使用する決済サービスができないという課題がある。
また、例えば、通信を実施した車輌が給油行為を実施せずに退出してしまい、即座に車載器を搭載していない別車輌が進入してきて給油を実施した場合、その代金が、「車載器ID」を持つ車輌に対して課金されてしまうという課題がある。
本発明は、課金決済のシステムにおいては、顧客情報、決済情報などを安全に通信する決済システムを構築することを目的とする。例えば、ガソリンスタンドにてDSRCを使用した決済等のサービスを実施する場合において、顧客情報、決済情報などを安全に通信する決済システムを構築することを目的とする。
この発明に係るサービス提供装置は、サービスを提供するサービス提供ゾーンにおいて識別子(ID)を有する移動体へサービスを提供するサービス提供装置であって、
サービス提供ゾーンに上記移動体がいることを検出する対物センサと、
上記移動体と無線通信するためのアンテナと、
上記対物センサにより上記移動体がサービス提供ゾーンに進入したことが検出された場合に、上記アンテナを用いて、上記移動体と無線通信をして少なくとも上記移動体のIDを取得してから通信を切断するとともに、上記対物センサにより上記移動体がサービス提供ゾーンから移動することが検出された場合に、上記IDに基づいて上記移動体が受けたサービスに対する課金を実行することを決定する制御部と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、課金決済のシステムにおいて、顧客情報、決済情報などを安全に通信する決済システムを構築することができる。例えば、ガソリンスタンドにてDSRCを使用した決済等のサービスを実施する場合において、顧客情報、決済情報などを安全に通信する決済システムを提供することができる。
実施の形態1.
実施の形態1では、移動体側(移動体通信装置)とサービス提供側(サービス提供装置)とが、DSRC通信を行い、カードを利用した決済手続を行う決済システムについて説明する。特に、セルフガソリンスタンドにてDSRCシステムを用いて路車間通信を実施し車輌を特定する情報を得、その後、給油したガソリン代金をクレジットカード等で自動決済するシステムについて説明する。
本実施の形態では、移動体側とサービス提供側とを接続するDSRC通信(狭域無線通信)においてDSRC無線通信の代わりに、IP(INTERNET PROTOCOL)に準拠したインターネット通信、あるいは、ブルーティース仕様による通信を行うようにしてもよい。
以下、実施の形態1について説明する。
図1は、サービスを提供するサービス提供装置200とサービスを要求する車輌1とを備えた決済システム100の全体構成図である。本実施の形態では、決済システム100の一例としてガソリンスタンドでガソリンの自動決済を行う決済システムについて説明する。
決済システム100は、サービスを提供する店舗2内に存在する店舗サーバ20と接続され、店舗サーバ20はLAN(LOCAL AREA NETWORK)、WAN(WIDE AREA NETWORK)等の公衆ネットワーク3を経由して上位サーバ装置29と接続されている。上位サーバ装置29は更にWAN(WIDE AREA NETWORK)等の公衆ネットワーク3を経由してクレジット会社システム4と接続されている。車輌1は移動体通信装置300を搭載している。車輌1は移動体の一例である。
サービス提供装置200は、車輌1を検出する対物センサ225を備えている。対物センサ225は、例えば、超音波センサあるいは光センサである。また、サービス提供装置200は、DSRCアンテナ224による無線通信によって、移動体通信装置300と通信するDSRC路側制御部21を備えている。本実施の形態では、注文されたサービスとして、給油器23から「ガソリンを給油する」というサービスを挙げて説明する。ここで、給油器23は、サービスを提供して課金情報を発生させる課金機の一例である。
DSRC路側制御部21は、注文されたガソリンの給油サービスを給油器に許可し、店舗サーバ20に接続された給油器23によって、給油サービスが実行された結果、車輌1に「ガソリン」という商品が供給される。
移動体通信装置300は車輌1に搭載されており、一例としては車載器99が挙げられる。車輌1は移動が可能な移動体あるいは移動機器の一例である。移動体通信装置300は、「車載器ID」情報を送出する移動体側通信部10とを備え、アンテナ105を用いてDSRCによる無線通信によってサービス提供装置200と接続される。
サービス提供装置200のDSRC路側制御部21と移動体通信装置300の移動体側通信部10とは、DSRCアンテナ224とアンテナ105によって電波を送受信して無線通信を実現する。
サービス提供装置200のDSRC路側制御部21と移動体通信装置300の移動体側通信部10の内部構造について説明する。
図2は、DSRC路側制御部21と移動体側通信部10の内部構造を示す図である。
DSRC路側制御部21と移動体側通信部10とは、サービスの注文とサービスの提供に際し、DSRC又はインターネットプロトコル(IP)による無線通信を行う。また、DSRC路側制御部21と移動体側通信部10とは、例えば、「車載器ID」を授受し、決済に必要なデータを作成する。
DSRC路側制御部21は、移動体側通信部10へデータを送信する送信部A221と、移動体側通信部10からのデータを受信する受信部A220と、移動体側通信部10のセキュリティ処理部103と連動してクレジット決済の手続を行うセキュリティ制御部223と、店舗サーバ20と給油器23とのインタフェースとなるIF(インタフェース)部222とを備えている。また、DSRC路側制御部21は、対物センサ225からの信号を受信し車輌1を検出する検出部226を備えている。また、DSRC路側制御部21は、検出部226が車輌1を検出したときに、セキュリティ制御部223とIF部222とからの情報によりサービスに対する料金を計算して課金する課金部227を備えている。また、表示部216では、ガソリン自動決済に必要な情報を店舗2内の画面等に表示することによって店舗2内の従業員がガソリン自動決済に必要な情報を確認することができる。
移動体側通信部10は、DSRC路側制御部21へ情報を送信する送信部B110と、DSRC路側制御部21からの情報を受信する受信部B101と、「車載器ID」を記憶しておく不揮発性記憶部からなる車載器IDメモリ104と、「車載器ID」の暗号化/復号化を実施するセキュリティ処理部103とを備えている。
次に、店舗サーバ20について説明する。
図3は、店舗サーバ20の内部構成図である。
店舗サーバ20は、DSRC路側制御部21とのインタフェースとなる制御側IF部203と、制御側IF部203を介してDSRC路側制御部21から受信した「車載器ID」を課金部からの情報とともに上位サーバ29に送信する上位サーバIF部204を備える。
店舗サーバ20は、例えば、店舗ごとに設置されるサーバである。
店舗サーバ20は、店舗に設置された複数のサービス提供装置200と接続され、複数のサービス提供装置200からの情報を収集し処理するものである。
次に、上位サーバ29について説明する。
図4は上位サーバ29の内部構成図である。サーバIF部294と、サーバIF部294を介して店舗サーバ20から受信した「車載器ID」からクレジットカード番号等のクレジット処理に必要な項目を検索し、課金情報とともにサービスに対する決済処理をクレジット会社システム4に依頼する決済処理部205と、「車載器ID」に対応して、クレジットカード番号、契約者氏名等のクレジット決済に必要な情報を登録するクレジットカードデータベース293と、決済処理部205によって依頼された決済処理を公衆ネットワーク3を介して接続されたクレジット会社システム4に通知する通信部201とを備えている。
上位サーバ29は、例えば、事業者ごとに設置されるサーバである。
上位サーバ29は、事業者ごと設置された店舗サーバ20と接続され、複数の店舗サーバ20からの情報を収集し処理するものである。
この実施の形態1の決済方式は、事業者がクレジット会社と代理店契約を結び、店舗に支払いを実行するのは上位サーバを経営する事業者である。各利用者はこの事業者との間で、車載器IDを利用した契約を結ぶことになる。
すなわち、この実施の形態1の決済方式は、車載器IDを利用した代理決済を行うことになる。
次に、本実施の形態の決済システム100のガソリンスタンドについて説明する。
図5は、ガソリンスタンドの斜視図である。
図5においては、車載器99を搭載した車輌が給油器前へ進入してきた場合にスタンド天井等での給油器23前の位置に、光もしくは超音波を使用した対物センサ225を設けている。また、車輌の予想停止位置の斜め前方にDSRCアンテナ224を設置し、対物センサ225の感知領域(センシングゾーンPという)を含む店舗2〜3m程度の通信可能ゾーン(無線通信ゾーンMという)を構成する。この対物センサ225のON状態/OFF状態とDSRCによる通信結果に基づき課金処理を実施する。
図6は、ガソリンスタンドの側面図である。
図7は、ガソリンスタンドの平面図である。
給油器23はアイランド39の中央に設けられている。対物センサ225とDSRCアンテナ224とは、給油器23の両側の天井29にそれぞれ固定されている。対物センサ225は、給油器23の手前直上(通路側直上)の天井29に設けられている。すなわち、対物センサ225は、サービス提供ゾーン(図示せず)の略中央の上空の天井29に設けられている。ここで、サービス提供ゾーンとは、給油器23の給油ノズルが車輌1の給油口に届く範囲をいう。
図7に示すように、車輌1は、通常、アイランド39から、0.5メートル以内には停車することはない。給油器23の中心線Lの線上でかつアイランド39の端から1.5メートルの天井29に対物センサ225を取り付ける。対物センサ225は地面上で直径約70センチメートルになるように円錐状の超音波を発射する。この対物センサ225が超音波を放射する円錐状エリアをセンシングゾーンPという。このセンシングゾーンPは、地面上では直径約70センチメートルの円形範囲を形成する。センシングゾーンPは、センシングゾーンPの一部に車体の一部を置くことにより、給油器23の給油ノズルが車輌1の給油口に届くことになる範囲である。すなわち、センシングゾーンPは、車輌1の給油口が車輌1の前後左右のいずれにあっても、給油ノズルが車輌1の給油口に届くような範囲に設定される。車輌1は、サービス提供ゾーンに停車している限り、必ずこのセンシングゾーンPに車体の一部を置き、超音波をさえぎることになる。
このように、対物センサ225が、給油器23の両前面の上空に設けられているのは、そこで、車輌がサービスの提供を受けるからである。
一方、DSRCアンテナ224は、車輌1がサービス提供ゾーンから移動する前方方向の上空の天井29に設けられ、サービス提供ゾーンに向かって電波を放射する。DSRCアンテナ224が、センシングゾーンPよりも前方方向の上空に設けられているのは、車輌1の進入時(ほぼ停止寸前)に通信可能時間を多くするためである。また、対物センサ225が、DSRCアンテナ224よりも後方に設けられているのは、対物センサ225が、進入する車輌1を先に検出してDSRCアンテナ224を動作させるためである。
DSRCアンテナ224は、センシングゾーンPの後方よりも、センシングゾーンPの前方に電波を多く放射する。具体的には、電波が地面上でセンシングゾーンPの中心より後方1メートル及びセンシングゾーンPの中心より前方2メートルに及ぶような電波を発射する。サービス提供ゾーンに電波を放射するのは、車輌が、サービス提供ゾーンにいるときに、通信をするためである。また、サービス提供ゾーン内の後方ゾーンよりも、サービス提供ゾーン内の前方ゾーンに電波を多く放射するのは、車輌1の進入時(ほぼ停止寸前)通信可能時間を多くするためである。
このDSRCアンテナ224からの電波の放射は、四角錐状であることが望ましい。このDSRCアンテナ224が電波を放射する四角錐状エリアを無線通信ゾーンMという。この無線通信ゾーンMは、地面上では約3メートルの四角形(又は台形)範囲を形成する。電波を四角錐状に放射するのは、電波が給油器23の反対側に不必要に放射されないようにするため、及び、車輌1の前後を不必要に放射しないためである。
なお、DSRCアンテナ224からの電波の放射が混ざらないように、DSRCアンテナ224からの電波の放射を時分割又は周波数分割又は符号分割して、通信するようにすることが望ましい。
次に、本実施の形態の決済システム100が行うガソリン自動決済におけるサービスの注文から決済の手続の完了までの動作について説明する。
図8は、決済システム100が、ガソリン自動決済のために実行する動作を示すフローチャートである。
図9、図10は、決済システム100が、ガソリン自動決済のために実行する動作を示すタイムチャートである。
図11、図12、図13、図14は、車輌1のガソリン自動決済の各状態を示す図である。
図8において、DSRCアンテナ224は、車輌検知のための対物センサ225がOFF状態からON状態になるのを待ち受けている(ST1)。
図11に示すように、車輌1が、サービス提供ゾーン(正確にはセンシングゾーンP)に進入してくると、対物センサ225がOFF状態からON状態となる。こうして、検出部226は車輌を検知する。検出部226が車輌を検知すると、DSRC路側制御部21は、DSRCアンテナ224により車輌1の車載器99と通信を試みる。このDSRC通信は、図9に示すように、以下の順番で行われる。
1.セキュリティ制御部223と車載器99による接続。
2.セキュリティ制御部223の送信部A221による車載器ID問合せ。
3.セキュリティ制御部223の受信部A220による車載器ID取得。
4.セキュリティ制御部223と車載器99との通信の切断。
すなわち、車輌1が車載器99の搭載車輌であれば、接続が成立し、「車載器ID問合せ」により「車載器ID」を取得できる(ST2)。ここで、車載器IDとは、課金ができる識別子を意味する。
DSRC路側制御部21のセキュリティ制御部223が、「車載器ID」を取得できた場合は(ST3:Yes)、DSRC路側制御部21のセキュリティ制御部223は、即座に通信を切断する(ST31)。ここで、セキュリティ制御部223が即座に通信を切断するのは、他の車輌との混信を防ぎセキュリティを向上させるためである。
次に、図12に示すように、車輌1は、停車し、エンジンを切り、給油をする。このとき、図12に示すように、給油中の車輌1に後続の車輌が近づいてもDSRC路側制御部21が通信オフの状態なので、後続の車輌の「車載器ID」を取得することはない。
給油器23は、給油完了した場合、給油完了後にシステムに対して給油完了信号及び給油実績データを送信する。すなわち、給油ノズルが、給油器23に戻された場合に、給油器23は、DSRC路側制御部21へ給油完了信号及び給油実績データを送信する。
なお、給油完了には、他の形態があってもよい。例えば、給油ノズルから一定時間以上給油がないことなどを給油完了としてもよい。
DSRC路側制御部21は、「車載器ID」をメモリに保持した状態で、IF部222における給油器23からの給油完了及び給油実績の信号受信を監視する(ST4)。
監視期間中に給油器23からの信号受信が無かった場合は(ST4:No)、対物センサ225のチェックを実施し、まだON状態中であれば、給油器23からの受信待ちに戻る(ST5:No)。
ST4において給油行為が終了し、DSRC路側制御部21のIF部222が、給油器23から給油完了信号及び給油実績値を得た場合は(ST4:Yes)、次に対物センサ225がON状態からOFF状態へ遷移するのを監視する(ST6)。
図13に示すように、車輌が退出し、対物センサ225がON状態からOFF状態に遷移した(ST6:Yes)場合は、DSRC路側制御部21の課金部227は、車輌1が正常に給油をしたと判断し、メモリに保持しておいた「車載器ID」に対して給油実績分の課金を実施するように決済業務を実行する。
DSRC路側制御部21の課金部227が、課金を実行することを決定する条件は、以下の3条件がすべて満足した場合である。
条件1:DSRC路側制御部21のIF部222が給油器23から、給油完了信号及び給油実績値を得ていること。
条件2:対物センサ225がON状態からOFF状態に遷移したこと。
条件3:DSRC路側制御部21のセキュリティ制御部223が、「車載器ID」を取得できたこと。
課金部227は、課金を実行することを決定した場合、給油器23から得た給油実績値から売上情報(金額)を計算する。課金部227は、「車載器ID」と、給油実績値に基づく金額とを、売上情報として、店舗サーバ20へ通知する(ST7)。
店舗サーバ20は、この売上情報をさらに上位の上位サーバ29へ公衆ネットワーク3を介して通知する。
上位サーバ29のクレジットカードデータベース293には、「車載器ID」に対応して、契約者氏名、クレジットカード番号等のクレジット決済に必要な情報が登録されている。
上位サーバ29は、店舗サーバ20から通知された売上情報中の「車載器ID」より、クレジットカードデータベース293を検索し、「車載器ID」と対応する形で登録されている契約者氏名、クレジット番号等の決済に必要な情報を検索する。上位サーバ29は、このクレジット決済に必要な情報と売上情報とを合わせて、決済情報とし、クレジット会社システム4に通知する。
これら一連の決済処理中、DSRC路側制御部21と車載器99とは通信をしない。通信しないことにより、他の車輌に課金されてしまうことを防止することができる。
DSRC路側制御部21が、給油器23から給油完了の信号を待っている状況(ST4/ST5)において、給油完了の信号が受信されないまま、車輌1が退出し、対物センサ225がON状態からOFF状態に変化した場合は、車載器99の搭載車輌が進入してきたものの、給油をせずに退出したことになり、この場合、課金部227は、取得した車載器IDを単に上位装置(店舗サーバ20経由で上位サーバ29へ)へ通知する(ST10)。上位サーバ29では、来店履歴を管理する。
図10に示すように、一般車輌(車載器99が未搭載の車輌)が進入してきた場合は、ST3において通信が成立しない(ST3:No)。セキュリティ制御部223は、この状態が、例えば、1秒経過するまで(ST32:No)、接続と「車載器ID」の取得を試みる。(ST2、ST3)。
「車載器ID」の取得が不成功の状態が、T秒(例えば、1秒程度のわずかな時間)経過した場合(ST32:Yes)は、セキュリティ制御部223は、車載器99が未搭載の車輌であると判断し、車輌との通信を断念する(ST33)。つまり、電波の放射をとめる。ここで、セキュリティ制御部223が通信を断念するのは、他の車輌との誤通信を防ぎセキュリティを向上させるためである。なお、時間ではなく、複数回数(例えば、3回)の接続を試みて失敗した場合に、車輌との通信を断念するようにしてもよい。
対物センサ225がON状態からOFF状態になったタイミングでは(ST8:Yes)、DSRC路側制御部21は条件1と条件2とは成立しているが、条件3が成立していないので、決済作業はせず、かつ、上位装置に対しては何も実施しない(ST9)。
図15は、対物センサがない状態で、セルフ方式のガソリンスタンドにてDSRCを使用した決済サービスを実施する場合を示している。前述したように、ガソリンスタンドにおいて、車輌1は給油前には必ずエンジンを切るため通常車内の車載器99の電源も切れてしまう。そのため、DSRCを使用する決済サービスは給油器前に車輌が進入時に通信した結果得られた「車載器ID」をもとに以降の処理を実施しなければならないことになる。しかし、この場合、例えば、図16に示すように、通信を実施した車輌が給油行為を実施せずに退出してしまい、即座に車載器を搭載していない別車輌が進入してきて給油を実施した場合、その代金が、「車載器ID」を持つ車輌に対して課金されてしまう可能性がある。
そこで、実施の形態1の決済サービスは、対物センサにより車輌が進入した時点のみ車輌と通信をして速やかに通信を切断することにより、誤った車輌に対して課金されてしまうことを防止するという、ガソリンスタンドやセルフガソリンスタンドにおける課金車輌検出方法を提案したものである。
すなわち、実施の形態1は、セルフガソリンスタンドにてDSRCシステムを用いて路車間通信を実施し車輌を特定する情報を得、その後、給油したガソリン代金をクレジットカード等で自動決済するシステムにおいて、給油器前の位置に光/超音波等の対物センサ225を設け、
1.車輌進入に伴い対物センサがOFF状態からON状態に変化。
2.DSRCによる通信を実施、この通信終了時点で、通信断、センサはON状態のまま。
3.エンジン断、この時点ではセンサはON状態のまま。
4.給油開始、この時点ではセンサはON状態のまま。
5.給油完了、課金金額決定、この時点ではセンサはON状態のまま。
6.エンジンをかけ、車輌が退出、この時点でセンサがON状態からOFF状態に変化。
というシステムの運用シーケンスの中で、下記条件判定に基づき「車載器ID」の車輌に対し課金を実施することで、確実に車載器を積んだ車輌が給油を実施した場合に、確実にその車輌に対して課金をするものである。
条件:上記1〜6の状態の1から4までの間でセンサがOFF状態へ変化した場合は、車輌1がそのまま給油をしないで退出したこととなるため課金は実施されず、システムは車輌1の前の状態に復帰する。4以降にセンサがOFF状態になった場合は、通信で得られた「車載器ID」に対して課金を実施する。
以上のように、実施の形態1の決済方式では、上位サーバを経営する事業者がクレジット会社と代理店契約を結び、店舗に支払いを実行するのは上位サーバを経営する事業者であり、各利用者はこの事業者との間で契約を結ぶ方式を説明した。すなわち、車載器IDを利用した代理決済サービスを説明した。
実施の形態1の決済サービスによれば、対物センサにより車輌が進入した時点のみ車輌と通信をして速やかに通信を切断するとともに、その後は、当該車輌と通信をしないので、誤った車輌に対して課金されてしまうことを防止することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、車輌1の車載器99が必ず決済する場合を示したが、表示部216より「車載器IDによる課金」以外の支払方法を選択できるようにしてもよい。
実施の形態2のDSRC路側制御部21の課金部227が、課金を実行することを決定する条件は、以下の4条件がすべて満足した場合である。
条件1:DSRC路側制御部21のIF部222が給油器23から、給油完了信号及び給油実績値を得ていること。
条件2:対物センサ225がON状態からOFF状態に遷移したこと。
条件3:DSRC路側制御部21のセキュリティ制御部223が、「車載器ID」を取得できたこと。
条件4:表示部216にて「車載器IDによる課金」以外の決済方法が選択されていないこと。
この実施の形態によれば、利用者が支払方法を選択できるという効果がある。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、給油器23が必ず給油完了信号を出力する場合を説明したが、給油器23は、表示部216にて「車載器IDによる課金」以外の支払方法を選択した場合に、その選択をDSRC路側制御部21から通知してもらい、給油完了信号及び給油実績データをDSRC路側制御部21に送信しないようにしてもよい。
すなわち、条件1が満足できないことになるので課金されない。
この実施の形態によれば、ユーザが支払方法を選択できるという効果がある。
実施の形態4.
対物センサ225は、天井に複数設けてもよい。対物センサ225を複数個設けることにより、車輌1の入退を確実に検知することができる。
対物センサ225は、天井ではなく、車輌1の通路の片側あるいは両側にあってもよい。
対物センサ225は、車輌1の通路の地面にあってもよい。
また、対物センサ225として、上記天井や通路の片側あるいは両側や地面などの各場所のものを複数組み合わせて用いてもよい。複数場所に設けることにより、車輌1の入退を確実に検知することができる。
また、対物センサ225は、超音波サンサ、光センサのほかに、赤外線センサ、圧力センサ、磁気センサ、振動センサ、その他のセンサを用いてもよい。
実施の形態5.
この実施の形態では、実施の形態1と異なる点を説明する。
図17は、DSRC路側制御部21を給油器23に組み込んだものである。給油器23は電子化されてきているので、DSRC路側制御部21と給油器23とを合わせることができ、これにより、部品点数が削減できる。また、DSRC路側制御部21と給油器23との通信線も不要になる。
図18は、DSRC路側制御部21を店舗サーバ20に組み込んだものである。DSRC路側制御部21も店舗サーバ20も電子機器であり、DSRC路側制御部21と店舗サーバ20とを合わせることにより、部品点数が削減できる。また、DSRC路側制御部21と店舗サーバ20との通信線も不要になる。
以下、実施の形態1から5までの決済方式の特徴をより明確にするため、EMV規格準拠の汎用ICクレジットカードの決済との比較を説明する。
実施の形態1から5までの決済方式の代わりに、EMV規格準拠の汎用ICクレジットカードを用いて決済することも考えられる。
EMV規格準拠の汎用ICクレジットカードでの決済をDSRC経由で実施する場合は、EMV規格準拠の汎用ICクレジットカードが、本人認証(PIN入力、すなわち、個人識別番号の入力)を求めてくる。この本人認証(PIN)は、所定の条件でICクレジットカードが要求するものであり、サービス提供装置200が本人認証のタイミングを決めることができない。また、ICクレジットカードに対する課金は金額が確定した時点で実施する必要が生じる。
そのため、ガソリンスタンドのように、車両が停止したらエンジンを切り、車載器の電源もOFFとなる可能性が大きいシチュエーションでは、EMV準拠の汎用ICクレジットカードを使用したDSRC決済は難しい。
そのため、実施の形態1から5で説明した決済方式のように、車載器IDを利用した代理決済(クレジット会社と代理店契約を結び、支払いを実行するのは上位サーバを経営する事業者であり、各利用者はこの事業者との間で契約を結ぶ。)によることが望ましい。
上述したすべての決済システム100は、ガソリンスタンドに限らず、ガス自動車のためのガス充填ステーションや、電気自動車のための充電ステーションにも利用することができる。
また、自動車に限らず、オートバイ、飛行機、船の給油にも利用することができる。
また、車載器99に限らず、携帯電話機、携帯電子手帳、携帯計算機、電子カード、その他の携帯電子機器を移動体通信装置300として用いることもできる。
また、DSRC通信やIP通信に限らず、ブルーティース通信、光通信、その他の無線通信をしてもよい。
また、車載器IDに限らず、クレジットカードの番号、車輌番号、利用者の銀行口座番号、事業者との契約番号、携帯電話番号などのその他の識別子を取得してもよい。
また、上述したすべての決済システム100は、洗車場の支払いシステムに利用することができる。このように、決済システム100を洗車場の支払いシステムに利用することによって、確実で迅速な処理が可能となる。
また、上述したすべての決済システム100は、駐車場の支払いシステムに利用することができる。このように、決済システム100を駐車場の支払いシステムに利用することによって、確実で迅速な処理が可能となる。
また、上述したすべての決済システム100は、高速道路の発券機あるいは高速道路の精算機の支払いシステムに利用することができる。このように、決済システム100を高速道路の発券機あるいは高速道路の精算機の支払いシステムに利用することによって、確実で迅速な処理が可能となる。
また、上述したすべての決済システム100は、車輌がサービス提供ゾーンでサービスを受ける場合の支払いシステムに利用することができる。このように、決済システム100を車輌がサービス提供ゾーンでサービスを受ける場合の支払いシステムに利用することによって、確実で迅速な処理が可能となる。
また、上記すべての実施の形態において、DSRC路側制御部21又は店舗サーバ20によって、無線通信システムでの購買の進捗状況(注文、料金確認、決済完了等)を把握するようにしてもよい。
図19は、サービス提供装置200のDSRC路側制御部21及び移動体通信装置300のコンピュータ基本構成図である。あるいは、店舗サーバ20及び上位サーバ29及びクレジット会社システム4のコンピュータ基本構成図である。
図19において、プログラムを実行するCPU540は、バス538を介してメモリ539、モニタ541、キーボード542、マウス543、通信ポート544、磁気ディスク装置546等と接続されている。
モニタ541は、DSRC路側制御部21の表示部216と移動体側注文部11の表示部112の一例として表されている。
キーボード542、マウス543は、DSRC路側制御部21の入出力部214と移動体側通信部10の入出力部102とが行うデータの入出力手段の一例である。
磁気ディスク装置546には、OS547、プログラム群549、ファイル群550が記憶されている。ただし、プログラム群549、ファイル群550が一体となってオブジェクト指向のプログラム群549を形成する形態も一実施の形態として考えられる。
プログラム群549には、例えば、DSRC通信プログラム、課金プログラムなどがある。ファイル群550には、例えば、DSRC通信プログラム用のパラメータファイル、課金プログラム用の課金ファイル、来店履歴ファイルなどがある。
セキュリティ処理部103が処理する端末アプリケーションを実行するプログラム群549は、CPU540、OS547により実行される。
上記各実施の形態では、サービス提供装置200と移動体通信装置300とは、通信ポート544の機能を使用して、インターネットプロトコルや決裁用プロトコルに基づいて互いに無線通信を行う。
以上の実施の形態に記載した「設定する」、「登録する」、「記憶する」という用語は、任意の記録媒体やメモリに保存することを意味する。「表示する」という用語は、任意の画面、記録紙、表示媒体に印字あるいは表示することを意味する。
すべての実施の形態では、各構成要素の各動作はお互いに関連しており、各構成要素の動作は、上記に示された動作の関連を考慮しながら、一連の動作として置き換えることができる。そして、このように置き換えることにより、方法の発明の実施の形態とすることができる。
また、上記各構成要素の動作を、各構成要素の処理と置き換えることにより、プログラムの実施の形態とすることができる。
また、プログラムを、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させることで、プログラムに記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施の形態とすることができる。
プログラムの実施の形態及びプログラムに記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施の形態は、すべてコンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。
プログラムの実施の形態及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施の形態における各処理はプログラムで実行されるが、このプログラムは、記録装置に記録されていて、記録装置から中央処理装置(CPU)に読み込まれ、中央処理装置によって、各フローチャートが実行されることになる。
また、各実施の形態のソフトウェアやプログラムは、ROM(READ ONLY MEMORY)に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウェアとファームウェアとハードウェアとの組み合わせで前述したプログラムの各機能を実現しても構わない。
実施の形態1の決済システム100における全体構成図である。 実施の形態1のDSRC路側制御部21と移動体側通信部10の内部構造図である。 実施の形態1の店舗サーバ20の内部構成図である。 実施の形態1の上位サーバ29の内部構成図である。 実施の形態1のガソリンスタンドの斜視図である。 実施の形態1のガソリンスタンドの側面図である。 実施の形態1のガソリンスタンドの平面図である。 実施の形態1の決済システム100が、ガソリン自動決済のために実行する動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の決済システム100が、ガソリン自動決済のために実行する動作を示すタイムチャートである。 実施の形態1の決済システム100が、ガソリン自動決済のために実行する動作を示すタイムチャートである。 実施の形態1のガソリンスタンドへの車輌1の進入状態を示す図である。 実施の形態1のガソリンスタンドでの車輌1の停止状態を示す図である。 実施の形態1のガソリンスタンドからの車輌1の退出状態を示す図である。 実施の形態1のガソリンスタンドへの後続車輌の進入状態を示す図である。 対物センサ225のないガソリンスタンドへの車輌進入状態を示す図である。 対物センサ225のないガソリンスタンドへの後続車輌の進入状態を示す図である。 実施の形態5の決済システム100における全体構成図である。 実施の形態5の決済システム100における全体構成図である。 サービス提供装置200と移動体通信装置300のコンピュータ基本構成図である。
符号の説明
1 車輌、2 店舗、3 公衆ネットワーク、4 クレジット会社システム、5 ドライブスルー店、10 移動体側通信部、20 店舗サーバ、21 DSRC路側制御部、23 給油器、29 上位サーバ、99 車載器、100 決済システム、101 受信部B、214 入出力部、103 セキュリティ処理部、104 車載器IDメモリ、105 アンテナ、224 DSRCアンテナ、106 PIN入力部、110 送信部B、111,203,204,222 IF部、112 表示部、113 注文購入部、200 サービス提供装置、201 通信部、205 決済処理部、216 表示部、220 受信部A、221 送信部A、223 セキュリティ制御部、225 対物センサ、226 検出部、227 課金部、300 移動体通信装置、538 バス、539 メモリ、540 CPU、541 モニタ、542 キーボード、543 マウス、544 通信ポート、546 磁気ディスク装置、547 OS、549 プログラム群、550 ファイル群。

Claims (3)

  1. サービスを行う機器によりサービスを提供するサービス提供ゾーンにおいて識別子(ID)を有する移動体へサービスを提供するサービス提供装置であって、
    サービス提供ゾーンをセンシングゾーンとして、センシングゾーンに上記移動体が進入したこととセンシングゾーンから上記移動体が退出したこととを検出する対物センサであって、センシングゾーンに上記移動体が進入したことを検出するとOFF状態からON状態に遷移し、上記センシングゾーンから上記移動体が退出したことを検出するとON状態からOFF状態に遷移する信号を送信する対物センサと、
    上記センシングゾーンを含む通信可能ゾーンにおいて上記移動体と無線通信するためのアンテナと、
    上記対物センサにより送信された信号を受信し、受信した信号が、上記移動体がセンシングゾーンに進入したことによりON状態に遷移した場合に、上記アンテナを用いて、上記移動体と無線通信をし上記移動体のIDを取得してから上記移動体との通信を切断上記移動体のIDを取得してから上記サービスを行う機器にサービスを行うことを許可し、許可したサービスが完了したことを示す完了信号を上記サービスを行う機器から受信し、
    受信した信号が、上記移動体がセンシングゾーンから退出したことによりON状態からOFF状態に遷移した場合に、上記ON状態に遷移してから上記OFF状態に遷移するまでの間に、上記移動体のIDを取得でき、かつ、上記完了信号を受信できた場合に上記移動体のIDを取得してから上記移動体との通信を切断した後再び上記移動体と無線通信することなく上記IDに基づいて上記移動体が受けたサービスに対する課金を実行することを決定する制御部と
    を備えることを特徴とするサービス提供装置。
  2. サービスを行う機器によりサービスを提供するサービス提供ゾーンにおいてサービスの提供を受けるとともに、識別子(ID)を有する移動体と、
    サービス提供ゾーンをセンシングゾーンとして、センシングゾーンに上記移動体が進入したこととセンシングゾーンから上記移動体が退出したこととを検出する対物センサであって、センシングゾーンに上記移動体が進入したことを検出するとOFF状態からON状態に遷移し、上記センシングゾーンから上記移動体が退出したことを検出するとON状態からOFF状態に遷移する信号を送信する対物センサと、
    上記センシングゾーンを含む通信可能ゾーンにおいて上記移動体と無線通信するためのアンテナと、
    上記対物センサにより送信された信号を受信し、受信した信号が、上記移動体がセンシングゾーンに進入したことによりON状態に遷移した場合に、上記アンテナを用いて、上記移動体と無線通信をし上記移動体のIDを取得してから上記移動体との通信を切断上記移動体のIDを取得してから上記サービスを行う機器にサービスを行うことを許可し、許可したサービスが完了したことを示す完了信号を上記サービスを行う機器から受信し、
    受信した信号が、上記移動体がセンシングゾーンから退出したことによりON状態からOFF状態に遷移した場合に、上記ON状態に遷移してから上記OFF状態に遷移するまでの間に、上記移動体のIDを取得でき、かつ、上記完了信号を受信できた場合に上記移動体のIDを取得してから上記移動体との通信を切断した後再び上記移動体と無線通信することなく上記IDに基づいて上記移動体が受けたサービスに対する課金を実行することを決定する制御部と
    を備えることを特徴とする決済システム。
  3. サービスを行う機器によりサービスを提供するサービス提供ゾーンに移動体が進入したこととサービス提供ゾーから移動体が退出したことを検出する対物センサと、上記サービス提供ゾーンを含む通信可能ゾーンにおいて上記移動体と無線通信するためのアンテナと、移動体に対する課金を実行することを決定する制御部とを備えたサービス提供装置の決済方法であって
    上記サービス提供ゾーンをセシングゾーンとして、上記対物センサにより、センシングゾーンに上記移動体進入したこととセンシングゾーンから上記移動体が退出したこととを検出して、センシングゾーンに上記移動体が進入したことを検出するとOFF状態からON状態に遷移し、上記センシングゾーンから上記移動体が退出したことを検出するとON状態からOFF状態に遷移する信号を送信し、
    上記制御部により、
    上記対物センサから送信された信号を受信し、
    上記受信した信号が、上記移動体がセンシングゾーンに進入したことによりON状態に遷移した場合に、上記アンテナを用いて、上記移動体と無線通信をし上記移動体のIDを取得してから上記移動体との通信を切断し、上記移動体のIDを取得してから上記サービスを行う機器にサービスを行うことを許可し、許可したサービスが完了したことを示す完了信号を上記サービスを行う機器から受信し、
    上記受信した信号が、上記移動体がセンシングゾーンから退出したことによりON状態からOFF状態に遷した場合に、上記ON状態に遷移してから上記OFF状態に遷移するまでの間に、上記移動体のIDを取得でき、かつ、上記完了信号を受信できた場合に、上記移動体のIDを取得してから上記移動体との通信を切断した後再び上記移動体と無線通信をすることなく上記IDに基づいて上記移動体が受けたサービスに対する課金を実行することを決定する
    ことを特徴とする決済方法。
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