JP3584782B2 - 立体造形物製造法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉末材料を散布敷設し、その上から光ビームを照射する等して同粉末材料を硬化させる立体造形物製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、金属等の無機質粉末材料或いは合成樹脂等の有機質粉末材料を堆積させ、その上からレーザや指向性エネルギービーム等の光ビームを照射して同粉末材料を硬化させ、このように硬化形成される硬化層を順次積層して三次元形状の立体造形物が得られる立体造形物製造法は、例えば、特許第2620353号公報に「選択的焼結によって部品を製造する方法」として示される如く知られている。
【0003】
このような立体造形物製造法においては、粒径がφ10μm〜φ50μmの分布を持つような粉末材料を厚み0.05mm〜0.1mm 程度に散布敷設し、その上から光ビームを照射して順次溶着させていく方法が一般的である。この場合に、粒径が 100%均一であるとして、粉末材料を限界まで充填しようとしても、70%程度充填するのが限界である。ここで、金属の粉末材料を採用して造形した場合、得られた造形物には30%程度の空隙が分散して残存するため、同造形物の表面は凹凸が存在して滑らかでなくなる。例えば、平均粒径φ30μmの粉末材料を使用した場合には、Ry=100μm程度の凹凸が生じる。
【0004】
そのため、造形物が金型として使用される場合には、前記空隙を埋める必要がある。すなわち、成形製品の表面外観を良好とするため、或いは、該成形製品となる合成樹脂が金型の内面の凹凸部分から空隙に入り込んで同成形製品が取れなくなるのを防ぐために、前記空隙を埋めて金型となる造形物の表面の凹凸をなくす必要がある。又、冷却水の漏出を防止するために、前記空隙を埋めて気密性を確保する必要があり、金型冷却が効率良く行われるように、断熱作用をなすことになる前記空隙を埋めて熱伝導率を高める必要もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、現状においては、上記空隙を埋めるためにエポキシ系の合成樹脂を造形後に含浸させているが、エポキシ系の合成樹脂では 200℃程度の耐熱性しかない。それ故、成形製品となる材料によって射出温度は異なるが、材料によっては該射出温度が 200℃を越えるものもあり、このような場合にあっては、射出成形ができなくなってしまうという問題を生じる。又、造形段階において密度が充分であれば前記含浸を行う必要はないのであるが、このようなことは困難であると考えられていた。
【0006】
すなわち、上述の如く、粉末材料の充填は70%程度が限界であり、しかも、図10に示す如く、粉末材料3の粒径がφ30μm程度であっても、光ビームが照射されることにより、該粉末材料3は 100μm程度の固まりに凝縮して、同粉末材料3中に分散していた小さな空隙s(図10(a)参照)がまとまって大きな空隙S(図10(b)参照)となってしまい、このように大きくなった空隙Sを造形段階で埋めて密度を高めることは困難であると考えられていた。
【0007】
本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するために発明されたもので、その課題は、高密度で機械的強度も大きい立体造形物を得ることができる立体造形物製造法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の立体造形物製造法は、ベースプレート上に無機質あるいは有機質からなる主粉末材料の層を設け、この層の所定箇所に光ビームを照射して溶融させることによって主粉末材料による焼結硬化層を形成し、この焼結硬化層上に補助粉末材料を前記主粉末材料による焼結硬化層の空隙を埋めるように散布敷設するとともに、この補助粉末材料の層の所定箇所に光ビームを照射して溶融させることによって主粉末材料による焼結硬化層と一体になった補助粉末材料による焼結硬化層を形成し、さらにこの焼結硬化層上に主粉末材料による層を設け光ビーム照射によって下層の焼結硬化層と一体になった焼結硬化層を形成し、これを繰り返すことによって複数の焼結硬化層が積層一体化された立体造形物を製造することを特徴とする。
【0009】
したがって、この場合は、硬化された主粉末材料間の空隙が補助粉末材料で埋められ、該補助粉末材料が硬化されて造形されるので、これにより形成された造形物には空隙が残存し難くなって、高密度で機械的強度の大きな立体造形物を得ることができる。
【0010】
本発明の請求項2記載の立体造形物製造法は、上記請求項1記載の立体造形物製造法において、補助粉末材料として主粉末材料よりも融点の低い材料を採用することを特徴とする。
【0011】
したがって、この場合は特に、補助粉末材料の融点が主粉末材料よりも低いので、光ビーム照射した際に、補助粉末材料の流動性が主粉末材料よりも高くなり、硬化された主粉末材料間の空隙に補助粉末材料が流入し易くなり、該補助粉末材料によって同空隙は確実に埋められるようになる。
【0012】
本発明の請求項3記載の立体造形物製造法は、上記請求項1記載の立体造形物製造法において、補助粉末材料として主粉末材料よりも粒径の小さい材料を採用することを特徴とする。
【0013】
したがって、この場合は特に、補助粉末材料の粒径が主粉末材料よりも小さいので、硬化された主粉末材料間の空隙に補助粉末材料が入り込み易くなり、該補助粉末材料によって同空隙は確実に埋められるようになる。
【0014】
本発明の請求項4記載の立体造形物製造法は、上記請求項1記載の立体造形物製造法において、補助粉末材料が散布敷設された際に、ベースプレートを振動させることを特徴とする。
【0015】
したがって、この場合は特に、ベースプレートが振動されることによって、散布敷設された補助粉末材料は硬化された主粉末材料間の空隙に滑らかに入りこみ、該補助粉末材料によって同空隙は確実に埋められるようになる。
【0016】
本発明の請求項5記載の立体造形物製造法は、上記請求項1記載の立体造形物製造法において、補助粉末材料が散布敷設された際に、該補助粉末材料の上から圧粉することを特徴とする。
【0017】
したがって、この場合は特に、その上から圧粉されることによって、散布敷設された補助粉末材料が硬化された主粉末材料間の空隙に充分に入り込み、該補助粉末材料によって同空隙は確実に埋められるようになる。
【0018】
本発明の請求項6記載の立体造形物製造法は、上記請求項1〜5のいずれか一つに記載の立体造形物製造法において、主粉末材料及び補助粉末材料をその上から光ビームを照射して焼結硬化させることを特徴とする。
【0019】
したがって、この場合は特に、主粉末材料及び補助粉末材料がその上から光ビームを照射して焼結硬化されるものであるため、所望の部位に光ビームを照射し該部位のみを硬化させることによって、複雑な三次元形状の立体造形物を簡単に得ることができる。
【0020】
本発明の請求項7記載の立体造形物製造法は、上記請求項1〜6のいずれか一つに記載の立体造形物製造法において、ベースプレートが上下昇降動作されるものであることを特徴とする。
【0021】
したがって、この場合は特に、ベースプレートを上下昇降動作させることによって、該ベースプレートの深さが変化するので、これによって、散布敷設される各粉末材料の層厚や、得られる立体造形物の厚さを簡単に変化調整することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の請求項1、6、7に対応する一実施形態を示し、該実施形態の立体造形物製造法は、上方へ開口した成形型凹所1の内底面部2上に主粉末材料3aを散布敷設して該主粉末材料3aを硬化させ、その上から更に補助粉末材料3bを前記硬化された主粉末材料3a間の空隙を埋めるように散布敷設して該補助粉末材料3bを硬化させることを特徴としている。この場合、主粉末材料3a及び補助粉末材料3bをその上から光ビーム4を照射して焼結硬化させるものであり、又、成形型凹所1の内底面部2は上下昇降動作されるものである。
【0023】
該実施形態の立体造形物製造法において、成形型凹所1はシリンダー5とベースプレート6とで形成されている。すなわち、シリンダー5内にベースプレート6が配置されて該ベースプレート6の上面部を内底面部2とする上方へ開口した成形型凹所1が形成され、該内底面部2(ベースプレート6)は同シリンダー5内で上下昇降動作されるものである。ここで、ベースプレート6の周囲にはシリンダー5の内周面に密接状態で摺動するスライダー7が設けられており、粉末材料3の漏れ出ない成形型凹所1が同ベースプレート6上に形成される。
【0024】
粉末材料3としては無機質或いは有機質の粉末が使用されるが、例えば、無機質の粉末として、鉄系の混合粉末或いは合金の粉末、銅合金(ブロンズ、リン銅等)の粉末材料3を使用することができる。この場合、主粉末材料3aと補助粉末材料3bとを同種の粉末としても異種の粉末としても良く、又、補助粉末材料3bの散布敷設回数は一回だけであっても複数回であっても良い。
【0025】
ここで、図1に示した工程順に従って、該実施形態の立体造形物製造法を具体的に説明する。まず、最終得るべき立体造形物の厚さに対応して粉末材料3の積層厚みT(0.05mm〜0.1mm 程度)を設定し、該積層厚みTの寸法だけベースプレート6を降下動作させて該ベースプレート6上に所定深さとなる成形型凹所1を形成する。該成形型凹所1の内底面部2上全面に主粉末材料3aを主塗布装置8aによって塗布するように散布敷設するのであるが、この場合、 100%の充填は困難で(主粉末材料3a間には空隙が残存する)、すなわち、理論的には、主粉末材料3aの粒径がφ30μmでその積層厚みTが0.05mmであるとして、最高密度となる充填率は70%程度であり、30%程度の空隙が残存することになる。
【0026】
続いて、前記散布敷設された主粉末材料3aの上から、CO2 レーザ/YAGレーザ(200W程度)等のレーザや指向性エネルギービームその他の光ビーム4を照射して同主粉末材料3aを焼結硬化させる。この場合、照射後の主粉末材料3aはその凝縮によって粒径が 100μm程度の大きな固まりとなり、その中で同主粉末材料3a間に分散していた小さな空隙は大きな空隙となる。
【0027】
次に、前記硬化された主粉末材料3aの上からその全面にわたり補助粉末材料3bを補助塗布装置8bによって塗布するように散布敷設すると、該補助粉末材料3bによって前記主粉末材料3a間の大きな空隙が埋められる。続いて、前記主粉末材料3aと同様に、散布敷設された補助粉末材料3bの上から光ビーム4を照射して同補助粉末材料3bを焼結硬化させる。この補助粉末材料3bを散布敷設して硬化させる工程を複数回繰り返すと、該補助粉末材料3bの硬化層が複数層形成されることになる。
【0028】
したがって、該実施形態の立体造形物製造法においては、硬化された主粉末材料3a間の空隙が補助粉末材料3bで埋められ、該補助粉末材料3bが硬化されて造形されるので、これにより形成された造形物には空隙が残存し難くなって、高密度で機械的強度の大きな立体造形物を得ることができる。特に、得られる立体造形物が成形用の金型として使用される場合には、該金型の内表面に凹凸がなくなって成形製品の表面外観は良好となり、又、該成形製品となる合成樹脂が同金型の内表面の凹凸部分から空隙に入り込んで同成形製品が取れなくなることも防止される。しかも、前記立体造形物でなる金型においては、空隙が埋められ気密性が確保されて冷却水の漏出が防止されると共に、熱伝導率が高められて金型冷却が効率良く行われるようになる。
【0029】
又、該実施形態の立体造形物製造法においては、主粉末材料3a及び補助粉末材料3bがその上から光ビーム4を照射して焼結硬化されるものであるため、所望の部位に光ビーム4を照射し該部位のみを硬化させることによって、複雑な三次元形状の立体造形物を簡単に得ることもできる。更に、成形型凹所1の内底面部2(ベースプレート6)を上下昇降動作させることによって、該成形型凹所1の深さが変化するので、これによって、散布敷設される各粉末材料3の層厚や、最終得られる立体造形物の厚さを簡単に変化調整することもできる。
【0030】
ところで、上記実施形態の立体造形物製造法においては、図2に示す如く、更に改良されるべき点が存在する。すなわち、図2(a)に示す如く、光ビーム4が照射され硬化凝縮によって生じた主粉末材料3a間の空隙は、次に補助粉末材料3bが充填されることで埋められるのであるが、ここで、空隙の隙間寸法が補助粉末材料3bの粒径よりも小さい場合には、該空隙に同補助粉末材料3bは入り込み難くて同空隙が残存してしまうことがあり得る。又、図2(b)に示す如く、空隙内に補助粉末材料3bが充填されたとしても、光ビーム4の照射強度を上げないと焼結硬化させることができずに、同補助粉末材料3bが元の粉末状態のままで残存してしまうこともあり得る。
【0031】
そこで、以下に、上記改良点が解消される各実施形態について説明する。すなわち、これ等の各実施形態の立体造形物製造法においては、次のような更なる問題点が解消されるものである。
(1)粉末材料3の充填密度の不足により照射硬化後の密度が 100%とならないと、得られる立体造形物の強度は材料本来の機械的強度に比して弱くなってしまう点。
(2)主粉末材料3a間の空隙の隙間寸法が小さいと、該空隙に補助粉末材料3bは入り込み難く、入り込めたとしても、光ビーム4のエネルギーが到達し難くて焼結硬化し難く、その結果、充分に高い密度の立体造形物が得られなくなる点。
(3)得られた立体造形物に空隙が多分に残存すると、該立体造形物を成形用の金型として使用する場合に、合成樹脂等を含浸させて同空隙を確実に埋めなければならなくなる点。
【0032】
図3は、本発明の請求項1、2、6、7に対応する別の実施形態を示し、該実施形態の立体造形物製造法においては、補助粉末材料3bとして主粉末材料3aよりも流動性の高い材料を採用している。この場合、補助粉末材料3bは主粉末材料3aよりも低融点で流動性が高いものであり、例えば、主粉末材料3aとして、鉄系の混合粉末或いは合金の粉末を採用した場合、補助粉末材料3bとして、鉄系よりも低融点(800℃程度)の銅合金(ブロンズ、リン銅等)を採用すれば良い。
【0033】
したがって、この場合は特に、補助粉末材料3bの流動性が主粉末材料3aよりも高いので、硬化された主粉末材料3a間の空隙に補助粉末材料3bが毛細管現象で流入し易くなり、該補助粉末材料3bによって同空隙は確実に埋められる。又、補助粉末材料3bが低融点でないと、該補助粉末材料3bに光ビーム4を照射して硬化させている際に、硬化された主粉末材料3aが溶融してしまって造形精度が悪くなるが、これを防止することもできる。なお、それ以外は、上記図1に示した実施形態と同様に構成されて同様の工程となっており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0034】
図4は、本発明の請求項1、3、6、7に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の立体造形物製造法においては、補助粉末材料3bとして主粉末材料3aよりも粒径の小さい材料を採用している。この場合、主粉末材料3aの粒径をφ30μm程度として、該粒径よりも小さな粒径の補助粉末材料3bを使用し、該補助粉末材料3bが同主粉末材料3a間の空隙に入り込み易くすれば良い。又、粒径の異なる数種類の補助粉末材料3bを用意しておき、順次小さな該補助粉末材料3bを散布敷設し焼結硬化させることで、同補助粉末材料3bによる硬化層が複数層形成されるようになしても良い。
【0035】
したがって、この場合は特に、補助粉末材料3bの粒径が主粉末材料3aよりも小さいので、硬化された主粉末材料3a間の空隙に補助粉末材料3bが入り込み易くなり、該補助粉末材料3bによって同空隙は確実に埋められ、その結果、上記各問題点が解消されるものである。なお、それ以外は、上記図1に示した実施形態と同様に構成されて同様の工程となっており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0036】
又、本発明においては、図5に示す如く、補助粉末材料3bの塗布位置を主粉末材料3aの塗布位置と同等にすることで、得られる立体造形物の厚さ精度を向上させることができる。すなわち、最終得るべき立体造形物の厚さに等しく主粉末材料3aの積層厚みTを設定し、該積層厚みTの高さ位置で主塗布装置8aによって同主粉末材料3aを塗布するように散布敷設し、これを焼結硬化させた後、同積層厚みTの高さ位置で補助塗布装置8bによって前記硬化された主粉末材料3aの上から補助粉末材料3bを塗布するように散布敷設する。
【0037】
又、本発明においては、図6に示す如く、最終得るべき立体造形物の厚さである積層厚みTよりも薄い厚さ寸法T1で主粉末材料3aを塗布するように散布敷設し、これを焼結硬化させた後、その上に補助粉末材料3bを塗布するように散布敷設しても良い。この場合、厚さ寸法T1の高さ位置で主塗布装置8aによって主粉末材料3aが塗布するように散布敷設され、これが焼結硬化された後に、積層厚みTの高さ位置で補助塗布装置8bによって前記硬化された主粉末材料3aの上から補助粉末材料3bが厚み寸法T2で塗布するように散布敷設される。
【0038】
又、この場合、補助粉末材料3bを複数回に分けて散布敷設し、最終に該補助粉末材料3bを散布敷設する際に、積層厚みTの高さ位置で補助塗布装置8bによって塗布するように散布敷設しても良く、ここでは、同補助粉末材料3bの塗布高さ位置が徐々に上昇されることになる。或いは、内底面部2(ベースプレート6)を徐々に下降させることにより、補助粉末材料3bの塗布厚みを制御しても良い。よって、該図6に示した立体造形物製造法においては、補助粉末材料3bを塗布するように散布敷設して容易に充填することができるようになり、主粉末材料3aが硬化凝縮した際に積層厚みTを越えてしまうことを防止することもできる。
【0039】
なお、前記図5、6に示した立体造形物製造法において、前述した以外は、上記図1に示した実施形態と同様に構成されて同様の工程となっており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0040】
図7は、本発明の請求項1、4、6、7に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の立体造形物製造法においては、補助粉末材料3bが散布敷設された際に、成形型凹所1を振動させている。したがって、この場合は特に、成形型凹所1が振動されることによって(シリンダー5がベースプレート6と共に加振されることによって)、振動する同成形型凹所1の内底面部2上で、散布敷設された補助粉末材料3bは硬化された主粉末材料3a間の空隙に滑らかに入り込み、該補助粉末材料3bによって同空隙は確実に埋められる。
【0041】
その結果、得られる立体造形物の更なる高密度化が図られる。又、補助粉末材料3bの塗布高さ位置を最終得るべき立体造形物の厚さである積層厚みTの高さ位置よりも高く設定しておくと、成形型凹所1が振動されることによって同補助粉末材料3bの厚み高さ位置は下がるので、同立体造形物の更なる高精度化が図られる。又、補助粉末材料3bの散布敷設、成形型凹所1の加振、光ビーム4照射による同補助粉末材料3bの硬化、の各工程を複数回繰り返して行えば良い。なお、それ以外は、上記図1に示した実施形態と同様に構成されて同様の工程となっており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0042】
図8は、本発明の請求項1、5〜7に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の立体造形物製造法においては、補助粉末材料3bが散布敷設された際に、該補助粉末材料3bの上から圧粉装置9によって圧粉している。したがって、この場合は特に、その上から圧粉されることによって、散布敷設された補助粉末材料3bが硬化された主粉末材料3a間の空隙に充分に入り込み、該補助粉末材料3bによって同空隙は確実に埋められる。
【0043】
その結果、得られる立体造形物の更なる高密度化が図られ、同立体造形物の厚さである積層厚みTを高精度に設定することもできる。又、図9に示す如く、主粉末材料3aが硬化凝縮により所定の積層厚みTを越えて表面に突出することもあるが、該主粉末材料3aを散布敷設した際にも、その上から同様に圧粉することにより同主粉末材料3aの突出部分をならして表面を滑らかにすることができ、この場合は、粉末材料3の充填率も向上される。又、補助粉末材料3bの散布敷設、その上からの圧粉、光ビーム4照射による同補助粉末材料3bの硬化、の各工程を複数回繰り返して行えば良い。なお、それ以外は、上記図1に示した実施形態と同様に構成されて同様の工程となっており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0044】
なお、本発明においては、上記図1、3、4、7、8に説示した各実施形態の立体造形物製造法を複数組み合わせて実施することが有効であり、又、同各実施形態の立体造形物製造法やこれ等を組み合わせて実施する製造法において、上記図5或いは図6に説示した粉末材料の散布敷設方法を組み合わせて実施することも有効である。
【0045】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の立体造形物製造法においては、主粉末材料間の空隙が補助粉末材料で埋められ、造形物には空隙が残存し難くなって、高密度で機械的強度の大きな立体造形物を得ることができる。
【0046】
又、本発明の請求項2記載の立体造形物製造方法においては、特に、補助粉末材料が主粉末材料よりも融点の低い材料を用いているので、光ビーム照射により流動性が高くなった補助粉末材料が主粉末材料間の空隙に流入し易くなり、該空隙は同補助粉末材料によって確実に埋められるようになる。
【0047】
又、本発明の請求項3記載の立体造形物製造法においては、特に、粒径の小さい補助粉末材料が主粉末材料間の空隙に入り込み易く、該空隙は同補助粉末材料によって確実に埋められるようになる。
【0048】
又、本発明の請求項4記載の立体造形物製造法においては、特に、振動により散布敷設された補助粉末材料が主粉末材料間の空隙に滑らかに入り込み、該空隙は同補助粉末材料によって確実に埋められるようになる。
【0049】
又、本発明の請求項5記載の立体造形物製造法においては、特に、圧粉により散布敷設された補助粉末材料が主粉末材料間の空隙に充分に入り込み、該空隙は同補助粉末材料によって確実に埋められるようになる。
【0050】
又、本発明の請求項6記載の立体造形物製造法においては、特に、所望の部位に光ビームを照射し該部位のみを焼結硬化させることによって、複雑な三次元形状の立体造形物を簡単に得ることができる。
【0051】
又、本発明の請求項7記載の立体造形物製造法においては、特に、ベースプレートを上下昇降動作させることによって、散布敷設される各粉末材料の層厚や、得られる立体造形物の厚さを簡単に変化調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である立体造形物製造法を説示する工程説明図。
【図2】同立体造形物製造法における改良点を説示する(a)(b)各々異なる工程説明図。
【図3】別の実施形態である立体造形物製造法を説示する工程説明図。
【図4】更に別の実施形態である立体造形物製造法を説示する工程説明図。
【図5】本発明における粉末材料の散布敷設方法を例示する工程説明図。
【図6】本発明における粉末材料の別の散布敷設方法を例示する工程説明図。
【図7】更に別の実施形態である立体造形物製造法を説示する工程説明図。
【図8】更に別の実施形態である立体造形物製造法を説示する工程説明図。
【図9】同立体造形物製造法における作用を説示する拡大説明図。
【図10】従来例である立体造形物製造法を説示する(a)(b)各々異なる工程における拡大説明図。
【符号の説明】
1 成形型凹所
2 内底面部
3 粉末材料
3a 主粉末材料
3b 補助粉末材料
4 光ビーム
Claims (7)
- ベースプレート上に無機質あるいは有機質からなる主粉末材料の層を設け、この層の所定箇所に光ビームを照射して溶融させることによって主粉末材料による焼結硬化層を形成し、この焼結硬化層上に補助粉末材料を前記主粉末材料による焼結硬化層の空隙を埋めるように散布敷設するとともに、この補助粉末材料の層の所定箇所に光ビームを照射して溶融させることによって主粉末材料による焼結硬化層と一体になった補助粉末材料による焼結硬化層を形成し、さらにこの焼結硬化層上に主粉末材料による層を設け光ビーム照射によって下層の焼結硬化層と一体になった焼結硬化層を形成し、これを繰り返すことによって複数の焼結硬化層が積層一体化された立体造形物を製造することを特徴とする立体造形物製造法。
- 補助粉末材料として主粉末材料よりも融点の低い材料を採用することを特徴とする請求項1記載の立体造形物製造法。
- 補助粉末材料として主粉末材料よりも粒径の小さい材料を採用することを特徴とする請求項1記載の立体造形物製造法。
- 補助粉末材料が散布敷設された際に、ベースプレートを振動させることを特徴とする請求項1記載の立体造形物製造法。
- 補助粉末材料が散布敷設された際に、該補助粉末材料の上から圧粉することを特徴とする請求項1記載の立体造形物製造法。
- 主粉末材料及び補助粉末材料をその上から光ビームを照射して焼結硬化させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の立体造形物製造法。
- ベースプレートが上下昇降動作されるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の立体造形物製造法。
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