JP3581001B2 - 記憶装置、記憶媒体及び識別情報記録方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は記憶装置、記憶媒体及び識別情報記録方法に係り、特に光ディスク等の可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録する記憶装置、プロセッサにその様な識別情報を可換記録媒体に記録させるプログラムを格納する記憶媒体及び識別情報を可換記録媒体に記録する識別情報記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ソフトウェアの不正コピーを防止するために、特定のコンピュータでだけそのソフトウェアが動作するようにする技術がある。例えば、鍵をソフトウェアと組にしておき、この鍵の存在をソフトウェアの動作中に確認することで、ソフトウェアの不正コピーを防止する。しかし、この方法では、各ソフトウェア毎に別々の鍵が必要となるため、多数のソフトウェアを使用する場合等には適していない。
【0003】
そこで、各コンピュータを特定する情報を鍵として使用する技術も提案されている。例えば、同種のコンピュータでも各コンピュータ毎に異なる装置ID情報を、ソフトウェアの出荷時やインストール時にソフトウェアに予め記録しておく。これにより、ソフトウェアの動作中に装置ID情報を読み出して、読み出された装置ID情報が予め記録されている装置ID情報と一致した場合にのみソフトウェアの使用を可能としてソフトウェアの不正コピーを防止することができる。
【0004】
しかし、可換記録媒体にソフトウェアを記録した場合には、上記の如き方法では以下の不都合が生じてしまう。つまり、大容量の可換記録媒体にソフトウェアを記録することは通常行われるが、このような場合の可換記録媒体は不正コピーではないので、同種のどのコンピュータでも正常に動作するべきである。ところが、上記の如き方法を用いると、登録されたコンピュータ以外では可換記録媒体が不正コピーであると認識されて動作しないという状況が発生してしまう。
【0005】
従って、上記の問題を解決するためには、可換記録媒体自体を特定する手段が設けられていれば良い。例えば、可換記録媒体の製造段階でスタンパ等により不可逆適な記録を行い、各可換記録媒体に異なる媒体IDを付ければ各可換記録媒体自体を特定することができる。しかし、この方法では、完成して検査済みの可換記録媒体に対して媒体IDを付ける工程を追加することになり、製造工程が複雑化すると共に、製造コストも増加してしまう。又、この方法では、既存の可換記録媒体に媒体IDを付けることができない。
【0006】
尚、可換記録媒体に媒体IDを付けると、以下のような利点がある。
可換記録媒体に格納されている内容は、容易に複写することができる。このため、例えば契約書等の重要な文書が格納されたオリジナルの可換記録媒体の内容を完全に複写したコピーの可換記録媒体の内容を、一部変更することが可能である。このような場合、たとえオリジナルの可換記録媒体の内容を書き換え不可の状態にしておいても、コピーの可換記録媒体の内容は容易に変更可能である。従って、コピーの可換記録媒体の内容が変更された場合等には、どちらの可換記録媒体がオリジナルでどちらがコピーであるかを判別する手段がない。しかし、各可換記録媒体に媒体IDを付けておけば、常にどちらの可換記録媒体がオリジナルでどちらがコピーであるかを判別することが可能となる。
【0007】
又、ソフトウェア又はデータを可換記録媒体に記録する場合に、媒体IDを内容参照用の鍵として記録しておくこともできる。この場合、可換記録媒体自体の媒体IDと鍵として記録されている媒体IDとが一致しないと、可換記録媒体の内容を読み出すことができなくなる。このため、例えばデータベースが記録された可換記録媒体を貸し出しても、借り手はこの可換記録媒体からしかデータベースを読み出すことができない。たとえ借り手が可換記録媒体から読み出したデータベースを他の記憶装置に複写したとしても、この記憶装置からデータベースを読み出そうすると、データベースの鍵として記録されている媒体IDと一致する媒体IDを記憶装置から読み出すことはできないので、記憶装置に複写されているデータベースの参照は不可能となる。この結果、可換記録媒体に記録された内容の不正使用を確実に防止することができる。
【0008】
更に、媒体IDを可換記録媒体に付けておくと、媒体IDを可換記録媒体の管理情報として使用することもできる。つまり、可換記録媒体を紛失したり、可換記録媒体が盗難にあっても、所有者が管理している媒体IDがわかっていれば、可換記録媒体が発見された際には媒体IDを読み出すことによりその可換記録媒体の所有者を特定することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く、媒体IDを可換記録媒体に付けておくと、数々の利点があるものの、可換記録媒体の製造段階でスタンパ等により不可逆適な記録を行い、各可換記録媒体に異なる媒体IDを付ける方法では、完成して検査済みの可換記録媒体に対して媒体IDを付ける工程を追加することになり、製造工程が複雑化すると共に、製造コストも増加してしまうという問題があった。又、この方法では、既存の可換記録媒体に媒体IDを付けることができないという問題もあった。
【0010】
他方、例えば特開平9−198778号公報には、可換記録媒体の予約領域に媒体IDが記録されていない場合には、各媒体ドライブ毎に付けられた通し番号に基づいて生成した媒体IDを可換記録媒体の予約領域に記録する方法が提案されている。この提案方法では、可換記録媒体の製造段階でスタンパ等により不可逆適な記録を行うわけではないので、既存の可換記録媒体に媒体IDを付けることができる。ところが、この提案方法では、各媒体ドライブ毎に付けられた通し番号に基づいて媒体IDを生成するので、媒体ドライブが故障して保守装置に置き換えられている場合や、媒体ドライブが破損して新たな媒体ドライブに交換された場合等には、媒体ドライブに付けられた通し番号が異なるため、ユーザが同じであるにも拘らず生成される媒体IDに一貫性がなくなり、媒体IDの管理及び可換記録媒体の管理が複雑、且つ、煩雑になってしまうという問題があった。
【0011】
そこで、本発明は、識別情報の管理及び可換記録媒体の管理が容易に行えるように可換記録媒体に識別情報を記録することができる記憶装置、記憶媒体及び識別情報記録方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録する記憶装置であって、前記記憶装置のファームウェアのインストール情報に基づいてファームウェア管理番号を生成する番号生成手段と、少なくとも、何個の可換記録媒体に識別情報を記録したかを示す媒体生成通し番号と、該ファームウェア管理番号とに基づいて識別情報を生成する情報生成手段と、該識別情報を可換記録媒体に記録する記録手段とを備えた記憶装置によって達成できる。
【0013】
前記情報生成手段は、前記媒体生成通し番号と、前記ファームウェア管理番号に加えて、ユーザ情報と、可換記録媒体の容量を示す容量情報と、可換記録媒体の種類を示す種類情報と、前記記憶装置が使用するインタフェースの種類を示す種類情報と、前記可換記録媒体に識別情報を記録する時間を示す時間情報とのうち、少なくとも1以上に基づいて識別情報を生成する構成であっても良い。
【0014】
又、前記インストール情報は、前記ファームウェアの版数や、前記ファームウェアが過去にインストールされた回数である。
【0015】
上記の課題は、可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録する記憶装置であって、前記記憶装置のファームウェアのインストール情報に基づいてファームウェア管理番号を生成する番号生成手段と、少なくとも、前記可換記録媒体に識別情報を記録する時間を示す時間情報と、該ファームウェア管理番号とに基づいて識別情報を生成する情報生成手段と、該識別情報を可換記録媒体に記録する記録手段とを備えた記憶装置によっても達成できる。
【0016】
前記情報生成手段は、前記時間情報と、前記ファームウェア管理番号に加えて、ユーザ情報と、可換記録媒体の容量を示す容量情報と、可換記録媒体の種類を示す種類情報と、前記記憶装置が使用するインタフェースの種類を示す種類情報とのうち、少なくとも1以上に基づいて識別情報を生成する構成であっても良い。
【0017】
又、前記インストール情報は、前記ファームウェアの版数や、前記ファームウェアが過去にインストールされた回数である。
【0018】
上記の課題は、プロセッサに、可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録させるプログラムを格納するプロセッサ読み取り可能な記憶媒体であって、該プロセッサのファームウェアのインストール情報に基づいて、該プロセッサにファームウェア管理番号を生成させる番号生成手段と、少なくとも、何個の可換記録媒体に識別情報を記録したかを示す媒体生成通し番号と、該ファームウェア管理番号とに基づいて、該プロセッサに識別情報を生成させる情報生成手段とを備えた記憶媒体によっても達成できる。
【0019】
前記情報生成手段は、前記媒体生成通し番号と、前記ファームウェア管理番号に加えて、ユーザ情報と、可換記録媒体の容量を示す容量情報と、可換記録媒体の種類を示す種類情報と、前記プロセッサが使用するインタフェースの種類を示す種類情報と、前記可換記録媒体に識別情報を記録する時間を示す時間情報とのうち、少なくとも1以上に基づいて前記プロセッサに識別情報を生成させる構成であっても良い。
【0020】
又、前記インストール情報は、前記ファームウェアの版数や、前記ファームウェアが過去にインストールされた回数である。
【0021】
上記の課題は、プロセッサに、可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録させるプロセッサ読み取り可能な記憶媒体であって、該プロセッサのファームウェアのインストール情報に基づいて、該プロセッサにファームウェア管理番号を生成させる番号生成手段と、少なくとも、前記可換記録媒体に識別情報を記録する時間を示す時間情報と、該ファームウェア管理番号とに基づいて、該プロセッサに識別情報を生成させる情報生成手段とを備えた記憶媒体によっても達成できる。
【0022】
前記情報生成手段は、前記時間情報と、前記ファームウェア管理番号に加えて、ユーザ情報と、可換記録媒体の容量を示す容量情報と、可換記録媒体の種類を示す種類情報と、前記プロセッサが使用するインタフェースの種類を示す種類情報とのうち、少なくとも1以上に基づいて前記プロセッサに識別情報を生成させる構成であっても良い。
【0023】
又、前記インストール情報は、前記ファームウェアの版数や、前記ファームウェアが過去にインストールされた回数である。
【0024】
上記の課題は、プロセッサで使用する可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録する識別情報記録方法であって、該プロセッサのファームウェアのインストール情報に基づいてファームウェア管理番号を生成する番号生成ステップと、少なくとも、何個の可換記録媒体に識別情報を記録したかを示す媒体生成通し番号と、該ファームウェア管理番号とに基づいて識別情報を生成する情報生成ステップと、該識別情報を可換記録媒体に記録する記録ステップとを含む識別情報記録方法によっても達成できる。
【0025】
前記情報生成ステップは、前記媒体生成通し番号と、前記ファームウェア管理番号に加えて、ユーザ情報と、可換記録媒体の容量を示す容量情報と、可換記録媒体の種類を示す種類情報と、前記プロセッサが使用するインタフェースの種類を示す種類情報と、前記可換記録媒体に識別情報を記録する時間を示す時間情報とのうち、少なくとも1以上に基づいて識別情報を生成しても良い。
【0026】
又、前記インストール情報は、前記ファームウェアの版数や、前記ファームウェアが過去にインストールされた回数である。
【0027】
上記の課題は、プロセッサで使用する可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録する識別情報記録方法であって、該プロセッサのファームウェアのインストール情報に基づいてファームウェア管理番号を生成する番号生成ステップと、少なくとも、前記可換記録媒体に識別情報を記録する時間を示す時間情報と、該ファームウェア管理番号とに基づいて識別情報を生成する情報生成ステップと、該識別情報を可換記録媒体に記録する記録ステップとを含む識別情報記録方法によっても達成できる。
【0028】
前記情報生成ステップは、前記時間情報と、前記ファームウェア管理番号に加えて、ユーザ情報と、可換記録媒体の容量を示す容量情報と、可換記録媒体の種類を示す種類情報と、使用するインタフェースの種類を示す種類情報とのうち、少なくとも1以上に基づいて識別情報を生成しても良い。
【0029】
又、前記インストール情報は、前記ファームウェアの版数や、前記ファームウェアが過去にインストールされた回数である。
本発明になる記憶装置、記憶媒体及び識別情報記録方法によれば、識別情報の管理及び可換記録媒体の管理が容易に行えるように可換記録媒体に識別情報を記録することができ、障害発生時等に可換媒体の追跡や調査を容易に行うことが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明になる記憶装置、記憶媒体及び識別情報記録方法の実施例を図面と共に説明する。
【0031】
【実施例】
本発明になる記憶装置の一実施例を図1〜図3と共に説明する。図1は、記録装置の一実施例の概略構成を示すブロック図である。本実施例では、本発明が光ディスク装置に適用されている。
図1に示すように、光ディスク装置は、大略コントロールユニット10とエンクロージャ11とからなる。コントロールユニット10は、光ディスク装置の全体的な制御を行うMPU12、ホスト装置(図示せず)との間でコマンド及びデータのやり取りを行うインタフェース17、光ディスク(図示せず)に対するデータのリード/ライトに必要な処理を行う光ディスクコントローラ(ODC)14、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)16及びバッファメモリ18を有する。バッファメモリ18は、MPU12、ODC14及びインタフェース17で共用され、例えばダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を含む。水晶振動子101は、MPU12と接続されている。
【0032】
ODC14には、フォーマッタ14−1と、誤り訂正符号(ECC)処理部14−2とが設けられている。ライトアクセス時には、フォーマッタ14−1がNRZライトデータを光ディスクのセクタ単位に分割して記録フォーマットを生成し、ECC処理部14−2がセクタライトデータ単位にECCを生成して付加すると共に、必要に応じて巡回冗長検査(CRC)符号を生成して付加する。更に、ECC処理部14−2はECCの符号化が済んだセクタデータを例えば1−7ランレングスリミテッド(RLL)符号に変換する。
【0033】
リードアクセス時には、セクタデータに対して1−7RLLの逆変換を行い、次にECC処理部14−2でCRCを行った後にECCによる誤り検出及び誤り訂正を行う。更に、フォーマッタ14−1でセクタ単位のNRZデータを連結してNRZリードデータのストリームとしてホスト装置に転送させる。
ODC14に対しては、ライト大規模集積回路(LSI)20が設けられ、ライトLSI20は、ライト変調部21とレーザダイオード制御回路22とを有する。レーザダイオード制御回路22の制御出力は、エンクロージャ11側の光学ユニットに設けられたレーザダイオードユニット30に供給される。レーザダイオードユニット30は、レーザダイオード30−1とモニタ用ディテクタ30−2とを一体的に有する。ライト変調部21は、ライトデータをピットポジションモジュレーション(PPM)記録(マーク記録とも言う)又はパルスウィドスモジュレーション(PWM)記録(エッジ記録とも言う)でのデータ形式に変換する。
【0034】
レーザダイオードユニット30を使用してデータの記録再生を行う光ディスク、即ち、書き換え可能な光磁気(MO)カートリッジ媒体として、本実施例では128MB,230MB,540MB,640MBのいずれかを使用することができる。128MB及び230MBのMOカートリッジ媒体では、光ディスク上のマークの有無に対応してデータを記録するPPM記録が採用されている。又、光ディスクの記録フォーマットは、ゾーンコンスタントアンギュラベロシティ(CAV)であり、ユーザ領域のゾーン数は128MBの光ディスクで1ゾーン、230MBの光ディスクで10ゾーンである。
【0035】
高密度記録を行う540MB及び640MBのMOカートリッジ媒体については、マークのエッジ、即ち、前縁及び後縁とをデータに対応させて記録するPWM記録が採用されている。ここで、540MBの光ディスクと640MBの光ディスクとの記憶容量の差は、セクタ容量の違いによるものであり、セクタ容量が2048バイトの場合は640MBの光ディスクとなり、セクタ容量が512バイトの場合は540MBの光ディスクとなる。又、光ディスクの記録フォーマットは、ゾーンCAVであり、ユーザ領域のゾーン数は640MBの光ディスクで11ゾーン、540MBの光ディスクで18ゾーンである。
【0036】
このように、本実施例では、128MB,230MB,540MB,640MBの光ディスク、更に、ダイレクトオーバライト対応の540MB,640MBの光ディスクにも対応可能である。従って、光ディスク装置に光ディスクをロードすると、先ず光ディスクの識別(ID)部をリードしてそのピット間隔からMPU12で光ディスクの種別を認識し、種別の認識結果をODC14に通知する。
【0037】
ODC14に対するリード系統としては、リードLSI24が設けられ、リードLSI24にはリード復調部25と周波数シンセサイザ26とが内蔵される。リードLSI24に対しては、エンクロージャ11に設けたID/MO用ディテクタ32によるレーザダイオード30−1からのレーザビームの戻り光の受光信号が、ヘッドアンプ34を介してID信号及びMO信号として入力されている。
【0038】
リードLSI24のリード復調部25には、自動利得制御(AGC)回路、フィルタ、セクタマーク検出回路等の回路機能が設けられ、リード復調部25は入力されたID信号及びMO信号からリードクロック及びリードデータを生成してPPMデータ又はPWMデータを元のNRZデータに復調する。又、ゾーンCAVを採用しているため、MPU12からリードLSI24に内蔵された周波数シンセサイザ26に対してゾーン対応のクロック周波数を発生させるための分周比の設定制御が行われる。
【0039】
周波数シンセサイザ26は、プログラマブル分周器を備えたフェーズロックドループ(PLL)回路であり、光ディスク上のゾーン位置に応じて予め定めた固有の周波数を有する基準クロックをリードクロックとして発生する。即ち、周波数シンセサイザ26は、プログラマブル分周器を備えたPLL回路で構成され、MPU12がゾーン番号に応じて設定した分周比m/nに従った周波数foの基準クロックを、fo=(m/n)・fiに従って発生する。
【0040】
ここで、分周比m/nの分母の分周値nは、128MB,230MB,540MB又は640MBの光ディスクの種別に応じた固有の値である。又、分周比m/nの分子の分周値mは、光ディスクのゾーン位置に応じて変化する値であり、各光ディスクに対してゾーン番号に対応した値のテーブル情報として予め準備されている。更に、fiは、周波数シンセサイザ26の外部で発生した基準クロックの周波数を示す。
【0041】
リードLSI24で復調されたリードデータは、ODC14のリード系統に供給され、1−7RLLの逆変換を行った後にECC処理部14−2の符号化機能によりCRC及びECC処理を施され、NRZセクタデータに復元される。次に、フォーマッタ14−1でNRZセクタデータを繋げたNRZリードデータのストリームに変換し、バッファメモリ18を経由してインタフェース17からホスト装置に転送される。
【0042】
MPU12に対しては、DSP16を経由してエンクロージャ11側に設けた温度センサ36の検出信号が供給されている。MPU12は、温度センサ36で検出した光ディスク装置内部の環境温度に基づき、レーザダイオード制御回路22におけるリード、ライト及びイレーズの各発光パワーを最適値に制御する。
MPU12は、DSP16を経由してドライバ38によりエンクロージャ11側に設けたスピンドルモータ40を制御する。本実施例では、光ディスクの記録ドーマットがゾーンCAVであるため、スピンドルモータ40は例えば3000rpmの一定速度で回転される。
【0043】
又、MPU12は、DSP16を経由してドライバ42を介してエンクロージャ11側に設けた電磁石44を制御する。電磁石44は、光ディスク装置内にロードされた光ディスクのビーム照射側と反対側に配置されており、記録時及び消去時に光ディスクに外部磁界を供給する。
DSP16は、光ディスクに対してレーザダイオード30からのビームの位置決めを行うためのサーボ機能を備え、目的トラックにシークしてオントラックするためのシーク制御部及びオントラック制御部として機能する。このシーク制御及びオントラック制御は、MPU12による上位コマンドに対するライトアクセス又はリードアクセスに並行して同時に実行することができる。
【0044】
DSP16のサーボ機能を実現するため、エンクロージャ11側の光学ユニットに光ディスクからのビーム戻り光を受光するフォーカスエラー信号(FES)用ディテクタ45を設けている。FES検出回路46は、FES用ディテクタ45の受光出力からFESE1を生成してDSP16に入力する。
エンクロージャ11側の光学ユニットには、光ディスクからのビーム戻り光を受光するトラッキングエラー信号(TES)用ディテクタ47も設けられている。TES検出回路48は、TES用ディテクタ47の受光出力からTESE2を生成してDSP16に入力する。TESE2は、トラックゼロクロス(TZC)検出回路50にも入力され、TZCパルスE3が生成されてDSP16に入力される。
【0045】
エンクロージャ11側には、光ディスクに対してレーザビームを照射する対物レンズの位置を検出するレンズ位置センサ52が設けられており、レンズ位置センサ52からのレンズ位置検出信号(LPOS)E4はDSP16に入力される。DSP16は、光ディスク上のビームスポットの位置を制御するため、ドライバ58,62,66を介してフォーカスアクチュエータ60、レンズアクチュエータ64及びボイスコイルモータ(VCM)68を制御して駆動する。
【0046】
図2は、エンクロージャ11の概略構成を示す断面図である。図2に示すように、ハウジング67内にはスピンドルモータ40が設けられ、インレットドア69側からMOカートリッジ70を挿入することで、MOカートリッジ70に収納された光ディスク(MOディスク)72がスピンドルモータ40の回転軸のハブに装着されて光ディスク72が光ディスク装置にロードされる。
【0047】
ロードされたMOカートリッジ70内の光ディスク72の下側には、VCM64により光ディスク72のトラックを横切る方向に移動自在なキャリッジ76が設けられている。キャリッジ76上には対物レンズ80が搭載され、固定光学系78に設けられているレーザダイオード(30−1)からのビームを立ち上げミラー82を介して入射して光ディスク72の記録面にビームスポットを結像する。
【0048】
対物レンズ80は、図1に示すエンクロージャ11のフォーカスアクチュエータ60により光軸方向に移動制御され、又、レンズアクチュエータ64により光ディスク72のトラックを横切る半径方向に例えば数十トラックの範囲内で移動可能である。このキャリッジ76に搭載されている対物レンズ80の位置が、図1のレンズ位置センサ54により検出される。レンズ位置センサ54は、対物レンズ80の光軸が直上に向かう中立位置でレンズ位置検出信号をゼロとし、光ディスク72のアウタ側への移動とインナ側への移動に対して夫々異なる曲性の移動量に応じたレンズ位置検出信号E4を出力する。
【0049】
図3は、図1に示す光ディスク装置におけるMPU12のリードLSI24、ODC14及びDSP16に対するパラメータ設定制御と整定待ち機能を説明するブロック図である。
MPU12には、ホスト装置からのリードコマンドに基づいて動作するパラメータの設定制御部90と、パラメータ設定後の整定待ち処理部92とが設けられている。設定制御部90は、バッファメモリ18に含まれるRAM等に展開されたパラメータテーブル94を使用して各種アクセスに必要なパラメータの設定制御を行う。
【0050】
リードLSI24には、MPU12に設けた設定制御部90によるパラメータ設定の対象として、周波数シンセサイザ26と、ID/MO用ディテクタ32から得られるMO信号の等化回路95とが設けられている。周波数シンセサイザ26に対しては、本実施例では3つの制御レジスタ96,98,100が設けられている。
【0051】
制御レジスタ96,98,100の夫々には、MPU12の設定制御部90により分周比m/n、電圧制御発振器(VCO)周波数設定及びPLLダンピング抵抗選択の各パラメータが設定される。又、等化回路95に対しては、制御レジスタ102が設けられており、MPU12の設定制御部90によりイコライザカットオフ周波数が設定される。更に、ODC14に設けられているセクタマーク検出回路104に対しては、制御レジスタ106が設けられており、MPU12の設定制御部90によりセクタマーク検出カットオフ周波数が設定制御される。
【0052】
DSP16には、MPU12でホスト装置からのリードコマンドを実行する際にシークコマンドが転送される。DSP16は、このシークコマンドに基づいてMPU12の処理に並行して同時にビームスポットを光ディスク72の目標トラックに位置付けるためのシーク制御を行うシーク制御部108を備えている。
このように、MPU12の設定制御部90は、リードLSI24に設けられているMO信号の等化回路95のカットオフ周波数を制御レジスタ102の設定制御で最適化できる。又、設定制御部90は、リードLSI24に設けられている周波数シンセサイザ26の分周比m/n、VCO周波数設定及びPLLダンピング抵抗選択の各パラメータを制御レジスタ96,98,100の設定制御で最適化できる。更に、設定制御部90は、ODC14に設けられているセクタマーク検出回路104のカットオフ周波数を制御レジスタ106の設定制御で最適化できる。
【0053】
コントロールユニット10のファームウェアは、ホスト装置の制御下で例えばエンクロージャ11に挿入された光ディスク72から読み出されてバッファメモリ18に格納されることでインストールされ、このバッファメモリ18に格納されたファームウェアが実行される。又、MPU12が実行するプログラムは、同様にしてホスト装置の制御下で例えばエンクロージャ11に挿入された光ディスク72から読み出されてMPU12によりバッファメモリ18に格納され、バッファメモリ18に格納されたプログラムが実行される。つまり、本発明になる識別情報記録方法を実現するためのMPU12のプログラムは、本発明になる記憶媒体に記録されていても良く、この場合、本発明になる記憶媒体は光ディスク72に限定されず、磁気ディスク等を含む各種ディスク、各種半導体記憶装置、各種記憶カード等から構成されていても良い。
【0054】
尚、ファームウェアをインストールする際には、周知の方法により、ファームウェアの版数が、バッファメモリ18内の版数メモリに格納される。又、このファームウェアが過去に図1に示す記憶装置及び他の記憶装置にインストールされた回数が、バッファメモリ18内の版数カウンタに格納される。
又、本発明になる記憶装置は図1〜図3に示す構成のものに限定されるものではなく、ファームウェアをインストールする際に、ファームウェアの版数が記憶装置内の版数メモリに格納され、このファームウェアが過去に記憶装置及び他の記憶装置にインストールされた回数が記憶装置内の版数カウンタに格納される構成であれば良い。
【0055】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第1実施例を、図4と共に説明する。図4は、識別情報記録方法の第1実施例を説明するためのフローチャートであり、図4以降のフローチャートは夫々図1に示すMPU12の動作に対応する。以下の説明では、便宜上、可換記録媒体固有の媒体識別情報(以下、単に識別情報と言う)を記録する処理が、可換記録媒体である光ディスク72がロードされている状態で行われるものとする。
【0056】
図4において、ステップS1は、ホスト装置からの識別情報記録コマンドを受領し、ステップS2は、版数メモリから記憶装置にインストールされているファームウェアの版数を読み込む。ステップS3は、版数カウンタからこのファームウェアが過去に記憶装置及び他の記憶装置にインストールされた回数を読み込む。ステップS4は、何個の光換記録媒体に識別情報を記録したかを示す媒体生成通し番号をカウントする例えばバッファメモリ18内の媒体生成通し番号カウンタのカウント値を更新する。
【0057】
ステップS5は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号及び媒体生成通し番号カウンタのカウント値で示される媒体生成通し番号に基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。例えば、識別情報は、ユーザエリア内の書き込み後は書き換え不可能な空き領域に記録しても、ユーザエリア内の書き換え可能な空き領域に記録しても、ユーザエリア外の書き込み後は書き換え不可能な空き領域に記録しても良い。しかし、識別情報の誤消去を確実に防止するには、識別情報は、光ディスク72のフォーマット時に書き換えられない、書き込み後は書き換え不可能な空き領域に記録することが望ましい。
【0058】
識別情報を書き込む光ディスク72上のゾーン位置は、予め決定してバッファメモリ18に格納しておく。これにより、書き込み時にはバッファメモリ18から読み出したゾーン位置までシークを行って識別情報を光ディスク72上の予め決定されたゾーン位置に記録することができ、読み出し時にはバッファメモリ18から読み出したゾーン位置までシークを行って識別情報を光ディスク72上の予め決定されたゾーン位置から再生することができる。
【0059】
ステップS6は、識別情報を光ディスク72に記録する際にエラーが発生したか否かを判定し、判定結果がYESであると、ステップS7は記録処理の異常終了をホスト装置に通知して処理は終了する。他方、ステップS6の判定結果がNOであると、ステップS8は正常終了をホスト装置に通知して処理は終了する。尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0060】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第2実施例を、図5と共に説明する。図5は、識別情報記録方法の第2実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図5において、ステップS1−2は、ホスト装置からの識別情報記録コマンドを受領すると共に、ユーザ情報を受領する。ユーザ情報は、予めユーザにより入力されて例えばバッファメモリ18に格納されていても、ホスト装置から識別情報記録コマンドを発行する際に入力されても良い。前者の場合、ユーザ情報はバッファメモリ18から読み込んで受領され、後者の場合、ユーザ情報はホスト装置から識別情報記録コマンドと共に受領される。
【0061】
ステップS5−2は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、ユーザ情報と、媒体生成通し番号カウンタのカウント値で示される媒体生成通し番号とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−2は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0062】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0063】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第3実施例を、図6と共に説明する。図6は、識別情報記録方法の第3実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図6において、ステップS3を行う前に、ステップS31は、光ディスク72の記憶容量を受領する。上記の如く、本実施例ではロードされている光ディスク72のID部をリードしてそのピット間隔からMPU12で光ディスク72の種別を認識し、種別の認識結果をODC14に通知しているので、この種別の認識結果から光ディスク72の記憶容量を認識することができる。従って、ステップS31は、MPU12により認識され例えばバッファメモリ18に格納された光ディスク72の種別の認識結果に基づいてMPU12で認識された記憶容量を受領する。
【0064】
ステップS5−3は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、光ディスク72の記憶容量と、媒体生成通し番号カウンタのカウント値で示される媒体生成通し番号とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−3は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0065】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0066】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第4実施例を、図7と共に説明する。図7は、識別情報記録方法の第4実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図7において、ステップS3を行う前に、ステップS41は、光ディスク72の媒体種類を受領する。上記の如く、本実施例ではロードされている光ディスク72のID部をリードしてそのピット間隔からMPU12で光ディスク72の種別を認識し、種別の認識結果をODC14に通知しているので、この種別の認識結果から光ディスク72の媒体種類、即ち、この場合であれば媒体種類が光ディスクであることを認識することができる。従って、ステップS41は、MPU12により認識され例えばバッファメモリ18に格納された光ディスク72の種別の認識結果に基づいてMPU12で認識された媒体種類を受領する。
【0067】
ステップS5−4は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、光ディスク72の媒体種類と、媒体生成通し番号カウンタのカウント値で示される媒体生成通し番号とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−4は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0068】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0069】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第5実施例を、図8と共に説明する。図8は、識別情報記録方法の第5実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図8において、ステップS1−5は、ホスト装置からの識別情報記録コマンドを受領すると共に、使用インタフェース情報を受領する。記憶装置が使用するインタフェースに関する使用インタフェース情報は、予めユーザにより入力されて例えばバッファメモリ18に格納されていても、ホスト装置から識別情報記録コマンドを発行する際に入力されても良い。前者の場合、使用インタフェース情報はバッファメモリ18から読み込んで受領され、後者の場合、使用インタフェース情報はホスト装置から識別情報記録コマンドと共に受領される。
【0070】
ステップS5−5は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、使用インタフェース情報と、媒体生成通し番号カウンタのカウント値で示される媒体生成通し番号とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−5は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0071】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0072】
上記識別情報記録方法の第1〜第5実施例は、任意に組み合わせても良い。
次に、本発明になる識別情報記録方法の第6実施例を、図9と共に説明する。図9は、識別情報記録方法の第6実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図9において、ステップS2の後、ステップS11はMPU12内のタイマからタイマ値を読み込む。このタイマ値は、例えば西暦年月日及び時間を示すので、このタイマ値から光ディスク72に識別情報を記録する年月日及び時間を知ることができる。
【0073】
ステップS5−6は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、タイマ値とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−6は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0074】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0075】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第7実施例を、図10と共に説明する。図10は、識別情報記録方法の第7実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4、図5及び図9と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図10において、ステップS5−7は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、ユーザ情報と、タイマ値とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−7は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0076】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0077】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第8実施例を、図11と共に説明する。図11は、識別情報記録方法の第8実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4、図6及び図9と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図11において、ステップS5−8は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、媒体容量と、タイマ値とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−8は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0078】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0079】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第9実施例を、図12と共に説明する。図12は、識別情報記録方法の第9実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4、図7及び図9と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図12において、ステップS5−9は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、媒体種類と、タイマ値とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−9は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0080】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0081】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第10実施例を、図13と共に説明する。図13は、識別情報記録方法の第10実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4、図8及び図9と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図13において、ステップS5−10は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、使用インタフェース情報と、タイマ値とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−10は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0082】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0083】
上記識別情報記録方法の第6〜第10実施例は、任意に組み合わせても良い。次に、本発明になる識別情報記録方法の第11実施例を、図14と共に説明する。図14は、識別情報記録方法の第11実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4及び図9と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
【0084】
図14において、ステップS5−11は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、媒体生成通し番号と、タイマ値とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−11は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0085】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0086】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第12実施例を、図15と共に説明する。図15は、識別情報記録方法の第12実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4、図5及び図9と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図15において、ステップS5−12は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、媒体生成通し番号と、ユーザ情報と、タイマ値とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−12は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0087】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0088】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第13実施例を、図16と共に説明する。図16は、識別情報記録方法の第13実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4、図6及び図9と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図16において、ステップS5−13は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、媒体生成通し番号と、媒体容量と、タイマ値とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−13は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0089】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0090】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第14実施例を、図17と共に説明する。図17は、識別情報記録方法の第14実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4、図7及び図9と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図17において、ステップS5−14は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、媒体生成通し番号と、媒体種類と、タイマ値とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−14は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0091】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0092】
次に、本発明になる識別情報記録方法の第15実施例を、図18と共に説明する。図18は、識別情報記録方法の第15実施例を説明するためのフローチャートであり、同図中、図4、図8及び図9と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。
図18において、ステップS5−15は、版数メモリから読み込まれた版数及び版数カウンタから読み込まれた回数に基づいて加算等の演算を行ってファームウェア管理番号を生成し、このファームウェア管理番号と、媒体生成通し番号と、使用インタフェース情報と、タイマ値とに基づいて加算等の演算を行い識別情報を生成する。又、ステップS5−15は、このようにして生成した識別情報を、可換記録媒体である光ディスク72のユーザエリア内又はユーザエリア外に周知の方法で記録する。
【0093】
尚、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、夫々加算に限定されず、減算等の他の演算を行っても良い。又、ファームウェア管理番号を生成する際に行う演算及び識別情報を生成する際に行う演算は、同じ演算である必要はなく、例えば一方が加算で他方が減算であっても良い。
【0094】
上記識別情報記録方法の第11〜第15実施例は、任意に組み合わせても良い。
上記各実施例では、ホスト装置からの識別情報記録コマンドに応答して識別情報の記録が行われるが、識別情報記録コマンドは任意の時点でホスト装置から発行可能であるので、識別情報の記録はユーザ側で任意の時点で識別情報記録コマンドの応答して自動的に行われる。例えば、ホスト装置から光ディスク72のフォーマットコマンドが発行されると、MPU12がこのフォーマットコマンドを識別情報記録コマンドとして認識する構成として、ユーザ側でフォーマット時に自動的に識別情報の記録を行うようにしても良い。
又、上記実施例では、記憶装置がコントロールユニット10及びエンクロージャ11から構成され、ホスト装置を含まないものとして説明した。しかし、記憶装置は、ホスト装置を含む構成であっても良い。前者の場合、ファームウェアはコントロールユニット10内にインストールされるが、後者の場合、ファームウェアはホスト装置のコントロールユニット内にインストールされる。つまり、ファームウェア及びプロセッサに可変記録媒体にその可変記憶媒体固有の識別情報を記録させるプログラムは、コントロールユニット10等の記憶装置又はホスト装置のプロセッサ内にインストールすれば良い。
【0095】
上記各実施例では、識別情報が光ディスク72に記録されているが、可換記録媒体は光ディスク72に限定されず、本発明は磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等を含む各種ディスク、メモリカード等の可換記録媒体であれば適用可能である。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
【0096】
【発明の効果】
本発明になる記憶装置、記憶媒体及び識別情報記録方法によれば、各媒体ドライブ毎に付けられた通し番号に基づいて識別情報を生成するのではなく、ファームウェア管理番号と媒体生成通し番号又はタイマ値とに基づいて識別情報を生成するので、媒体ドライブが故障して保守装置に置き換えられたり、媒体ドライブが破損して新たな媒体ドライブに交換されたりして媒体ドライブに付けられた通し番号が異なるような場合でも、ユーザが同じであれば生成される識別情報に一貫性があるので、識別情報の管理及び可換記録媒体の管理が容易に行えるように可換記録媒体に識別情報を記録することができ、障害発生時等に可換媒体の追跡や調査を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記憶装置の一実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】エンクロージャの概略構成を示す断面図である。
【図3】光ディスク装置におけるMPUのリードLSI、ODC及びDSPに対するパラメータ設定制御と整定待ち機能を説明するブロック図である。
【図4】本発明になる識別情報記録方法の第1実施例を説明するフローチャートである。
【図5】本発明になる識別情報記録方法の第2実施例を説明するフローチャートである。
【図6】本発明になる識別情報記録方法の第3実施例を説明するフローチャートである。
【図7】本発明になる識別情報記録方法の第4実施例を説明するフローチャートである。
【図8】本発明になる識別情報記録方法の第5実施例を説明するフローチャートである。
【図9】本発明になる識別情報記録方法の第6実施例を説明するフローチャートである。
【図10】本発明になる識別情報記録方法の第7実施例を説明するフローチャートである。
【図11】本発明になる識別情報記録方法の第8実施例を説明するフローチャートである。
【図12】本発明になる識別情報記録方法の第9実施例を説明するフローチャートである。
【図13】本発明になる識別情報記録方法の第10実施例を説明するフローチャートである。
【図14】本発明になる識別情報記録方法の第11実施例を説明するフローチャートである。
【図15】本発明になる識別情報記録方法の第12実施例を説明するフローチャートである。
【図16】本発明になる識別情報記録方法の第13実施例を説明するフローチャートである。
【図17】本発明になる識別情報記録方法の第14実施例を説明するフローチャートである。
【図18】本発明になる識別情報記録方法の第15実施例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 コントロールユニット
11 エンクロージャ
12 MPU
14 ODC
16 DSP
18 バッファメモリ
20 ライトLSI
24 リードLSI
30 レーザダイオードユニット
32 ID/MO用ディテクタ
34 ヘッドアンプ
Claims (24)
- 可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録する記憶装置であって、
前記記憶装置のファームウェアのインストール情報に基づいてファームウェア管理番号を生成する番号生成手段と、
少なくとも、何個の可換記録媒体に識別情報を記録したかを示す媒体生成通し番号と、該ファームウェア管理番号とに基づいて識別情報を生成する情報生成手段と、
該識別情報を可換記録媒体に記録する記録手段とを備えた、記憶装置。 - 前記情報生成手段は、前記媒体生成通し番号と、前記ファームウェア管理番号に加えて、ユーザ情報と、可換記録媒体の容量を示す容量情報と、可換記録媒体の種類を示す種類情報と、前記記憶装置が使用するインタフェースの種類を示す種類情報と、前記可換記録媒体に識別情報を記録する時間を示す時間情報とのうち、少なくとも1つ以上に基づいて識別情報を生成する、請求項1記載の記憶装置。
- 前記インストール情報は、前記ファームウェアの版数である、請求項1又は2記載の記憶装置。
- 前記インストール情報は、前記ファームウェアが過去にインストールされた回数である、請求項1〜3のいずれか1項記載の記憶装置。
- 可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録する記憶装置であって、
前記記憶装置のファームウェアのインストール情報に基づいてファームウェア管理番号を生成する番号生成手段と、
少なくとも、前記可換記録媒体に識別情報を記録する時間を示す時間情報と、該ファームウェア管理番号とに基づいて識別情報を生成する情報生成手段と、
該識別情報を可換記録媒体に記録する記録手段とを備えた、記憶装置。 - 前記情報生成手段は、前記時間情報と、前記ファームウェア管理番号に加えて、ユーザ情報と、可換記録媒体の容量を示す容量情報と、可換記録媒体の種類を示す種類情報と、前記記憶装置が使用するインタフェースの種類を示す種類情報とのうち、少なくとも1つ以上に基づいて識別情報を生成する、請求項5記載の記憶装置。
- 前記インストール情報は、前記ファームウェアの版数である、請求項5又は6記載の記憶装置。
- 前記インストール情報は、前記ファームウェアが過去にインストールされた回数である、請求項5〜7のいずれか1項記載の記憶装置。
- プロセッサに、可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録させるプログラムを格納するプロセッサ読み取り可能な記憶媒体であって、
該プロセッサのファームウェアのインストール情報に基づいて該プロセッサにファームウェア管理番号を生成させる番号生成手段と、
少なくとも、何個の可換記録媒体に識別情報を記録したかを示す媒体生成通し番号と、該ファームウェア管理番号とに基づいて、該プロセッサに識別情報を生成させる情報生成手段とを備えた、記憶媒体。 - 前記情報生成手段は、前記媒体生成通し番号と、前記ファームウェア管理番号に加えて、ユーザ情報と、可換記録媒体の容量を示す容量情報と、可換記録媒体の種類を示す種類情報と、前記プロセッサが使用するインタフェースの種類を示す種類情報と、前記可換記録媒体に識別情報を記録する時間を示す時間情報とのうち、少なくとも1以上に基づいて前記プロセッサに識別情報を生成させる、請求項11記載の記憶媒体。
- 前記インストール情報は、前記ファームウェアの版数である、請求項9又は10記載の記憶媒体。
- 前記インストール情報は、前記ファームウェアが過去にインストールされた回数である、請求項9〜11のいずれか1項記載の記憶媒体。
- プロセッサに、可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録させるプロセッサ読み取り可能な記憶媒体であって、
該プロセッサのファームウェアのインストール情報に基づいて該プロセッサにファームウェア管理番号を生成させる番号生成手段と、
少なくとも、前記可換記録媒体に識別情報を記録する時間を示す時間情報と、該ファームウェア管理番号とに基づいて、該プロセッサに識別情報を生成させる情報生成手段とを備えた、記憶媒体。 - 前記情報生成手段は、前記時間情報と、前記ファームウェア管理番号に加えて、ユーザ情報と、可換記録媒体の容量を示す容量情報と、可換記録媒体の種類を示す種類情報と、前記プロセッサが使用するインタフェースの種類を示す種類情報とのうち、少なくとも1つに基づいて前記プロセッサに識別情報を生成させる、請求項13記載の記憶媒体。
- 前記インストール情報は、前記ファームウェアの版数である、請求項13又は14記載の記憶媒体。
- 前記インストール情報は、前記ファームウェアが過去にインストールされた回数である、請求項13〜15のいずれか1項記載の記憶媒体。
- プロセッサで使用する可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録する識別情報記録方法であって、
該プロセッサのファームウェアのインストール情報に基づいてファームウェア管理番号を生成する番号生成ステップと、
少なくとも、何個の可換記録媒体に識別情報を記録したかを示す媒体生成通し番号と、該ファームウェア管理番号とに基づいて識別情報を生成する情報生成ステップと、
該識別情報を可換記録媒体に記録する記録ステップとを含む、識別情報記録方法。 - 前記情報生成ステップは、前記媒体生成通し番号と、前記ファームウェア管理番号に加えて、ユーザ情報と、可換記録媒体の容量を示す容量情報と、可換記録媒体の種類を示す種類情報と、前記プロセッサが使用するインタフェースの種類を示す種類情報と、前記可換記録媒体に識別情報を記録する時間を示す時間情報とのうち、少なくとも1以上に基づいて識別情報を生成する、請求項17記載の識別情報記録方法。
- 前記インストール情報は、前記ファームウェアの版数である、請求項17又は18記載の識別情報記録方法。
- 前記インストール情報は、前記ファームウェアが過去にインストールされた回数である、請求項17〜19のいずれか1項記載の識別情報記録方法。
- プロセッサで使用する可換記録媒体にその可換記録媒体固有の識別情報を記録する識別情報記録方法であって、
該プロセッサのファームウェアのインストール情報に基づいてファームウェア管理番号を生成する番号生成ステップと、
少なくとも、前記可換記録媒体に識別情報を記録する時間を示す時間情報と、該ファームウェア管理番号とに基づいて識別情報を生成する情報生成ステップと、
該識別情報を可換記録媒体に記録する記録ステップとを含む、識別情報記録方法。 - 前記情報生成ステップは、前記時間情報と、前記ファームウェア管理番号に加えて、ユーザ情報と、可換記録媒体の容量を示す容量情報と、可換記録媒体の種類を示す種類情報と、使用するインタフェースの種類を示す種類情報とのうち、少なくとも1以上に基づいて識別情報を生成する、請求項22記載の識別情報記録方法。
- 前記インストール情報は、前記ファームウェアの版数である、請求項21又は22記載の識別情報記録方法。
- 前記インストール情報は、前記ファームウェアが過去にインストールされた回数である、請求項21〜23のいずれか1項記載の識別情報記録方法。
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