JP3578880B2 - 粉砕装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真トナーなどの粉体材料を製造する粉砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真トナー等の粉体材料を製造する粉砕装置として、粒子径が小さく流動性の優れたトナーを得るべく、特開平7−181736号公報に見られるように、被粉砕物の供給側から下流側に向かって順に、高衝撃での粉砕が可能な衝突式気流粉砕手段と、表面特性の改質を目的とした低衝撃手段とを配設し、この順序に基づき、粉砕処理を行うものが知られている。
【0003】
しかしながら、この種の粉砕装置は、上述したように特定の目的に合わせた構造になっているので、他の目的には使用に足えないものである。例えば粉砕物の粒度分布をシャープにしたい等の場合には、別途その目的に合わせた粉砕装置が必要になる。近年トナー粉に要求される品質は多種多様であるが、このような粉砕装置の状態では、トナー工場内の生産性の向上は望めず、従って生産効率の向上につながる汎用性ある粉砕装置の出現が期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、生産効率を向上させ、かつ汎用性をもたせた粉砕装置を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記課題を解決するため、少なくとも1台の衝撃式粉砕機を含む第1粉砕装置と、少なくとも1台の機械式粉砕機を含む第2粉砕装置とを有し、前記第1粉砕装置と前記第2粉砕装置とが、システムとして可逆的に連係されていることを特徴とする粉砕装置が提供される。
また、本発明によれば、上記構成において、前記第1粉砕装置及び前記第2粉砕装置の処理後に続く工程を実施する装置として、微粉を分級する微粉分級装置を有することを特徴とする粉砕装置が提供される。
また、本発明によれば、上記構成において、前記第1粉砕装置及び前記第2粉砕装置が、粗粉を分級する少なくとも1台の粗粉分級機をそれぞれ含んでいることを特徴とする粉砕装置が提供される。
さらに、本発明によれば、上記構成において、前記衝撃式粉砕機が、被粉砕物を搬送するジェット気流と、該ジェット気流により搬送される被粉砕物を衝突させる衝突部材とを有し、前記機械式粉砕機が、固定容器と、該固定容器内に該固定容器の軸心を中心として高速回転可能に配設され且つ該固定容器との間に粉砕ギャップが形成される回転体とを有することを特徴とする粉砕装置が提供される。
本発明における「システムとしての可逆的な連係」とは、少なくとも2個の粉砕装置を連結して有するシステムにおいて被粉砕物の処理順序を適宜選択できるように、個々の粉砕装置を固定状態のままで粉砕処理順を簡便に変更可能とするための手段を有する接続状態として定義できる。例えば先述したような、粉砕物の粒度分布をシャープにしたい場合には、先ず低衝撃手段で粉砕した後に高衝撃粉砕手段で粉砕できるように両手段の接続条件を簡便に変更できることである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下図1に基づいて本発明の実施形態について説明する。図1において説明上請求項1から8に関する全ての構成要件が記載されているが、衝撃式粉砕機6と機械式粉砕機9以外は必須ではなく、適宜選択して本発明の粉砕装置に組み込むことができる。
図1において、1は被粉砕物を供給する被粉砕物供給装置、2は第1粉砕装置、3は第2粉砕装置、4は微粉分級装置であり、被粉砕物は、圧縮空気等を利用して、被粉砕物供給装置1から微粉分級装置4に向けて送られる。
【0007】
第1粉砕装置2は、粗粉分級機5と衝撃式粉砕機6とを有し、これら粗粉分級機5と衝撃式粉砕機6は輸送配管7を介して接続されている。本発明において用いる衝撃式粉砕機6は、被粉砕物に対して直接的に破砕するための衝撃力を加える機構を有するものであり、具体的には、例えばハンマーミル、ロールミル、ローラーミル、ボールミル、チューブミル、振動ミル等を挙げることができるが、10μm以下程度の微粉砕領域の適応性の面において圧縮空気及び衝突板を主構成要素とするジェット式粉砕機、例えばIタイプ及びIDSタイプ衝突板式粉砕機(日本ニューマチック工業社製)等を使用するのが好ましい。
【0008】
第2粉砕装置3は、粗粉分級機8と機械式粉砕機9とを有し、これら粗粉分級機8と機械式粉砕機9は輸送配管10を介して接続されている。本発明において用いる機械式粉砕機9は、被粉砕物に回転運動等のエネルギーを与え、これにより、被粉砕物同士の接触・粉砕を起こすための機構を有するものであり、具体的には、ケージミル、ピンミル、スクリーンミル等を例示することができるが、粒子形状における球形化効果及び10〜500μm程度の中粉砕機としての適応性の面から、特に外壁としての固定容器と該固定容器と中心軸を同一にする回転片とを主構成要素とするローター式粉砕機、例えばターボミル(ターボ工業社製)、クリプロトン(川崎重工業社製)、ファインミル(日本ニューマチック工業社製)等を使用するのが好ましい。
【0009】
上記微粉分級装置4及び粗粉分級機5、8としては、遠心分級機、慣性分級機、強制うず型遠心分級機、自由うず型遠心分級機等の中から適宜選択することができる。好ましい具体的としては、ミクロンセパレーター(ホソカワミクロン社製)、ミクロプレックス(アルピネ社製)、エルボージェット(日鉄鉱業社製)、ターボクラシファイヤー(日清エンジニアリング社製)、アキュカット(日本ドナルドソン社製)、スーパーセパレーター(ホソカワミクロン社製)、ディスパージョンセパレーター(日本ニューマチック社製)等である。
【0010】
被粉砕物供給装置1と第1、第2粉砕装置2、3との関係について説明すると、被粉砕物供給装置1が、輸送配管11を介して第1粉砕装置2における粗粉分級機5に接続されると共に輸送配管12を介して第2粉砕装置3における粗粉分級機8に接続されている。輸送管11には開閉弁13が介装され、輸送管12には開閉弁14が介装されている。
【0011】
第1粉砕装置2と第2粉砕装置3との関係について説明すると、第1粉砕装置2における衝撃式粉砕機6と第2粉砕装置3における粗粉分級機8とが輸送配管15を介して接続されると共に、第2粉砕装置3における機械式粉砕機9と第1粉砕装置2における粗粉分級機5とが輸送配管16を介して接続されている。そして、輸送配管15には開閉弁17が介装され、輸送管16には開閉弁18が介装されている。
【0012】
第1、第2粉砕装置2、3と微粉分級装置4との関係について説明すると、第1粉砕装置2における衝撃式粉砕機6と微粉分級装置4とが輸送配管19を介して接続され、この輸送配管19には開閉弁20が介装されており、第2粉砕装置3における機械式粉砕機9と微粉分級装置4とが輸送配管21を介して接続され、この輸送配管21には開閉弁22が介装されている。
【0013】
また、第1粉砕装置2における衝撃式粉砕機6の排出口、第2粉砕装置3における機械式粉砕機9の排出口、微粉分級装置4の排出口には、粉砕物取り出し管23、24、25がそれぞれ接続されており、粉砕物取り出し管23、24には、開閉弁26、27がそれぞれ介装されている。図1中、参照符号34は、粉砕物収納容器である。
【0014】
さらに、本実施形態においては、前記配管11、15、21において分岐管28、29、30がそれぞれ設けられ、分岐管28は輸送配管7に接続され、分岐管29は輸送配管10に接続され、分岐管30は粉砕物取り出し管25に接続されている。そして、分岐管28には開閉弁31が介装され、分岐管29には開閉弁32が介装され、分岐管30には開閉弁33が介装されている。尚、上述した各開閉弁13、14、17、18、20、22、26、27、31、33は、手動式であってもよく、或いは操作盤に基づく操作が可能な電磁式のいずれであってもよい。
【0015】
このような粉砕装置においては、衝撃式粉砕機6を含む第1粉砕装置2、機械式粉砕機9を含む第2粉砕装置3の順に、粉砕処理が行えると共に、第2粉砕装置3、第1粉砕装置2の順に、粉砕処理を行うことができるので、使用目的に応じて、粉砕処理の順序を適宜、変更できる。具体的に説明すると、衝撃式粉砕機6は、一般的に、10μm以下程度の微粉砕領域での粉砕能力の点ではその他の粉砕法に比べて優れているが、その反面、粉砕物は角張った不定形状となる場合が普通である。
【0016】
本発明者等の研究によれば、例えば電子写真トナーに関して、トナーの形状が角のある不定形の場合には、特に小粒径化した際の流動性の低下や帯電特性の不均一という品質不良が顕著に発生しやすい傾向にある。このようなトナーは、コピーマシンの現像プロセスによってはマッチング性に関する種々の不具合を生じ易い。ただし、トナーの形状が重合トナー等に代表されるようなほぼ真球形である場合には、初期帯電立ち上がりが不安定、クリーニング性不良といった問題が生じ易くなる。
【0017】
また、衝撃式粉砕機6に基づく衝撃式粉砕法においては、10μm以下の領域の微粉砕では、粉砕時の過粉砕が発生しやすいため、微小粒径含有率が高くなり、これらの超微粉を廃棄する場合、他の粉砕法に比べて良品率が低下しやすいという工業生産上の問題点が生ずる。
【0018】
一方、機械式粉砕機9に基づく機械式粉砕法においては、粉砕物の粒子形状はその製造条件等によって大きく影響を受けるが、一般的傾向として、粉砕粒径を小さくするほど、また粉砕室内の含塵濃度を高くするあるいは温度を高めに設定する等のコントロールによって、球形度合いを高くすることができる。その理由は、粒子に対する破砕が進行する際に、表面の凸部が優先的に削られ、また、高温雰囲気下、あるいは高含塵濃度下では粒子同士の摩砕効果が極部的な表面溶融を伴なって顕著に現れるからである。ただし、機械式粉砕機9は、10μm以下程度の小粒径領域の粉砕時には、その粉砕能力が衝撃式粉砕機6に比べて著しく低下すると共に、粉砕による発熱も大きくなる為に機械式粉砕機9単独での球形度合いのコントロールは困難になるという問題がある。
【0019】
本粉砕装置においては、このような衝撃式粉砕機6及び機械式粉砕機9の各々の特徴点、傾向を最大限に活かし、種々の問題に対処しようとするものである。すなわち、開閉弁14、18、20、26、27、31、32、33を閉とすると共に開閉弁13、17、22を開とすることにより、衝撃式粉砕機6を含む第1粉砕装置2を全粉砕工程の前工程装置とし、機械式粉砕機9を含む第2粉砕装置3を後工程装置として連結した場合には、衝撃式粉砕機6による1次粉砕の後、機械式粉砕機9による2次粉砕処理を行うことができる。
【0020】
これにより、あらかじめ決定された粒度までは、小粒径領域を含めて効率的に1次粉砕する事ができ、なおかつ、2次粉砕としては自動的に粉砕よりも、球形度合いを高めるような摩砕効果が得られることから、特に、電子写真トナーにおいては、その球形度合いを比較的容易にコントロールすることができ、その結果として、例えば小粒径化された電子写真トナーに関してのマッチング性に関する初期帯電立ち上がり、クリーニング性といった問題を回避することが可能となる。
【0021】
例えば1次粉砕処理において、(a)10μm、(b)15μm、(c)20μmに粉砕した3種類の試料を、2次粉砕処理にて全て9μmになるように調整して粉砕した場合、球形度合いは上記(c)が最も大きく、上記(a)が最も小さくなる。したがって、2次粉砕処理後の粒径を規定し、かつ球形度合いを任意の状態に調整することが可能となる。このとき、粉砕の生産性は、上記(a)、(b)、(c)で異なるものとなるが、いずれの場合においても従来の摩砕式粉砕機あるいは衝撃式粉砕機単独による製造方法よりも向上する。
【0022】
ただし、この場合の機械式粉砕機9の粉砕室内部温度は球形度合いを一定にする為に、被粉砕物と共に流入する空気の温度を厳密にコントロールする必要がある。従って、特に2次粉砕処理として機械式粉砕機9を使用する場合には、温度コントロールされた専用空気以外の外気等を遮断するのが好ましく、粉砕原料投入用ホッパーと粉砕機投入口との接続、さらに好ましくは該粉砕原料投入用ホッパーと1次粉砕機である衝撃式粉砕装機6の排出口との接続に際して、密閉性を考慮した配管設計を採用するのがよい。
【0023】
また機械式粉砕機が粗粉分級機を含んで構成されている場合には、該粗粉分級機からの再粉砕物が分級機内部の空気と共に粉砕機に循環する事になるので、該粗粉分級機内の空気の温湿度を制御するのがよい。
この場合、該粗粉分級機への外気流入を遮祈すると共に、必要に応じて導入される2次空気についても温湿度制御する為の機構を設けることが好ましい。
さらに機械式粉砕機及び粗粉分級機の各々に導入される空気を同等の温湿度に制御するのがより好ましい。
【0024】
また、開閉弁13、17、22、33、26、27、31、32を閉とすると共に開閉弁14、18、20を開とすることにより、機械式粉砕機9を含む第2粉砕装置3を全粉砕工程の前工程装置とし、衝撃式粉砕機6を含む第1粉砕装置2を後工程装置として連結した場合には、機械式粉砕機9による1次粉砕の後、衝撃式粉砕機6による2次粉砕処理を行うことができる。これにより、機械式粉砕機9による中粉砕の後、衝撃式粉砕機6による微粉砕処理を行う製造方法とすることができる。
【0025】
機械式粉砕機9は、前述したように10〜500μm程度の領域の中粉砕機としての適応性に優れたものを選択して使用するものであり、この領域に関しては、その粉砕効率において衝撃式粉砕機6よりも高いという特徴を有し、また、10μm以下程度の領域においては逆に衝撃式粉砕機6の方が効率が高いことから、例えば機械式粉砕機9にて15μmまで微粉砕する等の方法により、システム全体での生産性を著しく向上させることが可能になる。
【0026】
さらに中粉砕の効果として、衝撃式粉砕機6にとっての被粉砕原料の粒度分布が狭く成る為に、中粉砕のない衝撃式粉砕機6単独による場合に比べて例えば7μmに微粉砕を実施した場合に生じる過粉砕を大幅に減少させることができることになる。すなわち、機械式粉砕機9で処理した後に被粉砕物を連続的に次の衝撃式粉砕機6に送って処理する粉砕方法は、小粒径の粉砕物を製造する場合において、機械式粉砕機9による中粉砕を行った後 衝撃式粉砕機6による微粉砕を行うことができるので、生産効率並びに粉砕物の粒度分布をシャープにできる等の効果が得られる。
【0027】
さらに、開閉弁22、33の開閉により、前記第1粉砕装置2及び前記第2粉砕装置3の処理後に続く工程を実施する装置として、微粉分級装置4を、使用目的等に応じて、選択的に使用できる。これにより、微粉分級装置4の使用を選択したときには、微粉を除去できることになり、粒度分布がシャープで、微小粒径含有率の低い粉砕物を得ることができる。
【0028】
また、前記粉砕装置2及び3においては、開閉弁13、31、17、32の開閉により、使用目的等に応じて、各々粗粉分級機5、8を組み合わせて接続する形態で使用することができる。これにより、粗粉分級機5又は8の使用を選択したときには、被粉砕物を処理する際に衝撃式粉砕機6及び機械式粉砕機9各々における粉砕後の粒度分布を、目標とする粒度に対して、より正確に制御することが可能となる。尚、上記粗粉分級機5、8の選択的使用に関しては、図中、第1粉砕装置2、第2粉砕装置3の順序に従って粉砕処理するものについてだけ、図示しているが、第2粉砕装置3、第1粉砕装置2の順序に従って粉砕処理するものについても適宜行えることは、言うまでもない。
【0029】
また粗粉分級機5、8と衝撃式粉砕機6、機械式粉砕機9との接続については被粉砕物の処理を、粗粉分級機5、衝撃式粉砕機6の順序としても、あるいは衝撃式粉砕機6、粗粉分級機5の順序としても良く、同様に、粗粉分級機8、機械式粉砕機9の順序としても、機械式粉砕機9、粗粉分級機8の順序としても良い。
【0030】
加えて、開閉弁26、27の開閉により、被粉砕物の処理経路として、粉砕装置2又は3の片方のみでの処理も選択可能であり、これにより、本発明の粉砕装置の汎用性をさらに高くすることができる。
【0031】
さらに本発明の粉砕装置の汎用性を実用的に向上させる為に被粉砕物供給装置1として粗粉フィーダーを、また第1粉砕装置2の後に連結して第1フィーダーを、第2粉砕装置3の後に連結して第2フィーダーを、各工程の粉砕物を次工程に定量的に供給する為の専用供給装置として配設することもできる。
この場合においては、前記の各供給装置による被粉砕物の輸送先の工程を、圧縮空気を利用した手段等により適宜選択可能とする為の機構を設け、第1粉砕装置2及び第2粉砕装置3の処理順序の変更をより簡便に行うことが可能となる。
【0032】
本発明における粗粉フィーダーは、あらかじめ所望の粒度に調整した被粉砕物を用意しておきこれを供給する方法で使用する他、粗粉砕装置を連結して粗粉砕を行いながら供給する方法を採用しても良い。
この場合には本発明の粉砕装置にて、チップ状の形態のものまで被粉砕物として処理することが可能となる。
【0033】
【実施例】
以下に実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
【0034】
第1実施例
IDS−2型ジェット式粉砕機(日本ニューマチック工業社製)とファインミルFM−300S型粉砕機(日本ニューマチック工業社製)の2台の粉砕機を、2系列の配管により各々の排出口と投入口とを互いに連結すると共に適宜選択可能とし、かつ双方向に輸送可能となるようにインジェクションフィーダーを配設した。なお、IDS−2型ジェット式粉砕機排出口とファインミルFM−300S型粉砕機の投入口との接続配管については外気が遮断されるように密閉系を形成する形態とした。
【0035】
被粉砕物としてスチレンーアクリル樹脂を使用し、粉砕機の処理順序としてIDS−2型ジェット式粉砕機にて1次粉砕後、ファインミルFM−300S型粉砕機で2次粉砕されるように接続経路を選択して、時間当たり供給量5Kg/hにて粉砕処理を行った。このときのIDS−2型ジェット式粉砕機、及びファインミルFM−300S型粉砕機での粉砕粒度分布の代表値として、体積平均粒径と5μm以下粒子の個数含有率を測定した結果それぞれ10.6μm/20%及び9.1μm/24%であった。なお、ファインミルFM−300S型に吸引される空気については、エアドライヤーを使用して約12℃となるように制御した。この時粉砕室出口温度は約37℃であった。
【0036】
第2実施例
粉砕装置及び被粉砕物として実施例1と同一のものを使用し、粉砕機の処理順序については、ファインミルFM−300S型粉砕機での1次粉砕後、IDS−2型ジェット式粉砕機にて2次粉砕されるように接続経路を選択して、時間当たり供給量7kg/hにて粉砕処理を行った。このときのファインミルFM−300S型粉砕機及びIDS−2型ジェット式粉砕機での粉砕粒度分布の代表値として、実施例1と同様に体積平均粒径と5μm以下粒子の個数含有率を測定した結果、それぞれ18.6μm/11%及び9.0μm/25%であった。なお、ファインミルFM−300S型に吸引される空気については、エアドライヤーを使用して約5℃となるように制御した。このとき、粉砕室出口温度は約33℃であった。
【0037】
第3実施例
前述した第2実施例で使用した粉砕装置にDS−2型ディスパージョンセパレーター(日本ニューマチック工業社製)を追加してその順に連結して、時間当たり供給量7kg/hにて粉砕処理を行った。その結果、粉砕粒度分布の代表値として体積平均粒径5μm以下粒子の個数含有率が9.5μm/11%であった。また、投入量に対する回収量による良品率は82%であった。なお、IDS−2型ジェット式粉砕機、及びファインミルFM−300S型に吸引される空気温度並びに粉砕室出口温度は第2実施例と同等になるようにコントロールした。
【0038】
第4実施例
前述した第3実施例で使用した粉砕式装置においてファインミルFM−300S型粉砕機の排出口からDS−2型ディスパージョンセパレーター(日本ニューマチック工業社製)に供給されるように配管経路を変更してその順序に連結した。
【0039】
この粉砕装置を使用して時間当たり供給量2.8Kg/hにて粉砕・分級処理を実施した結果、粉砕粒度分布の代表値として体積平均粒径と5μm以下粒子の個数含有率が9.7μm/10%であった。また、投入量に対する回収量による良品率は79%であった。なお、ファインミルFM−300S型粉砕機での粉砕粒度分布は、体積平均粒径と5μm以下粒子の個数含有率が9.2μm/24%であった。このとき、ファインミルFM−300S型に吸引される空気温度は約2℃、粉砕室出口温度は約36℃であった。
【0040】
第5実施例
前述した第3実施例で使用した粉砕装置においてIDS−2型ジェット式粉砕機の排出口からDS−2型ディスパージョンセパレーター(日本ニューマチック工業社製)に供給されるように配管経路を変更してその順に連結した。この粉砕装置を使用して時間当たり供給量4.5Kg/hにて粉砕・分級処理を実施した結果、粉砕粒度分布の代表値として体積平均粒径と5μm以下粒子の個数含有率が9.5μm/12%であった。また、投入量に対する回収量による良品率は77%であった。なお、IDS−2型ジェット式粉砕機での粉砕粒度分布は、体積平均粒径と5μm以下粒子の個数含有率が9.0μm/29%であった。
【0041】
以上の実施例による粉砕物の粒子形状を電子顕微鏡にて観察した結果を表1に示す。
【表1】
【0042】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、衝撃式粉砕機を含む第1粉砕装置、機械式粉砕機を含む第2粉砕装置の順に、粉砕処理が行えるだけでなく、第2粉砕装置、第1粉砕装置の順に、粉砕処理が行えることになり、使用目的、例えば10μm以下の領域の微粉砕における粉砕時の過粉砕の抑制、あるいは微小粒径領域を含めた粒子形状の球形化及び球形度合いのコントロール等を可能にすること等に応じて、粉砕処理の順序を適宜、変更できる。このため、粉砕装置として汎用性をもたせ、結果として生産効率を向上させることができる。
【0043】
請求項2の発明によれば、微粉分級装置を設けたことにより、微粉を除去できることになり、粒度分布がシャープで、微小粒径含有率の低い粉砕物を得ることができる。
【0044】
請求項3の発明によれば、粗粉分級機を第1、第2粉砕装置にそれぞれ含めたことから、被粉砕物を処理する際に衝撃式粉砕機及び機械式粉砕機各々における粉砕後の粒度分布を、目標とする粒度に対して、より正確に制御することが可能となる。
【0045】
請求項4の発明によれば、衝撃式粉砕機としてジェット式粉砕機、機械式粉砕機としてローター式粉砕機を用いることにより、前述の請求項1〜3の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0046】
請求項5の発明によれば、各工程の粉砕物を次工程に定量的に供給する為の専用供給装置を配設することにより、被粉砕物の輸送先の工程を適宜選択可能とする為の機構を設けることで、第1粉砕装置及び第2粉砕装置の処理順序の変更をより簡便に行うことが可能となる。
【0047】
請求項6の発明によれば、粗粉フィーダーの前に粗粉砕装置を連結させることにより、チップ状の形態のものまで被粉砕物として処理することが可能となる。
【0048】
請求項7及び8の発明によれば、導入される空気あるいは2次空気の温湿度制御を行う為の機構を設けたので、粉砕物の球形度合いがより一定化するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る粉砕装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 被粉砕物供給装置
2 第1粉砕装置
3 第2粉砕装置
4 微粉分級装置
5 粗粉分級機
6 衝撃式粉砕機
8 粗粉分級機
9 機械式粉砕機
Claims (8)
- 少なくとも1台の衝撃式粉砕機を含む第1粉砕装置と、少なくとも1台の機械式粉砕機を含む第2粉砕装置とを有し、
前記第1粉砕装置と前記第2粉砕装置は、粉砕物が、一方の粉砕装置の粉砕処理を経た後に他方の粉砕装置の粉砕処理がなされるように構成され、
前記第1粉砕装置と前記第2粉砕装置の粉砕処理順を変更可能に連係されていることを特徴とする粉砕装置。 - 前記第1粉砕装置及び前記第2粉砕装置の処理後に続く工程を実施する装置として、微粉を分級する微粉分級装置を有することを特徴とする請求項1に記載の粉砕装置。
- 前記第1粉砕装置及び前記第2粉砕装置が、粗粉を分級する少なくとも1台の粗粉分級機をそれぞれ含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉砕装置。
- 前記衝撃式粉砕機が、被粉砕物を搬送するジェット気流と、該ジェット気流により搬送される被粉砕物を衝突させる衝突部材とを有し、前記機械式粉砕機が、固定容器と、該固定容器内に該固定容器の軸心を中心として高速回転可能に配設され且つ該固定容器との間に粉砕ギャップが形成される回転体とを有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の粉砕装置。
- 被粉砕物を供給する被粉砕物供給装置として粗粉フィーダーを、第1粉砕装置の後に連結して第1フィーダーを、第2粉砕装置の後に連結して第2フィーダーを、各々の工程の粉砕物を次工程に定量的に供給する為の専用供給装置として配設すると共に、供給先の工程を適宜選択可能とする機構を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の粉砕装置。
- 前記粗粉フィーダーの前に粗粉砕装置が連結されていることを特徴とする請求項5に記載の粉砕装置。
- 前記機械式粉砕機において粉砕原料投入口での外気流入を遮断し、粉砕原料と共に導入される空気を温湿度制御する為の機構及び/又は前記機械式粉砕機が粗粉分級機を含んで構成される場合において該粗粉分級機での外気流入を遮断し、必要に応じて導入される2次空気を温湿度制御する為の機構を有することを特徴とする請求項3ないし6のいずれか一項に記載の粉砕装置。
- 前記機械式粉砕機及び粗粉分級機に導入される空気を同等の温湿度に制御する為の機構を有することを特徴とする請求項7に記載の粉砕装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35412296A JP3578880B2 (ja) | 1995-12-22 | 1996-12-18 | 粉砕装置 |
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