JP3572529B2 - 給紙装置及び給紙制御方法 - Google Patents
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【産業上の利用分野】
本発明は、エアーの吸引口を有する複数のローラを用いて、給紙テーブルに積載されたシートをその長さに応じて連続的に又は間欠的に上から1枚ずつ繰り出す給紙装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
給紙テーブル上に積載されたシートを1枚ずつ繰り出すための機構として、従来からエアーの吸引口を有する複数のローラ類を利用した給紙装置が知られている。その一例として、特公昭62ー33181号公報に記載の給紙装置がある。これは、図9に示すように、シート61を吸引して送り込むドラム62と、送り込まれたシートを吸引して引き戻す方向に常時回転するリタード・ドラム63と、複数の扇形のサクション溝64を備えたステータ65と複数のサクション開口66を備えたロータ67で構成する分離ドラム68とからなり、これにより、記録用紙、紙幣等の積載されたシートを1枚ずつ取り出し、次の搬送系69に送り出すこととしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術に係る上記給紙装置においては、取り扱うシートの形状が一定のものに限定され、短いシート形状のものを間隔を一定にして連続的に高速に繰り出したり、長いシート形状のものを間欠的に繰り出したりすることはできなかった。
【0004】
本発明は、取り扱うシートの形状が異なる場合であっても、シートの長さに応じて、長いシートの場合は間欠給紙により、短いシートの場合は連続給紙によって、シートを1枚ずつ確実に繰り出すことができ、且つ、シートの厚さや座屈力等の条件の如何に拘わらず、シート詰まりや不送、若しくはシートの重複供給を生じさせない給紙装置及び給紙制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る給紙装置は、給紙テーブル上に積載されたシートを給紙ローラへ送るキックローラと、シートを給送する方向に回転する給紙ローラと、シートを給紙テーブル側へ戻す方向に常時回転する分離ローラとからなり、該キックローラ、該給紙ローラ及び該分離ローラはそれぞれが軸と平行方向にローラ表面に間隔をおいて開けられた複数の穴が選択的に負圧源と連通してシートを吸引するようになし、且つ前記キックローラ及び前記給紙ローラのそれぞれの回転・停止制御と前記負圧源による吸引のオン・オフ制御を、取り扱うシート形状に応じて行うこととし、これによって給紙テーブルに積載されたシートをシートの長さに応じて、間欠的に又は連続的に確実に1枚ずつ次の搬送ローラに繰り出すようにした。
【0006】
【作用】
本発明に係る上記給紙装置においては、取り扱うべきシートが長尺で間欠給紙するときは、給紙ローラは、連続回転し、該ローラの吸引制御は次の搬送ローラ側にシートが送り込まれたことを検知した時点で吸引を停止し、シート長に応じた所定時間後に再び吸引する動作を繰り返す。この際キックローラは、間欠的な回転・停止及びそれに連動した吸引のオン・オフを繰り返すが、給紙を開始してから回転動作の停止及び吸引のオフのタイミングは、シート長に応じた一定時間後である。従って、先に繰り出されたシートの後端を検出する必要がない。
【0007】
また、取り扱うべきシートが短尺で連続給紙するときは、給紙ローラを連続回転させて吸引も連続して行う。この際キックローラは、連続回転させるが吸引は行わない。給紙ローラからシートを受ける搬送ローラは給紙ローラよりも一定速度だけ速いのでその速度差により給紙されるシート間の間隔を制御することができる。
【0008】
このように、給紙ローラとキックローラの回転と停止及びこれらローラの吸引のオン・オフをシート長に応じて制御するので、制御方法の変更により複数種類のシートを取り扱うことが可能となる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の給紙装置の詳細を図面に基づいて説明する。図1乃び図2は本発明に係る給紙装置の一実施例を示したものである。この給紙装置において、符号10はシート1を積載するための給紙テーブルであり、テーブル昇降手段22によって昇降可能となっている。この給紙テーブル10上の最上面シート1aの上方位置には前側中央部にキックローラ11が配設され、またその近傍にはシートの捌き具合を検出する検出手段が12が配設されている。キックローラ11は、電磁弁を介してバキュームポンプ(図示せず)に接続されているステータ13と、このステータ13の回りを回転するローラ部14とで構成されている。この電気弁のオン・オフにより吸引の制御が可能である。ローラ部14は中央にくびれ部23(図4)が形成された左右一対の略円筒体からなり、図2に示すようにその円筒円周部にはゴム若しくは軟質プラスチック等からなる摩擦部材24が被着されている。また、この円筒部分には摩擦部材24も含めて前記ステータ13に貫通する多数の小孔16が形成されている。これらの小孔16は円筒部分に沿って複数設けられており、この小孔16の開設位置に対応したステータ13の下部側にも吸引孔17が設けられている。
【0010】
第2図に示す前記キックローラ11は、図3に示すキックローラ71に置き換えることも可能である。該キックローラ71のローラ部14は前記キックローラ11と同様、中央にくびれ部23(図4)が形成された左右一対の略円筒体からなるが、その円筒体の外周面には円弧の一部をカットした2つの平面部15を有し、その円筒部分にはゴム若しくは軟質プラスチック等からなる摩擦部材24が被着されている。さらに前記キックローラ11と同様に、その円筒部分には、摩擦部材24も含めて前記ステータ13に貫通する多数の小孔16が形成されている。これらの小孔16は円筒部分に沿って複数設けられており、この小孔16の開設位置に対応したステータ13の下部側にも吸引孔17が設けられている。そして、該キックローラ71は、半回転するとシートが給紙ローラ40に丁度達するようにその外径と吸引のための小孔16の配置する。
【0011】
キックローラ11は間欠駆動し、給紙時においてローラ部14がステータ13の回りを回転する。その時に、ローラ部14に開設された小孔16がステータ13の吸引孔17に順次一致し、給紙テーブル10に積載されているシート1の最上紙1aをこのローラ部14の表面に吸着することができる。
【0012】
さらにキックローラ11は、図1に示したように後端にバランサ18を備えたアーム19の先端部に設けられている。アーム部19は回転軸20を支点として自由回転が可能である。従って、バランサ18の位置を変えることによってキックローラ11の押圧力を調整することでができる。なお、符号21はキックローラ11の最下端位置を決めるストッパである。この実施例では紙厚の違いによって給紙テーブル10の移動量を予め変えておき、薄紙のときよりも厚紙の方がシート最上紙面1aがキックローラ11により近ずくように設定しておく。そうすることによって、厚紙をキックローラ11で繰り出す場合には吸引力に加えて回転時の押し圧による摩擦力も働くことになるが、その時に上記のようなバランサ18の位置を変えるだけでキックローラ11に最適な押圧力を付与することができる他、キックローラ11も自在に可動し得るために最上紙面1aからの反発力が強い場合には上方に逃げることも可能であり、シート繰り出しに最適な摩擦力が得られ易くなる。なお、上記の実施例ではバランサ18によって押圧力を調整しているが、キックローラ11を常時下方向に付勢するスプリング(図示せず)をアーム19に設けることによっても同様の作用効果が得られる。
【0013】
一方、前記検出手段12は、図4に示したように、回転軸25に後端部が固定された検出レバー26と、この検出レバー26にピニオンギヤ27を介して回転力を与えるサーボモータ28と、検出レバー26の回転角を電圧値に換算して出力するポテンショメータ29とで構成されている。検出レバー26は上記キックローラ11の中央部に配置されるが、特に検出レバー26の回転時に検出レバー26の先端部がキックローラ11の中央部のくびれ部23内に挿入されるように配置されている。その結果、前記検出レバー26は、図1に示したように常時は上方向に回動していて紙面から離れているが、紙面のたわみ量を検出する際にはサーボモータ28の駆動によって反時計方向に回転し、キックローラ11のほぼ真下でシート1の最上紙面1aを押圧することができる。なお、紙面のたわみ量の検出では、前記最上紙面1aを押圧したときに、その押圧部分の紙面の凹みを検出するのみならず、最上紙面1aがたわむときには紙面全体のたわみを検出する場合も含む。
【0014】
本給紙装置には、給紙テーブル10の左右両側にエアー吹付装置31が配置されている(図1では一方のみを示す)。このエアー吹付装置31は、エアー供給管32の先端部にエアーノズル33を備えており、所定の高さ位置に設定されたシート1の端面に向かってエアーが吹き付けられる。このように左右のエアーノズル33から吹き出されたエアーによって給紙テーブル10上に積載されているシート1の最上部分において、シートが浮揚し捌かれることとなる。
【0015】
キックローラ11の前方には、該キックローラ11から繰り出されたシート1を搬送するための給紙ローラ40が配設され、またこの給紙ローラ40の下部近傍には逆方向に回転する分離ローラ41が配設されている。給紙ローラ40は上記キックローラ11と同様にその表面にシート1を吸引して搬送する。このため給紙ローラ40及び分離ローラ41は電磁弁を介してバキュームポンプに接続されており、電磁弁のオン・オフにより吸引の制御が可能となる。給紙ローラ40は、支軸42とその回りを回転するローラ部43とで構成されている。そして、ローラ部43の外周面には前記キックローラ11と同様の摩擦部材50が被着されていると共に、全周面に亘って多数の小孔44が設けられている。また、ローラ部43の内部には前記小孔44と連通する吸引孔45が放射状に設けられており、これらの吸引孔45及び小孔44が給紙ローラ40の一方の側部に取り付けられた吸引部材46を通じてバキュームポンプと連通している。即ち、図1及び図5に示したように、吸引部材46の下部にはバキュームホース47の接続口48が開設されている他、この接続口48に続く凹部49が内側に設けられており、この凹部49と前記吸引孔45とが連通する構造となっている。そして、凹部49の大きさは上記吸引孔45の一つに対応しており、ローラ部43が回転したときには、放射状に設けられている吸引孔45の一つ一つが順次に凹部49と連通するし、その連通した吸引孔45に続く小孔44を通して吸引することができる。
【0016】
一方、分離ローラ41は、前述のキックローラ11と同様に中空軸51とその回りを回転するローラ部52とで構成されている。そして、図6に示したように、上方に向けて設けられた中空軸51の吸引孔53は、前記給紙ローラ40の吸引孔45のやや後方側でほぼ向かい合うようにして近接配置されている。また、図1に示したように、ローラ部52は、円筒体の長手方向に数カ所のくびれ部59が形成された状態となっており、これらのくびれ部59にガイド部材54のくし歯状に形成された先端部が入り込んでいる。そのために、キックローラ11から繰り出されたシート1は、ガイド部材54の先端部にガイドされて給紙ローラ40にスムーズに送り込まれることになる。なお、図2に示したように、ローラ部52の外周には前記給紙ローラ40のローラ部43と同様に摩擦部材58が被着されている他、全周に亘って小孔55が設けられており、更にこの小孔55の周縁部は、図6に示したように回転方向に対して後側の角部56が落としてある。この角部56を落としたことで、キックローラ11から繰り出されたシート1の先端部が分離ローラ41で吸引されても小孔55の周縁部に引っかからずに済むことができる。
【0017】
なお、前記給紙ローラ40及び分離ローラ41の前方には搬送シートの前端を検知するセンサS1及び後端を検知するセンサS2がそれぞれ設置されている他、その前方には一対のピンチローラから成る搬送ローラ57が配設されており、これら検出センサS1,S2でシートの端部を検出したのち、搬送経路(図示せず)にシートを送り込む。センサS1のOFFからONへの変化はシートの先端がが搬送ローラ57に送り込まれたことを意味し、センサS2のONからOFFへの変化はシートの後端が給紙ローラ40を通過したことを意味する。
【0018】
また、給紙テーブル10の後方両サイドには、エアーを吹き付けてシートを捌いたときに、シート1の後端のばらつきを規制する押さえ部材34(図1にて、その一方のみを図示)が配置されている。この押さえ部材34は、図3に示したように、給紙テーブル10の後側部において、給紙テーブル10上のシートの後端位置P1から前方への繰り出し長Xの範囲に配置されるが、この繰り出し長Xは給紙テーブル10上のシート1の前端位置P2から給紙ローラ40と分離ローラ41との分離位置P3までの送り長Lに対して、L≧Xの位置関係となっている。その結果、エアー吹付装置31でシート1を捌いた時の後端部の位置ずれを防止することができ、その状態でキックローラ11によるシート1の繰り出しが可能となると共に、前記分離位置P3ではシート後端部が押さえ部材34に拘束されないので、供給ローラ40によるシート搬送が妨げられるといったことがない。
【0019】
次に、タイムチャートに基づいて本給紙装置を用いたシートの給紙方法について説明する。図7は、間欠給紙モードの場合の本給紙装置を構成する各ローラの回転制御及び吸引制御の方法を示す。給紙テーブル10の高さ位置、検出レバー26の押圧力、エアー吹付手段31のエアー圧力などの制御条件は、給紙モード、シートの形状、厚さ等を操作パネルで設定することで自動的に設定される。
【0020】
先ず、給紙モードを間欠給紙に設定し操作パネルの電源スイッチを入れると給紙ローラ40、分離ローラ41及び搬送ローラ57が回転する。同時に分離ローラ41の吸引を始める。給紙をスタートさせると給紙ローラ40の吸引が開始される。続いてキックローラ11が回転するとともに吸引も開始される。エアーノズル33によるエアーの吹き出しにより捌かれ浮揚させられたシート1は、キックローラ11に吸引され給紙ローラ40に引き渡す。キックローラ11の回転角度はシート1が給紙ローラ40に届くように予め設定されていいる。所定回転角度だけキックローラ11を回転させた後にキックローラ11の回転と吸引を止める。2枚目以降のシートは分離ローラ41により給紙テーブル側に戻され、最上位のシート1aのみが搬送ローラ57側へ送り出されることとなる。
【0021】
送り出されたシート1の先端がセンサS1によって検知されたとき給紙ローラ40の吸引を停止する。予め、シートの長さ、確保すべき必要なシート間隔、搬送速度及びシートのセット位置等のデータから定められた所定時間後に再びキックローラ11の回転及びそれに連動する吸引を再開して2枚目のシートの送り出しを始める。さらに、2枚目のシートが給紙ローラ40に来るタイミングに基づき、それ以前に給紙ローラ40の吸引を行い、該2枚目の搬送に備える。このようにしてシート間の間隔を制御しつつ間欠給紙を行うのである。
【0022】
尚、図3に示すキックローラ71を使用する場合は、上記のキックローラ11を回転させるタイミングでキックローラ71を回転させ、半回転させた位置で停止させる。この場合、吸引は常時行う。
【0023】
次に連続給紙モードの場合の説明をする。図8は、連続給紙モードの場合の本給紙装置を構成する各ローラの回転制御及び吸引制御のタイムチャートを示す。先ず、給紙モードを連続給紙モードに設定して、操作パネルの電源スイッチを入れると給紙ローラ40、分離ローラ41及び搬送ローラ57が回転する。同時に分離ローラ41の吸引を始める。給紙をスタートさせると給紙ローラ40の吸引が開始される。続いてキックローラ11を回転させるが、吸引は行わない。エアーノズル33によるエアーの吹き出しにより捌かれ浮揚させられたシート1は、キックローラ11との摩擦力により給紙ローラ40に引き渡される。2枚目以降のシートは分離ローラ41により給紙テーブル10側に戻され、1枚目のシートのみ搬送ローラ57側へ繰り出される。1枚目のシート後端がキックローラ11を過ぎると、キックローラ11は2枚目のシートを搬送し始める。2枚目以降のシートは1枚目のシートが給紙ローラ40を過ぎるまでは分離ローラ41により引き戻されるので、分離ローラ41の手前で止まることとなる。この時、シートに対してキックローラ11が与える押し出す力は、吸引力に依らず摩擦力のみに依るので、座屈力の弱いシートであっても屈折変形することはない。1枚目のシートが給紙ローラを通り過ぎた段階で、給紙ローラ40は2枚目のシートを吸引し次段の搬送ローラ57への搬送を始める。ところが、搬送ローラ57の速度を、給紙ローラ40の速度よりも大きく設定することで、シート間の間隔は所定の距離に制御されることとなる。このようにして、連続給紙の場合のシートを連続的にくりだすこととする。
【0024】
【発明の効果】
これにより、本発明に係る給紙装置は、取り扱うシートの形状が異なる場合であっても、シートの長さに応じて制御方法を変更することにより、先に繰り出されたシートの後端を検出することなく長いシートの場合は間欠給紙により、短いシートの場合は連続給紙により、シートを1枚ずつ所定の間隔を開けて確実に繰り出すことができ、且つ、シートの厚さや座屈力等の条件の如何に拘わらず、シート詰まりや不送、若しくはシートの重複供給を生じさせないシートの繰り出しを可能としたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る給紙装置の側面概略図である。
【図3】本発明に係る図2に示すものとは異なるタイプのキックローラを用いた給紙装置の側面概略図である。
【図4】シートの捌き具合を検出する検出手段を示す斜視図である。
【図5】給紙ローラの断面図である。
【図6】給紙ローラと分離ローラとの小孔の位置関係を示す断面図である。
【図7】本発明に係る間欠給紙モードの給紙制御方法を示すタイムチャートである。
【図8】本発明に係る連続給紙モードの給紙制御方法を示すタイムチャートである。
【図9】従来における給紙装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 シート
1a 最上紙面
10 給紙テーブル
11 キックローラ
31 エアー吹付手段
40 給紙ローラ
41 分離ローラ
57 搬送ローラ
Claims (5)
- 給紙テーブルに積載されたシートを上面から順次に1枚ずつ繰り出す給紙装置において、
給紙テーブル上に積載されたシートを給紙ローラへ送るキックローラと、シートを給送する方向に回転する給紙ローラと、シートを給紙テーブル側へ戻す方向に回転する分離ローラとからなり、該キックローラ、該給紙ローラ及び該分離ローラは各ローラ表面に間隔をおいて開けられた複数の穴を有し、各ローラの複数の穴の夫々は当該各ローラの回転に応じて夫々選択的に負圧源と連通してシートを吸引するようになし、
給紙モードに応じてシート給送過程での前記キックローラ及び前記給紙ローラのそれぞれの回転及び停止と前記負圧源による吸引のオン・オフのタイミングを制御することで、給紙テーブルに積載されたシートをシートの長さに応じて1枚ずつ繰り出すようにした給紙装置。 - 前記モードは、間欠給紙モード及び連続給紙モードである、請求項1の給紙装置。
- 前記間欠給紙モードの場合は、前記給紙ローラを常時回転させ、その吸引は前記キックローラから繰り出されたシートを搬送ローラに送り出すまで間欠的に行い、前記キックローラの回転及び吸引は連動してシートを前記給紙テーブルから前記給紙ローラに繰り出すまで間欠的に行う、請求項2の給紙装置。
- 前記連続給紙モードの場合は、前記給紙ローラの回転及び吸引を常時行い、前記キックローラの回転はシートを前記給紙テーブルから前記給紙ローラに繰り出すまで連続的に行うがその吸引は行わず、搬送ローラの速度を前記給紙ローラの速度よりも大きく設定して行う、請求項2の給紙装置。
- 給紙テーブルに積載されたシートを上面から順次に1枚ずつ繰り出す給紙方法において、
給紙テーブル上に積載されたシートを給紙ローラへ送るキックローラと、シートを給送する方向に回転する給紙ローラと、シートを給紙テーブル側へ戻す方向に回転する分離ローラとからなる給紙装置を用い、
該キックローラ、該給紙ローラ及び該分離ローラは各ローラ表面に間隔をおいて開けられた複数の穴を有し、各ローラの複数の穴の夫々は当該各ローラの回転に応じて選択的に負圧源と連通してシートを吸引させ、
給紙モードに応じてシート給送過程での前記キックローラ及び前記給紙ローラのそれぞれの回転及び停止と前記負圧源による吸引のオン・オフのタイミングを制御するとともに、先に繰り出されたシートの後端を検出することなく予め設定された時間間隔で前記キックローラを動作させる給紙制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32849994A JP3572529B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 給紙装置及び給紙制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP32849994A JP3572529B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 給紙装置及び給紙制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08188279A JPH08188279A (ja) | 1996-07-23 |
JP3572529B2 true JP3572529B2 (ja) | 2004-10-06 |
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ID=18210970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32849994A Expired - Lifetime JP3572529B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 給紙装置及び給紙制御方法 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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KR100902983B1 (ko) | 2006-05-11 | 2009-06-15 | 가부시끼가이샤 도시바 | 지엽류 분리 취출 장치 |
DE102011120475A1 (de) * | 2011-12-08 | 2013-06-13 | Heidelberger Druckmaschinen Aktiengesellschaft | Bogenanleger mit zwei Saugrädern |
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1994
- 1994-12-28 JP JP32849994A patent/JP3572529B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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