JPH05229678A - 用紙給送装置 - Google Patents

用紙給送装置

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JPH05229678A
JPH05229678A JP4226287A JP22628792A JPH05229678A JP H05229678 A JPH05229678 A JP H05229678A JP 4226287 A JP4226287 A JP 4226287A JP 22628792 A JP22628792 A JP 22628792A JP H05229678 A JPH05229678 A JP H05229678A
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JP
Japan
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sheet
paper
roller
feeding device
sheet feeding
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JP4226287A
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English (en)
Inventor
Kazuya Tsutsui
和哉 筒井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】用紙束に空気を吹き込んで紙さばきを行なうと
共に、空気の吸引作用により、用紙束から1枚の用紙を
分離し給送する空気分離給送装置と、この空気分離給送
装置より送り出された用紙を引き出し、さらに搬送する
複数の搬送ローラ対を有する用紙給送装置において、中
折れくせのついた用紙でも自動的に円滑に搬送させるこ
と。 【構成】搬送ローラ対50の送り作用方向が用紙の進行
方向Aに対して所定量、中心振り分けで外側Gに向くよ
うに設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンター、
印刷機等の紙搬送用のローラを有する装置に適用可能な
用紙給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機において、原稿束を所定の台に載
せると自動的に分離して露光部に給送してくれる原稿自
動送り装置がある。
【0003】図29はその一例を示したもので、空気吸
引用の開口が形成されたベルト1上に、原稿たる用紙S
の束が載置される。この載置部の下方には空気吸引箱2
があり、矢印3方向にベルトを介して空気を吸引してい
る。
【0004】一方、ベルト1の進行方向下流側上方には
送風箱4があり、その一部に形成された空気吹き出し口
4Aより、空気が吹き出されていて、用紙束の先端部に
空気が吹きかけられ、これにより紙がばらけさせられて
所謂紙さばきが行なわれる。
【0005】この場合、最下用紙はベルトに吸着され、
これより上の用紙は前記吹きかけられた空気により持ち
上げられ、送風箱4の下側斜面部4Bにより止められる
ので、最下の用紙のみ空気分離されて、ベルトの送りに
応じて先へ給送される。ここに、これらベルト1、空気
吸引箱2、送風箱4等による構成を空気分離給送装置と
称する。
【0006】ベルト1のさらに先には搬送ローラ対5が
あり、分離された用紙をガイド板の先端開口として形成
された給紙口6に送り込む。この先にも図示を省略され
た搬送ローラがあり、目的の場所まで送るようになって
いる。以上が、従来の用紙給送装置の概要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術におい
て、用紙Sが平坦ならば空気分離は良好に行なわれる。
しかし、用紙Sは一旦、書込工程を経ているものであ
り、その過程で一定の曲がりくせがついているものが多
い。
【0008】例えば、図30に示すように、中央で二つ
に曲げられ中折れ状の曲がりくせがついた用紙がその中
折れ状態のままで所定位置に積載され、分離、自動送り
プロセスが開始されると、分離後もこの中折れ状態が維
持されるため、用紙Sが峰をもつような状態でベルトに
吸着される。
【0009】そして、このままの状態で自動送りされる
と、中折れ部の高さ寸法が給紙口6の高さ寸法よりも大
きいために、ここで紙詰まり、所謂ジャムとなり用紙の
搬送が行なわれない事態を生ずる。
【0010】或いは、給紙口を通過したとしても中折れ
部分がガイド板にひっかかったり、さらには用紙破損の
可能性も高い。
【0011】これらに対しては、中折れ用紙をオペレー
ターが予め逆方向に曲げて用紙を平坦にしてから用紙給
送装置に載置する方法も考えられるが、その作業は煩わ
しい。
【0012】従って本発明は、中折れくせのついた用紙
でも自動的に円滑に搬送させることのできる用紙給送装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は次のように構成した。
【0014】(1).用紙給送部材を、用紙搬送方向に
中心振り分けで向きを変更することができるようにした
(請求項1)。
【0015】(2).(1)において、用紙給送部材
を、空気分離給送装置より送り出された用紙を引き出
し、さらに搬送する複数の搬送ローラ対からなり、この
搬送ローラ対の送り作用が用紙の進行方向に対して所定
量、中心振り分けで外側に向くように設定した(請求項
2)。
【0016】(3).(1)又は(2)において、用紙
給送部材が、予め設定された向き・状態と用紙進行方向
に対して所定量中心振り分けで向きを変更した状態の2
つの状態を取り得る構成であると共に、用紙の状態を検
知する検知手段を有し、この検知手段の出力によって前
記2つの状態を選択的に切り換える選択手段を有するこ
ととした(請求項3)。
【0017】(4).(2)において、搬送ローラ対を
構成する駆動側の搬送ローラと従動側の搬送ローラのう
ち、駆動側の搬送ローラに関し、同一軸線上に配列した
複数の搬送コロを以って構成し、この軸線上の中央部の
搬送コロに対し、その外側に位置する搬送コロ程、回転
角速度、線速が小さくなるように駆動系を構成した(請
求項4)。
【0018】(5).(4)において、各搬送コロの回
転角速度、線速が異なるモードと、同一になるモードと
の選択を可能にする切り換え手段と、用紙の状態を検知
する検知手段と、この検知手段の出力に応じて、前記モ
ードを自動的に切り換える選択手段を設けた(請求項
5)。
【0019】(6).(5)において、搬送コロの幾つ
かについて、完全に回転を停止させ得る制動手段を設け
た(請求項6)。
【0020】(7).(1)において、用紙給送部材が
複数個の搬送ローラを含み、これら搬送ローラがその軸
心方向に移動自在の構成とした(請求項7)。
【0021】
【作用】中折れ用紙は平坦に矯正される。
【0022】
【実施例】
1.請求項1、請求項3、請求項7に対応する例 請求項1に対応する例 本例は、自動原稿送り装置のうち、用紙束に空気を吹き
込んで紙さばきを行なうと共に、空気の吸引作用によ
り、用紙束から1枚の用紙を分離し給送する空気分離給
送装置と、この空気分離給送装置に使用する用紙給送部
材を備えた方式の用紙給送装置を用いたものに関する。
【0023】この用紙給送装置により、中折れの用紙を
複写機本体のコンタクトガラス上へ自動送りするとき
に、中折れ状態のまま給紙部材に吸着された中折れ用紙
を、給紙部材を構成する各々の部材が相反する方向に広
がることによって左右に伸ばして中折れを消滅させ、そ
の後、用紙給送装置の内部の搬送路へと自動送りするの
である。
【0024】図1に、複写機本体101上に搭載されて
いる用紙給送装置102を示す。さらに符号103は原
稿(以下用紙という)を載せる原稿テーブル、符号10
4は用紙給送部材の一例としての給紙ベルト、符号10
5は用紙を内部に導入する給紙口をそれぞれ示す。
【0025】また、図2に、前記図1における用紙給送
装置102内に構成された空気分離給送装置の内部構成
と給紙ベルト104との位置関係を示す。同図におい
て、送風箱4の空気吹出口4Aから吹き出された空気
(矢印で示す)は、原稿テーブル103及び給紙ベルト
104上の用紙Sに当たり、紙さばきを行なう。
【0026】その際、最下の用紙は給紙ベルト104に
開けられた多数の孔を介して吸引される空気(下向きの
矢印で示す)により該ベルトに吸引されるので、その上
の紙との間で分離が行なわれることになる。
【0027】給紙ベルト104部分の構成を図3、図4
に示す。図3は前記図1におけるQ矢視の概略図であ
り、図4は前記図1におけるR矢視の概略図を示す。よ
って、図3、図4は同一の構成を示すことになるが、煩
雑さを避けるために、それぞれの図において省略してい
る部材もある。
【0028】図3において、給紙ベルト104は4本用
いられていて、駆動ローラ106と従動ローラ107に
掛けられている。符号108はブラケットを示し、給紙
ベルト104、駆動ローラ106、従動ローラ107等
を支える3対のからなる。
【0029】符号109は自在継手を示し、各々の駆動
ローラ106を接続し、同軸、同角度で回転を伝える。
符号110は駆動ギヤを示し、自在継手109に固定さ
れている。
【0030】駆動系ギヤ111は、他駆動系に接続され
ている駆動軸112に固定されており、駆動ギヤ110
と噛み合っている。
【0031】ギヤ113Aは、図3、図4の一番左側の
ブラケット対の内側のブラケット108に固定されてお
り、ギヤ114Bの中心は、自在継手109の回転中心
の真下に存在する。
【0032】ギヤ113Aはこれと噛み合うギヤ113
A’を、ギヤ114Bはこれと噛み合うギヤ114B’
と駆動ベルト115を各々介して、ギヤの組み付けられ
たステッピングモータSPMと噛み合っている。
【0033】図5は一対のブラケット108に支えられ
ている給紙ベルト104を取りだして示したものであ
る。
【0034】これらの構成において、予め回転方向、回
転速度を設定されたステッピングモータSPMが動作す
ることにより、複数の給紙ベルト群のうち、両端の給紙
ベルト104が中心振り分けで用紙搬送方向に対して外
側に広げられる。
【0035】図6に、前記構成によって、中折れ用紙を
搬送しながら同時に中折れを消滅させていく様子を示
す。つまり、当初は図6(a)に示すように3本の給紙
ベルト共に用紙の搬送方向に平行に設定されているが、
中折れ用紙と検知された後は、図6(b)に示すよう
に、給紙ベルト104のうち、左右の給紙ベルトが、中
心振り分けで外側に向き、これにより、中折れの用紙S
は次第に広げられながら送られ、中折れが解消されるの
である。
【0036】請求項3に対応する例 本例は、用紙の状態が中折れか否かを検知する検知手段
を有し、この検知手段の出力たる検知信号によって、複
数個の給紙ベルトが全て平行である状態と、両端のベル
トが用紙搬送方向に中心振り分けで外側を向いた状態の
2つの状態の何れかを選択できる選択手段を有するもの
である。
【0037】まず、用紙の状態が中折れか否かを検知す
る検知手段の例を2つ示す。その一つは、図7に示すよ
うに、用紙の両端を規制するサイドフェンス8に用紙検
知用のセンサJ,Mを設けて用紙検知手段を構成したも
のである。
【0038】本例では、用紙Sが中折れ状態のときには
用紙の両端がセンサJ,Mに至らず、用紙Sを検知しな
い。よって、センサJ,Mが検知出力を出さないときに
は、用紙が中折れ状態であると判断する。このように用
紙の幅方向での中折れを検知するのである。
【0039】他の一つは、図8に示すように、原稿テー
ブル103の、用紙の端部に該当する位置に腕付きの用
紙検知用のセンサCを設け、用紙の中央付近に該当する
位置に腕付きの用紙検知用のセンサDを設け、用紙検知
手段を構成したものである。
【0040】本例では、センサCの腕が押され、かつ、
センサDの腕が押されないときは、用紙Sが中折れであ
ると判断するというように、用紙の原稿テーブル面から
の高さで用紙の状態を検知するのである。
【0041】これらの用紙検知手段の制御手段は図9に
示すように構成される。センサM(又はセンサC)の検
知出力、及びセンサM(又はセンサC)の検知出力は制
御回路116に入るようになっており、これらの検知出
力により用紙が中折れであると判断された場合には、ス
テッピングモータSPMを駆動して、前記図5で示した
作動により、両端の給紙ベルトを中心振り分けで用紙搬
送方向に対して外側に広げて、中折れを解消し、自動送
りを開始する。
【0042】センサ出力により、用紙が中折れでないと
判断された場合には、ステッピングモータSPMは作動
しない。従って、給紙ベルトは向きを変更しない。
【0043】かかる機能から、制御回路116は検知手
段の出力によって用紙給送部材の状態を用紙搬送方向に
対して外側に広げる、広げない、の2つの状態のいずれ
かに切り換える選択手段である。
【0044】なお、図9において、中折れの懸念のない
用紙のときは、自動送りスタート信号が他の制御回路に
入り、直ちに自動送りが開始される。
【0045】請求項7に対応する例 本例は、用紙給送装置を用いて、中折れ用紙を複写機本
体のコンタクトガラス上に自動送りするときに、中折れ
状態のまま給紙部材上に吸着され自動送りされてきた中
折れ用紙を、同軸上の中心振り分けで左右反対方向に移
動可能な搬送ローラによって、左右方向に伸ばして中折
れを消滅させ、その後、用紙給送装置の内部の搬送路へ
と自動送りするものである。
【0046】以下に説明する。図1に複写機本体と用紙
給送装置を示す。図10に用紙給送装置内における空気
分離装置と搬送ローラ120との位置関係を示す。同図
において、紙さばきの態様は前記図2の場合と同じであ
るが、用紙の搬送に関し、押圧用のマイラー(合成樹脂
性の薄板)121を送風箱4の一部に取り付けている点
で異なる。
【0047】このマイラー121は搬送ローラ120に
圧接する状態に設けられており、搬送ローラの回転とと
もに用紙に搬送力を与える。
【0048】図11(a)(b)に、前記搬送ローラ1
20に関連する構成の概略を示す。図11(a)は図1
において用紙送り装置をQ矢視方向から見た概略図に相
当し、紙面を貫く方向が用紙搬送方向に相当する。ま
た、図11(b)は図1において用紙送り装置をR矢視
方向から見た概略図に相当する。
【0049】搬送ローラ120は図10に示したものと
同一のもので、用紙の搬送に必要な摩擦係数を有してい
る。符号122は搬送ローラを支えるブラケットを示
し、このブラケットにスラストベアリング123が取り
付けられて、搬送ローラを軸支している。
【0050】搬送ローラ120の内部には当該搬送ロー
ラを駆動するたの駆動軸124が挿通固定されている。
この駆動軸の端部は他駆動系に接続されている。なお、
図中では省略されているが、搬送ローラ120と駆動軸
124との固定部分はスプライン構造となっており、十
分な回り止めがなされている。よって、搬送ローラ12
0と駆動軸124とは同角速度で回転可能である。
【0051】符号125はラックを示し、それぞれのブ
ラケット122に固定されていて、ギヤ付きステッピン
グモータSPM1の回転軸と一体のピニオンと噛み合わ
されいる。
【0052】以上の構成により、搬送ローラ120が駆
動軸124と同角速度で回転している状態で、予め快線
速度と回転方向を設定されたステッピングモータSPM
1の動作により、搬送ローラ120は駆動軸124の軸
心方向に中心振り分けで内側或いは外側へ移動が可能と
なる。
【0053】このような、搬送ローラ120の移動が可
能であるので、中折れの用紙を搬送しながら、同時に中
折れを消滅させることができる。その様子を図12によ
り説明する。
【0054】図12(a)に示すように中折れの用紙S
が用紙搬送方向に送られつつ、次第に搬送ローラ120
に接近してくる。この用紙が搬送ローラ120にくわえ
られた状態になったときに、図12(b)に示すよう
に、搬送ローラ120を中心振り分けで軸心方向に移動
させつつ搬送すれば、用紙の中折れは次第に消滅してい
く。
【0055】本例において、用紙の状態が中折れが否か
を検知する検知手段、搬送ローラを検知出力により予め
設定された位置とその位置よりも中心振り分けで移動し
た位置の2つの状態に自動的に切り換える手段は、前記
図9に示した内容に準じて構成することができる。
【0056】2.請求項2に対応する例(図13、図1
4参照) 図14において、用紙載置部7には複数の開口が形成さ
れていて、これら開口部にベルト1が位置し、このベル
トの移動方向つまり用紙の進行方向A上の下流側で給紙
口6の手前に、本例にかかる搬送ローラ対50が設けら
れている。
【0057】この搬送ローラ対50は上下方向に対向圧
接する上ローラ50Uと下ローラ50Dとの組合せから
なり、上ローラは下ローラに比べて小径となっていて、
用紙をくわえて用紙を用紙の進行方向Aに送る向きに回
転駆動されるようになっている。
【0058】また、用紙幅の中心に対応する用紙載置部
7の中心をC−Cとすれば、この位置は左右連動して動
いて用紙をガイドする一対のサイドフェンス8により用
紙サイズが変わっても不変である。
【0059】本例では、搬送ローラ対50は、段ローラ
で構成されていて、中心C−Cを間にして軸が二分され
ている。図13に示すように、この二分された各軸はそ
の長手方向の中心位置にて、用紙載置部7に垂直な軸6
0により、用紙載置部7と平行な平面内で回動自在に支
持されている。
【0060】これら搬送ローラ対の軸線の方向は、通常
の状態では用紙の進行方向Aと直交する方向O−Oに合
致した方向に設定されていて、搬送ローラ対の送り作用
方向は用紙の進行方向Aと合致しており、この状態は従
来の状態と変わらない。
【0061】これが、図13に示すように中折れの用紙
Sが搬送されてくると事前に、同図に示されるように軸
60を中心にして搬送ローラ対が回動されて、該ローラ
対による送り作用方向が矢印Gで示すように外側に向く
ように設定される。
【0062】このようにされることにより、中折れの用
紙Sは該搬送ローラ対50にくわえられた先端側から順
に外方に引き延ばされることで中折れが順次解消されて
平坦化されていき、以後の搬送過程において正常な送り
が確保される。
【0063】なお、本例では、搬送ローラ対を回動させ
て、送り作用方向を矢印Gのように設定したが、後述す
る請求項4に対応する例においては、搬送ローラを構成
する搬送コロをその軸線上の中央部と外側のもの相互に
ついて速度を変えることにより実質的に送り作用方向を
矢印Gの方向に設定している。
【0064】3.請求項3対応する実施例(図15ない
し図21参照) 本例は前記例を実現するためのより具体的な内容に関す
る。先ず、搬送ローラに関し、送り作用方向が用紙進行
方向と同一方向である状態と、用紙進行方向に対して所
定量中心振り分けで外側に向いた方向である状態の2つ
の状態をとるための構成について説明する。
【0065】図15は搬送ローラ対を図14における矢
印Qの位置から見たときの図であり、図16はこれを上
方から見たときの図である。これらの図において、図1
3におけると同一の部材に関しては同一符号を付して説
明する。
【0066】下ローラ50Dは段ローラであり、共通の
軸9に3個固定された構成のものが、左右に各1組設け
られている。各下ローラは用紙搬送に適する摩擦係数を
保有している。
【0067】3個の下ローラのうち中央のローラに関し
てはその円周表面の一部がV字型に成形されていてプー
リーを兼用し、駆動軸10に固定されたプーリー11と
の間に丸いベルト12が掛け回されている。
【0068】又、このプーリーを兼用した下ローラの両
側にはケーシング13が位置し、このケーシング13は
搬送ローラの軸長手方向の中央でかつ上下ローラの真上
にある軸60と同軸上に位置する軸60’と一体であ
り、この軸は不動部材に軸支されている。
【0069】駆動軸10は専用のモーターにより駆動さ
れるようになっているが、図示は省略されている。或い
は、ギヤ、タイミングプーリー、クラッチ等を該駆動軸
の一部に取付けて他の駆動系より駆動力を伝達されて駆
動される構成とすることもできる。
【0070】上ローラ50Uは下ローラ50Dに対応し
て設けられ、用紙搬送に適切な圧力を生じるように接し
ている。これら上ローラ50Uは軸14に固定され、こ
の軸は従動ケーシング15により軸支されている。この
従動ケーシングは軸60と一体であり、不動部材に軸支
されている。
【0071】図16を参照するに、本図では煩雑さを避
けるため上ローラ50U及びその周辺部材を省略してい
る。ケーシング13については、左右のそれぞれについ
て用紙の進行方向Aに長い長孔12R、12Lが形成さ
れていて、これらの長孔にはピン16R、16Lがそれ
ぞれ係合している。
【0072】ピン16Rはラック部材17Rの一端側と
一体であり、ピン16Lはラック部材17Lの一端側と
一体である。これら各ラック部材17R,Lは用紙搬送
部と平行な平面内で用紙の進行方向Aと直交する方向に
摺動自在となるよう不動部材に支持されている。
【0073】さらに、これら各ラック部材17R、Lの
各他端側の各対向面にはラックが形成されていて、各ラ
ックはピニオン18に共通に噛み合っている。このピニ
オン18は不動部材に軸支されている。
【0074】又、ラック部材17Lに関しては、その右
端部が緊縮性のばねにより引かれており、この力による
ラック部材17Lの移動は不動部材に固定されたソレノ
イド20により阻止されている。
【0075】図16は、このソレノイド20がオフの状
態を示しており、かかる状態の下では、搬送ローラ対の
軸方向は図13におけるO−O方向と一致し、搬送ロー
ラ対による送り作用方向は用紙の進行方向と同一であ
る。
【0076】ソレノイド20がオンにされると、ばね1
9の緊縮力に抗して、各ラック部材が用紙の中心C−C
側に引き寄せられ、これに伴ってケーシング13が軸6
0’を中心に回動させられ、これに追随して従動ケーシ
ング15も同一方向に回動させられて、搬送ローラ対は
図13に実線で示したように送り作用方向が用紙の進行
方向に対し中心振り分けで外側に向けられる。
【0077】このとき、ピン16Rと長孔12Rの関係
は図17に示す状態から図18に示す状態に変化し、長
孔により、ピンの移動が確保されてケーシング13が円
滑に回動される。ピン16Lと長孔12Lとの関係もこ
れに準ずる。
【0078】ソレノイド20をオフにすると、ばね19
の力によってラック部材は引き戻され、原状態に復帰す
る。以上が搬送ローラ対に、2つの状態をとらせるため
の構成である。
【0079】次に用紙の中折れ状態の検知手段について
説明すると、図19において用紙載置部7上であって、
搬送ローラ対の前方位置には用紙搬送方向と直交するラ
イン上にて、中央部、サイドフェンス8上の左右端部、
さらにこれらの中間位置の合計4個所に、用紙の状態を
検知する検知手段としてのセンサJ,K,L,Mが配置
されている。
【0080】これらのセンサは、用紙と密着したか否か
を検知する働きを有し、アクチュエータにより検知する
機械的なセンサ或いはホトセンサを適用できる。
【0081】例えば、機械的なアクチュエータで検知す
る場合を説明すると、図20に示すように、センサJが
用紙の密着状態を検知しているにも拘らず、センサLが
離間状態を検知したときには、中折れ状態と判定でき
る。
【0082】図21に示すように、各センサJ,K,
L,Mの出力は制御回路21に入力されする。制御回路
21では、かかる入力に基づき、ソレノイド20をオン
ないしオフにする信号を出力する。全てのセンサJ、
K、L、Mが用紙の密着状態を検知している時は用紙は
平坦であり、制御回路21はソレノイド20にオフの信
号を送る。この時は搬送ローラ対は原状態を保持する。
【0083】センサJ,Mが用紙の密着状態を検知して
いるにも拘らず、センサK,Lの何れか又は一方が離間
状態を検知しているときは中折れ状態であるから、ソレ
ノイド20にオンの指令信号を送り、搬送ローラ対を所
定量回動させて中折れ状態を解消しつつ搬送を行なう。
【0084】或いは、用紙幅に設定されているサイドフ
ェンス8間に用紙があるにも拘らず、センサJ或いはセ
ンサMが用紙の存在を検知しないときも、その用紙は中
折れ状態と判断できる。
【0085】かかる機能から、制御回路21は検知手段
の出力によって搬送ローラの2つの状態を選択的に切り
換える選択手段である。
【0086】なお、ソレノイド20の駆動のタイミング
としては、2通りある。1つは、原稿を原稿載置部に載
置した状態で中折れ状態を検知し、直ちにソレノイドを
駆動して搬送ローラ対の状態を整え、しかる後、原稿の
自動送りを開始するケースであり、他の1つは原稿の自
動送り中に用紙の状態を検知し、用紙が中折れ状態の場
合に用紙が搬送ローラ対に至るまでの間にソレノイドを
作動させて搬送ローラ対の状態を整えるというケースで
ある。実施例では、用紙として原稿を用いて説明した
が、原稿に限らず、一般の用紙に関して本発明を適用で
きることはもちろんである。
【0087】4.請求項4に対応する実施例(図23乃
至図25参照) 本例は、前記例3.のように搬送ローラ対の軸線方向を
変えることで送り作用方向を変えるのでなく、搬送ロー
ラ対を構成する駆動側の搬送ローラと従動側の搬送ロー
ラのうち、駆動側の搬送ローラに関し、同一軸線上に配
列した複数の搬送コロを以って構成し、この軸線上の中
央部の搬送コロに対し、その外側に位置する搬送コロ
程、回転角速度、線速が小さくなるように駆動系を構成
したものである。
【0088】ここでいう搬送ローラ対は、外観的には図
14に示した搬送ローラ対50と同様に構成されている
が、本例では特に、上ローラ50Uに相当するローラを
従動ローラとし、下ローラ50Dに相当するローラを駆
動ローラとし、この駆動ローラを複数の搬送コロで構成
し、かつ、その速度を異ならせることができる。
【0089】この駆動ローラの構成を示したのが図23
である。図23において、符号511で示したローラ軸
は不動部材に軸支されると共に、タイミングプーリ51
2と搬送コロ513を同軸かつ同角速度で回転するよう
に組み付けている。
【0090】パイプ材によるローラ軸521には、タイ
ミングプーリ522と搬送コロ523が同軸かつ同角速
度で回転するように組み付けられている。さらに、パイ
プ材によるローラ軸521は、ベアリング527を介し
てローラ軸511により挿通された状態で組み付けられ
た上、不動部材に軸支されているので、これら各ローラ
軸は同軸かつ、各々異なる角速度で回転可能である。
【0091】不動部材に軸支された軸525にはタイミ
ングプーリ524、526がそれぞれ、タイミングプー
リ522、512に対応する位置にて固着されており、
それぞれ同角速度で回転するようになっている。
【0092】パイプ材によるローラ軸531には、タイ
ミングプーリ532と搬送コロ533が同軸、かつ、同
角速度で回転するように組み付けられている。さらに、
このローラ軸531は、ベアリング537を介してロー
ラ軸521により挿通された状態で組み付けられ、不動
部材に軸支されているので、ローラ軸511、ローラ軸
521に対して同軸かつ各々異角速度で回転可能であ
る。
【0093】不動部材に軸支された軸535にはタイミ
ングプーリ534、536がそれぞれ、タイミングプー
リ532、526に対応する位置にて固着されており、
それぞれ同角速度で回転するようになっている。
【0094】これらタイミングプーリー512、52
6、536には駆動系500との間に、タイミングベル
ト541が共通に掛けてある。また、タイミングプーリ
ー522、524間にはタイミングベルト542が掛け
てある。さらに、タイミングプーリー532、534間
にもタイミングベルト543が掛けてある。
【0095】これら各軸の軸支の態様は、ベアリング、
ブラケット、ハウジング等によるものであり、軸支の位
置にて滑らかに回転できるようになっている。
【0096】タイミングプーリ512、522、52
4、526、532、534、536の各歯数を512
z、522z、524z、526z、532z、534
z、536zとすれば、同ピッチ時のプーリ歯数の関係
は、512z=526z=536であり、532z<5
22z<524z=534zである。また、搬送コロ5
13、523、533の各外径は等しい。
【0097】従って、駆動系500から駆動力がタイミ
ングプーリ512、526、536へ伝達されることに
よって、ローラ軸511、525、535は同角速度で
回転する。そして、前記タイミングプーリの歯数の関係
により、ローラ軸511、ローラ軸521、ローラ軸5
31の各回転角速度を511v,521v,531vと
すると、511v<521v<531vとなる。
【0098】従って、搬送コロ513、搬送コロ533
のコロ外径での線速は、513v<523v<533v
となり、当該駆動ローラとしては、中心振り分けで中央
部の搬送コロに対し、その外側に位置する搬送コロ程、
回転角速度、線速が小さくなる。
【0099】これにより、搬送ローラ対の送り作用方向
が用紙の進行方向に対し、中心振り分けで外側に向くこ
とになる。よって、中折れの用紙の搬送に関しては、前
記例2.におけると同等の作用効果を得ることができ
る。
【0100】従って、図24に示すような中折れの用紙
Sが送られてきても、図25に示すように用紙Sの中心
部よりも外側の送り速度が遅いので、用紙は搬送方向に
対して直角な用紙幅方向に広げられ中折れが矯正される
ことになる。
【0101】このように、中折れ用紙を平坦な用紙にし
てから、自動原稿送り装置の給紙口内部の搬送経路へと
送るため、用紙の中折れ部分による給紙口、或いは、搬
送経路中でのひっかかりによるジャム又は、それによっ
て誘発される用紙破損等が防止される。又、中折れ用紙
を自動原稿送り装置に積載する時に、予め、用紙を逆に
折り曲げて中折れをなくして平坦にするという煩わしい
作業も必要なく、能率が上がる。
【0102】5.請求項5に対応する実施例(図22、
図26参照) 図26を参照するに、本例は、前記例にかかる図23に
おいて、タイミングプーリ526とタイミングプーリ5
36に代えて、タイミングプーリ付き電磁クラッチ52
6’、タイミングプーリ付き電磁クラッチ536’を設
けている。また、ベアリング527、ベアリング537
に代えてワンウエイクラッチ527’、ワンウエイクラ
ッチ537’を備えている。他の構成は図23に示した
構成に準ずる。
【0103】ここで、図26において矢印P方向から見
たとき、ローラ軸521或いはローラ軸31を固定した
ときにローラ軸511がワンウエイクラッチによってロ
ックされる回転の向きは時計回りの向きである。
【0104】タイミングベルト541が矢印P方向から
みたとき時計回りの向きに回転するものとすれば、ロー
ラ軸521へのタイミングベルト542、ローラ軸53
1へのタイミングベルト543による各駆動がないとき
は、ワンウエイクラッチがロック状態となるので、ロー
ラ軸511とともにローラ軸521、531が同一の角
速度で駆動され、各搬送コロの速度が同一の同一速度モ
ードとなる。
【0105】一方、ローラ軸521へのタイミングベル
ト542、ローラ軸531へのタイミングベルト543
による各駆動があるときは、各搬送コロは中央部のもの
に対して外側のものが小さい速度で回転されるので、各
搬送コロの速度が異なる異速度モードとなる。
【0106】図26に示した搬送コロの駆動系の構成
は、図19、図20に示す構成に準じた用紙の状態の検
知手段、及び、図22に示す、モードの自動切り換えを
行なう選択手段と共に用いられる。
【0107】検知手段により、用紙が中折れ状態である
と判断されると、その情報は図22に示す制御回路21
0に入力され、該制御回路から電磁クラッチ526’、
536’をオンにする指令出力がなされる。
【0108】該指令出力に従い、電磁クラッチが作動さ
れて、各ローラ軸511、525、535はタイミング
ベルト541によって駆動状態となる。この時、ローラ
軸521、531のワンウエイクラッチ527’、53
7’は回転を伝達せず、よって、各搬送コロ513、5
23、533は前記図23で説明したように外側のコロ
程、速度が小さく回転される。つまり、各搬送コロの線
速が異なる搬送コロ速度異モードとなって中折れの矯正
が行なわれる。
【0109】一方、用紙に中折れがなく平坦であると検
知手段により判断検知された場合には、電磁クラッチ5
26’、536’はオフにされ、各ローラ軸525、5
35はタイミングベルト541からの動力が伝達されな
い状態となる。
【0110】従って、ローラ軸511の回転によって、
ワンウエイクラッチ527’、537’がロック状態と
なり、ローラ軸521、ローラ軸531を回転させて、
これら2本の軸はーラ軸11と同一の角速度で回転す
る。よって、各搬送コロの線速が同一なモードとなり用
紙の搬送が行なわれる。
【0111】以上より、電磁クラッチ526’、53
6’及びワンウエイクラッチ527’、537’はモー
ドの選択を可能にする切り換え手段を構成する。また、
図22に示した制御回路210はモードを自動的に切り
換える選択手段を構成する。
【0112】本例では、自動原稿送り装置にて、積載用
紙が中折れ用紙であるか否かを判断し、コピー操作者が
コピーを開始させると、自動的に前記例3.で説明した
内容の動作が行なわれる。このため、平坦な用紙がさら
に、左右に伸ばされて負荷がかかったり、搬送コロの線
速が異なるため、幾つかの搬送コロと用紙がスリップ現
象を起こして用紙を汚したり、傷めたりすることも回避
される。
【0113】6.請求項6に対応する実施例(図27、
図28参照) 本例は図26の構成においてタイミングプーリ512に
代えて電磁クラッチ512’を設け、さらに、ローラ軸
511に電磁ブレーキ514を備えた構成としている。
【0114】用紙の状態が中折れか否かを検知する手
段、及び、その他の構成は、前記5.の例(図26参
照)に準ずる。なお、本例では、用紙の搬送経路上であ
って、搬送コロの下流部に、用紙の到来を検知するセン
サN(図29参照)を設けている。
【0115】本例の制御系を説明した図28において、
センサJ、M、K、Lからの出力は制御回路2100に
与えられる。該制御回路2100からの出力は電磁ブレ
ーキ514、電磁クラッチ512’、526’、53
6’に与えられる。センサNの出力は制御回路210
0’を経て電磁クラッチ512’電磁ブレーキ514に
与えられる。
【0116】本例における用紙送り動作について説明す
る。用紙に中折れがなく、平坦であるときには、電磁ブ
レーキ514、電磁クラッチ526’、536’はオフ
であり、電磁クラッチ512’のみオンにされる。
【0117】よって、ローラ軸525、535には駆動
力が伝達されず、ローラ軸511のみ駆動力が伝達され
る状態にあり、ワンウエイクラッチ527’、537’
の働きにより、前記例5.で説明した用紙に中折れがな
いときと同じ動作となり、各搬送コロ513、523、
533は同一の角速度で回転することになる。
【0118】用紙が中折れ状態であるときは、電磁クラ
ッチ526’、536’はオンとなり、電磁クラッチ5
12’はオフ、電磁ブレーキ514はオンとなる。よっ
て、ローラ軸521、531についてはローラ軸531
の方が大きい角速度で回転することになるが、ローラ軸
511については電磁ブレーキ514の制動作用により
ロックされ回転が完全に停止した状態になる。但し、電
磁クラッチ512’はオフであるので、タイミングベル
ト541の回動は制限されない。
【0119】この状態で、用紙が搬送され、その先端が
センサNにより検知されると、その検知信号により、電
磁クラッチ512’がオン、電磁ブレーキ514がオフ
となり、ローラ軸511も回転を始める。
【0120】本例においては、外側の搬送コロを完全に
停止させてしまうことが可能であり、これによって、特
にこの停止された搬送コロと他の各搬送コロ間で、より
大きな線速差を生じさせ、用紙搬送速度に、より大きな
差を生じさせることによって、前記例4.では伸ばして
平坦にすることは困難と思われる中折れ用紙も、平坦に
することが可能となる。
【0121】また、用紙搬送過程において適当な時に、
それまで停止していた搬送コロも回転を始めるため、用
紙搬送における負荷を軽減可能となる。なお、用紙の中
折れの有無に応じて各搬送コロの回転速度を制御し得る
点は前記例5.の場合と同様である。
【0122】
【発明の効果】本発明により、中折れくせのついた用紙
でも自動的に円滑に搬送させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用される用紙搬送装置を複写機本体
と共に示した斜視図である。
【図2】本発明に適用される用紙給送装置による紙さば
きの様子を説明した図である。
【図3】本発明に係る用紙給送部材の平面図である。
【図4】本発明に係る用紙給送装置の側面図である。
【図5】本発明に係る用紙給送装置の一部を説明した斜
視図である。
【図6】本発明に係る用紙給送装置の動作を説明した図
である。
【図7】本発明に係る用紙給送装置の用紙検知手段を説
明したサイドフェンス部の斜視図である。
【図8】本発明に係る用紙給送装置の用紙検知手段の他
の例を説明した図である。
【図9】本発明に係る用紙給送装置の作動を制御する制
御系の説明図である。
【図10】本発明に係る用紙給送装置の搬送ローラ部分
の詳細を説明した図である。
【図11】本発明に係る用紙給送装置における搬送ロー
ラの移動手段を説明した部分断面図である。
【図12】本発明に係る用紙給送装置により、用紙の中
折れが解消される過程を説明した図である。
【図13】搬送ローラ対の送り方向を説明した図であ
る。
【図14】自動原稿送り装置の外観斜視図である
【図15】搬送ローラ対の状態を変化させるための構成
を説明した正面図である。
【図16】図3の平面図である。
【図17】ケーシングの長孔とラック部材のピンとの関
係を説明した図である。
【図18】ケーシングの長孔とラック部材のピンとの関
係を説明した図である。
【図19】センサの配置の説明図である。
【図20】センサによる用紙の中折れ状態の検知原理の
説明図である。
【図21】制御系統の説明図である。
【図22】図26の構成と組合せて用いられる制御系統
の説明図である。
【図23】各搬送コロの速度を異ならせる場合の構成の
説明図である。
【図24】用紙の中折れを矯正する状態の説明図であ
る。
【図25】用紙の中折れを矯正する状態の説明図であ
る。
【図26】用紙の中折れの有無に応じて搬送コロの回転
を制御するための構成の説明図である。
【図27】各搬送コロの速度差を一層大きくするための
構成の説明図である。
【図28】図27に示した構成と組み合わせて用られる
制御系の説明図である。
【図29】従来技術による用紙給送装置の説明図であ
る。
【図30】用紙の中折れ状態の説明図である。
【符号の説明】
50 搬送ローラ対 A 用紙の搬送方向 G 送り作用方向が外側に向いたことを示す矢印 C (用紙検知手段としての)センサ D (用紙検知手段としての)センサ J (用紙検知手段としての)センサ K (用紙検知手段としての)センサ L (用紙検知手段としての)センサ M (用紙検知手段としての)センサ N (用紙検知手段としての)センサ 21 (選択手段としての)制御回路 104 (用紙給送部材としての)給紙ベルト 116 (選択手段としての)制御回路 120 (用紙給送部材としての)搬送ローラ 210 (選択手段としての)制御回路 512’ (制動手段としての)電磁クラッチ 513 搬送コロ 514 (制動手段としての)電磁ブレーキ 523 搬送コロ 526’ (切り換え手段としての)電磁クラッチ 527’ (切り換え手段としての)電磁クラッチ 536’ (切り換え手段としての)電磁クラッチ 537’ (切り換え手段としての)電磁クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 108 7369−2H

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙束に空気を吹き込んで紙さばきを行な
    うと共に、空気の吸引作用により、用紙束から1枚の用
    紙を分離し給送する空気分離給送装置と、この空気分離
    給送装置に使用する用紙給送部材を備えた用紙給送装置
    において、 前記用紙給送部材が、用紙搬送方向に中心振り分けで向
    きを変更することができるようにしたことを特徴とする
    用紙給送装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、用紙給送部材が、空気
    分離給送装置より送り出された用紙を引き出し、さらに
    搬送する複数の搬送ローラ対からなり、この搬送ローラ
    対の送り作用が用紙の進行方向に対して所定量、中心振
    り分けで外側に向くように設定されていることを特徴と
    する用紙給送装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、用紙給送
    部材が、予め設定された向き・状態と用紙進行方向に対
    して所定量中心振り分けで向きを変更した状態の2つの
    状態を取り得る構成であると共に、用紙の状態を検知す
    る検知手段を有し、この検知手段の出力によって前記2
    つの状態を選択的に切り換える選択手段を有することを
    特徴とする用紙給送装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、搬送ローラ対を構成す
    る駆動側の搬送ローラと従動側の搬送ローラのうち、駆
    動側の搬送ローラに関し、同一軸線上に配列した複数の
    搬送コロを以って構成し、この軸線上の中央部の搬送コ
    ロに対し、その外側に位置する搬送コロ程、回転角速
    度、線速が小さくなるように駆動系を構成したことを特
    徴とする用紙給送装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、各搬送コロの回転角速
    度、線速が異なるモードと、同一になるモードとの選択
    を可能にする切り換え手段と、用紙の状態を検知する検
    知手段と、この検知手段の出力に応じて、前記モードを
    自動的に切り換える選択手段を設けたことを特徴とする
    用紙給送装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、搬送コロの幾つかにつ
    いて、完全に回転を停止させ得る制動手段を設けたこと
    を特徴とする用紙給送装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、用紙給送部材が複数個
    の搬送ローラを含み、これら搬送ローラがその軸心方向
    に移動自在であることを特徴とする用紙給送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014047007A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Ricoh Co Ltd シート搬送装置、および画像形成装置
JP2016183053A (ja) * 2016-07-29 2016-10-20 株式会社リコー シート搬送装置、および画像形成装置
CN109071134A (zh) * 2015-12-22 2018-12-21 图坦服务公司 导入用于转换波纹板或微波纹板的片材的机器的片材的方法和装置

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