JP3569258B2 - 磁気抵抗記憶素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気抵抗効果を利用した磁気抵抗記憶素子に関し、特に、高速パルス伝送に適した磁気抵抗記憶素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気抵抗素子(MR素子)を用いた固体記憶デバイスとして、磁気ランダムアクセスメモリー(MRAM)が研究されている。MRAMは、MR素子への記録磁界を発生させるためのワード線と、読み出し用のセンス線とを含む導電配線を備えている。従来、MRAMには磁気抵抗変化率(MR変化率)が2%程度の異方性MR効果(AMR)を示すNiFe膜等が使用されていたが、出力の向上が課題であった。非磁性膜を介して交換結合した磁性膜からなる人工格子膜が巨大磁気抵抗効果(GMR)を示すことが発見されてからは、GMR膜を用いたMRAMが提案されている。しかし、反強磁性交換結合した磁性膜からなるGMR膜は、大きなMR変化率を示すものの、AMR膜に比べて大きな印加磁界を必要とするため、大きな情報記録電流及び読み出し電流を必要とする。交換結合型GMR膜に対して、非結合型GMR膜としてはスピンバルブ膜があり、反強磁性膜を用いた構成や(半)硬質磁性膜を用いた構成が提案されている。スピンバルブ膜からは、AMR膜と同様の低磁界で、AMR膜よりも大きなMR変化率が得られる。さらに、非磁性層がCu等の導体膜であるGMR膜に対し、非磁性層にAl等の絶縁膜を用いたトンネル型GMR(TMR)膜を用いたMRAMも提案されている。これら磁気抵抗効果を利用したRAMは、原理上不揮発メモリを構成でき、高速化・高集積化に有利であるため、次世代メモリとして有望視されている。
【0003】
現在主に利用されている不揮発メモリは、フラッシュメモリであるが、この書き込み動作にはMOSトランジスタを高速の電圧パルスで駆動する、いわゆる電圧駆動が用いられている。研究開発レベルにある強誘電体メモリにも電圧駆動が適用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これに対し、MRAMは、電流駆動のデバイスである。MR素子に情報を記録するためには、その素子周辺に配置された導電線(ワード線)にパルス電流を印加し、パルス磁界を発生させる必要がある。このため、MRAMでは、パルス波形が乱れると動作が不安定になる。したがって、ワード線のインピーダンス不整合は、MRAMの高速動作を困難とする。
【0005】
さらに、MRAMでは、集積度の向上に伴って、磁気クロストークが生じやすくなる。磁気クロストークとは、隣接するワード線上を伝送するパルス電流がMR素子に及ぼす磁界雑音である。この雑音は、記録された情報を消失させることがあるため、集積度向上の障害となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
従来のように、1つのMR素子への情報の書き込みに、単線路のワード線を用いていたのでは、この線路のインピーダンスの整合に限界があり、磁気クロストークも十分に抑制できない。そこで、本発明では、1つの素子に対するワード線に、同一方向に伸長する複線路を含めることとした。即ち、本発明の磁気抵抗記憶素子は、磁気抵抗素子と、この磁気抵抗素子に磁界を印加するための配線とを含み、この配線が、同一方向に伸長する2以上の導電線を含み、前記2以上の導電線が、磁界を印加するための電流を入力する信号線と、所定の電位に保持された受動線とを含むことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、パルス伝送用線路のインピーダンス整合が容易となるため、遅延係数が小さくなり、パルス波形の歪みも抑制できる。したがって、MRAMにおける高速応答が可能となる。また、本発明によれば、隣接するワード線間の結合を相対的に弱めることができる。したがって、MRAMにおける磁気クロストークの低減も容易となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図1では、磁気抵抗素子(MR素子)10への情報の書き込みのために2本の導電線からなるワード線11,12が配置されている。センス線20は、その伸長方向がワード線の伸長方向と90度の角を為すように配置されている。ワード線11,12は、図示を省略する絶縁膜を介して互いに対向するように離間して配置された2層の導電膜から構成されている。なお、以下の図面においても、簡略化のため、絶縁膜等の公知部材は適宜省略する。
【0010】
従来のワード線は、単線路であるため、その部位ごとに近接した他の導電線等との結合が支配的となる。このため、インピーダンス整合を図ることが困難であった。しかし、並進する2以上の導電線を用いると、ワード線の特性インピーダンスを制御しやすくなる。
【0011】
導電線11,12は、情報の書き込みのためのパルス磁界を素子に印加する部分において互いに同一方向に伸長していればよく、その余の領域における配置は制限されない。導電線11,12は、所定の特性インピーダンスを得るために、上記部分において、互いの間隔が所定の範囲内に保持されていることが好ましい。
【0012】
複線路を用いると、従来の単線路では実現できなかった程度の低い特性インピーダンスを実現できる。2以上の導電線により構成される複線路の特性インピーダンスは、特に限定されないが、5kΩ以下、特に1Ω〜1kΩ程度が好適である。この程度の特性インピーダンスを実現するために、複線路を構成する2以上の導電線の間隔は、例えば0.05〜10μmの範囲内に保持されていることが好ましい。
【0013】
MR素子10の磁性膜に形状異方性を付与するために、素子の面形状は、L≠Wであることが好ましい。ただし、MR素子の形状は、図示した直方体に限らず、各種角柱、円柱、円錐台、角錐台等であってもよい。
【0014】
図2(A)〜図2(C)に、パルス磁界発生用伝送線路における、線路インピーダンスのパルスクロック数依存性の例を示す。ここでは、線路を構成する導電線の幅を0.2μmとした。素子の集積化のためには、導電線の幅および厚さはそれぞれ1μm以下が好ましい。層間絶縁膜(Layer−I, Layer−II, LayerIII)の材料としては、酸化アルミニウム(誘電比率:約8.5、誘電正接:約0.01)を選択した。上下に配置したグランド面30(上部グランド面は図示省略)と導電線との距離d1,d2は、ともに100μmとした。
【0015】
単層の導電線31を用いる場合(図2(A),(B))、特性インピーダンスを50Ωとするためには、導電線31とグランド面30との距離d1を0.2μm程度にまで小さくする必要があった(図2(A))。MRAMでは、素子および配線の形成のために多層膜を必要とするため、距離d1は大きくとらざるを得ない。しかし、これを考慮してd1を100μmとすると、大きく高インピーダンス側にずれてしまった(図2(B))。
【0016】
複線の導電線31,32を用いると、導電線32とグランド面30との距離d1を100μm程度にまで広げても、両導電線間の距離d3を0.2μm程度に保てば、特性インピーダンスZを50Ωに整合できた。図2(C)に示した配置では、パルス電流の周波数が約10GHzに達しても、整合性がほぼ保持されることが確認された。
【0017】
好ましいd3の値、即ち互いに対向するように配置した一対の導電線間の好ましい距離は、導電線の幅wにより相違する。この範囲は、一般には、式:w/10≦d3≦5w(ただし、w≦1μm)により表現できる。
【0018】
なお、層間絶縁体として、酸化アルミニウムに代えて酸化シリコンやフッ化マグネシウムを用いた場合にも、誘電比率や誘電正接が変化するため距離d3の最適値は多少変化するが、2層の導電線がインピーダンス整合を容易にする点に変わりはなかった。
【0019】
強磁性体の磁化反転動作は、数百MHzでの応答が確認されている。このような特性を活かした高速動作には、電流パルスを歪みや遅延なく伝送することが望ましい。複線路のワード線を用いると、nsオーダー以下、例えば0.1ns以下のパルス伝送においても、波形の歪み等を抑制できる。
【0020】
情報の書き込み時には、さらにセンス線20に電流を流してもよい。素子10に、ワード線11,12による磁界Hとセンス線20による磁界Hとの合成磁界Hを用いると、書き込みのための磁界が小さくて済むためである。図3に示したように、磁界Hと磁界Hとが動作点において1:1となるように磁界を印加すると(換言すれば磁界Hに対する磁界Hの角度θを45°とすると)、書き込み磁界を最小とすることができる。
【0021】
複線路を構成する導電線は、図1に示した配置に限らず、例えばMR素子を挟持するように配置してもよい。MR素子を挟持するように配置した一対の導電線を用いると、効率的に磁界Hを印加できる。図4に示したように、導電線12,13により素子10を挟持する方向は、MRAMを構成する多層膜の積層方向が好ましいが、図5に示すように、多層膜の膜面方向に沿って素子10を挟持するように導電線14,15を配置してもよい。
【0022】
MR素子10と導電線12,13のみを表示すると、図4の配置は、図6に示したとおりとなる。素子を挟持するように配置された一対の導電線12,13は、奇モードで結合させることが好ましい。一方の導電線にパルス電流を印加したときに他方の導電線には逆位相のパルスが伝搬することになり、両導電線から同一方向のパルス磁界が素子に印加されるからである。
【0023】
同一方向に伸長する導電線の数は3以上であってもよい。例えば、図7では、追加の導電線16,17が配置されている。この場合は、4本の導電線12,13,16,17全体で所望の特性インピーダンスが得られるように、各導電線を配置するとよい。
【0024】
複線路を構成する2以上の導電線には、磁界を印加するための電流を入力する信号線(信号駆動線)と、所定の電位に保持された受動線(結合受動線)とが含まれている受動線は、好ましくはグランド電位に落とされるが、所定の電位に保持されていればグランド電位でなくてもよい。信号線と受動線とは、信号線に入力されたパルス電流に呼応したパルス電流が受動線に発生するように、容量的に結合させておくとよい。
【0025】
図8(B)〜(F)に、信号線31および受動線32の配置例を示す。簡略化のため、MR素子は図示を省略するが、これらの図では、1本の信号線31に対して1つの素子が対応しており、この素子は信号線31とこれに対向する受動線32との間に配置される(したがって、各図において3個のMR素子の図示が省略されている)。
【0026】
図8(A)に示すように、従来の単線の導電線31は、グランド面30よりも隣接する別の信号線と結合しやすい。この結合は誤動作の原因となる。これに対し、図8(B)〜(F)では、一つのMR素子に対して2以上の導電線が同一方向に伸長しており、2以上の導電線には、信号線31と、グランド面30よりも信号線に近接して配置された少なくとも1本の受動線32,33とが含まれている。図示した形態は、高速のパルス伝送および磁気クロストークの抑制に特に効果がある配列である。
【0027】
図8(B)〜(F)の各形態では、受動線32は、図示を省略する素子を介して信号線31と対向する位置に配置されている。これに対し、受動線33は、素子から見て信号線31と同一側に配置され、信号線31,31の間に介在している。この受動線33の存在は、磁気クロストークのさらなる抑制に効果がある。即ち、第1MR素子および第2MR素子にそれぞれパルス磁界を印加するための電流を入力する第1信号線および第2信号線を備え、これら第1信号線および第2信号線が同一方向に伸長している場合には、所定の電位に保持された少なくとも1本の受動線を、第1信号線と第2信号線との間に配置するとよい。受動線33の好ましい配置には、隣接する信号線31,31(第1信号線および第2信号線)と同一面内が含まれる。ここで、同一面内とは、より正確には、MRAMを構成する多層膜の同一膜面上を指す。
【0028】
上述したように、受動線32は信号線31と奇モードで結合していることが好ましい。これに対し、磁気クロストークをより効果的に抑制するためには、受動線33を、隣接する信号線31,31の少なくとも一方(より好ましくは双方)と偶モードで結合させておくとよい。
【0029】
受動線33を第1受動線と見れば、受動線32は第2受動線であり、この第2受動線は、好ましくは多層膜の積層方向に沿って、第1受動線に隣接する信号線31,31のいずれか一方とともにMR素子を挟持するように配置される。
【0030】
図8(B)の形態では、信号線31と受動線32とから、その間のMR素子に効果的にパルス磁界を印加できる。図8(C)の形態では、素子の集積度向上の観点からは図8(B)の形態にやや劣るが、隣接する信号線31の間に配置された受動線33が磁気クロストークを効果的に抑制する。図8(D)〜(F)の各形態は、上記両形態の利点を併せ持つ。図8(E)では受動線32の線幅を信号線31よりも広げることにより、図8(F)では隣接する信号線の間に受動線33を複数配置することにより、それぞれ磁界漏洩がさらに抑制されている。
【0031】
信号線および受動線の配置は、上記に例示した形態に限られない。例えば図9(A)〜(C)に示すように、信号線31は必ずしも同一面内に形成する必要はない。これらの図に示すように、信号線31を2以上の面内に配置し、それらの面内において信号線間に受動線34,35を配置すれば、集積度を高めつつ磁気クロストークを抑制することができる。
【0032】
例えば図9(B)では、受動線34aは、対向する信号線31aと挟持するMR素子(図示省略)にパルス磁界を印加する役割と、隣接する信号線31b,31cからの漏洩磁界を抑制する役割を同時に担うことができる。このように、受動線は、信号線とともにMR素子を挟持し、かつ隣接する別の信号線と同一面内となるように配置してもよい。ここでも、受動線34aは、信号線31aとは奇モードで、面内の信号線31b,cとは偶モードで結合させることが好ましい。
【0033】
奇モードまたは偶モードの結合は、導電線間の距離および終端抵抗値の調整により、実現できる。入力ドライバの駆動能力を大きくとる場合にはインピーダンスの不整合が生じやすいが、この不整合は、終端抵抗の付加により除去するとよい。図10に示すように、終端抵抗は、ドライバ40と並列に配置した抵抗41、およびドライバ40とワード線45との間に直列に介在させた抵抗42とを有するラッチ型とすることが好ましい。ここで、終端抵抗は、両抵抗41,42の和で表すことができる。終端抵抗値の値は、適宜調整すればよいが、一般には、特性インピーダンスZおよびドライバ抵抗Rとを用いて、概ねZ/Rとなるように(例えば、この値から±10%の範囲内となるように)、調整することが好ましい。
【0034】
図11に示したように、MRAMでは、複数の磁気抵抗素子が、例えばマトリックス状に配置される。このMRAMでは、素子50が構成する列に沿ってセンス線54が伸長し、この列と直交する行方向に沿ってワード線51およびビット線53が伸長している。所定の数の列および行をなすように配置された素子への情報の記録および読み出しは、素子群の周囲に配置されたデコード機能部55,56およびデータ交換部57,58を用いて行われる。
【0035】
図12に示したように、ワード線51は、実際には同一方向に伸長するインピーダンス整合された複線路である。ワード線51は、好ましくは互いに奇モードで結合しており、ワード線間に配置された素子50に、センス線54とともに合成磁界を印加する。
【0036】
このように、本発明は、所定の面内においてマトリックス状に配置された複数のMR素子と、複数のMR素子に磁界を印加するための配線とを含み、複数のMR素子が複数の素子列を構成し、上記配線が、上記複数の素子列ごとに、素子列に沿って伸長する2以上の導電線を含み、上記2以上の導電線が、磁界を印加するための電流を入力する信号線と、所定の電位に保持された受動線とを含む磁気抵抗記憶素子をも包含する。2以上の導電線には、上記所定の面を挟持するように配置された一対の導電線51が含まれていることが好ましい。2以上の導電線は、図12に示したように、素子50から離間して配置した複数の導電線のみにより構成してもよい。
【0037】
MR素子をMOSトランジスタと組み合わせて用いる場合の具体的な構成を、以下に例示する。図13に示したMR素子50は、ゲート部61、ソース領域62、ドレイン領域63を備えたMOSトランジスタ60と接続され、記憶セルを構成している。MOSトランジスタは、互いに熱酸化膜64により分離されている。図14に、図13の素子群の等価回路を示す。素子の静電破壊の防止には、図16の回路を構成することが好ましい。この回路では、MOSトランジスタ60を介してMR素子50をセンス線54と接続している。この回路を実現するためには、例えば図15のようにMRAMを構成するとよい。
【0038】
より効率的にMR素子に磁界を印加するために、導電線の周囲に強磁性体を配置してもよい。非磁性体からなる導電線とMR素子側との間に強磁性体を配置すれば、MR素子に効率的に磁界を印加できる。非磁性体からなる導電線から見てMR素子と反対側に強磁性体を配置すると、磁界の漏洩を抑制できる。磁気クロストークを抑制するために、隣接するMR素子またはこの素子に磁界を印加するための導電線との間に強磁性体を配置してもよい。強磁性体は、パルス伝送用線路を構成する導電線に接するように配置することが好ましい。図8(B)の構成に、強磁性体を付加した例を図17(A)〜(F)に示す。図17(C)の強磁性体90は、導電線31,32間の素子(図示省略)への磁界の印加を効率化し、図17(A),(E),(F)の強磁性体90は、磁気クロストークを抑制する。図17(B),(D)に示したように、上記両効果が共に奏されるように強磁性体90を付加してもよい。
【0039】
磁界の効率的な印加のために、複線路を構成する少なくとも一つの導電線の断面を、素子に近いほど幅が広がる形状としてもよい。例えば導電線11(図1)の断面を、図18に示したように、素子10側の底辺に接する底角h,h’が鋭角となる台形とすると、効率的なパルス磁界の印加が可能となる。
【0040】
MRAMを構成するMR素子には、従来から用いられてきたものを特に制限することなく使用できる。MR素子の構成を図19(A)〜(G)に例示する。相対的に磁化が反転しにくい磁性層71と、相対的に磁化が反転しやすい磁性層73とを中間層72を介して積層してもよく(図19(A))、一方の磁性層(固定磁性層)74の磁化を固定するために反強磁性層76を用いてスピンバルブ型の素子としてもよい(図19(B))。自由磁性層75の両側に固定磁性層74を配置してもよい(図19(C))。中間膜82を介して互いに反強磁性的に交換結合する一対の磁性膜81,83から構成される積層フェリを、保磁力が相対的に高い層71(図19(D))、または固定磁性層(図19(E))として用いてもよい。同様に、中間膜85を介して互いに反強磁性的に交換結合する一対の磁性膜84,86から構成される積層フェリを自由磁性層75として用いてもよい(図19(F))。これら積層フェリ固定層74および積層フェリ自由層75を用いて、2重接合の素子としてもよい(図19(G))。
【0041】
これらのMR素子では、磁性層73,75における磁化の回転に伴う素子の抵抗の変化が検出される。MR素子は、TMR素子であっても、CPP(Current Perpendicular to the Plane)−GMR素子であってもよい。なお、磁性層1層あたりの膜厚は、1nm以上10nm以下が好適である。
【0042】
MR素子を構成する磁性材料は、特に制限されない。高保磁力層71および固定磁性層74に適した「(半)硬質の」磁性材料には、Co、CoFe、NiFe、NiFeCo等が適している。特にCoまたはCoFeは、大きなMR比を達成する上で適している。したがって、少なくとも非磁性層との界面には、CoまたはCoFeを用いることが好ましい。CoFeの好ましい組成は、CoyFezにおいて、0.2≦y≦0.95、0≦z≦0.5である。
【0043】
高い磁性分極率を有するXMnSb(Xは、金属元素、特にNi、Pt、PdおよびCuから選ばれる少なくとも1種が好適)を用いると、大きなMR比が得られる。
【0044】
酸化物磁性材料であるMFe(MはFe,CoおよびNiから選ばれる少なくとも1種の元素)も好ましい。この材料は、比較的高温まで強磁性を示し、Feリッチに比べてCo,Niリッチは極めて抵抗が高い。Coリッチは磁気異方性が大きい。敵視組成比の調整により所望の特性を実現できる。
【0045】
自由磁性層75等に適した「軟質の」磁性膜としては、一般に、NiCoFe合金が適している。NiCoFe膜の原子組成比としては、NiCoFe により表示して、0.6≦x≦0.9、0≦y≦0.4、0≦z≦0.3のNiリッチ膜、またはNix’Coy’Fez’により表示して、0≦x’≦0.4、0.2≦y’≦0.95、0≦z’≦0.5のCoリッチ膜が適している。
【0046】
反強磁性層76に適した材料としては、不規則合金系のIrMn、RhMn、RuMn、CrPtMn等が挙げられる。これらの材料には、磁界中で成膜することにより磁性膜と交換結合させることができる工程が簡便である。規則合金系のNiMn、Pt(Pd)Mn等は、規則化のための熱処理が必要であるが、熱的安定性に優れている。これらの材料では、PtMnが好ましい。酸化物反強磁性材料である、α−Fe、NiO、LTO(LはCeを除く希土類元素から選ばれる少なくとも1種、TはFe、Cr、MnおよびCoから選ばれる少なくとも1種)を用いてもよい。抵抗率が高い酸化物を用いる場合には、電気特性にその高い抵抗率を反映しないように直接磁性層との接触が取れるように電極部を形成する必要がある。
【0047】
ワード線、センス線、ビット線の材料にも特に制限はなく,Al、Cu、Pt、Au等を用いればよい。
【0048】
【実施例】
(実施例1)
多元スパッタ装置により、図19(F)に示した多層構成を有するMR素子を作製した。この素地の膜構成を以下に示す。
【0049】
Ni0.81Fe0.19 (2)/Ru(0.7)/ Ni0.81Fe0.19 (3)/ Al(1.2)/ Co0.75Fe0.25 (2)/Ru(0.7)/ Co0.75Fe0.25 (2)/ PtMn(20)
(ただし、膜上部から順に表示。カッコ内は膜厚(nm)を表す)
ここで、トンネル絶縁層となるAl層は、スパッタリング法により成膜したAlを酸化して作製したもの(タイプA)と、Alをそのままスパッタリングして作製したもの(タイプB)とを用意した。タイプAでは、真空漕内での自然酸化、真空漕での加温下での自然酸化、真空漕内での酸素含有プラズマによる酸化のいずれかにより酸化した。いずれの工程によってもトンネルバリアとして機能する非磁性絶縁膜が得られた。また、タイプBでも良好なトンネルバリアとして機能する非磁性絶縁膜が得られた。各膜厚はシャッターで制御して作製した。素子面積(接合面積)は、いずれのタイプも0.12μmとした。
【0050】
こうして作製したMR素子単体のMR特性を、室温、印加磁界100Oe(約7.96kA/m)、バイアス電圧100mVで測定したところ、約30%のMR比が得られた。MRが生じる磁界幅は10Oeであった。
【0051】
このMR素子を用いて、図11、図12に示した構成のMRAMを作製した。基板としては、予め半導体プロセスにより、MR素子ごとにMOSトランジスタを形成したシリコン基板を用いた。トランジスタと磁気抵抗素子との層間絶縁膜としては酸化シリコンを、MR素子とワード線との絶縁には酸化アルミニウムを用いた。
【0052】
センス線およびビット線には銅を、ワード線にも銅をそれぞれ用いた。ワード線として配置した一対の導電線の間隔は0.35μm、各導電線の線幅は約0.5μm、各導電線の厚さは約0.5μm、隣接する素子列間における導電線の間隔は約0.6μmとした。配線終端に終端抵抗を配置し、ワード線の特性インピーダンスを約75Ωに調整した。配線は導電線の一方をグランド電位に落として受動線とし、他方を信号線とした。
【0053】
このMRAMでは、1ワード16ビット情報の記録および読み出し動作が確認できた。
【0054】
このMRAMを用いて、ワード線へのパルス信号の伝送について、詳細を調査した。信号線に、1Vから5Vへのパルスの立ち上がりが1ns、伝搬時間を0.5ns(配線長さ:約10cm)の入力条件により、パルス電流を入力したところ、信号は1nsで立ち上がった。また、単線路のワード線を用いた場合と比較して、パルス送信側から見て、ワード線の近端および遠端での信号の大きな反射は認められなかった。
【0055】
上記入力条件の下で、配線間のクロストークの影響を調査した。この調査には、隣接する導電線の間隔を約0.6μmとしたMRAMを用いた。このとき、ワード線を単線とした場合に比べ、隣接する導電線に、パルス送信側から見た近端および遠端での大きな信号の出現は認められなかった。
【0056】
なお、この配置において、隣接する導電線の距離を変化させることで、偶モードの結合が現れることが確認された。また、終端抵抗を調整することにより、奇モードの結合も現れることが確認できた。
【0057】
(実施例2)
実施例1と同様にして、図20(A)〜(F)に示したようにワード線を配置したMRAMを作製した。ワード線は、信号線91、受動線92,93により構成した。受動線92は信号線91とMR素子(図示省略)を挟持するように配置し、受動線93は信号線91と同一面内に形成した。図20(A)〜(F)でも、1つのMR素子に対し、1本の信号線が対応している。
【0058】
信号線91および受動線92の線幅は、いずれも0.2μmとした。いずれのMRAMにおいても、下方グランド面100とこれに最も近い導電線91〜93との距離、および上方グランド面(図示せず)と信号線91との距離は、100μmとした。
【0059】
これらのMRAMにおいて、1ワードの信号を送った際に、隣接する非選択メモリの誤動作を、母集団1000個について評価した。結果を表1に示す。表1において、dは信号線91と受動線92との間隔、wは隣接する信号線91,91の間隔、Wmは受動線93の線幅である。
【0060】
【表1】
Figure 0003569258
【0061】
(実施例3)
実施例1と同様にしてMRAMを作製した。ただし、ここでは、図8(D)に示したように、一対の導電線31,32に加えて隣接する素子との間にも導電線33を形成した。
【0062】
このMRAMを用いて、ワード線31〜33へのパルス信号伝送実験を行った。線幅は約0.5μm、線厚は約0.3μm、隣接する導電線間の距離は約0.3μmとした。配線終端に調整用の終端抵抗を配し、特性インピーダンスを約75Ω程度に調整した。
【0063】
1から5Vまでの印加パルスの立ち上がりを1ns、伝搬時間を0.5ns(配線長:約10cm)の入力条件の下で、信号は1nsでの立ち上がりを示した。本実施例においても単配線の場合に比べて、パルス送信側から見て配線の近端および遠端での大きな信号の反射などは認められなかった。
【0064】
次に、上記の入力条件の下で、隣接する配線のクロストークの影響を評価した。ここでは、隣接する導電線の距離を約0.35μm、信号線31,31間隔を1.2μmとした。単配線の場合に比べて、パルス送信側から見て、隣接する配線の近端および遠端での大きな信号の出現は認められなかった。比較のために実験した図8(C)の構成と比べても、図8(D)の配線は、隣接する配線の近端および遠端での大きな信号の出現は抑制されていた。
【0065】
この配線では、隣接する導電線間の距離がおよそ0.1〜1μmの範囲で偶モードの結合が現れた。さらに終端抵抗を10Ω〜100kΩの範囲で調整すると、奇モードの結合が現れた。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、パルス伝送用線路のインピーダンス整合が容易となるため、遅延係数が小さくなり、パルス波形の歪みも抑制できる。したがって、MRAMにおける高速応答が可能となる。また、本発明によれば、隣接するワード線間の結合を相対的に弱めることができる。したがって、MRAMにおける磁気クロストークの低減も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるMR素子周辺の配線例を示す斜視図である。
【図2】(A)〜(C)は、パルス伝送用導電線のインピーダンスのパルスクロック依存性と、導電線の配置との関係を示す図であり、(A)、(B)は、それぞれ、従来の単線路における上記関係を、(C)は、本発明の一例についての上記関係を示す。
【図3】ワード線による磁界とセンス線による磁界との合成磁界を用いたときの動作点を示す図である。
【図4】本発明におけるMR素子周辺の配線の別の例を示す斜視図である。
【図5】本発明におけるMR素子周辺の配線のまた別の例を示す斜視図である。
【図6】図4の配置例を簡略化して示した断面図である。
【図7】本発明におけるMR素子周辺の配線のさらに別の例を示す断面図である。
【図8】(A)〜(F)は、導電線(信号線および受動線)の配線例を示す。(A)は、素子1つに対して1本の信号線のみが対応する従来の配線を示し、(B)〜(F)は、それぞれ本発明による配線例であって、素子1つに対して1本の信号線と少なくとも1本の受動線とが対応し、かつこれらの導電線が同一方向に伸長する配線を示す。
【図9】(A)〜(C)は、それぞれ、本発明における信号線と受動線との別の配置例を示す。
【図10】終端抵抗の配置例を示す。
【図11】本発明を適用したMRAMの一例を示す平面図である。
【図12】発生する磁界とともに素子周辺を示す図11の部分拡大図である。
【図13】MOSトランジスタとMR素子との接続例を示す断面図である。
【図14】図13の配置を適用したMRAMの部分配線図である。
【図15】MOSトランジスタとMR素子との接続の別の例を示す断面図である。
【図16】図15の配置を適用したMRAMの部分配線図である。
【図17】(A)〜(F)は、それぞれ、図8(B)の一対の信号線に強磁性体を付加した例を示す断面図である。
【図18】断面が矩形以外の形状を有する導電線の例を示す断面図である。
【図19】(A)〜(G)は、それぞれ、本発明に適用しうるMR素子の膜構成の例を示す断面図である。
【図20】(A)〜(F)は、実施例2で作製したMRAMのワード線の配線を簡略化して示す斜視図である。
【符号の説明】
10 磁気抵抗素子(MR素子)
11,12,13,14,15,16,17 導電線(ワード線)
20 導電線(センス線)
30 グランド面
31 導電線(信号線)
32,33,34,35 導電線(受動線)
40 ドライバ
41,42 抵抗
45 導電線(ワード線)
50 磁気抵抗素子(MR素子)
51 導電線(ワード線)
54 導電線(センス線)
55,56 デコード機能部
57,58 データ交換部
60 MOSトランジスタ
71,73 磁性層
72 中間層
74 固定磁性層
75 自由磁性層
76 反強磁性層
90 強磁性体

Claims (12)

  1. 磁気抵抗素子と、前記磁気抵抗素子に磁界を印加するための配線とを含み、前記配線が、同一方向に伸長する2以上の導電線を含み、前記2以上の導電線が、磁界を印加するための電流を入力する信号線と、所定の電位に保持された受動線とを含む磁気抵抗記憶素子。
  2. 前記2以上の導電線が、5kΩ以下の特性インピーダンスを有する請求項1に記載の磁気抵抗記憶素子。
  3. 前記2以上の導電線が、前記磁気抵抗素子を挟持するように配置された一対の導電線を含む請求項1又は2に記載の磁気抵抗記憶素子。
  4. 前記一対の導電線が、奇モードで結合した請求項3に記載の磁気抵抗記憶素子。
  5. 前記磁気抵抗素子を第1磁気抵抗素子として、さらに第2磁気抵抗素子を含み、前記第1磁気抵抗素子および前記第2磁気抵抗素子にそれぞれ磁界を印加するための電流を入力する第1信号線および第2信号線を備え、前記第1信号線および前記第2信号線が同一方向に伸長しており、所定の電位に保持された少なくとも1本の受動線が、前記第1信号線と前記第2信号線との間に配置された請求項に記載の磁気抵抗記憶素子。
  6. 前記第1信号線および前記第2信号線の少なくとも一方と前記受動線とが偶モードで結合している請求項に記載の磁気抵抗記憶素子。
  7. 前記第1信号線、前記第2信号線および前記受動線が、同一面内に配置された請求項またはに記載の磁気抵抗記憶素子。
  8. 前記受動線を第1受動線として第2受動線をさらに含み、前記第2受動線が、前記第1磁気抵抗素子および前記第2磁気抵抗素子のいずれか一方を、当該素子に磁界を印加する信号線との間に挟持するように配置された請求項のいずれかに記載の磁気抵抗記憶素子。
  9. 前記第2受動線と、この第2受動線とともに前記素子を挟持する信号線とが奇モードで結合している請求項に記載の磁気抵抗記憶素子。
  10. 所定の面内においてマトリックス状に配置された複数の磁気抵抗素子と、前記複数の磁気抵抗素子に磁界を印加するための配線とを含み、前記複数の磁気抵抗素子が複数の素子列を構成し、前記配線が、前記複数の素子列ごとに、素子列に沿って伸長する2以上の導電線を含み、前記2以上の導電線が、磁界を印加するための電流を入力する信号線と、所定の電位に保持された受動線とを含む磁気抵抗記憶素子。
  11. 前記2以上の導電線が、前記所定の面を介して対向するように配置された一対の導電線を含む請求項10に記載の磁気抵抗記憶素子。
  12. 前記配線が、前記素子列と直交するように配置した導電線をさらに含む請求項10に記載の磁気抵抗記憶素子。
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