JP3561823B2 - 空調装置 - Google Patents
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- F24F1/0007—Indoor units, e.g. fan coil units
- F24F1/0043—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
- F24F1/0047—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted in the ceiling or at the ceiling
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィスビル等の建物内を空調する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の空調装置を示し、図4(A)は模式的断面図、図4(B)はペリメータ部の模式的断面図、図4(C)は従来の躯体蓄熱方式を説明するための図である。図中、1、2はスラブ、3は天井、4は窓部、5は吹出口、6は照明器具、7はブラインド、Pはペリメータ部を示している。
【0003】
空調された空気は、天井3の吹出口5から室内に供給され、天井3の全体に配置された還気口(図示せず)から一様に還気される。このとき、人体、OA機器、照明機器の各部の負荷は各部で処理され、ペリメータ部Pの日射負荷はブラインド7で遮光され、窓部4とブラインド7の間で上昇熱流となり、ブラインド7の上部から室内に対流として流入し熱溜りを形成する。この熱溜りの一部は天井3の還気口から除去されるが一部はペリメータ部P近傍の吹出口5からの給気と混合し、室内に再拡散される。
【0004】
一方、躯体を構成するスラブ2は熱容量が高く、蓄熱に適しているので、図4(C)に示すように、空調機10の送風ダクト10の途中に、スラブ2に向けて分岐ダクト11を設け、夜間等の蓄熱時には、ダンパD1を閉、D2を開に切り換えて、空調エアをスラブ2に向けて吹き出しスラブ2に蓄熱し、昼間時に、チャンバー内を流れるエアにスラブ2に蓄熱された熱エネルギーを放出するようにした方式が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の空調における出入口温度差(吹出温度と室温との差)は、上限は室内温度と取り入れる外気温度との混合温度、下限はSHF(顕熱比=顕熱/全熱)から規定される空気条件から決定され、顕熱の温度差は約10℃である。搬送動力の省エネのためにはこの温度差を大きく取ればよいが、下限である吹出温度を下げると余分な除湿を行うことになり、熱源負荷の増加になる。また、上限はほぼ室温でありこの温度を上げることはできない。さらに、冷房時のペリメータ部Pは、窓部4からの輻射や窓部4とブラインド7の間で生じる上昇熱流により環境が悪化しやすいという問題を有している。
【0006】
試算によると図3に示すように、人体周囲(居住域)の負荷は全体の36%程度しかなく、残りは窓部や照明器具等の人体に関係ない部位で発生している。従って、これらの発熱を、人体周囲を冷却した後の室温と等温の空気(還気)により冷却することができれば、これらの負荷による影響を居住域に及ぼすことなく、また送風量も大幅に減少できる。
【0007】
また、図4(C)に示した蓄熱方式を採用した場合には、始業時間から蓄熱エネルギーが放出されるため、最も負荷が大きくなる日中になる前に蓄熱エネルギーが全て放出されてしまい、空調機ピーク負荷を軽減させることができないという問題を有している。
【0008】
本発明は、上記従来の問題及び課題を解決するものであって、その第1の目的は、出入口温度差を大きく取ることができ、搬送動力を低減させることができると共に、ペリメータ部の居住環境を向上させることであり、第2の目的は、空調機のピーク負荷を軽減させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の空調装置は、天井に設けた吹出口と、天井の窓際に取り付けられたブラインドボックスと、該ブラインドボックス又はその近傍に形成された還気口と、該還気口に連通しスラブの下面に沿って形成された還気チャンバーと、該還気チャンバーと前記吹出口間に還気ダクト及び給気ダクトを介して接続された空調機とを備えた空調装置であって、前記還気チャンバーの還気口側と空調機との間にバイパスダクトを設け、還気ダクトとバイパスダクトにそれぞれダンパを設け、蓄熱及び放熱時には還気を還気チャンバーのスラブに沿って還気ダクト、空調機に戻るようにし、蓄熱を保持するときには還気をバイパスダクトを経て空調機に戻るようにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明のビルの空調装置の1実施形態を示す図であり、図1(A)は模式的断面図、図1(B)は、図1(A)の要部を示す模式的断面図である。
【0011】
図1(A)において、上下のスラブ1、2と間に室Rが形成され、スラブ2と天井3との間に空調機9が設置されている。天井3の窓際には、ブラインド7を懸架、収納するためのブラインドボックス12が取り付けられている。ブラインドボックス12の上方と空調機9との間にはスラブ2の下面に沿って、グラスウールボード等により還気チャンバー13が区画形成され、還気チャンバー13は還気ダクト14を経て空調機9に接続され、さらに給気ダクト15を経て吹出口5に接続されている。
【0012】
図1(B)において、ブラインドボックス12の近傍又はその側面には、還気口16が形成されており、還気口16を還気チャンバー13に連通させている。なお、Iはインテリア部、Pはペリメータ部、4は窓部、6は照明器具を示している。
【0013】
空調機9により空調された空気は、吹出口5から室Rのインテリア部Iに供給され、人体及びOA機器の負荷を処理し、次いでペリメータ部Pの負荷を処理した後、還気口16から還気チャンバー13に流れ空調機9に還気される。従って、居住域とは関係ない部位での発熱を、人体周囲を冷却した空気(還気)により冷却することにより、これらの負荷による影響を居住域に及ぼすことなく、また送風量すなわち搬送動力も大幅に減少できる。また、窓部4とブラインド7間の上昇熱流を滞留させることなく速やかに還気させることができるとともに、負荷に対する熱弾性を高め負荷変動による温度変化を抑えることができる。
【0014】
また、日射負荷が増大するとペリメータ部Pの吸い込み温度(還気温度)が増大し、その分温度差を大きくとることができる。実測によると、西面にて最大5.3℃の温度差で風量を約200m3/hとしたとき、設計日射負荷の50%以上をペリメータ吸い込みにより還気にのせることが可能となり、この時も搬送動力削減率は約25%であった。また、上部壁面、天井部の温度が従来のように熱流にさらされないため、表面からの輻射が少なくなるとともに、熱流の混入が少なく、窓近傍の乾球温度を低く維持することができ、ペリメータ部Pの居住環境を改善させることができる。
【0015】
さらに、本発明においては次に述べる蓄熱効果が生じる。すなわち、冷房の場合を考えると、日射負荷が大きい場合は、還気チャンバー13内の温度が上昇し(最大5.5℃)、スラブ2との間に温度差が生じ、スラブ2に蓄熱された熱エネルギーを還気に放出させ、還気を冷却させることができるので空調機ピーク負荷の軽減を図ることができる。逆に、日射負荷が小さい場合は、還気温度は室内空気とほぼ同等で温度差は生じず、スラブ2の蓄熱分の吸熱はないため、蓄熱分は保持される。スラブ2への蓄熱は、日射負荷が大きい時点以降、通常の運転を行えば還気により上昇したスラブ2は、還気により徐々に冷却され蓄熱される。
【0016】
図2は、本発明のビルの空調装置の他の実施形態を示す模式的断面図である。本実施形態においては、還気チャンバー13の下部、還気口16側と空調機9との間にバイパスダクト17を設け、還気ダクト14とバイパスダクト17にダンパD1、D2を設けている。
【0017】
そして、蓄熱及び放熱時には、図2(A)に示すように、ダンパD1を開、ダンパD2を閉とし、還気を還気チャンバー13のスラブ2に沿って還気ダクト14、空調機9に戻るようにし、蓄熱を保持するときには、図2(B)に示すように、ダンパD1を閉、ダンパD2を開とし、還気チャンバー13に入った還気を直ちにバイパスダクト17を経て空調機9に戻るようにする。このようにして、より効果的に放熱、蓄熱を行わせることができる。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、日射負荷が増大した時間に高温となった還気に対してスラブからの冷放熱が行われるため、従来の躯体蓄熱のように空調開始からピーク負荷時までに放熱が生じるためのロスがなく、空調機のピーク負荷を軽減させ、機器容量を低減させることができる。また、負荷が最も大きくなってから自律的に放熱を開始するため制御をシンプルにすることができる。さらに、出入口温度差を大きく取ることができ、搬送動力を低減させることができると共に、ペリメータ部の居住環境を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビルの空調装置の1実施形態を示す図であり、図1(A)は模式的断面図、図1(B)は還気口の設置例を示す模式的断面図である。
【図2】本発明のビルの空調装置の他の実施形態を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の課題を説明するための図である。
【図4】従来の空調装置を示し、図4(A)は模式的断面図、図4(B)はペリメータ部の模式的断面図、図4(C)は従来の躯体蓄熱方式を説明するための図である。
【符号の説明】
2…スラブ、3…天井、5…吹出口、12…ブラインドボックス
13…還気チャンバー、14…還気ダクト、15…給気ダクト、16…還気口
17…バイパスダクト、D1、D2…ダンパ
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィスビル等の建物内を空調する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の空調装置を示し、図4(A)は模式的断面図、図4(B)はペリメータ部の模式的断面図、図4(C)は従来の躯体蓄熱方式を説明するための図である。図中、1、2はスラブ、3は天井、4は窓部、5は吹出口、6は照明器具、7はブラインド、Pはペリメータ部を示している。
【0003】
空調された空気は、天井3の吹出口5から室内に供給され、天井3の全体に配置された還気口(図示せず)から一様に還気される。このとき、人体、OA機器、照明機器の各部の負荷は各部で処理され、ペリメータ部Pの日射負荷はブラインド7で遮光され、窓部4とブラインド7の間で上昇熱流となり、ブラインド7の上部から室内に対流として流入し熱溜りを形成する。この熱溜りの一部は天井3の還気口から除去されるが一部はペリメータ部P近傍の吹出口5からの給気と混合し、室内に再拡散される。
【0004】
一方、躯体を構成するスラブ2は熱容量が高く、蓄熱に適しているので、図4(C)に示すように、空調機10の送風ダクト10の途中に、スラブ2に向けて分岐ダクト11を設け、夜間等の蓄熱時には、ダンパD1を閉、D2を開に切り換えて、空調エアをスラブ2に向けて吹き出しスラブ2に蓄熱し、昼間時に、チャンバー内を流れるエアにスラブ2に蓄熱された熱エネルギーを放出するようにした方式が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の空調における出入口温度差(吹出温度と室温との差)は、上限は室内温度と取り入れる外気温度との混合温度、下限はSHF(顕熱比=顕熱/全熱)から規定される空気条件から決定され、顕熱の温度差は約10℃である。搬送動力の省エネのためにはこの温度差を大きく取ればよいが、下限である吹出温度を下げると余分な除湿を行うことになり、熱源負荷の増加になる。また、上限はほぼ室温でありこの温度を上げることはできない。さらに、冷房時のペリメータ部Pは、窓部4からの輻射や窓部4とブラインド7の間で生じる上昇熱流により環境が悪化しやすいという問題を有している。
【0006】
試算によると図3に示すように、人体周囲(居住域)の負荷は全体の36%程度しかなく、残りは窓部や照明器具等の人体に関係ない部位で発生している。従って、これらの発熱を、人体周囲を冷却した後の室温と等温の空気(還気)により冷却することができれば、これらの負荷による影響を居住域に及ぼすことなく、また送風量も大幅に減少できる。
【0007】
また、図4(C)に示した蓄熱方式を採用した場合には、始業時間から蓄熱エネルギーが放出されるため、最も負荷が大きくなる日中になる前に蓄熱エネルギーが全て放出されてしまい、空調機ピーク負荷を軽減させることができないという問題を有している。
【0008】
本発明は、上記従来の問題及び課題を解決するものであって、その第1の目的は、出入口温度差を大きく取ることができ、搬送動力を低減させることができると共に、ペリメータ部の居住環境を向上させることであり、第2の目的は、空調機のピーク負荷を軽減させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の空調装置は、天井に設けた吹出口と、天井の窓際に取り付けられたブラインドボックスと、該ブラインドボックス又はその近傍に形成された還気口と、該還気口に連通しスラブの下面に沿って形成された還気チャンバーと、該還気チャンバーと前記吹出口間に還気ダクト及び給気ダクトを介して接続された空調機とを備えた空調装置であって、前記還気チャンバーの還気口側と空調機との間にバイパスダクトを設け、還気ダクトとバイパスダクトにそれぞれダンパを設け、蓄熱及び放熱時には還気を還気チャンバーのスラブに沿って還気ダクト、空調機に戻るようにし、蓄熱を保持するときには還気をバイパスダクトを経て空調機に戻るようにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明のビルの空調装置の1実施形態を示す図であり、図1(A)は模式的断面図、図1(B)は、図1(A)の要部を示す模式的断面図である。
【0011】
図1(A)において、上下のスラブ1、2と間に室Rが形成され、スラブ2と天井3との間に空調機9が設置されている。天井3の窓際には、ブラインド7を懸架、収納するためのブラインドボックス12が取り付けられている。ブラインドボックス12の上方と空調機9との間にはスラブ2の下面に沿って、グラスウールボード等により還気チャンバー13が区画形成され、還気チャンバー13は還気ダクト14を経て空調機9に接続され、さらに給気ダクト15を経て吹出口5に接続されている。
【0012】
図1(B)において、ブラインドボックス12の近傍又はその側面には、還気口16が形成されており、還気口16を還気チャンバー13に連通させている。なお、Iはインテリア部、Pはペリメータ部、4は窓部、6は照明器具を示している。
【0013】
空調機9により空調された空気は、吹出口5から室Rのインテリア部Iに供給され、人体及びOA機器の負荷を処理し、次いでペリメータ部Pの負荷を処理した後、還気口16から還気チャンバー13に流れ空調機9に還気される。従って、居住域とは関係ない部位での発熱を、人体周囲を冷却した空気(還気)により冷却することにより、これらの負荷による影響を居住域に及ぼすことなく、また送風量すなわち搬送動力も大幅に減少できる。また、窓部4とブラインド7間の上昇熱流を滞留させることなく速やかに還気させることができるとともに、負荷に対する熱弾性を高め負荷変動による温度変化を抑えることができる。
【0014】
また、日射負荷が増大するとペリメータ部Pの吸い込み温度(還気温度)が増大し、その分温度差を大きくとることができる。実測によると、西面にて最大5.3℃の温度差で風量を約200m3/hとしたとき、設計日射負荷の50%以上をペリメータ吸い込みにより還気にのせることが可能となり、この時も搬送動力削減率は約25%であった。また、上部壁面、天井部の温度が従来のように熱流にさらされないため、表面からの輻射が少なくなるとともに、熱流の混入が少なく、窓近傍の乾球温度を低く維持することができ、ペリメータ部Pの居住環境を改善させることができる。
【0015】
さらに、本発明においては次に述べる蓄熱効果が生じる。すなわち、冷房の場合を考えると、日射負荷が大きい場合は、還気チャンバー13内の温度が上昇し(最大5.5℃)、スラブ2との間に温度差が生じ、スラブ2に蓄熱された熱エネルギーを還気に放出させ、還気を冷却させることができるので空調機ピーク負荷の軽減を図ることができる。逆に、日射負荷が小さい場合は、還気温度は室内空気とほぼ同等で温度差は生じず、スラブ2の蓄熱分の吸熱はないため、蓄熱分は保持される。スラブ2への蓄熱は、日射負荷が大きい時点以降、通常の運転を行えば還気により上昇したスラブ2は、還気により徐々に冷却され蓄熱される。
【0016】
図2は、本発明のビルの空調装置の他の実施形態を示す模式的断面図である。本実施形態においては、還気チャンバー13の下部、還気口16側と空調機9との間にバイパスダクト17を設け、還気ダクト14とバイパスダクト17にダンパD1、D2を設けている。
【0017】
そして、蓄熱及び放熱時には、図2(A)に示すように、ダンパD1を開、ダンパD2を閉とし、還気を還気チャンバー13のスラブ2に沿って還気ダクト14、空調機9に戻るようにし、蓄熱を保持するときには、図2(B)に示すように、ダンパD1を閉、ダンパD2を開とし、還気チャンバー13に入った還気を直ちにバイパスダクト17を経て空調機9に戻るようにする。このようにして、より効果的に放熱、蓄熱を行わせることができる。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、日射負荷が増大した時間に高温となった還気に対してスラブからの冷放熱が行われるため、従来の躯体蓄熱のように空調開始からピーク負荷時までに放熱が生じるためのロスがなく、空調機のピーク負荷を軽減させ、機器容量を低減させることができる。また、負荷が最も大きくなってから自律的に放熱を開始するため制御をシンプルにすることができる。さらに、出入口温度差を大きく取ることができ、搬送動力を低減させることができると共に、ペリメータ部の居住環境を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビルの空調装置の1実施形態を示す図であり、図1(A)は模式的断面図、図1(B)は還気口の設置例を示す模式的断面図である。
【図2】本発明のビルの空調装置の他の実施形態を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の課題を説明するための図である。
【図4】従来の空調装置を示し、図4(A)は模式的断面図、図4(B)はペリメータ部の模式的断面図、図4(C)は従来の躯体蓄熱方式を説明するための図である。
【符号の説明】
2…スラブ、3…天井、5…吹出口、12…ブラインドボックス
13…還気チャンバー、14…還気ダクト、15…給気ダクト、16…還気口
17…バイパスダクト、D1、D2…ダンパ
Claims (1)
- 天井に設けた吹出口と、天井の窓際に取り付けられたブラインドボックスと、該ブラインドボックス又はその近傍に形成された還気口と、該還気口に連通しスラブの下面に沿って形成された還気チャンバーと、該還気チャンバーと前記吹出口間に還気ダクト及び給気ダクトを介して接続された空調機とを備えた空調装置であって、前記還気チャンバーの還気口側と空調機との間にバイパスダクトを設け、還気ダクトとバイパスダクトにそれぞれダンパを設け、蓄熱及び放熱時には還気を還気チャンバーのスラブに沿って還気ダクト、空調機に戻るようにし、蓄熱を保持するときには還気をバイパスダクトを経て空調機に戻るようにしたことを特徴とする空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11726696A JP3561823B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11726696A JP3561823B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09303854A JPH09303854A (ja) | 1997-11-28 |
JP3561823B2 true JP3561823B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=14707511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11726696A Expired - Fee Related JP3561823B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3561823B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5127074B2 (ja) * | 2010-04-06 | 2013-01-23 | 株式会社三菱地所設計 | 建物内排熱システム |
KR101586109B1 (ko) * | 2011-08-23 | 2016-01-15 | 녹색건설기술주식회사 | 하이브리드 윈도우 시스템 |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP11726696A patent/JP3561823B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH09303854A (ja) | 1997-11-28 |
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