JP2001254995A - 換気システム - Google Patents

換気システム

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JP2001254995A
JP2001254995A JP2000069215A JP2000069215A JP2001254995A JP 2001254995 A JP2001254995 A JP 2001254995A JP 2000069215 A JP2000069215 A JP 2000069215A JP 2000069215 A JP2000069215 A JP 2000069215A JP 2001254995 A JP2001254995 A JP 2001254995A
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JP
Japan
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space
ceiling
air
building
outside air
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JP2000069215A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Okuyama
博康 奥山
Yoshiaki Onishi
由哲 大西
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然換気の駆動力を利用して経済的に躯体蓄
冷や室内換気を行う。 【解決手段】 複数階を有する建物12内を上下に貫通
するように給気筒14および排気筒15を設置し、給気
筒14の下端14aを地上付近の外気Aに対して、排気
筒15の上端15aを屋上の外気Aに対してそれぞれ接
続し、なおかつ、建物12内の各階の天井裏空間18お
よび室内空間13を、給気筒14、排気筒15、およ
び、外気Aのそれぞれに対して開閉可能に連通させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内の換気を行
うための換気システムに係り、特に、併せて躯体蓄熱を
利用することが可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の換気システムとしては、例え
ば、図16に示すものが知られている。図16に示す換
気システム1においては、建物2の内部を上下に貫通す
る換気筒3が設けられるとともに、建物2の各階の天井
裏空間4,4,…が、換気筒3および外気Aの双方に接
続された構成が採用されている。
【0003】この換気システム1においては、例えば、
夏季の夜間において、外気温が比較的低い時間帯に、天
井裏空間4,4,…を外気Aおよび換気筒3に対して開
放することにより、自然冷気を天井裏空間4に吸気し、
これにより、建物2の躯体(床スラブ)を冷却して、躯
体蓄冷を行うようになっている。さらに、この場合、躯
体に接することにより暖められた空気を天井裏空間4か
ら換気筒3を通じて排気することが可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、多層階の建物においては、煙突効果と呼ばれる室内
外温度差に起因した自然換気の駆動力が作用する。この
煙突効果を考えた場合、上述の建物2においては、図1
6中矢印で示すように、上層階では、換気筒3内の空気
が天井裏空間4に流入し、外気Aに流出していくと考え
られる。この場合、上層階においては、既に下層階にお
いて暖められた空気が天井裏空間4に再度流入すること
となるから、自然冷気による冷却能力が低下することが
予想される。
【0005】また、上述の換気システム1は、建物2の
室内空間5,5,…の換気を行おうとしても、煙突効果
により下層階の室内空間5で汚された空気が換気筒3を
通じて再び上層階の室内空間5に流入してくることとな
り、適切な換気が困難となるおそれがある。
【0006】したがって、換気システム1において、自
然冷気による効率的な躯体蓄冷や適切な換気を行うため
には、自然換気の駆動力に逆らって送風機を用いて力任
せに換気を行う必要があり、これにより、過大な送風機
容量と動力が必要とされ、経済性の面で問題があった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、自然換気の駆動力を利用して経済的に躯
体蓄冷や室内換気を行うことの可能な換気システムを提
供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては以下の手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の換気システムは、複数階を有する建物内
を上下に貫通するように給気筒および排気筒が設置さ
れ、前記給気筒の下端が地上付近の外気に対して、前記
排気筒の上端が屋上の外気に対してそれぞれ接続され、
前記建物内の各階の天井裏空間および室内空間は、前記
給気筒、前記排気筒、および外気のそれぞれに対して開
閉可能に連通していることを特徴としている。
【0009】このように、建物内に給気筒および排気筒
の二本のシャフトを設けたため、給気筒を通じて、給気
を行おうとする階に、外気を、途中の階で汚されたり暖
められることなく到達させることができる。また、排気
する階で汚されたり暖められた空気が、その後に他の階
を通過することなく、排気筒を通じて直接外気に排出さ
れるようにすることができる。
【0010】請求項2記載の換気システムは、請求項1
記載の換気システムであって、前記建物内の各階には、
第一、第二、および第三の気流制御箱がそれぞれ設置さ
れ、前記第一の気流制御箱は、前記給気筒と前記天井裏
空間および前記室内空間とを接続するとともに、第一の
ダンパーにより前記給気筒との間が開閉自在とされ、か
つ、第二のダンパーにより前記天井裏空間または前記室
内空間に対して選択的に連通する構成とされ、前記第二
の気流制御箱は、前記建物の外部と前記天井裏空間およ
び前記室内空間とを接続するとともに、第三のダンパー
により前記建物外部との間が開閉自在とされ、かつ、第
四のダンパーにより前記天井裏空間または前記室内空間
に対して選択的に連通する構成とされ、前記第三の気流
制御箱は、前記排気筒と前記天井裏空間および前記室内
空間とを接続するとともに、第五のダンパーにより前記
排気筒との間が開閉自在とされ、かつ、第六のダンパー
により前記天井裏空間または前記室内空間に対して選択
的に連通する構成とされていることを特徴としている。
【0011】このような構成により、建物外部または給
気筒から給気した外気を室内空間または天井空間に選択
的に導き、これを排気筒を介して外気に排出することが
できる。
【0012】請求項3記載の換気システムは、請求項1
または2記載の換気システムであって、前記建物各階の
天井裏空間および室内空間と、前記給気筒、前記排気
筒、および、外気のそれぞれとの間の開閉制御を行う制
御装置を備え、該制御装置は、少なくとも、(i) 前
記建物の差圧中性帯の上方に位置する上層階において、
前記天井裏空間を前記給気筒および外気の双方に接続す
るとともに、差圧中性帯の下方に位置する下層階におい
て、前記天井裏空間を前記排気筒および前記外気の双方
に接続する躯体蓄冷モード、および(ii) 前記上層
階において前記室内空間を前記給気筒および外気の双方
に接続するとともに、前記下層階において前記室内空間
を前記排気筒および前記外気の双方に接続する自然換気
モード、を実行することを特徴としている。
【0013】このような構成により、煙突効果を利用し
て、外気を天井裏空間または室内空間に導入し、さら
に、建物外部に排出することができる。
【0014】請求項4記載の換気システムは、請求項1
から3のいずれかに記載の換気システムであって、前記
天井裏空間には、ファンと冷却加熱器とを有する屋内ユ
ニットが設置され、該屋内ユニットは、前記室内空間お
よび前記天井裏空間のいずれか一方から吸気を行うこと
が可能な構成とされるとともに、前記室内空間および天
井裏空間のいずれか一方に対して排気を行うことが可能
な構成とされていることを特徴としている。
【0015】このような構成により、屋内ユニットを用
いた人為的な躯体蓄熱を併用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1および図2は、本発明の一
実施の形態である換気システム11が適用された建物1
2を模式的に示す図であり、図1は、中間期または夏季
の夜間において換気システム11を用いて躯体蓄冷を行
う場合の空気の流れの概略を、図2は、換気システム1
1を用いて、建物12内の室内空間13,13,…の換
気を行う場合の空気の流れの概略をそれぞれ表してい
る。
【0017】これら図中に示すように、建物12は、複
数階を有する構成となっており、また、換気システム1
1は、この建物12内を上下に貫通する給気筒14およ
び排気筒15を有する構成となっている。給気筒14は
その下端14aが地上付近の外気Aに対して接続され、
また、排気筒15は、その上端15aが、建物12の屋
上16の外気Aに対して接続されている。
【0018】また、建物12の各階は、居住空間である
室内空間13,13,…と、室内空間13,13,…と
その天井をなす床スラブ17,17,…との間に形成さ
れた天井裏空間18,18,…とを備えた構成とされて
おり、各階の天井裏空間18には、第一、第二、およ
び、第三の気流制御箱が19,20,および21がそれ
ぞれ設置されている。
【0019】これら第一、第二、および第三の気流制御
箱19,20,21の構成の詳細を図3に示す。第一の
気流制御箱19は、給気筒14と天井裏空間18および
室内空間13とを接続するものであり、第一のダンパー
23により給気筒14との間が開閉自在とされ、また、
第二のダンパー24により天井裏空間18または室内空
間13に対して選択的に連通する構成となっている。
【0020】また、第二の気流制御箱20は、建物外部
の外気Aと天井裏空間18および室内空間13とを接続
するものであり、第三のダンパー25により外気Aに対
して開閉自在とされ、また、第四のダンパー26によ
り、天井裏空間18または室内空間13に対して選択的
に連通する構成となっている。
【0021】また、第三の気流制御箱21は、排気筒1
5と天井裏空間18および室内空間13とを接続するも
のであり、第五のダンパー27により排気筒15との間
が開閉自在とされ、また、第六のダンパー28により、
天井裏空間18または室内空間13に対して選択的に連
通することができるようになっている。なお、これら第
一ないし第六のダンパー23,24,25,26,2
7,28の開閉制御は、第一ないし第三の気流制御箱1
9,20,21に対して接続された制御装置30(図
1,2参照)により集中的に行うことができるようにな
っている。
【0022】また、各階の天井裏空間18には、屋内ユ
ニット31が設置されている(図1,2参照)。この屋
内ユニット31は、図4に示すような構成とされ、冷却
加熱器32とファン33とを備えるとともに、ダンパー
34により室内空間13および天井裏空間18のいずれ
か一方に選択的に連通して吸気を行うことができるとと
もに、ダンパー35により、室内空間13および天井裏
空間18のいずれか一方に選択的に連通して排気を行う
ことが可能となっている。なお、この屋内ユニット31
の運転制御も、制御装置30により集中的に行われる。
【0023】また、制御装置30は、各階に設置された
図示しないセンサにより、建物12における差圧中性帯
N(図1,2参照)がいずれの位置にあるかを検出する
ことができるようになっている。
【0024】次に、制御装置30を用いた換気システム
11の制御方法について説明する。制御装置30は、以
下に説明する躯体蓄冷モードまたは自然換気モードの少
なくとも二つの運転モードによりを第一ないし第三の気
流制御箱19,20,21の動作を制御することができ
るようになっている。
【0025】[躯体蓄冷モード]この躯体蓄冷モード
は、例えば、中間期や夏期の夜間において外気温が建物
12の内部の気温に比べて低くなった場合に、自然冷気
を利用して躯体蓄冷を行うものである。この場合、制御
装置30は、差圧中性帯Nの上方に位置する上層階36
(図1参照)において、天井裏空間18を外気Aおよび
給気筒14に対して接続するとともに、差圧中性帯Nの
下方に位置する下層階37において、天井裏空間18を
排気筒15および外気Aの双方に接続するように、第
一、第二、第三の気流制御箱19,20,21を制御す
る。
【0026】具体的には、制御装置30は、図5に示す
ように、上層階36において、第一の気流制御箱19の
第一のダンパー23を開放して、第一の気流制御箱19
を給気筒14に対して連通させるとともに、第二のダン
パー24により、第一の気流制御箱19の内部を天井裏
空間18に対して開放し、これにより、天井裏空間18
と給気筒14とを接続する。また、第二の気流制御箱2
0については、第三のダンパー25を開放して、外気A
と第二の気流制御箱20内部とを連通させるとともに、
第四のダンパー26により第二の気流制御箱20の内部
と天井裏空間18とを連通させ、これにより、外気Aと
天井裏空間18とを接続する。また、第三の気流制御箱
21については、第五のダンパー27を閉鎖することに
より、天井裏空間18と排気筒15との間を閉鎖するよ
うにする。
【0027】一方、下層階37においては、制御装置3
0は、図6に示すように、第一の気流制御箱19の第一
のダンパー23を閉鎖し、これにより天井裏空間18と
給気筒14との間を閉鎖する。また、第二の気流制御箱
20の第三のダンパー25を開放して、外気Aと第二の
気流制御箱20内部とを連通させるとともに、第四のダ
ンパー26により第二の気流制御箱20の内部と天井裏
空間18とを連通させ、これにより、外気Aと天井裏空
間18とを接続する。さらに、第三の気流制御箱21に
ついては、第五のダンパー27を開放して、排気筒15
と第三の気流制御箱21の内部とを連通させるととも
に、第六のダンパー28により、第三の気流制御箱21
の内部を天井裏空間18に対して開放し、これにより、
排気筒15と天井裏空間18とを接続するようにする。
【0028】中間期や夏期の夜間においては、差圧中性
帯Nの下方では、建物12内の空気密度が建物12外部
に比較して小さいため、煙突効果により、外気Aが建物
12の内部に流入するような駆動力が建物12内外の空
気に作用すると考えられる。
【0029】したがって、上述のように、下層階37に
おいては、天井裏空間18を外気Aに接続することによ
り、自然冷気を天井裏空間18に導くことができ、これ
により床スラブ17に自然冷気を利用した蓄冷を行うこ
とができる。また、同時に、天井裏空間18を排気筒1
5に対して接続することにより、排気筒15に天井裏空
間18内の空気を排出させ、これにより天井裏空間18
内部における風量の収支をとることができる。また、こ
の場合、排気筒15内部に排出される空気は、床スラブ
17によって暖められていることから、排気筒15内を
上昇して外気Aに対して放出されることとなり、暖めら
れた空気が他の階へ流入することがない(図6,7参
照)。
【0030】また、差圧中性帯Nの上方においては、建
物12内の圧力が建物12外部に比較して大きいため、
煙突効果により、建物12の空気が外気Aに対して流出
するような駆動力が建物12内外の空気に作用すると考
えられる。
【0031】したがって、上層階36においては、天井
裏空間18を外気Aに接続することにより、天井裏空間
18内の空気を外気Aに放出させることができる。ま
た、これと同時に、天井裏空間18と給気筒14とを接
続することにより、給気筒14内から天井裏空間18に
対して給気を行い、これにより、天井裏空間18内の風
量の収支をとることができる。この際、給気筒14の下
端14aから、地上付近の自然冷気が吸引されることと
なるために、天井裏空間18には、自然の冷気が導か
れ、これにより、床スラブ17に対する躯体蓄冷が行わ
れる。また、床スラブ17によって暖められた空気は、
他の階等を通ることなく、天井裏空間18から直接外気
Aに放出されることとなる(図5,8参照)。
【0032】これにより、建物12内においては、図1
に示すような空気の流れが実現されることとなる。
【0033】[自然換気モード]この自然換気モード
は、建物12内の気温に比較して外気温が低い場合に換
気を行うものである。ここでは、制御装置30は、差圧
中性帯Nの上方に位置する上層階36(図2参照)にお
いて、室内空間13を外気Aおよび給気筒14に対して
接続するとともに、差圧中性帯Nの下方に位置する下層
階37において、室内空間13を排気筒15および外気
Aの双方に接続するようになっている。
【0034】この場合、具体的には、制御装置30は、
図10に示すように、上層階36において、第一の気流
制御箱19の第一のダンパー23を開放して、第一の気
流制御箱19を給気筒14に対して連通させるととも
に、第二のダンパー24により、第一の気流制御箱19
の内部を室内空間13に対して開放し、これにより、室
内空間13と給気筒14とを接続する。また、第二の気
流制御箱20については、第三のダンパー25を開放し
て、外気Aと第二の気流制御箱20内部とを連通させる
とともに、第四のダンパー26により第二の気流制御箱
20の内部と室内空間13とを連通させ、これにより、
外気Aと室内空間13とを接続する。また、第三の気流
制御箱21については、第五のダンパー27を閉鎖する
ことにより、室内空間13と排気筒15との間を閉鎖す
るようにする。
【0035】一方、下層階37においては、制御装置3
0は、図9に示すように、第一の気流制御箱19の第一
のダンパー23を閉鎖し、これにより室内空間13と給
気筒14との間を閉鎖する。また、第二の気流制御箱2
0の第三のダンパー25を開放して、外気Aと第二の気
流制御箱20内部とを連通させるとともに、第四のダン
パー26により第二の気流制御箱20の内部と室内空間
13とを連通させ、これにより、外気Aと室内空間13
とを接続する。さらに、第三の気流制御箱21について
は、第五のダンパー27を開放して、排気筒15と第三
の気流制御箱21の内部とを連通させるとともに、第六
のダンパー28により、第三の気流制御箱21の内部を
室内空間13に対して開放し、これにより、排気筒15
と室内空間13とを接続するようにする。
【0036】建物12内の気温に比較して外気温が低い
場合、差圧中性帯Nの下方では、建物12内の圧力が建
物12外部に比較して小さいため、煙突効果により、外
気Aが建物12の内部に流入するような駆動力が建物1
2内外の空気に作用すると考えられる。
【0037】したがって、上述のように、下層階37に
おいては、室内空間13を外気Aに接続することによ
り、外気を室内空間13に導くことができ、これにより
室内空間13の換気を行うことができる。また、同時
に、室内空間13を排気筒15に対して接続することに
より、排気筒15に室内空間13内の空気を排出させ、
これにより室内空間13内部における風量の収支をとる
ことができる。また、この場合、排気筒15内部に排出
される空気は、排気筒15内を上昇して外気Aに対して
放出され、室内空間13の汚れた空気が他の階に流入す
ることがない(図9,7参照)。
【0038】また、差圧中性帯Nの上方においては、建
物12内の圧力が建物12外部に比較して大きいため、
煙突効果により、建物12内の空気が外気Aに対して流
出するような駆動力が建物12内空気に作用すると考え
られる。
【0039】したがって、上層階36においては、室内
空間13を外気Aに接続することにより、室内空間13
内の空気を外気Aに放出させることができる。また、こ
れと同時に、室内空間13と給気筒14とを接続するこ
とにより、給気筒14内から室内空間13に対して給気
を行い、これにより、室内空間13内の風量の収支をと
ることができる。この際、給気筒14の下端14aか
ら、地上付近の外気が吸引されることとなるために、室
内空間13にも外気が導かれ、これにより、室内空間1
3の換気が行われる。また、室内空間13の汚れた空気
は、他の階等を通ることなく、室内空間13から直接外
気Aに放出されることとなる(図10,8参照)。
【0040】これにより、建物12内においては、図2
に示すような空気の流れが実現されることとなる。
【0041】なお、以上説明したような躯体蓄冷モード
および自然換気モードの他にも、制御装置30により、
夜間に、天井裏空間18を外気A、給気筒14、および
排気筒15に対して閉鎖した状態で、屋内ユニット31
を用いて、天井裏空間18内部を冷房(暖房)するよう
にし、これにより、床スラブ17を用いた躯体蓄冷(蓄
熱)を行い、さらに、昼間時には、屋内ユニット31に
より天井裏空間18から吸気を行うとともに、これを室
内空間13に対して排出するようにしてもよい。これに
より、躯体蓄熱を行うことが可能であるとともに、外気
Aにより躯体冷却効果が期待できない場合にも、人為的
な躯体蓄冷を行うことができる。なお、このような人為
的な躯体蓄冷を、上述したような自然換気力を利用した
躯体蓄冷と併用することも可能である。
【0042】以上述べた換気システム11においては、
建物12内を上下に貫通するように給気筒14および排
気筒15を設置するとともに、給気筒14の下端14a
を地上付近の外気Aに接続し、排気筒15の上端15a
を屋上16付近の外気に対して接続し、さらに、建物各
階の天井裏空間18および室内空間13を、給気筒1
4、排気筒15、および外気Aに対して開閉可能に連通
したため、給気筒14を通じて給気を行おうとする際
に、外気を、途中の階において汚されたり暖められたり
することなく所定の階に到達させることができ、なおか
つ、排気する階で汚されたり暖められたりした空気が、
その後に他の階を通過することなく排気筒15を通じて
外気に直接排出されるようにすることができる。これに
より、煙突効果を利用して、躯体蓄冷を行う際におけ
る、夜間の自然な躯体冷却、あるいは、内部発熱の自然
な排出を良好に実現することができ、昼間の冷房負荷を
大幅に削減することが可能となる。また、換気を行う際
についても、煙突効果を利用して送風機容量と消費電力
を大幅に削減することが可能となる。
【0043】また、上述の換気システム11において
は、第一の気流制御箱19により、給気筒14と室内空
間13または天井裏空間18を選択的に接続することが
できるとともに、第二の気流制御箱20により、外気A
と室内空間13または天井裏空間18とを選択的に接続
することができ、また、第三の気流制御箱21により、
排気筒15と室内空間13または天井裏空間18とを選
択的に接続することができるため、給気筒14または建
物12の外部から吸気した外気を室内空間13または天
井裏空間18に導いて、簡易な構成により、室内換気ま
たは躯体蓄冷を選択的に行うことができる。
【0044】また、上述の換気システム11において
は、建物12各階の天井裏空間18および室内空間13
と、給気筒14、排気筒15、および外気Aのそれぞれ
の間の開閉制御を制御装置30により行うこととし、こ
れにより、制御装置30によって躯体蓄冷モードおよび
自然換気モードを容易に実行できるようになっているた
め、煙突効果を利用した効率的な躯体蓄冷および換気
を、複雑な操作を伴うことなく、容易に実現することが
可能である。
【0045】さらに、上述の換気システム11において
は、屋内ユニット31により天井裏空間18内の冷暖房
を行い、これにより躯体蓄冷(蓄熱)を行うことが可能
であるとともに、昼間時には、天井裏空間18内の空気
を室内空間13に排出することが可能であるために、躯
体蓄熱を行うことができるだけでなく、外気Aにより躯
体冷却効果が期待できない場合にも、人為的な躯体蓄冷
を行うことができ、汎用性が高い。また、屋内ユニット
31を利用した人為的な躯体蓄冷を、自然換気力を利用
した躯体蓄冷と併用することも可能であり、これによ
り、一般的な躯体蓄冷に比較して冷房負荷の削減を図る
ことができる。
【0046】次に、この発明の効果を確認するために行
った数値シミュレーションの結果について説明する。こ
の数値シミュレーションは、夜間の外気による躯体蓄冷
の効果を検討するものであり、建物のモデルとしては、
6層の事務所建築を用いた。この事務所建築は、各層が
同一の平面計画をもつものとしており、そのうち1層に
ついての概略および各種条件を図11に示す。なお、図
11中の各符号の表すところは、上記実施の形態と同様
であり、図中に示す各部分の寸法のうち、単位の付いて
いないものは、単位が[mm]であるとする。
【0047】計算期間は、6月3日〜6月7日に設定さ
れており、うち最初の3日は、計算のための助走期間で
あるとする。躯体蓄冷の効果を検討するための実質的な
数値計算期間である6月6日および7日の気象条件を図
12に示す。
【0048】また、内部発熱や空調時間における外気導
入量等の条件としては、平均的な事務所建築におけるも
のを用いることとし、具体的には、以下のように設定し
た。 ・在室者 :0.1人/m2 ・人体発熱 :70W/人 ・機器発熱 :17W/m2 ・照明発熱 :23W/m2 天井裏 30% 室内 20% 床表面 50% ・外気導入量:5m3/m2
【0049】また、ここでは、空調スケジュールを以下
のように設定するとともに、夜間の躯体蓄冷を自然換気
によって行う本発明の効果を、機械的な冷却を行った場
合と比較するために、以下に示すような蓄熱に関する条
件を設定した。 ・予冷時間 :8:00〜9:00 ・空調時間 :9:00〜20:00 ・停止 :20:00〜22:00 予冷時は外気導入、室内発熱ゼロ 12:00〜13:00は、発熱量50% ・蓄熱時間 :22:00〜8:00 蓄熱目標空気温度23℃(機械的な躯体蓄熱を行う場
合)
【0050】図13および図14は、数値シミュレーシ
ョンの計算結果として得られた冷房負荷の時間的変化を
示す図であり、図13(a)は、(躯体蓄冷を伴わな
い)通常の空調を行った場合、図13(b)は、天井カ
セット型エアコンである屋内ユニット31(図11参
照)のみを用いて夜間に機械的な躯体蓄冷を行った場
合、図14(a)は、自然換気により躯体蓄冷を行った
場合(本発明の場合)、図14(b)は、図16に示し
た従来の技術と同様の構成により、夜間蓄冷を行った場
合の計算結果を示している。なお、ここでは、いずれの
例においても、建物のうち1階における冷房負荷の変化
のみを代表して示している。
【0051】これらの計算結果より、図13(a)の通
常空調を行った場合に比較して、図13(b),図14
(a),(b)のように、夜間の躯体蓄冷を行った場合
には、いずれも昼間の冷房負荷が減少することがわか
る。これらのうち、特に、図14(a),(b)に示す
自然換気により夜間蓄冷を行った場合には、図13
(b)に示す機械的に夜間蓄冷を行った場合の昼間の冷
房負荷に匹敵するほどに冷房負荷が減少している。
【0052】さらに、以下の表に示すように、1日(6
月7日)の日積算の冷房負荷を比較してみると、本発明
の建物全ての日積算冷房負荷は835.05MJとなっ
ており、通常空調における日積算冷房負荷:1033.
06MJに比較して、大幅な省エネルギー化が図られて
いるだけでなく、従来の自然換気による夜間蓄冷(日積
算冷房負荷860.40MJ)と比較しても、より優れ
た省エネルギー効果が得られることが理解される。
【表1】
【0053】また、図15は、従来の自然換気による夜
間蓄冷と本発明とを、建物全体の換気回数について比較
した場合の結果である。図中に示すように、実線で示し
た本発明の建物全体の換気回数は、破線で示した従来の
場合に比較して、特に煙突効果による自然換気が支配的
となる夜間において大きいことが理解される。これによ
り、換気性に優れた本発明の換気システムは、換気に関
して必要とされる送風機動力や消費電力などの面におい
て、従来に比較して有利であり、したがって、従来に比
較してトータルコストの大幅な低減化を期待できると考
えられる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る換
気システムにおいては、建物内を上下に貫通するように
給気筒および排気筒を設置するとともに、給気筒の下端
を地上付近の外気に接続し、排気筒の上端を屋上付近の
外気に対して接続し、さらに、建物各階の天井裏空間お
よび室内空間を、給気筒、排気筒、および外気に対して
開閉可能に連通したため、給気筒を通じて給気を行おう
とする際に、外気を、途中の階において汚されたり暖め
られたりすることなく所定の階に到達させることがで
き、なおかつ、排気する階で汚されたり暖められたりし
た空気がその後に他の階を通過することなく排気筒を通
じて外気に直接排出されるようにすることができる。こ
れにより、煙突効果を利用して、躯体蓄冷を行う際にお
ける、夜間の自然な躯体冷却、あるいは、内部発熱の自
然な排出を良好に実現することができ、昼間の冷房負荷
を大幅に削減することが可能となる。また、換気を行う
際についても、煙突効果を利用して送風機容量と消費電
力とを大幅に削減することが可能となる。
【0055】請求項2に係る換気システムにおいては、
第一の気流制御箱により、給気筒と室内空間または天井
裏空間を選択的に接続することができるとともに、第二
の気流制御箱により、外気と室内空間または天井裏空間
とを選択的に接続することができ、また、第三の気流制
御箱により、排気筒と室内空間または天井裏空間とを選
択的に接続することができるため、給気筒から給気した
外気を室内空間または天井裏空間に導いて、簡易な構成
により、室内換気または躯体蓄冷を選択的に行うことが
できる。
【0056】請求項3に係る換気システムにおいては、
建物各階の天井裏空間および室内空間と、給気筒、排気
筒、および外気のそれぞれの間の開閉制御を制御装置に
より行うこととし、これにより、制御装置によって躯体
蓄冷モードおよび自然換気モードを容易に実行できるよ
うになっているため、煙突効果を利用した効率的な躯体
蓄冷および換気を、複雑な操作を伴うことなく、容易に
実現することが可能である。
【0057】請求項4に係る換気システムにおいては、
屋内ユニットにより天井裏空間内の冷暖房を行い、これ
により躯体蓄冷(蓄熱)を行うことが可能であるととも
に、昼間時には、天井裏空間内の空気を室内空間に排出
することが可能であるために、躯体蓄熱を行うことがで
きるだけでなく、外気により躯体冷却効果が期待できな
い場合にも、人為的な躯体蓄冷を行うことができ、汎用
性が高い。また、屋内ユニットを利用した人為的な躯体
蓄冷を、自然換気力を利用した躯体蓄冷と併用すること
も可能であり、これにより、一般的な躯体蓄冷に比較し
て冷房負荷の削減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1 】 本発明の一実施の形態である換気システム
が適用された建物を模式的に示す図であって、中間期ま
たは夏季の夜間において換気システムを用いて躯体蓄冷
を行う場合の空気の流れの概略を示す立断面図である。
【図2 】 同、換気システムを用いて、建物内の室内
空間の換気を行う場合の空気の流れの概略を示す立断面
図である。
【図3 】 図1,2に示した第一、第二、第三の気流
制御箱の詳細な構成を示す立断面図である。
【図4 】 図1,2に示した屋内ユニットの詳細な構
成を示す立断面図である。
【図5 】 本発明の換気システムにおいて、躯体蓄冷
モードを実行した場合の上層階における第一ないし第六
のダンパーの位置、および、空気の流れかたを模式的に
示す立断面図である。
【図6 】 同、躯体蓄冷モードを実行した場合の下層
階における第一ないし第六のダンパーの位置、および、
空気の流れかたを模式的に示す立断面図である。
【図7 】 本発明の換気システムにおいて躯体蓄冷モ
ードまたは自然換気モードを実行した場合の下層階にお
ける空気の流れかたを示す天井裏空間または室内空間の
平面図である。
【図8 】 同、上層階における空気の流れかたを示す
天井裏空間または室内空間の平面図である。
【図9 】 本発明の換気システムにおいて、自然換気
モードを実行した場合の下層階における第一ないし第六
のダンパーの位置、および、空気の流れかたを模式的に
示す立断面図である。
【図10 】 同、躯体蓄冷モードを実行した場合の上
層階における第一ないし第六のダンパーの位置、およ
び、空気の流れかたを模式的に示す立断面図である。
【図11 】 本発明の効果を確認するために行った数
値計算の条件を示す図であって、数値計算の対象となっ
た建物の1層およびその諸元を示す立断面図である。
【図12 】 同、数値計算を行うために設定した気象
条件を示す、時間(横軸)−外気温(縦軸、左目盛り)
または日射量(縦軸、右目盛り)のグラフである。
【図13 】 本発明の効果を確認するための数値計算
の結果である冷房負荷の時間的変化を示す図であって、
(a)は、(躯体蓄冷を伴わない)通常の空調を行った
場合、(b)は、天井カセット型エアコンである屋内ユ
ニット31(図11参照)を用いて夜間に機械的な躯体
蓄冷を行った場合の計算結果をそれぞれ示す、時間(横
軸)−除去熱量(縦軸)のグラフである。
【図14 】 同、(a)は、自然換気により躯体蓄冷
を行った場合(本発明の場合)、(b)は、図16に示
した従来の技術と同様の構成により、夜間蓄冷を行った
場合の計算結果をそれぞれ示す、時間(横軸)−除去熱
量(縦軸)のグラフである。
【図15 】 本発明の効果を確認するための数値計算
の結果である建物全体の換気回数を示す図であって、従
来の自然換気による夜間蓄冷(破線)と本発明(実線)
とを比較した、時間(横軸)−換気回数(縦軸)のグラ
フである。
【図16 】 本発明の従来の技術である換気システム
が適用された建物の立断面図である。
【符号の説明】
11 換気システム 12 建物 13 室内空間 14 給気筒 14a 下端 15 排気筒 15a 下端 16 屋上 17 床スラブ 18 天井裏空間 19 第一の気流制御箱 20 第二の気流制御箱 21 第三の気流制御箱 23 第一のダンパー 24 第二のダンパー 25 第三のダンパー 26 第四のダンパー 27 第五のダンパー 28 第六のダンパー 30 制御装置 31 屋内ユニット 32 冷却加熱器 33 ファン 36 上層階 37 下層階 A 外気 N 差圧中性帯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階を有する建物内を上下に貫通する
    ように給気筒および排気筒が設置され、前記給気筒の下
    端が地上付近の外気に対して、前記排気筒の上端が屋上
    の外気に対してそれぞれ接続され、前記建物内の各階の
    天井裏空間および室内空間は、前記給気筒、前記排気
    筒、および外気のそれぞれに対して開閉可能に連通して
    いることを特徴とする換気システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の換気システムであって、 前記建物内の各階には、第一、第二、および第三の気流
    制御箱がそれぞれ設置され、 前記第一の気流制御箱は、前記給気筒と前記天井裏空間
    および前記室内空間とを接続するとともに、第一のダン
    パーにより前記給気筒との間が開閉自在とされ、かつ、
    第二のダンパーにより前記天井裏空間または前記室内空
    間に対して選択的に連通する構成とされ、 前記第二の気流制御箱は、前記建物の外部と前記天井裏
    空間および前記室内空間とを接続するとともに、第三の
    ダンパーにより前記建物外部との間が開閉自在とされ、
    かつ、第四のダンパーにより前記天井裏空間または前記
    室内空間に対して選択的に連通する構成とされ、 前記第三の気流制御箱は、前記排気筒と前記天井裏空間
    および前記室内空間とを接続するとともに、第五のダン
    パーにより前記排気筒との間が開閉自在とされ、かつ、
    第六のダンパーにより前記天井裏空間または前記室内空
    間に対して選択的に連通する構成とされていることを特
    徴とする換気システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の換気システムで
    あって、 前記建物各階の天井裏空間および室内空間と、前記給気
    筒、前記排気筒、および外気のそれぞれとの間の開閉制
    御を行う制御装置を備え、 該制御装置は、少なくとも、 (i) 前記建物の差圧中性帯の上方に位置する上層階
    において、前記天井裏空間を前記給気筒および外気の双
    方に接続するとともに、差圧中性帯の下方に位置する下
    層階において、前記天井裏空間を前記排気筒および前記
    外気の双方に接続する躯体蓄冷モード、 および(ii) 前記上層階において前記室内空間を前
    記給気筒および外気の双方に接続するとともに、前記下
    層階において前記室内空間を前記排気筒および前記外気
    の双方に接続する自然換気モード、 を実行することを特徴とする換気システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の換気
    システムであって、 前記天井裏空間には、ファンと冷却加熱器とを有する屋
    内ユニットが設置され、 該屋内ユニットは、前記室内空間および前記天井裏空間
    のいずれか一方から吸気を行うことが可能な構成とされ
    るとともに、前記室内空間および天井裏空間のいずれか
    一方に対して排気を行うことが可能な構成とされている
    ことを特徴とする換気システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107957116A (zh) * 2017-11-15 2018-04-24 南宁晟景工程咨询有限公司 一种应用于楼房建筑的通风系统
CN108019876A (zh) * 2017-11-15 2018-05-11 南宁晟景工程咨询有限公司 一种带有保护支管的通风系统
CN108050641A (zh) * 2017-11-15 2018-05-18 南宁晟景工程咨询有限公司 一种通风系统
CN108050620A (zh) * 2017-11-15 2018-05-18 南宁晟景工程咨询有限公司 一种楼房建筑通风系统
CN108088022A (zh) * 2017-11-15 2018-05-29 南宁晟景工程咨询有限公司 一种建筑通风系统

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