JPH0311626Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0311626Y2
JPH0311626Y2 JP1987036516U JP3651687U JPH0311626Y2 JP H0311626 Y2 JPH0311626 Y2 JP H0311626Y2 JP 1987036516 U JP1987036516 U JP 1987036516U JP 3651687 U JP3651687 U JP 3651687U JP H0311626 Y2 JPH0311626 Y2 JP H0311626Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
air
indoor unit
room
outside air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987036516U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63144522U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987036516U priority Critical patent/JPH0311626Y2/ja
Publication of JPS63144522U publication Critical patent/JPS63144522U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0311626Y2 publication Critical patent/JPH0311626Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、住宅用に適するダクト式空調装置
において、特に寒冷地向のものに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、例えば特開昭61−91425号公報に示され
ているように、ガスエンジンにより駆動されるヒ
ートポンプ用のコンプレツサを有する室外機を室
外に設置すると共に、該ヒートポンプの熱交換
器、送風機、ガスエンジンの排熱を利用した温水
ヒータが本体ケースに収納された室内機を天井裏
に設置して、吹出ダクト及び吸込ダクトを各部屋
まで導き、該吹出ダクトに形成の吹出口から空調
空気を吹出し、そして、吸込口から部屋内の空気
を吸込んでいる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、北海道などの寒冷地にあつて
は、冷却装置はほとんど使用されておらず、窓な
どを開けて外気を入れるだけで夏期における温調
は充分であつた。即ち、ヒートポンプを設置する
ことは過剰設備ではあるが、夏期にあつて、冷却
手段なしで部屋内の空気を循環させても、室温が
上昇し、快適な温度を保つことが出来なくなる欠
点を有していた。
そこで、この考案は、冷却手段を持たないが、
夏期における外気温度(札幌における最高低平年
気温で7月○高24.9℃、○低16.4℃、8月○高25.9℃、
○低17.6℃である)に注目して、該外気を導入する
ことで部屋内を快適な室温とすることを目的とす
るものである。
(問題点を解決するための手段) この考案の要旨は、少なくとも送風機を本体ケ
ースに収納した室内機と、この室内機から吹出さ
れる空気を各部屋へ供給する吹出ダクトと、室内
空気を吸込み室内機に戻す吸込ダクトより成る送
風ダクトを有すダクト式空調装置において、前記
吸込ダクトに外気を導入する外気導入口を設けた
ことにある。
(作用) したがつて、夏期にあつては、送風機を動か
し、外気導入口から比較的温度の低い外気を吸込
んで、送風ダクトを介して各部屋に供給すること
ができて、該部屋内を快適な温度に保つことが出
来るものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図,第2図において、ダクト式空調装置1
をマンシヨンに設置した例が示され、6ケの部屋
R1,R2,R3,R4,R5,R6が空調される。
ダクト式空調装置1は、少なくとも送風機等を
有する室内機2と、それから各部屋R1〜R6へ至
る送風ダクト3より成つている。
室内機2は、本体ケース4内に送風機5と熱交
換器6とを有しており、この熱交換器6には貯湯
槽7からの温水が供給される温水式の熱交換器で
ある。貯湯槽7の湯は石油、ガス、石炭などの熱
源8で得られるものである。貯湯槽7及び熱源8
は、室外の室外機9内に設けられ、温水配管10
にて室内機2の熱交換器6と接続されている。
また、室内機2には、適当な温度を得るために
加湿器11が設けられ、送風機5の送風機ケース
5aに取付られている。
送風ダクト3は、前記室内機2から吹出される
空調空気を各部屋R1〜R6へ供給する吹出ダクト
3aと、各部屋R1〜R6から吸込み室内機2へ戻
す吸込ダクト3bとより成り、一体となつて室の
天井裏などに適宜配されている。
そして、この送風ダクト3の各部屋R1〜R6
対応する位置に吹出口12及び吸込口13が設け
られ、該吹出口12から空調空気が部屋内に吹出
され、吸込口13から部屋内の空気が吸込まれる
ものである。なお、図示しないが、吹出口12及
び吸込口13は共に、シヤツタが取付られて風量
の制御が行われている。
外気導入口14は、壁面15から外部に開口し
ており、ダクト14aを介して前記送風ダクト3
の吸込ダクト3bに接続されている。このダクト
14aと吸込ダクト3bとの接続点に開閉用の開
閉シヤツタ16が設けられている。外気導入口1
4の開口位置は、建物の周囲で比較的温度の低い
所にあり、したがつて、比較的温度の低い空気が
導入できるものである。
上述の構成において、冬期に暖房モードにおい
て運転する場合には、室外機9内において熱源8
で熱を発生させ、これにより温水を作り、室内機
2の熱交換器6に配管10を介して送り、そこで
送風機5より循環されてきた空気を加熱して温風
とし、再び送り出し、各部屋R1〜R6の吹出口1
2より吹出させて、部屋の暖房が行われるもので
ある。なお、この際は、開閉シヤツタ16は閉じ
られている。
夏期にあつては、熱交換器6への温水の供給を
止め、送風機5の回転と共に、開閉シヤツタ16
は開かれる。すると、外気が外気導入口14より
吸込まれるようになり、その外気が各部屋R1
R6に供給される。この供給される外気は比較的
温度が低く、各部屋を快適な室温とすることがで
きる。
第3図は、この考案の他の実施例を示す構成図
で、前記実施例と相違する点は、室内機2から熱
交換器6をなくすと共に、吸込ダクト3bの途中
に、空気を直接加熱する熱源8を設け、暖房用と
しての動作流体を一つ削減することによつて熱交
換率を向上させたものである。
前述した実施例では、貯湯槽7から温水を熱交
換器6に導いているので、給湯などに使用量が増
大した時に、容量不足となる恐れがあつたが、こ
の実施例では、前記実施例のように暖房用の温水
を給湯用として併用するのではなく、暖房用とし
ての動作流体と給湯用としての動作流体が別のも
のであるので、双方とも影響されず、システムと
して安定した供給が出来るものである。その他の
例は前記実施例と同一であるので、同一の符号を
付してその説明を省略するものである。
(考案の効果) 以上のように、この考案によれば、寒冷地にあ
つて、冷却手段を持たなくとも、外気(涼風)を
ダクト式空調装置を介して部屋内に導くことがで
きて、夏期における各部屋を快適な室温に制御で
きるものである。そして、冷却手段を持たないの
で、空調装置が安価となる利点をも有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のダクト式空調装置が設けら
れた状態を示す斜視図、第2図は同上の構成図、
第3図はこの考案の他の実施例を示す構成図であ
る。 2……室内機、3……送風ダクト、3a……吹
出ダクト、3b……吸込ダクト、4……本体ケー
ス、5……送風機、14……外気導入口、16…
…開閉シヤツタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも送風機を本体ケースに収納した室
    内機と、この室内機から吹出される空気を各部
    屋へ供給する吹出ダクトと、室内空気を吹込み
    室内機に戻す吸込ダクトより成る送風ダクトを
    有すダクト式空調装置において、前記吸込ダク
    トに外気を導入する外気導入口を設けたことを
    特徴とするダクト式空調装置。 2 外気導入口は、建物の周囲で比較的温度の低
    い所に開口したことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のダクト式空調装置。 3 外気導入口には、開閉シヤツタが設けられた
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のダクト式空調装置。
JP1987036516U 1987-03-12 1987-03-12 Expired JPH0311626Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987036516U JPH0311626Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987036516U JPH0311626Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63144522U JPS63144522U (ja) 1988-09-22
JPH0311626Y2 true JPH0311626Y2 (ja) 1991-03-20

Family

ID=30846990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987036516U Expired JPH0311626Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0311626Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63144522U (ja) 1988-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS58173322A (ja) 空気調和機
JP2002340382A (ja) 家 屋
JPH0413612B2 (ja)
CN206496448U (zh) 空气调节系统
JPH0311626Y2 (ja)
JPH0914746A (ja) 空気調和装置
JP2568697B2 (ja) 空調換気給湯装置
KR20040061689A (ko) 천정 카세트형 공기조화기의 송풍조절장치
JPH0345053Y2 (ja)
JPH1078244A (ja) 空気調和装置
JP2616308B2 (ja) 空気調和ユニット
JPS6014030A (ja) 空調換気扇
JP3432740B2 (ja) 室内空調システム、同システムを用いた室内空調方法及び空調ユニット
JPH0318096B2 (ja)
JPH0413611B2 (ja)
JPH074687A (ja) 換気システム
JPS60218538A (ja) 天井埋込形空気調和機
JPS63306330A (ja) アンダ−フロア−空調システム
JPH0123059Y2 (ja)
JPS63180026A (ja) 空気調和システム
JPH0554013B2 (ja)
JPH0116986Y2 (ja)
JPS5818591Y2 (ja) 空調用フアンコイルユニツト
JPH0328639A (ja) 空調換気装置
JPS6042379B2 (ja) 空気調和装置