JPH0328639A - 空調換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は居室の換気装置に関するものである。

従来の技術 近年、住宅は冷暖房効果や防音性能を高めるために気密
性が非常に高くなっている。このために、従来は住宅の
隙間から自然換気が行なわれていたが、この隙間がなく
なシ換気不足になってきている。そして、換気不足によ
り住宅内に湿気が滞溜し、かびや結露が発生するなどの
弊害が生じてきている。そこで、住宅内の汚染空気や湿
気を速やかに排出する換気装置が必需品になっている。

このようなことから、従来の換気装置１０６はたとえば
第４図および第５図に示すように、住宅１０１の１階の
居室１０２の天井１０３に固定し、１階の居室１０２ａ
と２階の居室１０２ｂの間の天井裏１０４に換気装置１
０６を配設し、外檗１０６を貫通するダクト１０７とダ
ク｝　１　０７先端に取り付けられたベントキャップ１
０８を通じて換気を行なうものであった。

上記構戒の換気装置１０６において、室内側給気口１０
９から吸い込オれ、冷暖房されて有効な熱エネノレギー
を持つ室内空気は、熱交換器１１ｏを通り熱エネルギー
を給気される室外空気に与えて排気用送風機１１１によ
りダクト１０７，ベントキャップ１０８を通って室外に
排気される。ベントキャップ１０８とダクト１０７を通
じて吸い込１れた室外空気は給気用送風機１１２により
熱交換１３１１０内で有効な熱エネルギーを排気される
室内空気から受け取ってから室内側給気０１１３より室
内に給気される。

発明が解決しようとする課題 前記従来の換気装置１０５では、第４図に示すようにイ
ンリア性を重視して天井１０３に設置されるが、換気装
置１０５の寸法により天井裏１０４スペース（特に高さ
方向）が必要になる。したがって天井を下げて天井裏１
０４のスペースを確保してしる。天井を下げることは居
室１０２ａ空間に圧迫感を与え快適性を損ねるものであ
り、どの居室の天井でも下げられるものではなく、設置
場所が限定されるため、かならずしも十分な換気効果が
得られる位置に取シ付けられるとは限らないというよう
な課題を有していた。また、天井裏にダクトを使用して
大掛りに設置するわりに小屋裏や床下などの熱エネルギ
ーを有効に利用できず、さらには換気のみの機能しかな
く、冷暖房を行うには空調機を別途設置しなければなら
ないという課題も有していた。

本発明は上記従来の課題に留意し、換気装置の設置場所
の自由度が大きく、任意の場所に設置が可能となって十
分な換気効果が得あれ、インテリアとエクステリアのデ
ザインにも優れ、床下や小屋裏の有効な熱エネルギーを
利用し、省エネルギー効果と、冷暖房機能も合わせ持っ
た空調換気装．置を提供することを目的とするものであ
る。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、室内と連通ずる室
内側排気口と室内側給気口とを存する建物の外壁と、前
記外壁に隣接し室外と連通ずる室外側給気口と室外側排
気日とを有する塔状外壁とで構成される塔状空間内に、
前記室内側排気口から室外側排気口に至り排気用送風機
を有する排気通風路と、前記室外側給気口から給気用送
風機に給気ダクトを介して至り、さらに前記給気用送風
機から前記室内側給気口に至ｂ、この室内側給気口に室
内側空調機を接続してなる給気通風路と、前記室内側空
調機と対応する室外側空調機と、床下と前記給気用送風
機を床下用ダクトを介し２て連通した床下通風路ど、小
屋裏と前記給気用送風機を小屋裏用ダクトを介して連通
した小屋裏通風路とを設け、前記給気ダクト，床下用ダ
クトおよび小屋裏用ダクトにはそれぞれの途中にダンパ
ーを具備してなる空調換気装置を構成したものである。

作　　用 上記構成により、換気装置は建物の外壁と塔状外壁とで
構成される塔秋空間内に排気用送風機と給気用送風機な
どを配設して構成されているので、天井を下げる必要が
なくなう、居室空間に圧迫感を与えることがなくなる。

筐た、塔状空間は建物の外壁の任意の場所に設けること
ができ、かつ塔状空間内は天井裏に比べ大きな空間が確
保できるので給気用送風機や排気用送風機を自由に配設
できる。さらに、１室に限らず複数の居室の換気も容易
に行うことができる。そして、夏季には床下用ダクトの
ダンパーを開き、他のダンパーを閉じることにより、床
下冷気を取り入れ、室内に給気される空気の温度を下げ
て、給気をよシ室内空気の温度に近づけることができ、
冬季には小屋裏用ダクトのダンパーを開き、他のダンパ
ーを閉じることにより、太陽熱によう暖められた小屋裏
の空気を取シ入れて、給気される空気の温度を上げて、
給気をより室内空気の温度に近づけることができ、居室
の快適性が維持できる。そして、室内側給気口に接続し
た室内側空調機と塔状空間内に設置した室外側空調機に
より冷暖房も可能となる。

実施例 以下、本発明の一実施例について第１図〜第３図を参照
しながら説明する。

室内側排気口３と室内側給気口４を有する建物１の外壁
２と、この外壁２に隣接し室外側排気口６と室外側給気
口７を有する塔状外壁６とで塔状空間８が構成されてい
る。塔状空間８の内部には、室内側排気口３と連通ずる
室内側聞口９ａと、室内側給気口４と連通ずる室内側聞
口９ｂと、室外側排気口６と連通ずる室外側聞口１０ａ
と、室外側給気口７と連通ずる室外側聞口１０ｂを有す
る箱状の外かく１１内に排気用送風機１２と給気用送風
機１３、釦よび排気される室内空気と給気される室内空
気の間で熱交換する熱交換器１４が配設されている。室
外側開口１０ｂには、一端を室外側給気口７と連通１，
途中に給気ダンパー１６を持つ給気ダクト１６ｂの他端
と連結した給気ダクト１６δが接続されている。給気ダ
クト１８ａ　，ｔａｂの連結口には、床下１７に一端の
開口すなわち床下給気口１８ａが連通し、途中に床下用
ダンパー１９を持ち、一部が地下に埋設された床下用ダ
ク｝１８ｂが接続されている。筐た給気ダクトｌｅａ　
，１　ｅｂの連結口には小屋裏２０に一端の開口すなわ
ち小屋裏給気口２１ａが連通し、途中に小屋裏用ダンパ
ー２２を持つ小屋裏用ダクト２ｌｂが接続されている。

これら給気ダンノ号１６、床下用ダンパー１９、小屋裏
用ダンパー２２はそれぞれ開閉を選択することによシ給
気口を任意に設定できる。

さらに室内側給気口４には、室内側熱交換器２８、室内
側送風機２９などからなる室内側空調機３ｏが接続され
ている。

１た、塔秋空間８内には、室外側熱換換器３１、室外側
送風機３２、熱源機器３３などからなる室外側空調機３
４が設けられており、塔状外壁６には室外側空調機用吸
込口３６と同吐出口３６が設けられている。図示してい
ないが、室内側空調機３０と室外側空調機３４は塔秋空
間８内に配設された熱媒管で結ばれている。

そして、室内側排気口３から室外側排気口６に至る排気
通風路Ａｌ−Ａと、室外側給気口７から室内側給気口４
を経て室内側空調機３０の室内側送風機２９に至る給気
通風路Ｂ１−・Ｂと、床下給給気口１８ａから室内側給
気口４に至る床下通風路Ｂ２−Ｂ，小屋裏給気口２１ａ
から室内側給気口４に至る小屋裏通風路Ｂａ−Ｂを構成
している。

筐た、外壁２には２階の居室と連通ずる第２室内側排気
口２３と第２室内側給気口２４が設けられ、外かく１１
には、第２室内側聞口９ｃ，９ｄを有し、そして第２室
内側聞口９Ｃと第２室｛内側排気口２３を結ぶ排気ダク
ト２５と、第２室内側給気日２４と第２室内側聞口９ｄ
とを結ぶ第２給気ダクト２６とを備え、また、第２室内
側給気口２４には１階に設けられた室内側空調機３ｏと
同様の第２室内側空調機３８が接続されておシ、室外と
２階の居室とを結ぶ第２排気通風路Ａ２−Ａと第２給気
通風路８１４Ｂ４を形或している。

上記構成において、室内空気は排気通風路Ａ１−Ａを通
って室外へ排気される。つまり、室内側排気口３と室内
側聞口９ａを通って熱交換器１４内で冷暖房された室内
空気のもつ有効な熱エネルギーを給気される室外空気に
与えたのち、排気用送風機１２によシ室外側聞口１　０
　ａと室外側排気口６を経て室外へ排気される。

一方、室外空気は給気通風路Ｂ１−Ｂを通って室内に給
気される。つ１り、室外側給気口了と室外側聞口１０ｂ
を経て給気用送風機１３により熱交換器１４内にはいシ
、排気される室内空気から有効な熱エネルギーを受け取
う、室内側聞口９ｂと室内側給気口４を通シ、室内側空
調機３０の室内側送風機２９を経て室内に給気される。

同時に室内空気は、室内側空調機３０の室内側熱交換器
２８と室内側送風機２９を経て冷暖房される。室外側空
調機３４では、室外側熱交換器３１、室外側送風機３２
、熱源機器３３によシ、塔状外壁５の室外側空調機用吸
込口３５と同吐出口３６を通して排熱や排気ガスの授受
を室外空気と行い、熱媒管で熱エネルギーを室内側空調
機３０．３８に送る。

１た、２階の居室には、室内空気は第２排気通風路Ａ２
−＊Ａを通って室外へ排気され、室外空気は第２給気通
風路Ｂ　１−　Ｂ　４を通って室内に給気され、第２室
内側空調機３８により冷暖房されて、１階と同様に空調
繻気される。

また、室外空気の温度の高い夏季には、床下通風路Ｂ２
→Ｂを便って換気をすることで、より快適さを向上させ
ることができる。すなわち、給気ダンパー１６と小屋裏
ダンパー２２を閉じ床下ダンパー１９を開くと、床Ｆ１
７の涼しい空気を給気することができるので、外気を直
接給気する場合よりも低い温度で居室に給気できる。

つき゛に、室外空気の温度が低い冬季には、小屋裏通風
路Ｂ３→Ｂを使って給気することで、より快適性を向上
させることができる。すなわち、給気ダンパー１６と床
下用ダンパー１９を閉じ、小＠裏用ダンパー２２を開け
ると、太陽熱で暖められた小屋裏２０の空気を給気する
ことができるので、室外空気を直接給気する場合よりも
高い温度で居室に給気でき、室内側空調機３０．３８の
冷暖房負荷を軽減できる。

このようにして快適な空調換気状態が維持される。

発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本発明によれば
、室内と連通ずる室内側排気口と室内側空調機に接続さ
れた室内側給気口とを有する建物の外壁と，前記外壁に
隣接し室外と連通ずる室外側給気口と室外側排気［」と
を有する塔状外壁とで構吠される塔伏空間内に、排気用
送風機．給気用送風機，室外側空調機，熱媒管などを配
設したことにより、天井を下げる必要がなくなって居室
空間に圧迫感を与えることがなくなり、１た換気と空調
が同時に行なえ、居住性快適性が向上する。

塔状空間は建物の外壁の任意の場所に設けることができ
、塔状空間内は天井裏に比べ、大きな空間が確保できる
ので、給気用送風機や排気用送風機，室外側空調機を自
由に配役できる。これにより室内側給気口，排気口や室
内側空調機の位置も自由に設定できるとともに、１室に
限らず複数の居室の空調換気も容易に行うことができる
。１た、塔状空間に機器を配設するので空調機の熱媒管
も露出することがなくエクステリアのデザインもよくな
る。さらに、室外側給気口と給気用送風機とを結び途中
に給気ダンパーを持つ給気用ダクトの他に、床下と連通
し途中に床下用ダンパーを持つ床下用ダクトと、小屋裏
に連通し途中に小屋裏ダンパーを持つ小屋裏用ダクトと
をそれぞれ給気用送風機に結ぶことにより、床下の冷気
や小屋裏の暖気を利用することができ、省エネルギー性
や快適性がより向上するなど得られる効果は極めて大き
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の空調換気装置の設置図、第
２図は換気装置を設置した住宅の外観斜視図、第３図は
同換気装置の斜視図、第４図は従来の換気装置の設置図
、第５図は同換気装置の斜視図である。 １・・・・・・建物、２・・・・・・外壁、３・・・・
・室内側排気口、４・・・・・・室内側給気口、６・・
・・・・塔状外壁、６・・・・・・室外側排気口、７・
・・・・・室外側給気口、８・・・・・・塔状空間、１
２・・・・・・排気用送風機、１３・・・・・・給気用
送風機、１６・・・・・・給気ダンパー　１６ａ，１６
ｂ・・・・・・給気ダクト、１７・・・・・・床下、１
８ｂ・・・・・・床下用ダクト、１９・・・・・・床下
用ダンパー、２１ｂ・・・・・・小屋裏用ダクト、２２
・・・・・・小屋裏用ダンパー、３０・・・・・・室内
側空調機，３４・・・・・・室外側空調機。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 室内と連通する室内側排気口と室内側給気口とを有する
   建物の外壁と、前記外壁に隣接し室外と連通する室外側
   給気口と室外側排気口とを有する塔状外壁とで構成され
   る塔状空間内に、前記室内側排気口から室外側排気口に
   至り排気用送風機を有する排気通風路と、前記室外側給
   気口から給気用送風機に給気ダクトを介して至り、さら
   に前記給気用送風機から前記室内側給気口に至り、この
   室内側給気口に室内側空調機を接続してなる給気通風路
   と、前記室内側空調機と対応する室外側空調機と、床下
   と前記給気用送風機を床下用ダクトを介して連通した床
   下通風路と、小屋裏と前記給気用送風機を小屋裏用ダク
   トを介して連通した小屋裏通風路とを設け、前記給気ダ
   クト、床下用ダクトおよび小屋裏用ダクトにはそれぞれ
   の途中にダンパーを具備してなる空調換気装置。