JP2001090991A - 領域冷暖房躯体蓄熱システム - Google Patents

領域冷暖房躯体蓄熱システム

Info

Publication number
JP2001090991A
JP2001090991A JP26374699A JP26374699A JP2001090991A JP 2001090991 A JP2001090991 A JP 2001090991A JP 26374699 A JP26374699 A JP 26374699A JP 26374699 A JP26374699 A JP 26374699A JP 2001090991 A JP2001090991 A JP 2001090991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
floor
heat
space
heat storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26374699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3441406B2 (ja
Inventor
Masuo Hikosaka
満洲男 彦坂
Yoshiteru Seki
義輝 関
Kazutaka Kikumoto
一高 菊本
Kazuyuki Kamimura
一幸 神村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GO SEKKEI KENKYUSHO KK
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Kurimoto Ltd
Yamatake Building Systems Co Ltd
Original Assignee
GO SEKKEI KENKYUSHO KK
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Kurimoto Ltd
Yamatake Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GO SEKKEI KENKYUSHO KK, Takasago Thermal Engineering Co Ltd, Kurimoto Ltd, Yamatake Building Systems Co Ltd filed Critical GO SEKKEI KENKYUSHO KK
Priority to JP26374699A priority Critical patent/JP3441406B2/ja
Publication of JP2001090991A publication Critical patent/JP2001090991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3441406B2 publication Critical patent/JP3441406B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)
  • Central Air Conditioning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペリメータ領域へのファンコイルなどの空調
設備を不要とする。空調空間内に居住者からのクレーム
が多発しない快適な温熱環境を作り出す。エネルギーの
消費量を少なくして運転コストを低減する。 【解決手段】 夜間電力を利用して床スラブ22の中空
部24および床下空間23に冷温風を供給し床スラブ2
2および領域床面21に蓄熱する。昼間の放熱時、床下
空間23および中空部24に空調空間27からの排出空
気を送り、床下空間23に送った空気を介して床スラブ
22に蓄熱されている熱を領域床面21に伝熱させ領域
床面21から空調空間27に輻射伝熱させると共に、こ
の輻射伝熱に貢献した空気および中空部24を通って出
てくる空気を連通口26を介してペリメータ領域28へ
送り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、躯体蓄熱システ
ムと対流空調システムと輻射空調システムとを組み合わ
せた領域冷暖房躯体蓄熱システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、躯体蓄熱システムと対流空調
システムとを組み合わせた冷暖房躯体蓄熱システムとし
て、特開平10−9614号公報に示されたようなシス
テム(躯体蓄熱を利用した床吹出空調方式)がある。図
17にこのシステムの概要を示す。
【0003】図17において、1は床躯体であり、この
床躯体1は中空部2を有する構成、例えばボイドスラブ
により構成されている。3は床面であり、この床面3の
下に床下空間4を挾んで床躯体1が設けられている。床
躯体1には、中空部2と床下空間4との連通口5,5が
設けられている。空調空間16の外側の格納空間6には
空調機7が配置されており、この空調機7の吹き出し側
ダクト8は床下空間4に位置している。空調機7の吸い
込み側は上方に位置しており、格納空間6の上部には空
調空間16と連通する連通口9が設けられている。
【0004】床面3には、多数の吹き出し口10が開設
されており、これら吹き出し口10にはダンパなどの風
量調整装置が設けられている。この風量調整装置は図に
は示されていない。空調空間16のペリメータ領域(外
壁近傍の領域:この場合、窓の近傍)11にはファンコ
イル12が設置されている。ファンコイル12はファン
13と冷水コイル又は温水コイル14を備えている。フ
ァンコイル12の底部には、床下空間4との連通口が設
けられており、この連通口にはダンパ15が設けられて
いる。
【0005】〔夏期(冬期)の蓄熱運転〕このシステム
では、夜間電力を利用して、床躯体1への蓄熱を行う。
図17にはこの時の蓄熱運転状態が示されている。電力
料金の単価が安くなる夜間、ファンコイル12のダンパ
15を閉とすると共に、吹き出し口10の風量調整装置
を絞った状態として空調機7を冷房(暖房)運転する。
これにより、吹き出し側ダクト8からの冷風(温風)は
床下空間4を流れ、連通口5,5から床躯体1の中空部
2内に供給されて床躯体1を冷やす(暖める)。これに
より、床躯体1には、冷熱(温熱)が蓄積される。
【0006】〔夏期の冷房運転〕空調が必要な時間帯と
なると空調機7を冷房運転する。この場合、図18に示
されるように、吹き出し口10の風量調整装置を開いて
風量を多くし、またファンコイル12はダンパ15を開
としてファン13のみを運転する。これにより、空調機
7からの冷風は床下空間4を通って吹き出し口10およ
びファンコイル12から空調空間16に供給され、空調
空間16内を流れて上部の連通口9から格納空間6内の
空調機7に環流する。この時、床躯体1は、夜間電力を
利用した蓄熱運転により冷やされた状態にあるので、空
調機7の冷房運転を開始した直後から、所定の空調空気
を室内に供給することができる。このため、空調が必要
な時間が始まる前に空調設備を始動しておく、すなわち
ウォーミングアップが必要でなくなり、すぐに快適な室
内環境を得ることができる。床躯体1への蓄熱量を多く
すれば、朝方から昼くらいまでは、送風のみでも空調空
間16内の冷房を行うことが可能である。
【0007】〔冬期の暖房運転〕空調が必要な時間帯と
なると空調機7を暖房運転する。この場合、図19に示
されるように、吹き出し口10の風量調整装置を開いて
風量を多くし、またファンコイル12はダンパ15を閉
とした状態でファン13および温水コイル14の両方を
運転する。これにより、空調機7からの温風は床下空間
4を通って吹き出し口10から空調空間16に供給さ
れ、空調空間16内を流れて上部の連通口9から格納空
間6内の空調機7に環流する。また、ファンコイル12
からの温風は、ペリメータ領域11内を循環する。この
時、床躯体1は、夜間電力を利用した蓄熱運転により暖
められた状態にあるので、空調機7の暖房運転を開始し
た直後から、所定の空調空気を室内に供給することがで
きる。このため、空調が必要な時間が始まる前に空調設
備を始動しておく、すなわちウォーミングアップが必要
でなくなり、すぐに快適な室内環境を得ることができ
る。床躯体1への蓄熱量を多くすれば、朝方から昼くら
いまでは、送風のみでも空調空間16内の暖房を行うこ
とが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この躯体蓄熱システム
と対流空調システムとを組み合わせた冷暖房躯体蓄熱シ
ステムは、夜間電力を利用することによって電力負荷の
平準化に大いに貢献している。また、夜間の床躯体への
蓄熱により、空調負荷を平準化し、空調システムの小定
格能力化を図ることも可能となる。さらに、設置スペー
スが小さくてよい、床スペースを有効に活用できる、空
調空間に近いところに蓄熱材があるのでシンプルな空調
設備となるなど、種々の優れた利点がある。
【0009】しかしながら、床面に設けられた多数の吹
き出し口から冷風や温風を吹き出す方式であるため、空
調空間内の温度気流分布の均一化が難しく、居住者から
暑すぎ、寒すぎ等のクレームが発生することが多い。ま
た、床面からの空調空気による埃の巻き上げを生じた
り、冷風や温風が肌に直接当たるなどの問題もある。ま
た、エネルギーを多く消費し、省エネルギー室温設定
(夏期:28℃、冬期:20℃)では、空調空間内の温
熱環境を快適に保つことができない。さらに、冬期や夏
期に熱負荷が大きくなるペリメータ領域にはこの熱負荷
を賄うためのファンコイルなどの空調設備が必要であ
り、システム全体のコストをアップする要因となってい
る。また、放熱時間帯の調節ができず、電力のピークカ
ットへの寄与は少ない。
【0010】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、ペリメータ
領域にファンコイルなどの空調設備を必要とせず、空調
空間内に居住者からのクレームが多発しない快適な温熱
環境を作り出すことが可能で、かつエネルギーの消費量
を少なくして運転コストを低減することの可能な領域冷
暖房躯体蓄熱システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、夜間電力を利用して躯体の中空部に
冷温風を供給し躯体に蓄熱するものとしたうえ、床面の
下の空間に空調空間からの排出空気を送り、この空気を
介して躯体に蓄熱されている熱を床面に伝熱させ床面か
ら空調空間に輻射伝熱させると共に、この床面からの輻
射伝熱に貢献した空気を空調空間のペリメータ領域に面
する床面位置に開設された連通口を介して空調空間へ送
り出すようにしたものである。この発明によれば、床面
の下の空間に空調空間からの排出空気が送られ、この空
気を介して躯体に蓄熱されている熱が床面に伝熱し、床
面から空調空間に輻射伝熱される。すなわち、この発明
において、床面には多数の吹き出し口は開設されておら
ず、床面を輻射伝熱面として空調空間に躯体に蓄熱され
ている熱が放熱される。また、この床面からの輻射伝熱
に貢献した空気は、床面から空調空間のペリメータ領域
に送り出され、ペリメータ領域の熱負荷を軽減した後、
対流し、空調空間から排出される。このペリメータ領域
に送り出された空気の対流伝熱と床面からの輻射伝熱と
により、躯体蓄熱と組み合わせて領域冷暖房(対流伝熱
+輻射伝熱)が行われる。
【0012】また、本発明は、夜間電力を利用して躯体
の中空部および床面の下の空間に冷温風を供給し躯体お
よび床面に蓄熱するものとしたうえ、床面の下の空間お
よび躯体の中空部に空調空間からの排出空気を送り、床
面の下の空間に送った空気を介して躯体に蓄熱されてい
る熱を床面に伝熱させ床面から空調空間に輻射伝熱させ
ると共に、この床面からの輻射伝熱に貢献した空気およ
び躯体の中空部を通って蓄熱された躯体から蓄熱を得て
出てくる空気を空調空間のペリメータ領域に面する床面
位置に開設された連通口を介して空調空間へ送り出すよ
うにしたものである。この発明によれば、床面の下の空
間および躯体の中空部に空調空間からの排出空気が送ら
れ、床面の下に送られた空気を介して躯体に蓄熱されて
いる熱が床面に伝熱し、床面から空調空間に輻射伝熱さ
れる。すなわち、この発明において、床面には多数の吹
き出し口は開設されておらず、床面を輻射伝熱面として
空調空間に躯体に蓄熱されている熱が放熱される。ま
た、この床面からの輻射伝熱に貢献した空気および躯体
の中空部を通って出てくる空気(蓄熱された躯体から蓄
熱を得て出てくる空気)は、床面から空調空間のペリメ
ータ領域に送り出され、ペリメータ領域の熱負荷を軽減
した後、対流し、空調空間から排出される。このペリメ
ータ領域に送り出される空気の対流伝熱と床面からの輻
射伝熱とにより、躯体蓄熱と組み合わせて領域冷暖房
(対流伝熱+輻射伝熱)が行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。 〔実施の形態1:基本システム〕図1はこの発明に係る
領域冷暖房躯体蓄熱システムの一実施の形態(実施の形
態1)の概要を示すシステム構成図である。同図におい
て、21は床面(以下、領域床板と呼ぶ)、22は領域
床板21の下に空間(床下空間)23を挾んで設けられ
た中空部24を有する床躯体(以下、床スラブと呼
ぶ)、25は床スラブ22の中空部24と床下空間23
とを連通する連通口(第1の連通口)、26は空調空間
27のペリメータ領域28に面する床面位置に開設され
空調空間27と床下空間23とを連通する連通口(第2
の連通口)、29は冷却および加熱の両機能を備えた空
調機、30は空調機29への冷温水の供給通路に設けら
れた電動弁、31−1〜31−5は空調機29への空気
の供給通路や流通通路に設けられたダンパ、T1〜T4
は温度センサ、32は制御装置である。
【0014】空調機29はファン29−1と冷温水コイ
ル29−2とを備えている。ダンパ31−1は空調空間
27からの空気の排出口(レターン口)27−1と空調
機29の空気の吸い込み口とを結ぶ通路L1に設けられ
ている。ダンパ31−2は外気(OA)の取り入れ口と
空調機29の空気の吸い込み口とを結ぶ通路L2に設け
られている。ダンパ31−3は空調機29の空気の吹き
出し口と床下空間23とを結ぶ通路L3に設けられてい
る。ダンパ31−4は空調機29の空気の吹き出し口と
床スラブ22の中空部24とを結ぶ通路L4に設けられ
ている。ダンパ31−5は空調機29の空気の吸い込み
口と床下空間23とを結ぶ通路L5に設けられている。
【0015】連通口25は床スラブ22の終端部(図示
左端部)に設けられている。床スラブ22には連通口2
5の他に床下空間23との連通口は設けられていない。
温度センサT1は中空部24の終端部の温度を検出す
る。温度センサT2は床下空間23の終端部の温度を検
出する。温度センサT3は領域床板21の表面温度を検
出する。温度センサT4は空調空間16の室内温度を検
出する。温度センサT1〜T4の検出温度は制御装置3
2へ与えられる。
【0016】制御装置32は、温度センサT1〜T4か
らの検出温度や各種の入力・設定情報に基づき、空調機
29のファン29−1の回転や電動弁30を介する冷温
水コイル29−2への冷温水の供給量、ダンパ31−1
〜31−5の開閉などを制御する。図2に制御装置32
の要部構成を示す。図2において、32−1はCPU、
32−2はROM、32−3はRAM、32−4,32
−5は入出力インターフェイスである。CPU32−1
は、インターフェイス32−4を介して与えられる各種
入力情報を得て、ROM32−2に格納されたプログラ
ムに従い、RAM32−3にアクセスしながら、各種処
理動作を行う。
【0017】〔夜間蓄熱運転:夜間電力利用〕この領域
冷暖房躯体蓄熱システムにおいて、夜間の蓄熱運転は、
電力料金の単価が安くなる夜間電力を利用して次のよう
にして行われる。制御装置32は、夜間電力の時間帯に
なると、図3に示すように、ダンパ31−1,31−
2,31−3を全閉、ダンパ31−4,31−5を全開
としたうえ、空調機29を運転して床スラブ22と領域
床板21に蓄熱する。
【0018】この場合、空調機29の冷温水コイル29
−2によって冷却あるいは加熱された空気(冷温風)
は、ファン29−1の回転により空調機29より吹き出
され、全開とされたダンパ31−4(通路L4)を通っ
て床スラブ22の中空部24へ送られ、床スラブ22の
終端部の連通口25より床下空間23に出される。この
中空部24への冷温風の供給によって床スラブ22への
蓄熱が行われる。
【0019】床下空間23に出された冷温風は、すなわ
ち床スラブ22への蓄熱に使用された冷温風は、床下空
間23を通り、全開とされたダンパ31−5(通路L
5)を通って、空調機29に戻される。この際、さらに
床スラブ22に外側から蓄熱され、領域床板21にも蓄
熱される。
【0020】なお、この床スラブ22と領域床板21へ
の蓄熱に際し、空調機29のファン29−1はその送風
量を少なくする。これにより、ファン動力の削減を図る
と共に、中空部24への冷温風の量を減らし、出力の温
度を夏は低く、冬は高くして効率を上げる。この実施の
形態では、ファン29−1として可変風量タイプのもの
を用いているが、ファンを2台設けて1台だけを運転す
るようにしてもよい。
【0021】〔夜間蓄熱運転:外気冷却蓄熱+室内予
冷〕春、秋の夜間、夏の明け方は外気が低温である。こ
の冷気を使って床蓄熱ならびに室内の予冷を行う。
【0022】〔昼間放熱運転:空調機送風〕空調負荷の
小さい季節や時間帯は蓄熱量の放熱のみで空調を行う。
この場合、制御装置32は、図4に示すように、ダンパ
31−2,31−5を全閉、ダンパ31−1を全開、ダ
ンパ31−3,31−4を半開としたうえ、空調機29
のファン29−1のみを運転する。
【0023】この場合、空調空間27のレターン口27
−1からの排出空気は、全開とされたダンパ31−1
(通路L1)を通して空調機29に吸い込まれる。この
空気は、ファン29−1のみの運転によって空調機29
より吹き出され、半開とされたダンパ31−3(通路L
3)を通って床下空間23へ送られ、領域床板21の終
端部の連通口26より空調空間27のペリメータ領域2
8に出される。この際、床下空間23に送られた空気
は、床スラブ22に蓄熱されている熱を領域床板21に
伝熱させる。これにより、領域床板21が冷却あるいは
加熱され、領域床板21を輻射伝熱面として空調空間2
7に床スラブ22に蓄熱されている熱が輻射伝熱され、
空調空間27が輻射冷房あるいは輻射暖房される。
【0024】また、ファン29−1のみの運転によって
空調機29より吹き出された空気は、半開とされたダン
パ31−4(通路L4)を通って床スラブ22の中空部
24へ送られ、床スラブ22の終端部の連通口25より
床下空間23に出され、領域床板21を冷却あるいは加
熱した後の空気と合流して、領域床板21の連通口26
より空調空間27のペリメータ領域28に出される。こ
の場合、床スラブ22の中空部24からの空気は、床ス
ラブ22内の蓄熱により冷却あるいは加熱されており、
この蓄熱によって冷却あるいは加熱された空気と領域床
板21を冷却あるいは加熱した後の空気とを合流した空
気がペリメータ領域28に吹き出される。この空気はペ
リメータ領域28の熱負荷を軽減した後、空調空間27
内を対流して、レターン口27−1から排出される。こ
の際、空調空間27内の換気も行われる。
【0025】この空調機29を送風としての放熱運転に
際し、制御装置32は、温度センサT3が検出する領域
床板21の表面温度と温度センサT4が検出する室内温
度とに基づき、ファン29−1の回転量を制御する。な
お、夏の朝方などは、領域床板21が冷やされているの
で、空調機29を送風運転しなくてもよい場合もある。
同様に、冬場も、領域床板21からの輻射熱のみで間に
合う場合もある。
【0026】〔昼間放熱運転:空調機運転〕床スラブ2
2と領域床板21の放熱が完了した後は空調機29を運
転して空調を行う。この場合、制御装置32は、温度セ
ンサT1およびT2の検出温度に基づき、床スラブ22
と領域床板21の放熱の完了を判断する。放熱完了と判
断した場合、制御装置32は、図5に示すように、ダン
パ31−3を全開とし、ダンパ31−4を全閉とする。
また、冷温水コイル29−2への冷温水の供給を開始
し、空調機29をそれまでの送風運転から冷暖房運転と
する。
【0027】これにより、床スラブ22の中空部24へ
の送風が停止され、空調機29で冷却あるいは加熱され
た空気の全量が床下空間23へ送られるようになり、こ
の空気からの熱が領域床板21に伝熱され、領域床板2
1を冷却あるいは加熱するようになる。これにより、領
域床板21を輻射伝熱面として空調空間27に空調機2
9からの熱が輻射伝熱され、空調空間27の輻射冷房あ
るいは輻射暖房が継続される。
【0028】領域床板21を冷却あるいは加熱した後の
空気は、領域床板21の終端部の連通口26より空調空
間27のペリメータ領域28に吹き出され、ペリメータ
領域28の熱負荷を軽減した後、空調空間27内を対流
して、レターン口27−1から排出される。この際、空
調空間27内の換気も行われる。
【0029】この空調機を運転しての放熱運転に際し、
制御装置32は、温度センサT3が検出する領域床板2
1の表面温度と温度センサT4が検出する室内温度とに
基づき、空調機29への冷温水の供給量およびファン2
9−1の回転量を制御する。
【0030】なお、制御装置32は、床スラブ22と領
域床板21の放熱が完了する前でも、空調機29の運転
を行うことがある。すなわち、電力のピークカットを目
的として、床スラブ22に蓄熱された状態で空調機29
の運転を行うことがある。これにより、電力のピークカ
ット時間帯に空調機29への冷温水の供給を停止し、シ
ステムを送風のみによる放熱運転として、電力負荷を軽
減することができる。また、空調機29の運転と床スラ
ブ22や領域床板21からの放熱を制御することによ
り、空調負荷を平準化することも可能である。
【0031】〔実施の形態2:外気処理機能付きシステ
ム〕図6はこの発明に係る領域冷暖房躯体蓄熱システム
の他の実施の形態(実施の形態2)の概要を示すシステ
ム構成図である。このシステムは、空調機(室内空気側
空調機)29に加え、ファン34が付設された外気処理
空調機33を備えている。外気処理空調機33へは電動
弁35を介して冷温水が供給されるようになっている。
また、外気(OA)の取り入れ口とファン34とを結ぶ
通路L6にダンパ31−6が、床下空間23とファン3
4とを結ぶ通路L7にダンパ31−7および31−8
が、空調機29の空気の吹き出し口と床下空間23と結
ぶ通路L8にダンパ31−9が設けられている。また、
温度センサT1〜T4に加え、外気温度を検出する温度
センサT5、外気処理空調機33からの吹き出し温度を
検出する温度センサT6が設けられている。
【0032】〔夜間蓄熱運転:夜間電力利用〕制御装置
32は、夜間電力の時間帯になると、図7に示すよう
に、ダンパ31−6,31−9を全閉、ダンパ31−
7,31−8を全開としたうえ、ファン34および外気
処理空調機29を運転して床スラブ22と領域床板21
に蓄熱する。
【0033】この場合、外気処理空調機33によって冷
却あるいは加熱された空気(冷温風)は、ファン34の
回転により外気処理空調機33より吹き出され、通路L
9を通って床スラブ22の中空部24へ送られ、床スラ
ブ22の終端部の連通口25より床下空間23に出され
る。この中空部24への冷温風の供給によって床スラブ
22への蓄熱が行われる。
【0034】床下空間23に出された冷温風は、すなわ
ち床スラブ22への蓄熱に使用された冷温風は、床下空
間23を通り、全開とされたダンパ31−8,31−7
(通路L7)を通り、ファン34を介して外気処理空調
機33に戻される。この際、さらに床スラブ22に外側
から蓄熱され、領域床板21にも蓄熱される。
【0035】〔昼間放熱運転:空調機送風+外気処理空
調機送風〕空調負荷の小さい季節や時間帯は蓄熱量の放
熱のみで空調を行う。この場合、制御装置32は、図8
に示すように、ダンパ31−7,31−8を全閉、ダン
パ31−6,31−9を全開としたうえ、空調機29の
ファン29−1および外気処理空調機33に付設された
ファン34を運転する。
【0036】この場合、空調空間27のレターン口27
−1からの排出空気は、通路L10を通して空調機29
に吸い込まれる。この空気は、ファン29−1のみの運
転によって空調機29より吹き出され、全開とされたダ
ンパ31−9(通路L8)を通って床下空間23へ送ら
れ、領域床板21の終端部の連通口26より空調空間2
7のペリメータ領域28に出される。この際、床下空間
23に送られた空気は、床スラブ22に蓄熱されている
熱を領域床板21に伝熱させる。これにより、領域床板
21が冷却あるいは加熱され、領域床板21を輻射伝熱
面として空調空間27に床スラブ22に蓄熱されている
熱が輻射伝熱され、空調空間27が輻射冷房あるいは輻
射暖房される。
【0037】また、全開とされたダンパ31−6を介し
て取り込まれた外気は、ファン34を介して外気処理空
調機33へ送り込まれる。外気処理空調機33を通過し
た外気は、通路L9を通って床スラブ22の中空部24
へ送られ、床スラブ22の終端部の連通口25より床下
空間23に出され、領域床板21を冷却あるいは加熱し
た後の空気と合流して、領域床板21の連通口26より
空調空間27のペリメータ領域28に出される。この場
合、床スラブ22の中空部24からの空気は、床スラブ
22内の蓄熱により冷却あるいは加熱されており、この
冷却あるいは加熱された空気と領域床板21を冷却ある
いは加熱した後の空気とを合流した空気がペリメータ領
域28に吹き出される。この空気はペリメータ領域28
の熱負荷を軽減した後、空調空間27内を対流して、レ
ターン口27−1から排出される。この際、空調空間2
7内の換気も行われる。
【0038】この空調機29および外気処理空調機33
を送風としての放熱運転に際し、制御装置32は、温度
センサT3が検出する領域床板21の表面温度と温度セ
ンサT4が検出する室内温度とに基づき、ファン29−
1および34の回転量を制御する。
【0039】〔昼間放熱運転:空調機運転+外気処理空
調機運転〕床スラブ22と領域床板21の放熱が完了し
た後は空調機29および外気処理空調機33を運転して
空調を行う。この場合、制御装置32は、空調機29に
ついては、温度センサT2,T3およびT4の検出温度
に基づき、放熱の完了を判断する。外気処理空調機33
については、温度センサT1,T5およびT6の検出温
度に基づき、放熱の完了を判断する。放熱完了と判断し
た場合、制御装置32は、図9に示すように、空調機2
9および外気処理空調機33をそれまでの送風運転から
冷暖房運転とする。
【0040】これにより、空調機29で冷却あるいは加
熱された空気が床下空間23へ送られるようになり、外
気処理空調機33で冷却・除湿あるいは加熱された外気
が床スラブ22の中空部24へ送られるようになる。床
下空間23では、空調機29から送られてくる空気から
の熱が領域床板21に伝熱され、領域床板21を冷却あ
るいは加熱する。これにより、領域床板21を輻射伝熱
面として空調空間27に熱が輻射伝熱され、空調空間2
7の輻射冷房あるいは輻射暖房が継続される。
【0041】また、領域床板21を冷却あるいは加熱し
た後の空気は、床スラブ22の中空部24から出てくる
外気処理空調機33からの冷却・除湿あるいは加熱され
た外気と合流し、領域床板21の連通口26より空調空
間27のペリメータ領域28に吹き出され、ペリメータ
領域28の熱負荷を軽減した後、空調空間27内を対流
して、レターン口27−1から排出される。この際、空
調空間27内の換気も行われる。
【0042】この空調機29および外気処理空調機33
を運転しての放熱運転に際し、制御装置32は、温度セ
ンサT3が検出する領域床板21の表面温度と温度セン
サT4が検出する室内温度とに基づき、空調機29への
冷温水の供給量およびファン29−1の回転量を制御す
る。また、温度センサT1が検出する床スラブ22の中
空部24の終端温度、温度センサT6が検出する外気処
理空調機33からの吹き出し温度および温度センサT5
が検出する外気温度に基づき、外気処理空調機33への
冷温水の供給量およびファン34の回転量を制御する。
【0043】なお、制御装置32は、床スラブ22と領
域床板21の放熱が完了する前でも、空調機29および
外気処理空調機33の運転を行うことがある。すなわ
ち、電力のピークカットを目的として、床スラブ22に
蓄熱された状態で空調機29および外気処理空調機33
の運転を行うことがある。これにより、電力のピークカ
ット時間帯に空調機29および外気処理空調機33への
冷温水の供給を停止し、システムを送風のみによる放熱
運転として、電力負荷を軽減することができる。また、
空調機29および外気処理空調機33の運転と床スラブ
22や領域床板21からの放熱を制御することにより、
空調機負荷を平準化することも可能である。
【0044】〔実施の形態2A:外気処理機能付きシス
テム〕図16はこの発明に係る領域冷暖房躯体蓄熱シス
テムの他の実施の形態(実施の形態2A)の概要を示す
システム構成図である。このシステムは、空調機(室内
空気側空調機)29に加え、外気処理空調機33を並列
に備えている。外気処理空調機33には送風機33−1
と電動弁35を介して冷温水が供給されるコイル33−
2が設置されている。外気(OA)の取り入れ口と外気
処理空調機33とを結ぶ通路L2にダンパ31−2が設
けられ、また、室内からのレタン通路L1は空調機2
9、外気処理空調機33に接続され、それぞれにダンパ
31−6,31−7が設置されている。外気処理機空調
機33から出た空気は空調機29を出た空気と合流され
る。また、温度センサT1〜T4に加え、外気温度を検
出する温度センサT5、外気処理空調機33からの吹き
出し温度を検出する温度センサT6が設けられている。
【0045】〔夜間蓄熱運転:夜間電力利用〕空調機2
9、外気処理空調機33を要求蓄熱量にあわせて、それ
ぞれ単独、並列運転するかの違いはあるが、実施の形態
1と同様に運転する。
【0046】〔昼間放熱運転〕実施の形態1と同様に、
負荷の形態、運転モードにより空調機29を運転する
が、外気処理空調機33は、ダンパ31−7を全閉とし
て外気のみを処理し、室内相対湿度により、放熱運転時
でも冷水を供給し湿度維持を行う。このような方法で、
梅雨時の負荷は少ないが湿度が高いときの涼風運転も可
能となる。
【0047】〔実施の形態3:外気冷房機能+外気処理
機能付きシステム〕図10はこの発明に係る領域冷暖房
躯体蓄熱システムの他の実施の形態(実施の形態3)の
概要を示すシステム構成図である。このシステムにおい
て、その基本構成は図6に示した実施の形態2と同じで
あるが、空調空間27の天井に排気口27−2および2
7−3を設け、この排気口27−2および27−3から
の排気を排気ダクト36を介し、排気ファン37を用い
て外界へ排出する構成としている。
【0048】〔夜間蓄熱運転(夜間電力利用)その1:
床スラブ蓄熱〕制御装置32は、夜間電力の時間帯にな
ると、図10に示すように、ダンパ31−6,31−9
を全閉、ダンパ31−7,31−8を全開としたうえ、
ファン34および外気処理空調機33を運転して床スラ
ブ22と領域床板21に蓄熱する。
【0049】この場合、外気処理空調機33によって冷
却あるいは加熱された空気(冷温風)は、ファン34の
回転により外気処理空調機33より吹き出され、通路L
9を通って床スラブ22の中空部24へ送られ、床スラ
ブ22の終端部の連通口25より床下空間23に出され
る。この中空部24への冷温風の供給によって床スラブ
22への蓄熱が行われる。
【0050】床下空間23に出された冷温風は、すなわ
ち床スラブ22への蓄熱に使用された冷温風は、床下空
間23を通り、全開とされたダンパ31−8,31−7
(通路L7)を通り、ファン34を介して外気処理空調
機33に戻される。この際、さらに床スラブ22に外側
から蓄熱され、領域床板21にも蓄熱される。
【0051】〔夜間蓄熱運転(夜間電力利用)その2:
床スラブ蓄熱+室内予冷・予熱〕上述した「夜間蓄熱運
転(夜間電力利用)その1」では、外気処理空調機33
で冷却加熱した空気を床スラブ22の中空部23と床下
空間23を流通路として循環させている。これに対し、
これから説明する「夜間蓄熱運転(夜間電力利用)その
2」では、図11に示すように、床下空間23ではな
く、空調空間27を流通路として外気処理空調機33で
冷却加熱した空気を循環させる。但し、この場合、空調
機29の空気の吸い込み口とファン34とを結ぶ通路L
11にダンパ31−7を設け、空調機29の空気の吸い
込み口と外気(OA)の取り入れ口とを結ぶ通路L12
にダンパ31−8を設ける。
【0052】制御装置32は、夜間電力の時間帯になる
と、図11に示すように、ダンパ31−6,31−8,
31−9を全閉、ダンパ31−7を全開としたうえ、フ
ァン34および外気処理空調機33を運転して床スラブ
22に蓄熱する。
【0053】この場合、外気処理空調機33によって冷
却あるいは加熱された空気(冷温風)は、ファン34の
回転により外気処理空調機33より吹き出され、通路L
9を通って床スラブ22の中空部24へ送られ、床スラ
ブ22の終端部の連通口25より床下空間23に出され
る。この中空部24への冷温風の供給によって床スラブ
22への蓄熱が行われる。
【0054】床下空間23に出された冷温風は、すなわ
ち床スラブ22への蓄熱に使用された冷温風は、領域床
板21の終端部の連通口26より空調空間27のペリメ
ータ領域28に吹き出され、空調空間27内を対流し
て、レターン口27−1から排出され、全開とされたダ
ンパ31−7(通路L10,L11)を通って外気処理
空調機33へ戻される。このようにして、空調空間27
を流通路として外気処理空調機33で冷却加熱した空気
が循環し、床スラブ22への蓄熱に加えて、空調空間2
7内の予冷あるいは予熱が行われる。
【0055】〔夜間蓄熱運転(夜間電力利用)その3:
床スラブ蓄熱増+室内予冷・予熱〕上述した「夜間蓄熱
運転(夜間電力利用)その2」では、外気処理空調機3
3で冷却加熱した空気を床スラブ22の中空部24と空
調空間27を流通路として循環させている。これに対
し、これから説明する「夜間蓄熱運転(夜間電力利用)
その3」では、図12に示すように、空調機29で冷却
加熱した空気を床下空間23と空調空間27を流通路と
して循環させることにより、蓄熱量の増量を図る。
【0056】制御装置32は、夜間電力の時間帯になる
と、図12に示すように、ダンパ31−6,31−8を
全閉、ダンパ31−7,31−9を全開としたうえ、フ
ァン34および外気処理空調機33ならびに空調機29
を運転して床スラブ22と領域領域床板21に蓄熱す
る。
【0057】この場合、外気処理空調機33によって冷
却あるいは加熱された空気(冷温風)は、ファン34の
回転により吹き出され、通路L9を通って床スラブ22
の中空部24へ送られ、床スラブ22の終端部の連通口
25より床下空間23に出される。この中空部24への
冷温風の供給によって床スラブ22への蓄熱が行われ
る。
【0058】また、空調機29によって冷却あるいは加
熱された空気は、ファン29−1の回転により空調機2
9より吹き出され、全開とされたダンパ31−9(通路
L8)を通って床下空間23へ送られる。この床下空間
23への冷温風の供給によって、床スラブ22に外側か
ら蓄熱され、領域床板21にも蓄熱され、蓄熱量が増量
される。
【0059】中空部24を通過した冷温風と床下空間2
3を通過した冷温風は合流し、領域床板21の連通口2
6より空調空間27のペリメータ領域28に吹き出さ
れ、空調空間27内を対流して、レターン口27−1か
ら排出され、通路L10を通って空調機29へ、全開と
されたダンパ31−7(通路L11)を通って外気処理
空調機33へ戻される。このようにして、空調空間27
を流通路として外気処理空調機33で冷却加熱した空気
と空調機29で冷却加熱した空気が循環し、床スラブ2
2および領域領域床板21への蓄熱に加えて、空調空間
27内の予冷あるいは予熱が行われる。
【0060】〔夜間蓄熱運転(夜間電力利用)その4:
外気冷房床スラブ蓄熱+室内予冷〕春、秋、夏の明け方
は外気温度が低温である。これから説明する「夜間蓄熱
運転(夜間電力利用)その4」では、この低温の外気を
用いて、床スラブ22への蓄熱を行う。
【0061】制御装置32は、夜間電力の時間帯になる
と、図13に示すように、ダンパ31−7,31−8,
31−9を全閉、ダンパ31−6を全開としたうえ、フ
ァン34および排気ファン37を運転して床スラブ22
に蓄熱する。
【0062】この場合、ファン34の運転によって取り
込まれた低温の外気(冷風)は、外気処理空調機33よ
り吹き出され、通路L9を介して床スラブ22の中空部
24へ送られ、床スラブ22の終端部の連通口25より
床下空間23に出される。この中空部24への冷風の供
給によって床スラブ22への蓄熱が行われる。
【0063】床下空間23に出された冷風は、領域床板
21の終端部の連通口26より空調空間27のペリメー
タ領域28に吹き出され、空調空間27内を対流して、
天井に設けられた排気口27−2および27−3を介
し、排気ダクト36を通って外界へ排出される。このよ
うにして、空調空間27を流通路として低温の外気が循
環し、床スラブ22への蓄熱に加えて、空調空間27内
の予冷が行われる。
【0064】〔昼間放熱運転:梅雨時の涼房運転(空調
機送風+外気処理空調機運転)〕梅雨時には除湿主体の
運転(涼房運転)とする。この涼房運転では、図14に
示すように、空調機29のファン29−1のみを運転、
外気処理空調機33を冷却除湿運転して、輻射冷房と低
湿度ですごしやすい環境を作る。
【0065】制御装置32は、ダンパ31−6を全閉、
ダンパ31−7,31−8,31−9を全開としたう
え、空調機29のファン29−1および外気処理空調機
33ならびにファン34を運転する。
【0066】この場合、空調空間27のレターン口27
−1からの排出空気の一部は、全開とされたダンパ31
−8からの外気と混合され、空調機29に吸い込まれ
る。この空気は、ファン29−1のみの運転によって空
調機29より吹き出され、全開とされたダンパ31−9
(通路L8)を通って床下空間23へ送られ、領域床板
21の終端部の連通口26より空調空間27のペリメー
タ領域28に出される。この際、床下空間23に送られ
た空気は、床スラブ22に蓄熱されている熱(冷熱)を
領域床板21に伝熱させる。これにより、領域床板21
が冷却され、領域床板21を輻射伝熱面として空調空間
27に床スラブ22に蓄熱されている熱が輻射伝熱さ
れ、空調空間27が輻射冷房される。
【0067】また、空調空間27のレターン口27−1
からの排出空気の残りは、全開とされたダンパ31−7
(通路L11)を通って外気処理空調機33へ送られ、
冷却・除湿される。そして、この外気処理空調機33で
冷却・除湿された空気が通路L9を通って床スラブ22
の中空部24へ送られ、床スラブ22の終端部の連通口
25より床下空間23に出され、領域床板21を冷却し
た後の空気と合流して、領域床板21の連通口26より
空調空間27のペリメータ領域28に吹き出される。こ
の空気は、低湿度の空気であり、ペリメータ領域28の
熱負荷を軽減した後、空調空間27内を対流して、レタ
ーン口27−1から排出され、空調機29および外気処
理空調機33へ戻される。この際、空調空間27内の換
気も行われる。
【0068】なお、上述した実施の形態において、床ス
ラブ22の構造については、従来例でも説明したように
周知であるので、その詳細は省略するが、ワイディング
・パイプを一方向に配置した一方向中空スラブやワイデ
ィング・パイプを相直交する二方向(場合によっては多
方向)に配置した二方向中空スラブなどがある。中空ス
ラブのスパンが短い場合、複数の中空スラブを連結して
蓄熱に適当な長さにして蓄熱する。
【0069】また、床スラブ22に蓄積された熱の放熱
については、放熱ファンを設けて、床スラブ22の内側
からの放熱を強制的に領域床板21に循環し、輻射伝熱
空調効果を高めるようにしてもよい。例えば、図15に
示すように、通路L3とL4との間に通路L0を設け、
この通路L0に放熱ファン38とダンパ31−0を設
け、床スラブ22の内側からの放熱を強制的に領域床板
21に循環させ、輻射空調効果を高めるようにしてもよ
い。
【0070】以上の説明から分かるように、本発明に係
る領域冷暖房躯体蓄熱システムは、躯体蓄熱システムと
対流空調システムと輻射空調システムとを組み合わせた
システムであり、躯体蓄熱システムと対流空調システム
とを組み合わせた従来の冷暖房躯体システムからは得ら
れない次のような効果が得られる。
【0071】すなわち、躯体蓄熱システムと対流空調シ
ステムとを組み合わせた従来の冷暖房躯体システムで
は、床面に設けられた多数の吹き出し口から冷風や温風
を吹き出す方式であるため、空調空間内の温度気流分布
の均一化が難しく、居住者から暑すぎ、寒すぎ等のクレ
ームが発生すること多かった。また、床面からの空調空
気による埃の巻き上げを生じたり、冷風や温風が肌に直
接当たるなどの問題もあった。
【0072】これに対し、本発明の領域冷暖房躯体蓄熱
システムでは、実施の形態から分かるように、領域床板
21には多数の吹き出し口は開設されておらず、領域床
板21を輻射伝熱面として空調空間27に床スラブ22
や領域床板21に蓄熱されている熱が輻射伝熱される。
これにより、空調空間内の温度気流分布の均一化を図る
ことが可能となり、居住者から暑すぎ、寒すぎのクレー
ムが少ない快適な温熱環境を作り出すことができる。ま
た、夏期には室温を高く、冬期には室温を低くすること
ができ、すなわち省エネルギー設定温度(夏期:28
℃、冬期:20)としても室内の温熱環境を快適に保つ
ことが可能であり、運転コストを低減することが可能と
なる。また、領域床板21の終端部の連通口26からし
か空気を吹き出さないので、空調空間27内に埃の巻き
上げを生じたり、冷風や温風が肌に直接当たるなどの問
題も大幅に改善される。また、空調室内27に吹き出さ
れる循環空気は、まだ余熱があるので、ウォーミングア
ップ時の室内環境を保つ。さらに、輻射熱を主体として
空調を行うので、騒音が少ない。
【0073】また、躯体蓄熱システムと対流空調システ
ムとを組み合わせた従来の冷暖房躯体システムでは、冬
期や夏期に熱負荷が大きくなるペリメータ領域にこの熱
負荷を賄うためのファンコイルなどの設備が必要であ
り、システム全体のコストをアップする要因となってい
た。これに対し、本発明の領域冷暖房躯体蓄熱システム
では、実施の形態から分かるように、空調空間27のペ
リメータ領域28には領域床板21からの輻射伝熱に貢
献した空気(室温とほゞ同じ温度の空気)が吹き出され
て熱負荷を軽減するので、ペリメータ領域28にファン
コイルなどの空調設備を設ける必要がなく、システム全
体のコストを低減することができる。また、換気性の良
い(空気質のよい)システムとなり、空調空間27の温
熱環境がさらによくなる。
【0074】また、本システムは、輻射伝熱に貢献した
空気をペリメータゾーンから吹き出す開放式のシステム
であるので、密閉式や水冷却式の輻射冷房システムに見
られる空調立ち上げ時、大幅負荷変動時の冷却面(天
井、壁面、床面)の結露を防止することができる。
【0075】言うまでもないが、本発明では躯体蓄熱シ
ステムを採用していることにより、躯体蓄熱特有の効果
も得られる。すなわち、躯体蓄熱により、電力の平準化
効果、空調負荷の平準化効果が得られるので、熱源設備
や空調設備の定格能力を小さくすることができる。これ
により、契約電力を下げたり、機器コストを低減させた
りすることが可能となる。また、建物構造体である床躯
体を蓄熱構造体として使用することにより、設置スペー
スが小さいシステムとなり、床下に配線スペースを確保
することができるなど、床スペースを有効に活用するこ
とができる。また、床下をダクトとして使用するので、
送風動力が少なくて済み、運転コストを下げることがで
きる。また、空調空間に近いところに蓄熱材があるので
シンプルが空調設備となる他、空気を媒体として使用す
ることから、安全性、設備コスト、加工性に優れたシス
テムとなる。
【0076】なお、上述した実施の形態では、空調機と
してAHU方式の空調機を使用したが、小規模システム
ではPAC方式の利用も考えられる。また、空調のゾー
ンニングに対応させやすくするため、躯体蓄熱・輻射・
対流空調システムを細分化して設置するようにしてもよ
い。輻射空調の床表面温度は、暖房21℃、冷房23℃
と言われているので、この間の床温度の時は冷却、加熱
しないゼロエナジー制御を行うようにしてもい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、ペリメータ領域に送り出された空気の対
流伝熱と床面からの輻射伝熱とにより、躯体蓄熱と組み
合わせて領域冷暖房(対流伝熱+輻射伝熱)が行われる
のとなり、空調空間内に居住者からのクレームが多発し
ない快適な温熱環境を作り出すことが可能となる。ま
た、エネルギーの消費量を少なくして運転コストを低減
することが可能となり、ペリメータ領域にファンコイル
などの空調設備を設ける必要もなくなるなど優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る領域冷暖房躯体蓄熱システムの
一実施の形態(実施の形態1)の概要を示すシステム構
成図である。
【図2】 この領域冷暖房躯体蓄熱システムにおける制
御装置の要部構成を示す図である。
【図3】 この領域冷暖房躯体蓄熱システムにおける夜
間の蓄熱運転を説明する図である。
【図4】 この領域冷暖房躯体蓄熱システムにおける蓄
熱量の放熱のみでの昼間の放熱運転を説明する図であ
る。
【図5】 この領域冷暖房躯体蓄熱システムにおける空
調機を運転しての昼間の放熱運転を説明する図である。
【図6】 本発明に係る領域冷暖房躯体蓄熱システムの
他の実施の形態(実施の形態2)の概要を示すシステム
構成図である。
【図7】 この領域冷暖房躯体蓄熱システムにおける夜
間の蓄熱運転を説明する図である。
【図8】 この領域冷暖房躯体蓄熱システムにおける蓄
熱量の放熱のみでの昼間の放熱運転を説明する図であ
る。
【図9】 この領域冷暖房躯体蓄熱システムにおける空
調機および外気処理空調機を運転しての昼間の放熱運転
を説明する図である。
【図10】 本発明に係る領域冷暖房躯体蓄熱システム
の他の実施の形態(実施の形態3)における夜間の蓄熱
運転(その1)を説明する図である。
【図11】この領域冷暖房躯体蓄熱システムにおける夜
間の蓄熱運転(その2)を説明する図である。
【図12】 この領域冷暖房躯体蓄熱システムにおける
夜間の蓄熱運転(その3)を説明する図である。
【図13】 この領域冷暖房躯体蓄熱システムにおける
夜間の蓄熱運転(その4)を説明する図である。
【図14】 この領域冷暖房躯体蓄熱システムにおける
梅雨時の涼房運転(空調機送風+外気処理空調機運転)
を説明する図である。
【図15】 放熱ファンを設けて床スラブの内側からの
放熱を強制的に領域床板に循環して輻射空調効果を高め
るようにした例を示す図である。
【図16】 本発明に係る領域冷暖房躯体蓄熱システム
の他の実施の形態(実施の形態2A)の概要を示すシス
テム構成図である。
【図17】 従来の冷暖房躯体蓄熱システムの概要を示
す図である。
【図18】 この冷暖房躯体蓄熱システムにおける夏期
の冷房運転を説明する図である。
【図19】 この冷暖房躯体蓄熱システムにおける冬期
の暖房運転を説明する図である。
【符号の説明】
21…床面(領域床板)、22…床躯体(床スラブ)、
23…床下空間、24…中空部、25…連通口(第1の
連通口)、26…連通口(第2の連通口)、27…空調
空間、28…ペリメータ領域、29…空調機、29−1
…ファン、29−2…冷温水コイル、30…電動弁、3
1−0〜31−9…ダンパ、T1〜T6…温度センサ、
32…制御装置、L0〜L12…通路、33…外気処理
空調機、34…ファン、35…電動弁、36…排気ダク
ト、37…排気ファン、38…放熱ファン。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月20日(1999.9.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 13/068 F24F 13/068 A F28D 20/00 F28D 20/00 A (71)出願人 000142595 株式会社栗本鐵工所 大阪府大阪市西区北堀江1丁目12番19号 (72)発明者 彦坂 満洲男 東京都新宿区高田馬場1−31−8 株式会 社郷設計研究所内 (72)発明者 関 義輝 東京都千代田区神田駿河台4−2−8 高 砂熱学工業株式会社内 (72)発明者 菊本 一高 大阪府大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会社栗本鐵工所内 (72)発明者 神村 一幸 東京都港区芝浦4丁目3番4号 山武ビル システム株式会社内 Fターム(参考) 3L053 BB03 BB05 3L054 BG00 BH07 3L071 CC04 CD01 CE07 CF01 3L080 BB04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調空間の床面の下に空間を挟んで設け
    られた中空部を有する躯体と、 この躯体の中空部と前記床面の下の空間とを連通する第
    1の連通口と、 前記空調空間のペリメータ領域に面する床面位置に開設
    され前記空調空間と前記床面の下の空間とを連通する第
    2の連通口と、 夜間電力を利用して前記中空部に冷温風を供給し前記躯
    体に蓄熱する蓄熱手段と、 前記床面の下の空間に前記空調空間からの排出空気を送
    り、この空気を介して前記躯体に蓄熱されている熱を前
    記床面に伝熱させ床面から前記空調空間に輻射伝熱させ
    ると共に、この床面からの輻射伝熱に貢献した空気を前
    記第2の連通口を介して前記空調空間へ送り出す輻射対
    流伝熱手段とを備えたことを特徴とする領域冷暖房躯体
    蓄熱システム。
  2. 【請求項2】 空調空間の床面の下に空間を挟んで設け
    られた中空部を有する躯体と、 この躯体の中空部と前記床面の下の空間とを連通する第
    1の連通口と、 前記空調空間のペリメータ領域に面する床面位置に開設
    され前記空調空間と前記床面の下の空間とを連通する第
    2の連通口と、 夜間電力を利用して前記中空部および前記床面の下の空
    間に冷温風を供給し前記躯体および前記床面に蓄熱する
    蓄熱手段と、 前記床面の下の空間および前記中空部に前記空調空間か
    らの排出空気を送り、前記床面の下の空間に送った空気
    を介して前記躯体に蓄熱されている熱を前記床面に伝熱
    させ床面から前記空調空間に輻射伝熱させると共に、こ
    の床面からの輻射伝熱に貢献した空気および前記中空部
    を通って蓄熱された躯体から蓄熱を得た前記第1の連通
    口から出てくる空気を前記第2の連通口を介して前記空
    調空間へ送り出す輻射対流伝熱手段とを備えたことを特
    徴とする領域冷暖房躯体蓄熱システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記蓄熱手段
    は前記冷温風を室内空気側空調機を用いて生成すること
    を特徴とする領域冷暖房躯体蓄熱システム。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記蓄熱手段
    は前記冷温風を外気処理空調機を用いて生成することを
    特徴とする領域冷暖房躯体蓄熱システム。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記蓄熱手段は、前
    記中空部への冷温風を外気処理空調機を用いて生成し、
    前記床面の下の空間への冷温風を室内空気側空調機を用
    いて生成することを特徴とする領域冷暖房躯体蓄熱シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記空調空間内の空
    気を排気ダクトを介して外界へ排出する排気ファンおよ
    び取り入れた外気を処理する外気処理空調機を有し、 前記蓄熱手段は、前記外気処理空調機のファンのみを運
    転して取り入れた外気を前記中空部へ送り込み、この中
    空部へ送り込まれ前記第1の連通口および前記第2の連
    通口を通って前記空調空間へ送り出された外気を前記排
    気ファンを運転して外界へ排出することを特徴とする領
    域冷暖房躯体蓄熱システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか1項において、前
    記空調空間からの排出空気を加熱あるいは冷却して前記
    床面の下の空間へ送り、その空気からの熱を前記床面に
    伝熱させ床面から前記空調空間に輻射伝熱させると共
    に、この床面からの輻射伝熱に貢献した空気を前記第2
    の連通口を介して前記空調空間へ送り出す加熱冷却輻射
    対流手段を備えたことを特徴とする領域冷暖房躯体蓄熱
    システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6の何れか1項において、前
    記蓄熱手段による蓄熱と前記輻射対流伝熱手段による輻
    射伝熱・対流伝熱との切り替えを各所に設けたダンパの
    開閉によって行うようにしたことを特徴とする領域冷暖
    房躯体蓄熱システム。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記蓄熱手段による
    蓄熱と前記輻射対流伝熱手段による輻射伝熱・対流伝熱
    と前記加熱冷却輻射対流手段による加熱冷却・輻射伝熱
    ・対流伝熱との切り替えを各所に設けたダンパの開閉に
    よって行うようにしたことを特徴とする領域冷暖房躯体
    蓄熱システム。
  10. 【請求項10】 空気の流路として床面の下の空間と躯
    体の中空部を並列で設けることにより、それらの流路に
    流す空気の量を変えることによって蓄熱量の調整ならび
    に放熱量の調整が可能な領域冷暖房躯体蓄熱システム。
JP26374699A 1999-09-17 1999-09-17 領域冷暖房躯体蓄熱システム Expired - Fee Related JP3441406B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26374699A JP3441406B2 (ja) 1999-09-17 1999-09-17 領域冷暖房躯体蓄熱システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26374699A JP3441406B2 (ja) 1999-09-17 1999-09-17 領域冷暖房躯体蓄熱システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001090991A true JP2001090991A (ja) 2001-04-03
JP3441406B2 JP3441406B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=17393722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26374699A Expired - Fee Related JP3441406B2 (ja) 1999-09-17 1999-09-17 領域冷暖房躯体蓄熱システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3441406B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004257697A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Daikin Ind Ltd 空気調和機
JP2005061686A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Takenaka Komuten Co Ltd 放射方式併用の対流型空調システム
JP2007046823A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Chugoku Electric Power Co Inc:The 冷排熱利用システム及びその制御方法
JP2007333355A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Shimizu Corp 空調システム
JP2008116129A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Sekisui Chem Co Ltd 暖冷房システム
JP2008298380A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Ohbayashi Corp 躯体蓄熱空調システムの運転方法及びその躯体蓄熱空調システム
JP2016001080A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 積水化学工業株式会社 空調システム及び建物
CN106440146A (zh) * 2016-10-28 2017-02-22 广州市高衡力节能科技股份有限公司 辐射采暖供冷一体化末端装置
JP2020012581A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 制御装置、空調システム及び制御方法
JP2020012578A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 制御装置、空調システム及び制御方法
JP2020051724A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 制御装置、空調システム及び制御方法
JP2020134074A (ja) * 2019-02-25 2020-08-31 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空調システム、空調システムの制御装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004257697A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Daikin Ind Ltd 空気調和機
JP2005061686A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Takenaka Komuten Co Ltd 放射方式併用の対流型空調システム
JP2007046823A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Chugoku Electric Power Co Inc:The 冷排熱利用システム及びその制御方法
JP2007333355A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Shimizu Corp 空調システム
JP2008116129A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Sekisui Chem Co Ltd 暖冷房システム
JP2008298380A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Ohbayashi Corp 躯体蓄熱空調システムの運転方法及びその躯体蓄熱空調システム
JP2016001080A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 積水化学工業株式会社 空調システム及び建物
CN106440146A (zh) * 2016-10-28 2017-02-22 广州市高衡力节能科技股份有限公司 辐射采暖供冷一体化末端装置
JP2020012581A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 制御装置、空調システム及び制御方法
JP2020012578A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 制御装置、空調システム及び制御方法
JP7161329B2 (ja) 2018-07-17 2022-10-26 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 制御装置、空調システム及び制御方法
JP7215840B2 (ja) 2018-07-17 2023-01-31 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 制御装置、空調システム及び制御方法
JP2020051724A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 制御装置、空調システム及び制御方法
JP7232998B2 (ja) 2018-09-28 2023-03-06 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 制御装置、空調システム及び制御方法
JP2020134074A (ja) * 2019-02-25 2020-08-31 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空調システム、空調システムの制御装置
JP7228408B2 (ja) 2019-02-25 2023-02-24 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空調システム、空調システムの制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3441406B2 (ja) 2003-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3441406B2 (ja) 領域冷暖房躯体蓄熱システム
KR100893835B1 (ko) 하이브리드 공조시스템 및 그 공조시스템을 이용한공조방법
JP5818620B2 (ja) 空気調和システム
JP4520015B2 (ja) ペリメータ・インテリア空調装置及び空調方法
JP2823515B2 (ja) ダクトレス型外気導入空調システム
JP2970272B2 (ja) 空調システム
JP3306010B2 (ja) 空調システム
JPH102596A (ja) 空気調和装置
JP3748494B2 (ja) 躯体蓄熱空調構造
JPH02103324A (ja) インテリジェントビル対応空調システム
JPH0875191A (ja) 空調方法
JP3073689B2 (ja) ブースターコイル式空調システム
JP2004076985A (ja) 建物の空調システム
JPH07158907A (ja) 空気調和機
JP3073684B2 (ja) ターミナルレヒート空調システムの制御装置
JPH08219491A (ja) 熱交換気空調ユニット
JP3327376B2 (ja) 躯体蓄熱空調システムの運転制御方法
JP2989022B2 (ja) 熱回収型空調設備
JPH04292721A (ja) ふく射パネル併用ヒートポンプパッケージ空調機および熱回収型空調設備
JPH05312393A (ja) アンダーフロア空調用ペリメータ負荷処理方法
JP3286443B2 (ja) 空気搬送式集中空調装置の動作制御方法および装置
JPH109614A (ja) 躯体蓄熱を利用した床吹き出し空調方式
JPH0213749A (ja) 空気調和機
JP2000266363A (ja) 空調システム
JP2003027616A (ja) 外断熱建物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees