JPH08219491A - 熱交換気空調ユニット - Google Patents

熱交換気空調ユニット

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Publication number
JPH08219491A
JPH08219491A JP2815595A JP2815595A JPH08219491A JP H08219491 A JPH08219491 A JP H08219491A JP 2815595 A JP2815595 A JP 2815595A JP 2815595 A JP2815595 A JP 2815595A JP H08219491 A JPH08219491 A JP H08219491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
floor
duct
fan
heat exchange
Prior art date
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Pending
Application number
JP2815595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuo Yamauchi
拓生 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication of JPH08219491A publication Critical patent/JPH08219491A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1台で空調しても家全体に温度むらがなく快
適な空間を得ることのできる熱交換気空調ユニットを提
供することを目的とする。 【構成】 各階の部屋間を連通する連通ダクト3と、循
環ダクト25により循環される空気の温度を検知する循
環空気温度検知センサー1と、循環空気温度検知センサ
ー1の検出信号により作動する制御ボックス2と本体2
1Aとを備え、制御ボックス2により制御されるように
連通ダクト3内に正逆送風ファン4を設けた構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井裏に設置される熱
交換気空調ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の高気密化・高断熱化が進
み、省エネに対する認識が強くなってきているととも
に、空調機器は快適性が求められている。
【0003】従来、この種の熱交換気空調ユニットは、
図3に示すような構成が一般的であった。以下、その構
成について図3を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、熱交換気空調ユニットの
本体21は、外気と連通する外気吸込ダクト22と外気
排出ダクト23と、各部屋へ連通する給気ダクト24
と、各部屋から連通する循環ダクト25を本体21の外
郭に有し、本体21の内部に給気ファン26と排気ファ
ン27と循環ファン28と、全熱交換素子29と、冷暖
房用コイル30を設けている。
【0005】上記構成において、室外からの外気が外気
吸込ダクト22を通り給気ファン26により吸込まれ、
循環ファン28により給気ダクト24を通り各部屋へ送
風される。一方、各部屋からの循環空気は循環ファン2
8の吸引により循環ダクト25を通り、その一部は排気
ファン27により外気排出ダクト23を通り外へ排出す
るが、ほとんどは給気ファン26により吸込まれた外気
と混合し、循環ファン28により各部屋へ再度送風され
る。このとき、循環ファン28による各部屋への送風
は、冷暖房用コイル30により冷房または暖房されて送
られる。また、室外からの外気と室外への排出空気は全
熱交換素子29で熱交換され、室内の熱を室外へ逃がす
ことなく換気していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の熱交
換気空調ユニットでは、高気密・高断熱住宅に設置され
て能力を十分発揮する。すなわち、気密性・断熱性が良
いため家全体を空調するのに、従来のエアコンを各部屋
に取りつけるよりも少ない能力、つまり熱交換気空調ユ
ニット1台で家全体を空調できる。しかし、熱交換気空
調ユニット1台で家全体を空調するため、各部屋に同じ
温度で吹き出しても、2階は暖かい空気がたまり、1階
は冷たい空気がたまる傾向になる。つまり、冷房のとき
は2階が冷えにくく、暖房のときは1階が暖まりにくい
状態となるという問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、複数
の正逆ファンで自動的に家全体を熱交換気空調ユニット
1台で空調しても、家全体に温度むらがなく快適な空間
を得ることのできる熱交換気空調ユニットを提供するこ
とを第1の目的とする。
【0008】また、第2の目的は、1個の送風ファンで
使用者が送風の向きを決められ、家全体を熱交換気空調
ユニット1台で空調しても、家全体に温度むらがなく快
適な空間を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換気空調ユ
ニットは、上記第1の目的を達成するために、第1の手
段は外気と連通する外気吸込ダクトと外気排出ダクトと
各階の各室内と連通した複数の給気ダクトおよび循環ダ
クトを設け、内部に給気ファンと排気ファンおよび全熱
交換素子からなる熱交換気部と、循環ファンと冷暖房コ
イルからなる空調部とを設けた本体と、各階の部屋間を
連通する連通ダクトと、前記循環ダクトにより循環され
る空気の温度を検知する循環空気温度検知センサーと、
この循環空気温度検知センサーの検出信号により作動す
る制御ボックスとを備え、前記制御ボックスにより制御
されるように連通ダクト内に正逆送風ファンを設けた構
成とする。
【0010】また、第2の目的を達成するために、第2
の手段は、第1の手段の正逆送風ファンに変えて、連通
ダクトの一端に上下反転して送風方向を変換できる送風
ファンボックスを設けた構成とする。
【0011】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、循
環空気温度検知センサーで検知した温度が1階と2階で
差がある場合には、正逆送風ファンを連動で回転させ、
2階の暖かい空気を1階へ送風させ、または1階の冷た
い空気を2階へ送風させることで家全体の空調バランス
をとり、より快適な空間を提供することができる。
【0012】また、第2の手段の構成により1個の送風
ファンボックスの向きを変えることで送風方向を容易に
変更できるとともに、使用者が送風方向を限定でき、家
全体の空調バランスをとり、より快適な空間を提供する
ことができる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例について、図1
を参照しながら説明する。なお、従来例と同一部分には
同一符号を付けて詳細な説明は省略する。
【0014】図に示すように、本体21Aの内部には給
気ファン26と排気ファン27および全熱交換素子29
からなる熱交換部と、循環ファン28と冷暖房コイル3
0からなる空調部とを設け、循環ダクト25の内部を循
環する各室の空気温度を検出するための循環空気温度検
知センサー1を循環ダクト25の接続部に各々設け、循
環空気温度検知センサー1の検出信号により作動する制
御ボックス2とを設ける。
【0015】そして、1階と2階の各室に連通する連通
ダクト3を設け、連通ダクト3の内部には正転送風ファ
ン4aと逆転送風ファン4bからなる正逆送風ファン4
を設け、正逆送風ファン4は循環空気温度検知センサー
1の検出信号により作動する制御ボックス2により正転
送風ファン4aまたは逆転送風ファン4bを運転制御す
る構成とする。
【0016】上記構成により、各部屋から循環した空気
はそれぞれの循環ダクト25より本体21Aへ循環され
るが、このときそれぞれの循環空気温度検知センサー1
で各部屋の温度を検出し、制御ボックス2に信号が送ら
れ、制御ボックス2は、例えば夏の冷房時に2階の温度
が高く1階の温度が低くなる場合には、1階の温度の低
い空気を2階へ送るため正転送風ファン4aを回転させ
る。逆に冬の暖房時に2階の温度が高く1階の温度が低
くなる場合には、2階の温度の高い空気を1階へ送るた
め逆転送風ファン4bを回転させる。このとき、1階か
ら2階へまたは2階から1階へ空気を送風させても、階
段を通じて圧の高い空気が低い空気の方へ流れるので圧
力差は生じない。また、2階の冷房負荷または1階の暖
房負荷が大きくても本体21Aの能力を大きくせずにす
み、同じ能力の本体21Aで家全体の空調ができる。
【0017】このように本発明の第1実施例の熱交換気
空調ユニットによれば、温度差のある階が生じても、正
逆送風ファン4を回転させることで家全体の空気を攪拌
させ温度むらをなくすことができる。
【0018】(実施例2)つぎに本発明の第2実施例に
ついて図2を参照しながら説明する。なお、第1実施例
と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明は
省略する。
【0019】図に示すように、1階と2階とを連通する
連通ダクト3Aの一端に上下反転して送風方向を変換で
きる送風ファンボックス5を設ける。
【0020】上記構成により、夏の冷房時に2階の温度
が高く1階の温度が低くなる場合には、1階の温度の低
い空気を2階へ送るため送風ファンボックス5のファン
を回転し、1階から2階へ送風させる。逆に冬の暖房時
に2階の温度が高く1階の温度が低くなる場合には、2
階の温度の高い空気を1階へ送るため送風ファンボック
ス5のファンを回転し、2階から1階へ送風させる。こ
のとき、ファンモータ(図示せず)の回転が一方向のた
め、送風ファンボックス5の向きを逆に入れ替えること
で、送風方向を逆にする。
【0021】このように本発明の第2実施例の熱交換気
空調ユニットによれば、温度差のある階が生じても、送
風ファンボックス5のファンを回転させることで家全体
の空気を攪拌させ温度むらをなくすことができる。
【0022】なお、実施例では連通ダクトを1階と2階
とを連通させて用いたが、1階と2階との連通に代え
て、同じ階でも西日が当たり負荷が大きい西側の部屋と
負荷が小さい東側の部屋とを連通させて用いてもよく、
その作用効果に差異を生じない。
【0023】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば熱交換気部と空調部からなる本体と、各階の
部屋間を連通する連通ダクトと、循環ダクトにより循環
される空気の温度を検知する循環空気温度検知センサー
と、この循環空気温度検知センサーの検出信号により作
動する制御ボックスとを備え、前記制御ボックスにより
制御されるように連通ダクト内に正逆送風ファンを設け
ているので、家全体の温度差が少なくなり、より快適な
住空間となるように空調のできる熱交換気空調ユニット
を提供できる。
【0024】また、連通ダクトの一端に送風ファンボッ
クスを設けたので、1個のファンで循環空気温度検知セ
ンサーにより温度差を判断・制御させ送風ファンボック
スのファンの回転で家全体の温度差を少なくし、送風方
向を容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の熱交換気空調ユニットの
ダクト配管を示す平断面図
【図2】同第2実施例の熱交換気空調ユニットのダクト
配管を示す平断面図
【図3】従来の熱交換気空調ユニットのダクト配管を示
す平断面図
【符号の説明】
1 循環空気温度検知センサー 2 制御ボックス 3 連通ダクト 3A 連通ダクト 4 正逆送風ファン 5 送風ファンボックス 21A 本体 22 外気吸込ダクト 23 外気排出ダクト 24 給気ダクト 25 循環ダクト 26 給気ファン 27 排気ファン 28 循環ファン 29 全熱交換素子 30 冷暖房コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気と連通する外気吸込ダクトと外気排出
    ダクトと各階の各室内と連通した複数の給気ダクトおよ
    び循環ダクトを設け、内部に給気ファンと排気ファンお
    よび全熱交換素子からなる熱交換気部と、循環ファンと
    冷暖房コイルからなる空調部とを設けた本体と、各階の
    部屋間を連通する連通ダクトと、前記循環ダクトにより
    循環される空気の温度を検知する循環空気温度検知セン
    サーと、この循環空気温度検知センサーの検出信号によ
    り作動する制御ボックスとを備え、前記制御ボックスに
    より制御されるように連通ダクト内に正逆送風ファンを
    設けた熱交換気空調ユニット。
  2. 【請求項2】連通ダクトの一端に上下反転して送風方向
    を変換できる送風ファンボックスを設けた請求項1記載
    の熱交換気空調ユニット。
JP2815595A 1995-02-16 1995-02-16 熱交換気空調ユニット Pending JPH08219491A (ja)

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JP2815595A JPH08219491A (ja) 1995-02-16 1995-02-16 熱交換気空調ユニット

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JP2815595A JPH08219491A (ja) 1995-02-16 1995-02-16 熱交換気空調ユニット

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JPH08219491A true JPH08219491A (ja) 1996-08-30

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ID=12240874

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JP2815595A Pending JPH08219491A (ja) 1995-02-16 1995-02-16 熱交換気空調ユニット

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100608685B1 (ko) * 2004-08-20 2006-08-08 엘지전자 주식회사 유니터리 공기조화기 및 그의 운전제어방법
KR100624790B1 (ko) * 2004-12-30 2006-09-19 엘지전자 주식회사 유니터리 에어컨
KR100697195B1 (ko) * 2004-12-28 2007-03-21 엘지전자 주식회사 유니터리 에어컨 및 그것의 가변 운전 제어 방법
KR100697196B1 (ko) * 2004-12-28 2007-03-21 엘지전자 주식회사 유니터리 에어컨의 압축기 급속 온오프 방지 제어 방법

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