JP3561000B2 - バーコード印刷方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はバーコードを含むデータを印刷するラベル印刷装置その他に利用する。特に、バーコードデータが混在するデータを監視用ディスプレイに表示し、印刷する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
バーコードを印刷したラベルを商品に貼り付けたり、商品に直接バーコードを印刷して商品の表示をする技術は広く用いられ、現代社会に必要不可欠なものになっている。バーコードはバーコードリーダを用いることにより、初めてそのデータを読取ることができるものであり、人の目によってバーコードにより表されているデータを読取ることは特別の知識を持つ者以外には困難である。したがって、バーコード印刷装置では印刷されるバーコードに沿えて人の目でも読み取ることのできる数字や文字を表示することが多い。
【0003】
バーコードデータは文字や数字等を表すキャラクタデータとは異なる種類のデータである。異なる複数種類のデータを同一画面に表示したり、同一紙面に印刷する技術は従来から知られている(特開昭63ー136131号公報、特開昭63ー244130号公報参照)。
【0004】
バーコードデータとその他のデータとが混在するデータを印刷したラベルの例を図9を参照して説明する。図9はバーコードデータと文字などのその他のデータとが混在するラベルのデザインを示す図である。印刷装置で図9に示すようなラベルを印刷する際には、その印刷装置を操作するオペレータは、その印刷装置に付随する監視用ディスプレイに同じく図9に示すようなデータを表示させ、印刷するデータが所望のデータであることを確認してから印刷出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一般に監視用ディスプレイはその解像度がバーコードを細かく識別できるほど高くない。したがって画面に表示されたバーコードデータは、オペレータの目視によりその内容を正確に読取ることができない。しばしば、バーとバーとの間隔が狭い部分は潰れて表示されることがあり、そのときにはオペレータにバーコードに誤りがあるような錯覚を与える。
【0006】
そのために、監視用ディスプレイの解像度を高くすることが考えられるが、解像度を高くしてバーコードを正確に表示してみても、多くのオペレータはそのバーコードの数字を読取る知識がないのであるから意味がない。また、高解像度の監視用ディスプレイにすることで、ディスプレイ装置そのものが大きくなるのは勿論、表示用のメモリを始めとする周辺回路も増加し、消費電力の増大やコスト高を招く。
【0007】
また、従来技術では表示用のメモリとは別に印刷用のデータメモリが必要である。少ないメモリ領域でも、印刷装置には順次データを送るので少しずつ印刷用のデータを作成して間欠的に送ればよいが、このような方法では、印刷用のデータを作成する時間が間欠的に必要なので、印刷装置が高速化すると待ち時間が発生し印刷装置の能力を最大限に発揮することができない。
【0008】
多くのメモリを用意して、予め印刷用のデータをその印刷用のデータメモリに用意しておくこともできるが、例えば監視用ディスプレイ上で編集作業を施し、その結果を印刷に反映させるためには表示用のメモリと印刷用のデータメモリとの間のデータの一致が必要であり、余分な制御を必要とするために、処理時間を要するので、編集終了後印刷開始まで待たされることになり、装置の効率的な利用ができない。
【0009】
本発明は、このような背景に行われたものであって、バーコードデータと文字などのその他のデータとが混在するデータを印刷出力を監視するためにディスプレイに表示させるときに、バーコードデータが誤っているとオペレータに錯覚を起こさせることがないとともに、より高速に印刷処理できる印刷方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、バーコードの部分を印刷装置には印刷するが、監視用表示装置にはバーコードと異なる表示データに置き換えて表示することを特徴とする。
【0011】
本発明の第一の観点は、一部にバーコードデータを含むデータを印刷するステップと、このデータを監視画面に表示するステップとを含むバーコード印刷方法である。
【0012】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記表示するデータのバーコード表示領域についてそのデータをバーコードと異なる表示データに置き換えるところにある。
【0013】
前記バーコードと異なる表示データはバーコード表示領域を塗りつぶすデータであったり、またはそのバーコードデータが表す数字または/および文字データであることが望ましい。
【0014】
本発明の第二の観点は、バーコードデ−タをその他のデ−タと共に印刷する方法であって、印刷結果を予め表示する際に、バーコードを印刷する領域に相当する領域にバーコードとは異なる他の情報を表示するために、表示装置用の記憶手段にバ−コ−ドを表示するためのデ−タとは異なるデ−タを書き込む印刷方法である。
【0015】
ここで、本発明の特徴とするところは、印刷結果を予め表示した後の印刷の際に、印刷装置に転送するデ−タをバーコードを印刷する領域以外では上記表示装置用の記憶手段に記憶されたデ−タとし、バーコードを印刷する領域では、印刷装置に転送するデ−タを画面表示用の記憶手段とは異なるバーコード情報記憶手段に記憶されたバーコードデ−タとするところにある。
【0016】
【作用】
ディスプレイに表示されるバーコードデータと文字などのその他のデータとが混在するデータは、それをバーコードデータの表示領域とそれ以外のデータの表示領域とに分け、この内のバーコードデータの表示領域については、これをディスプレイを監視するオペレーターが目視により識別できるデータに置き換える。例えば、バーコードデータの表示領域を塗り潰してしまい、当初から画面に表示させない方法もあるし、バーコードデータが表すデータを人が目視で確認することができる数字または/および文字としてバーコードデータの表示領域に表示させる方法もある。
【0017】
これにより、人が目視により識別することが当初より不可能であるバーコードデータをディスプレイに表示させることにより、オペレーターが混乱することを回避させることができる。したがって、印刷出力前の確認作業を確実に行うことができる。
【0018】
バーコードがラベル等に正確に印刷されたか否かはその印刷されたバーコードを別のバーコード読取装置により読取って監視することが正しい。
【0019】
また、印刷結果を予め表示した後の印刷の際に、印刷装置に転送するデータをバーコードを印刷する領域以外では表示装置用の記憶手段に記憶されたデータとし、バーコードを印刷する領域では、印刷装置に転送するデータを画面表示用の記憶手段とは異なるバーコード情報記憶手段に記憶されたバーコードデータとするように構成している。このように構成することで、表示装置用の記憶手段でのデータの変更が表示のみならず印刷結果にも直接に反映する。
【0020】
【実施例】
本発明第一実施例の構成を図1を参照して説明する。図1は本発明第一実施例に用いる装置のブロック構成図である。
【0021】
本発明のバーコード印刷方法は、キャラクタデータおよびバーコードデータを格納するデータベース2と、このデータベース2から所望のデータを検索する制御部1と、この検索されたデータを用いて印刷結果をあらかじめ監視画面として表示するための表示装置であるディスプレイ7と、この表示されたデータを印刷出力する印刷装置であるプリンタ5とを備えたバーコード印刷装置を用いて実施される。
【0022】
ここで、本発明の特徴とするところは、印刷用の監視画面としてディスプレイ7に表示されたデータのバーコードデータ表示領域の内部をバーコードとは異なる表示データに置き換えるところにある。この置き換える表示データは、前記バーコードデータ表示領域を塗り潰すデータである。
【0023】
データベース2には、部材名、部材番号等のキャラクタデータ12、バーコード数字データ13が格納されている。装置全体を制御するプログラムはROM9内に存在し、位置パラメータ10、プリント制御データ11を含んでいる。位置パラメータ10には、各データの位置、巾方向数、高さ方向数(行数)の情報が含まれている。プリント制御データ11には、キャラクタデータ領域の印刷命令、横方向数、復改コードやバーコードデータ領域の印刷命令、フォーマット情報、開始位置情報が含まれている。制御部1は、これらのデータを用いて図2に示すような印刷制御コードを作成し、プリントアウト制御部4への印刷出力を行う。図2は印刷制御コードを示す図である。図2(a)はキャラクタデータ領域についての印刷制御コードであり、各行毎に出力される。図2(b)はバーコードデータ領域についての印刷出力コードである。
【0024】
本発明第一実施例の動作を図3ないし図5を参照して説明する。図3は本発明第一実施例における制御部1のデータ検索動作を示すフローチャートである。図4は本発明第一実施例におけるディスプレイ表示状態を示す図である。図5は印刷時の制御部1の動作を示すフローチャートである。図3に示すように、キーボード8からキー入力により検索すべきデータ、例えば部材名が指定される(S1)。データベース2にキー入力された所望のデータが存在するか否かが検索される(S2)。検索結果として所望のデータが見つかれば(S3)、それに関連付けられたバーコードデータ等のデータはバッファメモリ3にデータの組として転送される。このデータの組は、本発明実施例では、具体的にはキャラクタデータ22である、部材番号、客先部材番号、客先名、部材名、数値データ(場合によっては数字データおよび文字データの組み合わせ)であるバーコードデータ23により構成される。さらに、ディスプレイ7に表示させるために、キャラクタデータ22が表示装置用の記憶手段であるディスプレイメモリ6に書き込まれる。キャラクタデータ22をディスプレイメモリ6のどの位置へ書き込むべきかは、プログラム内の位置パラメータ10によって決められるが、その位置はバーコードを印刷する領域に相当する領域以外にあるのはいうまでもない。また、タイトルを表示するための文字コードデータ(「部材番号」など)もディスプレイメモリ6へ書き込まれる。上記の様に、部材番号、客先部材番号、客先名、部材名、タイトルデータがバーコードを印刷する領域に相当する領域以外の領域に書き込まれる。ここで、書き込まれるデータは文字コードデータであるので、ディスプレイメモリ6に付属のハードウェアで文字の形状に変換されてディスプレイ7上に表示される(S4)。ディスプレイメモリにかようなハードウェアが付属しない場合(本実施例の第一変形実施例)は、制御部1が上記文字コードデータをドットパターンに変換してそのドットパターンデータをディスプレイメモリ6へ書き込むことで文字の表示を行う。枠などの文字コードデータで表示できない表示も、制御部1がディスプレイメモリ6の制御回路を制御するか、直接ドットパターンデータを書き込んで表示することになる。さらに制御部1は、バーコードデータ23の表示領域を塗り潰すようにディスプレイメモリ6にデータを与える(S5)。具体的には、1文字分の領域を塗り潰す特殊コードを、バーコードが表示されるべき領域に相当する複数文字分のディスプレイメモリ6の位置に繰り返し転送して実現する。上記のように動作することで図4に示すような監視画面、すなわちバーコードデータ表示領域がバーコードと異なる表示データである表示領域を塗り潰すデータに置き換えられた監視画面が、ディスプレイ7に表示される。オペレーターはその表示内容を確認し、表示されたデータが所望のデータであれば検索を終了する(S6)。
【0025】
表示されたデータが所望のデータでなければ、オペレーターはキー入力により変更または中止を指示する(S7)。変更であれば最初の操作に戻り、中止であれば検索を中止する(S8)。
【0026】
さらに、画面上に表示されたデータに必要に応じて情報を追加する。例えば、本発明実施例では「数量」、「荷受け日」などのデータはデータベース2には入っていないので、入力する必要がある。ここで、カーソルを動かして、画面上でデータを編集する。編集によって追加、変更したデータはディスプレイメモリ6に書込まれているが、その他の領域には保存されない。所望のデータが検索され編集が完了すると、図5に示す手順により制御部1はプリントアウト制御部4へ印刷出力を行う。制御部1はバッファメモリ3内のバーコード印刷開始カウンタ31、総行数カウンタ32を初期化する(S11)。具体的には、バーコード印刷開始カウンタ31には、バーコード印刷開始位置の行数が書込まれ、総行数カウンタ32には「文字の印刷行数+1」が書込まれる。このとき同時に画面のどの行を印刷するかのポインタも画面上の印刷領域の上に相当するディスプレイメモリのアドレスに設定される。このポインタは以下に説明する印刷において、印刷位置の変化に従って制御部1によって演算され、その値が変化する。これから印刷する部分がバーコードデータの領域か否かをバーコード印刷開始カウンタが”0” か否かで識別する(S12)。バーコードデータの領域でない、すなわちバーコード印刷開始カウンタ31が0でなければディスプレイメモリ6から文字コードデータ22またはドットパターンデータを該当行の左側より順次読込み(S13)、図2(a)または図2(c)に示すようにプリント制御データ11と合成してプリントアウト制御部4を経由してプリンタに出力し、バーコード以外の情報を印刷する。バーコードデータの領域、すなわちバーコード印刷開始カウンタ31が0であれば、印刷に用いるデータがディスプレイメモリ6上にないのでバッファメモリ3から数値データ(場合によっては数字データおよび文字データの組み合わせ)であるバーコードデータ23を読み込み(S17)、図2(b)に示すように合成してプリントアウト制御部4に出力し、バーコードを印刷する(S18)。さらに、各カウンタ値を ”1” 減らし、ポインタのアドレスを変化させる(S15)。他に印刷するデータがあるか否かを総行数カウンタが ”0” か否かで判定する(S16)。総行数カウンタが ”0” でなければ、すなわち印刷するデータがあればS12に戻り、総行数カウンタが ”0” すなわち印刷するデータがなければ印刷出力は終了する。総行数カウンタが ”0” になるまではバーコード印刷開始カウンタが負になっても印刷出力は続行される。印刷出力されたラベルは図9に従来例で示したように文字その他のデータおよびバーコードデータが混在するラベルになる。
【0027】
なお、言うまでもなくドットパターンデータによる印刷の場合には上で言う「行」とはドットパターンの幅をいい、具体的には第一変形実施例では8ドット分の幅であって、表示されている文字の1行には必ずしも一致していない。
【0028】
また、印刷する部分がバーコードを印刷する領域か否かを判断して、バーコードを印刷する領域以外では印刷するデータを画面表示用の記憶手段であるディスプレイメモリ6より取得して印刷装置に転送し、バーコードを印刷する領域以外ではバーコードデータを画面表示用の記憶手段とは異なるバーコード情報記憶手段であるバッファメモリより取得して印刷装置に転送する構成としてあるので、キャラクタの編集結果の印刷が容易におこなえるとともに、画面表示用の記憶手段とは異なるバーコード情報記憶手段であるバッファメモリ3にバーコードデータ以外のデータを記憶する必要がなくバッファメモリ3の容量が少なくてすむ。また、バーコードを印刷する領域か否かを画面表示用の記憶手段のデータ内容によらず、バーコード印刷開始カウンタを用いて判断しているので、バーコードを印刷する領域を示すデータとして、塗り潰し以外の各種のデータ、例えば網表示等のデータに変更しても、また第二実施例のようにバーコードを印刷する領域に数字などの文字を表示した場合でも対応できる。
【0029】
バーコードを印刷する領域か否かを画面表示用の記憶手段のデータ内容をチェックして判断するようにした本実施例の第二変形実施例では、バーコードを印刷する領域に数字などのデータを表示しようとすると実施できないが、本実施例のように領域内のデータが固定している時は、別にカウンタその他の記憶領域が不要であるという点で効果がある。
【0030】
また、印刷装置に転送するデータをバーコードを印刷する領域以外では表示装置用の記憶手段に記憶されたデータとし、バーコードを印刷する領域では、印刷装置に転送するデータを画面表示用の記憶手段とは異なるバーコード情報記憶手段に記憶されたバーコードデータとしたので、表示装置上で編集や変更を施したデータを表示装置用の記憶手段とは別の記憶手段にあらためて記憶する必要がなく、表示装置用の記憶手段と印刷用の記憶手段との間のデータの整合をとるための処理も必要なくなり、編集時の処理時間が短くてすむ。
【0031】
また、バーコードを印刷する領域以外の領域のデータを画面表示用の記憶手段よりドットパターンデータとして取り出し、印刷装置に転送するようにした本実施例の第一変形実施例では、編集の自由度があがり、文字の大きさが混在したり、位置が予め定めた以外の位置にあったりという場合でも、また線や記号などを追加しても印刷できる。
【0032】
次に、本発明第二実施例を図6および図7を参照して説明する。第2実施例に用いる装置は第一実施例に用いる装置と同一である。図6は本発明第二実施例における制御部1のデータ検索動作を示すフローチャートである。図7は本発明第二実施例におけるディスプレイ表示状態を示す図である。キーボード8からキー入力により検索すべきデータが指定される(S21)。データベース2を検索してキー入力された所望のデータが存在するか否かが検索される(S22)。検索結果として所望のデータが見つかれば(S23)、それに関連付けられたバーコートデータ等のデータは第一実施例同様にバッファメモリ3にデータの組として転送される。さらに、ディスプレイ7に表示させるために、初期値データ20、プリント制御データ21、キャラクタデータ22がディスプレイメモリ6に書き込まれる(S24)。
【0033】
このとき制御部1は、バーコードデータ23の表示領域にこのバーコードデータが表す数字または/および文字を表示するようにディスプレイメモリ6にデータを与える(S25)。図7に示すように、バーコードデータ領域にバーコードが表す数字または/および文字が表示された形で印刷結果が表示される。ディスプレイ7におけるこの表示をオペレーターは確認し、表示されたデータが所望のデータであれば検索を終了する(S26)。表示されたデータが所望のデータでなければオペレーターはキー入力により変更または中止を指示する(S27)。変更であれば最初の操作に戻り、中止であれば検索を中止する(S28)。印刷時の動作は本発明第一実施例と同様である。また、第一実施例の第一変形実施例は本第二実施例でも同様に実施できる。
【0034】
次に、本発明第三実施例を図8を参照して説明する。第二実施例に用いる装置は第一実施例に用いる装置と同一である。図8は本発明第三実施例の制御部1のデータ検索動作を示すフローチャートである。本発明第三実施例は、本発明第一実施例で説明したバーコードデータの表示領域を塗り潰す方法と、本発明第二実施例は本発明第二実施例で説明したバーコードデータの表示領域をバーコードデータが表す数字または/および文字で置き換える方法とをキーボード8からの操作により切り換えることを特徴とする。キーボード8からキー入力により検索すべきデータが指定される(S31)。データベース2を検索してキー入力された所望のデータが存在するか否かが検索される(S32)。検索結果として所望のデータが見つかれば(S33)、データは第一実施例同様にバッファメモリ3にデータの組として転送されさらに、ディスプレイ7に表示させるために、ディスプレイメモリ6に書き込まれる(S34)。このとき制御部1は、モードAであれば図4に示すように、バーコードデータ23の表示領域を黒く塗り潰すようにディスプレイメモリ6にデータを与える(S35)。モードBであれば図7に示すように、バーコードデータ23の表示領域にこのバーコードデータが表す数字を表示するようにディスプレイメモリ6にデータを与える(S36)。ディスプレイ7における表示をオペレーターは確認し、表示されたデータが所望のデータであれば検索を終了する(S37)。表示されたデータが所望のデータでなければオペレーターはキー入力により変更または中止を指示する(S38)。変更であれば最初の操作に戻り、中止であれば検索を中止する(S39)。印刷時の動作は本発明第一実施例と同様である。また、第一実施例の第一変形実施例は本第二実施例でも同様に実施できる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればキャラクタデータとバーコードデータとが混在するデータを印刷出力を監視するためにディスプレイに表示させるときに、バーコードデータを他のデータに置き換えて表示させるから、オペレータがその監視用ディスプレイから無理にバーコードの内容を読取ろうとすることはなくなり、解像度が悪いことによりバーコードの表示が誤っている等の混乱を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例装置のブロック構成図。
【図2】印刷制御コードを示す図。
【図3】本発明第一実施例における制御部のデータ検索動作を示すフローチャート。
【図4】本発明第一実施例におけるディスプレイ表示状態を示す図。
【図5】プリントアウト制御部4の動作を示すフローチャート。
【図6】本発明第二実施例における制御部のデータ検索動作を示すフローチャート。
【図7】本発明第二実施例におけるディスプレイ表示状態を示す図。
【図8】本発明第三実施例の制御部のデータ検索動作を示すフローチャート。
【図9】キャラクタデータとバーコードデータとが混在するラベルのデザインを示す図。
【符号の説明】
1 制御部
2 データベース
3 バッファメモリ
4 プリントアウト制御部
5 プリンタ
6 ディスプレイメモリ
7 ディスプレイ
8 キーボード
9 ROM
10 位置パラメータ
11 プリント制御データ
12、22 キャラクタデータ
13、23 バッファデータ
20 総行数カウンタ
21 印刷開始カウンタ
【産業上の利用分野】
本発明はバーコードを含むデータを印刷するラベル印刷装置その他に利用する。特に、バーコードデータが混在するデータを監視用ディスプレイに表示し、印刷する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
バーコードを印刷したラベルを商品に貼り付けたり、商品に直接バーコードを印刷して商品の表示をする技術は広く用いられ、現代社会に必要不可欠なものになっている。バーコードはバーコードリーダを用いることにより、初めてそのデータを読取ることができるものであり、人の目によってバーコードにより表されているデータを読取ることは特別の知識を持つ者以外には困難である。したがって、バーコード印刷装置では印刷されるバーコードに沿えて人の目でも読み取ることのできる数字や文字を表示することが多い。
【0003】
バーコードデータは文字や数字等を表すキャラクタデータとは異なる種類のデータである。異なる複数種類のデータを同一画面に表示したり、同一紙面に印刷する技術は従来から知られている(特開昭63ー136131号公報、特開昭63ー244130号公報参照)。
【0004】
バーコードデータとその他のデータとが混在するデータを印刷したラベルの例を図9を参照して説明する。図9はバーコードデータと文字などのその他のデータとが混在するラベルのデザインを示す図である。印刷装置で図9に示すようなラベルを印刷する際には、その印刷装置を操作するオペレータは、その印刷装置に付随する監視用ディスプレイに同じく図9に示すようなデータを表示させ、印刷するデータが所望のデータであることを確認してから印刷出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一般に監視用ディスプレイはその解像度がバーコードを細かく識別できるほど高くない。したがって画面に表示されたバーコードデータは、オペレータの目視によりその内容を正確に読取ることができない。しばしば、バーとバーとの間隔が狭い部分は潰れて表示されることがあり、そのときにはオペレータにバーコードに誤りがあるような錯覚を与える。
【0006】
そのために、監視用ディスプレイの解像度を高くすることが考えられるが、解像度を高くしてバーコードを正確に表示してみても、多くのオペレータはそのバーコードの数字を読取る知識がないのであるから意味がない。また、高解像度の監視用ディスプレイにすることで、ディスプレイ装置そのものが大きくなるのは勿論、表示用のメモリを始めとする周辺回路も増加し、消費電力の増大やコスト高を招く。
【0007】
また、従来技術では表示用のメモリとは別に印刷用のデータメモリが必要である。少ないメモリ領域でも、印刷装置には順次データを送るので少しずつ印刷用のデータを作成して間欠的に送ればよいが、このような方法では、印刷用のデータを作成する時間が間欠的に必要なので、印刷装置が高速化すると待ち時間が発生し印刷装置の能力を最大限に発揮することができない。
【0008】
多くのメモリを用意して、予め印刷用のデータをその印刷用のデータメモリに用意しておくこともできるが、例えば監視用ディスプレイ上で編集作業を施し、その結果を印刷に反映させるためには表示用のメモリと印刷用のデータメモリとの間のデータの一致が必要であり、余分な制御を必要とするために、処理時間を要するので、編集終了後印刷開始まで待たされることになり、装置の効率的な利用ができない。
【0009】
本発明は、このような背景に行われたものであって、バーコードデータと文字などのその他のデータとが混在するデータを印刷出力を監視するためにディスプレイに表示させるときに、バーコードデータが誤っているとオペレータに錯覚を起こさせることがないとともに、より高速に印刷処理できる印刷方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、バーコードの部分を印刷装置には印刷するが、監視用表示装置にはバーコードと異なる表示データに置き換えて表示することを特徴とする。
【0011】
本発明の第一の観点は、一部にバーコードデータを含むデータを印刷するステップと、このデータを監視画面に表示するステップとを含むバーコード印刷方法である。
【0012】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記表示するデータのバーコード表示領域についてそのデータをバーコードと異なる表示データに置き換えるところにある。
【0013】
前記バーコードと異なる表示データはバーコード表示領域を塗りつぶすデータであったり、またはそのバーコードデータが表す数字または/および文字データであることが望ましい。
【0014】
本発明の第二の観点は、バーコードデ−タをその他のデ−タと共に印刷する方法であって、印刷結果を予め表示する際に、バーコードを印刷する領域に相当する領域にバーコードとは異なる他の情報を表示するために、表示装置用の記憶手段にバ−コ−ドを表示するためのデ−タとは異なるデ−タを書き込む印刷方法である。
【0015】
ここで、本発明の特徴とするところは、印刷結果を予め表示した後の印刷の際に、印刷装置に転送するデ−タをバーコードを印刷する領域以外では上記表示装置用の記憶手段に記憶されたデ−タとし、バーコードを印刷する領域では、印刷装置に転送するデ−タを画面表示用の記憶手段とは異なるバーコード情報記憶手段に記憶されたバーコードデ−タとするところにある。
【0016】
【作用】
ディスプレイに表示されるバーコードデータと文字などのその他のデータとが混在するデータは、それをバーコードデータの表示領域とそれ以外のデータの表示領域とに分け、この内のバーコードデータの表示領域については、これをディスプレイを監視するオペレーターが目視により識別できるデータに置き換える。例えば、バーコードデータの表示領域を塗り潰してしまい、当初から画面に表示させない方法もあるし、バーコードデータが表すデータを人が目視で確認することができる数字または/および文字としてバーコードデータの表示領域に表示させる方法もある。
【0017】
これにより、人が目視により識別することが当初より不可能であるバーコードデータをディスプレイに表示させることにより、オペレーターが混乱することを回避させることができる。したがって、印刷出力前の確認作業を確実に行うことができる。
【0018】
バーコードがラベル等に正確に印刷されたか否かはその印刷されたバーコードを別のバーコード読取装置により読取って監視することが正しい。
【0019】
また、印刷結果を予め表示した後の印刷の際に、印刷装置に転送するデータをバーコードを印刷する領域以外では表示装置用の記憶手段に記憶されたデータとし、バーコードを印刷する領域では、印刷装置に転送するデータを画面表示用の記憶手段とは異なるバーコード情報記憶手段に記憶されたバーコードデータとするように構成している。このように構成することで、表示装置用の記憶手段でのデータの変更が表示のみならず印刷結果にも直接に反映する。
【0020】
【実施例】
本発明第一実施例の構成を図1を参照して説明する。図1は本発明第一実施例に用いる装置のブロック構成図である。
【0021】
本発明のバーコード印刷方法は、キャラクタデータおよびバーコードデータを格納するデータベース2と、このデータベース2から所望のデータを検索する制御部1と、この検索されたデータを用いて印刷結果をあらかじめ監視画面として表示するための表示装置であるディスプレイ7と、この表示されたデータを印刷出力する印刷装置であるプリンタ5とを備えたバーコード印刷装置を用いて実施される。
【0022】
ここで、本発明の特徴とするところは、印刷用の監視画面としてディスプレイ7に表示されたデータのバーコードデータ表示領域の内部をバーコードとは異なる表示データに置き換えるところにある。この置き換える表示データは、前記バーコードデータ表示領域を塗り潰すデータである。
【0023】
データベース2には、部材名、部材番号等のキャラクタデータ12、バーコード数字データ13が格納されている。装置全体を制御するプログラムはROM9内に存在し、位置パラメータ10、プリント制御データ11を含んでいる。位置パラメータ10には、各データの位置、巾方向数、高さ方向数(行数)の情報が含まれている。プリント制御データ11には、キャラクタデータ領域の印刷命令、横方向数、復改コードやバーコードデータ領域の印刷命令、フォーマット情報、開始位置情報が含まれている。制御部1は、これらのデータを用いて図2に示すような印刷制御コードを作成し、プリントアウト制御部4への印刷出力を行う。図2は印刷制御コードを示す図である。図2(a)はキャラクタデータ領域についての印刷制御コードであり、各行毎に出力される。図2(b)はバーコードデータ領域についての印刷出力コードである。
【0024】
本発明第一実施例の動作を図3ないし図5を参照して説明する。図3は本発明第一実施例における制御部1のデータ検索動作を示すフローチャートである。図4は本発明第一実施例におけるディスプレイ表示状態を示す図である。図5は印刷時の制御部1の動作を示すフローチャートである。図3に示すように、キーボード8からキー入力により検索すべきデータ、例えば部材名が指定される(S1)。データベース2にキー入力された所望のデータが存在するか否かが検索される(S2)。検索結果として所望のデータが見つかれば(S3)、それに関連付けられたバーコードデータ等のデータはバッファメモリ3にデータの組として転送される。このデータの組は、本発明実施例では、具体的にはキャラクタデータ22である、部材番号、客先部材番号、客先名、部材名、数値データ(場合によっては数字データおよび文字データの組み合わせ)であるバーコードデータ23により構成される。さらに、ディスプレイ7に表示させるために、キャラクタデータ22が表示装置用の記憶手段であるディスプレイメモリ6に書き込まれる。キャラクタデータ22をディスプレイメモリ6のどの位置へ書き込むべきかは、プログラム内の位置パラメータ10によって決められるが、その位置はバーコードを印刷する領域に相当する領域以外にあるのはいうまでもない。また、タイトルを表示するための文字コードデータ(「部材番号」など)もディスプレイメモリ6へ書き込まれる。上記の様に、部材番号、客先部材番号、客先名、部材名、タイトルデータがバーコードを印刷する領域に相当する領域以外の領域に書き込まれる。ここで、書き込まれるデータは文字コードデータであるので、ディスプレイメモリ6に付属のハードウェアで文字の形状に変換されてディスプレイ7上に表示される(S4)。ディスプレイメモリにかようなハードウェアが付属しない場合(本実施例の第一変形実施例)は、制御部1が上記文字コードデータをドットパターンに変換してそのドットパターンデータをディスプレイメモリ6へ書き込むことで文字の表示を行う。枠などの文字コードデータで表示できない表示も、制御部1がディスプレイメモリ6の制御回路を制御するか、直接ドットパターンデータを書き込んで表示することになる。さらに制御部1は、バーコードデータ23の表示領域を塗り潰すようにディスプレイメモリ6にデータを与える(S5)。具体的には、1文字分の領域を塗り潰す特殊コードを、バーコードが表示されるべき領域に相当する複数文字分のディスプレイメモリ6の位置に繰り返し転送して実現する。上記のように動作することで図4に示すような監視画面、すなわちバーコードデータ表示領域がバーコードと異なる表示データである表示領域を塗り潰すデータに置き換えられた監視画面が、ディスプレイ7に表示される。オペレーターはその表示内容を確認し、表示されたデータが所望のデータであれば検索を終了する(S6)。
【0025】
表示されたデータが所望のデータでなければ、オペレーターはキー入力により変更または中止を指示する(S7)。変更であれば最初の操作に戻り、中止であれば検索を中止する(S8)。
【0026】
さらに、画面上に表示されたデータに必要に応じて情報を追加する。例えば、本発明実施例では「数量」、「荷受け日」などのデータはデータベース2には入っていないので、入力する必要がある。ここで、カーソルを動かして、画面上でデータを編集する。編集によって追加、変更したデータはディスプレイメモリ6に書込まれているが、その他の領域には保存されない。所望のデータが検索され編集が完了すると、図5に示す手順により制御部1はプリントアウト制御部4へ印刷出力を行う。制御部1はバッファメモリ3内のバーコード印刷開始カウンタ31、総行数カウンタ32を初期化する(S11)。具体的には、バーコード印刷開始カウンタ31には、バーコード印刷開始位置の行数が書込まれ、総行数カウンタ32には「文字の印刷行数+1」が書込まれる。このとき同時に画面のどの行を印刷するかのポインタも画面上の印刷領域の上に相当するディスプレイメモリのアドレスに設定される。このポインタは以下に説明する印刷において、印刷位置の変化に従って制御部1によって演算され、その値が変化する。これから印刷する部分がバーコードデータの領域か否かをバーコード印刷開始カウンタが”0” か否かで識別する(S12)。バーコードデータの領域でない、すなわちバーコード印刷開始カウンタ31が0でなければディスプレイメモリ6から文字コードデータ22またはドットパターンデータを該当行の左側より順次読込み(S13)、図2(a)または図2(c)に示すようにプリント制御データ11と合成してプリントアウト制御部4を経由してプリンタに出力し、バーコード以外の情報を印刷する。バーコードデータの領域、すなわちバーコード印刷開始カウンタ31が0であれば、印刷に用いるデータがディスプレイメモリ6上にないのでバッファメモリ3から数値データ(場合によっては数字データおよび文字データの組み合わせ)であるバーコードデータ23を読み込み(S17)、図2(b)に示すように合成してプリントアウト制御部4に出力し、バーコードを印刷する(S18)。さらに、各カウンタ値を ”1” 減らし、ポインタのアドレスを変化させる(S15)。他に印刷するデータがあるか否かを総行数カウンタが ”0” か否かで判定する(S16)。総行数カウンタが ”0” でなければ、すなわち印刷するデータがあればS12に戻り、総行数カウンタが ”0” すなわち印刷するデータがなければ印刷出力は終了する。総行数カウンタが ”0” になるまではバーコード印刷開始カウンタが負になっても印刷出力は続行される。印刷出力されたラベルは図9に従来例で示したように文字その他のデータおよびバーコードデータが混在するラベルになる。
【0027】
なお、言うまでもなくドットパターンデータによる印刷の場合には上で言う「行」とはドットパターンの幅をいい、具体的には第一変形実施例では8ドット分の幅であって、表示されている文字の1行には必ずしも一致していない。
【0028】
また、印刷する部分がバーコードを印刷する領域か否かを判断して、バーコードを印刷する領域以外では印刷するデータを画面表示用の記憶手段であるディスプレイメモリ6より取得して印刷装置に転送し、バーコードを印刷する領域以外ではバーコードデータを画面表示用の記憶手段とは異なるバーコード情報記憶手段であるバッファメモリより取得して印刷装置に転送する構成としてあるので、キャラクタの編集結果の印刷が容易におこなえるとともに、画面表示用の記憶手段とは異なるバーコード情報記憶手段であるバッファメモリ3にバーコードデータ以外のデータを記憶する必要がなくバッファメモリ3の容量が少なくてすむ。また、バーコードを印刷する領域か否かを画面表示用の記憶手段のデータ内容によらず、バーコード印刷開始カウンタを用いて判断しているので、バーコードを印刷する領域を示すデータとして、塗り潰し以外の各種のデータ、例えば網表示等のデータに変更しても、また第二実施例のようにバーコードを印刷する領域に数字などの文字を表示した場合でも対応できる。
【0029】
バーコードを印刷する領域か否かを画面表示用の記憶手段のデータ内容をチェックして判断するようにした本実施例の第二変形実施例では、バーコードを印刷する領域に数字などのデータを表示しようとすると実施できないが、本実施例のように領域内のデータが固定している時は、別にカウンタその他の記憶領域が不要であるという点で効果がある。
【0030】
また、印刷装置に転送するデータをバーコードを印刷する領域以外では表示装置用の記憶手段に記憶されたデータとし、バーコードを印刷する領域では、印刷装置に転送するデータを画面表示用の記憶手段とは異なるバーコード情報記憶手段に記憶されたバーコードデータとしたので、表示装置上で編集や変更を施したデータを表示装置用の記憶手段とは別の記憶手段にあらためて記憶する必要がなく、表示装置用の記憶手段と印刷用の記憶手段との間のデータの整合をとるための処理も必要なくなり、編集時の処理時間が短くてすむ。
【0031】
また、バーコードを印刷する領域以外の領域のデータを画面表示用の記憶手段よりドットパターンデータとして取り出し、印刷装置に転送するようにした本実施例の第一変形実施例では、編集の自由度があがり、文字の大きさが混在したり、位置が予め定めた以外の位置にあったりという場合でも、また線や記号などを追加しても印刷できる。
【0032】
次に、本発明第二実施例を図6および図7を参照して説明する。第2実施例に用いる装置は第一実施例に用いる装置と同一である。図6は本発明第二実施例における制御部1のデータ検索動作を示すフローチャートである。図7は本発明第二実施例におけるディスプレイ表示状態を示す図である。キーボード8からキー入力により検索すべきデータが指定される(S21)。データベース2を検索してキー入力された所望のデータが存在するか否かが検索される(S22)。検索結果として所望のデータが見つかれば(S23)、それに関連付けられたバーコートデータ等のデータは第一実施例同様にバッファメモリ3にデータの組として転送される。さらに、ディスプレイ7に表示させるために、初期値データ20、プリント制御データ21、キャラクタデータ22がディスプレイメモリ6に書き込まれる(S24)。
【0033】
このとき制御部1は、バーコードデータ23の表示領域にこのバーコードデータが表す数字または/および文字を表示するようにディスプレイメモリ6にデータを与える(S25)。図7に示すように、バーコードデータ領域にバーコードが表す数字または/および文字が表示された形で印刷結果が表示される。ディスプレイ7におけるこの表示をオペレーターは確認し、表示されたデータが所望のデータであれば検索を終了する(S26)。表示されたデータが所望のデータでなければオペレーターはキー入力により変更または中止を指示する(S27)。変更であれば最初の操作に戻り、中止であれば検索を中止する(S28)。印刷時の動作は本発明第一実施例と同様である。また、第一実施例の第一変形実施例は本第二実施例でも同様に実施できる。
【0034】
次に、本発明第三実施例を図8を参照して説明する。第二実施例に用いる装置は第一実施例に用いる装置と同一である。図8は本発明第三実施例の制御部1のデータ検索動作を示すフローチャートである。本発明第三実施例は、本発明第一実施例で説明したバーコードデータの表示領域を塗り潰す方法と、本発明第二実施例は本発明第二実施例で説明したバーコードデータの表示領域をバーコードデータが表す数字または/および文字で置き換える方法とをキーボード8からの操作により切り換えることを特徴とする。キーボード8からキー入力により検索すべきデータが指定される(S31)。データベース2を検索してキー入力された所望のデータが存在するか否かが検索される(S32)。検索結果として所望のデータが見つかれば(S33)、データは第一実施例同様にバッファメモリ3にデータの組として転送されさらに、ディスプレイ7に表示させるために、ディスプレイメモリ6に書き込まれる(S34)。このとき制御部1は、モードAであれば図4に示すように、バーコードデータ23の表示領域を黒く塗り潰すようにディスプレイメモリ6にデータを与える(S35)。モードBであれば図7に示すように、バーコードデータ23の表示領域にこのバーコードデータが表す数字を表示するようにディスプレイメモリ6にデータを与える(S36)。ディスプレイ7における表示をオペレーターは確認し、表示されたデータが所望のデータであれば検索を終了する(S37)。表示されたデータが所望のデータでなければオペレーターはキー入力により変更または中止を指示する(S38)。変更であれば最初の操作に戻り、中止であれば検索を中止する(S39)。印刷時の動作は本発明第一実施例と同様である。また、第一実施例の第一変形実施例は本第二実施例でも同様に実施できる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればキャラクタデータとバーコードデータとが混在するデータを印刷出力を監視するためにディスプレイに表示させるときに、バーコードデータを他のデータに置き換えて表示させるから、オペレータがその監視用ディスプレイから無理にバーコードの内容を読取ろうとすることはなくなり、解像度が悪いことによりバーコードの表示が誤っている等の混乱を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例装置のブロック構成図。
【図2】印刷制御コードを示す図。
【図3】本発明第一実施例における制御部のデータ検索動作を示すフローチャート。
【図4】本発明第一実施例におけるディスプレイ表示状態を示す図。
【図5】プリントアウト制御部4の動作を示すフローチャート。
【図6】本発明第二実施例における制御部のデータ検索動作を示すフローチャート。
【図7】本発明第二実施例におけるディスプレイ表示状態を示す図。
【図8】本発明第三実施例の制御部のデータ検索動作を示すフローチャート。
【図9】キャラクタデータとバーコードデータとが混在するラベルのデザインを示す図。
【符号の説明】
1 制御部
2 データベース
3 バッファメモリ
4 プリントアウト制御部
5 プリンタ
6 ディスプレイメモリ
7 ディスプレイ
8 キーボード
9 ROM
10 位置パラメータ
11 プリント制御データ
12、22 キャラクタデータ
13、23 バッファデータ
20 総行数カウンタ
21 印刷開始カウンタ
Claims (3)
- バーコードデ−タを他のデ−タと共に印刷する方法であって、
印刷結果を予め表示する際に、表示装置用の記憶手段のバーコードを印刷する領域に相当する領域には、バーコードを表示するためのデ−タとは異なるデ−タを記憶して表示するとともに、
該表示装置用の記憶手段のデータを印刷装置に転送して印刷を行う際には、印刷装置に転送するデ−タを、バーコードを印刷する領域以外では上記表示装置用の記憶手段に記憶されたデ−タとし、バーコードを印刷する領域では印刷装置に転送するデ−タを画面表示用の記憶手段とは異なるバーコード情報記憶手段に記憶されたバーコードデ−タとする
バーコードの印刷方法。 - 印刷結果を予め表示する際に、バーコードデータ以外の他のデータについて、必要に応じて入力された情報を表示装置用の記憶手段に記憶した後、該表示用の記憶手段のデータを印刷装置に転送して印刷を行う請求項1記載のバーコード印刷方法。
- 表示装置用の記憶手段のデータを印刷装置に転送して印刷を行う際に、該表示装置用の記憶手段に記憶されたデータのうち、バーコードを印刷する領域以外のデータを印刷した後、バーコードを印刷する領域については、バーコード情報記憶手段に記憶されたバーコードデータを印刷する請求項1記載のバーコード印刷方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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1994
- 1994-03-01 JP JP3163294A patent/JP3561000B2/ja not_active Expired - Fee Related
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