JP3911873B2 - データ印字装置及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ印字装置に係り、詳細には、取引データを印字するデータ印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ECR(電子式キャッシュレジスタ)およびPOS(Point Of Scales System)端末装置は、入力された売上データを出力し、その売上データを累計(登録)し、登録された売上金額や売上個数、売上回数等を出力する点検、精算を行う装置であり、また、百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどの売り場に設置し、商品管理、顧客管理、売上管理等に利用するデータを即時に収集する端末装置である。
【0003】
これら従来のECR装置やPOS端末装置では、取引処理に関わる設定値やレシート印字処理に関わる設定値等を変更する設定モードが設けられており、その設定方法は取扱説明書を見ながら設定値を決め、設定モードでその設定値を入力するといった方法で行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のECR装置やPOS端末装置に備えられた設定モードにあっては、例えば、レシートの印字フォーマットの背景パターン(取引データの背景として印字する図柄やポップ等)を選択する場合は、まず、設定モードで取扱説明書に記載されている背景パターンの内容を示すコードを指定して入力し、次いで、REGモードに切り替えて指定した背景パターンの登録処理を行うという、2段階の操作を繰り返し行って最終的に1つの背景パターンを決定するようになっていたため、設定操作が煩雑であるという問題があった。
【0005】
また、設定した背景パターンを含むレシートの実際の印字イメージが設定段階では確認することができないため、予想した印字イメージと異なるような場合は再度煩雑な設定操作が必要となり、設定操作を一層煩雑にしている。
【0006】
本発明の課題は、設定モードにおいて全背景パターンの印字サンプルを印字し、その印字サンプルに割り付けた番号を入力することにより背景パターンの設定を完了して、設定操作を簡単かつ容易にすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、印字形式として複数の背景パターンを識別データと対応付けて記憶するとともに、取引処理及び/又は領収書に関わるダミーデータと操作ガイダンスに係るレシートガイダンスデータとを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されたレシートガイダンスデータに基づいた操作ガイダンスの印字と、前記記憶手段に記憶された取引処理及び/又は領収書に関わるダミーデータに基づいてレシート用紙に印字するサンプルレシート又はサンプル領収書に各背景印字パターンと識別データとを対応付けて前記複数の背景パターンの全てのサンプル印字とをレシート用紙に行う印字手段と、この印字手段により印字されたサンプル印字の識別データを任意に指定する指定手段と、売上データの処理に伴うデータ印字に際して、前記指定手段により指定された識別データに対応する背景印字パターンを前記記憶手段から読み出して設定して、前記印字手段によるレシート用紙への当該データ印字を制御する印字制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
したがって、印字形式の設定に際して、印字サンプルを確認しながら識別データを指定するだけで所望の印字形式を指定することができ、印字形式の設定操作を容易かつ確実に行うことができ、ユーザーの作業負担を軽減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1〜図8は、本発明のデータ印字装置を適用したECRの一実施の形態を示す図である。
【0011】
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態におけるECR1の要部構成を示すブロック図である。この図1において、ECR1は、CPU2、入力装置3、RAM4、ドロア5、表示装置6、印刷装置7、記憶装置8、及び記憶媒体9により構成されており、記憶媒体9を除く各部はバス10により接続されている。
【0012】
CPU(Central Processing Unit )2は、記憶媒体9に格納されている各種制御プログラムに従ってRAM4との間で各種データの授受を行いながら各種動作に必要な数値を演算処理し、この演算処理に基づいてECR1内の各部を制御するための各種制御信号を出力する。
【0013】
また、CPU2は、レシートに印字する背景パターンを設定するため後述する背景パターン設定処理(図3参照)を実行し、背景パターン設定に関わるコードが入力されると、この入力コードからレシート種別(レシートか領収書か)を判別し、レシートの場合はRAM4内のレシートガイダンスデータメモリ4dからレシートガイダンスデータを読み出して印刷装置7によりレシートガイダンスを印字し、続いてRAM4内の背景パターンデータメモリ4cから背景パターンデータと、レシートサンプルデータメモリ4eからレシートサンプルデータと、を順次読み出して合成して全背景パターンについてレシートサンプルを印刷装置7により順次印刷する。
【0014】
また、CPU2は、入力コードが領収書の場合はRAM4内の背景パターンデータメモリ4cから背景パターンデータと、領収書ガイダンスデータメモリ4fから領収書ガイダンスデータと、領収書サンプルデータメモリ4gから領収書サンプルデータと、を順次読み出して合成して全背景パターンについてレシートを利用した領収書サンプルを印刷装置7により順次印刷する。
【0015】
そして、CPU2は、印刷したレシートサンプル、あるいは領収書サンプルに割り付けた設定値が入力されると、その背景パターンの設定確認レシートを印刷装置7により印刷し、変更指示の有無を確認した後、指定された背景パターンNo.を設定ファイルに設定してRAM4内の設定ファィルメモリ4bに記憶する。
【0016】
さらに、CPU2は、後述する登録処理(図7参照)を実行し、売上データが入力されると、売上データ更新処理を行って、その売上データが一取引の最初か否かを判別し、一取引の最初である場合は、RAM4内の設定ファイルメモリ4bに設定されている背景パターンNo.を参照して、RAM4内の背景パターンデータメモリ4cから該当する背景パターンを読み出して、一取引の最初の売上データ印字行に対応する最初の背景パターン部分を合成し、一取引の最初の売上データでない場合は次の売上データ印字行部分に対応する次の背景パターンを合成し、その合成データをレシートに印字する。また、CPU2は、締め入力が行われると、締め処理を行って、その締めデータ印字行部分に対応する次の背景パターンを合成し、その合成データをレシートに印字する。
【0017】
入力装置3は、図示しないがモードキー、クラークキー、テンキー、ファンクションキー等を備え、ユーザーによる各キー操作に応じた各種キー入力信号をCPU2に出力する。
【0018】
RAM(Random Access Memory)4は、図2に示すように、売上データメモリ4aと、設定ファイルメモリ4bと、背景パターンデータメモリ4cと、レシートガイダンスデータメモリ4dと、レシートサンプルデータメモリ4eと、領収書ガイダンスデータメモリ4fと、領収書サンプルデータメモリ4gと、ワークメモリ4hと、をメモリエリアとして有している。
【0019】
売上データメモリ4aは、売上処理において入力される売上データを記憶する。設定ファィルメモリ4bは、上記背景パターン設定処理に際して決定される背景パターンNo.を設定した設定ファイルを記憶する。背景パターンデータメモリ4cは、レシートの背景として印字する複数の背景パターンデータを記憶する。レシートガイダンスデータメモリ4dは、上記背景パターン設定処理に際して背景パターンを含むレシートサンプルを順次印字する際に、先頭部分やレシートとレシートの間に設定するガイダンス印字領域に印字するガイダンスデータ(操作ガイダンス、パターンNo.、入力値)を記憶する。
【0020】
レシートサンプルデータメモリ4eは、上記背景パターン設定処理に際して背景パターンを含むレシートサンプルを順次印字する際に、そのレシートサンプル上に印字される取引処理に関わるダミーデータ(商品データ、売上データ、締めデータ等)を記憶する。
【0021】
領収書ガイダンスデータメモリ4fは、上記背景パターン設定処理に際して背景パターンを含む領収書サンプルを順次印字する際に、先頭部分や領収書と領収書の間に設定するガイダンス印字領域に印字するガイダンスデータ(操作ガイダンス、パターンNo.、入力値)を記憶する。
【0022】
領収書サンプルデータメモリ4gは、上記背景パターン設定処理に際して背景パターンを含む領収書サンプルを順次印字する際に、その領収書サンプル上に印字される領収書に関わるダミーデータを記憶する。
【0023】
ワークメモリ4eは、CPU2により各種処理が実行される際に処理中のプログラムや処理中の各種データが一時的に記憶されるメモリエリアである。
【0024】
ドロア5は、現金を収納し、入力装置3において”現金/預かり金キー”等が操作された際に開放される。表示装置6は、液晶ディスプレイ等から構成され、CPU2、入力装置3及びRAM4から入力される演算結果、各種データ、売上データ、設定データ等を表示する。
【0025】
印刷装置7は、例えば、セグメント単位のサーマル素子がライン状に配列された印字ヘッド部とレシート用紙及びジャーナル用紙がセットされる搬送部とにより構成され、CPU2から所定の時間間隔で1ライン毎に入力される取引きデータをレシート用紙及びジャーナル用紙に印字するとともに、CPU2から所定の時間間隔で1ライン毎に入力される背景パターンが合成されたサンプルレシートとサンプル領収書をレシート用紙に印字する。
【0026】
記憶装置8は、プログラムやデータ等か予め記憶されている記憶媒体9を有しており、この記憶媒体9は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体9は記憶装置8に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記憶媒体9には上記取引処理プログラム、背景パターン設定処理プログラム、登録処理プログラム、及び取引処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0027】
また、この記憶媒体9に記憶するプログラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体に記憶されているプログラム、データを通信回線を介して使用する構成にしてもよい。
【0028】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、本実施の形態のCPU2により実行される背景パターン設定処理について図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0029】
まず、CPU2は、入力装置3においてモード切替え操作が行われると設定モードか否かを確認し(ステップS1)、設定モードではなく(ステップS1:N)、通常のレジモードあるいはX(点検)/Z(精算)モードに切り替えられた場合は、それぞれ対応する処理を実行して(ステップS13)、本処理を終了する。
【0030】
また、CPU2は、設定モードに切り替えられると(ステップS1:Y)、背景パターンの設定を指示する該当コードが入力されたか否かを確認する(ステップS2)。該当コードが入力されなければ(ステップS2:N)、CPU2は、通常のプログラム処理を実行して(ステップS14)、本処理を終了する。該当コードが入力されれば(ステップS2:Y)、CPU2は、背景パターンの設定対象のレシート種別がレシートを選択されたか領収書を選択されたかを判別する(ステップS3)。
【0031】
レシートが選択された場合(ステップS3:Y)、CPU2は、RAM4内のレシートガイダンスデータメモリ4dからレシートガイダンスデータ(操作ガイダンス)を読み出して印刷装置7によりサンプルレシートの先頭部分に印字させる(ステップS4)。このレシートガイダンスの印字例を図4に示す。図4に示すように、サンプルレシートの先頭部分には、「レシート背景印字の設定を行います。 以下のパターンの中から1つ選び、数値(0〜4)を入力し、<現金>キーを押して下さい。」というガイダンスが印字されている。
【0032】
また、領収書が選択された場合(ステップS3:N)、CPU2は、RAM4内の領収書ガイダンスデータメモリ4fから領収書ガイダンスデータ(操作ガイダンス)を読み出して印刷装置7によりサンプル領収書レシートの先頭部分に印字させる(ステップS5)。この領収書ガイダンスの印字例を図6に示す。図6に示すように、サンプル領収書レシートの先頭部分には、「領収書背景印字の設定を行います。 以下のパターンの中から1つ選び、数値(0〜1)を入力し、<現金>キーを押して下さい。」というガイダンスが印字されている。
【0033】
次いで、CPU2は、サンプルレシートの場合はRAM4内の背景パターンデータメモリ4cから1つの背景パターンデータと、レシートサンプルデータメモリ4eからレシートサンプルデータと、を順次読み出して合成してサンプルレシートを印刷装置7によりレシート用紙に印刷発行させる(ステップS6)。
【0034】
また、CPU2は、領収書の場合はRAM4内の背景パターンデータメモリ4cから1つの背景パターンデータと、領収書ガイダンスデータメモリ4fから領収書ガイダンスデータと、領収書サンプルデータメモリ4gから領収書サンプルデータと、を順次読み出して合成してサンプル領収書レシートを印刷装置7によりレシート用紙に印刷発行させる(ステップS6)。
【0035】
そして、CPU2は、全背景パターンについてサンプルレシートあるいはサンプル領収書レシートを印刷発行したか否かを判別する(ステップS7)。すなわち、本実施の形態では、RAM4内の背景パターンデータメモリ4cに記憶されたレシート用の背景パターンはパターンNo.0〜4の5パターン記憶され、領収書用の背景パターンはパターンNo.0,1の2パターン記憶されているものとするが、ともにパターンNo.0は「背景パターン無し」である。
【0036】
したがって、サンプルレシートがパターンNo.0で発行される場合、図4に示すように、背景パターンは印刷されない(サンプル領収書レシートもパターンNo.0の場合、同様に背景パターンは印刷されない)。続いて、図4、図5に示すように、パターンNo.1〜4についてそれぞれ背景パターンを合成したサンプルレシートが発行され、パターンNo.1について背景パターンを合成したサンプル領収書レシートが発行される(図6参照)。
【0037】
また、各サンプルレシートと各サンプル領収書レシートの各先頭部分には、背景パターンNo.と入力値(背景パターンを設定する値)が操作ガイダンスとして印字されーている。この入力値は背景パターン毎に予め割り付けられて設定されている。
【0038】
以上のサンプル印刷処理により、CPU2は、全背景パターンについてサンプルレシートあるいはサンプル領収書レシートの発行終了を確認すると(ステップS7:Y)、サンプルレシートあるいはサンプル領収書レシートの各線頭部分に印刷した入力値の入力を確認し、その入力された入力値が正しいか否か判別する(ステップS8)。入力された入力値が正しいと判別すると(ステップS8:Y)、CPU2は、その設定値を確認するための確認レシートを、印刷装置7によりサンプルレシートあるいはサンプル領収書レシートの後に印刷発行させる(ステップS9)。この設定確認レシートの印刷例を図5と図6に示す。
【0039】
次いで、CPU2は、設定確認レシートに示した設定結果について変更指示が入力されるか、確定指示が入力されるかを確認し(ステップS10、S11)、変更指示が入力された場合は(ステップS10:Y)、ステップS8に戻って、再度設定値を入力させる。また、変更指示が入力されず(ステップS10:N)、確定指示が入力された場合は(ステップS11:Y)、その設定内容である背景パターンNo.をRAM4内の設定ファイルメモリ4bに記憶して(ステップS12)、本処理を終了する。
【0040】
次に、本実施の形態のCPU2により実行される登録処理について図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0041】
CPU2は、入力装置3のモードキーが登録モードに切り替えられたか否かを監視し、登録モードに切り替えられると図7の登録処理を開始する。図7において、CPU2は、まず、売上データが入力されたか否かを判別する(ステップS21)。売上データが入力されると(ステップS21:Y)、CPU2は売上データ更新処理を行って(ステップS22)、その売上データが一取引の最初か否かを判別する(ステップS23)。
【0042】
その売上データが一取引の最初である場合(ステップS23:Y)、CPU2は、RAM4内の設定ファイルメモリ4bに設定されている背景パターンNo.を参照して、RAM4内の背景パターンデータメモリ4cから該当する背景パターンを読み出してワークメモリ4hに展開し(ステップS24)、一取引の最初の売上データ印字行に対応する図8に示す最初の背景パターン部分を合成し(ステップS25)、その合成データを印刷装置7によりレシート用紙に印字させて(ステップS30)、本処理を終了する。また、入力された売上データが一取引の最初の売上データでない場合(ステップS23:N)、CPU2は、次の売上データ印字行部分に対応する次の背景パターンを合成し(ステップS26)、その合成データを印刷装置7によりレシート用紙に印字させて(ステップS30)、本処理を終了する。
【0043】
また、CPU2は、売上データが入力されない場合(ステップS21:N)、締め入力が行われたか否かを判別する(ステップS27)。締め入力が行われると(ステップS27:Y)、締め処理を行って(ステップS28)、その締めデータ印字行部分に対応する次の背景パターンを合成し(ステップS29)、その合成データを印刷装置7によりレシート用紙に印字させて(ステップS30)、本処理を終了する。
【0044】
さらに、CPU2は、締め入力も行われない場合(ステップS27:N)、その他の入力指示であるため、その入力指示に応じた他の処理を行って(ステップS31)、本処理を終了する。
【0045】
以上のように、本実施の形態のECR1では、レシートに印字する背景パターンを登録設定する際には、背景パターン設定処理により予め記憶された全背景パターンについてサンプルレシートあるいはサンプル領収書レシートがレシート用紙に印字され、各サンプルレシートと各サンプル領収書レシートには操作ガイダンスとして背景パターンの設定入力方法(入力値)まで印字されるため、ユーザーは印字サンプルを見て実際の印字イメージを確認しながら操作ガイダンスに従って所望の背景パターンを設定することができる。
【0046】
したがって、背景パターンの設定に際して煩雑な設定操作を繰り返し行う必要がなくなり、背景パターンの設定操作を容易かつ確実に行うことができ、ユーザーの作業負担を軽減することができる。
【0047】
なお、上記実施の形態では、レシート用紙の印刷をECR1に内蔵される印刷装置7により行う場合を示したが、外部に接続される印刷装置(伝票プリンタ、シリアルプリンタ)で行うようにしてもよい。
【0048】
また、上記実施の形態では、レシート用紙に印字する複数の背景パターンを設定する場合を示したが、背景パターン以外に印字データの配置、印字データの種類、印字データのサイズ等を設定した複数の印字フォームを設定することも可能である。
【0049】
さらに、上記実施の形態では、本発明をECRに適用した場合を説明したが、同様に取引処理を行うPOS端末装置等に対しても本発明は適用可能である。
【0050】
【発明の効果】
請求項1記載の発明のデータ印字装置、及び請求項2記載の発明の記憶媒体によれば、印字形式の設定に際して、印字サンプルを確認しながら識別データを指定するだけで所望の印字形式を指定することができ、印字形式の設定操作を容易かつ確実に行うことができ、ユーザーの作業負担を軽減することができる。
【0051】
しかも、請求項1及び2記載の発明によれば、レシートに印字する背景印字パターンの設定に際して、レシートの印字サンプルを確認しながら識別データを指定するだけで所望の背景印字パターンを指定することができ、背景印字パターンの設定操作を容易かつ確実に行うことができ、ユーザーの作業負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態におけるECR1の要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1のRAM4内のメモリ構成を示す図である。
【図3】図1のCPU2により実行される背景パターン設定処理を示すフローチャートである。
【図4】図3の背景パターン設定処理に際してサンプル印字される背景パターン設定レシートの一部を示す図である。
【図5】図4に続く背景パターン設定レシートの一部を示す図である。
【図6】図3の背景パターン設定処理に際してサンプル印字される領収書設定レシートの一例を示す図である。
【図7】図1のCPU2により実行される登録処理を示すフローチャートである。
【図8】図7の登録処理に際してレシート用紙に合成印字される背景パターンの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ECR
2 CPU
3 入力装置
4 RAM
4a 売上データメモリ
4b 設定ファイルメモリ
4c 背景パターンデータメモリ
4d レシートガイダンスデータメモリ
4e レシートサンプルデータメモリ
4f 領収書ガイダンスデータメモリ
4g 領収書サンプルデータメモリ
4h ワークメモリ
5 ドロア
6 表示装置
7 印刷装置
8 記憶装置
9 記憶媒体
10 バス
Claims (2)
- 印字形式として複数の背景パターンを識別データと対応付けて記憶するとともに、取引処理及び/又は領収書に関わるダミーデータと操作ガイダンスに係るレシートガイダンスデータとを記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶されたレシートガイダンスデータに基づいた操作ガイダンスの印字と、前記記憶手段に記憶された取引処理及び/又は領収書に関わるダミーデータに基づいてレシート用紙に印字するサンプルレシート又はサンプル領収書に各背景印字パターンと識別データとを対応付けて前記複数の背景パターンの全てのサンプル印字とをレシート用紙に行う印字手段と、
この印字手段により印字されたサンプル印字の識別データを任意に指定する指定手段と、
売上データの処理に伴うデータ印字に際して、前記指定手段により指定された識別データに対応する背景印字パターンを前記記憶手段から読み出して設定して、前記印字手段によるレシート用紙への当該データ印字を制御する印字制御手段と、
を備えたことを特徴とするデータ印字装置。 - レシート用紙へデータを印字するためのコンピュータに
印字形式として複数の背景パターンを識別データと対応付けて記憶するとともに、取引処理及び/又は領収書に関わるダミーデータと操作ガイダンスに係るレシートガイダンスデータとを記憶する記憶手段、
この記憶手段に記憶されたレシートガイダンスデータに基づいた操作ガイダンスの印字と、前記記憶手段に記憶された取引処理及び/又は領収書に関わるダミーデータに基づいてレシート用紙に印字するサンプルレシート又はサンプル領収書に各背景印字パターンと識別データとを対応付けて前記複数の背景パターンの全てのサンプル印字とをレシート用紙に行う印字手段、
この印字手段により印字されたサンプル印字の識別データを任意に指定する指定手段、
売上データの処理に伴うデータ印字に際して、前記指定手段により指定された識別データに対応する背景印字パターンを前記記憶手段から読み出して設定して、前記印字手段によるレシート用紙への当該データ印字を制御する印字制御手段、
として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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JP28975698A Expired - Lifetime JP3911873B2 (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | データ印字装置及び記憶媒体 |
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Country | Link |
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