JP2000123256A - データ印刷装置及び記憶媒体 - Google Patents

データ印刷装置及び記憶媒体

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JP2000123256A
JP2000123256A JP29102498A JP29102498A JP2000123256A JP 2000123256 A JP2000123256 A JP 2000123256A JP 29102498 A JP29102498 A JP 29102498A JP 29102498 A JP29102498 A JP 29102498A JP 2000123256 A JP2000123256 A JP 2000123256A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、横書き領収書用の印字フォ
ントを予め用意しておき、必要最低限の印字文字のみ9
0゜反転と並び替えを行って、領収書発行処理の処理効
率を改善して処理負担を軽減することである。 【解決手段】 CPU2は、横書き領収書に印字する
「“領”“収”“書”“様”」の反転キャラクタをRA
M4内のフォントメモリ4eから読み出して領収書印
字用ワークエリア4cにセットし、取引金額と対応する
反転キャラクタもフォントメモリ4eから検索し、検
索した取引金額、「¥,−」の各反転キャラクタを領収
書印字用ワークエリア4c内の領収書イメージ上にセッ
トし、背景パターンデータが選択されていれば、その背
景パターンデータをメモリパック5から読み出して領収
書印字用ワークエリア4c内の領収書イメージ上にセッ
トして、印刷装置8により縦書きレシート用紙に横書き
領収書を印刷させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ印刷装置に
係り、詳細には、レシートや領収書を印刷するデータ印
刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ECR(電子式キャッシュレジスタ)お
よびPOS(Point Of Scales System)端末装置は、入
力された売上データを出力し、その売上データを累計
(登録)し、登録された売上金額や売上個数、売上回数
等を出力する点検、精算を行う装置であり、また、百貨
店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどの
売り場に設置し、商品管理、顧客管理、売上管理等に利
用するデータを即時に収集する端末装置である。
【0003】これら従来のECR装置やPOS端末装置
では、レシート用紙を利用して横書き領収書を印刷する
領収書発行機能を備えられたものがある。この領収書発
行機能では、レシート用紙に印字すべき文字を90゜回
転させ、更に文字の並びを縦書きに並べたり、レシート
用紙に印字するグラフィックデータを90゜反転処理し
て印字する方法が利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のECR装置やPOS端末装置に搭載された領
収書発行機能あっては、レシート用紙に印字すべき文字
やグラフィックデータの全てを90゜反転させてかつ並
び替えをさせていたため、領収書発行処理の処理効率が
悪く処理負担も大きくなるという問題があった。
【0005】本発明の課題は、横書き領収書用の印字フ
ォントを予め用意しておき、領収書発行処理の処理効率
を改善して処理負担を軽減することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
縦長のレシートを印刷する印刷手段により横長の領収書
を印刷するデータ印刷装置であって、印刷対象の入力デ
ータを縦に配置した状態の印刷用データを記憶する記憶
手段と、前記領収書印刷時に入力データを前記記憶手段
に記憶された印刷用データに置き換えて縦に配置するデ
ータ配置手段と、このデータ配置手段により配置された
印刷用データを前記印刷手段により横長の領収書を印刷
する印刷制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】この請求項1記載の発明によれば、縦長の
レシートを印刷する印刷手段により横長の領収書を印刷
するデータ印刷装置であって、印刷対象の入力データを
縦に配置した状態の印刷用データを記憶手段に記憶し、
データ配置手段が、前記領収書印刷時に入力データを前
記記憶手段に記憶された印刷用データに置き換えて縦に
配置すると、印刷制御手段が、このデータ配置手段によ
り配置された印刷用データを前記印刷手段により横長の
領収書を印刷する。
【0008】したがって、縦長のレシートを印刷する印
刷手段により横長の領収書を印刷する際に、印刷用デー
タを90゜回転させて並べ替える処理負担を軽減するこ
とができ、領収書印刷時の処理速度の向上を図ることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1〜図11は、本発明のデ
ータ印刷装置を適用したECRの一実施の形態を示す図
である。
【0010】まず、構成を説明する。図1は、本実施の
形態におけるECR1の要部構成を示すブロック図であ
る。この図1において、ECR1は、CPU2、入力装
置3、RAM4、メモリパック5、ドロア6、表示装置
7、印刷装置8、記憶装置9、及び記憶媒体10により
構成されており、記憶媒体10を除く各部はバス11に
より接続されている。
【0011】CPU(Central Processing Unit )2
は、記憶媒体9に格納されている各種制御プログラムに
従ってRAM4との間で各種データの授受を行いながら
各種動作に必要な数値を演算処理し、この演算処理に基
づいてECR1内の各部を制御するための各種制御信号
を出力する。
【0012】また、CPU2は、取引処理(図3、図4
参照)中に入力装置3における入力内容を解析し、取引
後に領収書釦が押されると、領収書No.と取引金額を
RAM4内の領収書印字用ワークエリア4cに展開する
領収書イメージ上にセットし、メモリパック5内に店名
グラフィックロゴデータ、領収書グラフィックロゴデー
タ、あるいはレシートグラフィックロゴデータがセット
されいることを確認すると、これら各グラフィックロゴ
データをメモリパック5から読み出すとともに、その他
の固定キャラクタデータを、RAM4内の領収書その他
固定データメモリ4gから読み出して領収書印字用ワー
クエリア4c内の領収書イメージ上にセットして90゜
反転処理を実行し、さらに、その他グラフィックデータ
をRAM4内の領収書その他グラフィックデータメモリ
4fから読み出して領収書印字用ワークエリア4c内の
領収書イメージ上にセットする。
【0013】そして、CPU2は、横書き領収書に印字
する「“領”“収”“書”“様”」の反転キャラクタを
RAM4内のフォントメモリ4eから読み出して領収
書印字用ワークエリア4cにセットし、取引金額と対応
する反転キャラクタもフォントメモリ4eから検索
し、検索した取引金額、「¥,−」の各反転キャラクタ
を領収書印字用ワークエリア4c内の領収書イメージ上
にセットし、背景パターンデータが選択されていれば、
その背景パターンデータをメモリパック5から読み出し
て領収書印字用ワークエリア4c内の領収書イメージ上
にセットして、印刷装置8により縦書きレシート用紙に
横書き領収書を印刷させる。
【0014】また、CPU2は、メモリパック5内に各
グラフィックロゴデータがセットされていなければ、領
収書テキストロゴデータ、あるいはレシートテキストロ
ゴデータを領収書印字用ワークエリア4cにセットす
る。
【0015】また、CPU2は、取引処理において入力
内容が領収書釦以外の登録入力や締め入力の場合は、そ
の登録入力や締め入力に応じた一連の処理(図5参照)
を実行するが、締め処理においてレシート発行処理を行
った後に、後述する次のレシート用ヘッダデータの印字
処理(図6参照を)実行する。
【0016】この次のレシート用ヘッダデータの印字処
理に際して、CPU2は、メモリパック5内に店名グラ
フィックロゴデータがセットされていることを確認する
と、グラフィックロゴデータをメモリパック5から読み
出すとともに、住所、日付、時刻の各ヘッダデータをR
AM4内の該当メモリ4i〜4kから読み出してRAM
4内のワークメモリ4oに展開するレシートイメージ上
にセットして、印刷装置8によりレシート用紙のヘッダ
部分に印刷させる。
【0017】入力装置3は、図示しないがモードキー、
クラークキー、テンキー、ファンクションキー、領収書
釦等を備え、ユーザーによる各キー操作に応じた各種キ
ー入力信号をCPU2に出力する。
【0018】RAM(Random Access Memory)4は、図
2(a)に示すように、領収書印刷用にレシートロゴ
(テキスト)メモリ4aと、領収書ロゴ(テキスト)メ
モリ4bと、領収書印字用ワークエリア4cと、フォン
トメモリ4dと、フォントメモリ4eと、領収書そ
の他グラフィックデータメモリ4fと、領収書その他固
定データメモリ4gと、領収書背景1データメモリ4h
と、日付メモリ4iと、住所メモリ4jと、時刻メモリ
4kと、一連No.メモリ4lと、取引金額(小計)メ
モリ4mと、を有するとともに、取引処理用に商品ファ
イルメモリ4nと、ワークメモリ4oと、を有してい
る。
【0019】レシートロゴ(テキスト)メモリ4aは、
レシート発行に際してレシート用紙に印字する店名等の
レシート用テキストロゴデータを記憶する。領収書ロゴ
(テキスト)メモリ4bは、領収書印刷に際してレシー
ト用紙に印字する領収書用テキストロゴデータを記憶す
る。領収書印字用ワークエリア4cは、領収書イメージ
エリアと領収書印字用ワークエリアを記憶し、CPU2
により領収書印刷処理が実行される際に合成対象の領収
書用グラフィックロゴデータや領収書用テキストロゴデ
ータ等が展開される。
【0020】フォントメモリ4dは、レシート発行に
際してレシート用紙に印字するレシート用縦書きフォン
トデータを記憶する。フォントメモリ4eは、領収書
印刷に際してレシート用紙に印字する領収書用横書きフ
ォントデータ(90゜反転フォントデータ)を記憶す
る。領収書その他グラフィックデータメモリ4fは、領
収書印刷に際してレシート用紙に固定的に印字する店名
等の固有のグラフィックロゴデータを除くグラフィック
データを記憶する。なお、フォントメモリ4d及びフ
ォントメモリ4eは、図2(c)のようなメモリ構成
となっており、フォントメモリ4dは全角でカナ、数
字、アルファベット、漢字等を記憶し、フォントメモリ
4eは全角及び倍角を含みかつ90゜反転させた所定
文字(領収書発行時に必要となる最低限の文字)を記憶
する。
【0021】領収書その他固定データメモリ4gは、領
収書印刷に際してレシート用紙に固定的に印字するキャ
ラクタデータを記憶する。領収書背景1データメモリ4
hは、領収書印刷に際してレシート用紙に印字する背景
1データを記憶する。日付メモリ44iは、レシート発
行に際してレシート用紙に印字する日付データを記憶
し、取引処理時の日付により更新される。住所メモリ4
jは、レシート発行に際してレシート用紙に印字する住
所データを記憶する。時刻メモリ4kは、レシート発行
に際してレシート用紙に印字する時刻データを記憶し、
取引処理毎に時刻タイマの計時時刻を参照して更新され
る。
【0022】一連No.メモリ4lは、領収書印刷に際
してレシート用紙に印字する連番のNo.データを記憶
し、領収書を印刷する毎に「+1」ずつ更新される。取
引金額(小計)メモリ4mは、取引処理に際して入力さ
れる取引金額(小計)データを記憶し、取引処理毎に更
新される。商品ファイルメモリ4nは、取引処理に際し
て入力される商品データを記憶し、取引処理毎に更新さ
れる。ワークメモリ4oは、CPU2により各種処理が
実行される際に処理中のプログラムや処理中の各種デー
タが一時的に記憶されるメモリエリアである。
【0023】なお、レシートロゴ(テキスト)メモリ4
a、領収書ロゴ(テキスト)メモリ4b、領収書その他
グラフィックデータメモリ4f、領収書その他固定デー
タメモリ4g、及び領収書背景1データメモリ4hの各
記憶内容は、任意に変更可能である。
【0024】メモリパック5は、ECR1に着脱可能に
搭載されており、図2(b)に示すように、領収書背景
2データメモリ5aと、レシートロゴ(グラフィック)
データメモリ5bと、領収書ロゴ(グラフィック)デー
タメモリ5cと、を有している。
【0025】領収書背景2データメモリ5aは、領収書
印刷に際してレシート用紙に印字する背景2データを記
憶する。レシートロゴ(グラフィック)データメモリ5
bは、レシート発行に際してレシート用紙に印字する店
名等のレシート用グラフィックロゴデータを記憶する。
領収書ロゴ(グラフィック)データメモリ5cは、領収
書印刷に際してレシート用紙に印字する店名等の領収書
用グラフィックロゴデータを記憶する。
【0026】このメモリパック5を交換することによ
り、ユーザーに応じて背景2データ、レシート用グラフ
ィックロゴデータ、及び領収書用グラフィックロゴデー
タを変更することが可能である。
【0027】なお、領収書背景2データメモリ5a、レ
シートロゴ(グラフィック)データメモリ5b、及び領
収書ロゴ(グラフィック)データメモリ5cの各記憶内
容は、任意に変更可能である。
【0028】ドロア6は、現金を収納し、入力装置3に
おいて”現金/預かり金キー”等が操作された際に開放
される。表示装置7は、液晶ディスプレイ等から構成さ
れ、CPU2、入力装置3及びRAM4から入力される
演算結果、各種データ、売上データ、設定データ等を表
示する。
【0029】印刷装置8は、例えば、セグメント単位の
サーマル素子がライン状に配列された印字ヘッド部とレ
シート用紙及びジャーナル用紙がセットされる搬送部と
により構成され、CPU2から所定の時間間隔で1ライ
ン毎に入力される取引きデータをレシート用紙及びジャ
ーナル用紙に印字するとともに、CPU2から所定の時
間間隔で1ライン毎に入力される各種領収書データや背
景パターンが合成された横書き領収書をレシート用紙に
印字する。
【0030】記憶装置9は、プログラムやデータ等か予
め記憶されている記憶媒体10を有しており、この記憶
媒体10は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メ
モリで構成されている。この記憶媒体10は記憶装置9
に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するも
のであり、この記憶媒体10には上記取引処理プログラ
ム、その他処理プログラム、次のレシート用ヘッダデー
タの印字処理プログラム、及び取引処理プログラムで処
理されたデータ等を記憶する。
【0031】また、この記憶媒体10に記憶するプログ
ラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の
機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通
信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体
を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体に記憶されてい
るプログラム、データを通信回線を介して使用する構成
にしてもよい。
【0032】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、本実施の形態のCPU2により実行される取引処理
について図3、図4に示すフローチャートに基づいて説
明する。
【0033】まず、CPU2は、入力装置3における入
力内容を解析し(ステップS1)、その解析結果が領収
書釦の入力であるか否かを判別する(ステップS2)。
領収書釦の入力でない場合(ステップS2:N)、CP
U2は、その他の入力内容に応じたその他の取引処理に
移行する(ステップS3)。このその他処理については
後で詳述する。
【0034】また、領収書釦の入力である場合(ステッ
プS2:Y)、CPU2は、その入力タイミングが取引
終了後か否かを判別する(ステップS4)。入力タイミ
ングが取引終了後でなければ(ステップS4:N)、C
PU2はエラー処理を行って(ステップS5)、本処理
を終了する。入力タイミングが取引終了後であれば(ス
テップS4:Y)、CPU2は、前回の取引処理におい
て更新された日付データ、一連No.データ、取引金額
データをRAM4内の日付データメモリ4i、時刻デー
タメモリ4k、一連No.データメモリ4lから読み出
して、領収書印字用ワークエリア4cにセットし(ステ
ップS6)。その前回の一連No.に+1を加算する
(ステップS7)。
【0035】次いで、CPU2は、メモリパック5内の
領収書ロゴ(グラフィック)データメモリ5cに店名グ
ラフィックロゴデータが記憶されているか否かを確認す
る(ステップS8)。店名グラフィックロゴデータが記
憶されていれば(ステップS8:Y)、CPU2は領収
書専用ロゴデータが領収書ロゴ(グラフィック)データ
メモリ5cに記憶されているか否かを確認する(ステッ
プS9)。領収書専用ロゴデータが領収書ロゴ(グラフ
ィック)データメモリ5cに記憶されていなければ(ス
テップS9:N)、CPU2はメモリパック5内のレシ
ートロゴ(グラフィック)データメモリ5bからレシー
トグラフィックロゴデータを読み出してRAM4内の領
収書印字用ワークエリア4cにセットする(ステップS
10)。領収書専用ロゴデータが領収書ロゴ(グラフィ
ック)データメモリ5cに記憶されていれば(ステップ
S9:Y)、CPU2はその領収書専用ロゴデータを読
み出してRAM4内の領収書印字用ワークエリア4cに
セットする(ステップS11)。
【0036】また、CPU2は、ステップS8において
店名グラフィックロゴデータが記憶されていない場合、
領収書専用テキストロゴデータがRAM4内の領収書ロ
ゴ(テキスト)データメモリ4bに記憶されているか否
かを確認する(ステップS12)。領収書専用テキスト
ロゴデータが記憶されていなければ(ステップS12:
N)、RAM4内のレシートロゴ(テキスト)データメ
モリ4aからレシートテキストロゴデータを読み出して
領収書印字用ワークエリア4cにセットする(ステップ
S13)。領収書専用テキストロゴデータが記憶されて
いれば(ステップS12:Y)、CPU2は、その領収
書専用テキストロゴデータを読み出して領収書印字用ワ
ークエリア4cにセットする(ステップS14)。
【0037】そして、CPU2は、RAM4内の領収書
その他固定データメモリ4gからその他の固定キャラク
タデータを読み出して、領収書印字用ワークエリア4c
内の領収書イメージ上にセットして(ステップS1
5)、90゜反転処理を実行する(ステップS16)。
さらに、CPU2は、RAM4内の領収書その他グラフ
ィックデータメモリ4fからその他グラフィックデータ
を読み出して領収書印字用ワークエリア4c内の領収書
イメージ上にセットする(ステップS17)。
【0038】そして、CPU2は、横書き領収書に印字
する「“領”“収”“書”“様”」の90゜反転キャラ
クタをRAM4内のフォントメモリ4eから読み出し
て領収書印字用ワークエリア4cにセットする(ステッ
プS18)。さらに、CPU2は、取引金額と対応する
反転キャラクタをフォントメモリ4eから検索し(ス
テップS19)、検索した取引金額、「¥,−」の各反
転キャラクタを領収書印字用ワークエリア4c内の領収
書イメージ上にセットする(ステップS20)。
【0039】次いで、CPU2は、横書き領収書に印字
する背景パターンが選択されているか否かを、RAM4
内及びメモリパック5内の記憶内容を検索して判別する
(ステップS21)。すなわち、RAM4内とメモリパ
ック5内に記憶された領収背景nデータの「n」に設定
されるパターンNo.に基づいて背景パターン選択の有
無を判別し、本実施の形態ではパターンNo.0〜2を
設定可能とし、「0:背景無し,1:格子パターン,
2:図柄パターン」とする。
【0040】CPU2は、RAM4内とメモリパック5
内に記憶された領収背景nデータの背景パターンNo.
の設定に基づいて、背景パターンが選択されていないと
判別すれば(ステップS21:N)、ステップS6〜ス
テップS20までの処理で領収書印字用ワークエリア4
c内の領収書イメージ上にセットした各種グラフィック
ロゴデータ、テキストロゴデータ、反転キャラクタデー
タにより印刷装置8からレシート用紙に横書き領収書を
印刷させて(ステップS25)、本処理を終了する。
【0041】また、背景パターンNo.の設定に基づい
て、CPU2は、背景パターンが選択されていると判別
すれば(ステップS21:Y)、その背景パターンN
o.は「1」か否かを、RAM4内とメモリパック5内
に記憶された領収背景nデータに基づいて判別する(ス
テップS22)。本実施の形態では、メモリパック5内
の領収書背景2データメモリ5aを確認した場合は、領
収書背景2データを領収書印字用ワークエリア4cにセ
ットし(ステップS23)、RAM4内の領収書背景1
データメモリ4hを確認した場合は、領収書背景1デー
タを領収書印字用ワークエリア4cにセットする(ステ
ップS24)。そして、CPU2は、ステップS6〜ス
テップS24までの処理で領収書印字用ワークエリア4
c内の領収書イメージ上にセットした各種グラフィック
ロゴデータ、テキストロゴデータ、反転キャラクタデー
タ、領収書背景データにより印刷装置8からレシート用
紙に横書き領収書を印刷させて(ステップS25)、本
処理を終了する。
【0042】以上の取引処理において実行された横書き
領収書印刷処理によりレシート用紙に印刷された横書き
領収書の例を図7〜図10に示して説明する。
【0043】図7に示す領収書は、店名印刷部分に領収
書グラフィックロゴデータが印刷された例を示してい
る。図8に示す領収書は、領収書グラフィックロゴデー
タ以外で領収書に印刷されたその他の構成要素として、
その他のグラフィックデータと、その他の固定キャラク
タの例を示している。
【0044】また、図9(a)に示す領収書は、背景パ
ターンNo.0で背景パターンが選択されずに背景パタ
ーン無しの状態で印刷された例を示している。同図
(b)の領収書は、背景パターンNo.1が選択されて
格子の背景パターンが合成された状態で印刷された例を
示している。さらに、図10に示す領収書は、背景パタ
ーンNo.2が選択されて図柄の背景パターンが合成さ
れた状態で印刷された例を示している。
【0045】これら図7〜図10に示した各横書き領収
書内で、RAM4内のフォントメモリ4eから読み出
された90゜反転キャラクタに相当する印字部分は、
「領収書」、「様」、「¥12,345,678−」で
ある。その他の固定キャラクタである「(但し と
して 正に領収致しました)」と「◇印刷面を内側
に折って保管してください◇」の各部分は90゜反転処
理されて印字されている。
【0046】また、CPU2は、ステップS2において
領収書釦の入力でない場合、その他の入力内容に応じた
その他の取引処理に移行する(ステップS3)。このそ
の他処理について図5に示すフローチャートに基づいて
説明する。
【0047】図3において、CPU2は、まず、入力装
置3からの入力内容が取引金額の登録入力か否かを判別
する(ステップS31)。取引金額の登録入力であれば
(ステップS31:Y)、CPU2は、その取引金額の
登録入力が一取引の最初の入力か否かを判別する(ステ
ップS32)。その取引金額データが一取引の最初であ
る場合(ステップS32:Y)、CPU2は、RAM4
内の取引金額(小計)データメモリ4mに前回の取引処
理で記憶された取引金額データをクリアする(ステップ
S33)。
【0048】また、その取引金額データが一取引の最初
でない場合(ステップS32:N)、あるいは、取引金
額データをクリアした後、CPU2は、ステップS34
に移行してRAM4内の商品ファイルメモリ4nに記憶
された商品データを更新する。次いで、CPU2は、更
新した商品データを印刷装置8によりレシート用紙に印
字し(ステップS35)、入力された取引金額データで
RAM4内の取引金額(小計)データメモリ4mを更新
して(ステップS36)、本処理を終了する。
【0049】また、CPU2は、ステップS31におい
て取引金額の登録入力でなければ、締め入力か否かを判
別する(ステップS37)。締め入力でなければ(ステ
ップS37:N)、その他の入力に従って別の処理を行
って(ステップS41)、本処理を終了する。
【0050】また、締め入力であれば(ステップS3
7:Y)、CPU2は締め処理を行って(ステップS3
8)、印刷装置8によりレシート発行処理を行って(ス
テップS39)、次のレシート用ヘッダデータの印字処
理を行う(ステップS40)。
【0051】この次のレシート用ヘッダデータの印字処
理について図6に示すフローチャートに基づいて説明す
る。
【0052】図6において、CPU2は、まず、メモリ
パック5内の領収書ロゴ(グラフィック)データメモリ
5cに店名グラフィックロゴデータがセットされている
か否かを確認する(ステップS51)。店名グラフィッ
クロゴデータがセットされていなければ(ステップS5
1:N)、CPU2は、メモリパック5内のレシートロ
ゴ(テキスト)データメモリ5bからレシートテキスト
ロゴデータを読み出してRAM4内のワークメモリ4o
に展開するレシートイメージ上にセットし(ステップS
52)、店名グラフィックロゴデータがセットされてい
れば(ステップS51:Y)、店名グラフィックロゴデ
ータを読み出してRAM4内のワークメモリ4oに展開
するレシートイメージ上にセットする(ステップS5
3)。
【0053】次いで、CPU2は、住所、日付、時刻の
各ヘッダデータをRAM4内の該当メモリ4i〜4kか
ら読み出してRAM4内のワークメモリ4oに展開する
レシートイメージ上に更にセットして(ステップS5
4)、レシートテキストロゴデータあるいは店名グラフ
ィックロゴデータと住所、日付、時刻の各ヘッダデータ
を印刷装置8によりレシート用紙のヘッダ部分に印刷さ
せて(ステップS55)、本処理を終了する。
【0054】この次のレシート用ヘッダデータ印字の具
体例を図11に示す。図11(a)は横書き領収書の印
刷例を示しており、同図(b)は前回の取引処理の締め
処理終了後にヘッダ部分が印字されたレシートの印刷例
を示している。この各印刷例の場合は、テキストロゴデ
ータ印字部分が領収書とレシートで共通利用されている
が、店名グラフィックロゴデータがセットされている場
合は、テキストロゴデータ部分には、店名グラフィック
ロゴデータが共通利用される。
【0055】以上のように、本実施の形態のECR1で
は、入力装置3に領収書釦を備え、取引処理中に領収書
釦が操作されると領収書発行処理を行って、RAM4内
やメモリパック5内に予め記憶された領収書用グラフィ
ックロゴデータ、領収書用テキストロゴデータ、固定キ
ャラクタデータ、レシート用グラフィックロゴデータ、
レシート用テキストロゴデータ、及びRAM4内のフォ
ントメモリ4eに予め記憶した反転キャラクタデータ
(「領収書」、「様」、「金額データ」、「¥−」)等
を利用して横書き領収書を印刷するようにしたため、固
定的に90゜反転された反転キャラクタを利用して90
゜反転処理すべきフォントデータを少なくすることがで
き、横書き領収書を発行する際のCPU2の処理負担を
軽減でき、処理速度の向上を図ることができる。
【0056】また、上記実施の形態では、領収書用グラ
フィックロゴデータ、領収書用テキストロゴデータ、レ
シート用グラフィックロゴデータ、レシート用テキスト
ロゴデータを別々に記憶して任意に変更可能にしたた
め、領収書とレシートの印字内容をユーザの要求に応じ
て柔軟に対応することができる。
【0057】また、上記実施の形態では、領収書背景デ
ータも任意に選択変更可能としたため、高品位な領収書
を発行することができる。
【0058】さらに、上記実施の形態では、領収書背景
データ、領収書用グラフィックロゴデータ、及びレシー
ト用グラフィックロゴデータを着脱可能なメモリパック
5に記憶するようにしたため、このメモリパック5の記
憶内容をユーザーに応じてカスタマイズを行っている間
は、RAM4内の記憶内容を利用して領収書発行処理や
レシート発行処理を行い、カスタマイズされたメモリパ
ック5を新たに装着することにより、領収書やレシート
に印字する領収書背景データ、領収書用グラフィックロ
ゴデータ、及びレシート用グラフィックロゴデータを、
ユーザーの要求に応じて簡便に変更することができる。
【0059】なお、上記実施の形態では、本発明をEC
Rに適用した場合を説明したが、同様に取引処理を行う
POS端末装置等に対しても本発明は適用可能である。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明のデータ印刷装置及
び、請求項7記載の発明の記憶媒体によれば、縦長のレ
シートを印刷する印刷手段により横長の領収書を印刷す
る際に、印刷用データを90゜回転させて並べ替える処
理負担を軽減することができ、領収書印刷時の処理速度
の向上を図ることができる。
【0061】請求項2記載の発明のデータ印刷装置によ
れば、縦長のレシートを印刷する印刷手段により横長の
領収書を印刷する際に印刷用データを90゜回転させて
並べ替える処理負担を必要最小限に抑えることができ
る。
【0062】請求項3記載の発明のデータ印刷装置によ
れば、ユーザーの要求に応じて発行店名ロゴデータをグ
ラフィックデータとテキストデータを適宜選択して領収
書を印刷することができる。
【0063】請求項4記載の発明のデータ印刷装置によ
れば、領収書用とレシート用のグラフィックロゴデータ
とテキストロゴデータとを自由に設定させることがで
き、領収書とレシートの印刷内容を自由に変更すること
ができる。
【0064】請求項5記載の発明のデータ印刷装置によ
れば、領収書背景データも任意に選択変することがで
き、高品位な領収書を発行することができる。
【0065】請求項6記載の発明のデータ印刷装置によ
れば、領収書やレシートに印字する領収書背景データ、
発行店名のグラフィックロゴデータ、テキストロゴデー
タ、及びレシート用グラフィックロゴデータを、ユーザ
ーの要求に応じて簡便に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ印刷装置を適用した一実施の形
態におけるECR1の要部構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のRAM4内のメモリ構成(同図(a))
と、図1のメモリパック5内のメモリ構成(同図
(b))と、フォントメモリ、のメモリ構成(同図
(c))と、を示す図である。
【図3】図1のCPU2により実行される領収書発行処
理を含む取引処理の一部を示すフローチャートである。
【図4】図3に続く取引処理の一部を示すフローチャー
トである。
【図5】図3の取引処理中に実行されるその他処理を示
すフローチャートである。
【図6】図5のその他処理中に実行される次のレシート
用ヘッダデータ印字処理を示すフローチャートである。
【図7】図3、図4の取引処理に際して領収書グラフィ
ックロゴを印字して印刷された横書き領収書の一例を示
す図である。
【図8】図3、図4の取引処理に際して印刷される横書
き領収書の構成要素を示す図である。
【図9】図3、図4の取引処理に際して印刷された横書
き領収書として背景パターン無しの例(同図(a))
と、背景パターン1の例(同図(b))を示す図であ
る。
【図10】図3、図4の取引処理に際して印刷された横
書き領収書として背景パターン2の例を示す図である。
【図11】図6の次のレシート用ヘッダデータ印字処理
に際して、同図(a)に示す横書き領収書のテキストロ
ゴデータを共通利用して、同図(b)に示すレシートの
ヘッダデータを印刷した例を示す図である。
【符号の説明】
1 ECR 2 CPU 3 入力装置 4 RAM 4a レシートロゴ(テキスト)メモリ 4b 領収書ロゴ(テキスト)メモリ 4c 領収書印字用ワークエリア 4d フォントメモリ 4e フォントメモリ 4f 領収書その他グラフィックデータメモリ 4g 領収書その他固定データメモリ 4h 領収書背景1データメモリ 4i 日付メモリ 4j 住所メモリ 4k 時刻メモリ 4l 一連No.メモリ 4m 取引金額(小計)メモリ 4n 商品ファイルメモリ 4o ワークメモリ 5 メモリパック 5a 領収書背景2データメモリ 5b レシートロゴ(グラフィック)データメモリ 5c 領収書ロゴ(グラフィック)データメモリ 6 ドロア 7 表示装置 8 印刷装置 9 記憶装置 10 記憶媒体 11 バス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦長のレシートを印刷する印刷手段により
    横長の領収書を印刷するデータ印刷装置であって、 印刷対象の入力データを縦に配置した状態の印刷用デー
    タを記憶する記憶手段と、 前記領収書印刷時に入力データを前記記憶手段に記憶さ
    れた印刷用データに置き換えて縦に配置するデータ配置
    手段と、 このデータ配置手段により配置された印刷用データを前
    記印刷手段により横長の領収書を印刷する印刷制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするデータ印刷装置。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、前記縦に配置した状態の
    印刷用データとして、前記領収書印刷時に常時必要とす
    る所定の入力データに対応する印刷用データを記憶し、 前記データ配置手段は、前記領収書印刷時に前記所定の
    入力データを前記記憶手段に記憶された印刷用データに
    置き換えて縦に配置するとともに、他の入力データを回
    転して縦に配置するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載のデータ印刷装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段は、前記領収書に印字する発
    行店名のグラフィックデータとテキストデータとを更に
    記憶し、 前記データ配置手段は、前記領収書印刷時に前記記憶手
    段に記憶された発行店名のグラフィックデータあるいは
    テキストデータを必要に応じて配置するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のデータ印刷装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段は、前記発行店名のグラフィ
    ックデータとテキストデータとを、前記レシート印刷時
    にレシート用ロゴデータとして兼用して記憶し、あるい
    はレシート用ロゴデータとして別に発行店名のグラフィ
    ックデータとテキストデータとを記憶するための記憶領
    域を有しことを特徴とする請求項3記載のデータ印刷装
    置。
  5. 【請求項5】前記記憶手段は、前記領収書に印字する複
    数の領収書用背景データを識別データと対応付けて更に
    記憶し、 前記印字制御手段は、前記記憶手段に記憶された識別デ
    ータを任意に選択し、前記領収書印刷時に選択した識別
    データに対応する領収書用背景データを前記記憶手段か
    ら読み出して当該領収書の背景に印刷するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ印刷装置。
  6. 【請求項6】前記発行店名のグラフィックデータとテキ
    ストデータ、前記レシート用ロゴデータ、及び前記領収
    書用背景データを着脱可能な記憶手段に記憶したことを
    特徴とする請求項3から5記載のデータ印刷装置。
  7. 【請求項7】縦長のレシートを印刷する印刷手段により
    横長の領収書を印刷するためのコンピュータが実行可能
    なプログラムを格納した記憶媒体であって、 印刷対象の入力データを縦に配置した状態の印刷用デー
    タを記憶手段に記憶せるためのコンピュータが実行可能
    なプログラムコードと、 前記領収書印刷時に入力データを前記記憶手段に記憶さ
    れた印刷用データに置き換えて縦に配置せるためのコン
    ピュータが実行可能なプログラムコードと、 この配置された印刷用データを前記印刷手段により横長
    の領収書を印刷せるためのコンピュータが実行可能なプ
    ログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100373320C (zh) * 2003-06-11 2008-03-05 蛇口广华电子技术有限公司 收款机打印数据格式自动提取方法
JP2021082366A (ja) * 2021-03-05 2021-05-27 東芝テック株式会社 販売データ処理装置およびプログラム

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CN100373320C (zh) * 2003-06-11 2008-03-05 蛇口广华电子技术有限公司 收款机打印数据格式自动提取方法
JP2021082366A (ja) * 2021-03-05 2021-05-27 東芝テック株式会社 販売データ処理装置およびプログラム
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