JP3557652B2 - 光学式回転検出器の回転ディスク固定方法 - Google Patents

光学式回転検出器の回転ディスク固定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、光学式回転検出器の回転ディスクを回転軸に固定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光学式回転検出器の回転ディスクは、例えば図7に示すように、回転軸1にボス部11とボス部11に垂直な円板状のフランジ部12を形成してある。回転ディスク2は中空円板状のガラス板からなり、回転ディスク2の中心に設けた軸穴21をボス部11に通し、軸穴21とボス部11との間、および回転ディスク2とフランジ部12との間に接着剤Sを塗布して、回転ディスク2と回転軸1とを固定している。
また、図8に示すように、フランジ部12に回転ディスク2を当て、その回転ディスク2に鉄板からなる中空円板状の押さえ板3を当て、さらにOリングなどの弾性部材4を保持部材5と共に押さえ板3に当て、回転軸1に設けたねじ部13に噛み合うナット6によって保持部材5、押さえ板3、弾性部材4と共に回転ディスク2をフランジ部12に押しつけて、固定する方法が開示されている(例えば、特開平1−167615号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記前者の従来技術では、接着剤が硬化するまでの位置決め固定治具が必要であるという欠点があった。また、接着剤の接着強度を大きくするためには、脱脂工程や接着剤の硬化剤の調合工程等の作業に熟練が必要とするとともに、接着剤の硬化時間が長く、作業工程に待ち時間が出て作業工程が複雑になるという欠点があった。
また、上記後者の従来技術では、部品点数が多く、ねじ等の加工工数の多い部品が多いため、コスト高になるという問題があった。さらに、回転ディスクに直接鉄板の押さえ板を当てるようにしてあるため、ねじによって押さえ板を回転ディスクに押し当てた時に、押し付ける力が大き過ぎると、ガラス製の回転ディスク2が破損する恐れがあった。
本発明は、コストの低い、品質の安定した光学式回転検出器の回転ディスク固定方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明は、円筒状のボス部と前記ボス部の軸方向に対して垂直な面を備えたフランジ部とを回転軸に設け、中空円板状の回転ディスクを前記ボス部に嵌合すると共に前記フランジ部に密着させて前記回転軸と前記回転ディスクを固定する光学式回転検出器の回転ディスク固定方法において、
前記ボス部との間に隙間を開けて前記回転ディスクを嵌合させ、前記フランジ部に前記回転ディスクを密着させた後、前記回転ディスクに前記フランジ部とほぼ同じ径の弾性体からなる中空円板状のシートを密着させ、前記シートに中空円板状の押さえ板を当て、前記回転軸の端面をカシメることにより、前記押さえ板とともに前記シートを前記回転ディスクに押し付け、前記回転ディスクと前記ボス部との間の隙間に前記シートの弾性変形部分を食い込ませて、前記回転軸と前記回転ディスクを固定するものである。
【0005】
【作用】
上記手段により、回転ディスクに弾性体からなるシート当て、その上から回転軸の端面をカシメることにより押さえ板をシートに押し付け、シートを弾性変形させて回転ディスクと回転軸との間および押さえ板の切欠き部または貫通穴に食い込ませるので、回転軸、回転ディスク、シート、および押さえ板が強固に固定される。
【0006】
【実施例】
以下、本発明を図に示す実施例について説明する。
図1は本発明の実施例を示す側断面図である。
図において、1は中空状の回転軸、11はボス部、12はボス部11に垂直な円板状のフランジ部、14はフランジ部12に設けた真空吸着のための空気穴でリング状の溝15に連通している。2は中空円板状の回転ディスクで、内径はボス部11に隙間を開けて嵌合するようにしてある。7は軟質ゴム等の弾性材からなる中空円板状のシート、8は中空円板状の押さえ板である。
押さえ板8は、図2(a)〜(d)に示すように、内周に切欠き部81を設けるか、裏表に貫通する貫通穴82を設けてある。なお、切欠き部81と貫通穴82の形状はこれに限るものではない。
ここで、回転ディスク2を回転軸1に固定する方法について説明する。
まず、図3に示すように、上面に回転軸1を位置決めする位置決めピン91と回転軸1の端面を受ける保持面92と、フランジ部12を受ける保持面93とを備えた保持治具9を備える。保持面92には回転軸1のフランジ部12に設けた空気穴14に通じる通気穴94を設け、図示しない真空ポンプにより通気穴94を真空にするようにしてある。
【0007】
次に、保持治具9の上に回転軸1を載せて、位置決めピン91によって回転軸1を位置決めする。
次に、回転ディスク2を回転軸1のフランジ部12の上に載せて位置決めし、真空ポンプにより通気穴94とともにフランジ部12の空気穴14を真空にして、回転ディスク2をフランジ部12に吸着し、回転ディスク2とフランジ部12を密着させて仮固定する。このとき、ボス部11と回転ディスク2の内周との間には、僅かな隙間が形成される。
次に、図4に示すように、シート7を回転ディスク2の上に載せる。更に、押さえ板8を載せる。
次に、図5に示すように、回転軸1の端面16の外径より僅かに小さい内径を有するポンチ10を、回転軸1の端面16に当てて、図示しないプレスにより押し付け、端面15を変形させてカシメ部17を形成し、押さえ板8をシート7と共に回転ディスク2に押し付け、シート7を回転ディスク2と押さえ板8とに密着させる。
この状態で、シート7は弾性変形して薄くなると共に、回転ディスク2とボス部11との間の隙間および押さえ板8の切欠き部81または貫通穴82の中に食い込み、回転ディスク2と回転軸1はシート7および押さえ板8と共に強固に一体に固定される。
なお、回転ディスク2の保護のため、回転ディスク2とフランジ部12との直接接触を避けたい場合は、図6に示すように、回転ディスク2とフランジ部12との間にシート7’を挿入してもよい。この時、シート7’にはフランジ部12に設けた空気穴14と通じる貫通穴71を設けておく。
また、上記実施例では、回転ディスク2とボス部11との間に隙間を設ける場合について説明したが、ほとんど隙間をなくして、回転ディスク2とシート7との接触面の摩擦力によって回転ディスク2と回転軸1とを一体に固定することもできる。
【0008】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、回転ディスクに弾性体からなるシート当て、その上から回転軸の端面をカシメることにより押さえ板によりシートを押し付けて弾性変形させ、回転軸と回転ディスクを固定するので、部品点数が少なく、接着剤を使用する時のように多くの作業時間がかかることがなく、コストの低い、品質の安定した回転ディスクの固定方法を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側断面図である。
【図2】本発明の実施例の押さえ板を示す平面図である。
【図3】本発明の実施例の加工途中の状態を示す側断面図である。
【図4】本発明の実施例の加工途中の状態を示す側断面図である。
【図5】本発明の実施例の加工途中の状態を示す側断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す側断面図である。
【図7】従来例を示す側断面図である。
【図8】他の従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸、11 ボス部、12 フランジ部、14 空気穴、15 溝、
16 端面、17 カシメ部、2 回転ディスク、7、7’シート、8 押さえ板、9 保持治具、91 位置決めピン、92、93 保持面、94 通気穴、10 ポンチ

Claims (4)

  1. 円筒状のボス部と前記ボス部の軸方向に対して垂直な面を備えたフランジ部とを回転軸に設け、中空円板状の回転ディスクを前記ボス部に嵌合すると共に前記フランジ部に密着させて前記回転軸と前記回転ディスクを固定する光学式回転検出器の回転ディスク固定方法において、
    前記ボス部との間に隙間を開けて前記回転ディスクを嵌合させ、
    前記フランジ部に前記回転ディスクを密着させた後、前記回転ディスクに前記フランジ部とほぼ同じ径の弾性体からなる中空円板状のシートを密着させ、
    前記シートに中空円板状の押さえ板を当て、前記回転軸の端面をカシメることにより、前記押さえ板とともに前記シートを前記回転ディスクに押し付け、前記回転ディスクと前記ボス部との間の隙間に前記シートの弾性変形部分を食い込ませて、前記回転軸と前記回転ディスクを固定することを特徴とする光学式回転検出器の回転ディスク固定方法。
  2. 前記押さえ板の内周に切欠き部または前記押さえ板の表裏に貫通する貫通穴を設けて、前記シートの弾性変形部分を前記貫通穴に食い込ませたことを特徴とする請求項1に記載の光学式回転検出器の回転ディスク固定方法。
  3. 前記フランジ部と前記回転ディスクとの接触面を真空状態にして、前記回転ディスクを前記フランジ部に密着させる請求項1または2に記載の光学式回転検出器の回転ディスク固定方法。
  4. 前記フランジ部と前記回転ディスクとの間に弾性体からなるシートを挿入した請求項1からまでのいずれか1項に記載の光学式回転検出器の回転ディスク固定方法。
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