JPH08223837A - 回転電機の円筒状永久磁石付回転子 - Google Patents

回転電機の円筒状永久磁石付回転子

Info

Publication number
JPH08223837A
JPH08223837A JP7042386A JP4238695A JPH08223837A JP H08223837 A JPH08223837 A JP H08223837A JP 7042386 A JP7042386 A JP 7042386A JP 4238695 A JP4238695 A JP 4238695A JP H08223837 A JPH08223837 A JP H08223837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
shaft
spacer
cylindrical permanent
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7042386A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Tokiwa
信行 常盤
Takaaki Okada
隆明 岡田
Shinichiro Kitada
眞一郎 北田
Yasutake Ishikawa
泰毅 石川
Masahiko Tawara
雅彦 田原
Hiyoshi Yamada
日吉 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Fuji Electric Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Fuji Electric Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd, Fuji Electric Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP7042386A priority Critical patent/JPH08223837A/ja
Publication of JPH08223837A publication Critical patent/JPH08223837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】円筒状永久磁石を取り付けた回転子を有する回
転電機の温度上昇を制限することなく、永久磁石を保持
してトルクを伝達する。 【構成】軸3の一方の端部に固定された非磁性の一方の
間座4aと、軸3の他方の端部に軸方向に移動可能に支
持された非磁性の他方の間座4bと、他方の間座4bに
結合され軸3の外周に隙間を保って配置された円筒状永
久磁石1と、他方の間座4bの軸方向端面に当てられた
環状のさらばね5と、軸3に刻まれたねじと係合してさ
らばね5を締め付けるリングナット6とから構成し、円
筒状永久磁石1の一方の端部を一方の間座4aに対し押
圧して円筒状永久磁石1を支持してトルクを伝達し、か
つ軸3の熱膨張を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転電機の軸に円筒
状永久磁石を取り付けた回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車の駆動電動機として円筒状永
久磁石付回転子を備えた回転電機が用いられている。図
11は従来の円筒状永久磁石付回転子の縦断面図であ
る。従来の円筒状永久磁石付回転子を備えた回転電機
は、円筒状永久磁石1とこの磁石を保持する軸3を接着
材2で接着させていた。これは、磁石材質の切り欠き感
度が高く、トルク伝達に一般的に用いられているキー溝
のようなエッジを加工することができないために接着剤
を用いることによる。軸3の熱膨張係数は、円筒状永久
磁石1の熱膨張係数より大きいので、運転時の温度上昇
により軸3の伸びは円筒状永久磁石1の伸びより大きく
なり、永久磁石1に内側から押し拡げる力が作用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】円筒状永久磁石1を備
えた回転電機の円筒状永久磁石を支持する構造物が膨張
して円筒状永久磁石に過大な力が加われば、円筒状永久
磁石が破損する恐れがある。また、接着剤の強度が低下
し、トルクを伝達することができないことも考えられ
る。それを防止するため運転中の回転電機内の温度上昇
を抑制する必要がある。回転電機は、同一出力を発生す
るためには温度上昇を大きくした方が体格を小さくする
ことができるので、温度上昇を低くすることは、体格が
大きくなり不経済である。
【0004】この発明は、軸に円筒状永久磁石を取り付
けた回転子を有する回転電機において、温度上昇を制限
することなく、永久磁石を保持してトルクを伝達する円
筒状永久磁石付回転子を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】軸に円筒状永久磁石を有
する回転子と、この回転子の周りに対向する固定子とを
備えた回転電機において、前記軸の一方の端部に固定さ
れた非磁性鋼からなる一方の間座と、前記軸の他方の端
部に軸方向に移動可能に支持された非磁性鋼からなる他
方の間座と、この他方の間座に結合され前記軸の外周に
隙間を保って配置された円筒状永久磁石と、前記他方の
間座の軸方向端面に当てられた環状のさらばねと、軸に
刻まれたねじと係合して前記さらばねを締め付けるリン
グナットとから構成し、前記円筒状永久磁石の一方の端
部を前記一方の間座に対し押圧して前記円筒状永久磁石
を支持することによって、上記目的を達成する。
【0006】また、軸に円筒状永久磁石を有する回転子
と、この回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転
電機において、前記軸の一方の端部に固定された非磁性
鋼からなる一方の間座と、前記軸の他方の端部に軸方向
に移動可能に支持された非磁性鋼からなる他方の間座
と、この他方の間座に結合され前記軸の外周に隙間を保
って配置された円筒状永久磁石と、前記他方の間座の端
面円周上に配置され、さらばねを挟んで前記他方の間座
を前記軸に締め付ける複数のボルトとから構成し、前記
円筒状永久磁石の一方の端部を前記一方の間座に対し押
圧して前記円筒状永久磁石を支持することによって、上
記目的を達成する。
【0007】また、軸に円筒状永久磁石を有する回転子
と、この回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転
電機において、前記軸の一方の端部に固定された一方の
非磁性間座と、前記軸の他方の端部に軸方向に移動可能
に支持された非磁性鋼からなる他方の間座と、この他方
の間座に結合され前記軸の外周に隙間を保って配置され
た円筒状永久磁石と、前記他方の間座の端面円周上に配
置され、前記他方の間座を前記軸に締め付ける複数のボ
ルトとから構成し、前記円筒状永久磁石の一方の端部を
前記一方の間座に対し押圧して前記円筒状永久磁石を支
持することによって、上記目的を達成する。
【0008】また、他方の間座の内径側に放射状に刻ま
れた複数のスリットと、このスリットの相互間に配置さ
れ前記他方の間座を前記軸に締め付ける複数のボルトと
を設ければ、永久磁石を保持する上に好適である。
【0009】また、軸に円筒状永久磁石を有する回転子
と、この回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転
電機において、前記軸の一方の端部に固定され内側に突
起部を有する非磁性鋼からなる一方の間座と、前記軸の
他方の端部に軸方向に移動可能に支持され内側に突起部
を有する非磁性鋼からなる他方の間座と、前記両方の間
座の突起部と嵌め合わされる切り欠きを有し前記軸の外
周に隙間を保って配置された円筒状永久磁石と、前記他
方の間座の端面円周上に配置され前記他方の間座を前記
軸に締め付ける複数のボルトとから構成し、前記円筒状
永久磁石の一方の端部を前記間座に対し押圧して前記円
筒状永久磁石を支持することによって、上記目的を達成
する。
【0010】また、他方の間座の内径側に放射状に刻ま
れた複数のスリットと、このスリットの相互間に配置さ
れ前記他方の間座を前記軸に締め付ける複数のボルトと
を設ければ、永久磁石を保持する上に好適である。
【0011】また、軸に円筒状永久磁石を有する回転子
と、この回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転
電機において、前記軸の一方の端部に固定され内側が斜
めに形成された非磁性鋼からなる一方の間座と、前記軸
の他方の端部に軸方向に移動可能に支持され内側が前記
一方の間座の端面と平行に形成され、前記円筒状永久磁
石の他方の端部と接触する非磁性鋼からなる他方の間座
と、この他方の間座を前記軸に締め付ける複数のボルト
と、軸方向両端面を前記間座の内側と逆方向に斜めに形
成され前記軸の外周に隙間を保って配置された円筒状永
久磁石とから構成し、前記円筒状永久磁石の一方の端部
を前記一方の間座に押圧して前記円筒状永久磁石を支持
することによって、上記目的を達成する。
【0012】また、軸に円筒状永久磁石を有する回転子
と、この回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転
電機において、外径側をスプライン状に形成された軸
と、この軸と隙間を保って外径側に配置され、その内径
側を前記軸と噛み合う凹凸部を有する円筒状永久磁石
と、この円筒状永久磁石の内径側で前記軸の突起部の両
側に配置された割りピンとから構成することによって、
上記目的を達成する。
【0013】また、軸に円筒状永久磁石を有する回転子
と、この回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転
電機において、前記軸の一方の端部に固定された一方の
非磁性間座と、前記軸の他方の端部に固定された他方の
非磁性間座と、外径側に薄肉の非磁性鋼からなる円筒を
焼嵌めした円筒状永久磁石とからなり、前記円筒の軸方
向両方の端部を前記両方の間座に固定するとともに、前
記円筒状永久磁石を前記軸の外周に隙間を保って支持す
ることによって、上記目的を達成する。
【0014】さらに、軸に円筒状永久磁石を有する回転
子と、この回転子の周りに対向する固定子とを備えた回
転電機において、前記軸の一方の端部に固定された非磁
性鋼からなる一方の間座と、前記軸の他方の端部に固定
された非磁性鋼からなる他方の間座と、外径側に薄肉の
非磁性鋼からなる円筒を固定した円筒状永久磁石とから
構成し、前記円筒の軸方向両方の端部を前記両方の間座
にボルトにより固定するとともに、前記円筒状永久磁石
を前記軸の外周に隙間を保って支持することによって上
記目的を達成する。
【0015】
【作用】この発明においては、軸の一方の端部に固定さ
れた非磁性鋼からなる一方の間座と、軸の他方の端部に
軸方向に移動可能に支持された非磁性鋼からなる他方の
間座と、他方の間座に結合され軸の外周に隙間を保って
配置された円筒状永久磁石と、他方の間座の軸方向端面
に当てられた環状のさらばねと、軸に刻まれたねじと係
合してさらばねを締め付けるリングナットとから構成
し、円筒状永久磁石の一方の端部を一方の間座に対し押
圧して円筒状永久磁石を支持し、円筒状永久磁石と一方
の間座との間に摩擦力を発生させ、円筒状永久磁石のト
ルクを軸に伝達することができる。円筒状永久磁石と軸
の外周との間に隙間を保っているので、運転に伴って軸
が膨張しても円筒状永久磁石には内径側からストレスが
加わることはない。
【0016】この発明においては、軸の一方の端部に固
定された非磁性鋼からなる一方の間座と、軸の他方の端
部に軸方向に移動可能に支持された非磁性鋼からなる他
方の間座と、他方の間座に結合され軸の外周に隙間を保
って配置された円筒状永久磁石と、他方の間座の端面円
周上に配置され、さらばねを挟んで他方の間座を前記軸
に締め付ける複数のボルトとから構成し、円筒状永久磁
石の一方の端部を前記一方の間座に対し押圧して円筒状
永久磁石を支持し、円筒状永久磁石と一方の間座との間
に摩擦力を発生させ、円筒状永久磁石のトルクを軸に伝
達することができる。円筒状永久磁石と軸の外周との間
に隙間を保っているので、運転に伴って軸が膨張しても
円筒状永久磁石には内径側からストレスが加わることは
ない。
【0017】この発明においては、軸の一方の端部に固
定された非磁性鋼からなる一方の間座と、軸の他方の端
部に軸方向に移動可能に支持された非磁性鋼からなる他
方の間座と、他方の間座に結合され軸の外周に隙間を保
って配置された円筒状永久磁石と、他方の間座の端面円
周上に配置され、他方の間座を前記軸に締め付ける複数
のボルトとから構成し、円筒状永久磁石の一方の端部を
前記一方の間座に対し押圧して円筒状永久磁石を支持
し、円筒状永久磁石と一方の間座との間に摩擦力を発生
させ、円筒状永久磁石のトルクを軸に伝達することがで
きる。円筒状永久磁石と軸の外周との間に隙間を保って
いるので、運転に伴って軸が膨張しても円筒状永久磁石
には内径側からストレスが加わることはない。
【0018】また、他方の間座の内径側に放射状に刻ま
れた複数のスリットと、このスリットの相互間に配置さ
れ他方の間座を軸に締め付ける複数のボルトとを設けれ
ば、スリットの間のボルトで他方の間座を撓ませ、軸に
締め付け、円筒状永久磁石を一方の間座に押圧して摩擦
力を発生させ、円筒状永久磁石のトルクを軸に伝達する
ことができる。円筒状永久磁石と軸の外周との間に隙間
を保っているので、運転に伴って軸が膨張しても円筒状
永久磁石には内径側からストレスが加わることはない。
【0019】この発明においては、軸の一方の端部に固
定され内側に突起部を有する非磁性鋼からなる一方の間
座と、軸の他方の端部に軸方向に移動可能に支持され内
側に突起部を有する非磁性鋼からなる他方の間座と、軸
の外周に隙間を保って両方の間座の突起部と嵌め合わさ
れる切り欠きを有する円筒状永久磁石と、他方の間座の
端面円周上に配置され前記他方の間座を前記軸に締め付
ける複数のボルトとから構成し、円筒状永久磁石の切り
欠きと間座の突起部とを嵌め合わせて円筒状永久磁石を
支持し、円筒状永久磁石のトルクを軸に伝達することが
できる。円筒状永久磁石と軸の外周との間に隙間を保っ
ているので、運転に伴って軸が膨張しても円筒状永久磁
石には内径側からストレスが加わることはない。
【0020】また、他方の間座の内径側に放射状に刻ま
れた複数のスリットと、このスリットの相互間に配置さ
れ他方の間座を前記軸に締め付ける複数のボルトとを設
ければ、円筒状永久磁石の切り欠きと、間座の突起部と
を嵌め合わせ他方の間座を撓ませて円筒状永久磁石を支
持し、円筒状永久磁石のトルクを軸に伝達することがで
きる。円筒状永久磁石と軸の外周との間に隙間を保って
いるので、運転に伴って軸が膨張しても円筒状永久磁石
には内径側からストレスが加わることはない。
【0021】この発明においては、軸の一方の端部に固
定され内側が斜めに形成された非磁性鋼からなる一方の
間座と、軸の他方の端部に軸方向に移動可能に支持され
内側が一方の間座の端面と平行に形成され、円筒状永久
磁石の他方の端部と接触する非磁性鋼からなる他方の間
座と、この他方の間座を前記軸に締め付ける複数のボル
トと、軸方向両端面を間座の内側と逆方向に斜めに形成
され軸の外周に隙間を保って配置された円筒状永久磁石
とから構成し、円筒状永久磁石の斜面と一方の間座の斜
面と接触して円筒状永久磁石のトルクを軸に伝達するこ
とができる。円筒状永久磁石と軸の外周との間に隙間を
保っているので、運転に伴って軸が膨張しても円筒状永
久磁石には内径側からストレスが加わることはない。
【0022】この発明においては、スプライン状に形成
された軸の外径側に内径側がスプライン状に形成された
円筒状永久磁石を嵌め、軸の突起部の両側の両者の隙間
に割りピンを挿入して円筒状永久磁石を支持するので、
円筒状永久磁石に発生する回転力を伝達することができ
る。さらに、両者の間に隙間を保っているので、軸が膨
張しても円筒状永久磁石にストレスが加わることがな
い。
【0023】この発明においては軸の一方の端部に固定
された非磁性鋼からなる一方の間座と、軸の他方の端部
に固定された非磁性鋼からなる他方の間座と、外径側に
薄肉の非磁性鋼からなる円筒を固定した円筒状永久磁石
とから構成し、円筒状永久磁石に取り付けられた円筒を
両方の間座で支持し、円筒状永久磁石のトルクを軸に伝
達することができる。円筒状永久磁石と軸の外周との間
に隙間を保っているので、運転に伴って軸が膨張しても
円筒状永久磁石には内径側からストレスが加わることは
ない。
【0024】この発明においては、軸の一方の端部に固
定された非磁性鋼からなる一方の間座と、軸の他方の端
部に固定された非磁性鋼からなる他方の間座と、外径側
に薄肉の非磁性鋼からなる円筒を固定した円筒状永久磁
石とから構成し、円筒状永久磁石に取り付けられた円筒
をボルトで両方の間座に取り付けて支持し、円筒状永久
磁石のトルクを軸に伝達することができる。円筒状永久
磁石と軸の外周との間に隙間を保っているので、運転に
伴って軸が膨張しても円筒状永久磁石には内径側からス
トレスが加わることはない。
【0025】
【実施例】実施例1 図1はこの発明のさらばねとリングナットを備えた実施
例を示す円筒状永久磁石付回転子の縦断面図である。図
1において、図11と同じ部位は同じ符号を付してあ
る。軸3の一方の端部に焼嵌めされた非磁性鋼からなる
一方の間座4aと、軸3の他方の端部に軸方向に移動可
能に支持された非磁性鋼からなる他方の間座4bと、他
方の間座4bに結合され軸3の外周に隙間を保って配置
された円筒状永久磁石1とを設ける。この他方の間座4
bの端面にさらばねを当て軸3に刻まれたねじと係合す
るリングナット6を締め付けてさらばね5を圧縮し、円
筒状永久磁石1の一方の端面を一方の間座4aに押圧し
て円筒状永久磁石1を支持し、円筒状永久磁石1の一方
の端部と一方の間座4aとの間に摩擦力を発生させ、円
筒状永久磁石1のトルクを軸3に伝えることができる。
その際円筒状永久磁石1と軸3との間に隙間を保ってい
るので、運転に伴って軸3が膨張しても円筒状永久磁石
1にストレスが加わることはない。因みにその隙間は回
転電機の停止時において、0.3 mm程度である。
【0026】実施例2 図2(A)はこの発明のボルトとさらばねで締め付ける
実施例を示す円筒状永久磁石付回転子の縦断面図、
(B)は(A)のB方向矢視図である。軸3の一方の端
部に焼嵌めされた非磁性鋼からなる一方の間座4aと、
軸3の他方の端部に軸方向に移動可能に支持された非磁
性鋼からなる他方の間座4bと、他方の間座4bに結合
され軸3の外周に隙間を保って配置された円筒状永久磁
石1とを設ける。他方の間座4bの端面円周上に小型の
さらばね7を挟んで複数のボルト7で他方の間座4bを
軸3に締め付け、円筒状永久磁石1を支持する。円筒状
永久磁石1の一方の端面と一方の間座4aとの間に摩擦
力を発生させ、円筒状永久磁石1のトルクを軸3に伝達
できる。その際円筒状永久磁石1と軸3との間に隙間を
保っているので、運転に伴って軸3が膨張しても円筒状
永久磁石1にストレスが加わることはない。
【0027】実施例3 図3はこの発明のボルトで間座を締め付ける実施例を示
す円筒状永久磁石付回転子の縦断面図である。図3の例
は、図3の一方の端部に焼き嵌めされた非磁性鋼からな
る一方の間座4aと、軸3の他方の端部に軸方向に移動
可能に支持された薄肉の非磁性鋼からなる他方の間座4
bと、他方の間座4bに結合され軸の外周に隙間を保っ
て配置された円筒状永久磁石1とを設ける。他方の間座
4bはチタンてなどのごとく剛性が高く縦弾性率が低い
材料を用いる。他方の間座4bの端面円周上に複数のボ
ルト7で他方の間座4bを軸3に締め付けて円筒状永久
磁石1を支持する。円筒状永久磁石1の一方の端面と一
方の間座4aとの間に摩擦力を発生させ、円筒状永久磁
石1のトルクを軸3に伝達できる。その際円筒状永久磁
石1と軸3との間に隙間を保っているので、運転に伴っ
て軸3が膨張しても円筒状永久磁石1にストレスが加わ
ることはない。
【0028】実施例4 図4(A)はこの発明のスリットを有する他方の間座を
ボルトで締め付ける実施例を示す円筒状永久磁石付回転
子の縦断面図、(B)は(A)のB方向矢視図である。
図4の例は、軸3の一方の端部に焼嵌めされた非磁性鋼
からなる一方の間座4aと、軸3の他方の端部に軸方向
に移動可能に支持され放射状のスリット8を有する非磁
性鋼からなる他方の間座4bと、他方の間座4bに結合
され軸の外周に隙間を保って配置されたた円筒状永久磁
石1とを設ける。他方の間座4bのスリット8の間に複
数のボルト7で他方の間座4bを軸3に締め付けて円筒
状永久磁石1を支持する。円筒状永久磁石1の一方の端
面と一方の間座4aとの間に摩擦力を発生させ、円筒状
永久磁石1のトルクを軸3に伝達できる。その際円筒状
永久磁石1と軸3との間に隙間を保っているので、運転
に伴って軸3が膨張しても円筒状永久磁石1にストレス
が加わることはない。
【0029】実施例5 図5はこの発明の突起部を有する間座を用いた実施例を
示す円筒状永久磁石付回転子の正面図である。図5の例
は、軸の一方の端部に固定され内側に突起部10を有す
る非磁性鋼からなる一方の間座4aと、軸3の他方の端
部に軸方向に移動可能に支持され、内側に突起部を有す
る非磁性鋼からなる他方の間座4bと、間座4a,4b
の突起部10と嵌め合わされる切り欠き9を有し軸3の
外周に隙間を保って配置された円筒状永久磁石1とを設
けた。他方の間座4bの端面円周上に複数のボルト7で
他方の間座4bを軸3に締め付け円筒状永久磁石1を支
持し、円筒状永久磁石1のトルクを軸3に伝達すること
ができる。円筒状永久磁石1と軸3の外周との間に隙間
を保っているので、運転に伴って軸3が膨張しても円筒
状永久磁石1に内径側からストレスが加わることはな
い。
【0030】実施例6 図6(A)はこの発明のスリットを有する間座を用いた
実施例を示す円筒状永久磁石付回転子の正面図、(B)
は(A)のB方向矢視図である。図6の例は軸の一方の
端部に固定され内側に突起部10を有する非磁性鋼から
なる一方の間座4aと、軸の他方に端部に軸方向に移動
可能に支持され内側に突起部10を有し放射状のスリッ
ト8を備えた非磁性鋼からなる他方の間座4bと、間座
4a,4bの突起部10と嵌め合わされる切り欠き9を
有し軸3の外周に隙間を保って配置された円筒状永久磁
石1とを設けた。他方の間座4bの端面円周上に複数の
ボルト7で他方の間座4bを軸3に締め付け円筒状永久
磁石1を支持し、円筒状永久磁石1のトルクを軸3に伝
達することができる。円筒状永久磁石1と軸3の外周と
の間に隙間を保っているので、運転に伴って軸3が膨張
しても円筒状永久磁石1に内径側からストレスが加わる
ことはない。
【0031】実施例7 図7はこの発明の内側が斜めに形成された間座を有する
実施例を示す円筒状永久磁石付回転子の正面図である。
図7の例は軸3の一方の端部に焼嵌めされ内側が斜めに
形成された非磁性鋼からなる一方の間座4aと、軸3の
他方の端部に軸方向に移動可能に支持され一方の間座の
端面と平行に形成された非磁性鋼からなる他方の間座4
bと、他方の間座4bを軸1に締め付ける複数のボルト
7と、軸方向両端を間座4a,4bの内側と逆方向に斜
めに形成され、軸3の外周に隙間を保って配置された円
筒状永久磁石1とを設けた。円筒状永久磁石1の一方の
端面は一方の間座4aに対し押圧され、斜面を押す力に
より円筒状永久磁石1のトルクを軸3に伝達することが
できる。円筒状永久磁石1と軸3の外周との間に隙間を
保っているので、運転に伴って軸3が膨張しても円筒状
永久磁石1に内径側からストレスが加わることはない。
【0032】実施例8 図8(A)は外径側をスプライン状に形成された軸と内
径側に凹凸部を有する円筒状永久磁石を備えた実施例を
示す円筒状永久磁石付回転子の縦断面図で、(B)は
(A)のB方向矢視図、(C)は(B)のC部拡大図で
ある。図8の例は、軸3の外径側をスプライン状に形成
し、円筒状永久磁石1の内径側を軸3の外径側と噛み合
う凹凸部を形成し、軸3の外径側と円筒状永久磁石1の
内径側との間に隙間を保ち、軸1の突起部の両側に割り
ピン11を配置した。永久磁石1に発生するトルクは割
りピン11を介して軸3に伝達される。円筒状永久磁石
1と軸3の外周との間に隙間を保っているので、運転に
伴って軸3が膨張しても円筒状永久磁石1に内径側から
ストレスが加わることはない。
【0033】実施例9 図9は円筒状永久磁石の外径側に円筒を備えた実施例を
示す円筒状永久磁石付回転紙の縦断面図である。図9の
例は、軸3の一方の端部に固定された非磁性鋼からなる
一方の間座4aと、他方の端部に固定され非磁性鋼から
なる他方の間座4bとを設けた。円筒状永久磁石1の外
径側にチタン,ステンレス等の非磁性鋼からなる薄肉の
円筒12を焼嵌めした。さらに、円筒12の軸方向両端
を両方の間座4a,4bに焼嵌めし、円筒状永久磁石1
のトルクを間座4a,4bを介して軸3に伝達できる。
その際円筒状永久磁石1と軸3の外周との間に隙間を保
っているので、運転に伴って軸3が膨張しても円筒状永
久磁石1に内径側からストレスが加わることはない。
【0034】実施例10 図10は円筒状永久磁石の外径側に円筒を備えた他の実
施例を示す円筒状永久付回転紙の縦断面図である。図1
0の例は、軸3の一方の端部に固定された非磁性鋼から
なる一方の間座4aと、他方の端部に固定された非磁性
鋼からなる他方の間座4bとを設けた。円筒状永久磁石
1の外径側にチタン,ステンレス等の非磁性鋼からなる
薄肉の円筒12を焼嵌めした。さらに、円筒12の軸方
向両端を両方の間座4a,4bにボルト7で取り付け
た。円筒状永久磁石1のトルクを間座4a,4bを介し
て軸3に伝達できる。その際円筒状永久磁石1と軸3の
外周との間に隙間を保っているので、運転に伴って軸3
が膨張しても円筒状永久磁石1に内径側からストレスが
加わることはない。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、軸に固定された一方
の間座と軸方向に移動可能に支持され円筒状永久磁石と
結合された他方の間座との間に円筒状永久磁石を挟んで
さらばねを当て、軸に刻まれたねじと係合するリングナ
ットで他方の間座を軸に締め付けて円筒状永久磁石を支
持し、円筒状永久磁石を間座に押圧して摩擦力を発生さ
せ、円筒状永久磁石に発生するトルクを軸に伝達でき
る。その際円筒状永久磁石と軸の外周との間に隙間を保
っているので、回転に伴って軸が膨張しても熱膨張の変
位を吸収し、永久磁石には内径側からストレスが加わる
ことはない。その結果温度上昇を制限することなく体格
を小型化できる。このため回転子は、軟鉄などの安価な
材料を使用することが可能となり、従来のごとく高価な
アンバーなどを使用するものに対し大幅にコストダウン
できる。
【0036】この発明によれば、軸に固定された一方の
間座と移動可能に支持され円筒状永久磁石と結合された
他方の間座との間に円筒状永久磁石を挟み、他方の間座
の端面にさらばねを挟んで他方の間座を軸に締め付けて
円筒状永久磁石を支持し、円筒状永久磁石を間座に押圧
して摩擦力を発生させ、円筒状永久磁石に発生するトル
クを軸に伝達できる。その際円筒状永久磁石と軸の外周
との間に隙間を保っているので、回転に伴って軸が膨張
しても熱膨張の変位を吸収し、永久磁石には内径側から
ストレスが加わることはない。その結果温度上昇を制限
することなく体格を小型化できる。
【0037】この発明によれば、軸に固定された一方の
間座と軸方向に移動可能に支持され円筒状永久磁石と結
合された他方の間座との間に円筒状永久磁石を挟んで他
方の間座を軸に締め付けて円筒状永久磁石を支持し、円
筒状永久磁石を間座に押圧して摩擦力を発生させ、円筒
状永久磁石に発生するトルクを軸に伝達できる。その際
円筒状永久磁石と軸の外周との間に隙間を保っているの
で、回転に伴って軸が膨張しても熱膨張の変位を吸収
し、永久磁石には内径側からストレスが加わることはな
い。その結果温度上昇を制限することなく体格を小型化
できる。
【0038】この発明によれば、軸に固定された一方の
間座と軸方向に移動可能に支持され円筒状永久磁石と結
合されスリットを有する他方の間座との間に円筒状永久
磁石を挟んで、スリットの間のボルトで他方の間座を軸
に締め付けて円筒状永久磁石を支持し、円筒状永久磁石
を間座に押圧して摩擦力を発生させ、円筒状永久磁石に
発生するトルクを軸に伝達できる。その際円筒状永久磁
石と軸の外周との間に隙間を保っているので、回転に伴
って軸が膨張しても熱膨張の変位を吸収し、永久磁石に
は内径側からストレスが加わることはない。その結果温
度上昇を制限することなく体格を小型化できる。
【0039】この発明によれば、軸に固定され突起部を
有する一方の間座と軸方向に移動可能に支持され突起部
を有する他方の間座との間に円筒状永久磁石を挟んで、
その切り夏期を間座の突起部と嵌め合わせ、ボルトで他
方の間座を軸に締め付けて円筒状永久磁石を支持し、円
筒状永久磁石を間座に押圧して摩擦力を発生させ、円筒
状永久磁石に発生するトルクを軸に伝達できる。その際
円筒状永久磁石と軸の外周との間に隙間を保っているの
で、回転に伴って軸が膨張しても熱膨張の変位を吸収
し、永久磁石には内径側からストレスが加わることはな
い。その結果温度上昇を制限することなく体格を小型化
できる。
【0040】この発明によれば、軸に固定され突起部を
有する一方の間座と軸方向に移動可能に支持され放射状
のスリットと突起部を有する他方の間座との間に円筒状
永久磁石を挟んで、その切り欠きを間座の突起部と嵌め
合わせ、ボルトで他方の間座を軸に締め付けて円筒状永
久磁石を支持し、円筒状永久磁石を間座に押圧して摩擦
力を発生させ、円筒状永久磁石に発生するトルクを軸に
伝達できる。その際円筒状永久磁石と軸の外周との間に
隙間を保っているので、回転に伴って軸が膨張しても熱
膨張の変位を吸収し、永久磁石には内径側からストレス
が加わることはない。その結果温度上昇を制限すること
なく体格を小型化できる。
【0041】この発明によれば、軸に固定され内側が斜
めに形成された一方の間座と、軸方向に移動可能に支持
れれ内側が一方の間座と平行に形成された他方の間座と
の間に、両端を間座の逆方向に斜めに形成された円筒状
永久磁石を挟んで、ボルトで他方の間座を締め付けて円
筒状永久磁石を支持し、円筒状永久磁石を間座に押圧し
て摩擦力を発生させ、円筒状永久磁石に発生するトルク
を軸に伝達できる。その際円筒状永久磁石と軸の外周と
の間に隙間を保っているので、回転に伴って軸が膨張し
ても熱膨張の変位を吸収し、永久磁石には内径側からス
トレスが加わることはない。その結果温度上昇を制限す
ることなく体格を小型化できる。
【0042】この発明によれば、外径側をスプライン状
に形成された軸と、この軸の外径側に配置され内径側を
軸と噛み合う凹凸部を有する円筒状永久磁石との隙間に
割りピンを挟んで円筒状永久磁石を支持し、円筒状永久
磁石を間座に押圧して摩擦力を発生させ、円筒状永久磁
石に発生するトルクを軸に伝達できる。その際円筒状永
久磁石と軸の外周との間に隙間を保っているので、回転
に伴って軸が膨張しても熱膨張の変位を吸収し、永久磁
石には内径側からストレスが加わることはない。その結
果温度上昇を制限することなく体格を小型化できる。
【0043】この発明によれば、軸の両端に固定された
一方の間座と他方の間座との間に、外径側に円筒を固定
した円筒状永久磁石を挟んで、円筒の両端を両方の間座
に焼き嵌め固定して円筒状永久磁石を支持し、円筒状永
久磁石を間座に押圧して摩擦力を発生させ、円筒状永久
磁石に発生するトルクを軸に伝達できる。その際円筒状
永久磁石と軸の外周との間に隙間を保っているので、回
転に伴って軸が膨張しても熱膨張の変位を吸収し、永久
磁石には内径側からストレスが加わることはない。その
結果温度上昇を制限することなく体格を小型化できる。
【0044】この発明によれば、軸の両端に固定された
一方の間座と他方の間座との間に、外径側に円筒を固定
した円筒状永久磁石を挟んで、円筒の両端をボルトで両
方の間座に固定して円筒状永久磁石を支持し、円筒状永
久磁石を間座に押圧して摩擦力を発生させ、円筒状永久
磁石に発生するトルクを軸に伝達できる。その際円筒状
永久磁石と軸の外周との間に隙間を保っているので、回
転に伴って軸が膨張しても熱膨張の変位を吸収し、永久
磁石には内径側からストレスが加わることはない。その
結果温度上昇を制限することなく体格を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す円筒状永久磁石付回
転子の縦断面図である。
【図2】(A)はこの発明の実施例2を示す円筒状永久
磁石付回転子の縦断面図、(B)は(A)のB方向矢視
図である。
【図3】この発明の実施例3を示す円筒状永久磁石付回
転子の縦断面図である。
【図4】(A)はこの発明の実施例4を示す円筒状永久
磁石付回転子の縦断面図、(B)は(A)のB方向矢視
図である。
【図5】この発明の実施例5を示す円筒状永久磁石付回
転子の縦断面図である。
【図6】(A)はこの発明の実施例6を示す円筒状永久
磁石付回転子の正面図、(B)は(A)のB方向矢視図
である。
【図7】この発明の実施例7を示す円筒状永久磁石付回
転子の縦断面図である。
【図8】(A)はこの発明の実施例8を示す円筒状永久
磁石付回転子の縦断面図、(B)は(A)のB方向矢視
図、(C)は(B)のC部拡大図である。
【図9】この発明の実施例9を示す円筒状永久磁石付回
転子の縦断面図である。
【図10】この発明の実施例10を示す円筒状永久磁石
付回転子の縦断面図である。
【図11】従来の円筒状永久磁石付回転子の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 円筒状永久磁石 2 接着剤 3 軸 4a 一方の間座 4b 他方の間座 5 さらばね 6 リングナット 7 ボルト 8 スリット 9 切り欠き 10 突起部 11 割りピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 隆明 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 北田 眞一郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 石川 泰毅 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 田原 雅彦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 山田 日吉 愛知県岩倉市東町東市場屋敷121

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸に円筒状永久磁石を有する回転子と、こ
    の回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転電機に
    おいて、前記軸の一方の端部に固定された非磁性鋼から
    なる一方の間座と、前記軸の他方の端部に軸方向に移動
    可能に支持された非磁性鋼からなる他方の間座と、この
    他方の間座に結合され前記軸の外周に隙間を保って配置
    された円筒状永久磁石と、前記他方の間座の軸方向端面
    に当てられた環状のさらばねと、軸に刻まれたねじと係
    合して前記さらばねを締め付けるリングナットとから構
    成し、前記円筒状永久磁石の一方の端部を前記一方の間
    座に対し押圧して前記円筒状永久磁石を支持することを
    特徴とする回転電機の円筒状永久磁石付回転子。
  2. 【請求項2】軸に円筒状永久磁石を有する回転子と、こ
    の回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転電機に
    おいて、前記軸の一方の端部に固定された非磁性鋼から
    なる一方の間座と、前記軸の他方の端部に軸方向に移動
    可能に支持された非磁性鋼からなる他方の間座と、この
    他方の間座に結合され前記軸の外周に隙間を保って配置
    された円筒状永久磁石と、前記他方の間座の端面円周上
    に配置され、さらばねを挟んで前記他方の間座を前記軸
    に締め付ける複数のボルトとから構成し、前記円筒状永
    久磁石の一方の端部を前記一方の間座に対し押圧して前
    記円筒状永久磁石を支持することを特徴とする回転電機
    の円筒状永久磁石付回転子。
  3. 【請求項3】軸に円筒状永久磁石を有する回転子と、こ
    の回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転電機に
    おいて、前記軸の一方の端部に固定された一方の非磁性
    間座と、前記軸の他方の端部に軸方向に移動可能に支持
    された非磁性鋼からなる他方の間座と、この他方の間座
    に結合され前記軸の外周に隙間を保って配置された円筒
    状永久磁石と、前記他方の間座の端面円周上に配置さ
    れ、前記他方の間座を前記軸に締め付ける複数のボルト
    とから構成し、前記円筒状永久磁石の一方の端部を前記
    一方の間座に対し押圧して前記円筒状永久磁石を支持す
    ることを特徴とする回転電機の円筒状永久磁石付回転
    子。
  4. 【請求項4】請求項3記載の回転電機の円筒状永久磁石
    付回転子において、他方の間座の内径側に放射状に刻ま
    れた複数のスリットと、このスリットの相互間に配置さ
    れ前記他方の間座を前記軸に締め付ける複数のボルトと
    を設けたことを特徴とする回転電機の円筒状永久磁石付
    回転子。
  5. 【請求項5】軸に円筒状永久磁石を有する回転子と、こ
    の回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転電機に
    おいて、前記軸の一方の端部に固定され内側に突起部を
    有する非磁性鋼からなる一方の間座と、前記軸の他方の
    端部に軸方向に移動可能に支持され内側に突起部を有す
    る非磁性鋼からなる他方の間座と、前記両方の間座の突
    起部と嵌め合わされる切り欠きを有し前記軸の外周に隙
    間を保って配置された円筒状永久磁石と、前記他方の間
    座の端面円周上に配置され前記他方の間座を前記軸に締
    め付ける複数のボルトとから構成し、前記円筒状永久磁
    石の一方の端部を前記間座に対し押圧して前記円筒状永
    久磁石を支持することを特徴とする回転電機の円筒状永
    久磁石付回転子。
  6. 【請求項6】請求項5記載の回転電機の円筒状磁石付回
    転子において、他方の間座の内径側に放射状に刻まれた
    複数のスリットと、このスリットの相互間に配置され前
    記他方の間座を前記軸に締め付ける複数のボルトとを設
    けたことを特徴とする回転電機の円筒状永久磁石付回転
    子。
  7. 【請求項7】軸に円筒状永久磁石を有する回転子と、こ
    の回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転電機に
    おいて、前記軸の一方の端部に固定され内側が斜めに形
    成された非磁性鋼からなる一方の間座と、前記軸の他方
    の端部に軸方向に移動可能に支持され内側が前記一方の
    間座の端面と平行に形成され、前記円筒状永久磁石の他
    方の端部と接触する非磁性鋼からなる他方の間座と、こ
    の他方の間座を前記軸に締め付ける複数のボルトと、軸
    方向両端面を前記間座の内側と逆方向に斜めに形成され
    前記軸の外周に隙間を保って配置された円筒状永久磁石
    とから構成し、前記円筒状永久磁石の一方の端部を前記
    一方の間座に押圧して前記円筒状永久磁石を支持するこ
    とを特徴とする回転電機の円筒状永久磁石付回転子。
  8. 【請求項8】軸に円筒状永久磁石を有する回転子と、こ
    の回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転電機に
    おいて、外径側をスプライン状に形成された軸と、この
    軸と隙間を保って外径側に配置され、その内径側を前記
    軸と噛み合う凹凸部を有する円筒状永久磁石と、この円
    筒状永久磁石の内径側で前記軸の突起部の両側に配置さ
    れた割りピンとから構成することを特徴とする回転電機
    の円筒状永久磁石付回転子。
  9. 【請求項9】軸に円筒状永久磁石を有する回転子と、こ
    の回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転電機に
    おいて、前記軸の一方の端部に固定された一方の非磁性
    間座と、前記軸の他方の端部に固定された他方の非磁性
    間座と、外径側に薄肉の非磁性鋼からなる円筒を焼嵌め
    した円筒状永久磁石とから構成し、前記円筒の軸方向両
    方の端部を前記両方の間座に固定するとともに、前記円
    筒状永久磁石を前記軸の外周に隙間を保って支持するこ
    とを特徴とする回転電機の円筒状永久磁石付回転子。
  10. 【請求項10】軸に円筒状永久磁石を有する回転子と、
    この回転子の周りに対向する固定子とを備えた回転電機
    において、前記軸の一方の端部に固定された非磁性鋼か
    らなる一方の間座と、前記軸の他方の端部に固定された
    非磁性鋼からなる他方の間座と、外径側に薄肉の非磁性
    鋼からなる円筒を固定した円筒状永久磁石とからなり、
    前記円筒の軸方向両方の端部を前記両方の間座にボルト
    により固定するとともに、前記円筒状永久磁石を前記軸
    の外周に隙間を保って支持することを特徴とする回転電
    機の円筒状永久磁石付回転子。
JP7042386A 1995-02-07 1995-02-07 回転電機の円筒状永久磁石付回転子 Pending JPH08223837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7042386A JPH08223837A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 回転電機の円筒状永久磁石付回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7042386A JPH08223837A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 回転電機の円筒状永久磁石付回転子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08223837A true JPH08223837A (ja) 1996-08-30

Family

ID=12634637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7042386A Pending JPH08223837A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 回転電機の円筒状永久磁石付回転子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08223837A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004147493A (ja) * 2002-08-29 2004-05-20 Aisin Seiki Co Ltd モータ回転子の磁石固定構造
JP2008131718A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Shimadzu Corp 同期モータ
JP2010057233A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Meidensha Corp 永久磁石式回転機の回転子構造
JP2010104090A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Kayaba Ind Co Ltd リニアアクチュエータ
CN102790453A (zh) * 2012-08-09 2012-11-21 山东华力电机集团股份有限公司 环形磁钢安装装置
JP2014017910A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Hitachi Appliances Inc ポンプ装置、および、ポンプ駆動用モータ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004147493A (ja) * 2002-08-29 2004-05-20 Aisin Seiki Co Ltd モータ回転子の磁石固定構造
JP2008131718A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Shimadzu Corp 同期モータ
JP2010057233A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Meidensha Corp 永久磁石式回転機の回転子構造
JP2010104090A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Kayaba Ind Co Ltd リニアアクチュエータ
JP2014017910A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Hitachi Appliances Inc ポンプ装置、および、ポンプ駆動用モータ
CN102790453A (zh) * 2012-08-09 2012-11-21 山东华力电机集团股份有限公司 环形磁钢安装装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3695405A (en) Clutch disc
JPH08223837A (ja) 回転電機の円筒状永久磁石付回転子
JPS6246906Y2 (ja)
US4425816A (en) Structure for securing a cylinder drive gear to the end of a cylinder shaft in a printing machine
JPH06337017A (ja) 機械要素を、縦方向軸心の周りに可動な構造部材に、回転しないように結合させる装置
JP7340346B2 (ja) トルクリミッタ付きダンパ装置
JP2000050557A (ja) 超高速駆動用スロットレスモ―タ
JPH09164854A (ja) プロペラシャフトのダイナミックダンパー構造
JP3606934B2 (ja) 軸連結機構
JPH02203020A (ja) 軸受機構
GB2069660A (en) Device for securing a cylinder drive gear to a shaft
US4175406A (en) Thrust cancelling shaft coupling
US4417880A (en) Joint assembly
JPH0854016A (ja) 送り駆動装置
JP2598786Y2 (ja) クラッチ装置
JP3598635B2 (ja) 回転電機の磁石付回転子
JPH08159807A (ja) 回転ディスクの固定方法
JPS603404Y2 (ja) 電磁クラッチ・ブレ−キの簡易型空隙調整装置
JP3069316B2 (ja) 無励磁作動型電磁ブレーキ
JP3033240B2 (ja) 円板状記録媒体の固定構造
JPS5836896Y2 (ja) 電磁クラツチの空隙調整装置
JPH04168945A (ja) 回転電機
JP3557652B2 (ja) 光学式回転検出器の回転ディスク固定方法
JPH0515621Y2 (ja)
JP3514380B2 (ja) 板状部材と軸の固定構造とその固定方法