JP2598786Y2 - クラッチ装置 - Google Patents

クラッチ装置

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JP2598786Y2
JP2598786Y2 JP1992015427U JP1542792U JP2598786Y2 JP 2598786 Y2 JP2598786 Y2 JP 2598786Y2 JP 1992015427 U JP1992015427 U JP 1992015427U JP 1542792 U JP1542792 U JP 1542792U JP 2598786 Y2 JP2598786 Y2 JP 2598786Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クラッチ装置に関し、
特にクラッチカバーの外周部がフライホイールの外周面
に嵌合するクラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチ装置は、フライホイールと、こ
のフライホイールに固定されるクラッチカバー組立体
と、フライホイールとクラッチカバー組立体の間に配置
されたクラッチディスク組立体とから構成されている。
クラッチカバー組立体をフライホイールに取り付けると
き、クラッチカバーの外周部にフランジ部を設け、この
フランジ部をボルト等によりフライホイール側面に固定
している。この場合、クラッチディスク組立体の外径寸
法に比較して、クラッチカバーのフランジ部の分だけフ
ライホイール外径寸法が大きくなる。
【0003】またフライホイールの小型化を目的とし
て、実開昭50−1762号公報に示されるようなクラ
ッチカバー取り付け構造が示されている。この構造にお
いては、クラッチカバーの外周部がフライホイールの外
周面に固定されている。このため、従来構造におけるク
ラッチカバーのフランジ部が不要となり、フライホイー
ルの外径寸法をクラッチディスク組立体の外径寸法に近
づけることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記従来公報に示され
た構造では、クラッチカバー外周部をボルトによりフラ
イホイール外周面に固定している。しかし、フライホイ
ール外周面は曲面であるために、ボルトの座面が十分確
保できず、長期の使用によってはボルトが緩んだり、ま
たクラッチカバーによるせん断力が直接ボルトに作用し
て、ボルトが破断されてしまう場合がある。
【0005】本考案の目的は、ボルト取付けによる不具
合を解消し、クラッチカバー外周部をフライホイール外
周面に確実に固定することにある。
【0006】請求項1に記載のクラッチ装置は、入力部
材に連結されるフライホイールと、フライホイールの外
周面に外周部が嵌合するクラッチカバー及びフライホイ
ールに対向するプレッシャープレートを含むクラッチカ
バー組立体と、プレッシャープレートとフライホイール
との間に配置されたクラッチディスク組立体と、リング
ギアとを備えている。リングギアは、クラッチカバーの
外周部に焼き嵌めされ、クラッチカバーの外周部をフラ
イホイールの外周面との間で挟み付けることで、クラッ
チカバーの外周部をフライホイールの外周面に圧着させ
ている。請求項2に記載のクラッチ装置では、請求項1
において、クラッチカバー外周部には軸方向に延びる複
数のスリットが形成されている。
【0007】
【作用】請求項1に記載のクラッチ装置では、フライホ
イールの外周面にクラッチカバーの外周部が嵌合されて
おり、さらにこのクラッチカバーの外周面にリングギア
焼き嵌めされている。このため、フライホイールの外
周壁面におけるリングギアの固定とクラッチカバーの固
定とを同時に行うことができ、ボルト等の固定手段が不
要になる。また、クラッチカバーを確実にフライホイー
ル外周部に固定できる。請求項2に記載のクラッチ装置
では、リングギアがクラッチカバーの外周部に焼き嵌め
される際に、クラッチカバーの外周部が複数のスリット
により変形しやすい。
【0008】
【実施例】図1に本考案の一実施例が採用されたクラッ
チ装置を示す。図において、このクラッチ装置は、主と
して、フライホイール1と、クラッチカバー組立体2
と、クラッチディスク組立体3とから構成されている。
エンジン側には、クラッチ装置を取り付けるためのフレ
ックスプレート4が固定されており、クラッチ装置は、
フレックスプレート4と、トランスミッションのフロン
トハウジンク5との間に配置される。
【0009】フライホイール1は、ほぼ円環状の部材で
あり、一側面がフレックスプレート4に固定されるよう
になっている。また他側面は、クラッチディスクが圧接
される摩擦面となっている。クラッチカバー組立体2
は、クラッチカバー10と、それぞれクラッチカバー1
0内に配置されたダイヤフラムスプリング11及び円環
状のプレッシャープレート12とを有している。
【0010】クラッチカバー10は皿状に形成され、中
央部に大径の孔を有している。クラッチカバー10の外
周壁10aは軸方向に延びており、その端部はフライホ
イール1の外周面1aに嵌合している。また、このクラ
ッチカバー10の外周壁10a端部には、図3に示すよ
うに、所定の間隔で複数のスリット10bが形成されて
いる。
【0011】一方、クラッチカバー10のさらに外周部
には、リングギヤ6が焼き嵌めされている。リングギヤ
6は、その外周部にセルモータのピニオンに噛み合うギ
ヤ部6aを有している。また、クラッチカバー10の外
周壁10a及びフライホイール1の外周面1aのそれぞ
れには、クラッチカバー10を軸方向で位置決めするた
めの孔10c,1cが形成されており、これらの孔10
c,1cにそれぞれ廻り止め用のピン20が挿入されて
いる。
【0012】ダイヤフラムスプリング11は、クラッチ
カバー10と同心に配置された円板状の部材であり、半
径方向のほぼ中間部がワイヤリング13等を介してクラ
ッチカバー10に支持されている。また、その外周端部
がプレッシャープレート12の複数の突出部12bに当
接し、プレッシャープレート12をフライホイール1側
に弾性的に押圧している。ダイヤフラムスプリング11
の内周端はレリーズ装置14に当接しており、この内周
端をエンジン側(図示左方)に押すことにより、クラッ
チディスク組立体3の連結が解除されるようになってい
る。
【0013】クラッチディスク組立体3は摩擦材3aを
有しており、この摩擦材3aをフライホイール1の押圧
面1aとプレッシャープレート12の押圧面12aとの
間に挟んでクラッチの連結を行う。次に本クラッチ装置
の組立順序を説明する。まず、クラッチカバー10にダ
イヤフラムスプリング11及びプレッシャープレート1
2等を組み込み、クラッチカバー組立体2を組み立て
る。また、クラッチディスク組立体3を組み立てる。そ
して、クラッチカバー組立体2内にクラッチディスク組
立体3を配置し、さらにクラッチカバー組立体2内にフ
ライホイール1を挿入する。このとき、クラッチカバー
10の孔10cとフライホイール1の孔1cとの位置を
合わせ、これらの孔10c及び1cにピン20を挿入し
て、クラッチカバー組立体2にフライホイール1を固定
する。
【0014】このような状態で、リングギヤ6を加熱す
る。また、必要に応じてクラッチカバー10及びフライ
ホイール1を冷却する。次に、加熱によりその内径が膨
張したリングギヤ6をクラッチカバー10外周部に嵌合
し、焼き嵌めを行う。ここで、焼き嵌め後にリングギヤ
6の内径が縮小するが、クラッチカバー10の外周壁1
0aには複数のスリット10cが形成されているので、
クラッチカバー10の内径寸法が加工誤差によってフラ
イホイール1の外形よりも大きい場合でも、リングギヤ
6の縮小に応じて内側に撓み、リングギヤ6及びクラッ
チカバー10とフライホイール1は強固に固定される。
【0015】このようにしてクラッチ装置を組み立てた
後、フライホイール1をフレックスプレート4に当て、
ボルト21によって両者を連結する。トランスミッショ
ンのハンジングには、その一部に作業用の窓孔が設けら
れており、この窓孔を利用して、ボルト21を締めつけ
る。なお、フレックスプレート4は、ボルト2によっ
て予めエンジン側のクランクシャフトに固定されてい
る。
【0016】このように、リングギヤ6をフライホイー
ル1に焼き嵌めする際に、クラッチカバー10も同時に
フライホイール1の外周面に固定するようにしたので、
従来、リングギヤ6をフライホイール1に固定し、さら
にクラッチカバー10をフライホイール1に取り付ける
という2つの工程を1つの工程で済ませることができ
る。また、クラッチカバー10とフライホイール1と
は、そのほぼ外周全面にわたって嵌合されるので、従来
の複数のボルトによって固定する構造に比較して、長期
にわたって、より強固に固定することができる。
【0017】さらに、ボルト等の締結部材が不要とな
り、安価になるとともに、全体としての重量を軽減する
ことができる。 〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、クラッチカバー10にフライ
ホイール1を嵌合する際に、クラッチカバー10とフラ
イホイール1に予め孔10c及び1cを設け、これらの
孔にピン20を挿入して両者の軸方向の位置決めを行っ
たが、図4に示すような構成としてもよい。すなわち、
この例では、クラッチカバー30の外周壁30aの内周
側において、大径部から内径が小さくなる段部に、当接
面30bが形成されている。この当接面30bは切削加
工されており、クラッチカバー30にフライホイール1
を嵌合したとき、フライホイール1の図示右側面が当接
面30bに当接して、フライホイール1とクラッチカバ
ー30の軸方向の位置決めがなされるようになってい
る。
【0018】この場合には、前記実施例におけるピン2
0が不要となる。 (b) 前記実施例では、クラッチカバー10の外周壁
10aの内周面に特に加工を施していないが、クラッチ
カバー10とフライホイール1外周面との板間摩擦力を
増大させるために、クラッチカバー10内周面あるいは
フライホイール1外周面のいずれか又は双方にローレッ
ト加工等を施してもよい。
【0019】(c) 前記実施例では、プッシュタイプ
クラッチ装置に本考案を適用したが、プルタイプクラッ
チにも同様に本考案を適用することかできる。
【0020】
【考案の効果】以上のように本考案では、フライホイー
ル外周面にクラッチカバーの外周端部を嵌合するととも
に、その外周部にリングギヤを嵌合する構成としたの
で、リングギヤをフライホイールに焼き嵌めする際に、
クラッチカバーを同時にフライホイールに固定でき、工
程を簡略化することができる。また、ボルトによってク
ラッチカバーをフライホイールに固定する場合に比較し
て、より強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるクラッチ装置の縦断面
図。
【図2】図1の断面部分図。
【図3】図2の平面部分図。
【図4】別の実施例における図2に相当する図。
【符号の説明】
1 フライホイール 2 クラッチカバー組立体 3 クラッチディスク組立体 6 リングギア 10 クラッチカバー 12 プレッシャープレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 15/30 F16D 13/58 - 13/60

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力部材に連結されるフライホイールと、 前記フライホイールの外周面に外周部が嵌合するクラッ
    チカバー及びフライホイールに対向するプレッシャープ
    レートを含むクラッチカバー組立体と、 前記プレッシャープレートとフライホイールとの間に配
    置されたクラッチディスク組立体と、 前記クラッチカバーの前記外周部に焼き嵌めされ、前記
    クラッチカバーの前記外周部を前記フライホイールの前
    記外周面との間で挟み付けることで、前記クラッチカバ
    ーの前記外周部を前記フライホイールの前記外周面に圧
    着させているリングギアと、 を備えたクラッチ装置。
  2. 【請求項2】前記クラッチカバーの前記外周部には軸方
    向に延びる複数のスリットが形成されている、請求項1
    に記載のクラッチ装置。
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DE4309570A DE4309570B4 (de) 1992-03-24 1993-03-24 Kupplung in Modularbauweise sowie Verfahren zur Montage derselben
US08/546,395 US5645150A (en) 1992-03-24 1995-10-20 Modular clutch construction
US08/796,896 US5730266A (en) 1992-03-24 1997-02-06 Modular clutch construction
US09/007,910 US6142278A (en) 1992-03-24 1998-01-15 Modular clutch construction
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JPS6365862U (ja) * 1986-10-17 1988-04-30
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JP3020728U (ja) * 1995-07-18 1996-02-06 京子 古矢 二重収納袋および二重収納袋付おむつ

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JPH0577648U (ja) 1993-10-22

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