JPS6140050Y2 - - Google Patents

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JPS6140050Y2
JPS6140050Y2 JP14010277U JP14010277U JPS6140050Y2 JP S6140050 Y2 JPS6140050 Y2 JP S6140050Y2 JP 14010277 U JP14010277 U JP 14010277U JP 14010277 U JP14010277 U JP 14010277U JP S6140050 Y2 JPS6140050 Y2 JP S6140050Y2
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JP
Japan
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seal member
sealing member
shaft
retaining piece
insertion part
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JP14010277U
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JPS5465385U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電気洗濯機その他の電気製品に用い
られるタイマーの回転軸受、詳しくはその軸受部
から水が侵入することを防止し得るようにしてい
るタイマーの回転軸受に関するものである。
従来のものの構造にあつて、基板に軸を挿通し
得るようにした透孔を穿設すると共に該基板には
上記の軸径よりもやや細い孔径の孔を有するシー
ル部材を添設し、しかもシール部材は基板に対し
接着剤を用いて固着させていたものは、その接着
剤が透孔と軸との間に流れ込み易く、これが流れ
込むと軸の回転抵抗が非常に大きくなつてしまう
問題点があり、また組立に当つては、接着剤が硬
化するまでに長い時間を要する為、その作業が停
滞し易く、流れ作業化が不能であるという欠点を
有し、更にまたそのように接着されたものは外か
ら見えない面で接着が行なわれている為、検査が
しにくい上にその検査の信頼度も低くなる欠点を
有している。
そこで本考案は、上述の欠点を除くようにした
もので、軸に対する摩擦抵抗が一定化され、しか
も組立も簡易で迅速に行なうことができ更にその
検査も容易かつ的確に行ない得るようにしたタイ
マーの回転軸受を提供しようとするものである。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。第1図及び第2図において、1は基板で、タ
イマーにおけるケースあるいは地板などを示すも
のである。この基板はABS樹脂等のブタジエン
含有樹脂材料や金属材料など後述のように塑性変
形加工が可能な材料で構成される。2は透孔を示
し、軸4ががたつきなくかつ円滑に回転し得る大
きさに形成されている。尚この軸4はタイマーに
おける主軸あるいはその他の任意の軸を総括して
示すものであり、またこの軸4は主としてぜんま
い式のタイマーの場合のように回転のみが可能に
構成される場合もあれば、主としてタイマーモー
ター式のタイマーの場合のように回転の外押引も
可能に構成される場合もある。3は補強用のボス
を示す。次に5は凹陥部を示し、これは基板1に
おいてタイマーの外面となる側に限らず内面とな
る側に形成してもよい。またこれらは図示される
ように基板1の内厚部1aに形成するに限らず、
基板1の板厚が厚い場合には内厚部を形成するこ
となく形成してもよい。この凹陥部5において、
6はシール部材嵌入部、7は止付片嵌入部を夫々
示す。次に8はシール部材で、ニトリルゴムなど
の弾力性を有する材料で形成される。このシール
部材8は、その内周面が軸4に密着してその間を
水が通過することがないようまた軸4の回転に対
する摩擦抵抗が過大とならないよう、その内径が
軸4の径よりもわずかに小さく形成されている。
またこのシール部材8は、これと基板1との接触
面(嵌入部内周面6aまたは嵌入部底面6b)に
おいてもそこを水が通過するようなことがないよ
う、その外径が嵌入部6の内径よりも大きくまた
は、あるいはこれと同時に、その厚みが嵌入部6
の深さよりも大きく形成される。9は止付片で、
金属その他の硬質材料を用いてその内径がシール
部材の外径よりも小さくかつ軸4の径よりも大き
く形成されている。尚この止付片9としては通常
のワシヤが用いられており、基板1に対してはカ
シメ部10により固定されている。
次に上記構成の回転軸受の組立手順について説
明すれば、先ずシール部材8が基板1におけるシ
ール部材嵌入部6に嵌め込まれ、次に止付片9が
同じく止付片嵌入部7に嵌め込まれる。次に嵌入
部7の孔縁7aの一部が、任意のかしめ工具によ
つて図示されるように塑性変形され、かしめ部1
0の形成が行なわれる。尚この塑性変形は単に機
械力のみで行なつても良いし、あるいは加熱によ
つて行なつてもよい。これにより止付片9は基板
1に嵌合固定された状態となり、シール部材8も
嵌入部6に固定されたこととなる。尚この固定状
態においては、シール部材8の外径が前述のよう
に大きく形成された場合にはこの外周面が嵌入部
内周面6aに密着し、またシール部材8の厚みが
前述のように大きく形成された場合には、これは
止付片9によつて押圧される為、この側面が嵌入
部底面6bに密着する。
このようにして組立てられた軸受に軸4を挿通
すれば、シール部材8の内周面が軸4の外周面に
圧接してシール効果が果たされる。
次に第3図乃至第6図は基板に対する止付片の
嵌合方法の異なる例を示すものである。図面にお
いて、金属材料で形成された止付片9eには嵌合
爪19が一体に形成されており、また基板1eに
おける止付片嵌入部7eにおいては、嵌合爪嵌入
部17が上記嵌合爪19と対応形成されている。
尚21は治具を嵌合させる為に止付片9eに形成
された嵌合孔を示す。
このような構成のものにあつてはシール部材8
e及び止付片9eを第3図及び第4図に示される
ように凹陥部5eに嵌め込んだ後、治具を嵌合孔
21に嵌合させる。そしてこの治具を用いて、止
付片9eをやや凹陥部の底方に押圧しながら第4
図において右回りに回してやれば、嵌合爪19が
嵌入部7eの内周面に喰い込んで止付片9eの固
定が達成される。
なお、本例において機能上前例のものと同一又
は均等構成と考えられる部分には、前例のものと
同一の符号にアルフアベツトのeを付して重複す
る説明を省略した。
次に、基板と止付片との嵌合固定は前述された
方法の外次のような方法で行なつてもよい。即
ち、止付片嵌入部をテーパ状でしかもその開口端
の内径を止付片の外径よりもやや大きくかつ底部
の内径を止付片の外径よりもやや小さく形成す
る。このように形成した嵌入部に止付片を圧入す
れば止付片と基板との固定がなされる。
以上のようにこの考案にあつては、シール部材
嵌入部に入れられたシール部材8は、止付片嵌入
部7に止付片9が嵌め込まれて嵌合固着されるこ
とにより、シール部材8は外周部分において止付
けられ、内周は止付片9に対してフリーの状態に
なるものであるから、装着状態においてシール部
材8と軸4との摩擦抵抗を、予め設計上予定され
た値そのものにすることのできる特長がある。
(このことは両者の密着度が弱ければ水もれを生
じ、また強ければ軸4の動きが重くなつてしまう
為、非常に微妙な密着度が要求されるこの種のも
のであつても、そのような要求に的確に応え得る
大きな効果がある)。しかもそのように微妙な密
着度が適切に得られるものであつても、本案構成
のものは、止付片9を凹陥している止付片嵌入部
7に対して単に嵌め込み嵌合固着させるという極
めて機械的な操作で、かつ、迅速に行なわれ得る
構成であり、しかも止着する為のビス等の余分な
部材を必要とせず、単に小さなワツシヤ状の止付
片9が一つあればよいという経済上の効果もあ
る。しかも上記のように止付片9を凹陥状の止付
片嵌入部7に機械的に嵌め込んでも軸とシール部
材の密着度は一定化されるものであり、その上、
製品の不良品の検査は、凹陥状の止付片嵌入部7
に嵌め込まれている止付片9の機械的な固定だけ
をのぞき込んで見るだけで良く、簡単で、しかも
未熟練者であつても高い信頼度で検査が可能にな
る特長がある。
本願考案の特長を更に詳細に述べれば以下の通
りである。即ち本願考案はタイマーにおける基板
には軸を挿通し得るようにした透孔を穿設し、上
記基板の一面には上記透孔を中心とする凹隔部を
形成し、その凹陥部内にあつてはシール部材を存
置させる為のシール部材嵌入部を底側に定め、止
付片を存置させる為の止付片嵌入部をそれの上側
に定め、さらに、上記の凹陥部内にあつては、シ
ール部材嵌入部と止付片嵌入部との間の位置に止
付片の外周下面を受止る為の上向きの受面が形成
されており、上記シール部材嵌入部には弾力性を
有する材料で形成された環状のシール部材を存置
させ、しかも該シール部材は、予め、内径は上記
の軸に密着可能に軸よりも小さい径に形成してあ
り、外径はシール部材嵌入部の内径よりも大きい
径に形成してあり、厚み寸法はシール部材嵌入部
の底面から上記受面までの寸法より大きい寸法に
形成してあり、更に上記シール部材の外周上面を
押え付ける為にそのシール部材よりも半径方向に
大きい寸法を有ししかも内径は、自体の孔縁でシ
ール部材の軸寄り内周側を押えることなくシール
部材の軸側にフリーの状態が得られるように大き
く形成してある止付片を備え、然も該止付片は、
シール部材の外周上面をシール部材嵌入部の底面
に向けて押し縮めて、止付片の外周下面が上記受
面に当接した状態で上記止付片嵌入部に嵌め込ま
れて嵌合固着するようにした構成だから、止付片
9をその外周下面9aが受面7bに当接するまで
止付片嵌入部7内に押し入れると、シール部材8
の外周上面8aは嵌入部底面6bに向け押し縮め
られ、その結果、シール部材8における下面8b
は上記底面6bに密着し、外周面8cは嵌入部内
周面6aに密着し、内周面8dは軸4の外周面に
密着する(シール部材8の内径が軸の径に近くて
も充分な接触圧が得られる)特長があり、それと
同時に、上記の如くシール部材8の外周部分が押
し縮められることにより、シール部材8の肉は止
付片9によつて押さえ付けられていない内周側に
逃げてそこに盛り上がり、軸4に対する過度の接
触圧を生ずることなく軸4との密着面積が増加
し、そこの水密効果を向上させる特長がある。更
に上記のことから当然のことながら、シール部材
8の内周面と軸4との間に高い水密効果が得られ
るものであつても、シール部材8の装着又は交換
などに当たつて、軸4にシール部材8を嵌める時
には、シール部材8は未だ止付片9で加圧されて
おらず、軸4に対するシール部材内周面の接触圧
は大きくなつていないので、軸4への嵌め作業を
容易に行い得る効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は縦
断面図、第1の2図は止付片を止付る前の状態の
部分拡大図、第2図は平面図、第3図乃至第6図
は異なる実施例を示すもので、第3図及び第4図
は夫々加工前の状態を示す第1図及び第2図と類
型の図、第5図及び第6図は加工後の状態を示す
図。 1……基板、2……透孔、4……軸、5……凹
陥部、8……シール部材、9……止付片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイマーにおける基板には軸を挿通し得るよう
    にした透孔を穿設し、上記基板の一面には上記透
    孔を中心とする凹陥部を形成し、その凹陥部内に
    あつてはシール部材を存置させる為のシール部材
    嵌入部を底側に定め、止付片を存置させる為の止
    付片嵌入部をそれの上側に定め、さらに、上記の
    凹陥部内にあつては、シール部材嵌入部と止付片
    嵌入部との間の位置に止付片の外周下面を受止る
    為の上向きの受面が形成されており、上記シール
    部材嵌入部には弾力性を有する材料で形成された
    環状のシール部材を存置させ、しかも該シール部
    材は、予め、内径は上記の軸に密着可能に軸より
    も小さい径に形成してあり、外径はシール部材嵌
    入部の内径よりも大きい径に形成してあり、厚み
    寸法はシール部材嵌入部の底面から上記受面まで
    の寸法より大きい寸法に形成してあり、更に上記
    シール部材の外周上面を押え付ける為にそのシー
    ル部材よりも半径方向に大きい寸法を有ししかも
    内径は、自体の孔縁でシール部材の軸寄り内周側
    を押えることなくシール部材の軸側にフリーの状
    態が得られるように大きく形成してある止付片を
    備え、然も該止付片は、シール部材の外周上面を
    シール部材嵌入部の底面に向けて押し縮めて、止
    付片の外周下面が上記受面に当接した状態で上記
    止付片嵌入部に嵌め込まれて嵌合固着するように
    してあることを特徴とするタイマーの回転軸受。
JP14010277U 1977-10-18 1977-10-18 Expired JPS6140050Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14010277U JPS6140050Y2 (ja) 1977-10-18 1977-10-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14010277U JPS6140050Y2 (ja) 1977-10-18 1977-10-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5465385U JPS5465385U (ja) 1979-05-09
JPS6140050Y2 true JPS6140050Y2 (ja) 1986-11-15

Family

ID=29114749

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JP14010277U Expired JPS6140050Y2 (ja) 1977-10-18 1977-10-18

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JPS5465385U (ja) 1979-05-09

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