JPH0229356Y2 - - Google Patents

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JPH0229356Y2
JPH0229356Y2 JP5508486U JP5508486U JPH0229356Y2 JP H0229356 Y2 JPH0229356 Y2 JP H0229356Y2 JP 5508486 U JP5508486 U JP 5508486U JP 5508486 U JP5508486 U JP 5508486U JP H0229356 Y2 JPH0229356 Y2 JP H0229356Y2
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hose
collar
nipple
center hole
soft elastic
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、口金ニツプルに挿入されたホースの
端部を覆つて固定するカラーに関する。本考案の
カラーはたとえばフユエルホースなどに利用され
る。
[従来の技術] 従来、フユエルホースなどを口金ニツプルに挿
入して固定する場合には、第6図に示すように、
カラー100でホース200の端部を覆つてい
る。このカラー100は一般に金属で形成され、
一端面に中心孔をもつ底部101と他端面側に開
口する円筒部102とからなり、底部101の外
表面は口金300に当接している。そして円筒部
102はホース200の外端部を覆つている。
上記のようにカラー100、ホース200およ
び口金300を挿入固定するには、まずカラー1
00にホース200の端部を挿入する。その状態
で底部101の中心孔からホース孔へ口金300
のニツプル301を圧入する。ここでニツプル3
01には外周表面にホース200の内径より大き
く突出する鍔部が形成されており、ホース200
は径方向に内部から外部へ向けて押圧されて外径
が広がろうとする。そしてその応力はカラー10
0で規制され、その反力によりホース200とニ
ツプル301、およびホース200とカラー10
0は互いに圧接し、一体的に固定される。なお流
体のシール性を一層向上させるために、シリコン
樹脂を塗布、乾燥して形成されたシリコン皮膜を
もつニツプルを用いることも知られている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記の方法でホース、カラーおよび口金を固定
する場合、カラーを動かないように保持しつつニ
ツプルを挿入すると、カラーの底部の中心孔を形
成する周壁とニツプル表面とが接触し、ニツプル
表面、あるいはシリコン皮膜に傷が付く恐れがあ
る。そのため、従来カラーを保持固定せずに、ニ
ツプルの動きに追従するようにしてニツプルを圧
入していた。しかしながらこの方法では、カラー
が傾いた状態でニツプルが圧入されると、ホース
が僅かに曲がつた不良品が生ずる場合があり、圧
入後全数検査を行なう必要があつた。そのため検
査に工数がかかり、製品のコストアツプの一因と
なつていた。
このような不具合をなくすためには、カラーを
ニツプルと同一軸芯となるように配置して保持固
定しつつニツプルを圧入すればよいが、上記した
ようにニツプルの傷付きの問題がある。そのため
各構成部品の寸法精度を2〜3倍向上させる必要
があり、コストアツプが避けられない。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、ニツプルの圧入時にホースに曲り不良が生ず
るのを防止し、かつニツプル表面と接触してもニ
ツプル表面あるいはシリコン皮膜を傷付けるのを
防止し得るホース用カラーを提供することを目的
とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案のホース用カラーは、金属で形成され一
端面に中心孔をもつ底部と他端面側に開口する円
筒部とからなり、該中心孔より口金のニツプルが
挿入され該開口に向つて突出し該底部外表面が該
口金に当接するとともに該開口から挿入されたホ
ースのホース孔に該ニツプルが挿入されかつ該ホ
ース外端部を該円筒部で覆うホース用カラーにお
いて、 少なくとも該底部の該中心孔を形成する周壁部
分および該口金に当接する該底部の外表面部分は
ゴム、樹脂などの軟質弾性体から形成されている
ことを特徴とする。
本考案のカラーは一端が開口をなす円筒部と、
円筒部の他端側に形成された底部とから構成され
る。円筒部は内径がホース外径に略対応し、圧入
時にホースの径が広がろうとするのを規制してホ
ースおよび口金を一体的に液密に固定する機能を
果す。そのため材質としては強度に優れた金属が
用いられ、一般には鉄、ステンレス鋼などが用い
られる。
底部は口金のニツプル外径に略対応する径の中
心孔を有する。
本考案の最大の特徴は、少なくとも底部の中心
孔を形成する周壁部分および口金に当接する底部
の外表面部分はゴム、樹脂などの軟質弾性体から
形成されているところにある。
軟質弾性体は、底部の中心孔を形成する周壁部
分および口金に当接する底部の外表面部分のみに
被覆されていてもよいし、底部の一部分あるいは
底部全体を軟質弾性体から形成することもでき
る。たとえば被覆する場合には溶融、あるいは溶
媒に溶解して液状とした軟質弾性体に、底部およ
び円筒部が金属から一体的に形成されたカラーの
底部を浸漬して被覆させることができる。なおこ
の場合カラー全体を浸漬し、カラー全体に被覆さ
せてもよい。また底部の一部分あるいは全体を軟
質弾性体から形成した場合は、円筒部に接着、溶
着などの方法で固定することができる。
軟質弾性体は、天然ゴム、またはニトリルゴム
(NBR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン・ブ
タジエンゴム(SBR)、ブチルゴム(IIR)、クロ
ロプレンゴム(CR)などの合成ゴム、あるいは
ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリブタジエン
などの樹脂、などを一種あるいは2種以上混合し
て用いることができる。
本考案のカラーが用いられるホースは、樹脂ホ
ース、ゴムホースなど特に制限されない。また本
考案のカラーは一般には高圧流体が流れるホース
には適用されず、圧力があまりかからないホース
に用いられる。
口金はホースに挿入されるニツプルを具備する
ものであれば、どのようなものでも用いることが
できる。なおニツプルは、一般にその外表面に鍔
状などの突出部を有し、ホースに径方向の押圧力
を付与するものが用いられる。
なお、カラー、ニツプルなどの寸法精度は従来
と同等でよい。
[考案の作用および効果] 本考案のホース用カラーでは、口金圧入時にカ
ラーの底部の中心孔を形成する周壁部がニツプル
表面と接触したとしても、その周壁部表面は軟質
弾性体から形成されているために、ニツプル表面
あるいはニツプル表面に被覆されたシリコン皮膜
などが傷付くのが防止される。従つて口金圧入時
にカラーをニツプルと同一軸芯となるように保持
固定して行なうことができ、カラーが傾いて装着
されることによるホースの曲がり不良を防止する
ことができる。従つて検査に要する工数の低減を
図ることができ、かつ寸法精度も従来と同等でよ
いのでコストを安価とすることができる。
また底部の外表面も軟質弾性体から形成されて
いるので、口金と当接した場合の摩擦力が従来の
金属−金属に比べて向上する。これにより口金が
カラーおよびホースに対して回転するのが防止さ
れ、安心感が増す。
[実施例] 以下実施例により具体的に説明する。
(実施例1) 第1図に本考案の一実施例のホース用カラーを
示す。このカラー1は一端面に中心孔11をもつ
底部10と他端面に開口13をもつ円筒部12と
から構成され、ステンレス鋼により底部10と円
筒部12とは一体的に形成されている。
底部10表面には全体にNBRからなる膜厚0.5
〜0.9mmのNBR被覆層14が形成されている。な
おこのNBR被覆層14は、未加硫NBRを溶媒に
溶解した溶液にカラー1の底部10全体を浸漬
し、溶媒を蒸散させた後加硫して形成されたもの
である。
上記のように構成されたカラー1を用いてホー
スに口金を圧入する場合を以下に説明する。なお
このホースは自動車のフユエルホースである。
まず第2図に示すように、カラー1の円筒部1
2の開口13からポリアミド樹脂製のホース2を
挿入する。そして図示しない保持治具でカラー1
およびホース2を保持固定し、口金3のニツプル
31を底部10の中心孔11からホース2に圧入
する。ここでカラー1の底部10がニツプル31
と接触しても、NBR被覆層14が介在するため
ニツプル31表面の傷付きが防止される。そして
カラー1はニツプル31と同一軸芯に保持されつ
つニツプル31が圧入されるので、カラー1が傾
いて装着されるのが確実に防止される。従つてカ
ラー1の傾きによるホース2の曲がり不良が防止
され、検査工数の低減によるコストの低減を図る
ことができる。
そしてニツプル31がホース2に圧入される
と、ニツプル31表面に設けられた鍔状の凸部3
2がホース2の径を広げる方向へ押圧する。しか
しながらホース2はカラー1により外径が規制さ
れているので、ホース2はニツプル31およびカ
ラー1の円筒部12と圧接固定され、流体の漏れ
を防止する。
そして第3図に示すように底部10の外表面は
口金3と当接し、口金3の圧入は終了する。なお
底部10と口金3の間にはNBR被覆層14が介
在しているため摩擦抵抗が大きくなり、口金3が
カラー1およびホース2に対して回転するのが防
止され安心感が一層向上する。
(実施例2) 第4図に本考案の他の実施例のカラーを示す。
このカラー4はステンレス鋼製円筒部40と、円
筒部40の一端面に固定された平板リング状の底
部41とから構成されている。この底部41は軟
質ポリウレタン樹脂から予め成形されたものであ
り、接着剤により接着固定されている。本実施例
のカラーも実施例1と同様の作用効果を奏する。
(実施例3) 第5図に本考案のもう一つの実施例のカラーを
示す。このカラー5はステンレス鋼製円筒部50
と、円筒部50の一端面に固定された底部51と
から構成されている。この底部51は一端面周縁
部に一周する溝52を具備し、軟質ポリウレタン
樹脂から予め成形されている。そしてその溝52
に円筒部50の端部をはめこむことにより、底部
51は円筒部50に固定されている。本実施例の
カラーも実施例1と同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例のホース用
カラーに関するものであり、第1図はその断面
図、第2図はそのカラーを用いて口金を圧入する
方法を示す説明図、第3図は口金を圧入した状態
を示す断面図である。第4図および第5図はそれ
ぞれ本考案の他の実施例のカラーを示す断面図で
ある。第6図は従来のホース用カラーを用いて口
金を圧入した状態を示す断面図である。 1,4,5……カラー、2……ホース、3……
口金、10,41,51……底部、11……中心
孔、12,40,50……円筒部、13……開
口、14……NBR被覆層(軟質弾性体)、31…
…ニツプル、32……鍔状凸部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属で形成され一端面に中心孔をもつ底部と
    他端面側に開口する円筒部とからなり、該中心
    孔より口金のニツプルが挿入され該開口に向つ
    て突出し該底部外表面が該口金に当接するとと
    もに該開口から挿入されたホースのホース孔に
    該ニツプルが挿入されかつ該ホース外端部を該
    円筒部で覆うホース用カラーにおいて、 少なくとも該底部の該中心孔を形成する周壁
    部分および該口金に当接する該底部の外表面部
    分はゴム、樹脂などの軟質弾性体から形成され
    ていることを特徴とするホース用カラー。 (2) 軟質弾性体は底部全表面に被覆されている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のホース用カ
    ラー。 (3) 底部は軟質弾性体から形成され円筒部に固着
    している実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    ホース用カラー。
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JP5260590B2 (ja) * 2010-03-26 2013-08-14 株式会社ハタノ製作所 ホース接続用補助具
EP2738435B1 (de) * 2012-11-28 2015-06-24 TI Automotive (Fuldabrück) GmbH Kraftfahrzeugaggregat und Verfahren zur Herstellung eines Kraftfahrzeugaggregates

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