JP3556730B2 - エレベータ空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明はドレン水の自己処理装置を有する空気調和機、特にエレベータ空気調和機の特にドレン水の処理方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
室内の冷暖房に使用される空気調和機は、冷却部(蒸発器)に室内空気中の水分が露として凝縮することは周知のとおりである。
エレベータに搭載される場合でもこのことは同様であるが、エレベータの場合生成した水(ドレン水)を放出する適当な場所が無いので、従来からこの生成水を蒸発させて処理する方法がとられている。
【0003】
図27は例えば特開昭52−141034号公報に示された従来のエレベータ空気調和機を示す配置断面図である。
図において、1は蒸発器(図示せず)で生成したドレン水100を貯水する水溜皿であり、凝縮器として作用する熱交換器3の下方に設けられ、仕切板2によって凝縮器下部のA側とそれに連通したB側に区画されている。
【0004】
また図示しない蒸発器で生成されたドレン水100はA側に導水されるように構成され、A側には凝縮器として作用する熱交換器3、ポンプ4、ドレン水100の吐出口5、ポンプ4と吐出口5を連通する配管6、吐出されたドレン水100の拡散板7およびポンプ発停用の水位検知器8が配置されている。
【0005】
また仕切板2は一旦A側に貯水されたドレン水がB側にオーバフローし得るように、上端の一部または全部が水溜皿1の外周部の上縁より低く構成されている。また、水溜皿1のB側にはヒータ9およびヒータ通電用の水位検知器10、圧縮機の停止用の水位検知器11が配置されている。なお、12は凝縮器の放熱用ファン(以後ファンと言う)である。
【0006】
次に動作について説明する。図示しない蒸発器で生成されたドレン水100が水溜皿1内のA側において所定水位に達したとき、水位検知器8によりポンプ4を作動させ、配管6を通り吐出口5よりドレン水を吐出させる。水は拡散板7に衝突拡散し凝縮器として作用している熱交換器3内に散水され、その自然落下中に冷媒の凝縮熱によって蒸発する。
【0007】
A側のドレン水処理装置のみでは蒸発しきらない場合には、ドレン水100は仕切板2を通りA側よりB側にオーバーフローるので、水位検知器10によりヒータ9に通電し、ドレン水を加熱して蒸発させる。さらに、ヒータ9によってもドレン水の蒸発処理能力が及ばないときには水位検知器11により図示しない圧縮機を停止させることにより、蒸発器でのドレン水の生成そのものを停止させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空気調和機は以上のように構成されているので、
(1)拡散板から凝縮器の上面へのドレン水の滴下が均等でなく偏る。
(2)偏って滴下したドレン水の一部が凝縮器の冷却フィンに付着せず、直接下に落下して蒸発効率が低下する。
(3)偏って落ちた水滴、あるいはフィンに付着している水が風力で外方へ吹き飛ばされて周囲雰囲気を悪化させる。
(4)蒸発が不十分という本来の目的外の原因のため空調動作が停止して不便になる。
(5)ドレン水中のゴミが凝縮器のフィンに堆積して、やがて放熱効率が低下してしまう。
などの問題点があった。
【0009】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、
(1)凝縮器へのドレン水の拡散が均一となり、水滴の付着が確実となる。
(2)蒸発効率が向上できる。
(3)蒸発能力を増すことにより空調を止める事態の発生が減少できる。
(4)ドレン水中のゴミがフィンに付着するのを防止できる。
ようなエレベータ空気調和機を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータ空気調和機は、凝縮器の下方と蒸発器の下方にそれぞれ設けられ配管で接続された水溜皿と、凝縮器の所定間隔上方に設けられ水溜皿から送られたドレン水を受けてこのドレン水を凝縮器の上面の広範囲に滴下させるドレン水滴下穴を有するドレン水滴下装置と、ドレン水滴下装置の下側で凝縮器の上面に張付けられ、滴下されたドレン水を凝縮器上面に広げる保水部材とを備え、ドレン水滴下装置と保水部材との間隔が、ドレン水滴下装置に設けたドレン水滴下穴径より大きく、2倍以下であるようにしたものである。
【0011】
また、この発明に係るエレベータ空気調和機は、凝縮器の下方と蒸発器の下方にそれぞれ設けられ配管で接続された水溜皿と、凝縮器の所定間隔上方に設けられ水溜皿から送られたドレン水を受けてこのドレン水を凝縮器の上面の広範囲に滴下させるドレン水滴下穴を有するドレン水滴下装置と、ドレン水滴下装置の下側で凝縮器の上面に張付けられ、滴下されたドレン水を凝縮器上面に広げる保水部材とを備え、保水部材はドレイン水滴下穴径より細い網目の網目状部材で構成されているようにしたものである。
【0012】
また、この発明に係るエレベータ空気調和機は、凝縮器の下方と蒸発器の下方にそれぞれ設けられ配管で接続された水溜皿と、凝縮器の所定間隔上方に設けられ水溜皿から送られたドレン水を受けてこのドレン水を凝縮器の上面の広範囲に滴下させるドレン水滴下穴を有するドレン水滴下装置と、ドレン水滴下装置の下側で凝縮器の上面に張付けられ、滴下されたドレン水を凝縮器上面に広げる保水部材とを備え、保水部材は振幅方向が上下方向の波板状に形成され、この波の頂上部はドレン水滴下装置のドレン水滴下穴に接し、この波の底部は凝縮器のフィンと交叉する方向に設けられたものである。
【0013】
また、この発明に係るエレベータ空気調和機は、凝縮器の下方と蒸発器の下方にそれぞれ設けられ配管で接続された水溜皿と、凝縮器の所定間隔上方に設けられ水溜皿から送られたドレン水を受けてこのドレン水を凝縮器の上面の広範囲に滴下させるドレン水滴下穴を有するドレン水滴下装置と、ドレン水滴下装置の下側で凝縮器の上面に張付けられ、滴下されたドレン水を凝縮器上面に広げる保水部材とを備え、凝縮器上面の保水部材上のドレン水が滴下する位置に、直径がドレン水滴下穴のピッチにほぼ等しく滴下したドレン水を拡散させる非吸水部材からなる板を設けたものである。
【0014】
また、この発明に係るエレベータ空気調和機は、凝縮器の下方と蒸発器の下方にそれぞれ設けられ配管で接続された水溜皿と、凝縮器の所定間隔上方に設けられ水溜皿から送られたドレン水を受けてこのドレン水を凝縮器の上面の広範囲に滴下させるドレン水滴下穴を有するドレン水滴下装置と、ドレン水滴下装置の下側で凝縮器の上面に張付けられ、滴下されたドレン水を凝縮器上面に広げる保水部材とを備え、保水部材は不織布またはフェルトを用いて、水平面内を振幅としドレン水滴下穴のピッチにあった波長の波状に形成した部材とし、かつ、全てのドレン水滴下穴にこの保水部材が接するように配置したものである。
【0024】
【作用】
この発明の保水部材とドレン水滴下装置との隙間は、ドレン水滴下穴部からの滴下が連続した水柱状となり保水部材への通水量が増える。
【0025】
この発明による網目状の保水部材はゴミによる目詰まりを減らす作用がある。
【0026】
この発明の波板状保持部材はドレン水滴下装置のドレン水滴下穴部と保水部材間に異物の堆積を減らし、上記穴部の目詰りを減らす作用がある。
【0031】
この発明の保水部材は、波状としたのでドレン水滴下穴部からの導水が直下部および蛇行状に拡散して凝縮器に滴下される。
【0032】
この発明の吸引ファンは、飛沫の周囲への飛散を防止して飛沫を回収することが出来る。
【0033】
【実施例】
実施例1.
以下、第1および第13の発明を図について説明する。図1〜図3において、20はビル内等の所定空間部を昇降するエレベータ(図示せず)のかご室外方の例えば頂部に設置された空気調和機で、冷媒ガスを圧縮する圧縮機21、圧縮された冷媒ガスを放熱して液化する凝縮器22、液化された冷媒を蒸発させる蒸発器23の等の機器を冷媒管路24で接続した冷凍サイクルを有している。25、26は凝縮器22、蒸発器23の下方にそれぞれ設けられた水溜皿で配管27で接続されている。
【0034】
28はドレンポンプ等の送水装置30で凝縮器22の水溜皿25から送られたドレン水を受けてドレン水滴下穴部29から水を凝縮器22の上面に広範囲に万辺に滴下させるドレン水滴下装置である。
図2は図1の部分拡大図であり、31は繊維状または不織布状部材からなる布板状で通水可能な(例えばフェルト等)保水部材で、凝縮器22の上面の形状に沿って上部全面に設けられており、ドレン水滴下装置28の下面との間に所定間隔が設けられている。
【0035】
ここで、所定間隔とは水滴がドレン水滴下装置28から離れて自由に落下するに足るだけの空間が、ドレン水滴下装置28と保水部材31の間にあることを意味する。32は凝縮器の側部に設けられた送風機であり、ここではファン32から凝縮器22の方向に送風している場合を示している。
【0036】
次に動作について説明する。エレベータの昇降に伴う空気調和機20の稼動により、蒸発器23の表面に発生した水分が滴下し水溜皿26内のドレン水100として溜まる。このドレン水100は配管27により凝縮器22の下部に設けられた水溜皿25内に導水されて溜水となる。このドレン水が所定量に達すると水位検知器(図示せず)の指令により送水装置30が作動して水溜皿25内からドレン水滴下装置28内に導水し、図3に示すように平均して複数個設けられたドレン水滴下穴部29から下方へ滴下する。
【0037】
このドレン水は所定空間を経て保水部材31にまず点状で滴下し、次に保水部材31中を横方向に拡散しながら下方へ導水され、凝縮器22の表面、例えば冷却フィン(図示せず)の表面にほぼ均一に付着しながら下方へ通水する。この際、凝縮器22は高温の冷媒によりおよそ50〜60°Cに昇温しているので、その熱によりドレン水が蒸発し、送風機32の風力で大気中に蒸散し、エレベータ用空間部に設けられた通風口から排気ファン(図示せず)等により排出される。蒸発されずに残ったドレン水は水溜皿25に導水され、上記蒸発動作を繰返す。保水部材31はフェルトや漉紙、布などでも良い。
図3に示すドレン水適下穴29は円形に限らず長円、楕円、四角などでもよい。
【0038】
保水部材31でゴミが除去されるので、凝縮器のフィンにゴミがたまって放熱効果が低下することも少なくなる。ドレン水滴下装置の下面と保水部材31の間に適当な隙間があるので、穴29がゴミで詰まることはない。ゴミは保水部材31内に取り込まれ凝縮器のフィンに堆積しない。
【0039】
実施例2.
実施例1の図3のドレン水適下穴部29は、充分拡散させるためには穴の数が多くなければならないが、このとき穴の径が大きすぎると、水が全面に行き渡る前に下方へ落ちてしまうので、穴は適度に小さくなければならない。しかし小さすぎると必要な水量が出ないという問題が生じる。そこで、穴の径は小さくとも水はよく通るような工夫が必要である。
【0040】
図4は、このような目的のための第2の発明を示すもので、図中、実施例1と同番号のものは同一または相当品を示すので詳細な説明は省略する(以後各図、同様とする)。凝縮器22の上面に張り付け付着された保水部材31の上面にドレン水滴下装置28を接触させて設置する。この状態で水溜皿25から送水装置30で導水されたドレン水はドレン水滴下装置28内に吐出され、ドレン水滴下穴部29から直接保水部材31に流出吸収されて拡散しながら凝縮器22の表面に均一に導水され、実施例1と同様の動作により蒸発処理される。
ドレン水滴下穴部29と保水部材31とを直接接触させることにより毛細管作用によりドレン水の導水吸収が容易となる。
【0041】
実施例3.
実施例2の方法では、ドレン水適下穴29に保水部材31が接しているため、ここでゴミが詰まりやすい。これを改良した第3の発明を示す。
図5、図6は第3の発明を示すもので、図において、33は保水部材31の端部を上方に折曲げて重ねた積層部、34は空間部である。なお、その他の構成は実施例2と同様なので説明を省略する。
【0042】
凝縮器22の上面に付着された保水部材31の端部の積層部33の上面に接して、ドレン水滴下装置28が設置されると、上記積層部以外のドレン水滴下装置28の下面と保水部材31の上面間にわずかな空間部34が形成される。この空間部34に対しているドレン水滴下装置の下面に小円径の(穴が細長いときは短径が小さい)ドレン水滴下穴部29が設けられている。
【0043】
この状態で実施例2と同様に水溜皿25からドレン水滴下装置28に導水されたドレン水は、小円径のドレン水滴下穴部29から下方に垂れ下がり表面張力でほぼ半球状を形成しながら次第に増大する。このとき水の表面張力は水を上方に引く方向に作用しており水の出が減る方向に作用する。しかし、やがて垂れ下がった下端が保水部材31に達すると、表面張力は今度は水を下方へ引くように作用する。空間部34の寸法が適度に調節されていると、この動作が連続して行なわれ順次ドレン水が凝縮器22の表面に導水されるので、水は連続した柱状となる。
【0044】
空間部34の寸法はドレン水適下穴29の径とほぼ同じで、例えばその1〜2倍程度であることが好ましい。これより狭いと保水部材31が穴を塞ぐ形になり、ゴミがつまり易く、これより大きいと水が途切れて落下するからである。
水が柱状となって流れているときは、水を上方に引く表面張力は殆ど働かないので、水を滴下させるときよりも同じ穴の大きさでも水の通りが良くなる。
【0045】
なお、上記実施例では積層部33は保水部材31を折り曲げたものを示したが、ドレン水滴下穴部29の穴径寸法に応じ、所定厚みの部材を積層して最適寸法の空間部34を設けても良い。このように水滴でなく水柱状に保水部材31に導水するので滴下量が一定で確実に滴下できる。
【0046】
実施例4.
通水性と水の拡散およびゴミの回収をよりよく行なう第4の発明を次に示す。図7、図8は第4の発明を示すもので、図において、35は不織布やフェルト等よりは目の荒い網状の保水部材で、ドレン水滴下穴部29の穴径よりも細い網目が設けられている。なお、その他の構成は実施例2と同様なので説明を省略する。凝縮器22上面に付着された網状の保水部材35は、ドレン水滴下穴部29より小径の、たとえば2〜3mmの空間部を有する繊維部材(例えばスポンジ、サランネットなど)で構成されたもので、その上面に接してドレン水滴下装置28が設置される。
【0047】
この状態で水溜皿25からドレン水滴下装置28に導水されたドレン水は、ドレン水滴下穴部29から下方に落下して網状の保水部材35と接触し、より拡散された上、下方の凝縮器22の表面に網目に沿って均一に導水され蒸発処理される。
【0048】
ドレン水滴下装置28と網状保水部材35は密着状態である。稼動中にゴミ等が混入したドレン水がドレン水滴下穴部29から保水部材35に流出する際、通水部材35が布板状であればこのゴミが表面に堆積して穴部を塞ぎ通水を防げるが、網状で空間部の寸法が大きいのでゴミ等の堆積がなくなる。
【0049】
実施例5.
図9は第5の発明を示すもので、図において、36は上下方向の波状に成形され水平方向に連続している波状保水部材で、波のピッチ間隔はドレン水滴下穴部29のピッチ間隔とほぼ同じになっている。なお、その他の構成は実施例2と同様なので説明を省略する。凝縮器22の上面に設置された波状保水部材36の上面に接してドレン水滴下装置28を支持枠(図示せず)で支持する。
【0050】
この際、波状保水部材36の波状の頂部はドレン水滴下穴部29と接し、波状の下部は凝縮器22の冷却フィン(図示せず)の方向と交差するように配設されている。この状態で水溜皿25からドレン水滴下装置28に導水されたドレン水100は、ドレン水滴下穴部29から下方に落下して波状保水部材36の頂部から底部へ斜行して、より広範囲に凝縮器22の表面に導水され蒸発処理される。
【0051】
実施例6.
図10は第6及び第7の発明を示すもので、図において、37は例えば吸水プラスチック等からなり厚さが薄く、目地が粗い吸水通風部材で、凝縮器22の風上側でほぼ同面積で相対して凝縮器22から突出した保持枠37aで保持され、下端部が水溜皿25内に突出するように設けられている。これは給水手段である。吸水通風部材37は、親水性多孔質プラスチック、ウェットファイバー、透質膜、などでもよい。
【0052】
なお、その他の構成は実施例2と同様なので説明を省略する。吸水通風部材37は水溜皿25内に設けた下端部からドレン水を毛管作用で吸水し全表面に均一に付着し、この状態で送風機32の風力により付着したドレン水が吹き飛ばされて風下の凝縮器22に付着し加熱されて蒸発する。凝縮器22に付着した保水部材31から滴下したドレン水と、吸水通風部材37から飛来したドレン水は凝縮器22表面を滴下しながら実施例2と同様の動作により蒸発処理される。
なお、上記実施例では、保水部材31と吸水通風部材37とを共に用いたものを示したが、吸水通風部材37のみを使用し保水部材31は用いなくても良い。
【0053】
実施例7.
図11は第7の発明の他の例を示すもので、38は吸水通風部材37の上部まで延長されたドレン水滴下装置で、吸水通風部材37の上部位置に複数のドレン水滴下穴部39が設けられている。
なお、その他の構成は実施例6と同様なので説明を省略する。凝縮器22の風上側に設けられた吸水通風部材37の下端部が水溜皿25内に設けられ、上端部はドレン水滴下装置38の一部のドレン水滴下穴部39と接して設けられている。
【0054】
ドレン水滴下装置38に導水されたドレン水は、ドレン水滴下穴部39から吸水通風部材37の上端部に導水される。これは給水手段である。
吸水通風部材37はドレン水を上記のように上端部から導水滴下すると共に、下端部からは水溜皿25から吸い上げて全面に着水させ、送風機の風力および凝縮器22の保有熱で蒸発処理される。
なお、上記実施例では保水部材31と吸水通風部材37とを共に用いたものを示したが、吸水通風部材37のみを使用し保水部材31は用いなくても良い。
【0055】
実施例8.
図12は第8の発明を示すもので、図において、40は一般の空調機にゴミ除去のため用いられている細網目状のフィルタ(例えばサランネット、不織布)で凝縮器22の風下側で風に相対して凝縮器22から突出した保持枠40aで保持されている。なお、その他の構成は実施例2と同様なので説明を省略する。
【0056】
実施例2と同様に、凝縮器22上面に付着された保水部材31に導水されたドレン水は凝縮器22の表面を滴下しながら蒸発し、一部が送風機32の風力で吹き飛ばされて風下に立設されているフィルタ40に付着する。付着したドレン水はフィルタ面を伝って滴下し、下部に設けられている水溜皿25内に導水され、再び、上記蒸発動作を繰返す。
したがって、水滴が周囲に飛び散って周囲を汚すということが無い。フィルタ40は一枚だけでなく何段にも重ねて用いてもよい。
【0057】
実施例9.
図13は第8の発明の他の例を示すもので、図において、41は例えば加湿器等に用いられている厚布状の吸水プラスチック等からなる吸水通風部材で、凝縮器22とほぼ同寸法で、下縁が水溜皿25の上部に所定空間を設けて風下側に相対して凝縮器22から突出した保持枠41aで保持されている。
【0058】
なお、その他の構成は実施例2と同様なので説明を省略する。実施例2と同様に、凝縮器22上面に付着された保水部材31に導水されたドレン水は凝縮器表面を滴下しながら蒸発し、残りの一部は水溜皿25内に滴下し、一部は送風機32の風力で吹き飛ばされて風下の吸水通風部材41に付着する。吸水通風部材41に付着したドレン水の水滴は部材に拡散し、凝縮器22と熱交換して昇温した送風機32により温風で蒸発される。
【0059】
実施例10.
図14は第9の発明を示すもので、38は吸水通風部材41の上部まで延長されたドレン水滴下装置で、吸水通風部材41の上部位置に複数のドレン水滴下穴部39が設けられている。なお、その他の構成は実施例9と同様なので説明を省略する。凝縮器22の上面に付設した保水部材31と吸水通風部材41とのそれぞれの上面に接してドレン水滴下装置38が保持される。
【0060】
上記実施例と同様の方法で水溜皿25からドレン水滴下装置38に導水されたドレン水100は、ドレン水滴下穴部39から一部が保水部材31を介して凝縮器22表面を滴下しながら保有熱で蒸発し、また、滴下水の一部を送風機32の風力で吹き飛ばされて風下の吸水通風部材に吸着する。さらに、吸水通風部材41の風上側に位置するように設けられたドレン水滴下穴部39からドレン水の一部が滴下し吸水通風部材41の風上側の面を重点的にして滴下する。このようにして吸水通風部材41に付着したドレン水は凝縮器22によって昇温された送風機32による温風で蒸発される。
【0061】
実施例11.
図15は第8の発明の他の例を示すもので、凝縮器22の風下側に吸水プラスチック41が、凝縮器22から突き出した短い保持枠41aで下端部を保持され、長い保持枠41bで上端部を保持され、傾斜して設けられている。
ている。なお、その他の構成は実施例8と同様なので説明を省略する。
【0062】
実施例8と同様に、凝縮器22の上面に付着された保水部材31に導水されたドレン水は凝縮器表面を滴下しながら蒸発し、残りの一部は水溜皿25内に滴下し、一部は送風機32の風力で吹き飛ばされて風下に傾斜して設けられた吸水プラスチック41の傾斜面に沿って上方へ移動しながら微細な水粒は上方へ飛散し、水滴状の大なる水粒は吸水プラスチック41に吸収され水温皿25に吸水される。
【0063】
実施例12.
図16は第8の発明の他の例を示すもので、42は凝縮器22の風下側に幅方向に湾曲し、凸面が凝縮器22と相対して保持枠42aで所定距離を置いて設けそれに湾曲吸水プラスチックである。なお、その他の構成は実施例8と同様なので説明を省略する。凝縮器22の上面に付着された保水部材31に導水されたドレン水は凝縮器表面を滴下しながら蒸発し、残りの一部は水溜皿25内に滴下し、一部は送風機32の風力で吹き飛ばされて風下に幅方向に湾曲して設けられた湾曲吸水プラスチック42の凸面の湾曲面に沿って左右方向に分流して移動しながら微細な水粒は横方向へ飛散し、水滴状の大きな水粒は湾曲吸水プラスチック42に吸水され水溜皿25に吸水される。
【0064】
実施例13.
図17は第8と第9の発明を同時に実施した例で、凝縮器22の風下側に、下端部を水溜皿25内に設けた吸水通風部材37とフィルタ40とが凝縮器22から突出した保持枠40aで相対して保持されている。なお、その他の構成は実施例2と同様なので説明を省略する。実施例2と同様にドレン水滴下装置28から滴下したドレン水は保水部材31を介して凝縮器22の表面を滴下しながら保有熱で蒸発され、一部のドレン水が送風機32の風力で吹き飛ばされて風下側に設けられた吸水通風部材37に付着する。
【0065】
また、吸水通風部材37は水溜皿25内に設けた下端部からドレン水を毛管作用で吸水して(即ち、これが給水手段である)表面に均一に保水し、上記凝縮器22から飛来した水滴と一緒に送風機32による温風で蒸発させる。この際、上記温風で吸水通風部材37から水滴が吹き飛ばされても風下に設けられたフィルタ40で捕捉されて水溜皿25内に滴下導水される。
【0066】
実施例14.
図18は第6の発明の他の例を示すもので、図において、43は凝縮器22の上面と風上側面とに連通する厚みが薄い吸水プラスチック等からなる保水部材である。なお、その他の構成は実施例2と同様なので説明を省略する。実施例2と同様にドレン水滴下装置28から滴下したドレン水は保水部材43の上面に滴下し、部材内を拡散浸水して側面部にもドレン水を供給する。
【0067】
これらドレン水は、保水部材43の上部から凝縮器22に均一に滴下し、また、側面部に付着したドレン水は送風機32の風力で凝縮器22に吹き付けられる。これら凝縮器22に付着したドレン水は上記実施例と同様に保有熱で蒸発処理される。
【0068】
実施例15.
図19は第8の発明の他の例を示すもので、図において44は凝縮器22の上面と風下側面とに連通して付着する厚みが厚い吸水プラスチック等からなる保水部材である。なお、その他の構成は実施例2と同様であるので説明を省略する。実施例2と同様にドレン水滴下装置28から滴下したドレン水は保水部材44の上面に滴下し、部材内を拡散侵入して側面部にもドレン水を供給する。
【0069】
これらドレン水は保水部材44の上部から凝縮器22に均一に導水され滴下しながら一部が保有熱で蒸発され、他の一部は水溜皿25に滴下し、さらに他の一部は送風機32の風力で吹き飛ばされて風下側面部の吸水通風部材44に捕捉付着され、上記部材内を導水されたドレン水と共に送風機32による温風によって蒸発される。
【0070】
実施例16.
図20は第8の発明の他の例を示すもので、図において、45は例えば商品として販売されている幼児のオムツ「パンパース」(商品名)等に使用されている一方向通水部材で、凝縮器22の上面に一側が付着し風下側面に下方に所定角度で傾斜する傾斜面45aを連通して保持枠45bで保持して設けられて上面から下面方向へのみ通水可能に設けられている。
【0071】
なお、その他の構成は実施例2と同様なので説明を省略する。実施例2と同様にドレン水滴下装置28から滴下したドレン水は一方向通水部材45の上面にまず滴下し部材内を通過しながら拡散して凝縮器22上面に広く滴下させ、この滴下により凝縮器22の表面を伝って下降しながら内部保有熱で蒸発される。送風機32から送られる風力で上記滴下中のドレン水が吹き飛ばされても、このドレン水の水滴は風下側に下方に傾斜している傾斜面45aに沿って流れながら微細な水粒は開口部から飛散し、水滴状の大きな水粒は傾斜面45に沿って流れ下方の水溜皿25に吸水される。
【0072】
実施例17.
図21は第11の発明を示すもので、図において、46は多孔質で通水性のあるスポンジ状プラスチックの保水部材で、表面に多孔の平面状の硬質部46aが設けられている。なお、その他の構成は実施例1と同様なので説明を省略する。実施例1と同様に水溜皿25からドレン水滴下装置28に導水されたドレン水は、ドレン水滴下穴部29から所定空間を介して保水部材46の上面の硬質部46aにまず当り、多孔質の硬質部46aの微細な穴に広がりながら浸水する。このように拡散されたドレン水は凝縮器22の上面に均一に導水され、凝縮器表面を滴下しながら自己保有熱で蒸発される。
【0073】
実施例18.
図22、図23は第10の発明の他の例を示すもので、図において、47は保水部材で、上面のドレン水滴下位置に例えば薄いプラスチック板からなる非吸水部材48が複数個(滴下穴の数だけ)配設されている。なお、その他の構成は実施例1と同様なので説明を省略する。図23は図21の滴下部の拡大図である。
【0074】
実施例1と同様に水溜皿25からドレン水滴下装置28に導水されたドレン水は、ドレン水滴下穴部29から所定空間を介して保水部材47の上面の非吸収部材48に落下する。水滴状で落下したドレン水はまず排吸水部材48上に衝突して非吸水部材48の表面全体に拡散して周囲の縁部から下面の保水部材47に浸水する。このように非吸水部材48を基面として拡散したドレン水は凝縮器22の上面にほぼ均一に導水され、凝縮器表面を滴下しながら蒸発される。
【0075】
実施例19.
図25、図26は第11の発明を示すもので、図において、50は所定高さで平面において一方向に連続して屈曲する波状保水部材で、波状のピッチ間隔はドレン水滴下穴部29のピッチ間隔とほぼ同じに設けられている。なお、その他の構成は実施例2と同様なので説明を省略する。凝縮器22上面の載置され平面において一方向に連続して波状となる波状保水部材50の上面に当接してドレン水滴下装置28を支持枠(図示せず)で支持する。
【0076】
この際、波状保水部材50の一部はドレン水滴下穴部29と接しているので、ドレン水は波状保水部材50に従って蛇行状に下部の凝縮器22の冷却フィン(図示せず)に滴下される。これ以後の動作は実施例2と同様なので説明を省略する。
なお、波状保水部材50は平面において、広幅で設けても良く、また、細幅で設け、ドレン水滴下穴部29のピッチ間隔間に複数個の波状が形成されるようにすれば効果が増大する。
【0077】
実施例20.
図24は第12の発明を示すもので、図において、49は吸引ファンで吸込口が凝縮器22に対面し、吐出口が上方に向くように配設されている。なお、その他の構成は実施例1と同様なので説明を省略する。実施例1と同様にドレン水滴下装置28に導水されたドレン水はドレン水滴下穴部29から保水部材31上に滴下され、拡散しながら凝縮器22の表面を滴下しながら自己保有熱で蒸発する。
【0078】
この蒸発水、および風で飛散した水は吸引ファン49で横方向から吸引され吐出口から上方に向けて所定風力で吐出され、エレベータ用空間部の上方に設けられて通風口から排気ファン(図示せず)により外方へ排出される。
また、水滴状でファン内に吸い込まれた水は、ファンの遠心力により、ファンケースの壁面内側に付着した後、ファン下部の水抜き穴60から水溜皿25内に回収される。
【0079】
なお、上記実施例1〜20はエレベータのかご室外方の頂部に設置したものを示したが、外方の床下部に設けてもよく、またエレベータに限らず、ドレン水の自己処理を要するものに設置することも可能であり、排水処理の人手を要しない効果がある。
【0080】
【発明の効果】
この発明によれば、
(1)ドレン水を保持部材で拡散して凝縮器表面に均一に拡散させることができるので蒸発効率が向上する効果が得られる。
(2)ドレン水が凝縮器表面に均一に拡散する結果、凝縮機にかからず直接下に落ちてしまう水がなくなり蒸発効率が向上する。
(3)蒸発能力が向上するので、ドレン水がたまって空調を停止しなければならなくなることが減少する。
(4)ドレン水中のゴミが、凝縮機のファンに送られる前に保水部材で濾し取られ、フィンに堆積することがなくなる。
という効果が得られる。
【0081】
さらに、上記効果に加えて、
(5)フィンに付いた水滴が冷却フィンの風力で外方へ吹き飛ばされて周囲雰囲気を汚すことがなくなるという効果がある。
【0082】
さらに、上記効果に加えて、
(6)凝縮器以外の部分でも水を蒸発させることが出来るので、装置全体としての蒸発能力を増すことが出来る。
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるエレベータ空気調和機を示す概要図である。
【図2】図1の要部を示す正面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】実施例2を示す正面図である。
【図5】実施例3を示す正面図である。
【図6】図5の要部詳細図である。
【図7】実施例4を示す正面図である。
【図8】図7の詳細平面図である。
【図9】実施例5を示す正面図である。
【図10】実施例6を示す正面図である。
【図11】実施例7を示す正面図である。
【図12】実施例8を示す正面図である。
【図13】実施例9を示す正面図である。
【図14】実施例10を示す正面図である。
【図15】実施例11を示す正面図である。
【図16】実施例12を示す正面図である。
【図17】実施例13を示す正面図である。
【図18】実施例14を示す正面図である。
【図19】実施例15を示す正面図である。
【図20】実施例16を示す正面図である。
【図21】実施例17を示す正面図である。
【図22】実施例18を示す正面図である。
【図23】図22の要部詳細図である。
【図24】実施例19を示す正面図である。
【図25】実施例20を示す正面図である。
【図26】図25の平面図である。
【図27】従来の空気調和機を示す概要図である。
【符号の説明】
20 空気調和機 22 凝縮器 25 水溜皿
28 ドレン水滴下装置 29 ドレン水滴下穴部 31 保水部材
32 送風機 33 積層部 34 空間部
35 網状の保水部材 36 波状保水部材 37 吸水通風部材
38 ドレン水滴下装置 39 ドレン水滴下穴部 40 フィルタ
41 吸水通風部材 42 第1のフィルタ
42a 第2のフィルタ 43 保水部材 44 保水部材
45 一方向通風部材 46 保水部材 47 保水部材
48 排吸水部材 49 吸引ファン 50 波状保水部材
60 水抜き穴 100ドレン水

Claims (5)

  1. エレベータのかご室外に設置され、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒の熱を放熱して液化するフィンを有する凝縮器、この液化された冷媒を蒸発させることにより周囲を冷却する蒸発器を有するエレベータ空気調和機であって、上記凝縮器の下方と上記蒸発器の下方にそれぞれ設けられ配管で接続された水溜皿と、上記凝縮器の所定間隔上方に設けられ上記水溜皿から送られたドレン水を受けてこのドレン水を上記凝縮器の上面の広範囲に滴下させるドレン水滴下穴を有するドレン水滴下装置と、上記ドレン水滴下装置の下側で上記凝縮器の上面に張付けられ、滴下された上記ドレン水を上記凝縮器上面に広げる保水部材とを備え、上記ドレン水滴下装置と上記保水部材との間隔が、上記ドレン水滴下装置に設けたドレン水滴下穴径より大きく、2倍以下であることを特徴とするエレベータ空気調和機。
  2. エレベータのかご室外に設置され、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒の熱を放熱して液化するフィンを有する凝縮器、この液化された冷媒を蒸発させることにより周囲を冷却する蒸発器を有するエレベータ空気調和機であって、上記凝縮器の下方と上記蒸発器の下方にそれぞれ設けられ配管で接続された水溜皿と、上記凝縮器の所定間隔上方に設けられ上記水溜皿から送られたドレン水を受けてこのドレン水を上記凝縮器の上面の広範囲に滴下させるドレン水滴下穴を有するドレン水滴下装置と、上記ドレン水滴下装置の下側で上記凝縮器の上面に張付けられ、滴下された上記ドレン水を上記凝縮器上面に広げる保水部材とを備え、上記保水部材は上記ドレイン水滴下穴径より細い網目の網目状部材で構成されていることを特徴とするエレベータ空気調和機。
  3. エレベータのかご室外に設置され、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒の熱を放熱して液化するフィンを有する凝縮器、この液化された冷媒を蒸発させることにより周囲を冷却する蒸発器を有するエレベータ空気調和機であって、上記凝縮器の下方と上記蒸発器の下方にそれぞれ設けられ配管で接続された水溜皿と、上記凝縮器の所定間隔上方に設けられ上記水溜皿から送られたドレン水を受けてこのドレン水を上記凝縮器の上面の広範囲に滴下させるドレン水滴下穴を有するドレン水滴下装置と、上記ドレン水滴下装置の下側で上記凝縮器の上面に張付けられ、滴下された上記ドレン水を上記凝縮器上面に広げる保水部材とを備え、上記保水部材は振幅方向が上下方向の波板状に形成され、この波の頂上部はドレン水滴下装置のドレン水滴下穴に接し、この波の底部は凝縮器のフィンと交叉する方向に設けられたものであることを特徴とするエレベータ空気調和機。
  4. エレベータのかご室外に設置され、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒の熱を放熱して液化するフィンを有する凝縮器、この液化された冷媒を蒸発させることにより周囲を冷却する蒸発器を有するエレベータ空気調和機であって、上記凝縮器の下方と上記蒸発器の下方にそれぞれ設けられ配管で接続された水溜皿と、上記凝縮器の所定間隔上方に設けられ上記水溜皿から送られたドレン水を受けてこのドレン水を上記凝縮器の上面の広範囲に滴下させるドレン水滴下穴を有するドレン水滴下装置と、上記ドレン水滴下装置の下側で上記凝縮器の上面に張付けられ、滴下された上記ドレン水を上記凝縮器上面に広げる保水部材とを備え、上記凝縮器上面の保水部材上のドレン水が滴下する位置に、直径がドレン水滴下穴のピッチにほぼ等しく滴下したドレン水を拡散させる非吸水部材からなる板を設けたことを特徴とするエレベータ空気調和機。
  5. エレベータのかご室外に設置され、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒の熱を放熱して液化するフィンを有する凝縮器、この液化された冷媒を蒸発させることにより周囲を冷却する蒸発器を有するエレベータ空気調和機であって、上記凝縮器の下方と上記蒸発器の下方にそれぞれ設けられ配管で接続された水溜皿と、上記凝縮器の所定間隔上方に設けられ上記水溜皿から送られたドレン水を受けてこのドレン水を上記凝縮器の上面の広範囲に滴下させるドレン水滴下穴を有するドレン水滴下装置と、上記ドレン水滴下装置の下側で上記凝縮器の上面に張付けられ、滴下された上記ドレン水を上記凝縮器上面に広げる保水部材とを備え、上記保水部材は不織布またはフェルトを用いて、水平面内を振幅とし上記ドレン水滴下穴のピッチにあった波長の波状に形成した部材とし、か つ、全てのドレン水滴下穴にこの保水部材が接するように配置したことを特徴とするエレベータ空気調和機。
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