JPH07225033A - 空調機のドレン処理装置 - Google Patents

空調機のドレン処理装置

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JPH07225033A
JPH07225033A JP6017202A JP1720294A JPH07225033A JP H07225033 A JPH07225033 A JP H07225033A JP 6017202 A JP6017202 A JP 6017202A JP 1720294 A JP1720294 A JP 1720294A JP H07225033 A JPH07225033 A JP H07225033A
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JP
Japan
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drain
water
condenser
air conditioner
absorbing member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6017202A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Abo
眞治 阿保
Tsuneji Nasu
恒侍 奈須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP6017202A priority Critical patent/JPH07225033A/ja
Publication of JPH07225033A publication Critical patent/JPH07225033A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凝縮器に対してドレン水を均一に滴下するこ
とにより、冷却能力とドレン処理能力の高い空調機のド
レン処理装置を得る。 【構成】 空調機10の蒸発器14で生じるドレン水を
ドレン皿18で受け、ドレン皿18に溜まったドレン水
をポンプ19によりホース20を介して凝縮器13の上
方に設けられた滴下皿21に供給する。滴下皿21に供
給されたドレン水を滴下皿21の内側から外側に亘って
配置された吸水部材22に吸水させ、滴下皿21の外側
に配置された吸水部材22の端部から凝縮器13に対
し、連続して均一に滴下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調機の凝縮器に蒸発
器で生じるドレン水を掛け、凝縮器の冷却とドレン水の
処理を行う空調機のドレン処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空調機の凝縮器に蒸発器で生じるドレン
水を掛け、凝縮器の冷却とドレン水の処理を行う空調機
のドレン処理装置として、例えば実開昭57−6642
6号公報に示されるように、複数のドレン穴を有するド
レンパンから凝縮器にドレン水を滴下させるもの、或い
は実開昭58−8033号公報に示されるように、ドレ
ン水を溜める露受皿の底面外壁側に浸水性材を設け、露
受皿のドレン水を凝縮器に対して平面的に配置された浸
水性材から凝縮器に滴下させるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ドレン穴からドレン水を滴下させるものに於いては、空
調機のドレン水の時間当りの発生量が少ないため(例え
ば通常の冷房能力3,000Kcal/Hの空調機で約
0.6cc/sec)、微小なドレン穴を多数設けなけ
れば、凝縮器に対してドレン水を連続して均一に滴下す
ることができないので、微小なドレン穴が目詰まりする
という問題がある。
【0004】一方、後者の凝縮器に対して平面的に配置
された浸水性材からドレン水を滴下するものに於いて
は、浸水性材の平面の一部のみからドレン水が滴下する
ので、凝縮器に対してドレン水を均一に滴下することが
できないという問題がある。本発明は、上記の問題に鑑
みてなされたもので、吸水部材を用いて凝縮器に対しド
レン水を連続して均一に滴下させることにより、凝縮器
を効率良く冷却して空調機の冷却能力を向上すると共
に、凝縮器でドレン水を効率良く蒸発して空調機のドレ
ン水の処理能力を向上することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、空調機の蒸発器で生じるドレン水を空調
機の凝縮器に掛けて処理する空調機のドレン処理装置に
於いて、前記蒸発器で生じるドレン水を供給するホース
と、前記凝縮器の上方にあって前記ホースより供給され
るドレン水を受ける滴下皿と、この滴下皿の内側から外
側に亘って配置された吸水部材とを具備し、前記滴下皿
の外側に配置された前記吸水部材の端部が、前記凝縮器
に向かって平行に配置された構成とするものである。
【0006】また、前記吸収部材を短冊状に形成するの
が、効果的である。さらに、前記滴下皿の外側に配置さ
れた前記吸水部材の端部に多数の切り込みを形成するの
が、効果的である。
【0007】
【作用】上記の手段によれば、ドレン水を貯留する滴下
皿の内側から外側に亘って吸水部材が配置され、滴下皿
の外側に配置された吸水部材の端部が凝縮器に向かって
平行に配置されているため、毛細管現象により吸水部材
に吸水された滴下皿のドレン水は、滴下皿の外側に配置
された吸水部材の端部に達し、端部から重力により凝縮
器に対して連続して均一に滴下する。
【0008】また、上記の吸水部材を短冊状に形成する
ことにより、滴下皿内の吸水部材の吸水表面積が大きく
なり、滴下皿外の吸水部材端部の滴下表面積が大きくな
るので、凝縮器に対する滴下量が増大すると共に、凝縮
器に対してより均一にドレン水が滴下する。さらに、滴
下皿の外側に配置された吸水部材の端部に多数の切り込
みを形成することにより、滴下皿外の吸水部材端部の滴
下表面積がさらに大きくなるので、凝縮器に対してさら
に均一にドレン水が滴下する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、ドレン処理装置を内蔵した空調機の実施
例を示す概略断面図である。図1に於いて、空調機10
のケース11内には、周知の冷凍サイクルを構成する圧
縮機12,凝縮器13,減圧装置(図示せず)、蒸発器
14およひアキュムレータ(図示せず)が、順次接続さ
れて収納されている。
【0010】凝縮器13に対してケース11の内側に
は、凝縮器用送風ファン15が設けられ、蒸発器14に
対してケース11の内側には、蒸発器用送風ファン16
が設けられており、これ等の送風ファン14と15は、
ケース11内に設けられた1台のファンモータ17で回
転駆動されるようになっている。蒸発器14の下部に
は、蒸発器14で発生するドレン水を受ける貯水部を有
したドレン皿18が設けられており、ドレン皿18の貯
水部にはポンプ19が設置されている。ドレン皿18の
貯水部からポンプ19により、ホース20を介して凝縮
器13の上方に設けられた滴下皿21にドレン水が供給
されるようになっており、滴下皿21には、凝縮器13
にドレン水を滴下する後述の吸水部材22が配置されて
いる。
【0011】凝縮器13へ滴下されたドレン水のうち、
未蒸発のドレン水は排水皿23で受けられ、排水穴23
aからドレンタンク24に滴下し貯留される。なお、ケ
ース11内には、凝縮器13側と蒸発器14側とを区画
する仕切壁25が設けられており、ケース11の上部に
は、冷風を吹き出す冷風ダクト26が設けられていて、
ケース11の下部には、移動用のキャスター27が設け
られている。
【0012】凝縮器用送風ファン15により、凝縮器1
3を介してケース11内に吸い込まれる矢印A0で示す
空気は、矢印Aで示す如くケース11外に排出され、一
方、蒸発器用送風ファン16により、蒸発器14を介し
てケース11内に吸い込まれる矢印B0で示す空気は、
矢印Bで示す如く冷風ダクト26から吹き出される。図
2は、滴下皿21に配置された吸水部材22の詳細を示
すもので、布,紙,フェルト,スポンジゴム等より或る
シート状の吸水部材22が、図2(C)に示すように、
滴下皿21の内側から外側に亘って配置されており、滴
下皿21の外側に配置された吸水部材22の端部22a
が、図1に示すように、凝縮器13に向かって平行に配
置されている。なお、ポンプ19よりホース20を介し
て滴下皿21に供給されるドレン水は、図2(C)に示
すように、滴下皿21の連通穴21aから滴下皿21へ
流入する。
【0013】図3は、吸水部材22の形状に関する各種
事例を示すもので、図3(A)は、シート状の吸水部材
22を単に折り曲げたもの、図3(B)は、シート状の
吸水部材22を短冊状に形成し折り曲げたもの、図3
(C)は、滴下皿21の外側に配置された吸水部材22
の端部22aに多数の切り込みを形成したものである。
滴下能力を上げ且つ均一に滴下するためには、シート状
の吸水部材22を短冊状に形成し、吸水面積および滴下
面積を大きくすることが望ましく、さらに均一に滴下す
るためには、滴下皿21の外側に配置された吸水部材2
2の端部22aに多数の切り込みを形成し、滴下面積を
さらに大きくすることが望ましい。
【0014】次に、上記の実施例について、その作動を
説明する。図1に於いて、圧縮機12とファンモータ1
7を作動させると、凝縮器用送風ファン15と蒸発器用
送風ファン16が回転し、冷凍サイクルの運転が始ま
る。この場合、蒸発器14に吸い込まれる矢印B0で示
す空気は、蒸発器14で冷却されて冷風ダクト26から
冷風となって吹き出されるが、矢印B0で示す空気中の
水分は、蒸発器14で冷却されて凝縮水(ドレン水)と
なり、この発生したドレン水はドレン皿18に受けら
れ、ポンプ19によりホース20を介して滴下皿21に
供給される。
【0015】滴下皿21に供給されるドレン水は、図2
(C)に示すように、連通穴21aから滴下皿21内へ
流入するが、滴下皿21の内側に配置された吸水部材2
2の毛細管現象によって吸水され、滴下皿21の外側に
亘って配置された吸水部材22の端部22aに到達し、
重力によって端部22aから凝縮器13に対し、連続し
て均一に滴下する。
【0016】そのため、凝縮器13はドレン水によって
効率良く冷却されるので、空調機10の冷却能力が向上
すると共に、凝縮器13に滴下したドレン水は効率良く
蒸発されるので、空調機10のドレン水の処理能力も向
上する。また、この場合、吸水部材22を短冊状に形成
することにより、滴下皿21内の吸水部材22の吸水表
面積が大きくなり、且つ滴下皿21外の吸水部材端部2
2aの滴下表面積が大きくなるので、凝縮器13に対す
るドレン水の滴下量が増大すると共に、凝縮器13に対
してより均一にドレン水が滴下する。
【0017】さらに、この場合、滴下皿21外の吸水部
材端部22aに多数の切り込みを形成することにより、
吸水部材端部22aの滴下表面積がさらに大きくなるの
で、凝縮器13に対してより均一にドレン水が滴下す
る。次に、本実施例では、ドレン皿18に受けられたド
レン水をポンプ19により、ホース20を介して滴下皿
21に供給したが、図4に示すように、凝縮器13が蒸
発器14に対して低い位置にある場合は、ドレン皿18
からホース20を介し、落差によって滴下器21へドレ
ン水を供給することにより、ポンプ19を廃止すること
ができる。
【0018】また、本実施例では、凝縮器用送風ファン
15と蒸発器用送風ファン16を1台のファンモータ1
7により回転駆動させたが、図4に示すように、それぞ
れの送風ファン15と16を専用のファンモータ17a
と17bで回転させることにより、送風ファン15と1
6をそれぞれ所要の回転数で回転させても良い。なお、
本実施例では、一枚のシート状の吸水部材22を用いて
行ったが、複数枚の薄いシート状の吸水部材を同様に形
成して使用しても良く、さらに、シート状の吸水部材に
代えて、棉状の吸水部材を使用しても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、吸水部材に吸水されたドレン水が、吸水部
材の端部から凝縮器に対して連続して均一に滴下するの
で、凝縮器がドレン水によっで効率良く冷却され、空調
機の冷却能力が向上すると共に、凝縮器でドレン水が効
率良く蒸発され、空調機のドレン水の処理能力も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドレン処理装置を内蔵した空調機の実施例を示
す概略断面図である。
【図2】(A)は吸水部材の配置に関する上面図、
(B)はその側面図、(C)は(B)のII−II断面
図である。
【図3】(A),(B),(C)は吸水部材の各形状を
示す側面図である。
【図4】ドレン処理装置を内蔵した空調機の他の実施例
を示す概略断面図である。
【符号の説明】 10 空調機 13 凝縮器 14 蒸発器 18 ドレン皿 20 ホース 21 滴下皿 22 吸水部材 22a 吸水部材の端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機の蒸発器で生じるドレン水を空調
    機の凝縮器に掛けて処理する空調機のドレン処理装置に
    於いて、 前記蒸発器で生じるドレン水を供給するホースと、 前記凝縮器の上方にあって前記ホースより供給されるド
    レン水を受ける滴下皿と、 この滴下皿の内側から外側に亘って配置された吸水部材
    とを具備し、 前記滴下皿の外側に配置された前記吸水部材の端部が、
    前記凝縮器に向かって平行に配置されたことを特徴とす
    る空調機のドレン処理装置。
  2. 【請求項2】 前記吸水部材を短冊状に形成したことを
    特徴とする請求項1記載の空調機のドレン処理装置。
  3. 【請求項3】 前記滴下皿の外側に配置された前記吸水
    部材の端部に多数の切り込みを形成したことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の空調機のドレン処理装置。
JP6017202A 1994-02-14 1994-02-14 空調機のドレン処理装置 Withdrawn JPH07225033A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127374A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Toshiba Kyaria Kk 一体型空気調和機
CN100445661C (zh) * 2004-12-23 2008-12-24 乐金电子(天津)电器有限公司 空调器
JP2009024927A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Meiwa:Kk 空調装置およびエレベータ用の空調装置
JP2013224813A (ja) * 2012-03-21 2013-10-31 Kamakura Seisakusho:Kk スポットエアコン
KR20150108724A (ko) * 2014-03-18 2015-09-30 삼성전자주식회사 공기조화기 및 공기조화기의 제어방법

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010508