JPS582989Y2 - 排水装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は除湿機等の排水装置の改良構成に関し、特に貯水
タンク除去時、水受皿より落水するのを防止したもので
ある。

従来此種除湿機や冷蔵庫等の除湿水や除霜水を集溜して
排出する排出装置は、蒸発器等より滴下する露水を受容
する水受皿と、該水受皿より排出された水を貯溜する貯
水タンクとより構ＦＢ、ｆるものが多いが、機器運転中
に、貯水タンク内の水を廃棄するため取り外すと、継続
して滴下する露水を受容した水受皿より、この露水が流
出し据着床面を汚損することＳなっていた。

本案は係る点に鑑みてなされたものであり、以下除湿機
を実施例とした図について説明する。

１は内部に蒸発器２、凝縮器３及び冷媒圧縮機４等の冷
媒回路装置を具備した外装体で、適所に吸込口５及び吐
出口６を夫々形設し、前記蒸発器２を吸込口５に、凝縮
器３を吐出口６に夫々対向せしめて配置している。

Ｉは外気を吸込口５より吸引し、蒸発器２と凝縮器３を
順次接触して流通する送風機で、凝縮器３通過後吐出口
６より外装体１外へ返還するもので、外気中の湿気を蒸
発器２通過時冷却して結露除去し、その後凝縮器３にて
常温に・加熱する。

８は前記革発器２等より滴下する露水を受容する水受皿
で、底板９と立上周壁１０により容器状となすと共に、
周壁を外装体１内周壁等に装着した突出せる支持片１１
．１２上に載置して配設し、前記底板９の一側寄りに偏
して排水口１３を形設している。

１４は前記水受皿８の下方に着脱自在に配設した貯水タ
ンクで、前記水受皿８の排水口１３より流出する露水を
受容集溜するように受水口１５を排水口１３に対向して
形設している。

更に前記水受皿８は底板９外面より下方に１個或いは複
数個の突出体１６を前記排水口１３より離間して突出形
成し、前記貯水タンク１４を所定位置に配設している時
に、該貯水タンク１４上に前記突出体１６を当接載置し
て、前記排水口１３が最低部となる如く通常の略水平状
態に水受皿８を保持する。

この時水受皿８の周縁の中耕水口１３に近接する側を除
いて、他の殆んどの周縁は支持片１２より上方に離間す
る如く、予め排水口１３近傍の周縁を保持する支持片１
１より前記支持片１２を下方に位置づれして形成し、前
記貯水タンク１４除去時に傾斜状態で対向周縁を載置支
持する。

前記貯水タンク１４除去時には前記水受皿８は傾斜して
前記支持片１１．１２に架設支持されるのべ傾斜時の底
板９内低端を前記排水ロ１３開ロ位置よりも下方に位置
する如く予め支持片１１．１２の上下位置つれ間隔を設
定している。

尚、前記突出体１６は水受皿８に設けずに、貯水タンク
１４に設けても良い。

本案は以上の如く構成しているため、除湿機、冷蔵庫、
冷房機、或いは冷水機等の貯水タンク配設時には水受皿
にて受容した露水は排水口より貯水タンク内へ流出する
が、貯水タンク除去時には水受皿を傾斜して排水口より
更に低位置の部分を形成するので、水受皿に受容した露
水は排水口より流出することなく、第３図に示すように
排水口より離間した周縁に一時的に集溜Ｐされ、据着床
面を汚損することは極めて少なくなる。

貯水タンクを再び配置すれば水受皿は突出体が貯水タン
ク上に摺動載置して所定の略水平状態に復帰し、一時的
に集溜した露水を排水口より貯水タンク内に排出する。

従って側らの特別の注意と操作をすることなく確実に露
水を水受皿に受容し、貯水タンクを任意に貯水排出等の
ために着脱出来、安全で清潔な排水装置を提供出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案装置を具備した除湿機の概略断面図、第２
図間髪部断面図、第３図は貯水タンク除去時の同要部断
面図、第４図は同じく水受皿の底面斜視図である。 ８・・・・・・水受皿、１４・・・・・・貯水タンク。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底板と立上周壁によシ容器状となし且つ前記底板適所に
   排水口を形成した水受皿と、該水受皿下方に着脱自在に
   配設せる貯水タンクを具備してなり、更に、前記水受皿
   は前記貯水タンク配設時には通常状態に、離脱時には前
   記排水口よりも下方に位置する低端を内底部に形成する
   傾斜状態になる如く、前記貯水タンク上に適所を載置す
   ることを特徴とする排水装置。