JPH0737064Y2 - 空調装置のドレン水排出装置 - Google Patents

空調装置のドレン水排出装置

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JPH0737064Y2
JPH0737064Y2 JP1990402976U JP40297690U JPH0737064Y2 JP H0737064 Y2 JPH0737064 Y2 JP H0737064Y2 JP 1990402976 U JP1990402976 U JP 1990402976U JP 40297690 U JP40297690 U JP 40297690U JP H0737064 Y2 JPH0737064 Y2 JP H0737064Y2
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water
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drain pan
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豊 石塚
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Bosch Corp
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エバポレータから滴
下するドレン水をそのまま垂れ流すことができないよう
な空調装置、特に建築物に施設される空調装置等に用い
られるドレン水を排出するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物等に使用される空調装置において
は、冷却用エバポレータから生じるドレン水を屋外へ排
出するため、例えば、実開昭61−116913号公報
に基づいて容易に考えられるように、エバポレータの下
方にドレン水を溜めるドレンパンを設けると共に、ドレ
ンパン内にこれより上方へ延設される排水路を介してド
レン水を排出するドレンポンプを設け、ドレンパンの水
位が所定の水位を境にしてそれより高くなった場合にド
レンポンプを作動させ、また、低くなった場合にドレン
ポンプを停止させるようなドレン水排出装置の導入が必
要になる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような排出装置を用いる場合には、排水路がドレンパン
より上方へ延設されるため、特にドレンパンが小さい場
合には、ドレン水が所定レベルを下回った時点でドレン
ポンプが停止すると、排水路内の水が逆流してドレンパ
ンに戻り、水位が所定レベルを上回ってドレンポンプが
所定水位以下になるまで再び作動し、ドレンポンプのO
N/OFFが頻繁に行なわれてしまう。通常のドレンポ
ンプは、連続的な運転に適しているものの、頻繁な断続
運転に適しているものが少なく、電気的な接点等の破損
により排水不能に陥る虞れがあった。
【0004】これを防ぐ手段としては、水位が所定レベ
ル以下となってもしばらくはドレンポンプを作動させて
おく停止遅延処理を施し、ドレンポンプの作動にヒステ
リシスを持たせてドレン水の完全な排水を行なうことが
考えられるが、これを実現するためには通常マイクロコ
ンピュータ等を用いた電子回路が必要となり、コスト的
に不利となる。
【0005】そこで、この考案においては、マイクロコ
ンピュータを用いずに簡易な構成をもってドレンポンプ
の停止遅延を行ない、ドレンパンが小さい場合でも頻繁
なドレンポンプの断続を防止できる空調装置のドレン水
排出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、この考案の要
旨とするところは、エバポレータの下方にドレン水を溜
めるドレンパンを設け、このドレンパンに溜められたド
レン水をドレンポンプによってドレンパンから上方へ立
ち上げられた排水路を介して排出するようにした空調装
置のドレン水排出装置において、前記ドレンパン内に水
位の変動に追従して上下し、所定の水位以下となった場
合に前記ドレンポンプを停止させるスイッチ機構を備え
たフロートを設け、前記ドレンパン内に前記所定の水位
よりも高い隔壁を設けて該ドレンパン内を前記フロート
を収納するフロート収納室と、前記エバポレータの凝縮
水が流入され前記ドレンポンプを収納するポンプ収納室
とに分割し、前記隔壁には、前記フロート収納室とポン
プ収納室の一方から他方へのドレン水の流れを制限する
流水制限手段を設けたことにある。
【0007】
【作用】したがって、フロート収納室のドレン水が所定
水位以上になるとドレンポンプが作動し、ポンプ収納室
に溜まっていたドレン水が排出され始めることになる
が、ポンプ収納室の水位が所定レベル以下になっても隔
壁に設けられた流水制限手段によりフロート収納室の水
位は所定レベル以上に保たれ、ドレンポンプは作動しつ
づける。
【0008】そして、フロート収納室の水位がポンプ収
納室の水位に遅延して所定レベル以下になったときにド
レンポンプが停止するので、ポンプ収納室に溜まってい
たドレン水は十分に排出され、たとえドレンポンプの停
止後に排水路内の水が逆流してもドレンパンの水位を所
定レベル以下にすることができ、そのため、上記課題を
達成することができるものである。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。図1において、例えば建築物の天井等に施設され被
冷房空間を冷房する空調装置の概略構成が示され、空調
装置は、空調ケース1の最上流側に被冷房空間に開口す
る吸入口2が形成され、空調ケース1内に設けられた送
風機3の駆動により、吸入口2から被冷房空間の空気を
吸引するようになっている。
【0010】吸入口2と送風機3との間には、図示しな
いコンプレッサ、凝縮器、膨張弁等と配管結合されて冷
房サイクルを構成するエバポレータ4が配置され、吸入
口2から吸入された空気はこのエバポレータ4により適
宜冷却されるようになっている。
【0011】送風機3は、例えばシロッコファン5をフ
ァン収納ケース6に収納して構成され、ファン収納ケー
ス6の両側面に吸引孔6aが形成されていると共に、フ
ァン収納ケース6の周縁に空調ケース1の側壁に設けら
れた孔1aを介して該空調ケース1の表面から突出する
吹出口7が延設され、前記エバポレータ4で冷却された
空気を吸引孔6aから吸引し、吹出口7から直接または
図示しない所定の空調ダクトを介して被冷房空間に吹出
すようになっている。
【0012】冷房サイクルの稼動時には、エバポレータ
4の表面に生じる凝縮水が滴下するため、これをドレン
水として排出する必要があることから、この実施例にお
いては、エバポレータ4の下方にエバポレータ4から滴
下する凝縮水を受け、これを収集して下端の流出孔8a
より流出する凝縮水受け8を設け、この凝縮水受け8の
下方にドレンパン9を配して、このドレンパン9に蓄積
されたドレン水をドレンポンプ20によって排水するよ
うにしている。
【0013】ドレンパン9は、図2及び図3に示される
ように、矩形状のパン本体10を有し、その内側が、隔
壁11によりフロート収納室12と、ドレンポンプ20
を収納し前記凝縮水受け8から流出された水を受けるポ
ンプ収納室13とに分割されている。
【0014】この隔壁11は、ドレンパン9内の一角に
設けられ、図4にも示されるように、例えば一枚板を直
角に折り曲げて構成された二つの壁面14,15を有
し、各壁面14,15にはドレンパン9の底面と側面に
溶接等の手段により隙間なく接合する接合代ろ14a,
14b,15a,15bがそれぞれ設けられている。
【0015】隔壁11の高さl1 は、ドレンパン9の高
さl2 (例えば40mm)よりも低くなっており(例え
ば25mm)、隔壁11の両端には、その上端からドレ
ンパンの側面と接合する接合代14b,15bにかけて
所定幅l3 の切欠がそれぞれ設けられ、これにより壁面
14,15とドレンパン10の側面の間に隔壁11の一
方側から他方側にかけて水の流れを制限するわずかなス
リット16,17が形成されるようになっている(流水
制限手段)。
【0016】このスリット16,17の設定において
は、隔壁11を介して流れる水量がポンプ収納室13に
流入されるドレン水の量に比べて十分に少なくなるよう
にし、ポンプ収納室13の水位の変動に伴いフロート収
納室12の水位が十分に遅れて変動するよう、例えば1
mm以下の幅とすることが望ましい。
【0017】そして、フロート収納室12には、この収
納室12内の水位の上下に追従して上下し、所定の水位
以上でドレンポンプ20をONにし、所定の水位以下で
ドレンポンプ20をOFFにするスイッチ機構(リード
スイッチと磁石により構成)を備えたフロート18が収
納されている。
【0018】この所定の水位l4 は、前記ドレンパン9
の側面と接合する接合代ろ14b,15bの高さl
5 (例えば5〜10mm)より高く設定されている(例
えば20mm)。
【0019】また、ポンプ収納室13に収納されている
ドレンポンプ20は、排水用に通常用いられる周知のも
ので、ドレンパン9から上方へ立ち上げられた排水路2
1を有し、これを介してドレン水が排出されるようにな
っている。
【0020】上記構成において、水が溜まっていないド
レンパンを考えると、冷房初期においてエバポレータ4
から生じる多量の凝縮水は、凝縮水受け8を介してドレ
ンパン9のポンプ収納室13に蓄積される。そして、ポ
ンプ収納室13の水位が上昇して水位が接合代ろ14
b,15bの高さを越えると、スリット16,17を介
してドレン水の一部がフロート収納室12に少しずつ流
れ込む。
【0021】このスリットから流入する水は、ポンプ収
納室13に流入されるドレン水の量に比べて十分に少な
いため、フロート収納室12の水位の上昇は、ポンプ収
納室13の水位の上昇に比べて十分に遅く、ポンプ収納
室13の水位はついに隔壁11の上端に達する。
【0022】この段階では、フロート収納室12の水位
は所定の水位l4 よりも低い。その後、ポンプ収納室1
3からフロート収納室12へ隔壁11の上方からドレン
水が流れ込み、フロート収納室12の水位が急激に上昇
して所定の水位l4 を上回るようになる。すると、ドレ
ンポンプ20が作動してポンプ収納室13のドレン水を
排水路21を介して外部へ排出しはじめる。
【0023】これにより、ポンプ収納室13の水位は急
激に降下し、所定の水位l4 を下回ってドレンポンプ2
0の排水可能な最低レベル(例えば5mm) に達する。
この間、フロート収納室12の水位はスリット16,1
7を介して少しずつポンプ収納室13に戻されるので、
非常にゆっくり降下し、所定の水位l4 よりも上方にあ
る。
【0024】その後、フロート収納室12の水位が所定
の水位l4 に達するまでドレンポンプ20は作動しつづ
け、所定水位を下回ったときに停止する。
【0025】したがって、ポンプ収納室13の水位が所
定の水位l4 になった時点でドレンポンプ20が停止す
るわけではないので、ポンプ停止後に排水路21から逆
流する水があっても、フロート収納室12の水位が所定
水位l4 を上回ってドレンポンプ20がすぐに作動してし
まう虞れがなくなるものである。
【0026】尚、この実施例においては、隔壁に設けら
れる流水制限手段を隔壁11の両端を切欠いたスリット
16,17によって構成するようにしたが、これに限る
ことなく、例えばスリット16,17を設けずに接合代
ろ14a,14b,15a,15bを部分的にスポット
溶接し、スポット部間にできる隙間によって構成するよ
うにしてもよい。
【0027】また、ドレンポンプ20に長時間の連続運
転に適したものを用いれば、例えば流水制限手段を隔壁
自体で代行し、フロート収納室12の水の自然蒸発によ
って液面低下を実現するようにしてもよい。
【0028】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によれば、
ドレンパンに設けられた隔壁の流水制限手段により、ド
レン水の排出時には、フロート収納室の水位がポンプ収
納室の水位に遅れて所定レベルに至り、ポンプ収納室が
所定水位以下となってもドレンポンプが作動しつづける
ようにしたので、マイクロコンピュータ等の電子回路を
必要とせずに簡易なドレンパンの構造をもってドレンポ
ンプの停止遅延を実現でき、ドレンポンプの停止後に排
水路内の水が逆流してドレンポンプが再び作動してしま
うことをなくし、ドレンポンプの頻繁な断続を防止する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る空調装置を示す概略構成図であ
る。
【図2】同上において用いられるドレンパンの拡大図で
ある。
【図3】同上におけるドレンパンの平面図である。
【図4】同上におけるドレンパンに用いられる隔壁の構
造を示す斜視図である。
【符号の説明】
4 エバポレータ 9 ドレンパン 11 隔壁 12 フロート収納室 13 ポンプ収納室 16,17 スリット 18 フロート 20 ドレンポンプ 21 排水路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータの下方にドレン水を溜める
    ドレンパンを設け、このドレンパンに溜められたドレン
    水をドレンポンプによってドレンパンから上方へ立ち上
    げられた排水路を介して排出するようにした空調装置の
    ドレン水排出装置において、前記ドレンパン内に水位の
    変動に追従して上下し、所定の水位以下となった場合に
    前記ドレンポンプを停止させるスイッチ機構を備えたフ
    ロートを設け、前記ドレンパン内に前記所定の水位より
    も高い隔壁を設けて該ドレンパン内を前記フロートを収
    納するフロート収納室と、前記エバポレータの凝縮水が
    流入され前記ドレンポンプを収納するポンプ収納室とに
    分割し、前記隔壁には、前記フロート収納室とポンプ収
    納室の一方から他方へのドレン水の流れを制限する流水
    制限手段を設けたことを特徴とする空調装置のドレン水
    排出装置。
JP1990402976U 1990-12-11 1990-12-11 空調装置のドレン水排出装置 Expired - Lifetime JPH0737064Y2 (ja)

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JPH0635820U JPH0635820U (ja) 1994-05-13
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