JPH0347144Y2 - - Google Patents

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JPH0347144Y2
JPH0347144Y2 JP1985126127U JP12612785U JPH0347144Y2 JP H0347144 Y2 JPH0347144 Y2 JP H0347144Y2 JP 1985126127 U JP1985126127 U JP 1985126127U JP 12612785 U JP12612785 U JP 12612785U JP H0347144 Y2 JPH0347144 Y2 JP H0347144Y2
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container
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、出窓内に収納された空気調和機(以
下空調機と略記する)から排出されるドレン水
を、出窓外に排出することなく、出窓部で蒸発さ
せて処理するようにした空調機付き出窓に関する
ものである。
〔従来の技術〕
空調機を出窓に組み込み、一体化した出窓は公
知であるが、出窓自体が一般住宅を対象として設
計されているため、空調機から排出されるドレン
水は、単に排水管を出窓の外側に連通させて排出
しているのが現状である。
すなわち、第5図は前述した従来の空調機付き
出窓を示す概略説明図である。第5図において、
1は出窓、2は出窓1の上部に設けた窓部、8お
よび11は出窓1の下部に設けた収納部に収納さ
れた空調機の室外機および室内機であり、9は室
外機8と室内機11とを仕切る仕切板である。、
また、20は室内機11の熱交換器(図示省略)
に生じた結露水などのドレン水を空調機外に排出
するための排水管である。
また、従来、実公昭53−51088号公報に示すよ
うに、室外機内の室外側熱交換器下方にドレン水
を受けるドレン水容器およびこの容器の室内側に
位置するポンプを設け、底に多数の透孔を穿つた
箱状のドレン水分散器を前記室外側熱交換器の上
方に配設し、前記ポンプの吸入パイプを前記容器
内の底部に開口させ、ポンプの吐出パイプを前記
分散器を下方から上方に迂回させて分散器内に開
口させた空調機があつた。
そして、この空調機は、ドレン水容器内に溜つ
たドレン水を、ポンプの間欠運転によつて汲み上
げ、吐出パイプの先端からドレン分散器に導き、
この分散器の底に設けた多数の透孔からドレン水
を分散させて室外側熱交換器に接触させ、この熱
交換器内を通る高温冷媒と熱交換させることによ
り、ドレン水を水蒸気として室外機外に放出して
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第5図に示すような従来の空調機付き
出窓をマンシヨン、アパートなどの共同住宅に取
り付けた場合には、ドレン水が高所からたれ流し
されるため、下層に位置する部屋や、水滴飛散個
所では、建物汚染や洗濯物の汚れなどが起こると
いう問題点があつた。またドレン水の排出管を他
の排水パイプに接続すると、下水などの臭いがド
レン水の排水管を通じて出窓にまで達してしまう
という問題点があり、さらに排水管を外部の雨樋
などに配管する場合は、建物の外観を損ねてしま
う。
これを改善するために、室外側熱交換器の下方
に設けた容器内にドレン水を溜め、このドレン水
をポンプの間欠運転によつて汲み上げ、吐出パイ
プの先端からドレン分散器に導き、この分散器の
底に設けた多数の透孔からドレン水を前記室外側
熱交換器に接触させ、ドレン水を蒸発させて室外
機に放出する前述した空調機を出窓下部の収納部
内に設置することが考えられる。
しかし、前記のようにすると、空調機は、室外
機内の室外側熱交換器下方にドレン水容器を配設
しており、この容器は、ポンプが間欠運転である
ため、ドレン水たれ流し式のものに比べて、深さ
を深くするつまり高さ寸法を大きくしないとドレ
ン水が溢れる恐れがあり、室外機の高さ寸法を大
きくする必要がある。また、ポンプを室外機内の
前記容器の室内側に配設しているため、室外機の
奥行寸法も大きくする必要がある。さらに、室外
機内の室外側熱交換器上方にドレン水分散器を設
け、前記ポンプの吐出パイプを、前記分散器の下
方から上方に迂回させて分散器内に開口させてお
り、これによつても室外機の高さ寸法を大きくす
る必要がある。したがつて、従来のドレン水たれ
流し式の空調機の室外機に比べて、室外機の高さ
寸法が大きくなり、第5図に示すドレン水たれ流
し式の出窓の収納部には室外機が収納できなくな
る。そして、収納部を大きくするために、その高
さを高くすると、出窓の高さを変えない場合、窓
部の高さが低くなるので、採光性の低下など出窓
にとつて好ましくないという問題点が生じる。
本考案は、前述した問題点を解決して、空調機
の室外機および収納部の高さを全くまたはほとん
ど変えることなく、出窓部で空調機のドレン水を
蒸発させて処理でき、出窓および室外機の改変が
少なくてすむ空調機付き出窓を提供することを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、出窓内を棚板によつて上下に仕切
り、出窓内の前記棚板の上方部分および下方部分
に窓部および空気調和機の収納部をそれぞれ形成
し、この収納部を仕切り板によつて室内側部分と
室外側部分とに仕切り、前記収納部の室内側部分
および室外側部分に空気調和機の室内機および室
外機をそれぞれ配設した空気調和機付き出窓にお
いて、前記室外機内に設けた室外側熱交換器の下
方に、ドレン水容器を配置し、この容器の下部を
前記室外機および収納部の下方に突出させ、収納
部の下面を支える支持体上に前記容器の底面を支
持させ、前記容器内にポンプを設置し、このポン
プの吸入側に接続した吸入パイプを前記容器内の
底部に開口させ、前記ポンプの吐出側に吹き付け
パイプを接続させ、前記室外側熱交換器上方の室
内寄り部分に、室内側側壁が高く上面が開口して
いる浅い箱状の水飛散体を室外側熱交換器の幅方
向に沿つて水平に配設し、前記吹き付けパイプの
先端を前記水飛散体の底に開口させたものであ
る。
〔作用〕
本考案による空調機付き出窓は、室外側熱交換
器の下方に配置したドレン水容器の下部を室外機
および収納部の下方に突出させ、収納部の下面を
支える支持体上に、前記容器の底面を支持させ、
この容器内にポンプを設置したので、前記容器の
高さ寸法をドレン水が溢れない高さとし、この容
器の高さ寸法がドレン水たれ流し式のドレン水容
器の高さ寸法より大きくなつても、この大きくな
つた高さ寸法およびドレン水容器の高さ寸法を前
記容器の下部が室内機および収納部の下方に突出
した高さ寸法で補うことができる。そして、水飛
散体を室外側熱交換器上に配設しても、水飛散体
の底にポンプ吐出側の吹き付けパイプを開口させ
たので、この部分の高さ寸法を、従来の吐出パイ
プをドレン水分散体の下方から上方に迂回させる
ものに比べて、小さくすることができ、室外機の
高さ寸法を抑えるのに役立つ。従つて、室外機お
よび収納部の高さ寸法を、従来のドレン水を蒸発
させない空調機を収納した出窓の収納部の高さ寸
法と同じか、ほとんど高くしなくてすみ、ポンプ
をドレン水容器内に設けたこともあつて、室外機
および収納部の改変も少なくてすむ。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例による空調機付き出窓
を第1図ないし第4図により説明する。
第1図は本考案の一実施例による空調機付き出
窓の正面図、第2図は側方から見た縦断面図、第
3図は要部の拡大側面説明図、第4図は吹き付け
パイプおよび水飛散体部分の拡大斜視図である。
出窓1は上半が窓部2、下半が空調機の収納部
3として構成されており、これらが後述する棚7
で仕切られている。窓部2には従来と同様に正面
に嵌め殺し窓、引違い窓などを配し、袖部に開き
窓、上げ下げ窓、嵌め殺し窓などが配されてい
る。
収納部3の正面部は通風性のよいガラリ4が取り
付けられ、袖部にはパネルが嵌め込まれている。
5は屋根部、6は出窓の下面を構成する支持体で
ある。前述の仕切り用の棚7の下方の収納部3に
は空調機が収納され、収納部3の室外側部分には
室外機8が設置され、その室内側に室内外を気密
に仕切る仕切り板9が取り付けられ、仕切り板9
の室内側部分には室内機11が設けられている。
室外機8と室内機11とを結ぶ冷媒配管は仕切り
板9に設けた孔に通され、室内機11の熱交換器
またはこれと室外機8の熱交換器ドレン水を受け
皿を介して排出するドレン水パイプ13が室外機
8の下方に垂下されている。室外機8の室外側熱
交換器8a下方にはドレン水を受けるドレン水容
器10が配置され、この容器10は下部が室外機
8および収納部3の下方に突出し、底面が出窓を
支える前記支持体6の上に支持されており、容器
10内に前記排水管13の下端が開口されてい
る。前記容器10はわずかに底面10aが傾斜し
ており、低くなつた部分にポンプ14の吸入側に
接続された吸入パイプ15の先端15aが開口さ
れている。ポンプ14の吐出側に吹き付けパイプ
16が接続され、吹き付けパイプ16は、上方に
延び室内側に屈曲してからさらに上方に延び、先
端16aが水飛散体17の底17aの中央部に開
口されている。水飛散体17は、室内側側壁17
bのみが高く、端壁17cおよび室外側側壁17
dが低くされた浅い箱状に形成され、上面が開口
されている。また、水飛散体17は、室外側熱交
換器8aの上部室内側にこれの幅方向に沿つて水
平に配設されている。なお、第3図中、18は室
外側熱交換器8a用のフアンである。
この実施例の空調機付き出窓では、空調機の冷
房運転時に室内機から排出されるドレン水がハイ
プ13を通つて容器10内に導かれる。容器10
内に溜つたドレン水は、ポンプ14の間欠運転に
より吸入パイプ15から吸き付けパイプ16に至
り、水飛散体17に導かれ、これに案内されてド
レン水が室外側熱交換器8aの幅方向上部全体に
流れ、フアン18による気流によつて前記熱交換
器8aに吹き付けられ、これに接触することによ
り、蒸発する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、出窓内を棚板
によつて上下に仕切り、出窓内の前記棚板の上方
部分および下方部分に窓部および空気調和機の収
納部をそれぞれ形成し、この収納部を仕切り板に
よつて室内側部分と室外側部分とに仕切り、前記
収納部の室内側部分および室外側部分に空気調和
機の室内機および室外機をそれぞれ配設した空気
調和機付き出窓において、前記室外機内に設けた
室外側熱交換器の下方に、ドレン水容器を配置
し、この容器の下部を前記室外機および収納部の
下方に突出させ、収納部の下面を支える支持体上
に前記容器の底面を支持させ、前記容器内にポン
プを設置し、このポンプの吸入側に接続した吸入
パイプを前記容器内の底部に開口させ、前記ポン
プの吐出側に吹き付けパイプを接続させ、前記室
外側熱交換器上方の室内寄り部分に、室内側側壁
が高く上面が開口している浅い箱状の水飛散体を
室外側熱交換器の幅方向に沿つて水平に配設し、
前記吹き付けパイプの先端を前記水飛散体の底に
開口させたので、次の効果が得らえる。
すなわち、本考案による空調機付き出窓は、室
外側熱交換器の下方に配置したドレン水容器の下
部を室外機および収納部の下方に突出させ、収納
部の下面を支える支持体上に、前記容器の底面を
支持させ、この容器内にポンプを設置したので、
前記容器の高さ寸法をドレン水が溢れない高さと
し、この容器の高さ寸法がドレン水たれ流し式の
ドレン水容器の高さ寸法より大きくなつても、こ
の大きくなつた高さ寸法およびドレン水容器の高
さ寸法を前記容器の下部が室外機および収納部の
下方に突出した高さ寸法で補うことができる。そ
して、水飛散体を室外側熱交換器上に配設して
も、水飛散体の底にポンプ吐出側の吹き付けパイ
プを開口させたので、この部分の高さ寸法を、従
来の吐出ハイプをドレン水分散体の下方から上方
に迂回させるものに比べて、小さくすることがで
き、室外機の高さ寸法を抑えるのに役立つ。従つ
て、室外機および収納部の高さ寸法を、従来のド
レン水を蒸発させない空調機を収納した出窓の収
納部の高さ寸法と同じか、ほとんど高くしなくて
すみ、ポンプをドレン水容器内に設けたこともあ
つて、室外機および収納部の改変も少なくてす
み、コストアツプが僅かであり、出窓の高さ寸法
が従来のドレン水たれ流し式のものと同じである
場合、採光性を損うこともなく、2階以上の部
屋、とくにマンシヨン、アパートなどの共同住宅
には最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による空調機付き出
窓の正面図、第2図は同側方から見た縦断面図、
第3図は同要部の拡大説明図、第4図は吹き付け
パイプおよび水飛散体部分の拡大斜視図、第5図
は従来例を示す概略説明図である。 1……出窓、2……窓部、3……収納部、4…
…ガラリ、5……屋根部、6……支持体、7……
棚、8……室外機、8a……室外側熱交換器、9
……仕切り板、10……容器、10a……底面、
11……室内機、13……ドレン水パイプ、14
……ポンプ、,15……吸入パイプ、16……吹
き付けパイプ、17……水飛散体、17a……
底、17b……室内側側壁、17c,17d……
端壁、室外側側壁、18……フアン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 出窓内を棚板によつて上下に仕切り、出窓内の
    前記棚板の上方部分および下方部分に窓部および
    空気調和機の収納部をそれぞれ形成し、この収納
    部を仕切り板によつて室内側部分と室外側部分と
    に仕切り、前記収納部の室内側部分および室外側
    部に空気調和機の室内機および室外機をそれぞれ
    配設した空気調和機付き出窓において、前記室外
    機内に設けた室外側熱交換器の下方に、ドレン水
    容器を配置し、この容器の下部を前記室外機およ
    び収納部の下方に突出させ、収納部の下面を支え
    る支持体上に前記容器の底面を支持させ、前記容
    器内にポンプを設置し、このポンプの吸入側に接
    続した吸入パイプを前記容器内の底部に開口さ
    せ、前記ポンプの吐出側に吹き付けパイプを接続
    させ、前記室外側熱交換器上方の室内寄り部分
    に、室内側側壁が高く上面が開口している浅い箱
    状の水飛散体を室外側熱交換器の幅方向に沿つて
    水平に配設し、前記吹き付けパイプの先端を前記
    水飛散体の底に開口させたことを特徴とする空気
    調和機付き出窓。
JP1985126127U 1985-08-20 1985-08-20 Expired JPH0347144Y2 (ja)

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JP1985126127U JPH0347144Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

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JP1985126127U JPH0347144Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

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JPS62100422U JPS62100422U (ja) 1987-06-26
JPH0347144Y2 true JPH0347144Y2 (ja) 1991-10-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH074434Y2 (ja) * 1989-08-23 1995-02-01 新日軽株式会社 空調機を内蔵した壁部空調装置

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JPS5351088U (ja) * 1976-10-04 1978-05-01

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JPS56118309U (ja) * 1980-02-08 1981-09-09

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JPS5351088U (ja) * 1976-10-04 1978-05-01

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JPS62100422U (ja) 1987-06-26

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