JP3371043B2 - 噴霧式加湿器用エリミネータ - Google Patents

噴霧式加湿器用エリミネータ

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機における噴
霧式加湿器用エリミネータに関するものである。 【0002】 【従来技術】一般に、空気調和機にあっては、暖房或い
は冷房運転時に調和空気の湿度不足を補うために加湿器
が使用されているが、水を霧状に噴射して加湿する所謂
噴霧式加湿器の場合、スプレーノズルにより噴霧された
水が空気中に吸収されない儘水滴となって飛散するのを
防止するために、水滴除去器たるエリミネータが併設さ
れている。 【0003】従来公知のこの種のエリミネータは、図4
に示されるように繊維材料から成形した一定の厚みを有
する一枚の濾材Aとこの濾材の外周を保護する枠体Bと
から構成され、加湿器Cによって噴霧され、空気中に吸
収されなかった水分を濾材Aによって捕集して空気調和
機外に排出するようにしたものであった。 【0004】 【従来技術の問題点】このエリミネータにあっては、加
湿器Cから噴霧された微細な水の粒子は、濾材Aに衝突
したときに凝縮して水滴化し、凝縮を繰り返して或る一
定の大きさに成長した水滴は自重と風圧によって濾材の
繊維を伝って下降しながら風下側に移動するが、濾材A
を通過する風速が或る一定速度(例えば4m/sec)
以下の場合には、濾材の風下側の面に到達する前に落下
してしまい飛散することがないのであるが、その速度以
上の風速の場合には風圧によって濾材の繊維を伝って濾
材Aの風下側の面迄吹き寄せられた水滴が風圧によって
飛散し、水濡れ事故を起こすという不都合が生じ、濾材
の厚みを厚くすれば空気抵抗が大きくなって圧力損失の
影響の方が強くなり、空気処理能力や熱交換効率を高め
るために風速を一定速度以上上げることができないとい
う問題点があった。 【0005】 【発明の目的】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
するために、一定の厚さの濾材を二枚に分割し、この二
枚の濾材間に空間部を形成することによって風速を上げ
ても水滴の飛散がないエリミネータを提供することを目
的とするものである。 【0006】 【発明の開示】本発明に係るエリミネータは、繊維材料
から成形した一定の厚さの濾材を二枚に分割し、この
枚の濾材を同濾材間に空間部が形成されるように枠体内
に収納し、同枠体は、外周枠と同外周枠の両側を囲む額
縁状の枠及び上記二枚の濾材を濾材間に空間部が形成さ
れるように間隔をあけて装着するための仕切枠とから構
成され、上記外周枠と仕切枠で形成される溝の底部に水
抜き口を形成したことを特徴とするものである。つま
り、一定厚さの濾材を第一、第二の二枚の濾材に分割
し、両濾材間に空間部を形成したことを特徴とするもの
である。 【0007】 【発明の作用】第一濾材で捕集された水の粒子が成長し
て水滴となり、濾材内で落下しきれなかった成長途中の
水滴が空間部に飛散し、空間部で落下できなかったある
程度成長した水滴が第二濾材で捕集され、風下側の面に
到達する迄に濾材内で落下して、水滴の飛散がない。 【0008】 【実施例】本発明に係るエリミネータの実施例を図面に
ついて具体的に説明する。図1は、本発明エリミネータ
の正面図、図2は、同エリミネータの縦断側面図、図3
は、本発明エリミネータの使用状態における説明図であ
って、1は、繊維材料を不織布のように圧縮して成形し
た濾材、2は、濾材の外周を保護するための金属または
合成樹脂製の枠体であって、外周枠21と同外周枠21
の両側を囲む額縁状の枠22、22及び二枚の濾材1、
1を濾材間に空間部3が形成されるように間隔をあけて
装着するための仕切枠23、23とから構成されてお
り、それぞれの枠22、23の間に濾材の外周をそれぞ
れ差し込んで濾材1、1を装着して完成する。尚、本実
施例にあっては風上側の濾材を第一濾材、風下側の濾材
を第二濾材と称する。図中、25は、外周枠21と仕切
枠23、23で形成される溝24の底部に形成された水
抜き口である。 【0009】図3の使用状態にあっては、単体のエリミ
ネータ二個を上下二段に連接したものを空気調和機内に
設置したもので、空気調和機の運転中、加湿器Cから噴
射された霧が空気流に乗ってエリミネータの第一、第二
濾材1、1を通過するときに空気に吸収されなかった水
分が濾材1、1に捕集されるのであるが、噴霧された微
細な水は第一濾材1に衝突するときに凝縮して水滴化
し、凝縮が繰り返されてある一定の大きさに成長した水
滴は風圧にかかわらず自重により濾材の繊維を伝って降
下し、外周枠21と仕切枠23、23で形成される溝2
4に溜まる。 【0010】一定の大きさ迄成長しなかった水滴は、風
圧によって風下側の面迄吹き寄せら、その風下側の面か
ら空間部3に向かって吹き飛ばされるが、大きくて重い
水滴は自重により第二濾材1に到達する迄に空間部3で
落下して上段のエリミネータにおいては溝24内に溜ま
り、水抜き口25に接続された下段のエリミネータの空
間部3を通る排水用ホース4を介して下段のエリミネー
タの溝24内に落下し、下段のエリミネータで捕集した
水と共に、排水管5により機外に排水される。 【0011】第一濾材1の風下側の面から飛散して第二
濾材1に到達した水滴はある程度の大きさに成長してい
るので、風下側の面に向かって移動する迄に一定以上の
大きさに成長し、風圧によって風下側の面迄吹き寄せら
れることはなく、第一濾材の場合と同様に自重により濾
材の繊維を伝って降下し、溝24に溜まって機外に排出
される。 【0012】 【発明の効果】本発明に係る噴霧式加湿器用エリミネー
タによれば、一定の厚さの濾材を第一、第二の二枚の濾
材に分割し、その濾材間に空間部を形成して濾材間を絶
縁状態としたもので、第一濾材で捕集され、飛散できな
い大きさ迄成長した水滴を空間部で除去し、空間部で除
去できなかったある程度成長した水滴を第二濾材により
除去するようにしたものであるから、従来のエリミネー
タよりも風速を上げても水滴が飛散するようなことがな
くなり、風速が上げられることによって空気処理能力や
熱交換効率を高めることができるようになったものであ
る。 【0013】また、濾材間の空間部で濾材の目詰まりの
原因となる水滴の大部分が除去されるので、空気抵抗が
小さくなって従来の一枚の濾材を使用したエリミネータ
よりも圧力損失を抑えることができ、送風機のモータの
負担を軽減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るエリミネータの正面図である。 【図2】同エリミネータの縦断側面図である。 【図3】同エリミネータの使用状態における概略縦断側
面図である。 【図4】従来のエリミネータの使用状態における概略縦
断側面図である。 【符号の説明】 1 濾材 2 枠材 3 空間部 4 排水ホース 5 排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−93524(JP,A) 特開 平5−118596(JP,A) 特開 平4−6335(JP,A) 実開 平2−28025(JP,U) 実開 平3−66620(JP,U) 実開 昭58−103629(JP,U) 米国特許5586995(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 6/14 F24F 6/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 繊維材料から成形した一定の厚さの濾材
    を二枚に分割し、この二枚の濾材を同濾材間に空間部が
    形成されるように枠体内に収納し、同枠体は、外周枠と
    同外周枠の両側を囲む額縁状の枠及び上記二枚の濾材を
    濾材間に空間部が形成されるように間隔をあけて装着す
    るための仕切枠とから構成され、上記外周枠と仕切枠で
    形成される溝の底部に水抜き口を形成したことを特徴と
    する噴霧式加湿器用エリミネータ。
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