JP2020159657A - 液体微細化装置 - Google Patents

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晃宏 土田
真弘 藤田
Shinko Fujita
真弘 藤田
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和秀 江口
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Abstract

【課題】送気口からの水滴飛散を抑制する液体微細化装置を提供することができる。【解決手段】本体ケース内に空気を吸い込むファンと、ファンで吸い込まれた空気を前記本体ケース内で温める熱交換器と、貯水部に貯留された水を細かな水粒に破砕するとともに、熱交換器を通過した温風を該水粒で加湿する加湿ユニットと、加湿された温風から水粒を除去する気液分離装置と、気液分離装置を通過した温風が吹き出す送気口とを備えた液体微細化装置において、気液分離装置は、第1の気液分離装置及び第2の気液分離装置を含み、加湿された温風が第1の気液分離装置を通過した後、第2の気液分離装置を通過するように配置され、第1の気液分離装置は、第2の気液分離装置に対して所定の距離を介して配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、ミストサウナ装置等に使用される液体微細化装置に関するものである。
家庭用の浴室の天井面等に設置される家庭用ミストサウナ装置では、浴室内の空気が吸気口から本体内に吸い込まれ、一次加熱手段により加熱される。加熱された空気は加湿ユニットで加湿され、さらに二次加熱手段で加熱された後、送気口から浴室内に送風される。
特許文献1に開示される液体微細化装置では、サウナ運転時に、回転モータの駆動力で回転駆動される揚水管で貯水部から揚水される水が揚水管に取着された回転板から遠心力で飛散される。そして、飛散された水滴は、液体微細化装置の筒状の経路の内壁に衝突して破砕され、前述の加熱された空気と混合されて水蒸気化される。
特開2012−152308号公報
上記のような液体微細化装置では、ファンで吸気口から本体内に吸い込まれた空気が送気口に達するまでに、一次加熱手段、加湿ユニット、二次加熱手段を通過させる必要があり、さらに加湿ユニットと二次加熱手段との間に、加湿された空気から水粒を除去する気液分離装置を介在させることもある。
気液分離装置は、加湿ユニットで加湿された空気を通過させて、送気口から送風される空気に含まれる水滴をより小さくする方式として知られている。
このような気液分離装置は、付着した水滴が気液分離装置を伝って下部に達するような構造にしている。しかしながら、気液分離装置の端部において、水滴がファンによる風速に押されると、押された水滴が送気口から浴室内に飛散し、入浴者に不快感を与えてしまうおそれがあった。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、送気口からの水滴飛散を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の液体微細化装置は、本体ケース内に空気を吸い込むファンと、前記ファンで吸い込まれた空気を前記本体ケース内で温める熱交換器と、貯水部に貯留された水を細かな水粒に破砕するとともに、前記熱交換器を通過した温風を該水粒で加湿する加湿ユニットと、加湿された温風から水粒を除去する気液分離装置と、前記気液分離装置を通過した温風が吹き出す送気口とを備えた液体微細化装置において、前記気液分離装置は、第1の気液分離装置及び第2の気液分離装置を含み、加湿された温風が前記第1の気液分離装置を通過した後、前記第2の気液分離装置を通過するように配置され、前記第1の気液分離装置は、前記第2の気液分離装置に対して所定の距離を介して配置されることを特徴とする。
本発明によれば、送気口からの水滴飛散を抑制した液体微細化装置を提供することができる。
一実施形態のサウナ室を示す斜視図である。 サウナ室から見た液体微細化装置を示す斜視図である。 液体微細化装置の一部を示す斜視図である。 液体微細化装置の断面図である。 液体微細化装置の電気的構成を示すブロック図である。 液体微細化装置を示す断面図である((a)第1の気液分離装置と第2の気液分離装置との配置を示す図である、(b)第1の気液分離装置のみを配置した場合を示す図である。)。
以下、液体微細化装置を備えたサウナ装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、浴室と兼用のサウナ室1の天井面2には液体微細化装置3が取付けられている。液体微細化装置3には、電気温水器あるいはガス温水器から熱源として熱水が配管4を介して供給されるとともに、配管5を介して水が供給される。また、天井面2の天井裏に設置された液体微細化装置3の点検口50が設けられており、浴室外の脱衣室52に備えられた操作パネル53と液体微細化装置3を接続する信号線51等の電気回路系を保守点検、修理をする際に、天井裏に上がらずに点検口50から上半身を入れるだけで作業することができる。
図2は、サウナ室1から見た液体微細化装置3を示す斜視図である。
図2に示すように、液体微細化装置3はフロントパネル6の上方に本体ケース7が取着されている。そして、液体微細化装置3はサウナ室1内にフロントパネル6を露出させる状態で、本体ケース7がサウナ室1の天井裏に設置されている。
フロントパネル6には、サウナ室1内の空気を吸い込む吸気口8と、サウナ室1内に高温高湿度の空気を送り出す送気口9が設けられている。また、送気口9には、液体微細化装置3にて生成されたミストを吹き出すミストノズル9aが設けられている。
図3は、液体微細化装置3の一部の斜視図を示し、図4は、液体微細化装置3の断面図を示す。
図3及び図4に示すように、本体ケース7内には主に一次熱交換器10、送風機11、加湿ユニット12、第1の気液分離装置40、第2の気液分離装置41が設けられている。
一次熱交換器10は、本体ケース7の吸気口8の上方に設置され、後述する温水器36から供給される熱水が循環するように構成される。
送風機11は、本体ケース7に回転可能に支持された一対のファン15間にファンモータ16が配設され、そのファンモータ16の動作に基づいてファン15が回転される。そして、ファン15の回転に基づいてサウナ室1内の空気が吸気口8から吸い込まれ、その空気は一次熱交換器10で温められた後、加湿ユニット12に案内される。
加湿ユニット12は、本体ケース7の中央部において、ファン15から温風が供給される位置に配設され、破砕モータ17、揚水管18、遠心破砕円板19、破砕壁20、貯水部21等を備えている。
破砕モータ17は本体ケース7の上部に固定され、その出力軸は下方に延設されるとともに、出力軸の下端部には揚水管18が取着されている。揚水管18は上方に向かって直径が大きくなる逆円錐状の円筒であり、揚水管18の上端部に取着される軸部を介して出力軸に固定されている。従って、揚水管18は出力軸と一体に回転される。
貯水部21の底面は、出力軸の下方位置で最も深くなる浅いすり鉢状に形成されるとともに、その最深部に水位検知センサ14が配設されている。また、揚水管18の下端と貯水部21の最深部との間には数mm程度の所要の隙間が確保されている。
図4に示すように、貯水部21の側方位置には、給水弁23を備えた給水部24が配設され、その給水部24には配管5から水が供給される。そして、後述する制御部29の動作により給水弁23が開かれると、配管5から給水弁23を介して水が貯水部21に滴下される。
揚水管18の上部には4層の円板状の遠心破砕円板19が水平方向となる状態で設けられている。最上層の遠心破砕円板19は揚水管18の上端部を水平方向に屈曲して形成され、その下方には同一形状の3枚の遠心破砕円板19が最上層の遠心破砕円板19から取付具を介して吊下支持されている。
4層の遠心破砕円板19の間において、揚水管18には揚水管18の内外を連通させる四角形状の開口部25が一定間隔毎に形成されている。
このような構成において、給水部24から貯水部21に水が供給され、貯水部21に溜まった水の水面が揚水管18の下端より上方に達している状態で、破砕モータ17の作動により揚水管18が回転されると、貯水部21に貯留されている水が遠心力により揚水管18の内周面に沿って上方へ巻き上げられる。そして、各開口部25から各遠心破砕円板19の上面を薄膜状となって案内された後、遠心破砕円板19の周縁からその周囲に細かな水滴となって飛散される。
図4に示すように、揚水管18に対しファン15の反対側には破砕壁20が形成される。破砕壁20は遠心破砕円板19を取り囲むように湾曲する衝立状に形成されている。
破砕壁20の遠心破砕円板19側の側面には、上下方向に延びる突条が破砕枠26として等間隔に多数形成されている。また、各破砕枠26の下端は破砕壁20の下縁より下方まで延設されている。
遠心破砕円板19から飛散される細かな水滴が破砕壁20及び破砕枠26に衝突してさらに細かい水粒に破砕され、ファン15から送風される温風により水粒が気化されて温風が加湿される。
揚水管18とファンモータ16との間には仕切り壁33が設けられ、遠心破砕円板19から飛散される水滴によるファンモータ16の濡れを防止している。仕切り壁33に付着した水滴は、貯水部21に落下する。また、破砕壁20に付着した水粒も破砕枠26の下端から貯水部21に落下する。
また、液体微細化装置3の本体ケース7は、換気路27と連通する。換気路27は、サウナ室1の空気を屋外に排出する換気手段としての換気ファン28を備える。換気路27は、本体ケース7の点検口50側の外部にねじ止めされて設けられる。換気ファン28により、換気路27を介してサウナ室1の空気を屋外に排気することができる。
図4に示すように、ファン15はファンケース34内で回転されるとともに、そのファンケース34には加湿ユニット12の遠心破砕円板19側に開口する吹出口35が形成されている。
温風の送風方向において、破砕壁20の後方には第1の気液分離装置40及び第2の気液分離装置41が並設されている。第1の気液分離装置40及び第2の気液分離装置41は細い糸状の樹脂を複雑にからませたものであり、加湿された温風が通過するときに糸状の樹脂に衝突することにより送風される空気から水滴が分離される。第1の気液分離装置40及び第2の気液分離装置41の全体形状はほぼ直方体状に形成されるとともに、温風が気液分離装置の上下方向中心線に対し直交する方向に通過するように配設されている。
第1の気液分離装置40及び第2の気液分離装置41は、加湿された温風が第1の気液分離装置40を通過した後、第2の気液分離装置41を通過するように配置される。第1の気液分離装置40は、第2の気液分離装置41に対して所定の距離を介して隣接される。この時、第1の気液分離装置40及び第2の気液分離装置41は、気液分離装置の上下方向中心線に対し直交する方向の長さ(厚み)が概ね同じであることが望ましい。
第1の気液分離装置40及び第2の気液分離装置41は同一の形状であってもよい。また、第1の気液分離装置40及び第2の気液分離装置41の上下方向の長さは、同じであることを想定しているが、異なる長さから構成されていても良く、特に限定されない。
そして、第1の気液分離装置40では破砕壁20及び破砕枠26を通過した温風に含まれる水粒が除去され、水粒が一部除去された温風が第2の気液分離装置41に案内される。第2の気液分離装置41は、第1の気液分離装置40を通過した温風に含まれる水粒をさらに除去した後、温風を送気口9からサウナ室1へ送風する。
第1の気液分離装置40及び第2の気液分離装置41で除去された水粒は、貯水部21に落下する。
次に、上記液体微細化装置3の電気的構成を説明する。
図5は、液体微細化装置の電気的構成を示すブロック図である。
図5に示す制御部29は、あらかじめ設定されたプログラムに基づいて動作するマイコン及びマイコンと各機器を接続するためのインターフェースを備える。制御部29には、例えば操作パネル53から出力される操作信号と、浴室内温度センサ31、浴室内湿度センサ32、及び複数個の水位検知センサ14から出力される検出信号とが入力される。制御部29は、液体微細化装置3のサウナ運転あるいは乾燥運転で動作させる時間を設定するタイマー機能を備えている。
浴室内温度センサ31は、一次熱交換器10を通過する前における浴室内の温度を測定する位置に設けられ、浴室内湿度センサ32は一次熱交換器10を通過する前における浴室内の湿度を測定する位置に設けられる(図4参照)。
制御部29は、一次熱交換器10に熱水を供給する温水器36に接続され、サウナ運転時及び乾燥運転時・暖房運転時に温水器36から一次熱交換器10に供給する温水を制御する。
制御部29には給水弁23が接続され、複数個の水位センサーの入力値をもとにあらかじめ設定されているプログラムに基づいて給水弁23を開閉制御して貯水部21に供給する水量を制御する。
また、制御部29にはファンモータ16及び破砕モータ17、風向モータ54が接続され、あらかじめ設定されているプログラムに基づいて各モータの動作を制御する。
次に、上記のように構成された液体微細化装置の作用を説明する。
操作パネル53の操作に基づいて、サウナ運転を開始するための操作信号が制御部29に入力されると、タイマー動作が開始される。また、制御部29は、一次熱交換器10への温水の供給を温水器36へ指示する。さらに、制御部29は、ファンモータ16と破砕モータ17、風向モータ54を回転駆動させる。
次いで、制御部29は、ファンモータ16及び破砕モータ17が正常に動作しているか否かを確認した後、給水弁23の開放を指示する。給水弁23が開となることで、貯水部21に水が供給される。
ファンモータ16の運転により、サウナ室1内の空気が吸気口8から液体微細化装置3内に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、一次熱交換器10で温められて加湿ユニット12に送られる。加湿ユニット12では、揚水管18が回転されて貯水部21から水が巻き上げられ、その水が遠心破砕円板19から細かな水滴となって周囲に飛散される。
遠心破砕円板19から破砕壁20に向かって飛散された水滴は、破砕壁20に衝突してさらに細かい水粒となり、ファン15から送風される温風により気化される。
上述したような遠心破砕方式の加湿によれば、加湿に用いる水滴の大きさを非常に小さく(例えば1ミクロン未満程度に)することができるので、使用者に不快感を与えるおそれが低くなる。
そして、水蒸気を含む高湿の空気は、第1の気液分離装置40を通過してから、第2の気液分離装置41を通過した後、送気口9からサウナ室1内に送風される。
サウナ室1への高湿空気の送風が開始されると、制御部29ではタイマー動作が開始される。そして、あらかじめ設定された時間を経てタイマー動作が終了したとき、あるいは操作パネル53からサウナ運転の停止信号が入力されると、給水弁23が閉鎖され、乾燥運転が開始される。
乾燥運転が開始されると、一次熱交換器10への温水の供給が維持され、ファンモータ16と破砕モータ17が回転駆動される。この動作により、貯水部21に残った水は気化される。
次いで、例えば10分が経過したとき、あるいは浴室内温度センサ31の検出温度と浴室内湿度センサ32の検出湿度があらかじめ設定された温度範囲及び湿度範囲になったとき、あるいは水位検知センサ14が水の存在を検知できなくなったとき、ファンモータ16及び破砕モータ17の作動が停止される。
すなわち、貯水部21に供給される空気が、所定の温度になったとき、所定の湿度以下になったとき、あるいは水位検知センサ14が貯水部21に水が無くなったことを検知したとき、貯水部21に残っていた水がすべて気化されたと認識して、ファンモータ16及び破砕モータ17の作動が停止される。そして、一次熱交換器10への温水の供給が停止されて、乾燥運転が終了する。
また、乾燥運転させても温風の温度が上昇しない場合、すなわち、浴室内温度センサ31で検知した温度がほぼ一定になってきた場合や温風の相対湿度が90%を上回った場合は、制御部29により、換気ファン28を運転し、吸気口8から吸込んだ空気の一部を換気路27を経由して屋外へ排気することにより、含有可能水分量を多くして、乾燥時間を短縮することができる。
上記のようなサウナ運転時に、遠心破砕円板19より噴射された水滴は破砕壁20に衝突し微細化されるため、微細水滴は遠心破砕円板19と破砕壁20の間の空間に非常に多く存在し、一方、ファン15から加湿ユニット12に送風される温風は、上記微細水滴を気化した後、所定の間隔が設けられた第1の気液分離装置40及び第2の気液分離装置41を通過するので、微細水滴を段階的に除去できるため、浴室内に飛散する微細水滴を抑制することができる。
また、第1の気液分離装置40と第2の気液分離装置41は、所定の距離を介して隣接している。加湿された温風が第1の気液分離装置40を通過するときには複雑に絡まった糸状の樹脂の間を通過するため多少の乱流となるが、隣接された第2の気液分離装置41を通過することによって、第1の気液分離装置40から吹き出された温風は整流化されて送気口9に導かれる。第1の気液分離装置40及び第2の気液分離装置41は、所定の空間が設けられることにより、気流の急激な変化が緩和でき、第2の気液分離装置41を通過する前に微細水滴の一部を貯水部21に落下させる効果をもつ。また、第1の気液分離装置40及び第2の気液分離装置41を通過した温風は略垂直下方に位置する送気口9に導かれる。
図6は、(a)第1の気液分離装置と第2の気液分離装置とを配置した液体微細化装置3を示す図であり、(b)第1の気液分離装置のみを配置した液体微細化装置3を示す図である。
上述したように、第1の気液分離装置40は、加湿ユニット12で加湿された温風を通過させて、付着した水滴が第1の気液分離装置40を伝って下部に達するような構造である。図6(b)に示すように、第1の気液分離装置40のみを通過する場合、第1の気液分離装置40の端部において、水滴がファン15による風速に押されると、押された水滴が送気口9からサウナ室1内に飛散することとなり、入浴者に不快感を与えてしまうおそれがある。
一方、図6(a)に示すような本実施形態の液体微細化装置3においては、第1の気液分離装置40に付着した水滴に対してファン15による風速を与えても、水滴が所定の距離を移動して第2の気液分離装置41に受け止められるため、受け止められた水滴を貯水部21に落下させることができる。すなわち、水滴が送気口9からサウナ室1内に飛散されることを抑制することができる。第1の気液分離装置を通過するときには複雑に絡まった糸状の樹脂を伝って水滴は下方の貯水部21に落ちてくるが、糸状の樹脂を伝うために第1の気液分離装置の端部に達するまでに必ずしも貯水部21までに落ちてくることはなく、上述した風速に押され端部から剥離する。その剥離された水滴を第2の気液分離装置にて受けるが、気液分離装置内の落下距離は糸状の樹脂を伝っているため矢印Cのように落下距離は小さく、第1の気液分離装置と第2の気液分離装置の間の空間内の落下距離は伝うものがなく重力の落下になるため矢印Dのように同一厚みで比べると落下距離は大きくなる。そのため、空間を設けることは有用となる。
第1の気液分離装置と第2の分離装置の厚さ及び空間の距離に関しては気液分離装置の圧損と風速と糸状の樹脂の絡まり方の仕様・加湿ユニットの加湿量により最適な仕様を実験的数値またはシミュレーションにより決定する。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)液体微細化装置3の作動により、サウナ室1へ高温高湿の温風を供給することができる。
(2)第1の気液分離装置40及び第2の気液分離装置41は、所定の距離を介して設置されているため、第1の気液分離装置40に付着した水滴がファン15による風速を与えられても、水滴は第2の気液分離装置41で吸収されるため、浴室内に微細水滴が飛散することを抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1の気液分離装置40と第2の気液分離装置41は、さらに気液分離装置を設けた構成でもよく、第1の気液分離装置40と第2の気液分離装置41のみから構成される形態に限定されない。
・圧損軽減の観点から、第1の気液分離装置40と第2の気液分離装置41は、気液分離装置の上下方向において位置をずらして設けてもよい。これにより、送気口9に向けて効率よく送風することができる。
・圧損軽減の観点から、第1の気液分離装置40もしくは第2の気液分離装置41は、送気口9に対して傾けるように設けてもよい。これにより、送気口9に向けて効率よく送風することができる。
以上、本発明について、実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素にいろいろな変形例が可能なこと、また、そうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明に係る液体微細化装置は、送気口から水滴が浴室に飛散することを抑制するものであるので、浴室に使用される加湿機能付きの浴室暖房乾燥機等として有用である。
1 サウナ室
2 天井面
3 液体微細化装置
4 配管
5 配管
6 フロントパネル
7 本体ケース
8 吸気口
9 送気口
9a ミストノズル
10 一次熱交換器
11 送風機
12 加湿ユニット
14 水位検知センサ
15 ファン
16 ファンモータ
17 破砕モータ
18 揚水管
19 遠心破砕円板
20 破砕壁
21 貯水部
23 給水弁
24 給水部
25 開口部
26 破砕枠
27 換気路
28 換気ファン
29 制御部
31 浴室内温度センサ
32 浴室内湿度センサ
33 仕切り壁
34 ファンケース
35 吹出口
36 温水器
40 第1の気液分離装置
41 第2の気液分離装置
50 点検口
51 信号線
52 脱衣室
53 操作パネル
54 風向モータ

Claims (2)

  1. 本体ケース内に空気を吸い込むファンと、
    前記ファンで吸い込まれた空気を前記本体ケース内で温める熱交換器と、
    貯水部に貯留された水を細かな水粒に破砕するとともに、前記熱交換器を通過した温風を該水粒で加湿する加湿ユニットと、
    加湿された温風から水粒を除去する気液分離装置と、
    前記気液分離装置を通過した温風が吹き出す送気口とを備えた液体微細化装置において、
    前記気液分離装置は、
    第1の気液分離装置及び第2の気液分離装置を含み、
    加湿された温風が前記第1の気液分離装置を通過した後、前記第2の気液分離装置を通過するように配置され、
    前記第1の気液分離装置は、前記第2の気液分離装置に対して所定の距離を介して配置されることを特徴とする液体微細化装置。
  2. 前記第1の気液分離装置は、前記第2の気液分離装置と隣接して設けられることを特徴とする請求項1に記載の液体微細化装置。
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